JP3499314B2 - シール用又はガイド用構造体及びその製法 - Google Patents
シール用又はガイド用構造体及びその製法Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はシール用又はガイド用構
造体及びその製法に関する。
造体及びその製法に関する。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】以下により詳細に記載
されるように、本発明は自動車の車体構造、特に自動車
上部を形成する窓フレームに用いられる窓シール用及び
ガイドストリップ用構造体を提供することを目的とする
ものである。該シール用又はガイドストリップ用構造体
は窓フレームに付けられて、ドアの下部から上げられ、
そして下げられる窓ガラスの縁を保持する。そして、本
発明はこれら構造体が熱成型時の熱損傷を受けにくい構
造のストリップを提供することを目的とする。しかしな
がら、本発明はこのような応用自動車の窓ガラス用に限
定されるのではない。
されるように、本発明は自動車の車体構造、特に自動車
上部を形成する窓フレームに用いられる窓シール用及び
ガイドストリップ用構造体を提供することを目的とする
ものである。該シール用又はガイドストリップ用構造体
は窓フレームに付けられて、ドアの下部から上げられ、
そして下げられる窓ガラスの縁を保持する。そして、本
発明はこれら構造体が熱成型時の熱損傷を受けにくい構
造のストリップを提供することを目的とする。しかしな
がら、本発明はこのような応用自動車の窓ガラス用に限
定されるのではない。
【０００３】
【課題を解決するための手段】本発明のシール用又はガ
イド用構造体は、ストリップ媒体、及びストリップ媒体
の領域と重なる限られた領域のみでストリップ媒体と結
合しているフレキシブル材料の部分より成る。この部分
は熱成型操作によってストリップ媒体と同時熱成型で形
成される。この部分はストリップ媒体に対して第一及び
第二位置の可能性を有している。第一の位置は成型操作
中に操作可能であり、この部分が大部分の領域にわたっ
てストリップ媒体より間隔があけられるためにストリッ
プ媒体の材料が成型操作の熱によって損傷を受けること
から守られる位置にあることである。第二の位置は、成
型操作が完了したあとで採用される位置にあり、この領
域にわたってこの部分がストリップ媒体にきわめて近接
する位置にあることである。
イド用構造体は、ストリップ媒体、及びストリップ媒体
の領域と重なる限られた領域のみでストリップ媒体と結
合しているフレキシブル材料の部分より成る。この部分
は熱成型操作によってストリップ媒体と同時熱成型で形
成される。この部分はストリップ媒体に対して第一及び
第二位置の可能性を有している。第一の位置は成型操作
中に操作可能であり、この部分が大部分の領域にわたっ
てストリップ媒体より間隔があけられるためにストリッ
プ媒体の材料が成型操作の熱によって損傷を受けること
から守られる位置にあることである。第二の位置は、成
型操作が完了したあとで採用される位置にあり、この領
域にわたってこの部分がストリップ媒体にきわめて近接
する位置にあることである。
【０００４】本発明によれば、窓ガラスの鋭い角をシー
ル又はガイドするためのシール用又はガイドストリップ
用構造体が更に提供される。即ち、本発明のシール用又
はガイド用構造体は、一定の鋭い角で互いに結合させら
れ、窓ガラスを受けるための一定のガイド溝を有する二
つの長さのストリップ、及び鋭い角を架橋するとともに
ガイド溝に隣合う両ストリップのそれぞれの領域を重ね
合せるために、熱成型操作中に製造されるフレキシブル
材料の概して平らな部分とから成り立っている。この平
らな部分はこの大部分の領域にわたって両ストリップを
互いに引き離しており、この領域の小さな部分を形成す
る固着領域で両ストリップは互いに結合している。この
部分はストリップに対して二つの利点を有しており、第
一に、成形操作によって形成され、この大部分の領域で
両ストリップは互いに間隔があけられていることによっ
て、両ストリップの材料は成型操作の熱による影響を本
質的に受けることがない。第二に、この大部分の領域に
わたって両ストリップと接触していることである。
ル又はガイドするためのシール用又はガイドストリップ
用構造体が更に提供される。即ち、本発明のシール用又
はガイド用構造体は、一定の鋭い角で互いに結合させら
れ、窓ガラスを受けるための一定のガイド溝を有する二
つの長さのストリップ、及び鋭い角を架橋するとともに
ガイド溝に隣合う両ストリップのそれぞれの領域を重ね
合せるために、熱成型操作中に製造されるフレキシブル
材料の概して平らな部分とから成り立っている。この平
