JP3502663B2 - 光学マーク読取装置 - Google Patents

光学マーク読取装置

Info

Publication number
JP3502663B2
JP3502663B2 JP14424694A JP14424694A JP3502663B2 JP 3502663 B2 JP3502663 B2 JP 3502663B2 JP 14424694 A JP14424694 A JP 14424694A JP 14424694 A JP14424694 A JP 14424694A JP 3502663 B2 JP3502663 B2 JP 3502663B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
timing mark
mark
address
timing
bits
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14424694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0816697A (ja
Inventor
勝幸 村上
浩彦 有馬
康博 本間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Fujitsu Frontech Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu Frontech Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd, Fujitsu Frontech Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP14424694A priority Critical patent/JP3502663B2/ja
Publication of JPH0816697A publication Critical patent/JPH0816697A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3502663B2 publication Critical patent/JP3502663B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイミングマークを正
確に検出する光学マーク読取装置に関する。光学マーク
読取装置では、カードを挿入し、イメージセンサでイメ
ージデータを読み取り、イメージ読取結果をメモリに格
納し、その後タイミングマークを検出し、検出したタイ
ミングマークを基準としてマーク欄の位置を検出し、マ
ークの有無を識別する。
【0002】タイミングマークが歪んでいるとき、ま
た、タイミングマークの縁が消えている場合があり、ま
た、カードにマークを記入するとき、間違ってタイミン
グマークに横線や縦線を入れてしまう場合がある。この
ような場合には、タイミングマークを正確に検出するこ
とができないので、マーク欄の位置を正確に検出するこ
とができず、マークを正確に識別することができない。
【0003】このような不具合を解消し、タイミングマ
ークを正確に検出し、マーク欄の位置を正確に検出し、
マークを正確に識別することができる光学マーク読取装
置の開発が要望されていた。
【0004】
【従来の技術】従来の光学マーク読取装置としては、例
えば図9に示すようなものがある。図9において、1は
カード挿入口であり、カードはカード挿入口1に挿入さ
れた後に搬送ベルト2により搬送される。搬送ベルト2
は搬送ローラ3,4により駆動され、搬送ローラ3,4
は制御部5内の搬送制御部6により制御される。カード
はイメージセンサ7のところまで搬送されると、イメー
ジセンサ7は制御部5の読取制御部8の制御によりカー
ドのマークを読み取り、読取り結果はメモリ9内に格納
される。
【0005】メモリ9内に格納されたイメージ読取りデ
ータからタイミングマーク検出部10によりタイミング
マークの検出を行い、検出したタイミングマークを基準
としてマーク欄の位置を知り、マーク検出部11により
マークの有無を検出する。マークが識別されたカードは
カード収納箱12内に収納される。タイミングマークの
検出は、図10に示すように、カード下端13に設けら
れたタイミングマーク14のX方向およびY方向の投影
を行い、X方向の投影を行ったときのタイミングマーク
14の幅15と、Y方向の投影を行ったときのタイミン
グマーク14の幅16をそれぞれ求めて、タイミングマ
ーク14の形を類推していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の光学マーク読取装置にあっては、タイミング
マークを検出するとき、X方向に投影したときのタイミ
ングマークの幅とY方向に投影したときのタイミングマ
ークの幅を求めて、タイミングマークの形を類推するよ
うになっていたため、図10に示すように、タイミング
マークが歪んでいたり、またタイミングマークの縁が消
えているような場合には、正確なタイミングマークを得
ることができなかった。また、タイミングマークに歪み
