JP3501239B2 - ディーゼルエンジン用潤滑油組成物及びそれを用いたディーゼルエンジンの潤滑方法 - Google Patents

ディーゼルエンジン用潤滑油組成物及びそれを用いたディーゼルエンジンの潤滑方法

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JP3501239B2
JP3501239B2 JP18719794A JP18719794A JP3501239B2 JP 3501239 B2 JP3501239 B2 JP 3501239B2 JP 18719794 A JP18719794 A JP 18719794A JP 18719794 A JP18719794 A JP 18719794A JP 3501239 B2 JP3501239 B2 JP 3501239B2
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼルエンジン用
潤滑油組成物及びそれを用いたディーゼルエンジンの潤
滑方法に関するものである。さらに詳しくは、本発明
は、粒子状排出物(PM)トラップ,酸化触媒などの排
ガス後処理装置の性能を損なうことなく、優れたエンジ
ン清浄性及び耐デポジット性を発現させることのできる
灰分を低減したディーゼルエンジン用潤滑油組成物、及
び排ガス後処理装置を装着したディーゼルエンジンに、
潤滑油として上記潤滑油組成物を適用したディーゼルエ
ンジンの潤滑方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、内燃機関のうち、特に、ディーゼ
ルエンジンの排ガス中の窒素酸化物(NOx)及び粒子状
排出物〔パティキュレート(PM)〕などによる環境汚
染対策が重要な課題となっており、排ガス中の窒素酸化
物及び粒子状排出物の削減が急務となっている。これら
の対策として、NOX の削減に対しては、排気ガスの再
循環率(EGR)を高めたり、あるいは燃料噴射時期遅
延などによって燃焼ピーク温度を低下させることによっ
て対応することが検討されている。しかしながら、燃焼
ピーク温度を低下させると、黒煙やPMの増加につなが
るため、排ガス後処理装置の装着が必要になってくる。
この排ガス後処理装置には、PMトラップあるいは酸化
触媒などが検討されているが、いずれもフィルター状の
構造を有しているため、従来のディーゼルエンジン油で
は、油中の金属分による目詰まり(閉塞)が問題となっ
ている。また、油中の金属分の削減(金属系清浄剤の削
減)は、清浄性の悪化を引起こすため、現状の清浄性を
維持するには、新しい内燃機関用潤滑油の開発が要望さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、粒子
状排出物(PM)トラップ,酸化触媒などの排ガス後処
理装置の性能を損なうことなく、優れたエンジン清浄性
及び耐デポジット性を発現させることのできる灰分を低
減したディーゼルエンジン用潤滑油組成物を提供するこ
とである。また、本発明の他の目的は、この潤滑油組成
物を用いたディーゼルエンジンの潤滑方法を提供するこ
とである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
上記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、ホウ
素系無灰分散剤、特定の塩基価の金属系清浄剤及び場合
により用いられる特定の構造のエステルを、それぞれ所
定の割合で含有し、かつ硫酸灰分量及びホウ素含有量が
所定の範囲にある潤滑油組成物により、その目的を達成
しうることを見出した。本発明は、かかる知見に基づい
て完成したものである。
【0005】すなわち、本発明は、潤滑油基油に対し、
組成物全重量に基づき、(A)ホウ素系無灰分散剤5〜
20重量%、及び(B)塩基価(過塩素酸法)が0〜2
00mgKOH/gのスルホネート類,フェネート類及
びサリチレート類の中から選ばれた少なくとも一種の金
属系清浄剤0.01〜30重量%を配合したものであっ
て、組成物中の硫酸灰分量が1.0重量%以下で、かつホ
ウ素含有量が0.1重量%以上であることを特徴とするデ
ィーゼルエンジン用潤滑油組成物を提供するものであ
る。また、本発明は、潤滑油基油に対し、組成物全重量
に基づき、上記(A)成分5〜20重量%、(B)成分
0.01〜30重量%及び(C)水酸基を有する芳香族カ
ルボン酸と炭素数が2〜80のアルコールとのエステル
0.1〜30重量%を配合したものであって、組成物中の
硫酸灰分量が1.0重量%以下で、かつホウ素含有量が0.
