JP3501383B2 - ドアクローザの速度制御装置 - Google Patents

ドアクローザの速度制御装置

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JP3501383B2
JP3501383B2 JP03149995A JP3149995A JP3501383B2 JP 3501383 B2 JP3501383 B2 JP 3501383B2 JP 03149995 A JP03149995 A JP 03149995A JP 3149995 A JP3149995 A JP 3149995A JP 3501383 B2 JP3501383 B2 JP 3501383B2
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正雄 和氣
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美和ロック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、ドアクローザの速度
制御装置の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のドアクローザの速度制御装置とし
ては、作動油が封入されたシリンダと、シリンダを前方
の第1室と後方の第2室とに仕切るピストンと、オリフ
ィスを介して第1室と第2室とを連通させた導油路と、
ピストンを第1室に向け付勢させる戻しばねと、ピスト
ンに設けられたラックと、ラックに噛み合うピニオン
と、シリンダに支承されると共に、ピニオン及び連係ア
ームに固設される回転軸と、前記導油路に並設され、第
1室と第2室とをピストンを通じて連通させたバイパス
と、ピストンの前端部におけるバイパスに設けた、球状
の弁体を有する逆流防止弁と、扉の閉鎖作動の終端近く
で逆流防止弁の弁体を弁座上から排除するために、シリ
ンダの前底部に弁体に向け調節可能に設けた、工具係着
部を有する解除ピンとから成るものを挙げることがで
き、同装置は例えば実開平2−85780号公報に開示
され公知である。 【0003】そして、同装置によれば、扉の閉鎖作動の
終端近くの適正な角度位置で、オリフィスを有する導油
路に平行して設けられたバイパスの逆流防止弁を解除ピ
ンで開放させることにより、作動油とオリフィスとによ
る緩衝作用を排することができるので、適切にして安全
な角度位置で閉扉速度が増大されることになる。 【0004】そのため、扉の閉鎖力が終端の段階で強め
られることになり、扉はスムーズなラッチングアクショ
ンのもとに完全に閉ざされることになる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来装置には、解除ピンはシリンダの前底部(シリンダ
キャップ)にねじ合わせてあるので、解除ピンの突出長
さの調整に際して該ピンを数回に亘り回動させなければ
ならず、一つには、突出長さに対する感覚が掴みにくく
調整が面倒なこと、他の一つには、シリンダの外面に該
ピンの回動角度位置と突出長さとの関係を示す表示が困
難であること、などなお改良すべき問題点があった。 【0006】この発明のドアクローザの速度制御装置
は、解除ピンを1回転以内、すなわち、360°以内の
回動変位で、閉鎖作動におけるラッチングアクションの
開始の角度位置を調整することを可能とし、また、解除
ピンの回動角度位置とらせん状当接部の弁体に向かう位
置との関係を示す表示を簡単に行えるようにすることを
目的として提案されたものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、上述した従来装置において、解除ピン
はシリンダの前底部に回動可能に装着すると共に、解除
ピンの先端円柱状部には、その外周に沿って上記弁体に
突き当てその弁体を排除するためのらせん状の当接部を
設けたことを特徴とする。 【0008】 【作用】図1〜図5に示す解除ピン7の調整は外端の工
具係着部71にドライバ等の工具を嵌めて、該ピン7の
軸線の回りに回動させることにより行われる。その際、
解除ピン7は360°以内の角度範囲で回動させればよ
く、また、軸線方向には変位しない。 【0009】前記の回動変位によって、解除ピン7の先
端円柱状部にらせん状に設けた当接部72は、着座位置
に存する弁体61との距離が各角度位置で変化するの
で、弁座62上の弁体61と衝突する最適角度位置を任
意に選択することができる。 【0010】解除ピン7の最適角度位置は、閉扉時にお
ける望まれるラッチングアクションの開始角度に対応し
て決定されることは勿論である。 【0011】 【実施例】以下、図面における2つの実施例に基いてこ
の発明について説明する。図1〜図4に示す第1実施例
において、符号1は作動油が充填封入されたシリンダ、
13はシリンダ1の前底部を形成するシリンダキャッ
プ、2はシリンダ1内に挿入され、シリンダ1を前方の
第1室11と後方の第2室12とに仕切っているピスト
ン、14は図示しないオリフィスを介して高圧側の第1
室11と低圧側の第2室12とを連通させる導油路、3
はピストン2を第1室11に向け付勢させる戻しばねで
ある。 【0012】前記のピストン2内にはその摺動方向に沿
ってラック51が設けいあり、そのラック51にはピニ
オン52が噛み合わせてある。そして、ピニオン52に
は共に回転する回転軸53が固設してあり、その回転軸
53はシリンダ1に対し支承させてある。また、周知の