がなく、縁が消えていなくても、カードにマークを記入
するとき、間違ってタイミングマークに横線や縦線を入
れてしまう場合があり、このような場合も正確なタイミ
ングマークを得ることができなかった。その結果、マー
ク欄の正確な位置を検出することができないため、マー
クを正確に識別することができない場合があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたものであって、タイミングマークが歪んでいた
り、縁が消えている場合、また、タイミングマークに間
違って横線や縦線が入った場合でも正確なタイミングマ
ークを得ることで、マーク欄の正確な位置を知り、マー
クを正確に識別することができる光学マーク読取装置を
提供することを目的とする。
【0008】図1は本発明の原理説明図である。本発明
タイミングマークが印刷された帳票を読み取って読取
画像データを記憶するデータ記憶手段(26C)と、
憶されたタイミングマークを読み出し1バイト中に半数
以上のビットがタイミングマーク検出状態となる最初の
部分のタイミングマーク開始バイトアドレス(A0)と
前記タイミングマーク検出状態が連続した後に1バイト
中に半数以上のビットがタイミングマーク非検出状態と
なるタイミングマーク終了バイトアドレス(A1)とか
らタイミングマーク幅(X0)を求めるタイミングマー
ク幅検出手段と、 開始バイトアドレス(A0)およびタ
イミングマーク終了バイトアドレス(A1)から前記タ
イミングマーク幅(X0)の内側方向に所定ビット分除
いた有効タイミングマーク幅(X1)を求める有効タイ
ミング幅検出手段と、 前記タイミングマーク開始位置バ
イトアドレス(A0)を有効タイミングマーク幅開始位
置まで移動した後にタイミングマーク先端方向に複数バ
イト移動させてエリアバイトアドレス(A2)を求める
エリアバイトアドレス検出手段と、 前記タイミングマー
クの有効タイミング幅(X1)部分をY軸上に投影する
投影手段と、 前記エリアバイトアドレス(A2)をY軸
上に投影した位置から前記Y軸上に投影された最初のタ
イミングマーク位置に接するまで移動してその移動量を
求める移動量検出手段と、 前記エリアバイトアドレス
(A2)を前記移動量だけタイミングマーク方向にずら
せてタイミングマーク先端バイトアドレス(A3)を求
めるタイミングマーク先端バイトアドレス検出手段と、
前記求められたタイミングマーク先端バイトアドレス
(A3)と、前記タイミングマーク開始バイトアドレス
(A0)とからタイミングマーク基準位置アドレス(A
4)を求めるタイミングマーク基準位置アドレス検出手
段とから構成されることを特徴とする。
【0009】また、本発明は、前記タイミングマーク検
出位置を可変としたことを特徴とする。また、本発明
は、前記検出ビットのうち所定ビット以上黒を検出する
ポイントアドレスを前記タイミングマーク検出ポイント
アドレス(A0)とし、前記検出ビットのうち所定ビッ
ト以上白を検出するポイントアドレスを前記タイミング
マーク未検出ポイントアドレス(A1)とし、前記所定
ビットを可変としたことを特徴とする。
【0010】
【0011】
【0012】
【作用】このような構成を備えた本発明の光学マーク読
取装置によれば、タイミングマーク38を検出するため
にカードの先端からアドレスをカウントし、タイミング
マーク検出位置で検出した検出ビットから求めたタイミ
ングマーク検出ポイントアドレス(A0)とタイミング
マーク未検出ポイントアドレス(A1)によりタイミン
グマーク幅(X0)を求め、Y方向の投影によりタイミ
ングマーク38の先端アドレス(A3)とビットパター
ン(B0)を求め、先端アドレス(A3)とタイミング
マーク検出ポイントアドレス(A0)により、タイミン
グマーク基準位置アドレス(A4)を求めるようにした
ため、タイミングマーク38が歪んでいても、また、タ
イミングマーク38の縁が消えていても、正確なタイミ
ングマーク38を得ることができる。
【0013】また、タイミングマーク検出位置を可変と
したため、装置毎のハードの誤差(イメージセンサの若
干のずれなど)を修正することができる。また、タイミ
ングマーク38を検出するための検出ビットのうちの所
定ビットを可変としたため、読取精度の微調整を行うこ
とができる。したがって、マーク欄の正確な位置を知る
ことができるので、マークを正確に識別することができ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図8は本発明の一実施例を示す図である。
図2は本発明の一実施例に係る光学マーク読取装置の構
成図である。図2において、21はカード挿入口であ
り、カードはカード挿入口21から挿入される。挿入さ
れたカードは搬送ベルト22によりイメージセンサ2
3,24まで搬送される。25は挿入口シャッタであ
り、挿入口シャッタ25はカード挿入口21を開閉する
もので、プリント板よりなる制御部26内に設けられた
シャッタ制御部26Aにより開閉制御される。挿入口シ
ャッタ25は、1回の操作が終了するとカード挿入口2
1を閉止し、次の操作の開始によりカード挿入口21を
開く。
【0015】27は搬送モータであり、搬送モータ27
