JP3501511B2 - トナー補給装置並びに画像形成装置 - Google Patents

トナー補給装置並びに画像形成装置

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JP3501511B2 JP21346794A JP21346794A JP3501511B2 JP 3501511 B2 JP3501511 B2 JP 3501511B2 JP 21346794 A JP21346794 A JP 21346794A JP 21346794 A JP21346794 A JP 21346794A JP 3501511 B2 JP3501511 B2 JP 3501511B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現像装置にトナー補給
を行うトナー補給装置並びに該トナー補給装置を備えた
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子写真複写機、デジタル複写
機等の画像形成装置において、像担持体上に形成された
静電潜像を、トナ−とキャリヤとからなる二成分現像剤
を用いて現像する現像装置を備えたものが広く普及して
いる。
【0003】また、この種の画像形成装置においては、
現像装置にトナー補給装置を付設し、画像形成動作に伴
って消費されたトナーの補給を適宜行えるような構成と
なっている。
【0004】一方、近年、トナー補給装置として、現像
装置にに対して着脱自在なカートリッジ式のトナー補給
装置が実用化されている。このカートリッジ式のトナー
補給装置は、トナーが消費された時点で、空のトナーカ
ートリッジを取外して、新しいトナーカートリッジと交
換するもので、手を汚さずに、しかも、簡単に交換でき
ることから、広く普及する傾向にある。
【0005】このカートリッジ式のトナー補給装置の1
つとして、トナーを収容するカートリッジ本体内に、回
転することによりトナーをトナー供給口に送るトナー搬
送手段としてのトナー搬送スパイラル、及び、回転する
ことによりカートリッジ本体内のトナーを撹拌すると共
にトナー搬送スパイラルの配設部にトナーを導くトナー
撹拌手段としてのトナー撹拌パドルを組込んだものがあ
る。
【0006】前記トナー搬送スパイラルには、複数の歯
を放射状に有する歯車が一体成形され、また、トナー撹
拌パドルには、複数のピンを有するピン車が一体成形さ
れており、前記歯車とピン車が噛合した状態となってい
る。
【0007】また、トナー搬送スパイラルの一端は、カ
ートリッジ本体外に臨んでおり、その先端部には、駆動
力を受けるための被駆動力伝達部としての従動カップリ
ングが一体成形されている。そして、トナーカートリッ
ジを現像装置のカートリッジ装着部に装着した状態にお
いて、この従動カップリングがカートリッジ装着部に配
設された駆動カップリングと係合した状態になり、トナ
ー補給の度に、駆動カップリングの回転が従動カップリ
ングを介してトナー搬送スパイラルに伝達されて駆動さ
れ、トナー補給が行われると共に、トナー搬送スパイラ
ルの動きに連動してトナー撹拌パドルも回転するように
なっている。
【0008】このような動作は、現像装置のトナーtが
不足すれば幾度もその動作は行なわれる。通常、この種
トナーカートリッジにおいては、カートリッジ内にトナ
ーtを450g充填し、A4サイズで、約15000枚
(15K枚という)のプリントができるようになってお
り、15K枚をライフとしている。
【0009】しかしながら、図22の(a),(b)で
示すように、トナーを補給するたびに、トナー搬送スパ
イラル(図示しない)と一体の歯車aの断面半円状の歯
bと、トナー撹拌パドル(図示しない)と一体のピン車
cの断面矩形状のピンdが接触するため、トナー補給回
数がライフに近付くに連れて、図23の(a),(b)
で示すように、特に樹脂製であって歯数の少ない歯車a
の歯bの接触箇所が削られた状態となる。
【0010】そして、ライフ(15K枚のプリント)に
至る前に、ピンdに対する歯bの接触範囲Lが大きくな
って面積が増大し、図24で示すように、トナーtがそ
の接触面に付着した時に、その部分でトナーtが押しつ
ぶされ、クランプと称されるトナー塊tcが発生した状
態となる。そして、このトナー塊tcが現像装置に補給
され多くは現像装置での撹拌動作により砕かれるが、そ
の一部がそのまま現像領域に送られて印字され、用紙P
の画像転写面上に黒点として表れてしまうといった問題
があった。
【0011】上述のトナー塊tcの発生は、歯bの削れ
を原因としているため、歯車bの材質を、例えばポリカ
ーボネート等の硬質樹脂や、ステンレス等の金属で形成
すれば、解決は可能であるが、しかし、このように異質
の材料を混在して使用した場合には、環境問題等の対応
に適さない物となるといった問題がある。
【0012】すなわち、最近は環境問題等の対応とし
て、トナーカートリッジの様に消耗品であるトナーの容
器を不燃ゴミとして廃却することは望ましくない為に、
トナーカートリッジを販売店が回収し再利用する傾向に
ある。
【0013】ここで言う再利用の1つに、回収したトナ
ーカートリッジを溶かしてプラスチック原料として再利
用する方法がある。この方法においては、トナーカート
リッジを各パーツに分解し、それぞれの材質に分類する
必要があるが、その手間を省くため、全てのパーツを同
一材料、例えば、PS(スチロール)樹脂またはABS
(アクリル ブタジエン スチレン)樹脂で形成する事