らな部分はこの大部分の領域にわたって両ストリップを
互いに引き離しており、この領域の小さな部分を形成す
る固着領域で両ストリップは互いに結合している。この
部分はストリップに対して二つの利点を有しており、第
一に、成形操作によって形成され、この大部分の領域で
両ストリップは互いに間隔があけられていることによっ
て、両ストリップの材料は成型操作の熱による影響を本
質的に受けることがない。第二に、この大部分の領域に
わたって両ストリップと接触していることである。
【０００５】更に本発明は、熱による損傷を受けやすい
領域を有するある長さのシール用又はガイド用ストリッ
プの上にフレキシブル材料の部分を熱成型する方法を提
供する。この方法は、成型操作のためのモールドのキャ
ビティを定めることから成り、これによってキャビティ
がこの領域にきわめて近接するストリップの前もって決
められた部分の大部分にわたってストリップから間隔を
あけるとともに、この領域から離れた小部分とはストリ
ップと接触するようにしている。そして、フレキシブル
材料のこの部分はこの領域の小部分でストリップと成型
上付いているが大部分では間隔があるため、この領域は
成型操作の熱による損傷から保護される。この後、フレ
キシブル材料のこの部分は領域中の大部分にわたってス
トリップと接触する位置へ移動することができる。
領域を有するある長さのシール用又はガイド用ストリッ
プの上にフレキシブル材料の部分を熱成型する方法を提
供する。この方法は、成型操作のためのモールドのキャ
ビティを定めることから成り、これによってキャビティ
がこの領域にきわめて近接するストリップの前もって決
められた部分の大部分にわたってストリップから間隔を
あけるとともに、この領域から離れた小部分とはストリ
ップと接触するようにしている。そして、フレキシブル
材料のこの部分はこの領域の小部分でストリップと成型
上付いているが大部分では間隔があるため、この領域は
成型操作の熱による損傷から保護される。この後、フレ
キシブル材料のこの部分は領域中の大部分にわたってス
トリップと接触する位置へ移動することができる。
【０００６】
【実施例】本発明を具体化する窓シール用又はガイド用
ストリップ構造体、及び本発明によるその製法を、実施
例を用い、添付された図を参照しながら以下に述べる。
ストリップ構造体、及び本発明によるその製法を、実施
例を用い、添付された図を参照しながら以下に述べる。
【０００７】図１は、窓の開口部１０に対して８の輪郭
で示される窓フレームを上下に移動させる下部を有する
ドア５を備えた自動車の車体の側面を示す。通常、開口
部に対する窓ガラスはドアの下部６の中から上げ下げさ
れることが可能である。フレーム８は、図１には示され
ていないが、シール用及びガイド用ストリップを有して
おり、これらは以下に詳細に述べられる。フレーム８
は、車体のいわゆる“Ａ”柱にそっているドアの前面を
傾傾している８Ａ部、車体のいわゆる“Ｂ”柱にそって
いる一般に垂直な８Ｂ部、及びドアの頂部にそって走る
８Ｃ部より成っている。“Ｂ”柱が車体のルーフ１４と
交わるところ１６には、鋭い角度（ほぼ９０°）が形成
される。以下の説明においては、シール用及びガイド用
ストリップ構造体は鋭いコーナー１６に対応して形づく
られるフレーム８と合体される。
で示される窓フレームを上下に移動させる下部を有する
ドア５を備えた自動車の車体の側面を示す。通常、開口
部に対する窓ガラスはドアの下部６の中から上げ下げさ
れることが可能である。フレーム８は、図１には示され
ていないが、シール用及びガイド用ストリップを有して
おり、これらは以下に詳細に述べられる。フレーム８
は、車体のいわゆる“Ａ”柱にそっているドアの前面を
傾傾している８Ａ部、車体のいわゆる“Ｂ”柱にそって
いる一般に垂直な８Ｂ部、及びドアの頂部にそって走る
８Ｃ部より成っている。“Ｂ”柱が車体のルーフ１４と
交わるところ１６には、鋭い角度（ほぼ９０°）が形成
される。以下の説明においては、シール用及びガイド用
ストリップ構造体は鋭いコーナー１６に対応して形づく
られるフレーム８と合体される。
【０００８】ドアによって保持されるフレーム８（この
例の場合）は、押し出しアルミニウムのような金属より
なる。図２はコーナー１６でのフレーム８の部分を示
し、これは図１のIIの領域の拡大図である。図２から
は、シール用及びガイド用ストリップ構造体は省略され
ている。図に示されるように、フレームはコーナー１６
で曲線部２２を有する中空のアルミニウム押し出し体よ
りなる。そのため、図１に示されるように、この曲線部
２２は鋭いコーナーを架橋している。車体の外に面し
て、アルミニウム押し出し体には溝２４、及び外に向っ
て突き出ているフランジ２６が設けられている。しかし
