JP3498843B2 - データ伝送装置 - Google Patents

データ伝送装置

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JP3498843B2
JP3498843B2 JP2000509156A JP2000509156A JP3498843B2 JP 3498843 B2 JP3498843 B2 JP 3498843B2 JP 2000509156 A JP2000509156 A JP 2000509156A JP 2000509156 A JP2000509156 A JP 2000509156A JP 3498843 B2 JP3498843 B2 JP 3498843B2
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武文 吉河
徹 岩田
寛行 山内
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Panasonic Holdings Corp
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0175Coupling arrangements; Interface arrangements
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0175Coupling arrangements; Interface arrangements
    • H03K19/017545Coupling arrangements; Impedance matching circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0008Arrangements for reducing power consumption
    • H03K19/0013Arrangements for reducing power consumption in field effect transistor circuits

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、伝送線路を介してドライバからレシーバに
データを伝送するデータ伝送装置に関する。
背景技術 図11は、従来のデータ伝送装置200の構成を示
す。データ伝送装置200は、データを送信するドライ
バ210と、ドライバ210によって送信されたデータ
を受信するレシーバ220と、ドライバ210とレシー
バ220とを接続する伝送線路230とを含む。データ
は、伝送線路230を介してドライバ210からレシー
バ220に伝送される。
ドライバ210は、データを伝送線路230に出力す
る出力バッファ212を有している。出力バッファ21
2はパッド214を介して伝送線路230に接続されて
いる。
レシーバ220は、データを伝送線路230から受け
取る入力バッファ222を有している。入力バッファ2
22の一方の入力は、パッド224およびスタブ抵抗2
32を介して伝送線路230に接続されている。
終端抵抗240の一端は、伝送線路230のレシーバ
220の側の端部に接続されている。終端抵抗240の
他端は、終端電位Vtermに接続されている。
伝送線路230上のデータの振幅は、終端抵抗240
の抵抗値とドライバ210の出力インピーダンスとによ
って決定される。従って、終端抵抗240の抵抗値とド
ライバ210の出力インピーダンスとを適切に設計する
ことにより、伝送線路230上のデータの振幅を十分に
小さい振幅に制限することができる。
終端抵抗240の抵抗値は、通常、伝送線路230の
特性インピーダンスZに実質的に等しくなるように決定
される。これにより、ドライバ210から伝送されたデ
ータが伝送線路230のレシーバ220側の端部で反射
することが防止される。
しかし、このような終端抵抗240を用いて伝送線路
230を終端すると、伝送線路230上のデータが遷移
しないにもかかわらず電力が消費されるという問題点が
あった。これは、データがハイレベルに保持されている
場合には、終端電位Vtermから終端抵抗240を介して
ドライバ210に直流電流(Isink)が流れ、データが
ローレベルに保持されている場合には、ドライバ210
から終端抵抗240を介して終端電位Vtermに直流電流
(Isource)が流れるからである。
また、データが遷移する場合にも、終端抵抗240を
介して直流電流が流れるため、伝送線路230の電位と
終端電位Vtermとの電位差が大きくなるにつれて、伝送
線路230の電位の遷移を示す波形の傾きがなまってく
る(図12参照)。このため、スキューが発生しやすく
なる。
さらに、ドライバ210がハイレベルのデータを出力
する場合のドライバ210の出力インピーダンスとドラ
イバ210がローレベルのデータを出力する場合のドラ
イバ210の出力インピーダンスとは必ずしも一致しな
い。これらが一致しない場合には、ドライバ210から
終端電位Vtermに流れる直流電流(Isource)の絶対値
と終端電位Vtermからドライバ210に流れる直流電流
(Isink)の絶対値とは同一とはならない。従って、ド
ライバ210がハイレベルのデータを出力した場合の終
端電位Vtermからの伝送線路230の電位の振幅値とド
ライバ210がローレベルのデータを出力した場合の終
端電位Vtermからの伝送線路230の電位の振幅値とが
異なってしまう。
このことは、終端電位Vtermが、ハイレベルのデータ
に対応する電位(Hi電位)とローレベルのデータに対
応する電位(Lo電位)との中央値からシフトすること
を意味する。例えば、図12に示される例では、終端電
位Vtermは1.1Vであり、Hi電位は1.5Vであ
り、Lo電位は0.8Vである。
レシーバ220は、終端電位Vtermを基準電位として
用いて伝送線路230上のデータがハイレベルかローレ
ベルかを判定する。従って、終端電位VtermがHi電位
とLo電位との中央値からシフトしている場合には、デ
ータがローレベルからハイレベルに遷移する時間とデー
タがハイレベルからローレベルに遷移する時間とが異な
ることとなる。このことは、レシーバ220が伝送線路
230上のデータを所定のクロック信号に同期してラッ
チする場合にスキューが発生する原因となる。
本発明は、消費される電力を低減するデータ伝送装置
を提供することを目的とする。
また、本発明は、スキューが発生することを抑制する
データ伝送装置を提供することを目的とする。
発明の開示 本発明のデータ伝送装置は、データを送信するドライ
バと、前記ドライバによって送信されたデータを受信す
るレシーバと、前記ドライバと前記レシーバとを接続す
る伝送線路と、可変に制御可能なインピーダンス値を有
する可変インピーダンス素子とを備えており、前記可変
インピーダンス素子は、前記伝送線路に接続されてい
る。
本発明によれば、可変インピーダンス素子のインピー
ダンス値を制御することにより、消費電力の低減とスキ
ューの発生防止とを最適化することができる。
例えば、データ伝送装置が低速で動作している場合に