1重量%以上であることを特徴とするディーゼルエンジ
ン用潤滑油組成物をも提供するものである。更に、本発
明は、排ガス後処理装置を装着したディーゼルエンジン
に、潤滑油として、上記潤滑油組成物を使用することを
特徴とするディーゼルエンジンの潤滑方法をも提供する
ものである。
【0006】本発明の潤滑油組成物における基油として
は、通常、鉱油や合成油が用いられる。この鉱油や合成
油の種類、その他については、特に制限はないが、通常
は100℃における動粘度が1.5〜30cSt の範囲にあ
るものが用いられる。ここで、鉱油としては、例えば、
溶剤精製,水添精製などの通常の精製法により得られた
パラフィン基系鉱油,中間基系鉱油又はナフテン基系鉱
油などが挙げられる。また、合成油としては、例えば、
ポリプテン,ポリオレフィン〔α−オレフィン(共)重
合体〕,各種のエステル(例えば、ポリオールエステ
ル,二塩基酸エステル,リン酸エステルなど),各種の
エーテル(例えば、ポリフェニルエーテル),シリコー
ン油,アルキルベンゼン,アルキルナフタレンなどが挙
げられる。本発明においては、基油として、上記鉱油を
一種用いてもよく、二種以上組み合わせて用いてもよ
い。また、上記合成油を一種用いてもよく、二種以上組
み合わせて用いてもよい。さらには、鉱油一種以上と合
成油一種以上とを組み合わせて用いてもよい。
【0007】本発明の潤滑油組成物においては、(A)
成分としてホウ素系無灰分散剤が用いられる。このホウ
素系無灰分散剤としては、様々なものがあり、例えば
(1)アルケニル又はアルキルコハク酸イミドをホウ素
化合物で処理したもの、(2)アルケニル又はアルキル
コハク酸アミドをホウ素化合物で処理したもの、(3)
アルケニル又はアルキルベンジルアミンをホウ素化合物
で処理したもの、(4)脂肪酸アミドをホウ素化合物で
処理したものなどを用いることができる。前記(1)に
おけるアルケニル又はアルキルコハク酸イミドは、アル
ケニル又はアルキル無水コハク酸,あるいはアルケニル
又はアルキルコハク酸とポリアミンとの反応によって得
られる。ここで、アルケニル基は、分子量200〜4,0
00、好ましくは500〜3,000、より好ましくは7
00〜2,300を有する炭素数2〜15のオレフィン重
合物から形成されたものであり、好ましいアルケニル基
はポリイソブテニル基である。また、このアルケニル基
を水添してアルキル基としてもよい。ポリアミンとして
は、例えば、ポリアルキレンポリアミン、好ましくはポ
リエチレンポリアミンを挙げることができる。具体的に
は、ジエチレントリアミン,トリエチレンテトラミン,
テトラエチレンペンタミン,ペンタエチレンヘキサミン
などが挙げられる。これらのポリアミンは単独で用いて
もよく、二種以上を混合して用いてもよい。
【0008】さらに、該アルケニル又はアルキルコハク
酸イミドには、これと芳香族化合物をマンニッヒ縮合さ
せたものも含まれ、特に、最適な芳香族化合物として
は、アルキルフェノール及び硫化アルキルフェノールが
挙げられる。アルキルフェノールのアルキル基は、炭素
数3〜30のものが使用でき、具体的には、ブチルフェ
ノール,オクチルフェノール,ノニルフェノール,ドデ
シルフェノール,ヘキサデシルフェノール,エイコシル
フェノールなどが挙げられる。また、硫化アルキルフェ
ノールはアルキルフェノールの硫化物である。上記アル
ケニルコハク酸イミドとしては、ポリブテニル(無水)
コハク酸とポリエチレンポリアミンとの反応生成物であ
るポリブテニルコハク酸イミド、及びそのアルキルフェ
ノール又は硫化アルキルフェノール誘導体が好ましく用
いられる。
【0009】前記(2)におけるアルケニル又はアルキ
ルコハク酸アミドは、アルケニル又はアルキルコハク酸
とポリアミンとから得られる。ここで、アルケニル基、
アルキル基は、上記(1) の場合と同じであり、また、
ポリアミンとしては、上記(1)で例示したものと同じ
ものを挙げることができる。このポリアミンは単独で用
いてもよく、二種以上を混合して用いてもよい。前記