ながら、フランジ２６は押し出し体の曲線領域２２でギ
ャップ２８を形成するために中断されている、即ち省略
されている。
例の場合）は、押し出しアルミニウムのような金属より
なる。図２はコーナー１６でのフレーム８の部分を示
し、これは図１のIIの領域の拡大図である。図２から
は、シール用及びガイド用ストリップ構造体は省略され
ている。図に示されるように、フレームはコーナー１６
で曲線部２２を有する中空のアルミニウム押し出し体よ
りなる。そのため、図１に示されるように、この曲線部
２２は鋭いコーナーを架橋している。車体の外に面し
て、アルミニウム押し出し体には溝２４、及び外に向っ
て突き出ているフランジ２６が設けられている。しかし
ながら、フランジ２６は押し出し体の曲線領域２２でギ
ャップ２８を形成するために中断されている、即ち省略
されている。
【０００９】図３は、アルミニウムのような金属から別
々に作られ、以下に説明するように、図２のギャップ２
８に合うような形状と大きさにされているコーナー支持
体８０を示す。コーナー支持体８０は台８２から成る単
純な構造物である。この台８０は、片側にアルミニウム
押し出体２０上のフランジ２６（図２参照）とほぼ同じ
厚さのフランジ８４を有し、他の側に、より厚いショル
ダー８６を有する。コーナー支持体８０は、コーナー１
６の角度と一致する外部エッジ８８を提供するような形
状とされている。その反対側のエッジ９０はアルミニウ
ム押し出し体２０の曲線部（図２参照）の外部径に一致
するように曲線を形成している。図４はアルミニウム押
し出し体上の位置にはめ込まれたコーナー部品８０を示
している。コーナー部品８０のショルダー８６（図３）
はアルミニウム押し出し体２０（図２）の曲線領域２８
にわたって溝２４の中へ細長くはめ込まれ、溝の中でし
っかりと固定されている。このように、コーナー部品８
０のフランジ８４はアルミニウム押し出し体のフランジ
２６にそって一列に並べられる。両者は合わさって図１
に示される角度１６に一致した鋭い角度（ほぼ９０°）
を有する連続したフランジを形成する。分離したフラン
ジ２６及び８２より作られた該連続フランジはシール用
ストリップを支持する。図５はシール用ストリップ９１
がとりうる一つの形状を示す。
々に作られ、以下に説明するように、図２のギャップ２
８に合うような形状と大きさにされているコーナー支持
体８０を示す。コーナー支持体８０は台８２から成る単
純な構造物である。この台８０は、片側にアルミニウム
押し出体２０上のフランジ２６（図２参照）とほぼ同じ
厚さのフランジ８４を有し、他の側に、より厚いショル
ダー８６を有する。コーナー支持体８０は、コーナー１
６の角度と一致する外部エッジ８８を提供するような形
状とされている。その反対側のエッジ９０はアルミニウ
ム押し出し体２０の曲線部（図２参照）の外部径に一致
するように曲線を形成している。図４はアルミニウム押
し出し体上の位置にはめ込まれたコーナー部品８０を示
している。コーナー部品８０のショルダー８６（図３）
はアルミニウム押し出し体２０（図２）の曲線領域２８
にわたって溝２４の中へ細長くはめ込まれ、溝の中でし
っかりと固定されている。このように、コーナー部品８
０のフランジ８４はアルミニウム押し出し体のフランジ
２６にそって一列に並べられる。両者は合わさって図１
に示される角度１６に一致した鋭い角度（ほぼ９０°）
を有する連続したフランジを形成する。分離したフラン
ジ２６及び８２より作られた該連続フランジはシール用
ストリップを支持する。図５はシール用ストリップ９１
がとりうる一つの形状を示す。
【００１０】符号で示されているように、シール用スト
リップはプラスチックやゴムのような押し出された材料
９２からなり、該押し出された材料は溝９３が設けられ
るとともに、チャンネルの形をした金属キャリヤ９４を
含んでいる。例えば、連続した穴のあいていない金属チ
ャンネルの形をとりうる。逆に、フレキシビリティーを
上げるために穴があけられていてもよい。別の形状で
は、一般にＵ字形でチャンネルを形成する金属部品を順
次並べたものであってもよい。そして、互いに全く連結
されていなくても、短い全体の一部分を構成するフレキ
シブルな連結リンクによって連結されていてもよい。
又、別の形状では、キャリヤはらせん状に輪になったワ
イヤでもよい。更に他の形状のキャリヤも使用されう
る。図示されるように、キャリヤ９４は全体の一部を構
成する延長部９６を有しており、溝９３に正しい角度で
延びている。
リップはプラスチックやゴムのような押し出された材料
９２からなり、該押し出された材料は溝９３が設けられ
るとともに、チャンネルの形をした金属キャリヤ９４を
含んでいる。例えば、連続した穴のあいていない金属チ
ャンネルの形をとりうる。逆に、フレキシビリティーを