は、スキューは発生しにくい。従って、この場合には、
可変インピーダンス素子のインピーダンス値が高くなる
ように可変インピーダンス素子のインピーダンス値が制
御される。これにより、伝送線路を流れる直流電流を抑
えることができる。その結果、データ伝送装置によって
消費される電力を低減することができる。データ伝送装
置が高速で動作している場合には、スキューが発生しや
すい。従って、この場合には、可変インピーダンス素子
のインピーダンス値が伝送線路のインピーダンス値に一
致するように可変インピーダンス素子のインピーダンス
値が制御される。これにより、伝送線路の端部でのデー
タの反射を抑えることができる。その結果、スキューの
発生が抑制される。
前記可変インピーダンス素子の前記インピーダンス値
は、前記伝送線路の電位に応じて変化してもよい。
例えば、伝送線路の電位と終端電位との電位差が所定
の値より小さい場合には可変インピーダンス素子のイン
ピーダンス値が高くなるように、可変インピーダンス素
子のインピーダンス値を制御してもよい。これにより、
データがローレベルからハイレベルに(またはハイレベ
ルからローレベルに)高速に遷移することが可能にな
る。さらに、伝送線路の電位と終端電位との電位差が所
定の値より大きい場合には可変インピーダンス素子のイ
ンピーダンス値が低くなるように、可変インピーダンス
素子のインピーダンス値を制御してもよい。これによ
り、データの振幅が制限されるとともに、データの反射
も抑えられる。
前記可変インピーダンス素子の前記インピーダンス値
は、前記可変インピーダンス素子の外部から入力される
制御信号に応じて変化してもよい。
例えば、データを高速に伝送する場合には、可変イン
ピーダンス素子のインピーダンス値を低く設定すること
を要求する制御信号が可変インピーダンス素子に入力さ
れる。可変インピーダンス素子は、制御信号に応答して
インピーダンス値を低くする。これにより、伝送線路の
端部でのデータの反射を抑えることができる。その結
果、スキュー発生が抑制される。また、データ伝送の待
機時やデータを低速に伝送する場合には、可変インピー
ダンス素子のインピーダンス値を高く設定することを要
求する制御信号が可変インピーダンス素子に入力され
る。可変インピーダンス素子は、制御信号に応答してイ
ンピーダンス値を高くする。これにより、伝送線路を流
れる直流電流を抑えることができる。その結果、データ
伝送装置によって消費される電力を低減することができ
る。
前記可変インピーダンス素子の前記インピーダンス値
と前記ドライバの出力インピーダンスとは、相互に関連
するように変化してもよい。特に、前記ドライバの前記
出力インピーダンスは、前記可変インピーダンス素子の
前記インピーダンス値に応じて変化してもよい。
例えば、データ伝送の待機時やデータを低速で伝送す
る場合には、可変インピーダンス素子のインピーダンス
は高く設定される。ドライバの出力インピーダンスは、
可変インピーダンス素子のインピーダンスが高く設定さ
れたことに応答して高く設定される。これにより、ハイ
レベルのデータに対応するHi電位のレベルとローレベ
ルのデータに対応するLo電位のレベルとを可変インピ
ーダンス素子のインピーダンス値を低く設定した場合と
実質的に同一の値とすることができる。これにより、伝
送されたデータがハイレベルかローレベルかをレシーバ
が判定することが容易になる。
前記可変インピーダンス素子は、並列に接続された第
1ダイオードと第2ダイオードとを含んでいてもよい。
前記第1ダイオードを流れる電流の方向は前記第2ダイ
オードを流れる電流の方向の逆である。
この可変インピーダンス素子によれば、第1ダイオー
ドと第2ダイオードのいずれか一方が順方向にバイアス
されるまでは可変インピーダンス素子のインピーダンス
値が非常に高く、第1ダイオードと第2ダイオードのい
ずれか一方が順方向にバイアスされると可変インピーダ
ンス素子のインピーダンス値が非常に低くなる。
伝送線路の電位が第1ダイオードおよび第2ダイオー
ドによってクランプされるため、伝送線路の電位は、終
端電位Vtermを中心として、電位(Vterm+Vf)と電
位(Vterm−Vf)との間で遷移する。ここで、Vterm
は終端電位を示し、Vfは第1ダイオードおよび第2ダ
イオードの順方向電圧を示す。これにより、データがロ
ーレベルからハイレベルに遷移する時間とデータがハイ
レベルからローレベルに遷移する時間とが実質的に等し
くなる。その結果、スキューが発生しにくくなる。
また、データが遷移する期間は、可変インピーダンス
素子のインピーダンス値が高く設定される。このため、
データが遷移する期間にドライバにかかる駆動負荷は、
伝送線路の容量のみである。従って、データは一定の速
度で高速に遷移する。このことも、スキューの発生を抑
制するのに役立つ。
前記可変インピーダンス素子は、並列に接続された前
記第1ダイオードと前記第2ダイオードとに直列に接続
された抵抗をさらに含んでいてもよい。
抵抗の抵抗値を調整することにより、第1ダイオード
または第2ダイオードが順方向にバイアスされた場合の
インピーダンス値を調整することができる。
前記抵抗の抵抗値は、前記伝送線路の特性インピーダ
ンスに実質的に等しくなるように設定されており、前記
第1ダイオードおよび前記第2ダイオードの順方向電圧
は、前記ドライバが前記伝送線路に前記データを出力し
た場合における所定の終端電位からの前記伝送線路の電
位の振幅値に実質的に等しくなるように設定されていて
もよい。
このように、抵抗の抵抗値と第1ダイオードおよび第
2ダイオードの順方向電圧とを設定することにより、第
1ダイオードまたは第2ダイオードのいずれかが順方向
にバイアスされた状態における可変インピーダンス素子
のインピーダンス値が伝送線路の特性インピーダンスに
実質的に等しくなる。これにより、データの反射を効果
的に抑えることができる。また、第1ダイオードまたは
第2ダイオードのいずれかが順方向にバイアスされた状
態でも、終端電位からの伝送線路の電位の振幅値は、第
1ダイオードおよび第2ダイオードの順方向電圧に実質
的に一致する。これにより、データがローレベルからハ
イレベルに遷移する時間とデータがハイレベルからロー
レベルに遷移する時間とが実質的に等しくなる。その結
果、スキューが発生しにくくなる。
本発明の他のデータ伝送装置は、データを送信するド
ライバと、前記ドライバによって送信されたデータを受
信するレシーバと、前記ドライバと前記レシーバとを接
続する第1伝送線路および第2伝送線路と、可変に制御
可能な第1インピーダンス値を有する第1可変インピー
ダンス素子と、可変に制御可能な第2インピーダンス値
を有する第2可変インピーダンス素子とを備えており、
前記第1可変インピーダンス素子は、前記第1伝送線路
に接続されており、前記第2可変インピーダンス素子
は、前記第2伝送線路に接続されている。
本発明によれば、第1可変インピーダンス素子のイン
ピーダンス値と第2可変インピーダンス素子のインピー
ダンス値とを制御することにより、消費電力の低減とス
キューの発生防止とを最適化することができる。
前記第1可変インピーダンス素子は、第1ダイオード