により対応しているが、この方法であれば、構造的にも
分解可能な形にする必要なく、接着や溶着等の手段が採
用できるため、トナーの様な細かい粉体の容器に適して
いる。しかし、上記のように異質の材料を混在して使用
した場合には、それに対応できない物となるといった問
題がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
材質の同一化を図り、再利用を向上させたカートリッジ
式のトナー補給装置においては、トナー搬送スパイラル
とトナー撹拌パドルとの駆動力伝達部において発生する
削れを原因とするクランプと称するトナー塊が発生し、
これが現像装置に補給されることで、用紙の画像転写面
上に黒点が表れてしまうといった問題があった。
【0015】本発明は、上記事情に基づきなされたもの
で、その第1の目的とするところは、トナー搬送スパイ
ラルやトナー撹拌パドルを、トナーを収容するカートリ
ッジ本体と同一の材質で構成した再利用を向上させたも
のにおいて、収容したトナーを消費しきるまで、トナー
塊を発生することなく、良好なトナー補給を行えるよう
にしたトナー補給装置を提供しようとするものである。
また、第2の目的とするところは、トナー補給装置から
のトナー塊の影響のない良好な画像形成が行える画像形
成装置を提供しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のトナー補給装置
は、トナーを収容するカートリッジ本体と、カートリッ
ジ本体内の底部に形成され、複数の第1の係合突起およ
び、それぞれの突起から突出された幅狭の第1の接触用
突起を放射状に有し、回転することにより駆動力を伝達
する第1の駆動力伝達体と、カートリッジ本体内に回転
可能に設けられ、第1の駆動力伝達体の複数の第1の係
合突起と噛合する複数の第2の係合突起および、それぞ
れの突起から突出された幅狭の第2の接触用突起を有す
る第2の駆動力伝達体を備え、第1の駆動力伝達体の回
転に連動して回転することでカートリッジ本体内のトナ
ーを攪拌するトナー攪拌手段と、を具備し、前記複数の
第1,2の接触用突起が互いに接触させる構成としたも
のである。
【0017】また、本発明は、現像装置に形成されたカ
ートリッジ装着部に対して着脱自在であり、前記現像装
置に形成されたトナー補給口を介して現像剤収容部にト
ナーを補給するカートリッジ式のトナー補給装置であっ
て、前記トナーを収容すると共に前記カートリッジ装着
部に保持するための保持部及び前記現像装置のトナー補
給口と連通するトナー補給口を有したカートリッジ本体
と、このカートリッジ本体内の底部に形成されたトナー
供給溝内、かつ駆動力を受けるための被駆動力伝達部を
カートリッジ本体外に臨ませた状態に設けられ、回転す
ることによりトナーを前記トナー補給口に送るトナー搬
送スパイラルと、前記カートリッジ本体内に回転可能に
設けられ、かつ前記トナー搬送スパイラルと一体の複数
の歯を放射状に有する歯車と噛合する複数のピンを有す
るピン車を一体に備え、前記トナー搬送スパイラルの回
転に連動して回転することで前記カートリッジ本体内の
トナーを攪拌すると共に前記トナー供給溝部にトナーを
導くトナー攪拌パドルと、を具備し、前記トナー搬送ス
パイラルと一体の前記歯車の各歯は、該歯より幅狭の接
触用突起を形成すると共に、前記トナー攪拌パドルと一
体のピン車の各ピンに、該ピンより幅狭の接触用突起を
形成し、これら接触用突起が互いに接触させる構成とし
たものである。
【0018】
【0019】
【0020】
【作用】本発明の第1の手段のトナー補給装置によれ
ば、トナー搬送手段と一体の第1の駆動力伝達体の各係
合突起に、該係合突起より幅狭の接触用突部を形成し、
該接触用突部をトナー撹拌手段と一体の第2の駆動力伝
達体の各係合突起に接触させる構成としたから、トナー
補給回数が進んでも、この幅狭の接触用突部が摩耗する
だけで、係合突起自体が直接摩耗して接触面積が大きく
なるようなことがなく、これにより、収容したトナーを
消費しきるまで、トナー塊の発生のない良好なトナー補
給を行うことが可能となる。
【0021】また、第2の手段のトナー補給装置によれ
ば、トナー搬送スパイラルと一体の歯車の各歯に、該歯
より幅狭の接触用突部を形成し、該接触用突部をトナー
撹拌パドルと一体のピン車の各ピンに接触させる構成と
したから、トナー補給回数が進んでも、この幅狭の接触
用突部が摩耗するだけで、歯自体が直接摩耗して接触面
積が大きくなるようなことがなく、これにより、収容し
たトナーを消費しきるまで、トナー塊の発生のない良好
なトナー補給を行うことが可能となる。
【0022】また、第3の手段のトナー補給装置によれ
ば、上記第1,第2の手段のトナー補給装置において、
接触用突起の高さを0.12mm以上としたから、この
接触用突起が一体成形されるトナー搬送スパイラルの材
質が、ABSまたはPS樹脂であっても、A4サイズで
15000枚の画像形成を可能とした量(450g)の
トナーを消費しきるまで、接触用突起が残存し、これに
よりトナー塊の発生のない良好なトナー補給を行うこと
が可能となる。
【0023】また、第4の手段のトナー補給装置によれ
ば、トナー搬送スパイラルと一体の歯車の各歯に、該歯
より幅狭の接触用突起を形成すると共に、トナー撹拌パ
ドルと一体のピン車の各ピンに、該ピンより幅狭の接触
用突起を形成し、これら接触用突起が互いに接触するよ
うに構成としたから、トナー補給回数が進んでも、この