上げるために穴があけられていてもよい。別の形状で
は、一般にＵ字形でチャンネルを形成する金属部品を順
次並べたものであってもよい。そして、互いに全く連結
されていなくても、短い全体の一部分を構成するフレキ
シブルな連結リンクによって連結されていてもよい。
又、別の形状では、キャリヤはらせん状に輪になったワ
イヤでもよい。更に他の形状のキャリヤも使用されう
る。図示されるように、キャリヤ９４は全体の一部を構
成する延長部９６を有しており、溝９３に正しい角度で
延びている。
【００１１】キャリヤの延長部９６は窓ガラスを支持す
る溝１００の壁９８を強化する。壁９８は再度曲って入
り込んだへり１０２の一部であり、ガラスを支持する溝
１００の反対側の壁はへり１０４で形成されている。他
のへり１０６は溝１００の底部の上に設けられている。
実際に使用される時には、フランジが溝９３と組合わさ
るために、シール用ストリップ９１はフランジ２６又は
フランジ８４（図３及び４）の上の位置ではめ込まれ
る。ストリップ９１はフランジを強く挾み、挾む力は金
属キャリヤ９４の弾性力及び溝９３の内部へ延びる部分
を形成するフレキシブルな突起１０８によって補強され
る。突起１０８は、摩擦、挾み力を増加するために、押
し出された材料９０の残余の部分よりも柔らかな材料で
押し出すこともできる。このようにして、スライドする
窓ガラスを溝１００の中に入れるために、ストリップ９
１は窓の開口平面中のガラスを支持する溝１００を提供
する。へり１０２及び１０６の外側の表面は窓ガラスと
会合する部分でフロック材でコートされている。
る溝１００の壁９８を強化する。壁９８は再度曲って入
り込んだへり１０２の一部であり、ガラスを支持する溝
１００の反対側の壁はへり１０４で形成されている。他
のへり１０６は溝１００の底部の上に設けられている。
実際に使用される時には、フランジが溝９３と組合わさ
るために、シール用ストリップ９１はフランジ２６又は
フランジ８４（図３及び４）の上の位置ではめ込まれ
る。ストリップ９１はフランジを強く挾み、挾む力は金
属キャリヤ９４の弾性力及び溝９３の内部へ延びる部分
を形成するフレキシブルな突起１０８によって補強され
る。突起１０８は、摩擦、挾み力を増加するために、押
し出された材料９０の残余の部分よりも柔らかな材料で
押し出すこともできる。このようにして、スライドする
窓ガラスを溝１００の中に入れるために、ストリップ９
１は窓の開口平面中のガラスを支持する溝１００を提供
する。へり１０２及び１０６の外側の表面は窓ガラスと
会合する部分でフロック材でコートされている。
【００１２】図５に示されるように、シール用ストリッ
プ９１は更にへり１１０及び１１２を窓フレームの外
側、即ちドアの外側の縁の上に有している。ドアが閉じ
られる時には、これらのへり１１０及び１１２はドアの
フレームとかみ合って、ドアの縁の回りをシールする。
シール用ストリップ９１は更に分離した補強金属ストリ
ップ１１４を含むこともできる。コーナー支持体８０
（図３及び４）によって形成される窓フレームのコーナ
ーにおいて、二つの長さのシール用ストリップ９１は合
わさって、図６に示されるようにコーナーに一致する。
特に、シール用ストリップ９１Ａ及び９１Ｂは１１６の
線にそって斜め継ぎされる。更に、そして以下に詳細に
述べられるように、ゴムや他の適当な材料からフレキシ
ブルコーナー部品１２０（図６）を形成するように成形
操作が行われる。コーナー部品１２０はシール用ストリ
ップ９１Ａ及び９１Ｂの底部の壁９８に付着し、使用時
にはコーナー支持体８０の台８２にほぼ一致するような
形状を有している。（図３及び４参照） 図７は、シール用ストリップ９１Ａ、及びコーナー支持
体８０上の位置のコーナー部品１２０を示すとともに、
シール用ストリップ９１Ａの溝９３がいかにしてコーナ
ー支持体８０のフランジ８４を取り囲むかを示してい
る。又、図７はコーナー部品１２０がコーナー支持体８
０の台８２の上にいかにして載置されるかを示してい
る。
プ９１は更にへり１１０及び１１２を窓フレームの外
側、即ちドアの外側の縁の上に有している。ドアが閉じ
られる時には、これらのへり１１０及び１１２はドアの
フレームとかみ合って、ドアの縁の回りをシールする。
シール用ストリップ９１は更に分離した補強金属ストリ
ップ１１４を含むこともできる。コーナー支持体８０
（図３及び４）によって形成される窓フレームのコーナ
ーにおいて、二つの長さのシール用ストリップ９１は合
わさって、図６に示されるようにコーナーに一致する。
特に、シール用ストリップ９１Ａ及び９１Ｂは１１６の
線にそって斜め継ぎされる。更に、そして以下に詳細に
述べられるように、ゴムや他の適当な材料からフレキシ