(3)におけるアルケニル又はアルキルベンジルアミン
(アルケニル又はアルキル置換フェノール,アルデヒド
類,アミン類の縮合物)のアルケニル基又はアルキル基
については、上記(1)の場合と同じである。さらに、
前記(4)における脂肪酸アミドは、脂肪酸とポリアミ
ンとから得られ、脂肪酸としては、好ましくは炭素数8
〜22の飽和又は不飽和の直鎖状もしくは分岐状のカル
ボン酸が用いられる。ポリアミンとしては、上記(1)
で例示したものと同じものを挙げることができる。この
ポリアミンは単独で用いてもよく、二種以上を組み合わ
せて用いてもよい。前記(1)〜(4)で用いられるホ
ウ素化合物としては、例えば、ホウ酸,ホウ酸無水物,
ハロゲン化ホウ素,ホウ酸エステル,ホウ酸アミド,酸
化ホウ素などが挙げられる。
【0010】このようにして得られたホウ素系無灰分散
剤は、通常ホウ素を0.05〜4.0重量%程度含有してい
るが、本発明では0.5〜2.2重量%の範囲で含有するも
のを用いるのが好ましい。また、上記ホウ素系無灰分散
剤の中では、特にホウ素含有アルケニルコハク酸イミド
及びホウ素含有アルキルコハク酸イミドが好適である。
本発明の潤滑油組成物においては、(A)成分のホウ素
系無灰分散剤は一種用いてもよく、二種以上を組み合わ
せて用いてもよい。また、その配合量は、組成物全重量
に基づき、5〜20重量%、好ましくは6〜15重量
%、より好ましくは8〜12重量%の範囲で選ばれる。
この配合量が5重量%未満では、エンジンの清浄性が不
充分であるし、20重量%を超えると、粘度が上昇して
実用に適さなくなる。
【0011】本発明の潤滑油組成物においては、(B)
成分の金属系清浄剤として、塩基価〔JIS−K−25
01(過塩素酸法)〕が0〜200mgKOH/g、好
ましくは0〜100mgKOH/gであるスルホネート
類,フェネート類及びサリチレート類の中から選ばれた
少なくとも一種が用いられる。ここで、スルホネート類
としては、アルキル置換された芳香族化合物スルホン化
物のアルカリ土類金属塩、及びこのものをアルカリ土類
金属水酸化物又は酸化物と二酸化炭素とにより、さらに
過塩基化したものが好適である。また、フェネート類と
しては、アルキルフェノール硫化物のアルカリ土類金属
塩、及びこのものをアルカリ土類金属水酸化物又は酸化
物と二酸化炭素とにより、さらに過塩基化したものが好
適である。そして、サリチレート類としては、アルキル
サリチル酸のアルカリ土類金属塩、及びこのものをアル
カリ土類金属水酸化物又は酸化物と二酸化炭素とによ
り、さらに過塩基化したものが好適である。上記スルホ
ネート類,フェネート類及びサリチレート類におけるア
ルカリ土類金属塩としては、カルシウム塩,マグネシウ
ム塩,バリウム塩が好ましく用いられる。これらの金属
系清浄剤は、それぞれ単独で用いてもよく、また、二種
以上を組み合わせて用いてもよい。但し、特にフェネー
ト類を選択すれば清浄性を高くできるので好ましい。上
記金属系清浄剤において、塩基価が200mgKOH/
gを超えると、硫酸灰分が多くなり、配合量が制限され
るため、エンジン清浄性が悪化する。好ましい塩基価は
0〜100mgKOH/gの範囲である。
【0012】本発明の潤滑油組成物においては、この
(B)成分の金属系清浄剤は、組成物全重量に基づき、
0.01〜30重量%の割合で配合することが必要であ
る。この配合量が0.01重量%未満では、エンジンの清
浄性が不充分であるし、30重量%を超えると、排ガス
後処理装置の目詰りなどの好ましくない事態を招来す
る。この金属系清浄剤の好ましい配合量は、後で述べる
(C)成分のエステルを配合しない場合には、3〜30
重量%の範囲であり、より好ましくは3〜15重量%の
範囲である。また、(C)成分のエステルを配合する場
合には、このエステルの種類や量に応じて0.01〜30
重量%の範囲で適宜選ばれる。
【0013】本発明の潤滑油組成物においては、所望に
応じ、(C)成分として、水酸基を有する芳香族カルボ
ン酸と炭素数が2〜80のアルコールとのエステルを配