は搬送ベルト22を駆動する。搬送モータ27は制御部
26内に設けられた搬送制御部26Bにより駆動制御さ
れる。搬送制御部26Bの指示により、搬送モータ27
は搬送を開始し、カードがカード挿入口21に挿入され
るまでを監視する。搬送開始と同時に、制御部26内に
設けられた読取制御部26Jはイメージセンサ23,2
4に対して読取指示を行う。
【0016】カードの引き抜きを図示しないセンサによ
り検出すると、イメージセンサ23,24は読取処理を
終了する。また、カードの二枚挿入を検出すると、カー
ドの返却を行って読取処理を終了する。また、読取処理
を途中で終了するときは、読取制御部26Jはイメージ
センサ23,24に対して読取の中止指示を行う。ま
た、カードが停止部にきたことを検出すると、搬送制御
部26Bの指示により搬送モータ27は搬送処理を終了
する。
【0017】イメージセンサ23の下側にはプラテン2
8が設けられ、プラテン28によりカードをイメージセ
ンサ23に密着させるようにしている。同様にイメージ
センサ24の上側にはプラテン29が設けられ、プラテ
ン29によりイメージセンサ24に密着させるようにし
ている。カードを裏返してカード挿入口21に挿入した
場合には、イメージセンサ24で読み取り、カードを裏
返ししないで正面からカード挿入口21に挿入した場合
にはイメージセンサ23により読み取る。
【0018】図3に示すように、イメージセンサ23,
24は、読取制御部26Jの制御により、カード30の
上下について特定ビット(例えば8ビット)31,32
によりカード30の先端を検出したとき読取りを開始す
る。カード30の先端検出は、上下の特定ビット31,
32において例えば4ビットがカード有りを検出するこ
とにより行う。イメージセンサ23,24による読取り
は、制御部26内に設けたイメージデータ格納メモリ2
6Cのフルを検出するか、読取制御部26Jからの中止
指示により終了する。
【0019】カード有りを検出すると、イメージセンサ
23,24によりカード30のイメージデータが読み取
られて、イメージデータ格納メモリ33内に格納され
る。イメージデータ格納メモリ26C内に格納されたイ
メージデータからタイミングマークを検出し、検出した
タイミングマークより読取りエリアを検出し、検出した
読取りエリアからマークを検出する。
【0020】図2において、マークの検出が終了したカ
ード30は、一時保留部33に一時保留された後にソレ
ノイド34により駆動される収納レバー35により収納
スタッカ36内に収納される。26Dは制御部26内に
設けられたタイミングマーク検出部であり、タイミング
マーク検出部26Dはイメージデータ格納メモリ26C
に格納されたタイミングマークをカード先端からカウン
トし、タイミングマーク幅、ビットパターン、タイミン
グ基準位置アドレスなどを求める。
【0021】タイミングマークの例として図4の投票カ
ード(以下、カードという)37のタイミングマークを
示す。カード37の下端には横方向に複数のタイミング
マーク38が印刷され、タイミングマーク38の上側に
は読取りエリア39がそれぞれ設けられている。図4に
示すタイミングマーク38は、歪んでもいなく、また、
縁も消えていないが、マークを記入するとき、間違って
タイミングマーク38に横線や縦線を入れてしまうこと
があり、このような場合でも、本実施例では正確なタイ
ミングマークを得るようにしている。
【0022】タイミングマーク検出部26Dによるタイ
ミングマーク38の検出は、カード30の先端からタイ
ミングマーク38のセンタに位置する8ドットにより上
端と下端について行い、最初にタイミングマーク38を
3個検出した方向について以後の処理を続行する。タイ
ミングマーク38のセンタがバイト境界にないため16
ビット中の8ビットにより検出する。
【0023】タイミングマーク検出部26Dは、第1の
手段としてのタイミングマーク幅演算部26Eと、第2
の手段としての先端アドレス・ビットパターン演算部2
6Fと、第3の手段としてのタイミングマーク基準位置
アドレス演算部26Gを有する。タイミング幅演算部2
6Eは、図5に示すように、タイミングマーク38を検
出するためにアドレスをカウントし、タイミングマーク
検出位置で検出した検出ビットから求めたタイミングマ
ーク検出ポイントアドレス(A0)と、タイミングマー
ク未検出ポイントアドレス(A1)によりタイミングマ
ーク幅(X0)を求める。
【0024】すなわち、タイミング幅演算部26Eは、
検出ビットの8ビット中6ビット以上黒を検出するポイ
ントの上位アドレスであるタイミングマーク検出ポイン
トアドレス(A0)と、検出ビットの8ビット中6ビッ
ト以上白を検出するポイントの上位アドレスであるタイ
ミングマーク未検出ポイントアドレス(A1)よりタイ
ミングマーク幅(X0)を求める。
【0025】ただし、タイミングマーク検出ポイントア
ドレス(A0)、タイミングマーク未検出ポイントアド
レス(A1)は上記ビット条件が2回連続した場合に確
定する。前記タイミングマーク検出位置は、可変とする
ことができ、これにより装置毎のハードの誤差(イメー
ジセンサ23,24の若干のずれ)を修正することがで