ブルコーナー部品１２０（図６）を形成するように成形
操作が行われる。コーナー部品１２０はシール用ストリ
ップ９１Ａ及び９１Ｂの底部の壁９８に付着し、使用時
にはコーナー支持体８０の台８２にほぼ一致するような
形状を有している。（図３及び４参照） 図７は、シール用ストリップ９１Ａ、及びコーナー支持
体８０上の位置のコーナー部品１２０を示すとともに、
シール用ストリップ９１Ａの溝９３がいかにしてコーナ
ー支持体８０のフランジ８４を取り囲むかを示してい
る。又、図７はコーナー部品１２０がコーナー支持体８
０の台８２の上にいかにして載置されるかを示してい
る。
【００１３】コーナー部品１２０は、アルミニウム押し
出し体２０と接触する曲ったへり１２２とともに形成さ
れる。（図４） 上記のとおり、コーナー部品２０は成型操作によって製
造される。コーナーで斜め継ぎされた二つの長さのスト
リップ９１Ａ及び９１Ｂ（図６）は、図示されないモー
ルドの中に置かれる。モールドはコーナー部品１２０の
形状と一致したキャビティを有し、このモールド中へ材
料が入れられ加熱されてコーナー部品が成型される。図
８及び９は、この成型操作で製造された後のコーナー部
品１２０を示す。又、コーナー部品１２０はシール用ス
トリップ９１Ａと溝９３の開口部に隣接する領域１２２
においてのみ付着するように製造される。コーナー部品
は、長さ“Ｘ”の開口部を有する隙間１２４を形成する
ために、ガラスを受け入れる溝１００の残余の壁９８か
ら離れてさせられる。
出し体２０と接触する曲ったへり１２２とともに形成さ
れる。（図４） 上記のとおり、コーナー部品２０は成型操作によって製
造される。コーナーで斜め継ぎされた二つの長さのスト
リップ９１Ａ及び９１Ｂ（図６）は、図示されないモー
ルドの中に置かれる。モールドはコーナー部品１２０の
形状と一致したキャビティを有し、このモールド中へ材
料が入れられ加熱されてコーナー部品が成型される。図
８及び９は、この成型操作で製造された後のコーナー部
品１２０を示す。又、コーナー部品１２０はシール用ス
トリップ９１Ａと溝９３の開口部に隣接する領域１２２
においてのみ付着するように製造される。コーナー部品
は、長さ“Ｘ”の開口部を有する隙間１２４を形成する
ために、ガラスを受け入れる溝１００の残余の壁９８か
ら離れてさせられる。
【００１４】この構造の形状はコーナー部品１２０を成
型操作により製造することを可能とし、余分な熱がシー
ル用ストリップ、特にへり１０２の表面のフロック材に
加わることを避けることができる。コーナー部品１２０
が成型されるモールドのキャビティは、図８に示された
すき間１２４の位置に置かれた図示されない上部モール
ド板によって形成される。図示されていないが下部のモ
ールド板は上部モールド板の下に位置し、これら２つの
モールド板は合わさって、コーナー部品１２０が必要と
する形状に一致するキャビティを形作る。成型操作中、
モールドキャビティ中の成形材料をコーナー部品として
求められる形状へとするために加熱される。しかしなが
ら、上記モールド板はへり１０２上のフロック材がこの
熱によって損傷されることを防止する。このため、この
方法によってコーナー部品がシール用ストリップの既に
フロック材で覆われた長さの上に成型されることを可能
とする。図８及び９に示されているような配置、即ちコ
ーナー部品１２０がシール用ストリップに小領域１２２
でのみ付着したフラップとして成型されているが、他方
すき間１２４を形成する上部モールド板によってストリ
ップからすき間をあけられていない場合、フロック材に
対する位置的な熱損傷効果はコーナー部品１２０の製造
後にフロック加工を必要とする。このようなフロック加
工は複雑で高価なものとなるが、上記の本発明では避け
ることができる。
型操作により製造することを可能とし、余分な熱がシー
ル用ストリップ、特にへり１０２の表面のフロック材に
加わることを避けることができる。コーナー部品１２０
が成型されるモールドのキャビティは、図８に示された
すき間１２４の位置に置かれた図示されない上部モール
ド板によって形成される。図示されていないが下部のモ
ールド板は上部モールド板の下に位置し、これら２つの
モールド板は合わさって、コーナー部品１２０が必要と
する形状に一致するキャビティを形作る。成型操作中、
モールドキャビティ中の成形材料をコーナー部品として
求められる形状へとするために加熱される。しかしなが
ら、上記モールド板はへり１０２上のフロック材がこの
熱によって損傷されることを防止する。このため、この
方法によってコーナー部品がシール用ストリップの既に
フロック材で覆われた長さの上に成型されることを可能
とする。図８及び９に示されているような配置、即ちコ
ーナー部品１２０がシール用ストリップに小領域１２２