合することができる。このエステルは高温安定性に優れ
る無灰型清浄剤としての機能を有するものである。上記
エステルとしては、例えば一般式(I)
【0014】
【化2】
【0015】〔式中、Ar は多価芳香族核、Rは有機
基、pは1〜3の整数、nは1〜4の整数、mは1〜3
の整数を示し、Rが複数ある場合は、複数のRは同一で
あっても、異なっていてもよい。〕で表される水酸基を
有する芳香族カルボン酸と、炭素数が2〜80のアルコ
ールとを反応させることにより得られるものを挙げるこ
とができる。上記一般式(I)において、Arは多価芳
香族核を示す。この多価芳香族としては、例えば、ベン
ゼン,ナフタレン,アントラセン,フェナントレン,イ
ンデン,フルオレン,ビフェニルなどから誘導されるも
のが挙げられる。これらの中では、特にベンゼン及びナ
フタレンから誘導されるものが好適である。また、この
Arには、水酸基,有機基(R) 及びカルボキシル基以
外に、場合によりハロゲン原子,ニトロ基,メルカプト
基などが置換されていてもよい。
【0016】また、Rは有機基で、例えば、炭化水素
基,アルコキシ基,ジアルキルアミノ基などが挙げられ
るが、特に、炭化水素基が好ましい。Rが複数ある場合
は、複数のRは同一でも異なっていてもよい。該炭化水
素基については、特に制限はなく、アルキル基やアルケ
ニル基などの鎖式炭化水素基,シクロアルキル基やシク
ロアルケニル基などの環式炭化水素基,フェニル基やナ
フチル基などの芳香族炭化水素基のいずれであってもよ
いが、好ましくはアルキル基やアルケニル基などの鎖式
炭化水素基である。これらの炭化水素基は、別の炭化水
素基、例えば、低級アルキル基,シクロアルキル基,フ
ェニル基などによって置換されていても差し支えない。
また、該炭化水素基は、実質上炭化水素基的な性質を保
持しているかぎり、非炭化水素基によって置換されてい
るものも包含する。この非炭化水素基としては、例え
ば、ニトロ基,アミノ基,ハロ基,ヒドロキシル基,低
級アルコキシ基,低級アルキルメルカプト基,オキソ
基,チオ基,中断基(例えば、−NH−,−O−,−S
−)などが挙げられる。好ましいRの具体例としては、
ヘキシル基,1−メチルヘキシル基,2,3,5−トリ
メチルヘプチル基,オクチル基,3−エチルオクチル
基,4−エチル−5−メチルオクチル基,ノニル基,デ
シル基,ドデシル基,2−メチル−4−エチルドデシル
基,ヘキサデシル基,オクタデシル基,エイコシル基,
ドコシル基,テトラコンチル基などの直鎖又は分岐のア
ルキル基、オレフィン重合体(例えば、ポリエチレン,
ポリプロピレン,ポリイソブチレン,エチレン−プロピ
レン共重合体など)から誘導される直鎖又は分岐のアル
キル基などを挙げることができる。
【0017】一方、炭素数2〜80のアルコールとして
は、脂肪族アルコールであってもよいし、芳香族アルコ
ールであってもよく、また1価アルコールであっても、
多価アルコールであってもよい。脂肪族アルコールとし
ては、例えば、炭素数2〜24の直鎖状又は分岐状の1
価アルコール類、具体的には、ヘキサノール,オクタノ
ール,デカノール,ドデカノール,テトラデカノール,
ヘキサデカノール,オクタデカノール,オレイルアルコ
ール,リノレニルアルコール,ラウリルアルコール,ミ
リスチルアルコール,セチルアルコール,ステアリルア
ルコール,ベヘニルアルコールなど、また、オキソ工程
により製造されるタイプの比較的高級な合成の1価アル
コール(例えば、2−エチルヘキシルアルコール)、ア
ルドール縮合により形成されるタイプや、有機アルミニ
ウム触媒によるα−オレフィン(例えば、エチレン,プ
ロピレンなど)のオリゴマー化とそれに続く酸化により
形成されるタイプの比較的高級な合成の1価アルコー
ル,さらにはシクロペンタノール,シクロヘキサノー
ル,シクロドデカノールなどのシクロアルキルアルコー
ルなど、あるいは多価アルコール類、具体的には、エチ
レングリコール,プロピレングリコール,ブチレングリ
コール,ペンチレングリコール,ヘキシレングリコー
ル,ヘプチレングリコール,2−エチル−1,3−トリ