きるようにしている。また、検出ビットのうちの6ビッ
トも可変とすることができ、読取精度の微調整を行うこ
とができるようにしている。
【0026】先端アドレス・ビットパターン演算部26
Fは、Y方向の投影によりタイミングマーク38の先端
アドレス(A3)と先端アドレス(A3)の黒と白のビ
ットよりなるビットパターン(B0)を求める。すなわ
ち、先端アドレス・ビットパターン演算部38Fは、タ
イミングマーク検出ポイントアドレス(A0)からX方
向のプラス側2ドットのラインでタイミングマーク先端
方向に24ドット(検出した8ビット含む)取ったエリ
アアドレス(A2)を求め、求めたエリアアドレス(A
2)と、タイミングマーク未検出ポイントアドレス(A
1)からX方向のマイナス側3ドットのラインまでのX
方向の処理ビット幅(X1)を求め、エリアアドレス
(A2)、シフトパターン(S0),(S1)、X方向
の処理ビット幅(X1)、およびシフトパターン(S
0),(S1)を含むY方向の処理バイト数(Y0)を
パラメータとする処理エリアに対してY方向の投影を行
い、タイミングマーク38の先端アドレス(A3)とビ
ットパターン(B0)を求める。
【0027】タイミングマーク基準位置アドレス演算部
38Gは、求めた先端アドレス(A3)とタイミングマ
ーク検出ポイントアドレス(A0)とによりタイミング
マーク基準位置アドレス(A4)を求める。すなわち、
タイミングマーク基準位置アドレス演算部38Gは、タ
イミングマーク38の先端アドレス(A3)とタイミン
グマーク検出ポイント(A0)との交点をタイミングマ
ーク基準位置アドレス(A4)として求める。
【0028】26Hは制御部26内に設けられた読取エ
リア検出部であり、読取エリア検出部26Hは、図6に
示すように、各タイミングマーク38ごとに展開された
データにより読取処理エリア39を求める。各タイミン
グマーク38ごとに展開されるデータとして、タイミン
グマーク先端から読取エリア39の先端アドレスまでの
ビット数(Y1)、Y方向の処理ビット幅(Y2)を求
める。
【0029】次に、ビット数(Y1)、処理ビット幅
(Y2)、タイミングマーク検出部26Dで求めたタイ
ミングマーク基準位置アドレス(A4)、ビットパター
ン(B0)により読取エリア先頭のアドレス(A5)、
シフトパターン(S2),(S3)およびシフトパター
ン(S2),(S3)を含むY方向の処理バイト幅(Y
3)求める。
【0030】26Iは制御部26内に設けられたマーク
検出部であり、マーク検出部26Iは、アドレス(A
5)、処理バイト幅(Y3)、タイミングマーク検出部
26Dで求めたタイミング幅(X0)、シフトパターン
(S2),(S3)をパラメータとする読取エリア39
内のY方向の投影処理を行い、記入マーク高さ(My)
を求める。
【0031】記入マーク高さ(My)が規定値以上のと
きマーク有りと判定する。こうして、マークを識別す
る。次に、動作を説明する。図7および図8は動作を説
明するフローチャートである。図7,8および図5を参
照して動作を説明する。
【0032】図7において、まず、ステップS1でイメ
ージデータをイメージデータ格納メモリ26C内に格納
する。すなわち、イメージセンサ23,24はカード3
0の上下について特定ビット31,32によりカード3
0の先端を検出したとき、イメージデータの読取りを開
始し、読み取ったイメージデータをイメージデータ格納
メモリ26C内に格納する。
【0033】次に、ステップS2でカード30の先端か
らタイミングマーク38のセンタに位置する特定ビット
(8ビット)31,32によりカード30の上端と下端
についてタイミングマーク38の検出を行い、最初にタ
イミングマーク38を例えば3個検出した方向について
処理を続行する。まず、カード30の先端からアドレス
をカウントする。
【0034】次に、ステップS3で検出ビットの8ビッ
ト中6ビット以上が黒であるかを判別する。なお、検出
ビットのうちの6ビットは可変とすることができ、これ
により読取精度を微調整するようにしている。黒が6ビ
ット未満のときは、ステップS2に戻り、黒が6ビット
以上のときは、ステップS4に進む。ステップS4では
検出ビットの8ビット中6ビット以上黒であるときは、
そのときの上位アドレスをタイミングマーク検出ポイン
トアドレス(A0)として記憶する。
【0035】次に、ステップS5でタイミングマーク検
出ポイントアドレス(A0)からカード30の横方向に
アドレスをカウントする。そして、ステップS6で検出
ビットの8ビット中6ビット以上が白であるか否かを判
別する。8ビット中白が6ビット未満であるときは、ス
テップS5に戻り、8ビット中白が6ビット以上のとき
はステップS7に進む。
【0036】ステップS7では検出ビットの8ビット中
6ビット以上が白であるときは、そのときの上位アドレ
スをタイミングマーク未検出ポイントアドレス(A1)
として記憶する。なお、タイミングマーク検出ポイント
アドレス(A0)、タイミングマーク未検出ポイントア
ドレス(A1)は前記ビット条件が例えば2回連続した
場合に確定する。
【0037】次に、ステップS8でタイミングマーク検
出ポイントアドレス(A0)とタイミングマーク未検出
ポイントアドレス(A1)によりタイミング幅(X0)
を求める。次に、図8のステップS9に進み、ステップ
S9ではタイミングマーク検出ポイントアドレス(A
0)からX方向のプラス側2ビットのラインでタイミン
グマーク先端方向(Y方向)に24ビット(検出した8
ビットを含む)取ったアドレスを求めエリアアドレス
(A2)とする。
【0038】次に、ステップS10でエリアアドレス
(A2)と、タイミングマーク未検出ポイントアドレス
(A1)からX方向のマイナス側3ビットのラインまで
のX方向の幅を処理ビット幅(X1)とする。次に、ス
テップS11でエリアアドレス(A2)、シフトパター
ン(S0),(S1)、処理ビット幅(X1)、Y方向
の処理バイト数(Y0)によりY方向の投影を行う。す
なわち、エリアアドレス(A2)からタイミングマーク
検出位置のアドレスまでをY方向の処理バイト数(Y
0)とし、Y方向の処理バイト数(Y0)からシフトパ
ターン(S0),(S1)を除いて黒を検出し、X方向
の処理ビット幅(X1)だけ投影する。
【0039】次に、ステップS12でY方向の投影によ
りタイミングマーク38の上端を検出し、これをタイミ
ングマーク38の先端アドレス(A3)とする。次に、
ステップS13でY方向の投影により先端アドレス(A
3)の黒と白のビットをビットパターン(B)として
求める。次に、ステップS13でタイミングマーク38
の先端アドレス(A3)とタイミングマーク検出ポイン
トアドレス(A0)との交点をタイミングマーク38の
正しい先端アドレスとして、ステップS14でこのアド
レスをタイミングマーク基準位置アドレス(A4)とす
る。
【0040】このように、タイミングマークが歪んでい
ても、またタイミングマークの縁が消えていても正確な
タイミングマークを得ることができる。また、マークを
記入するとき間違ってタイミングマークに横線や縦線を
入れてしまった場合にも正確なタイミングマークを得る
ことができる。また、タイミングマーク検出位置を可変
としたため、装置毎にハード誤差(イメージセンサ2
3,24の若干のずれ)を修正することができる。ま
た、タイミングマーク38を検出するための検出ビット
のうちの所定ビットを可変としたため、読取精度の微調
整を行うことができる。
【0041】したがって、マーク欄の正しい位置を知る
ことができるので、マークを正確に識別することができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、タイミングマーク検出ポイントアドレス(A0)と
タイミングマーク未検出ポイントアドレス(A1)二よ
りタイミングマーク幅(X0)を求め、Y方向の投影に
よりタイミングマークの先端アドレス(A3)とビット
パターン(BO)を求め、先端アドレス(A3)とタイ
ミングマーク検出ポイントアドレス(A0)によりタイ
ミングマーク基準位置アドレス(A4)を求めるように
したため、タイミングマークが歪んでいても、またタイ
ミングマークの縁が消えていても正確なタイミングマー
クを得ることができる。
【0043】また、タイミングマーク検出位置を可変と
したため、装置毎のハードの誤差を修正することができ
る。また、タイミングマークを検出するための検出ビッ
トのうちの所定ビットを可変としたため、読取精度の微
調整を行うことができる。その結果、マーク欄の正確な
位置を知ることができるので、マークを正確に識別する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の一実施例に係る光学マーク読取装置の
構成図
【図3】イメージセンサによる読取りの説明図
【図4】投票カードを示す図
【図5】タイミングマーク検出の説明図
【図6】マークの認識処理の説明図
【図7】動作を説明するフローチャート(1)
【図8】動作を説明するフローチャート(2)
【図9】従来例を示す図
【図10】従来のタイミングマーク検出の説明図
【符号の説明】
21:カード挿入口 22:搬送ベルト 23,24:イメージセンサ 25:挿入口シャッタ 26:制御部 26A:シャッタ制御部 26B:搬送制御部 26C:イメージデータ格納メモリ(記憶手段) 26D:タイミングマーク検出部 26E:タイミングマーク幅演算部(第1の手段) 26F:先端アドレス・ビットパターン演算部(第2の
手段) 26G:タイミングマーク基準位置アドレス演算部(第
3の手段) 26H:読取エリア検出部 26I:マーク検出部 26J:読取制御部 27:搬送モータ 28,29:プラテン 30:カード 31,32:特定ビット 33:一時保留部 34:ソレノイド 35:収納レバー 36:収納スタッカ 37:カード 38:タイミングマーク 39:読取エリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本間 康博 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−242284(JP,A) 特開 平1−136286(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 7/016

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイミングマークが印刷された帳票を読み
    取って読取画像データを記憶するデータ記憶手段(26
    C)と、 記憶されたタイミングマークを読み出し1バイト中に半
    数以上のビットがタイミングマーク検出状態となる最初
    の部分のタイミングマーク開始バイトアドレス(A0)
    と前記タイミングマーク検出状態が連続した後に1バイ
    ト中に半数以上のビットがタイミングマーク非検出状態
    となるタイミングマーク終了バイトアドレス(A1)と
    からタイミングマーク幅(X0)を求めるタイミングマ
    ーク幅検出手段と、 開始バイトアドレス(A0)およびタイミングマーク終
    了バイトアドレス(A1)から前記タイミングマーク幅
    (X0)の内側方向に所定ビット分除いた有効タイミン
    グマーク幅(X1)を求める有効タイミング幅検出手段
    と、 前記タイミングマーク開始位置バイトアドレス(A0)
    を有効タイミングマーク幅開始位置まで移動した後にタ
    イミングマーク先端方向に複数バイト移動させてエリア
    バイトアドレス(A2)を求めるエリアバイトアドレス
    検出手段と、 前記タイミングマークの有効タイミング幅(X1)部分
    をY軸上に投影する投影手段と、 前記エリアバイトアドレス(A2)をY軸上に投影した
    位置から前記Y軸上に投影された最初のタイミングマー
    ク位置の1つ手前の位置まで移動してその移動量を求め
    る移動量検出手段と、 前記エリアバイトアドレス(A2)を前記移動量だけタ
    イミングマーク方向にずらせてタイミングマーク先端バ
    イトアドレス(A3)を求めるタイミングマーク先端バ
    イトアドレス検出手段と、 前記求められたタイミングマーク先端バイトアドレス
    (A3)と、前記タイミングマーク開始バイトアドレス
    (A0)とからタイミングマーク基準位置アドレス(A
    4)を求めるタイミングマーク基準位置アドレス検出手
    段とから構成されることを特徴とする光学マーク読取装
    置。
  2. 【請求項2】前記タイミングマーク検出位置を可変とし
    たことを特徴とする請求項1記載の光学マーク読取装
    置。
  3. 【請求項3】前記検出ビットのうち所定ビット以上黒を
    検出するポイントアドレスを前記タイミングマーク検出
    ポイントアドレス(A0)とし、前記検出ビットのうち
    所定ビット以上白を検出するポイントアドレスを前記タ
    イミングマーク未検出ポイントアドレス(A1)とし、
    前記所定ビットを可変としたことを特徴とする請求項1
    記載の光学マーク読取装置。
JP14424694A 1994-06-27 1994-06-27 光学マーク読取装置 Expired - Lifetime JP3502663B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14424694A JP3502663B2 (ja) 1994-06-27 1994-06-27 光学マーク読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14424694A JP3502663B2 (ja) 1994-06-27 1994-06-27 光学マーク読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0816697A JPH0816697A (ja) 1996-01-19
JP3502663B2 true JP3502663B2 (ja) 2004-03-02

Family

ID=15357644

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14424694A Expired - Lifetime JP3502663B2 (ja) 1994-06-27 1994-06-27 光学マーク読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3502663B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4597399B2 (ja) * 2001-02-23 2010-12-15 富士通フロンテック株式会社 マーク式投票カードの認識処理方法,プログラム及び記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0816697A (ja) 1996-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0103788B1 (en) Method and apparatus for reading mark sheets
EP1679640B1 (en) Card processing device
KR100623946B1 (ko) 지엽류 감별 장치
JP3502663B2 (ja) 光学マーク読取装置
JPH0833578B2 (ja) 写真フイルムの位置情報読取方法
JP2982534B2 (ja) プリンタ装置
JP7563123B2 (ja) カード記録装置
JP3022655B2 (ja) 文字認識装置
JP3789531B2 (ja) 文字認識方法
JP2511131B2 (ja) 文字認識装置
JP3516048B2 (ja) データ入力装置
JPH0673979B2 (ja) 印字処理装置
JP3012716U (ja) プリペイドカード挿入検出機構
JP2680449B2 (ja) 光学読取式自動改札機
JPS6139172A (ja) 文字検出切出方式
JPH0664285A (ja) 印字装置
EP0339645B1 (en) Device for reading bar codes on photographic film
JPH06135078A (ja) 印字装置
JP3521139B2 (ja) マークカード読取装置、及びプログラム
JPS58195982A (ja) マ−ク読取り方式
JPS61203047A (ja) インサ−タ装置
JP2812392B2 (ja) 文字処理装置及び方法
JP2680450B2 (ja) 光学読取式自動改札機
JP2002015317A (ja) 紙片の画像データ変換方法
JPH0630852U (ja) カード処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030304

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031118

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031208

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071212

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081212

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091212

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091212

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101212

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101212

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131212

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term