と第2ダイオードとを含み、前記第1ダイオードのアノ
ードは、所定の第1電位に接続されており、前記第1ダ
イオードのカソードは、前記第1伝送線路に接続されて
おり、前記第2ダイオードのアノードは、前記第1伝送
線路に接続されており、前記第2ダイオードのカソード
は、前記所定の第1電位より低い所定の第2電位に接続
されており、前記第1ダイオードの順方向電圧と前記第
2ダイオードの順方向電圧との和は、前記所定の第1電
位と前記所定の第2電位との間の電位差より大きく、前
記第2可変インピーダンス素子は、第3ダイオードと第
4ダイオードとを含み、前記第3ダイオードのアノード
は、所定の第3電位に接続されており、前記第3ダイオ
ードのカソードは、前記第2伝送線路に接続されてお
り、前記第4ダイオードのアノードは、前記第2伝送線
路に接続されており、前記第4ダイオードのカソード
は、前記所定の第3電位より低い所定の第4電位に接続
されており、前記第3ダイオードの順方向電圧と前記第
4ダイオードの順方向電圧との和は、前記所定の第3電
位と前記所定の第4電位との間の電位差より大きくても
よい。
第1可変インピーダンス素子を上述のように構成する
と、伝送線路の電位が電位(Vterm1−Vf)と電位(V
SS+Vf)との間にある場合には、伝送線路は、電位V
term1または電位VSSに非常に高いインピーダンス値を
有する素子を介して接続されることとなる。ここで、V
term1は第1電位を示し、VSSは第2電位を示し、Vf
第1ダイオードおよび第2ダイオードの順方向電圧を示
す。これにより、データは高速に遷移する。
また、伝送線路の電位が電位(Vterm1−Vf)より低
くなるか、または、電位(VSS+Vf)より高くなった
場合には、第1ダイオードまたは第2ダイオードが順方
向にバイアスされることにより、伝送線路は、電位V
term1または電位VSSに非常に低いインピーダンス値を
有する素子を介して接続されることとなる。これによ
り、ハイレベルのデータに対応するHi電位とローレベ
ルのデータに対応するLo電位とが、それぞれ、電位
(Vterm1−Vf)と電位(VSS+Vf)の付近にクラン
プされる。これにより、データの振幅が制限される。
第2可変インピーダンス素子についても同様である。
このように、データが高速に遷移するとともに、デー
タの振幅が制限される。その結果、スキューが発生しに
くい高速なデータ伝送が可能となる。
図面の簡単な説明 図1は、本発明の実施の形態1のデータ伝送装置1a
の構成を示す図である。
図2は、図1に示される伝送線路30の電位の遷移を
示す図である。
図3は、ドライバ10の出力インピーダンスと可変イ
ンピーダンス素子40のインピーダンス値の経時的変化
を示す図である。
図4Aは、本発明の実施の形態1のデータ伝送装置1
bの構成を示す図である。
図4Bは、本発明の実施の形態1のデータ伝送装置1
cの構成を示す図である。
図5Aは、図4Aに示される可変インピーダンス素子
42の構成を示す図である。
図5Bは、図4Bに示される可変インピーダンス素子
44の構成を示す図である。
図6は、ドライバ10の出力バッファ12aの構成を
示す図である。
図7Aは、可変インピーダンス素子46の構成を示す
図である。
図7Bは、可変インピーダンス素子48の構成を示す
図である。
図8Aは、本発明の実施の形態2のデータ伝送装置2
aの構成を示す図である。
図8Bは、ダイオード181〜184のインピーダン
ス特性を示す図である。
図9は、本発明の実施の形態2のデータ伝送装置2b
の構成を示す図である。
図10は、本発明の他の実施形態のデータ伝送装置の
構成を示す図である。
図11は、従来のデータ伝送装置200の構成を示す
図である。
図12は、図11に示される伝送線路230の電位の
遷移を示す図である。
発明を実施するための最良の形態 以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明す
る。
(実施の形態1) 図1は、本発明の実施の形態1のデータ伝送装置1a
の構成を示す。データ伝送装置1aは、データを送信す
るドライバ10と、ドライバ10によって送信されたデ
ータを受信するレシーバ20と、ドライバ10とレシー
バ20とを接続する伝送線路30とを含む。データは、
伝送線路30を介してドライバ10からレシーバ30に
伝送される。ドライバ10およびレシーバ20のそれぞ
れは、例えば、半導体集積回路である。
データ伝送装置1aは、伝送線路30の電位に応じて
インピーダンス値が自動的に変化する可変インピーダン
ス素子40をさらに含む。可変インピーダンス素子40
の一端は、伝送線路30のレシーバ20側の端部に接続
されている。可変インピーダンス素子40の他端は、終
端電位Vtermに接続されている。
ドライバ10は、伝送線路30にデータを出力する出
力バッファ12を有している。出力バッファ12は、パ
ッド14を介して伝送線路30に接続されている。
図1に示される例では、出力バッファ12は、プッシ
ュプルタイプのバッファである。出力バッファ12は、
PMOSトランジスタ71pとNMOSトランジスタ7
1nとを含む。トランジスタ71p、71nのゲートに
は、NAND素子73、NOR素子74およびオペアン
プ75、76によって決定される所定の論理が入力され
る。オペアンプ75には、伝送線路30の電位と基準電
位VR1とが入力される。オペアンプ76には、伝送線
路30の電位と基準電位VR2とが入力される。
初期状態では、トランジスタ71pがオフであり、か
つ、トランジスタ71nがオフである。この初期状態に
おいて、値“1”を有するデータDataが出力バッフ
ァ12に入力されると、トランジスタ71pがオンにな
る。トランジスタ71nはオフのままである。その結
果、伝送線路30の電位は、所定の電位VCCQに近づく
ように上昇する。その後、伝送線路30の電位が基準電
位VR1を越えると、トランジスタ71pがオフにな
る。トランジスタ71nはオフのままである。伝送線路
30の電位が基準電位VR1を超えると、オペアンプ7
5の出力がローレベルとなり、その結果、トランジスタ
71pのゲートがハイレベルとなるからである。
初期状態では、トランジスタ71pがオフであり、か
つ、トランジスタ71nがオフである。この初期状態に
おいて、値“0”を有するデータDataが出力バッフ
ァ12に入力されると、トランジスタ71nはオンにな
る。トランジスタ71pはオフのままである。その結
果、伝送線路30の電位は、所定の電位VSSQに近づく
ように下降する。その後、伝送線路30の電位が基準電
位VR2を下回ると、トランジスタ71nがオフにな
る。トランジスタ71pはオフのままである。伝送線路
30の電位が基準電位VR2を下回ると、オペアンプ7
6の出力がハイレベルとなり、その結果、トランジスタ
71nのゲートがローレベルとなるからである。
このように、ドライバ10の出力バッファ12は、伝
送線路30の電位が基準電位VR1を越えるとトランジ
スタ71pをオフにし、伝送線路30の電位が基準電位
VR2を下回るとトランジスタ71nをオフにするよう
に動作する。
レシーバ20は、伝送線路30からデータを受け取る
入力バッファ22を有している。入力バッファ22は、