メチレングリコール,ネオペンチルグリコール,ジエチ
レングリコール,比較的高級なポリエチレングリコール
やポリプロピレングリコール,トリプロピレングリコー
ル,ジブチレングリコール,ジペンチレングリコール,
ジヘキシレングリコール,ジヘプチレングリコール、さ
らには、一般式HOCH2 (CHOH) n CH2 OH
(例えば、グリセロール,ソルビトール,マンニトール
など)の糖類、ペンタエリスリトールやそのオリゴマー
(例えば、ジペンタエリスリトール,トリペンタエリス
リトールなど)、トリメチロールエタン,トリメチロー
ルプロパンなどのメチロールポリオールなどが挙げられ
る。
【0018】芳香族アルコールとしては、例えば、フェ
ノール,アルキルフェノール,ナフトール,アルキルナ
フトールなどの1価アルコール類、カテコール,アルキ
ルカテコール,硫化アルキルフェノール,メチレン架橋
のアルキルフェノールなどの2価アルコール類、トリヒ
ドロキシベンゼン,トリヒドロキシアルキルベンゼンな
どの3価アルコール類などが挙げられる。このエステル
のアルコール成分としては、芳香族アルコールが好まし
く、特にアルキルフェノール,アルキルカテコール,ト
リヒドロキシアルキルベンゼンなどのアルキル置換芳香
族アルコールが、得られるエステルの性能の点から好ま
しい。ここで、アルキル基は炭素数1〜24、好ましく
は6〜20のものが好適であり、またこのアルキル基
は、直鎖状,分岐状のいずれでもよく、さらに芳香環に
1〜3個程度置換されていてもよいが、1個置換したも
のが好ましい。
【0019】本発明において、(C)成分として用いら
れるエステルの具体例としては、
【0020】
【化3】
【0021】などが挙げられる。この(C)成分のエス
テルは、そのまま用いてもよく、ホウ素化合物で処理
し、ホウ素を含有させたものを用いてもよい。ここで、
ホウ素化合物としては、例えば、ホウ酸,ホウ酸無水
物,ハロゲン化ホウ素,ホウ酸エステル,ホウ酸アミ
ド,酸化ホウ素などが挙げられる。本発明の潤滑油組成
物においては、この(C)成分のエステルは一種用いて
もよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。また、
その配合量は、組成物全重量に基づき、0.1〜30重量
%、好ましくは1〜20重量%の範囲で選ばれる。この
配合量が0.1重量%未満では、(C)成分を配合した効
果が充分に発揮されず、また30重量%を超えると、低
温での粘度が上昇して不都合である。本発明の潤滑油組
成物においては、硫酸灰分量は1.0重量%以下、好まし
くは0.6重量%以下である。この硫酸灰分量が1.0重量
%を超えると、排ガス後処理装置の目詰りなどの好まし
くない事態を招来する傾向がみられる。また、該潤滑油
組成物においては、ホウ素含有量は0.1重量%以上、好
ましくは0.1〜1.2重量%、より好ましくは0.1〜0.4
重量%の範囲である。このホウ素含有量が0.1重量%未
満では、エンジンの清浄性が充分に発揮されない。
【0022】本発明の潤滑油組成物には、本発明の目的
が損なわれない範囲で、必要に応じてその他の添加剤、
例えば、摩耗防止剤,酸化防止剤,粘度指数向上剤,流
動点降下剤,防錆剤,金属腐食防止剤,消泡剤,界面活
性剤などを適宜添加することができる。ここで、摩耗防
止剤としては、ジチオリン酸亜鉛系(ZnDTP),ジ
チオカルバミン酸亜鉛系(ZnDTC),硫黄系などを
用いることができる。ZnDTP系摩耗防止剤として
は、例えば、一級アルキルジチオリン酸亜鉛,二級アル
キルジチオリン酸亜鉛,アルキル置換アリールジチオリ
ン酸亜鉛,アリールジチオリン酸亜鉛などが挙げられ
る。具体的には、炭素数3〜18の直鎖又は分岐炭化水
素基を有する第一級又は第二級アルキルジチオリン酸亜
鉛,フェニル基又は炭素数1〜18のアルキル置換フェ
ニル基を有するアリール又はアルキル置換アリールジチ
オリン酸亜鉛などが用いられる。
【0023】また、ZnDTC系摩耗防止剤としては、
例えば、一級アルキルジチオカルバミン酸亜鉛,二級ア