ように、回転軸53の外端には図示しない連係アームの
1つが固設される。 【0013】符号21はピストン2内に設けたバイパス
で、上記の導油路14に平行させて設けてあり、シリン
ダ1の第1室11と第2室12との間を連通させてい
る。符号4はバイパス21の途中に設けたフィルタ、4
1はフィルタ4の抜け止め用の球体を示す。 【0014】ピストン2の第1室11側、すなわち前端
部におけるバイパス21には、球状の弁体61を有する
逆流防止弁6が設けられている。弁体6は、ピストン2
のストロークにおける前方位置の領域(図2参照)を除
くほとんどの領域にあっては、図1に示すように、高圧
側の第1室11内の作動油によってピストン2上の弁座
62に押圧されて着座しており、バイパス21による作
動油の流動を阻止する。 【0015】他方、シリンダ1のシリンダキャップ、す
なわち前底部13には、ピストン2上の弁座62に着座
した球状の弁体61に向け回動可能に解除ピン7が装着
してある。 【0016】このピン7の基端側には、ドライバその他
の工具を係合させるための工具係着部71を有し、先端
の円柱状部には、その外周に沿って前記弁体61に突き
当てその弁体61を弁座62から排除するためのらせん
状の当接部72を設けるものとする。 【0017】第1実施例の解除ピン7の当接部72は、
図4に明示するように、ピン本体部分より小径に作られ
たピン先端部分に対し、傾斜部を有する板片75を巻き
付け、ノックピンなどで固定して形成される。 【0018】このようにして作られる解除ピン7は、図
1に示すように、シリンダ1の前底部13に止めリング
73によって回動可能ではあるが長さ方向には変位でき
ないように取り付けられ、当接部72は弁座62上の弁
体61に対しらせん状となって対向する。 【0019】図1及び図2において、符号74は前記解
除ピン7の環状溝に装着されたOリングを示し、また、
63は逆流防止弁6の弁体61がピストン2の収容部か
ら転がり出ることを防止するためにピストン2に固定し
た脱落防止ピンを示す。 【0020】この発明に係る解除ピン7は、図3に示す
ように、シリンダ1の前底部13(シリンダキャップ)
に対し、270°など360°以内で工具をもって回動
変位させることにより、ドアクローザに連係させた扉の
望まれるラッチングアクションに対応させて、最適角度
位置が決定される。 【0021】図3において、三角状のマーク76は解除
ピン7の頭部に表示された基準位値を示し、円弧状のマ
ーク77は解除ピン7のらせん状の当接部72と着座し
ている時の弁体61との間の距離を示すものである。図
3で三角状マーク76を通る半径が円弧状のマーク77
を横切る長さが前記距離を表す。 【0022】図5はこの発明の実施例において用いられ
る解除ピン7のみを示しており、このピン7のらせん状
の当接部72は先端円柱状部を該ピン7の軸線に対し傾
斜する斜面により切断した形状に作られている。 【0023】 【発明の効果】以上に説明したこの発明のドアクローザ
の速度制御装置によれば、閉鎖時のラッチングアクショ
ンの開始角度位置を調整するに際し、解除ピンを何回も
回すことなく1回転以内の回動変位でその調整を行うこ
とができる。 【0024】また、解除ピンの基準位置とらせん状当接
部から弁体までの距離との関係を容易に表示することを
可能にする、など種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の第1実施例の要部を閉扉作動過程に
おいて示す部分縦断平面図。 【図2】閉扉後におけるその部分縦断平面図。 【図3】第1実施例のシリンダキャップ(シリンダの前
底部)を示す正面図。 【図4】第1実施例における解除ピンの製作過程を示す
組み付け前のピン及び板片の平面図。 【図5】この発明の第2実施例における解除ピンにおけ
る解除ピンの部分平面図。 【符号の説明】 1 シリンダ 11 第1室 12 第2室 13 前底部 14 導油路 2 ピストン 21 バイパス 3 戻しばね 51 ラック 52 ピニオン 53 回転軸 6 逆流防止弁 61 弁体 62 弁座 7 解除ピン 71 工具係着部 72 当接部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 作動油が封入されたシリンダと、シリン
    ダを前方の第1室と後方の第2室とに仕切るピストン
    と、オリフィスを介して第1室と第2室とを連通させた
    導油路と、ピストンを第1室に向け付勢させる戻しばね
    と、ピストンに設けられたラックと、ラックに噛み合う
    ピニオンと、シリンダに支承されると共に、ピニオン及
    び連係アームに固設される回転軸と、前記導油路に並設
    され、第1室と第2室とをピストンを通じて連通させた
    バイパスと、ピストンの前端部におけるバイパスに設け
    た、球状の弁体を有する逆流防止弁と、扉の閉鎖作動の
    終端近くで逆流防止弁の弁体を弁座上から排除するため
    に、シリンダの前底部に弁体に向け調節可能に設けた、
    工具係着部を有する解除ピンとから成るドアクローザの
    速度制御装置において、前記解除ピンはシリンダの前底
    部に回動可能に装着すると共に、解除ピンの先端円柱状
    部には前記弁体に突き当てその弁体を排除するためのら
    せん状の当接部を設けたことを特徴とするドアクローザ
    の速度制御装置。
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