例えば、2入力のオペアンプである。
入力バッファ22の一方の入力は、パッド24、スタ
ブ抵抗32および抵抗31を介して伝送線路30に接続
されている。入力バッファ22の他方の入力は、終端電
位Vtermに接続されている。終端電位Vtermは、例え
ば、1.1Vである。
入力バッファ22は、終端電位Vtermを基準電位とし
て用いて、伝送線路30上のデータがハイレベルである
かローレベルであるかを判定する。このようにして、入
力バッファ22は、出力バッファ12から送信されたデ
ータを受信する。
なお、終端電位Vtermの電位と同一の電位を有するノ
ードを終端電位Vtermとは独立に設けるようにしてもよ
い。この場合、入力バッファ22は、このノードの電位
を基準電位として用いて、伝送線路30上のデータがハ
イレベルであるかローレベルであるかを判定することが
できる。これにより、入力バッファ22が終端電位V
termのノイズの影響を受けないようにすることができ
る。
可変インピーダンス素子40は、並列に接続されたダ
イオード81とダイオード82とを含む。ダイオード8
1を流れる電流の方向(順方向)は、ダイオード82を
流れる電流の方向(順方向)の逆である。
伝送線路30の電位が終端電位Vtermの近傍にある場
合には、ダイオード81、82は順方向にバイアスされ
ない。従って、伝送線路30の電位が終端電位Vterm
近傍にある場合には、可変インピーダンス素子40のイ
ンピーダンス値が非常に高くなる。
ダイオード82は、出力バッファ12がハイレベルの
データを伝送線路30に出力したことにより伝送線路3
0の電位が(Vterm+Vf)まで上昇すると順方向にバ
イアスされる。その結果、可変インピーダンス素子40
のインピーダンス値が非常に低くなる。ここで、Vf
ダイオード81,82の順方向電圧である。
ダイオード81は、出力バッファ12がローレベルの
データを伝送線路30に出力したことにより伝送線路3
0の電位が(Vterm−Vf)まで下降すると順方向にバ
イアスされる。その結果、可変インピーダンス素子40
のインピーダンス値が非常に低くなる。
図2は、ハイレベルのデータとローレベルのデータと
がドライバ10から交互に出力される場合における、伝
送線路30の電位の遷移を示す。
ドライバ10から伝送されたデータが遷移状態にある
場合には、伝送線路30の電位はハイレベルからローレ
ベルに(あるいは、ローレベルからハイレベルに)一定
の速度で高速に遷移する。これは、伝送線路30の電位
が終端電位Vtermの近傍にある場合には、可変インピー
ダンス素子40のインピーダンス値が高い値に設定され
るため、ドライバ10の出力バッファ12には伝送線路
30の容量に相当する負荷しかかからないからである。
一方、データの遷移がある程度完了し、伝送線路30
の電位と終端電位Vtermの電位との電位差が大きくなる
と、インピーダンス素子40のインピーダンス値が低く
なる。これは、伝送線路30の電位が(Vterm+Vf
まで上昇するとインピーダンス素子40のダイオード8
2が順方向にバイアスされ、伝送線路30の電位が(V
term−Vf)まで下降するとインピーダンス素子40の
ダイオード81が順方向にバイアスされるからである。
これにより、ドライバ10から伝送されるデータの振幅
の上限は、電位(Vterm+Vf)にクランプされ、その
データの振幅の下限は、電位(Vterm−Vf)にクラン
プされる。このように、ドライバ10から伝送されるデ
ータの振幅は所定の範囲(Vterm−Vf〜Vterm+Vf
に制限される。その結果、小振幅なデータを伝送するこ
とが可能となる。
例えば、ダイオード81、82がショットキーダイオ
ードである場合には、順方向電圧Vfは0.4V程度で
ある。従って、伝送線路30上のデータの電位は、1.
1Vの終端電位Vtermを中央値として1.5Vと0.7
Vとの間でスイングすることとなる。
データの遷移が完了した状態では、伝送線路30の電
位と基準電位としての終端電位Vtermとの電位差は、ド
ライバ10の出力インピーダンスにかかわらず、可変イ
ンピーダンス素子40のダイオード81、82の順方向
電圧Vfに実質的に等しい。これにより、伝送線路30
の電位と終端電位Vtermとの電位差を十分に確保するこ
とができる。その結果、レシーバ20における論理判定
を確実に行うことができる。
なお、可変インピーダンス素子40と伝送線路30と
の間に直列に接続された抵抗31は、ダイオード81、
82が順方向にバイアスされた場合に終端電位Vterm
ドライバ10との間に流れる電流を制限するために使用
される。
さらに、ドライバ10の出力バッファ12の基準電位
VR1、VR2を電位(Vterm+Vf)、電位(Vterm
f)の付近にそれぞれ設定することにより、終端電位
termとドライバ10との間に流れる直流電流をカット
することができる。伝送線路30の電位が電位(Vterm
+Vf)または電位(Vterm−Vf)になれば出力バッフ
ァ12のトランジスタ71p、71nがオフとなりドラ
イバ10の出力インピーダンスが非常に高くなるからで
ある。この場合、伝送線路30の電位は、ダイオード8
1、82の容量と伝送線路30自身の容量とにより、電
位(Vterm+Vf)または電位(Vterm−Vf)に保たれ
る。従って、レシーバ20における論理判定に必要な電
位差は、引き続き維持される。
図3は、ドライバ10の出力インピーダンスと可変イ
ンピーダンス素子40のインピーダンス値の経時的変化
を示す。図3に示される例では、ドライバ10の出力イ
ンピーダンスと可変インピーダンス素子40のインピー
ダンス値とは、それぞれ、2つの値のうちの一方をとる
と仮定する。図3では、その2つの値のうち高い方の値
を「H」と表し、低い方の値を「L」と表す。
伝送線路30上のデータが遷移しない場合には、ドラ
イバ10の出力インピーダンスと可変インピーダンス素
子40のインピーダンス値とはともに「H」に設定され
る(期間T1)。これにより、ドライバ10と可変イン
ピーダンス素子40との間に流れる直流電流をカットす
ることができる。
伝送線路30上のデータがローレベルからハイレベル
に遷移する場合には、ドライバ10の出力インピーダン
スが「L」に設定される(期間T2)。これにより、伝
送線路30の電位が高速に遷移する。
その後、伝送線路30の電位が、電位(Vterm
f)まで上昇するか、または、電位(Vterm−Vf)ま
で下降すると、可変インピーダンス素子40のインピー
ダンス値が「L」に設定される(期間T3)。これによ
り、伝送線路30が終端され反射のない小振幅なデータ
が伝送されることとなる。
その後、伝送線路30の電位が基準電位VR1を越え
るか、または、伝送線路30の電位が基準電位VR2
下回ると、ドライバ10の出力インピーダンスが「H」
に設定される(期間T4)。伝送線路30の電位が基準
電位VR1を越えるか、または、伝送線路30の電位が
基準電位VR2を下回ると、上述したように、出力バッ
ファ12のトランジスタ71p、71nがいずれもオフ
となるからである。これにより、伝送線路30の電位は
終端電位Vtermに近づく方向に遷移するので、伝送線路
30の電位は、電位(Vterm+Vf)を下回るか、また
は、電位(Vterm−Vf)を越える。その結果、可変イ
ンピーダンス素子40のインピーダンス値が「H」に設
定される(期間T5)。
期間T5では、ドライバ10の出力インピーダンスと
可変インピーダンス素子40のインピーダンス値とはと
もに「H」に設定される。これにより、ドライバ10と
可変インピーダンス素子40との間に流れる直流電流を
カットすることができる。
なお、基準電位VR1が電位(Vterm+Vf)に等しく
なるように設定されており、かつ、基準電位VR2が電
位(Vterm−Vf)に等しくなるように設定されている
場合には、可変インピーダンス素子40のインピーダン
ス値が「H」から「L」に変化するのと同時にドライバ
10の出力インピーダンスが「L」から「H」に変化す
る。
伝送線路30上のデータがハイレベルからローレベル
に遷移する場合も同様である(期間T6〜T9)。
このように、可変インピーダンス素子40のインピー
ダンス値とドライバ10の出力インピーダンスとは相互
に関連するように変化する。
データ伝送装置1aによれば、ドライバ10と可変イ
ンピーダンス素子40との間に流れる直流電流をカット
することができ、このような直流電流をカットしても伝
送線路30上のデータの論理レベルを保持することがで
きる。このことは、データが遷移しない期間における低
消費電力化に役立つ。
例えば、データが遷移する確率は、コンピュータのC
PUの場合では10%程度である。従って、データが遷
移する期間における低消費電力化の効果に比べて、デー
タが遷移しない期間における低消費電力化の効果は大き
い。
例えば、図11に示される従来のデータ伝送装置20
0を用いて、1Vの振幅を有するデータを500MHz
の周波数で伝送するとする。この場合、従来のデータ伝
送装置200によって消費される電流は、以下のとおり
である。ただし、伝送線路230の容量は20pF、終
端抵抗240に流れる直流電流は8mAであると仮定す
る。
i)交流電流:1V×20pF×500MHz×10%
(遷移確率)=1mA ii)直流電流:8mA×90%(非遷移確率)=7.
2mA このように、データの振幅を制限した高速データ伝送
においては、消費される電流は、直流成分が支配的であ
る。従って、この直流成分をカットすることは、消費電
力の低減に大いに貢献する。
図4Aは、本発明の実施の形態1のデータ伝送装置1
bの構成を示す。
データ伝送装置1bは、制御信号に応じて可変に制御
可能なインピーダンス値を有する可変インピーダンス素
子42を含む。可変インピーダンス素子42の一方の端
子42aは、伝送線路30のレシーバ20側の端部に接
続されている。可変インピーダンス素子42の他方の端
子42bは、終端電位Vtermに接続されている。
可変インピーダンス素子42のインピーダンス値は、
可変インピーダンス素子42の外部から入力される制御
信号CTL1、CTL2に応じて変化する。制御信号CT
1は、ドライバ10から可変インピーダンス素子42
に入力される。制御信号CTL2は、レシーバ20から
可変インピーダンス素子42に入力される。
ドライバ10は、データを伝送線路30に出力する出
力バッファ(DB)12を有している。レシーバ20
は、伝送線路30からデータを受け取る入力バッファ
(RB)22を有している。
出力バッファ12は、可変インピーダンス素子42を
制御することにより、データ伝送の高速化と低消費電力
化とを最適化する。例えば、出力バッファ12は、デー
タを伝送線路30に出力する前に、可変インピーダンス
素子42のインピーダンス値が低くなるように可変イン
ピーダンス素子42を制御する。例えば、可変インピー
ダンス素子42のインピーダンス値は、伝送線路30の
特性インピーダンスに一致するように制御される。この
ような制御は、制御信号CTL1を用いて行われる。こ
れにより、データを高速に伝送することが可能になる。
その後、データの伝送が完了すると、出力バッファ12
は、可変インピーダンス素子42のインピーダンス値が
高くなるように可変インピーダンス素子42を制御す
る。これにより、可変インピーダンス素子42とドライ
バ10との間で流れる直流電流が抑制される。その結
果、データ伝送装置1bによって消費される電力が低減
される。
なお、可変インピーダンス素子42のインピーダンス
値が高い場合にドライバ10の出力インピーダンスが高
くなり、可変インピーダンス素子42のインピーダンス
値が低い場合にドライバ10の出力インピーダンスが低
くなるように、出力バッファ12が制御されることが好
ましい。
あるいは、出力バッファ12の代わりに、入力バッフ
ァ22が可変インピーダンス素子42のインピーダンス
値を制御するようにしてもよい。例えば、入力バッファ
22が伝送線路30からデータを受け取り可能なレディ
状態になると、入力バッファ22は、可変インピーダン
ス素子42のインピーダンス値が低くなるように可変イ
ンピーダンス素子42を制御する。このような制御は、
制御信号CTL2を用いて行われる。その後、データの
伝送が完了すると、入力バッファ22は、可変インピー
ダンス素子42のインピーダンス値が高くなるように可
変インピーダンス素子42を制御する。これにより、可
変インピーダンス素子42とドライバ10との間で流れ
る直流電流が抑制される。その結果、データ伝送装置1
bによって消費される電力が低減される。
なお、可変インピーダンス素子42のインピーダンス
値が高い場合にドライバ10の出力インピーダンスが高
くなり、可変インピーダンス素子42のインピーダンス
値が低い場合にドライバ10の出力インピーダンスが低
くなるように、出力バッファ12が制御されることが好
ましい。このような制御は、例えば、入力バッファ22
から出力バッファ12に制御信号CTL3を供給するこ
とによって行われる。
このように、データ伝送装置1bでは、データが伝送
されている状態かデータが伝送されていない状態かに応
じて、可変インピーダンス素子42のインピーダンス値
とドライバ10の出力インピーダンスとが制御される。
あるいは、図3に示されるように、可変インピーダンス
素子42のインピーダンス値とドライバ10の出力イン
ピーダンスとを制御するようにしてもよい。図3に示さ
れる制御は、データが伝送されている状態をさらに細分
化して、データが伝送されている状態において可変イン
ピーダンス素子42のインピーダンス値とドライバ10
の出力インピーダンスとをさらにきめ細かく制御したも
のである。
図5Aは、可変インピーダンス素子42の構成を示
す。可変インピーダンス素子42は、端子42aと端子
42bとの間で互いに直列に接続された抵抗R1〜R
4と、抵抗R1〜R4のそれぞれに対応するように設けら
れたバイパス用のスイッチSW1〜SW4と、SW’1
SW’4とを含む。
スイッチSW1〜SW4のオンオフは、制御信号CTL
1によって制御される。スイッチSW’1〜SW’4のオ
ンオフは、制御信号CTL2によって制御される。スイ
ッチSW’1〜SW’4がすべてオフである状態におい
て、制御信号CTL1に応じてスイッチSW1〜SW4
オンオフすることにより、可変インピーダンス素子42