でのみ付着したフラップとして成型されているが、他方
すき間１２４を形成する上部モールド板によってストリ
ップからすき間をあけられていない場合、フロック材に
対する位置的な熱損傷効果はコーナー部品１２０の製造
後にフロック加工を必要とする。このようなフロック加
工は複雑で高価なものとなるが、上記の本発明では避け
ることができる。
【００１５】成型操作によって、コーナー部品上を走る
浅い溝１２８を有するコーナー部品が製造される。この
溝は壁の底面側９８の上の隆起線１３０と一致する。シ
ール用ストリップ及びコーナー部品１２０がコーナー支
持体８０上で位置合わせされる時には、隆起線１３０は
溝１２８とかみ合わされる（図７）。コーナー部品１２
０はこのようにして固定され、シール用ストリップ９１
に対して動くことはできない。コーナー部品１２０が更
に全体の部分を形成するフレキシブル領域１３２を含む
ことも効果的である。図７は、コーナー支持体８０が、
例えば熔接１３４によってアルミニウム押し出し体２０
に固着される様子を示している。図１０は、コーナー部
品１２０中の浅い溝１２８が存在せず、これと組み合さ
るべき、壁の底面側９８上の隆起線１３０も存在しない
場合の他の実施例を示している。そのかわり、コーナー
部品１２０はそれ自身が底面上に突き出した隆起線１４
０を備えていて、構造体がコーナー支持体８０上の位置
に合致する時には、該隆起線はコーナー支持体の上部表
面中の溝１４２とかみ合わされる。このようにして、コ
ーナー部品１２０は所定の位置にしっかりと保持され、
シール用ストリップ９１に対して動くことはできない。
隆起線１４０及び／又は溝１４２は製造上の許容限度を
考慮してその寸法が決められる。
浅い溝１２８を有するコーナー部品が製造される。この
溝は壁の底面側９８の上の隆起線１３０と一致する。シ
ール用ストリップ及びコーナー部品１２０がコーナー支
持体８０上で位置合わせされる時には、隆起線１３０は
溝１２８とかみ合わされる（図７）。コーナー部品１２
０はこのようにして固定され、シール用ストリップ９１
に対して動くことはできない。コーナー部品１２０が更
に全体の部分を形成するフレキシブル領域１３２を含む
ことも効果的である。図７は、コーナー支持体８０が、
例えば熔接１３４によってアルミニウム押し出し体２０
に固着される様子を示している。図１０は、コーナー部
品１２０中の浅い溝１２８が存在せず、これと組み合さ
るべき、壁の底面側９８上の隆起線１３０も存在しない
場合の他の実施例を示している。そのかわり、コーナー
部品１２０はそれ自身が底面上に突き出した隆起線１４
０を備えていて、構造体がコーナー支持体８０上の位置
に合致する時には、該隆起線はコーナー支持体の上部表
面中の溝１４２とかみ合わされる。このようにして、コ
ーナー部品１２０は所定の位置にしっかりと保持され、
シール用ストリップ９１に対して動くことはできない。
隆起線１４０及び／又は溝１４２は製造上の許容限度を
考慮してその寸法が決められる。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシール用
又はガイド用構造体は、金属キャリヤ及び溝によって窓
ガラス等を確実に把持するとともに、コーナー支持体に
よってコーナー部分も所定の角度と強度を有するもので
ある。更に成型時の熱損傷を受けないという顕著な効果
を有する。
又はガイド用構造体は、金属キャリヤ及び溝によって窓
ガラス等を確実に把持するとともに、コーナー支持体に
よってコーナー部分も所定の角度と強度を有するもので
ある。更に成型時の熱損傷を受けないという顕著な効果
を有する。
【図１】自動車の車体の側面図、
【図２】図１のIIで示される円内の窓フレームの部分の
斜視図、但し、シール用及びガイド用ストリップ構造体
は除外されている、
斜視図、但し、シール用及びガイド用ストリップ構造体
は除外されている、
【図３】シール用及びガイド用ストリップ構造体のため
のコーナー支持体の斜視図、
のコーナー支持体の斜視図、
【図４】図２のフレームの位置に図３のコーナー支持体
に合わされた状態の斜視図、
に合わされた状態の斜視図、
【図５】構造体中に使われたシール用及びガイド用スト
リップの断面斜視図、
リップの断面斜視図、
【図６】構造体の斜視図、
【図７】図３のコーナー支持体上の位置での図６の構造
体を示す切断面図、
体を示す切断面図、
【図８】成型操作直後の構造体を示す図７に対応した断
面図、
面図、
【図９】図６と対応して、成型操作直後の図６の構造体
を示す。
を示す。
【図１０】図７と対応して、別の変形例を示す。
２０ アルミニウム押し出し体
２６ フランジ
８０ 載置される表面（コーナー支持体）
９１，９１Ａ，９１Ｂ シール用ストリップ
