JP3502327B2 - パターン形成材料及びパターン形成方法 - Google Patents

パターン形成材料及びパターン形成方法

Info

Publication number
JP3502327B2
JP3502327B2 JP2000117685A JP2000117685A JP3502327B2 JP 3502327 B2 JP3502327 B2 JP 3502327B2 JP 2000117685 A JP2000117685 A JP 2000117685A JP 2000117685 A JP2000117685 A JP 2000117685A JP 3502327 B2 JP3502327 B2 JP 3502327B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
pattern
pattern forming
bonded
laser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000117685A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001305736A (ja
Inventor
眞治 岸村
勝 笹子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2000117685A priority Critical patent/JP3502327B2/ja
Priority to TW090107713A priority patent/TW516095B/zh
Priority to EP01109594A priority patent/EP1148388A1/en
Priority to KR1020010020999A priority patent/KR20010098722A/ko
Priority to US09/837,879 priority patent/US20020012870A1/en
Publication of JP2001305736A publication Critical patent/JP2001305736A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3502327B2 publication Critical patent/JP3502327B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/027Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/039Macromolecular compounds which are photodegradable, e.g. positive electron resists
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/0045Photosensitive materials with organic non-macromolecular light-sensitive compounds not otherwise provided for, e.g. dissolution inhibitors