のインピーダンス値を4段階に変更することができる。
スイッチSW1〜SW4がすべてオフである状態におい
て、制御信号CTL2に応じてスイッチSW’1〜SW’
4をオンオフすることにより、可変インピーダンス素子
42のインピーダンス値を4段階に変更することができ
る。
図4Bは、本発明の実施の形態1のデータ伝送装置1
cの構成を示す。データ伝送装置1cは、可変インピー
ダンス素子44のインピーダンス値を可変に制御するコ
ントローラ50を含む。
CPU60は、コントローラ50にCPU60の動作
速度を示す情報を提供する。CPU60の動作速度を示
す情報は、例えば、CPU60の動作モード(例えば、
通常動作モード、省電力動作モードなど)を示す情報で
ある。あるいは、CPU60の動作速度を示す情報は、
動作クロック周波数を示す情報であってもよい。
コントローラ50は、CPU60から提供される情報
に基づいて、CPU60が高速で動作している状態か、
CPU60が低速で動作している状態かを検出する。
CPU60が高速で動作している場合には、コントロ
ーラ50は、可変インピーダンス素子42のインピーダ
ンス値が低くなるように可変インピーダンス素子44を
制御する。可変インピーダンス素子44のこのような制
御は、制御信号CTL5を用いて行われる。可変インピ
ーダンス素子44のインピーダンス値を低くすることに
より、データを高速に伝送することが可能になる。
一方、CPU60が低速で動作している場合には、コ
ントローラ50は、可変インピーダンス素子44のイン
ピーダンス値が高くなるように可変インピーダンス素子
42を制御する。可変インピーダンス素子44のこのよ
うな制御は、制御信号CTL5を用いて行われる。可変
インピーダンス素子44のインピーダンス値を高くする
ことにより、可変インピーダンス素子44とドライバ1
0との間で流れる直流電流が抑制される。その結果、デ
ータ伝送装置1cによって消費される電力が低減され
る。
このように、CPU60の動作速度に応じて可変イン
ピーダンス素子44のインピーダンス値を調整すること
により、システムレベルでの高速データ伝送と低消費電
力化とを両立させることができる。
さらに、CPU60が高速で動作している場合には、
コントローラ50は、ドライバ10の出力インピーダン
スが低くなるように出力バッファ12を制御することが
好ましい。出力バッファ12のこのような制御は、制御
信号CTL4を用いて行われる。ドライバ10の出力イ
ンピーダンスを低くすることにより、データを高速に伝
送することが可能になる。CPU60が低速で動作して
いる場合には、コントローラ50は、ドライバ10の出
力インピーダンスが高くなるように出力バッファ12を
制御することが好ましい。出力バッファ12のこのよう
な制御は、制御信号CTL4を用いて行われる。ドライ
バ10の出力インピーダンスを高くすることにより、可
変インピーダンス素子44とドライバ10との間で流れ
る直流電流が抑制される。その結果、データ伝送装置1
cによって消費される電力が低減される。
図5Bは、可変インピーダンス素子44の構成を示
す。可変インピーダンス素子44は、端子44aと端子
44bとの間で互いに直列に接続された抵抗R1〜R
4と、抵抗R1〜R4のそれぞれに対応するように設けら
れたバイパス用のスイッチSW1〜SW4とを含む。
スイッチSW1〜SW4のオンオフは、制御信号CTL
5によって制御される。制御信号CTL5に応じてスイッ
チSW1〜SW4をオンオフすることにより、可変インピ
ーダンス素子44のインピーダンス値を4段階に変更す
ることができる。
図6は、ドライバ10の出力バッファ12aの構成を
示す。出力バッファ12(図1)は、出力バッファ12
aによって代替され得る。
出力バッファ12aは、、伝送線路30にデータを出
力するためのプッシュプルトランジスタとしてサイズの
異なる2組のトランジスタを有することを特徴とする。
すなわち、出力バッファ12aは、サイズが大きい1組
のPMOSトランジスタ91pおよびNMOSトランジ
スタ91nと、サイズが小さい1組のPMOSトランジ
スタ92pおよびNMOSトランジスタ92nとを含
む。
トランジスタ91p、91nのゲートには、NAND
素子73、NOR素子74およびオペアンプ75、76
によって決定される所定の論理が入力される。オペアン
プ75には、伝送線路30の電位と基準電位VR1とが
入力される。オペアンプ76には、伝送線路30の電位
と基準電位VR2とが入力される。
トランジスタ92p、92nのゲートには、インバー
タ78の出力が入力される。インバータ78には、デー
タDataが入力される。
伝送線路30上のデータを遷移させる場合には、出力
バッファ12aは、伝送すべきデータの値に応じて、ト
ランジスタ91p、92p、または、トランジスタ91
n、92nの一方をオンにする。これにより、伝送線路
30の電位が高速に変化する。
伝送線路30の電位が基準電位VR1を越えると、ト
ランジスタ91pはオフになる。トランジスタ92pは
オンのままである。伝送線路30の電位が基準電位VR
2を下回ると、トランジスタ91nはオフになる。トラ
ンジスタ92nはオンのままである。
このような制御により、伝送線路30上のデータが遷
移しない場合には、トランジスタ92p、92nを通し
て微小な量の直流電流が伝送線路30を流れる。
トランジスタ92p、92nとダイオード81、82
とによって伝送線路30の電位が電位(Vterm+Vf
または電位(Vterm−Vf)にアクティブに保持され
る。その結果、対ノイズ性が向上する。
図7Aは、可変インピーダンス素子46の構成を示
す。図7Bは、可変インピーダンス素子48の構成を示
す。可変インピーダンス素子44(図1)は、可変イン
ピーダンス素子46、48によって代替され得る。
可変インピーダンス素子46は、並列に接続されたダ
イオード81、82に直列に接続された抵抗93を含
む。抵抗93の一端は、終端電位Vtermに接続され、抵
抗93の他端は、ダイオード81、82を介して伝送線
路30に接続されている。
可変インピーダンス素子48は、並列に接続されたダ
イオード81、82に直列に接続された抵抗94を含
む。抵抗94の一端は、ダイオード81、82を介して
終端電位Vtermに接続され、抵抗94の他端は、伝送線
路30に接続されている。
可変インピーダンス素子46、48は、ダイオード8
1、82の一方が順方向にバイアスされるまでは、非常
に高いインピーダンス値を有する。ダイオード81、8
2の一方が順方向にバイアスされると、可変インピーダ
ンス素子46は抵抗93のインピーダンス値に実質的に
等しいインピーダンス値を有することとなり、可変イン
ピーダンス素子48は抵抗94のインピーダンス値に実
質的に等しいインピーダンス値を有することとなる。
このように、ダイオード81、82が順方向にバイア
スされた後の可変インピーダンス46、48のインピー
ダンス値が、可変インピーダンス素子44(図1)のイ
ンピーダンス値に比べて高くなる。従って、ダイオード
81、82が順方向にバイアスされた状態でのドライバ
10への電流のピーク値を抑えることができる。
また、抵抗93、94は、伝送線路30の特性インピ