ルキルジチオカルバミン酸亜鉛,アルキル置換アリール
ジチオカルバミン酸亜鉛,アリールジチオカルバミン酸
亜鉛などが挙げられる。具体的には、炭素数3〜18の
直鎖又は分岐炭化水素基を有する第一級又は第二級アル
キルジチオカルバミン酸亜鉛,フェニル基又は炭素数1
〜18のアルキル置換フェニル基を有するアリール又は
アルキル置換アリールジチオカルバミン酸亜鉛などが用
いられる。さらに、硫黄系摩耗防止剤としては、例え
ば、トリアルキルフォスフォロチオネート,トリフェニ
ルフォスフォロチオネート,アルキルジアリールフォス
フォロチオネートなどのフォスフォロチオネート、硫化
油脂、硫化オレフィンなどが挙げられる。これらの摩耗
防止剤は、それぞれ単独で用いてもよく、また、二種以
上を組み合わせて用いてもよい。例えば、ZnDTPを
用いる場合、摩耗防止能及び酸化防止能に優れる一級ア
ルキルジチオリン酸亜鉛と、それらの効果の持続性に優
れる二級アルキルジチオリン酸亜鉛とを組み合わせて用
いるのが好ましい。そして、これらの摩耗防止剤は、通
常、組成物全重量に基づき、0〜3重量%、好ましくは
0.2〜1.5重量%の範囲で添加される。
【0024】酸化防止剤としては、例えば、アルキル化
ジフェニルアミン,フェニル−α−ナフチルアミン,ア
ルキル化−α−ナフチルアミンなどのアミン系酸化防止
剤、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール;
4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェ
ノール);4,4’−ビス(2,6−ジ−t−ブチルフ
ェノール);4,4’−ビス(2−メチル−6−t−ブ
チルフェノール);2,2’−メチレンビス(4−エチ
ル−6−t−ブチルフェノール);2,2’−メチレン
ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール);4,
4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフ
ェノール);4,4’−チオビス(2−メチル−6−t
−ブチルフェノール);4,4’−チオビス(3−メチ
ル−6−t−ブチルフェノール);2,2’−チオビス
(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)などのフェ
ノール系酸化防止剤などが挙げられる。これらは、通常
組成物全重量に基づき0.05〜2重量%の割合で添加さ
れる。
【0025】粘度指数向上剤としては、例えば、ポリメ
タクリレート、分散型ポリメタクリレート,オレフィン
系共重合体(例えば、エチレン−プロピレン共重合体な
ど),分散型オレフィン系共重合体,スチレン系共重合
体(例えば、スチレン−ジエン水素化共重合体など)な
どが、流動点降下剤としては、例えば、ポリメタクリレ
ートなどが、防錆剤としては、例えば、アルケニルコハ
ク酸やその部分エステルなどが、金属腐食防止剤として
は、例えば、ベンゾトリアゾール系,ベンズイミダゾー
ル系,ベンゾチアゾール系,チアジアゾール系などが、
消泡剤としては、例えば、ジメチルポリシロキサン,ポ
リアクリレートなどが、界面活性剤としては、例えば、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルなとが用
いられる。
【0026】次に、本発明のディーゼルエンジンの潤滑
方法について説明する。この潤滑方法においては、排ガ
ス後処理装置を装着したディーゼルエンジンに、潤滑油
として、前記の潤滑油組成物が用いられる。図1は、本
発明のディーゼルエンジンの潤滑方法を説明するための
模式図である。ディーゼルエンジン(例えば、4サイク
ル)1には、排ガス後処理装置2が装着されている。そ
して、ディーゼルエンジン1には、潤滑油3が使用さ
れ、燃料として、例えば、軽油,灯油など(好ましくは
燃料中の硫黄分が0.1重量%以下の少ないもの)が用い