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パターン形成方法
及びパターン形成材料に関し、特に、半導体基板上に半
導体素子又は半導体集積回路を形成するためのレジスト
パターンを、1nm帯〜30nm帯又は110nm帯〜
180nm帯の波長を持つ露光光を用いて形成するパタ
ーン形成方法及び該方法に用いるパターン形成材料に関
する。
【0002】
【従来の技術】現在、64メガビットのダイナミックラ
ンダムアクセスメモリ(DRAM)、又は0.25μm
〜0.15μmのルールを持つロジックデバイス若しく
はシステムLSI等に代表される大容量の半導体集積回
路を形成するために、ポリヒドロキシスチレン誘導体と
酸発生剤とを主成分とする化学増幅型レジスト材料を用
いると共に、KrFエキシマレーザ(波長:248nm
帯)を露光光として用いて、レジストパターンを形成し
ている。
【0003】また、0.15μm〜0.13μmのルー
ルを持つ、256メガビットのDRAM、1ギガビット
のDRAM又はシステムLSI等を製造するために、露
光光として、KrFエキシマレーザよりも短波長である
ArFエキシマレーザ(波長:193nm帯)を使うパ
ターン形成方法の開発が進められている。
【0004】ところで、ポリヒドロキシスチレン誘導体
を主成分とするレジスト材料は、含有する芳香環の波長
193nm帯の光に対する吸収性が高いため、波長19
3nm帯の露光光がレジスト膜の底部にまで均一に到達
できないので、良好なパターン形状が得られない。この
ため、ポリヒドロキシスチレン誘導体を主成分とするレ
ジスト材料は、ArFエキシマレーザ用には用いること
ができない。
【0005】そこで、露光光としてArFエキシマレー
ザを用いる場合には、芳香環を有しないポリアクリル酸
誘導体を主成分とする化学増幅型レジスト材料が用いら
れる。
【0006】一方、高解像度化に対応できるパターン形
成方法の露光光としては、X線及びエレクトロンビーム
(EB)等が検討されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、露光光とし
てX線を用いる場合には、露光装置及びマスクの製造と
いう点において多くの問題が存在する。また、露光光と
してEBを用いる場合には、スループットの面で問題が
あるので、多量生産に適しないという問題が存在する。
このため、露光光としては、X線及びEBは好ましくな
い。
【0008】従って、0.10μmよりも微細なレジス
トパターンを形成するためには、露光光として、ArF
エキシマレーザよりも波長が短い、Xe2 レーザ光(波
長:172nm帯)、F2 レーザ光(波長:157nm
帯)、Kr2 レーザ光(波長:146nm帯)、ArK
rレーザ光(波長:134nm帯)、Ar2 レーザ光
(波長:126nm帯)又は軟X線(波長:13nm
帯、11nm帯又は5nm帯)等を用いることが必要に
なる。言い換えると、1nm帯〜30nm帯又は110
nm帯〜180nm帯の波長を持つ露光光を用いてレジ
ストパターンを形成することが必要になる。
【0009】そこで、本件発明者らは、従来から知られ
ている、ポリアクリル酸誘導体例えば[化1]に示すポ
リメタクリル酸誘導体を含む化学増幅型レジスト材料か
らなるレジスト膜に対して、F2 レーザ光(波長:15
7nm帯)を用いてパターン露光を行なって、レジスト
パターンを形成してみた。
【0010】
【化1】
【0011】ところが、矩形状の断面形状を持つレジス
トパターンが得られなかったと共に、半導体基板の上に
多数のスカム(残渣)が存在した。このような問題は、
露光光がF2 レーザ光である場合に限らず、1nm帯〜
30nm帯又は110nm帯〜180nm帯の波長を持
つ光の場合にも、同様に発生した。
【0012】従って、従来から知られている、ポリアク
リル酸誘導体を含むレジスト材料からなるレジスト膜に
対して、1nm帯〜30nm帯又は110nm帯〜18
0nm帯の波長を持つ光を照射してレジストパターンを
形成することは実用上問題がある。
【0013】前記に鑑み、本発明は、露光光として1n
m帯〜30nm帯又は110nm帯〜180nm帯の波
長を持つ露光光を用いてレジストパターンを形成する場
合に、スカムを殆ど発生させることなく、良好なパター
ン形状を有するレジストパターンが得られるようにする
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本件発明者らは、従来か
ら知られている、ポリアクリル酸誘導体を主成分とする
レジスト材料を用いた場合に、前述の問題が発生する原
因について検討を加えた結果、以下のことを見出した。
【0015】まず、ポリアクリル酸誘導体を主成分とす
るレジスト材料は1nm帯〜180nm帯の波長を持つ
光に対する吸収性が高く、100nmの厚さを有するレ
ジスト膜はF2 レーザ光(波長:157nm帯)に対し
て高々20%の透過率しか有していないことに気が付い
た。
【0016】そこで、レジスト材料の1nm帯〜180
nm帯の光に対する透過性を向上させる方策について種
々検討した結果、ポリマー中にハロゲン元素を導入する
と、レジスト膜の1nm帯〜180nm帯の波長を持つ
光に対する透過性が向上することを見出した。
【0017】次に、スカムが形成される理由について検
討を行なった結果、ポリアクリル酸誘導体を主成分とす
るレジスト材料は、1nm帯〜180nm帯の波長を持