９４ 金属キャリヤ
１０２ へり
１０６ へり
１１６ 斜め継ぎ部
１２０ フレキシブル材料
１２２ 限定された付着領域
１２４ 隙間
１２８ 浅い溝
１３０ 隆起線
フロントページの続き
(72)発明者 ハンス ピーター バックス
ドイツ国 41844 ベークベルグ オー
ベル ベルグシュトラーセ 15
(72)発明者 ハインツ アンドルゼジュワスキー
ドイツ国 41749 バーゼン アンドレ
アスシュトラーセ 209
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B60J 10/08
B60R 13/06
Claims (11)
- 【請求項１】 ストリップから成るシール用又はガイド
用構造体において、フレキシブル材料（１２０）の一部
がストリップ（９１）に重なり、限定された領域（１２
２）の領域でのみストリップと付着していること、該フ
レキシブル材料（１２０）の部分が熱成型操作によって
ストリップ（９１）の上に同時成形で形成されているこ
と、及び該フレキシブル材料（１２０）の部分がストリ
ップ（９１）に対して第１又は第２の位置を有し、第１
の位置は成型操作中の作業上のものであって、ストリッ
プが成型操作による熱損傷から守られるようにフレキシ
ブル材料（１２０）の部分が上記領域の大部分にわたっ
てストリップと間隔があけられており、第２の位置は成
型操作の完了後に採用されるものであって、該フレキシ
ブル材料（１２０）の部分が上記領域にわたってストリ
ップに近接していることを特徴とするシール用又はガイ
ド用構造体。 - 【請求項２】 該フレキシブル材料（１２０）の部分が
ほぼ平らな翼状のフラップよりなり、上記領域の限定さ
れた部分がフラップの端部に近接していることを特徴と
する請求項１記載の構造体。 - 【請求項３】 ストリップ（９１）が、フラップ（１２
０）の鋭い角度の所で架橋され互いに接合している２つ
の長さのシール用ストリップ（９１Ａ，９１Ｂ）から成
ることを特徴とする請求項２記載の構造体。 - 【請求項４】 該フレキシブル材料（１２０）の部分が
上記限定された領域（１２２）から隙間があけられ、該
部分が上記第２の位置である時に対応する表面形状（１
３０）とストリップ（９１）の上記領域内で組み合って
いる表面形状（１２８）を有することを特徴とする請求
項１〜３記載の構造体。 - 【請求項５】 ストリップが載置されるものの表面形状
（８０）に対して取り付けるための手段（９３）を有す
ることを特徴とする請求項１〜４記載の構造体。 - 【請求項６】 ストリップが載置されるものの表面形状
（８０）に対して取付けるための手段（９３）を有する
こと、及び、該フレキシブル材料の部分が上記限定され
た領域（１２２）から隙間があけられ、該部分が載置さ
れる表面形状（８０）上の対応する表面形状（１４２）
と組み合っていることを特徴とする請求項１〜３記載の
構造体。 - 【請求項７】 該フレキシブル材料の部分が、載置され
る表面（８０）とストリップ（９１）の間に存在し、載
置される表面（８０）の第２の位置で保持されることを
特徴とする請求項５又は６記載の構造体。 - 【請求項８】 ストリップが上記領域に近接してフロッ
ク化された領域（１０２，１０６）を有することを特徴
とする請求項１〜７記載の構造体。 - 【請求項９】 第１の位置の場合に、該フレキシブル材
料の部分がそれ自身と該領域の大部分との間に隙間を生
じさせており、その隙間はモールドのキャビティの一部
によって成型操作中はふさがれていることを特徴とする
請求項１〜８記載の構造体。 - 【請求項１０】 フレキシブル材料の部分（１２０）を
熱損傷を受けやすい領域（１０２，１０６）を有するシ
ール用又はガイド用ストリップの長尺物の上に熱成型す
る方法において、成型型のキャビティが上記領域に極め
て近接したストリップの前もって決められた領域の大部
分にわたってストリップ（９１）から間隔を置かれ、上
記領域から間隙が置かれた該領域の小部分（１２２）に
わたってストリップ（９１）と結ばれるように成型操作
のためのモールドのキャビティを決定する段階を含むこ
とを特徴とする方法。ここで、該フレキシブル材料の部
分（１２０）は、該領域の小部分（１２２）でストリッ
プ（９１）と成型的に付着しており、該領域の大部分か
らは隙間があけられていることにより、該領域は成型操
作による熱損傷から保護されるとともに、この後、フレ
キシブル材料の部分（１２０）は該領域の大部分にわた
ってストリップ（９１）と接触する位置へ移動すること
が可能である。 - 【請求項１１】 フレキシブル材料の上記部分（１２
０）がストリップ（９１）と接触する位置にある時に
は、該部分は、はまり込むように組み合わされた形状