幅狭の接触用突部が摩耗するだけで、歯自体が直接摩耗
せず、しかも、ピンにも幅狭の接触用突起を形成してあ
るため、接触面積が大きくなるようなことがなく、これ
により、収容したトナーを消費しきるまで、トナー塊の
発生のない良好なトナー補給を行うことが可能となる。
【0024】また、上記手段の画像形成装置によれば、
トナー補給装置のトナー搬送手段と一体の第1の駆動力
伝達体の各係合突起に、該係合突起より幅狭の接触用突
部を形成し、該接触用突部をトナー撹拌手段と一体の第
2の駆動力伝達体の各係合突起に接触させる構成とした
から、トナー補給回数が進んでも、この幅狭の接触用突
部が摩耗するだけで、係合突起自体が直接摩耗して接触
面積が大きくなるようなことがなく、これにより、収容
したトナーを消費しきるまで、トナー塊の発生のないト
ナー補給を行え、トナー補給装置からのトナー塊の影響
のない良好な画像形成が可能となる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図15
を参照して詳細に説明する。まず、図1及び図2を参照
して本発明のトナー補給装置を適用した画像形成装置と
してのクラムシェル型のデジタル複写装置1の全体構成
について説明する。
【0026】図1中、2は装置本体であり、この装置本
体2の上面には、読取対象物である原稿Bが載置される
原稿載置台としてのプラテンガラス3が設けられてい
る。さらに、装置本体2の上面には、プラテンガラス3
に載置された原稿Bを押さえる原稿押さえカバー4が開
閉可能に取付けられているとともに、前端縁部に沿って
入力/表示手段としてのコントロールパネル(図示しな
い)が配置されている。
【0027】また、装置本体2内の上部には、プラテン
ガラス3に載置された原稿Bの画像を読取る画像読取手
段5が設けられていると共に、その下方には、画像読取
手段5により読取られた画像情報、及び図示しない外部
装置から出力された画像情報に基づいて画像を形成する
画像形成手段6が組み込まれている。
【0028】画像読取手段5は、装置本体2の上面に設
けられたプラテンガラス3にセットされた原稿Bを背部
をリフレクタ7で囲繞された光源である露光ランプ8で
照らし、その原稿面からの反射光を第1のミラー9、第
2のミラー10、第3のミラー11を順次介してレンズ
12に導き、さらに、レンズ12を透過した光を、光電
変換素子であるCCDセンサ13に導くようになってい
る。
【0029】前記露光ランプ8および第1のミラー9
は、プラテンガラス3の下面に沿って往復移動自在な第
1キャリッジ14に搭載され、また、第2のミラー10
および第3のミラー11は、前記第1キャリッジ14の
半分の速度で同方向に移動する第2キャリッジ15に搭
載されている。
【0030】そして、露光ランプ8を点灯させた状態
で、第1,第2のキャリッジ14,15を移動させるこ
とで、プラテンガラス3上にセットされた原稿Bを走査
してCCDセンサ13に入射され、ここで光電変換され
て電気信号として原稿Bを読み取り、図示しない画像メ
モリにその電気信号を出力するようになっている。
【0031】また、画像形成手段6は、次のように構成
されている。すなわち、装置本体2内のほぼ中央部に
は、像担持体としての感光体ドラム20が回転自在に設
けられている。
【0032】この感光体ドラム20の周囲には、図2に
も示すように、その回転方向(矢印A方向)に沿って、
感光体ドラム20に光を照射して残留電荷を除去する残
留電荷除去手段としての前露光装置21、感光体ドラム
20の表面を一様に帯電する帯電手段としての帯電装置
22、感光体ドラム20にレーザビームLBを照射する
事で感光体ドラム20上に静電潜像を形成する静電潜像
形成手段としてのレーザ露光装置23、感光体ドラム2
0の表面に形成された静電潜像をトナーTを用いて現像
してトナー像TIを形成する現像手段としての二成分現
像方式の現像装置24が順に配設されている。
【0033】さらに、現像装置24の配置位置よりも感
光体ドラム20の回転方向下流側には、感光体ドラム2
0上に形成された前記トナー像TIを、被転写材である
用紙Pに対して転写する転写手段としてのコロナ放電転
写方式の転写装置(以後、転写チャージャという)2
5、トナー像TIが転写された用紙Pを感光体ドラム2
0から剥離する静電的剥離手段としてのコロナ放電剥離
方式の剥離装置(以後、剥離チャージャという)26、
及び、感光体ドラム20に残存するトナーTを除去する
清掃手段としてのブレード式のクリーナ装置27が順に
配置されている。また、前記帯電装置22とレーザ露光
装置23のレーザビームLBの照射位置との間には、非
画像形成領域の電荷を除去するが設けられている。
【0034】また、装置本体2内には、装置本体2内底
部に装着された前記給紙カセット30から給紙機構31
を介して自動給紙された用紙P、あるいは装置本体2の
右側面部に装着された手差給紙台32から給紙され給紙
ローラ33により取り込まれた用紙Pを、転写チャージ
ャ25と感光体ドラム20との間の転写部としての転写
ポイント34を経て装置本体2の左側面に装着された排
紙トレイ35に導く用紙搬送路36が形成されている。
【0035】用紙搬送路36の前記転写ポイント34の
上流側には、用紙Pの先端整位を行うとともに、感光体
ドラム20の画像形成タイミングに合わせて用紙Pを前
記転写ポイント34に送り込むレジストローラ対40お
よびレジストローラ対40の上流位置近傍に設けられ給
紙された用紙Pを検知するレジストローラ前スイッチ4
1が設けられている。
【0036】また、用紙搬送路36の前記転写ポイント
34の下流側には、剥離チャージャ26により感光体ド
ラム20から剥離された用紙Pを搬送する搬送装置4
2、用紙Pに転写された静電的に付着している状態のト
ナー像TIを加熱することで溶融させ、用紙Pに定着さ
せる定着装置43、及び、トナー像TIが定着された用
紙Pを排紙トレイ35上に排出させる排出ローラ対44
が配設されている。
【0037】次に、このように構成された画像形成装置
1による画像形成プロセスについて説明する。まず、コ
ントロールパネル(図示しない)のプリントスイッチO
Nする事により、メインモータ(図示しない)が動作を
始め、感光体ドラム20が矢印A方向に回動を始める。
同時に帯電装置22がONすることで感光体ドラム20
の表面が例えば−650Vになるように帯電を始める。
【0038】一方、前記プリントスイッチONにより、
画像読取手段5の露光ランプ8が点灯した状態で第1キ
ャリッジ14と第2のキャリッジ15が図中右方向に移
動する事によりプラテンガラス3上にセットされた原稿
Bが走査され、原稿B面からの反射光は第1のミラー
9、第2のミラー10、第3のミラー11、及びレンズ
12を順次介して電変換素子であるCCDセンサ13に
入射され、ここで光電変換されて電気信号として原稿B
を読み取り、図示しない画像メモリにその電気信号を出
力するようになっている。
【0039】このように画像読取手段5で読取られた画
像情報は、画像処理回路(図示しない)により処理され
た後、静電潜像形成手段としてのレーザ露光装置23に
出力される。そして、半導体レーザ発振器50からレー
ザビームLBが発振され、このレーザビームLBが図示
していない変調器への入力信号に従って変調された後、
ポリゴンミラー51によって走査され、結像レンズ52
及びミラー53を介して感光体ドラム20の表面に照射
される。この結果、レーザビームLBが照射された感光
体ドラム20の表面電位が光減衰し、例えば−150V
程度の感光体電位となり、静電潜像が形成される。
【0040】一方、現像装置24の現像ローラ62に
は、現像ローラ62に対し磁気的に付着する(+)極性
のキャリヤCと、このキャリヤCに静電的に吸着した
(−)極性のトナーTからなる乾式二成分現像剤Dの磁
気ブラシDBが形成されていると共に、現像ローラ62
に一定のバイアス電圧、例えば−450Vが印加されて
おり、静電潜像を担持した感光体ドラム20が、現像ロ
ーラ62の現像剤磁気ブラシと接触すると、感光体ドラ
ム20と現像ローラ62との間の電位差により、現像ロ
ーラ62上に静電的に付着しているトナーTは、感光体
ドラム20の表面のレーザ照射部分に付着する。すなわ
ち、トナーTは(−)極性を帯びているので、感光体ド
ラム20上の高電位部にはトナーTは付着せず、レーザ
ー光LBを受けた−150V程度の低い電位部には、ク
ーロン力によりトナーTが付着する。
【0041】その結果、原稿画像に対応したレーザー光
に準じてトナー像TIが感光体ドラム20上に形成され
ることになる。この後、感光体ドラム20上のトナー像
TIは、感光体ドラム20の回転に伴って転写ポイント
34に送り込まれる。
【0042】一方、感光体ドラム20上へのトナー像T
Iの形成動作にタイミングを合わせてレジストローラ対
40が回転を開始し、予めレジストローラ対40の位置
まで送り込まれていた用紙Pが転写ポイント34に送り
込まれる。
【0043】そして、この用紙Pの裏面に転写チャージ
ャ25によって(+)極性の電荷が付与され、感光体ド
ラム20上へのトナー像TIが用紙Pに静電的に転写さ
れる。
【0044】トナー像TIの転写を受けた用紙Pは、転
写チャージャ25に隣接して設けられた剥離チャージャ
26によりACコロナ放電を受けて感光体ドラム20の
表面より剥離されて定着装置43に送込まれてトナー像
TIの熱定着が行われ、その後、排紙トレイ35に排紙
されるようになっている。
【0045】また、用紙Pにトナー像TIが転写された
後の感光体20は、クリーナ装置27により残留トナー
が除去され、清浄な状態となって、次のコピー動作を可
能にしている。
【0046】また、前記現像装置24は、次のような構
成となっている。すなわち、図2に示すように、現像装
置本体としてのケーシング60には、着色粉であるトナ
ーTと磁性粉であるキャリヤCとからなる乾式二成分現
像剤Dを収容する現像剤収容部61が形成されている。
【0047】このケーシング60内には、感光体ドラム
20に対向し、かつ回転に伴って現像剤磁気ブラシDB
を連続的に感光体ドラム20に摺擦させる現像剤搬送部
材としての現像ローラ62と、この現像ローラ62の表
面に形成され現像剤磁気ブラシDBの厚みを規制する層
厚規制手段としてのドクタブレード63と、前記現像剤
収容部61内の現像剤Dを攪拌しながら搬送する現像剤
攪拌移送部材である第1,第2のミキサー64,65と
が収容された構成となっている。
【0048】現像ローラ62は、図示しない複数の磁極
部を有した磁力発生部材としての磁気ロール62Aと、
この磁気ロール62Aに外嵌されて回転する非磁性の現
像スリーブ62Bとを有した構造となっている。そし
て、磁気ロール62Aの磁極部から発生する磁力作用に
より現像スリーブ62Bの表面に二成分現像剤Dの現像
剤磁気ブラシDBを形成するとともに現像スリーブ62
Bの回転に伴って現像剤磁気ブラシDBを搬送するよう
になっている。
【0049】しかして、現像剤収容部61内に収容され
た二成分現像剤Dは、ミキサー64から現像ローラ62
に供給されて現像剤磁気ブラシDBを形成しながら現像
ローラ62上を反時計方向に搬送され、ドクターブレー
ド63によって均一な搬送量となる。
【0050】そして、感光体ドラム20と対向して配設
された磁極部、すなわち主極の作用で十分に穂立て状態
となった現像剤磁気ブラシDBが感光体ドラム20に摺
擦して、トナーTが静電潜像に静電的に付着してトナー
像TIを形成することになる。
【0051】さらに、現像位置を通過した現像剤磁気ブ
ラシDBは、磁極の配設されていない部分に到達するこ
とにより、現像ローラ62から離脱して現像剤収容部6
1に戻る。
【0052】この現像剤収容部61には、仕切り板60
Aを挟んで現像剤Dの搬送方向が互いに逆に成るように
回転する現像剤送込み用の第2のミキサー65と、現像
剤戻し用の第1のミキサー64が配設され、現像剤Dは
図3に示すように、ループを描くように循環され攪拌さ
れるようになっている。
【0053】また、現像装置24の現像剤収容部61に
収容された現像剤Dのトナー濃度は、図2に示すよう
に、第2のミキサー65の下側に設置してあるトナー濃
度検出手段としての磁気検知方式のオートトナーセンサ
(ATS)70で検知されるようになっている。そし
て、トナー濃度が所定値に達すると、後述する本発明の
カートリッジ式のトナー補給装置(以後、トナーカート
リッジという)71から現像剤収容部61に対してトナ
ー補給がなされるようになっている。
【0054】図4に示すように、現像装置24のフロン
ト側上面には、トナーカートリッジ71を装着するため
のカートリッジ装着部72が形成された状態となってい
る。カートリッジ装着部72には、トナーカートリッジ
71を着脱自在に保持するための保持部としての掛止枠
73、及び、トナーカートリッジ71から供給されるト
ナーTを受け入れるトナー補給口74が前記現像剤送込
み用の第2のミキサー65の一端側上部に対向して形成
されていると共に、トナーカートリッジ71の挿入方向
には後述するトナーカートリッジ71に組み込まれたト
ナー搬送スパイラル83を駆動するための駆動力伝達部
としての駆動カップリング75が設けられている。
【0055】そして、トナーカートリッジ71は、図5
に示すように、装置本体2の前面を覆うフロントカバー
2Aを開いた状態で、矢印E方向に差し込んだり抜いた
りすることで、カートリッジ装着部72に対して着脱で
きるようになっている。
【0056】なお、図5は、デジタル複写装置1の上部
ユニット1Aを開いた状態を示している。図中、76は
クリーナ装置27にて回収されトナー排出部27Aから
排出された廃トナーを回収する回収ボックスであり、上
部ユニット1Aを閉じて下部ユニット1Bに重合させた
とき、トナー排出部27Aと回収ボックス76の廃トナ
ー受入口76Aが接合するようになっている。
【0057】次に、トナーカートリッジ71の全体構成
について、図6ないし図9を参照して説明する。図6に
示すように、トナーカートリッジ71は、トナーTを収
容すると共に前記現像装置24のトナー補給口74(図
4参照)と連通するトナー供給口78を有したカートリ
ッジ本体80と、カートリッジ本体80内の底部に形成
されたトナー供給溝81内、かつ駆動力を受けるための
被駆動力伝達部としての従動カップリング82をカート
リッジ本体80外に臨ませた状態に設けられ、回転する
ことによりトナーTを前記トナー供給口78に送るトナ
ー搬送手段としてのトナー搬送スパイラル(オーガとも
いう)83を有する。
【0058】さらに、このトナー搬送スパイラル83の
回転に連動して回転することでカートリッジ本体80内
のトナーTを撹拌すると共にトナー供給溝81部にトナ
ーTを導くトナー撹拌手段としてのトナー撹拌パドル8
4が組込まれたものとなっている。
【0059】また、トナー搬送スパイラル83及び、ト
ナー撹拌パドル84は、ABS樹脂またはPS樹脂等か
ら成形されていて、図7にも示すように、トナー搬送ス
パイラル83の他端には複数の係合突起である歯85を
放射状に有する第1の駆動力伝達体としての歯車86
が、また、トナー撹拌パドル84の他端には複数の係合
突起であるピン87を有する第2の駆動力伝達体として
のピン車88が一体成形されており、前記歯車86とピ
ン車88とが噛合した状態となっている。そして、トナ
ー搬送スパイラル83が後述するようにして駆動される
と、この動きに連動してトナー撹拌パドル84が回転す
るようになっている。
【0060】前記カートリッジ本体80は、樹脂製で、
ケース部材80A、及びこのケース部材80Aに接合さ
れた蓋部材80Bとからなり、このカートリッジ本体8
0の底部は図7に示すように円弧状を呈しており、その
中央部には前記トナー搬送スパイラル83が収容される
トナー供給溝81が形成されている。また、このトナー
供給溝81の一端方向(蓋部材80Bとは反対方向)に
は、図6、図8及び図9に示すように、突出部80Cが
形成されている。
【0061】この突出部80Cの両側部には、図8及び
図9に示すように、前記カートリッジ装着部72の掛止
枠73(図4参照)に係合保持される保持部としての係
合溝付きフランジ90,90が形成されている。
【0062】また、突出部80Cの下面には、前記トナ
ー供給口78が形成されていると共に、このトナー供給
口78を開閉するスライドシャッタ91が前記係合溝付
きフランジ90,90を介してスライド自在に装着され
ている。
【0063】また、突出部80Cの先端部には、前記ト
ナー搬送スパイラル83の先端に装着された被駆動力伝
達部としての従動カップリング82が臨んである。そし
て、トナーカートリッジ71をカートリッジ装着部72
に装着した状態にあっては、突出部80Cが、カートリ
ッジ装着部72の保持穴72A(図4参照)に嵌合した
状態荷なり、その先端部の従動カップリング82が保持
穴72Aの奥に位置して設けられた駆動力伝達部として
の駆動カップリング75と係合した状態となる。
【0064】また、突出部80Cを保持穴72Aに嵌合
させると前記スライドシャッタ91の前端面が保持穴7
2Aの開口端面に当接した状態となり、突出部80Cを
保持穴72Aに押し込むことにより、スライドシャッタ
91がトナー供給口78を開放する位置まで移動する。
この時、スライドシャッタ91を支持する係合溝付きフ
ランジ90,90の係合溝が、カートリッジ装着部72
の掛止枠73,73(図4に一方のみ図示)と係合した
状態となり、トナーカートリッジ71を定位置に保持す
るようになっている。
【0065】なお、図6、図9に示す符号92は、トナ
ーカートリッジ71をカートリッジ装着部72に装着す
る時に除去するシールテープであり、使用する時まで、
収納したトナーTが湿気等の影響を受けて劣化したり、
外に零れたりしないようにトナー供給口78を密閉する
ものである。
【0066】また、図10は、ABS樹脂またはPS樹
脂等から成形された前記トナー搬送スパイラル83の他
端側に一体成形された第1の駆動力伝達体としての歯車
86を示すもので、(a)断面側面図、(b)は正面図
である。
【0067】この図10に示すように、歯車86は、円
形のボス部86Aの周面に放射状に複数本(実施例では
8本)の係合突起である歯85を突設したものとなって
おり、歯車86が回転することで、これらの歯85が、
図11に示すように、トナー撹拌パドル84の係合突起
であるピン87に次々と当接し、トナー撹拌パドル84
を回転させるものである。
【0068】また、本実施例にあっては、前記歯85の
摩耗によるトナー塊(クランプ)の発生を防止すべく、
以下に示すような対策をとっている。すなわち、図12
の(a),(b)に示すように、各歯85は、断面半円
状でその先端部は半径Rの円弧形状を呈し、歯85の幅
1 より狭い幅W2 (W1 >W2 )で、高さHの接触用
突部としての凸条95を一体に成形したものとなってお
り、この凸条95の部分をトナー撹拌パドル84のピン
87に当接させるようになっている。
【0069】このトナーカートリッジ71は、トナーT
が450g充填されており、約15K枚のプリントがで
きる。そして、トナーカートリッジ71のライフ後(1
5K枚のプリント終了後)においても、摩耗による接触
面積の増大を防止し、初期の接触面積を保つようにして
ある。
【0070】因みに、この実施例においては、W1 =2
mm、R=1mm、W2 =0.2〜0.3mm、H=
0.127mmとなっている。このように構成すること
により、トナー補給回数が進むに連れて摩耗するのは、
図13の(a),(b)で示すように、接触用突部とし
ての凸条95の部分となる。したがって、従来のように
歯85が直接摩耗するような接触面積の増加がなく、こ
れにより、トナーTがその部分で押しつぶされることに
よるクランプ(トナー塊)の発生が防止されることにな
る。
【0071】図14に、本実施例のトナーカートリッジ
71を採用した場合と、従来の未対策のトナーカートリ
ッジを使用した場合のランニング試験結果を示す。この
図から明らかなように、本実施例のトナーカートリッジ
71を採用した場合には、クランプの発生が見られなか
った。
【0072】また、この時の凸条95の削れ方は、図1
5に示すように、歯85の軸芯に対して60°の方向を
中心として削れており、ライフ時における未対策カート
リッジの接触面積0.05mm2 に比べ、対策カートリ
ッジは0.025mm2 となり、接触面積を抑えること
により、トナークランプを防止した。表1に、材質をA
BS樹脂及びPS樹脂とした場合のそれぞれのライフ時
における削れ量についての試験結果を示す。
【0073】
【表1】
【0074】この表において削れ部とは図15に示すF
1 の寸法を示し、非接触部とは図15に示すF2 の寸法
を示し、削れ量とは図15に示すF3 (F3 =F2 −F
1 )の寸法を示す。(単位はmm)この表1から明らか
なように、削れ量が一番多いのはPS樹脂の0.118
mmであり、したがって、接触用突部としての凸条95
の高さH(非接触部の寸法F2 に相当)を、これ以上と
すれば、接触面積の増大によるトナークランプの発生が
防止できる。したがって、このように構成したトナーカ
ートリッジ71を採用することにより、画像上に黒点の
発生しない良好な画像形成が行えるものである。
【0075】なお、上述の一実施例において、トナー撹
拌パドル84と一体の歯車86の歯85の全周に沿っ
て、接触用突部としての凸条95を形成したものについ
て説明したが、図16及び図17に示すように、削れる
特定部分に対応して接触用突部としてのピン状突起95
0を形成したものであっても良い。ピン状突起950の
高さH、及び幅W2 は、前述の一実施例と同様に、W2
=0.2〜0.3mm、H=0.12mm以上あれば良
い。そして、図17に示すように、トナーカートリッジ
71のライフ後(15K枚のプリント終了後)の状態に
おいても、歯85が直接摩耗することがないようにした
ものであっても良い。
【0076】また、図18及び図19に示すように、ト