つ光が照射されると、ポリマーの主鎖のα位の炭素と結
合している水素原子が脱離し、水素原子が脱離したポリ
マーラジカル同士が結合して架橋することに気が付い
た。水素原子が脱離したポリマーラジカル同士が架橋す
ると、レジスト膜の露光部の現像液に対する溶解性が悪
化し、これによって、スカムが発生するのである。
【0018】本件発明者らは、以上の知見に基づいて、
ポリアクリル樹脂の主鎖中の炭素原子であってエステル
部位に結合している炭素原子をフッ素原子で置換するこ
とを考慮した。
【0019】ところが、このようにすると、1nm帯〜
180nm帯の波長を持つ光が照射されたときにフッ素
原子が脱離し、フッ素原子が脱離したポリマーラジカル
同士が結合して架橋する結果、レジスト膜の露光部の現
像液に対する溶解性が悪化してしまうことが分かった。
【0020】そこで、ポリマーにハロゲン元素を導入す
るにも拘わらず、ポリマーの主鎖が架橋反応を起こさな
い方策について種々の検討を行なった結果、アクリルユ
ニットの主鎖中の炭素原子であってエステル部位に結合
している炭素原子に、塩素原子又は塩素化されたアルキ
ル基を結合させると良いことを見出した。
【0021】本発明は、前記の知見に基づいて成された
ものであって、具体的には、以下に説明するパターン形
成材料及びパターン形成方法を提供するものである。
【0022】本発明に係る第1のパターン形成材料は、
アクリルユニットの主鎖中の炭素原子であってエステル
部位に結合している炭素原子に、塩素原子又は塩素化さ
れたアルキル基が結合しているアクリル系樹脂からなる
ベース樹脂を有している。
【0023】本発明に係る第2のパターン形成材料は、
アクリルユニットの主鎖中の炭素原子であってエステル
部位に結合している炭素原子に、塩素原子又は塩素化さ
れたアルキル基が結合していると共に酸により脱離する
保護基を持っているベース樹脂と、光が照射されると酸
を発生する酸発生剤とを有している。
【0024】第1又は第2のパターン形成材料による
と、ベース樹脂中に塩素原子又は塩素化されたアルキル
基が導入されているため、レジスト膜の1nm帯〜18
0nm帯の波長を持つ光に対する透過性が向上するの
で、矩形状の断面形状を持つレジストパターンが得られ
る。
【0025】また、アクリルユニットの主鎖中の炭素原
子であってエステル部位に結合している炭素原子に、塩
素原子又は塩素化されたアルキル基が結合しているた
め、1nm帯〜180nm帯の波長を持つ光が照射され
ても、塩素原子又は塩素化されたアルキル基が脱離しな
いので、ポリマーラジカル同士が架橋する事態を防止で
きる。このため、レジスト膜の露光部の現像液に対する
溶解性が悪化しないので、基板上にスカムが発生しな
い。
【0026】本発明に係る第1のパターン形成方法は、
アクリルユニットの主鎖中の炭素原子であってエステル
部位に結合している炭素原子に、塩素原子又は塩素化さ
れたアルキル基が結合しているアクリル系樹脂からなる
ベース樹脂を有するパターン形成材料を基板上に塗布し
てレジスト膜を形成する工程と、レジスト膜に、1nm
帯〜30nm帯又は110nm帯〜180nm帯の波長
を持つ露光光を照射してパターン露光を行なう工程と、
パターン露光されたレジスト膜を現像してレジストパタ
ーンを形成する工程とを備えている。
【0027】本発明に係る第2のパターン形成方法は、
アクリルユニットの主鎖中の炭素原子であってエステル
部位に結合している炭素原子に、塩素原子又は塩素化さ
れたアルキル基が結合していると共に酸により脱離する
保護基を持っているベース樹脂と、光が照射されると酸
を発生する酸発生剤とを有するパターン形成材料を基板
上に塗布してレジスト膜を形成する工程と、レジスト膜
に、1nm帯〜30nm帯又は110nm帯〜180n
m帯の波長を持つ露光光を照射してパターン露光を行な
う工程と、パターン露光されたレジスト膜を現像してレ
ジストパターンを形成する工程とを備えている。
【0028】第1又は第2のパターン形成方法による
と、ベース樹脂中に塩素原子又は塩素化されたアルキル
基が導入されているため、レジスト膜の1nm帯〜30
nm帯又は110nm帯〜180nm帯の波長を持つ光
に対する透過性が向上するので、矩形状の断面形状を持
つレジストパターンが得られる。
【0029】また、アクリルユニットの主鎖中の炭素原
子であってエステル部位に結合している炭素原子に、塩
素原子又は塩素化されたアルキル基が結合しているた
め、1nm帯〜30nm帯又は110nm帯〜180n
m帯の波長を持つ光が照射されても、塩素原子又は塩素
化されたアルキル基が脱離しないので、ポリマーラジカ
ル同士が架橋する事態を防止できる。このため、レジス
ト膜の露光部の現像液に対する溶解性が悪化しないの
で、基板上にスカムが発生しない。
【0030】第1又は第2のパターン形成方法におい
て、露光光は、F2 エキシマレーザ、Ar2 エキシマレ
ーザ又は軟X線であることが好ましい。
【0031】
【発明の実施の形態】(第1の参考例) 以下、本発明の第1の参考例に係るパターン形成材料及
びパターン形成方法について、図1(a)〜(c)を参
照しながら説明する。
【0032】 第1の参考例に係るレジスト材料は、ア
クリルユニットの主鎖中の炭素原子であってエステル部
位に結合している炭素原子に、塩素化されたアルキル基
(CCl3 )が結合してなるアクリル系樹脂をベース樹
脂として用いる非化学増幅型レジスト材料である。
【0033】 第1の参考例のレジスト材料の具体的な
組成は以下の通りである。