られ、運転され、動力を発生する。同時に発生する排ガ
スは、ディーゼルエンジン1に装着された排ガス後処理
装置2で処理されて、外部に排出される。排ガス後処理
装置2としては、排ガス中の粒子状排出物を捕捉するた
めの酸化触媒装置、あるいはPMトラップなどがある。
【0027】
【実施例】更に、実施例及び比較例により本発明を詳細
に説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定
されるものではない。なお、実施例及び比較例中の配合
量は、全て重量%で表示してある。また、潤滑油組成物
の性能は、次に示す方法によりエンジンの清浄性及び耐
デポジット性(PMトラップ閉塞率)を求め、評価し
た。 (1)エンジンの清浄性 エンジンとしては、排気量300ccの小型発電機用単
気筒4サイクルディーゼルエンジンを使用し、平均ポア
サイズ30μmのセラミックフィルターを有するウォー
ルフロー型PMフィルターを排気管に装着した。第1表
に示す条件で運転したのち、エンジンを分解し、ピスト
ンのTopランド,Topグループ,2ndランド,3
rdランド,アンダークラウンの合計5箇所の清浄性を
それぞれ10点法で評価し、その合計点を求めた。な
お、参考のため市販API CD級ディーゼル油につい
て、本試験法での清浄性は36点であった。また、同C
C級ディーゼル油では、21点であった。
【0028】
【表1】
【0029】(2)PMトラップ閉塞率 上記清浄性試験と同じエンジン,PMトラップを使用
し、第2表に示す条件で運転した。その後、PMトラッ
プの再生操作(電気ヒーターにて、700℃,3時間加
熱)を行い、再度同条件で運転した。一定条件になった
のを確認したのち、PMトラップの入口と出口における
差圧を測定し、下記式からPMトラップ閉塞率を求め
た。 PMトラップ閉塞率(%)=〔(200時間運転後の差
圧ΔP’−初期差圧ΔP)/初期差圧ΔP〕×100
【0030】
【表2】
【0031】実施例1〜12及び比較例1〜5 第3表に示す配合組成に従って潤滑油組成物を調製し、
各潤滑油組成物について、エンジンの清浄性及びPMト
ラップ閉塞率を測定して性能を評価するとともに、硫酸
灰分量(JIS K−2272に準拠して測定)及びホ
ウ素含有量を求めた。その結果を第4表に示す。
【0032】
【表3】
【0033】
【表4】
【0034】
【表5】
【0035】〔注〕 1)ポリα−オレフィン:100℃における動粘度10
cSt 2)ZnDTP(primary, secondary) pri. : sec. =
9:2(P含有量) 3)ホウ素系イミドA:
【0036】
【化4】
【0037】4)ホウ素系イミドB:
【0038】
【化5】
【0039】5)モノイミド:
【0040】
【化6】
【0041】6)エステル1:ドデシルサリチル酸ドデ
シルフェニルエステル 7)エステル2:ドデシルサリチル酸グリコールエステ
ル 8)TBN:塩基価(過塩素酸法,mgKOH/g)
【0042】
【表6】
【0043】
【発明の効果】以上の如く、本発明の灰分を低減したデ
ィーゼルエンジン用潤滑油組成物は、粒子状排出物(P
M)トラップ,酸化触媒などの排ガス後処理装置の性能
を損なうことなく、優れたエンジン清浄性及び耐デポジ
ット性を発現することができ、排ガス後処理装置を装置
したディーゼルエンジンの潤滑油として極めて好適であ
る。そして、上記のディーゼルエンジンの運転におい
て、本発明の潤滑油組成物を使用すると、排ガス後処理
装置の性能を損なうことなく、優れたエンジンの清浄性
及び耐デポジット性を発現させ、ディーゼルエンジンを
潤滑することができる。したがって、この潤滑油組成物
を用いた本発明のディーゼルエンジンの潤滑方法は、デ
ィーゼルエンジンの排ガス規制対策として充分な効果を
発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のディーゼルエンジンの潤滑方法を説
明するための模式図である。
【符号の説明】
1:ディーゼルエンジン 2:排ガス後処理装置 3:潤滑油