ナー撹拌パドル84と一体の歯車86の歯85の全周に
沿って、接触用突部としての凸条95を形成する一方、
ピン車88のピン87に接触用突部としての凸条100
を形成し、凸条95と凸条100とが接触するようにし
てもよい。そして、図19に示すように、トナーカート
リッジ71のライフ後(15K枚のプリント終了後)の
状態においても、歯85及びピン87が直接摩耗するこ
とがないようにしたものであっても良い。
【0077】さらに、図20及び図21に示すように、
トナー撹拌パドル84と一体の歯車86の歯85にピン
状突起950を形成する一方、ピン車88のピン87に
接触用突部としての凸条100を形成し、ピン状突起9
50と凸条100とが接触するようにしてもよい。そし
て、図21に示すように、トナーカートリッジ71のラ
イフ後(15K枚のプリント終了後)の状態において
も、歯85及びピン87が直接摩耗することがないよう
にしたものであっても良い。
【0078】要は、トナーカートリッジ71のライフ後
(15K枚のプリント終了後)の状態においても、少な
くとも歯85が直接摩耗して接触面積が増加するのを防
止できれば良い。その他、本発明は、本発明の要旨を変
えない範囲で種々変形実施可能なことは勿論である。
【0079】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれば
次のような効果を奏する。請求項1記載のトナー補給装
置によれば、トナー搬送手段と一体の第1の駆動力伝達
体の各係合突起に、該係合突起より幅狭の接触用突部を
形成し、該接触用突部をトナー撹拌手段と一体の第2の
駆動力伝達体の各係合突起に接触させる構成としたか
ら、トナー補給回数が進んでも、この幅狭の接触用突部
が摩耗するだけで、係合突起自体が直接摩耗して接触面
積が大きくなるようなことがなく、これにより、収容し
たトナーを消費しきるまで、トナー塊の発生のない良好
なトナー補給を行うことが可能となる。
【0080】また、請求項2記載のトナー補給装置によ
れば、トナー搬送スパイラルと一体の歯車の各歯に、該
歯より幅狭の接触用突部を形成し、該接触用突部をトナ
ー撹拌パドルと一体のピン車の各ピンに接触させる構成
としたから、トナー補給回数が進んでも、この幅狭の接
触用突部が摩耗するだけで、歯自体が直接摩耗して接触
面積が大きくなるようなことがなく、これにより、収容
したトナーを消費しきるまで、トナー塊の発生のない良
好なトナー補給を行うことが可能となる。
【0081】また、請求項3記載のトナー補給装置によ
れば、接触用突起の高さを0.12mm以上としたか
ら、この接触用突起が一体成形されるトナー搬送スパイ
ラルの材質が、ABSまたはPS樹脂であっても、A4
サイズで15000枚の画像形成を可能とした量(45
0g)のトナーを消費しきるまで、接触用突起が残存
し、これによりトナー塊の発生のない良好なトナー補給
を行うことが可能となる。
【0082】また、請求項4記載のトナー補給装置によ
れば、トナー搬送スパイラルと一体の歯車の各歯に、該
歯より幅狭の接触用突起を形成すると共に、トナー撹拌
パドルと一体のピン車の各ピンに、該ピンより幅狭の接
触用突起を形成し、これら接触用突起が互いに接触する
ように構成としたから、トナー補給回数が進んでも、こ
の幅狭の接触用突部が摩耗するだけで、歯自体が直接摩
耗せず、しかも、ピンにも幅狭の接触用突起を形成して
あるため、接触面積が大きくなるようなことがなく、こ
れにより、収容したトナーを消費しきるまで、トナー塊
の発生のない良好なトナー補給を行うことが可能とな
る。
【0083】また、請求項5記載の画像形成装置によれ
ば、トナー補給装置のトナー搬送手段と一体の第1の駆
動力伝達体の各係合突起に、該係合突起より幅狭の接触
用突部を形成し、該接触用突部をトナー撹拌手段と一体
の第2の駆動力伝達体の各係合突起に接触させる構成と
したから、トナー補給回数が進んでも、この幅狭の接触
用突部が摩耗するだけで、係合突起自体が直接摩耗して
接触面積が大きくなるようなことがなく、これにより、
収容したトナーを消費しきるまで、トナー塊の発生のな
いトナー補給を行え、トナー補給装置からのトナー塊の
影響のない良好な画像形成が可能となるといった効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトナー補給装置の一実施例を適用した
画像形成装置の断面正面図。
【図2】図1に示す装置の要部の断面正面図。
【図3】図1に示す装置に組込まれた現像装置のフロン
ト側の断面平面図。
【図4】同じく、現像装置のフロント側の外観斜視図。
【図5】図1に示す装置の上部ユニットを開いた状態の
フロント側の斜視図。
【図6】本発明のトナー補給装置を構成するトナーカー
トリッジの一実施例を示す断面側面図。
【図7】同じく、トナーカートリッジの断面正面図。
【図8】同じく、トナーカートリッジの現像装置への装
着部分近傍を裏面側から見た図。
【図9】同じく、トナーカートリッジの現像装置への装
着部分近傍の下面図。
【図10】同実施例のトナーカートリッジのトナー搬送
スパイラルに連設された歯車を示す断面及び正面図。
【図11】同実施例のトナーカートリッジのトナー搬送
スパイラルに連設された歯車とトナー撹拌パドルに連設
されたピン車との噛合状態を示す図。
【図12】同実施例の歯車の歯に形成された接触用突部
としての凸条とピン車のピンとの当接状態を示す正面及
び断面平面図。
【図13】同じく、ライフ後の状態を示す図。
【図14】同実施例の接触用突部としての凸条を形成し
たトナーカートリッジと未対策のトナーカートリッジの
トナークランプに対するランニング試験結果を示す図。
【図15】同実施例の接触用突部としての凸条の削れ状
態を示す図。
【図16】本発明の第1の他の実施例を示すもので、歯
車の歯に形成された接触用突部としてのピン状突起とピ
ン車のピンとの当接状態を示す正面及び断面平面図。
【図17】同じく、ライフ後の状態を示す図。
【図18】本発明の第2の他の実施例を示すもので、歯
車の歯に形成された接触用突部としての凸条とピン車の
ピンに形成された凸条との当接状態を示す正面及び断面
平面図。
【図19】同じく、ライフ後の状態を示す図。
【図20】本発明の第3の他の実施例を示すもので、歯
車の歯に形成された接触用突部としてのピン状突起とピ
ン車のピンに形成された凸条との当接状態を示す正面及
び断面平面図。
【図21】同じく、ライフ後の状態を示す図。
【図22】従来の歯車の歯とピン車のピンとの当接状態
を示す正面及び断面平面図。
【図23】同じく、ライフ後の状態を示す図。
【図24】同実施例におけるトナークランプの発生状態
を示す説明図。
【図25】同実施例におけるトナークランプに伴う用紙
上の黒点発生状態を示す説明図。
【符号の説明】
1…デジタル複写装置(画像形成装置)、2…装置本
体、5…画像読取手段、6…画像形成手段、20…感光
体ドラム(像担持体)、22…帯電装置(帯電手段)、
23…レーザ露光装置(静電潜像形成手段)、24…現
像装置(現像手段)、25…転写チャージャ(転写手
段)、26…剥離チャージャ(静電的剥離手段)、27
…クリーナ装置(清掃手段)、60…ケーシング(現像
装置本体)、61…現像剤収容部、62…現像ローラ
(現像剤搬送部材)、64…第1のミキサー、65…第
2のミキサー、70…オートトナーセンサ(トナー濃度
検出手段)、71…トナーカートリッジ(トナー補給装
置)、72…カートリッジ装着部、74…トナー補給
口、75…駆動カップリング(駆動力伝達部)、78…
トナー供給口、80…カートリッジ本体、81…トナー
供給溝、82…従動カップリング(被駆動力伝達部)、
83…トナー搬送スパイラル(トナー搬送手段)、84
…トナー撹拌パドル(トナー撹拌手段)、85…歯(係
合突起)、86…歯車(第1の駆動力伝達体)、87…
ピン(係合突起)、88…ピン車(第2の駆動力伝達
体)、90…係合溝付きフランジ(保持部)、95…凸
条(接触用突部)、950…ピン状突起(接触用突
部)、100…凸条(接触用突部)、TI…トナー像、
C…キャリヤ、T…トナー、D…現像剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03G 15/00 554 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 - 15/095 F16H 51/00 - 55/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナーを収容するカートリッジ本体と、 カートリッジ本体内の底部に形成され、複数の第1の係
    合突起および、それぞれの突起から突出された幅狭の第
    1の接触用突起を放射状に有し、回転することにより駆
    動力を伝達する第1の駆動力伝達体と、 カートリッジ本体内に回転可能に設けられ、第1の駆動
    力伝達体の複数の第1の係合突起と噛合する複数の第2
    の係合突起および、それぞれの突起から突出された幅狭
    の第2の接触用突起を有する第2の駆動力伝達体を備
    え、第1の駆動力伝達体の回転に連動して回転すること
    でカートリッジ本体内のトナーを攪拌するトナー攪拌手
    段と、を具備し、 前記複数の第1,2の接触用突起が互いに接触するよう
    に構成したことを特徴とするトナー補給装置。
  2. 【請求項2】現像装置に形成されたカートリッジ装着部
    に対して着脱自在であり、前記現像装置に形成されたト
    ナー補給口を介して現像剤収容部にトナーを補給するカ
    ートリッジ式のトナー補給装置であって、 前記トナーを収容すると共に前記カートリッジ装着部に
    保持するための保持部及び前記現像装置のトナー補給口
    と連通するトナー補給口を有したカートリッジ本体と、 このカートリッジ本体内の底部に形成されたトナー供給
    溝内、かつ駆動力を受けるための被駆動力伝達部をカー
    トリッジ本体外に臨ませた状態に設けられ、回転するこ
    とによりトナーを前記トナー補給口に送るトナー搬送ス
    パイラルと、 前記カートリッジ本体内に回転可能に設けられ、かつ前
    記トナー搬送スパイラルと一体の複数の歯を放射状に有
    する歯車と噛合する複数のピンを有するピン車を一体に
    備え、前記トナー搬送スパイラルの回転に連動して回転
    することで前記カートリッジ本体内のトナーを攪拌する
    と共に前記トナー供給溝部にトナーを導くトナー攪拌パ
    ドルと、 を具備し、 前記トナー搬送スパイラルと一体の前記歯車の各歯は、
    該歯より幅狭の接触用突起を形成すると共に、前記トナ
    ー攪拌パドルと一体のピン車の各ピンに、該ピンより幅
    狭の接触用突起を形成し、これら接触用突起が互いに接
    触するように構成したことを特徴とするトナー補給装
    置。
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