【0034】ベース樹脂:[化2]に示す樹脂 溶媒:ジグライム
【0035】
【化2】
【0036】まず、図1(a)に示すように、前記の組
成を有するレジスト材料を半導体基板10上にスピンコ
ートして、0.2μmの膜厚を有するレジスト膜11を
形成する。ベース樹脂は、メチルイソブチルケトン:イ
ソプロピルアルコール=1:3の現像液に難溶であるた
め、レジスト膜11は現像液に難溶である。
【0037】次に、図1(b)に示すように、レジスト
膜11に対してマスク12を介して、F2エキシマレー
ザ光(波長:157nm帯)13を照射してパターン露
光を行う。このようにすると、レジスト膜11の露光部
11aにおいては、ベース樹脂がF2 エキシマレーザ光
13により分解するため、現像液に対して可溶性に変化
する一方、レジスト膜11の未露光部11bは現像液に
対して難溶性のままである。
【0038】次に、レジスト膜11に対して、メチルイ
ソブチルケトン:イソプロピルアルコール=1:3の現
像液を用いて現像処理を行なう。このようにすると、レ
ジスト膜11の露光部11aが現像液に溶解するので、
図1(c)に示すように、レジスト膜11の未露光部1
1bからなるレジストパターン14が得られる。
【0039】 (第2の参考例) 以下、本発明の第2の参考例に係るパターン形成材料及
びパターン形成方法について説明する。尚、第2の参考
は、第1の参考例と比べてレジスト材料が異なるのみ
であるから、以下においては、レジスト材料についての
み説明する。
【0040】 第2の参考例に係るレジスト材料は、ア
クリルユニットの主鎖中の炭素原子であってエステル部
位に結合している炭素原子に、塩素原子が結合してなる
アクリル系樹脂をベース樹脂として用いる非化学増幅型
レジスト材料である。
【0041】 第2の参考例に係るレジスト材料の具体
的な組成は以下の通りである。
【0042】ベース樹脂:[化3]に示す樹脂 溶媒:ジグライム
【0043】
【化3】
【0044】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態に係るパターン形成材料及びパターン形成方法
について、図2(a)〜(d)を参照しながら説明す
る。
【0045】第3の実施形態に係るレジスト材料は、ア
クリルユニットの主鎖中の炭素原子であってエステル部
位に結合している炭素原子に、塩素化されたアルキル基
(CCl3 )が結合してなるアクリル系樹脂をベース樹
脂として用いる化学増幅型レジスト材料である。
【0046】第3の実施形態のレジスト材料の具体的な
組成は以下の通りである。
【0047】ベース樹脂:[化4]に示す樹脂 酸発生剤:トリフェニルスルフォニウムトリフレート
(ベース樹脂に対して1重量%)溶媒:ジグライム
【0048】
【化4】
【0049】まず、図2(a)に示すように、前記の組
成を有するレジスト材料を半導体基板20上にスピンコ
ートして、0.2μmの膜厚を有するレジスト膜21を
形成する。このとき、ベース樹脂がアルカリ難溶性であ
るため、レジスト膜21はアルカリ難溶性である。
【0050】次に、図2(b)に示すように、レジスト
膜21に対してマスク22を介して、F2 エキシマレー
ザ(波長:157nm帯)23を照射してパターン露光
を行なう。このようにすると、レジスト膜21の露光部
21aにおいては、酸発生剤がF2 エキシマレーザ光2
3により分解して酸を発生する一方、レジスト膜21の
未露光部21bはアルカリ現像液に対して難溶性のまま
である。
【0051】次に、図2(c)に示すように、半導体基
板20ひいてはレジスト膜21をホットプレート24上
で加熱する。このようにすると、レジスト膜21におけ
る露光部21aにおいては、酸発生剤から発生した酸の
作用によりベース樹脂が分解するので、アルカリ現像液
に対して可溶性になる。
【0052】次に、レジスト膜21に対して、例えばテ
トラメチルハイドロオキサイド水溶液等のアルカリ性の
現像液を用いて現像処理を行なう。このようにすると、
レジスト膜21の露光部21aが現像液に溶解するの
で、図2(d)に示すように、レジスト膜21の未露光
部21bからなるレジストパターン25が得られる。
【0053】(第4の実施形態)以下、本発明の第4の
実施形態に係るパターン形成材料及びパターン形成方法
について説明する。尚、第4の実施形態は、第3の実施
形態と比べてレジスト材料が異なるのみであるから、以
下においては、レジスト材料についてのみ説明する。
【0054】第4の実施形態に係るレジスト材料は、ア
クリルユニットの主鎖中の炭素原子であってエステル部
位に結合している炭素原子に、塩素原子が結合してなる
アクリル系樹脂をベース樹脂として用いる化学増幅型レ
ジスト材料である。
【0055】第4の実施形態のレジスト材料の具体的な
組成は以下の通りである。
【0056】ベース樹脂:[化5]に示す樹脂 酸発生剤:トリフェニルスルフォニウムトリフレート
(ベース樹脂に対して1重量%) 溶媒:ジグライム
【0057】
【化5】
【0058】 尚、第1の参考例及び第3の実施形態に
おいては、炭素原子に結合する塩素化されたアルキル基
は、CCl3 であったが、これに代えて、CH2Cl 、
CHCl2 、CCl2CCl3、CCl2CH3等を用いる
ことができる。
【0059】 また、第1及び第2の参考例並びに第3
及び第4の実施形態においては、露光光としては、F2
レーザ光を用いたが、これに代えて、Xe2 レーザ光、