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C10M 129:76 C10N 40:25 139:00 159:20) C10N 30:04 40:25 (56)参考文献 特開 平1−207393(JP,A) 特開 平1−163294(JP,A) 特開 昭59−15491(JP,A) 特開 昭58−8798(JP,A) 特開 昭61−51096(JP,A) 特開 昭49−101278(JP,A) 特開 平3−45696(JP,A) 特公 昭46−36601(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C10M 163/00 C10M 129/10 - 129/14 C10M 129/54 C10M 129/76 C10M 135/10 C10M 139/00 C10M 155/04 C10M 159/20 - 159/24 C10N 30:04 C10N 40:25 - 40:28

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潤滑油基油に対し、組成物全重量に基づ
    き、(A)ホウ素系無灰分散剤5〜20重量%、及び
    (B)塩基価(過塩素酸法)が0〜200mgKOH/
    gのスルホネート類,フェネート類及びサリチレート類
    の中から選ばれた少なくとも一種の金属系清浄剤〜3
    0重量%を配合したものであって、組成物中の硫酸灰分
    量が1.0重量%以下で、かつホウ素含有量が0.1重
    量%以上であることを特徴とするディーゼルエンジン用
    潤滑油組成物。
  2. 【請求項2】ホウ素含有量が0.1〜1.2重量%であ
    る請求項1記載のディーゼルエンジン用潤滑油組成物。
  3. 【請求項3】潤滑油基油に対し、組成物全重量に基づ
    き、(A)ホウ素系無灰分散剤5〜20重量%、(B)
    塩基価(過塩素酸法)が0〜200mgKOH/gのス
    ルホネート類,フェネート類及びサリチレート類の中か
    ら選ばれた少なくとも一種の金属系清浄剤0.01〜3
    0重量%、及び(C)水酸基を有する芳香族カルボン酸
    と炭素数が2〜80のアルコールとのエステル0.1〜
    30重量%を配合したものであって、組成物中の硫酸灰
    分量が1.0重量%以下で、かつホウ素含有量が0.1
    重量%以上であることを特徴とするディーゼルエンジン
    用潤滑油組成物。
  4. 【請求項4】(C)成分が、水酸基を有する芳香族カル
    ボン酸とアルキル置換芳香族アルコールとのエステルで
    ある請求項記載のディーゼルエンジン用潤滑油組成
    物。
  5. 【請求項5】(C)成分における水酸基を有する芳香族
    カルボン酸が、一般式(I) 【化1】 〔式中、Arは多価芳香族核、Rは有機基、Pは1〜3
    の整数、nは1〜4の整数、mは1〜3の整数を示し、
    Rが複数ある場合は、複数のRは同一でも異なっていて
    もよい。〕で表されるものである請求項記載のディー
    ゼルエンジン用潤滑油組成物。
  6. 【請求項6】(C)成分が、次式 【化7】 で表されるエステルの少なくとも一種である請求項3記
    載のディーゼルエンジン用潤滑油組成物。
  7. 【請求項7】ホウ素含有量が0.1〜1.2重量%であ
    る請求項記載のディーゼルエンジン用潤滑油組成物。
  8. 【請求項8】排ガス後処理装置を装着したディーゼルエ
    ンジンに、潤滑油として、請求項1ないし7のいずれか
    に記載の潤滑油組成物を使用することを特徴とするディ
    ーゼルエンジンの潤滑方法。
  9. 【請求項9】排ガス後処理装置が粒子状排出物(PM)
    トラップである請求項8記載のディーゼルエンジンの潤
    滑方法。
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