ーダンスZに等しい抵抗値を有していることが好まし
い。これにより、伝送線路30のレシーバ20側の端部
における反射が抑えられる。
さらに、ダイオード81、82の順方向電圧Vfは、
ドライバ10がハイレベルのデータを出力した場合にお
ける終端電位Vtermからの伝送線路30の電位の振幅値
に実質的に一致し、かつ、ドライバ10がローレベルの
データを出力した場合における終端電位Vtermからの伝
送線路30の電位の振幅値に実質的に一致する値を有し
ていることが好ましい。
例えば、伝送線路30のインピーダンスと抵抗93、
94のインピーダンスとがともに50オームであり、終
端電位Vtermが1.1Vであり、ドライバ10の出力イ
ンピーダンスが50オームであると仮定する。この場
合、ドライバ10がハイレベルのデータを出力した場合
には、伝送線路30の電位が1.65Vとなり、ドライ
バ10がローレベルのデータを出力した場合には、伝送
線路30の電位が0.55Vとなる。終端電位Vterm
らのデータの振幅値が0.55Vであることから、ダイ
オード81、82の順方向電圧Vfは0.55Vに設定
されることが好ましい。
(実施の形態2) 図8Aは、本発明の実施の形態2のデータ伝送装置2
aの構成を示す。データ伝送装置2aは、いわゆる差動
方式のデータ伝送を行う。
データ伝送装置2aは、データを送信するドライバ1
10と、ドライバ110によって送信されたデータを受
信するレシーバ120と、ドライバ110とレシーバ1
20とを接続する伝送線路130、131とを含む。正
論理のデータが、伝送線路130を介してドライバ11
0からレシーバ120に伝送される。負論理のデータ
が、伝送線路131を介してドライバ110からレシー
バ120に伝送される。
データ伝送装置2aは、伝送線路130の電位に応じ
てインピーダンス値が自動的に変化する可変インピーダ
ンス素子140と、伝送線路131の電位に応じてイン
ピーダンス値が自動的に変化する可変インピーダンス素
子141とをさらに含む。可変インピーダンス素子14
0は、伝送線路130のレシーバ120側の端部に接続
されている。可変インピーダンス素子141は、伝送線
路131のレシーバ120側の端部に接続されている。
可変インピーダンス素子140は、ダイオード18
1、182を含む。ダイオード181のアノードは、抵
抗191を介して終端電位Vterm1に接続されており、
ダイオード181のカソードは、伝送線路130に接続
されている。ダイオード182のアノードは、伝送線路
130に接続されており、ダイオード182のカソード
は、抵抗192を介してグランドVSSに接続されてい
る。
なお、抵抗191、192は省略され得る。抵抗19
1が省略された場合には、ダイオード181のアノード
は、終端電位Vterm1に接続される。抵抗192が省略
された場合には、ダイオード182のカソードは、グラ
ンドVSSに接続される。
可変インピーダンス素子141は、ダイオード18
3、184を含む。ダイオード183のアノードは、抵
抗193を介して終端電位Vterm2に接続されており、
ダイオード183のカトードは、伝送線路131に接続
されている。ダイオード184のアノードは、伝送線路
131に接続されており、ダイオード184のカソード
は、抵抗194を介してグランドVSSに接続されてい
る。
なお、抵抗193、194は省略され得る。抵抗19
3が省略された場合には、ダイオード183のアノード
は、終端電位Vterm2に接続される。抵抗194が省略
された場合には、ダイオード184のカソードは、グラ
ンドVSSに接続される。
ドライバ110は、伝送線路130にデータを出力す
る出力バッファ(DBT)112と、伝送線路131に
データを出力する出力バッファ(DBC)113とを有
している。出力バッファ112は、パッド114を介し
て伝送線路130に接続されている。出力バッファ11
3は、パッド115を介して伝送線路131に接続され
ている。
レシーバ120は、伝送線路130と伝送線路131
とからデータを受け取る入力バッファ122を有してい
る。入力バッファ122は、例えば、2入力のオペアン
プである。
入力バッファ122の一方の入力は、パッド124お
よびスタブ抵抗132を介して伝送線路130に接続さ
れている。入力バッファ122の他方の入力は、パッド
125およびスタブ抵抗133を介して伝送線路131
に接続されている。
ダイオード181、182の順方向電圧Vfの和は終
端電位Vterm1とグランドVSSとの間の電位差より大き
いという条件が満たされるように、可変インピーダンス
素子140が設計される。ダイオード183、184の
順方向電圧Vfの和は終端電位Vterm2とグランドVSS
の間の電位差より大きいという条件が満たされるよう
に、可変インピーダンス素子141が設計される。例え
ば、終端電位Vterm1、Vterm2が1.5Vであり、か
つ、ダイオード181〜184の順方向電圧Vfが1.
0Vである場合には、上記条件が満たされる。
上記条件が満たされることにより、ドライバ110の
出力および伝送線路130、131がフローティングの
ときに、終端電位Vterm1、Vterm2からグランドVSS
直流電流が流れることが防止される。
図8Bは、ダイオード181〜184のインピーダン
ス特性を示す。図8Bに示される例では、VDD=V
term1=Vterm2であると仮定している。あるいは、電位
term1と電位Vterm2とは異なっていてもよい。
伝送線路130の電位が電位(VSS+Vf)と電位
(Vterm1−Vf)との間にある場合には、伝送線路13
0に接続されているダイオード181、182の特性は
ともに高インピーダンス領域にある(図8B参照)。従
って、この場合には、可変インピーダンス素子140は
非常に高いインピーダンス値を有する。その結果、伝送
線路130上のデータが一定の速度で高速に遷移する。
伝送線路130の電位が電位(VSS+Vf)より高い
場合には、ダイオード182の特性は低インピーダンス
領域にある(図8B参照)。伝送線路130の電位が電
位(Vterm1−Vf)より低い場合には、ダイオード18
1の特性は低インピーダンス領域にある(図8B参
照)。
このように、伝送線路130の電位が電位(VSS+V
f)より高くなるか、または、伝送線路130の電位が
電位(Vterm1−Vf)より低くなると、ダイオード18
1、182の特性のうちのどちらかが必ず低インピーダ
ンス領域にある。従って、この場合には、可変インピー
ダンス素子140は終端電位Vterm1またはグランドV
SSに対して非常に低いインピーダンス値を有することと
なる。なぜなら、ダイオード181または182が順方
向にバイアスされるからである。
その結果、伝送線路130上のデータがハイレベルで
あることを示す電位(Hi電位)は、電位(VSS
f)の付近にクランプされ、伝送線路130上のデー
タがローレベルであることを示す電位(Lo電位)は、
電位(Vterm1−Vf)の付近にクランプされる。これに
より、データの振幅が制限される。
例えば、(VSS+Vf)=1.0V、(Vterm1
f)=0.5Vである場合には、データの振幅は0.
5Vとなる。このようにして、0.5Vという小振幅を
有するデータを伝送することが可能となる。
なお、伝送線路130のHi電位とLo電位とは、抵
抗191、192と出力バッファ112の出力インピー
ダンスによって決定される。例えば、出力バッファ11
2の出力インピーダンスを調整することにより、伝送線
路130のHi電位とLo電位とをそれぞれ1.0Vと
0.5Vに設定することができる。
このように、可変インピーダンス素子140のインピ
ーダンス値は、伝送線路130の電位に応じて変化す
る。同様にして、可変インピーダンス素子141のイン
ピーダンス値は、伝送線路131の電位に応じて変化す
る。
なお、データの反射を抑える観点から、抵抗191〜
194の抵抗値を伝送線路130、131の特性インピ
ーダンスに等しくすることが好ましい。
さらに、伝送線路130の電位が電位(VSS+Vf
より高くなるか、または、伝送線路130の電位が電位
(Vterm1−Vf)より低くなった後に、出力バッファ1
12の出力インピーダンスを高くすることにより、ドラ
イバ110によって消費される直流電流を大幅にカット
することができる。
同様にして、伝送線路131の電位が電位(VSS+V
f)より高くなるか、または、伝送線路131の電位が
電位(Vterm2−Vf)より低くなった後に、出力バッフ
ァ113の出力インピーダンスを高くすることにより、
ドライバ110によって消費される直流電流を大幅にカ
ットすることができる。
図9は、本発明の実施の形態2のデータ伝送装置2b
の構成を示す。データ伝送装置2bは、いわゆる差動方
式のデータ伝送を行う。
データ転送装置2bは、可変インピーダンス素子14
2を含む。可変インピーダンス素子142の一端142
aは、伝送線路130に接続されている。可変インピー
ダンス素子142の他端142bは、伝送線路131に
接続されている。
可変インピーダンス素子142は、並列に接続された
ダイオード185、186と抵抗195とを含む。可変
インピーダンス素子142の構成は、図7Aに示される
可変インピーダンス素子46の構成と同様である。可変
インピーダンス素子142は、可変インピーダンス素子
40(図1)、または、可変インピーダンス素子48
(図7B)によって代替され得る。
データ伝送装置2bでは、出力バッファ112、11
3は、伝送線路130の電位と伝送線路131の電位の
両方をモニタできるように構成されている。伝送線路1
30の電位と伝送線路131の電位との間の電位差がダ
イオード185、186の順方向電圧Vfを越えた後
に、出力バッファ112、113の出力インピーダンス
が高く設定される。これにより、ドライバ110によっ
て消費される直流電流を大幅にカットすることができ
る。
実施の形態1および実施の形態2では、ドライバとレ
シーバとが一対一に対応づけられている場合のデータ伝
送(いわゆるPoint-to-Pointのデータ伝送)を説明し
た。しかし、本発明の適用は、Point-to-Pointのデータ
伝送に限定されない。例えば、図10に示すように、1
個のドライバから伝送線路を介して複数のレシーバにデ
ータが伝送されるデータ伝送装置に本発明を適用するこ
とも可能である。この場合には、伝送線路の終端に、上
述した可変インピーダンス素子を設けるようにすればよ
い。
産業上の利用可能性 以上に詳述したように、本発明のデータ伝送装置によ
れば、伝送線路を流れる直流電流を抑えることによって
消費電力を低減することができる。クロック信号を用い
てデータをラッチする場合にスキューが発生することを
抑制することができる。これにより、データを高速に伝
送することが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−46036(JP,A) 特開 平10−155008(JP,A) 特開 平10−20974(JP,A) 特開 平9−219637(JP,A) 特開 平9−36919(JP,A) 特開 平8−250999(JP,A) 特開 平7−240680(JP,A) 特開 平7−182078(JP,A) 特開 平7−74606(JP,A) 特開 平6−274253(JP,A) 特開 平6−104725(JP,A) 特開 平5−211432(JP,A) 実開 昭63−131436(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 25/00 H03K 19/00 G06F 3/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを送信するドライバと、 前記ドライバによって送信されたデータを受信するレシ
    ーバと、 前記ドライバと前記レシーバとを接続する伝送線路と、 可変に制御可能なインピーダンス値を有する可変インピ
    ーダンス素子と を備え、 前記可変インピーダンス素子は、前記伝送線路に接続さ
    れており、 前記可変インピーダンス素子は、第1ダイオードと、前
    記第1ダイオードと並列に接続された第2ダイオード
    と、前記第1ダイオードと前記第2ダイオードとに直列
    に接続された抵抗とを含み、 前記第1ダイオードを流れる電流の方向は前記第2ダイ
    オードを流れる電流の方向の逆であり、 前記抵抗の抵抗値は、前記伝送線路の特性インピーダン
    スに実質的に等しくなるように設定されており、 前記第1ダイオードおよび前記第2ダイオードの順方向
    電圧Vは、前記ドライバが前記伝送線路に前記データ
    を出力した場合における所定の終端電位Vtermから
    の前記伝送線路の電位の振幅値に実質的に等しくなるよ
    うに設定されており、 前記ドライバは、前記伝送線路の電位が電位(V
    term+V)まで上昇するか、または、前記伝送線
    路の電位が電位(Vterm−V)まで下降すると、
    前記ドライバの出力インピーダンスを「L」に設定し、
    前記伝送線路の電位が前記電位(Vterm+V)を
    超えるか、または、前記伝送線路の電位が前記電位(V
    term−V)を下回ると、前記ドライバの出力イン
    ピーダンスを「H」に設定するように動作する、データ
    伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記可変インピーダンス素子の前記イン
    ピーダンス値は、前記伝送線路の電位に応じて変化す
    る、請求項1に記載のデータ伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記可変インピーダンス素子の前記イン
    ピーダンス値と前記ドライバの出力インピーダンスと
    は、相互に関連するように変化する、請求項1に記載の
    データ伝送装置。
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