Kr2 レーザ光、ArKrレーザ光、Ar2 レーザ光又
は軟X線等を用いることができる。
【0060】
【発明の効果】本発明に係るパターン形成材料又はパタ
ーン形成方法によると、レジスト膜の1nm帯〜30n
m帯又は110nm帯〜180nm帯の波長を持つ光に
対する透過性が向上するので、矩形状の断面形状を持つ
レジストパターンが得られると共に、1nm帯〜30n
m帯又は110nm帯〜180nm帯の波長を持つ光が
照射されたときに、レジスト膜の露光部の現像液に対す
る溶解性が悪化しないので、基板上にスカムが発生しな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は、本発明の第1の参考例に係
るパターン形成方法の各工程を示す断面図である。
【図2】(a)〜(d)は、本発明の第3の実施形態に
係るパターン形成方法の各工程を示す断面図である。
【符号の説明】
10 半導体基板 11 レジスト膜 11a 露光部 11b 未露光部 12 マスク 13 F2エキシマレーザ光 14 レジストパターン 20 半導体基板 21 レジスト膜 21a 露光部 21b 未露光部 22 マスク 23 F2エキシマレーザ光 24 ホットプレート 25 レジストパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03F 7/033 G03F 7/033 7/20 502 7/20 502 H01L 21/027 H01L 21/30 502R 515B (56)参考文献 特開2000−227660(JP,A) 特開2001−22076(JP,A) 特開2001−201854(JP,A) 特開 昭63−271249(JP,A) 特開 平2−293850(JP,A) 特開 昭59−49536(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/00 - 7/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2 レーザ、Kr 2 レーザ、KrArレー
    ザ、Ar 2 レーザ又は軟X線からなる露光光を照射して
    パターン露光を行なうためのパターン形成材料であっ
    て、 アクリルユニットの主鎖中の炭素原子であってエステル
    部位に結合している炭素原子に、塩素原子又は塩素化さ
    れたアルキル基が結合していると共に酸により脱離する
    保護基を持っているベース樹脂と、光が照射されると酸
    を発生する酸発生剤とを有し、 前記保護基は、シリコン原子及びテルペノイド骨格を有
    していないことを特徴とするパターン形成材料。
  2. 【請求項2】 アクリルユニットの主鎖中の炭素原子で
    あってエステル部位に結合している炭素原子に、塩素原
    子又は塩素化されたアルキル基が結合していると共に酸
    により脱離する保護基を持っているベース樹脂と、光が
    照射されると酸を発生する酸発生剤とを有すると共に、
    前記保護基はシリコン原子及びテルペノイド骨格を有し
    ていないパターン形成材料を基板上に塗布してレジスト
    膜を形成する工程と、 前記レジスト膜に、F2レーザ、Kr2レーザ、KrAr
    レーザ、Ar2レーザ又は軟X線からなる露光光を照射
    してパターン露光を行なう工程と、 パターン露光された前記レジスト膜を現像してレジスト
    パターンを形成する工程とを備えていることを特徴とす
    るパターン形成方法。
JP2000117685A 2000-04-19 2000-04-19 パターン形成材料及びパターン形成方法 Expired - Fee Related JP3502327B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000117685A JP3502327B2 (ja) 2000-04-19 2000-04-19 パターン形成材料及びパターン形成方法
TW090107713A TW516095B (en) 2000-04-19 2001-03-30 Pattern formation material and pattern formation method
EP01109594A EP1148388A1 (en) 2000-04-19 2001-04-18 Pattern formation material and pattern formation method
KR1020010020999A KR20010098722A (ko) 2000-04-19 2001-04-19 패턴형성재료 및 패턴형성방법
US09/837,879 US20020012870A1 (en) 2000-04-19 2001-04-19 Pattern formation material and pattern formation method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000117685A JP3502327B2 (ja) 2000-04-19 2000-04-19 パターン形成材料及びパターン形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001305736A JP2001305736A (ja) 2001-11-02
JP3502327B2 true JP3502327B2 (ja) 2004-03-02