（１３０，１４２）に対してはめ込まれている形状（１
２８，１４０）を有することを特徴とする請求項１０記
載の方法。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| GB9400408A GB9400408D0 (en) | 1994-01-11 | 1994-01-11 | Sealing or guiding assemblies and method of making them |
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| GB9408136A GB9408136D0 (en) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | Sealing or guiding assemblies and methods of making them |
| GB9400408.2 | 1994-04-25 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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| JP3499314B2 true JP3499314B2 (ja) | 2004-02-23 |
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ID=26304150
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|---|---|---|---|
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|---|---|
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| EP (1) | EP0662400B1 (ja) |
| JP (1) | JP3499314B2 (ja) |
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| CZ (1) | CZ287147B6 (ja) |
| DE (1) | DE69401491T2 (ja) |
| ES (1) | ES2097006T3 (ja) |
| GB (1) | GB2285471B (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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| GB2321268B (en) * | 1997-01-17 | 2000-06-21 | Draftex Ind Ltd | Sealing or guiding assemblies and methods of making them |
| GB9720163D0 (en) * | 1997-09-24 | 1997-11-26 | Investments S D Ltd | Gasket for cladding system |
| GB2353553B (en) * | 1999-08-27 | 2003-05-21 | Draftex Ind Ltd | Sealing and guiding strips |
| GB2362415B (en) * | 2000-05-15 | 2004-08-25 | Draftex Ind Ltd | Sealing,trimming and finishing strips and vehicle doors incorporating such strips |
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| AU2003205980A1 (en) | 2002-02-19 | 2003-09-09 | Gencorp Property Inc. | Sealing or guiding assemblies and methods of making them |
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-
1994
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- 1997-03-17 US US08/819,446 patent/US5839232A/en not_active Expired - Lifetime
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