Family

ID=18628961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000117685A Expired - Fee Related JP3502327B2 (ja) 2000-04-19 2000-04-19 パターン形成材料及びパターン形成方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20020012870A1 (ja)
EP (1) EP1148388A1 (ja)
JP (1) JP3502327B2 (ja)
KR (1) KR20010098722A (ja)
TW (1) TW516095B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4554889B2 (ja) * 2001-03-22 2010-09-29 ローム・アンド・ハース・エレクトロニック・マテリアルズ,エル.エル.シー. フォトレジスト組成物
KR100921932B1 (ko) 2007-10-25 2009-10-15 포항공과대학교 산학협력단 다원자분자를 이용한 패터닝방법
JPWO2019181582A1 (ja) * 2018-03-22 2021-04-01 日本ゼオン株式会社 重合体、ポジ型レジスト組成物、及びレジストパターン形成方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5518672A (en) * 1978-07-28 1980-02-08 Chiyou Lsi Gijutsu Kenkyu Kumiai Ionized radiation sensitive negative type resist
KR0153807B1 (ko) * 1993-12-28 1998-11-16 세끼자와 다다시 방사선 감광재료 및 패턴형성방법
US6060207A (en) * 1994-07-11 2000-05-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Photosensitive material
US6673523B2 (en) * 1999-03-09 2004-01-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Pattern formation method

Also Published As

Publication number Publication date
US20020012870A1 (en) 2002-01-31
JP2001305736A (ja) 2001-11-02
EP1148388A1 (en) 2001-10-24
TW516095B (en) 2003-01-01
KR20010098722A (ko) 2001-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2505033B2 (ja) 電子線レジスト組成物及びそれを用いた微細パタ―ンの形成方法
JPH07261393A (ja) ネガ型レジスト組成物
JP4418605B2 (ja) パターン形成材料及びパターン形成方法
JP3502327B2 (ja) パターン形成材料及びパターン形成方法
US6475706B1 (en) Pattern formation method
EP1403711A1 (en) PATTERN−FORMING MATERIAL AND METHOD OF FORMING PATTERN
US6511786B2 (en) Pattern formation material and pattern formation method
US6645694B2 (en) Pattern formation material and pattern formation method
JP3437138B2 (ja) パターン形成材料及びパターン形成方法
JP4418606B2 (ja) パターン形成材料及びパターン形成方法
JP4516250B2 (ja) パターン形成材料及びパターン形成方法
US6576398B2 (en) Pattern formation material and method
JP3299214B2 (ja) パターン形成材料及びパターン形成方法
JP3517144B2 (ja) 感光性組成物
EP1372033A1 (en) Pattern forming material and method of pattern formation
US6531259B1 (en) Pattern formation method and pattern formation material
JP3285854B2 (ja) パターン形成方法
US6537736B1 (en) Patten formation method
JPH05181278A (ja) ネガ型化学増幅レジスト組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031204

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071212

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081212

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091212

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091212

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101212

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101212

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees