JPH07302144A - インタフェース回路 - Google Patents

インタフェース回路

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JPH07302144A
JPH07302144A JP6093288A JP9328894A JPH07302144A JP H07302144 A JPH07302144 A JP H07302144A JP 6093288 A JP6093288 A JP 6093288A JP 9328894 A JP9328894 A JP 9328894A JP H07302144 A JPH07302144 A JP H07302144A
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signal
push
power consumption
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JP6093288A
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芳文 ▲高▼田
Yoshifumi Takada
Masakazu Yamamoto
雅一 山本
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/02Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components
    • H03K19/08Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using semiconductor devices
    • H03K19/094Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using semiconductor devices using field-effect transistors
    • H03K19/09425Multistate logic
    • H03K19/09429Multistate logic one of the states being the high impedance or floating state

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速動作時における低消費電力を実現しつ
つ、リンギングなどの波形歪を最小限に抑える。 【構成】 出力回路4aの出力部をプッシュプル回路
(NMOS15、16)で構成する。プッシュプル回路
の電源電圧VTTを終端電圧VTTと同じにする。DA
TAがローからハイにの切り替わるとき、バスネットの
不整合点で発生した反射ノイズは、オン状態の出力トラ
ンジスタ16によって吸収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子計算機などにおい
て論理信号を伝送するインタフェース回路に関し、特に
複数の入力回路、出力回路の間において信号の伝送を行
うバス系のインタフェース回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の論理素子間のインタフェース回路
としては、ECL(Emitter CoupledLogic)、TTL
(Transistor Transistor Logic)、およびCMOS
(Complementary Metal Oxide Semiconductor)を
使用したインタフェース回路などがあり、それぞれ回路
速度、消費電力などの点を考慮して使い分けがなされて
きた。
【0003】現在、主にマイクロプロセッサ系のインタ
フェース回路に要求される性能として、100MHz以
上の高速動作と低電圧、低消費電力に対応する必要性が
挙げられる。これらの要求に対応する新たなインタフェ
ース回路として、特開平4−225275号公報に記載
のGTL(Gunning Transceiver Logic)と呼ばれる
インタフェース回路などが提案されている。このGTL
はネット端において約1.2V〜2.0V台の終端電圧
で終端し、信号レベルが1V程度と低振幅となるインタ
フェース回路であり、従来のインタフェース回路に比べ
て高速動作時における低消費電力を実現している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図12は、従来のイン
タフェース回路の構成であり、出力回路(ドライバ)と
して前述したGTLが使用され、出力回路4aの詳細な
回路構成を示す。図において、インタフェース回路は、
複数の論理回路素子1a〜1dと終端抵抗2a、2bと
それらを接続する伝送線路3a〜3eから構成される。
また、VTTは終端電圧であり、GTLでは約1.2V
〜2.0Vである。
【0005】上記した伝送線路3a〜3eには、回路素
子の接続端子を介して、伝送線に信号を出力する出力回
路4a、4bと、伝送線から信号を受信する入力回路
(レシーバ)5と、信号を出力しまた受信する両機能を
有する入出力回路6(入力回路6a、出力回路6b)が
接続されている。そして、例えば出力回路4aから入力
回路5に、あるいは出力回路4bから入出力回路6内の
入力回路6aにデータが伝送される。
【0006】出力回路4aにおいて、51はDATAと
ENABLEの否定信号(以下、これを ̄ENABLE
で表す)が入力されるオアゲート、52、53、54は
インバータ、55、56はオーバシュートを防止するた
めのNMOS、57はオープンドレインのNMOSであ
る。出力回路4aが信号を送信しないときは、 ̄ENA
BLEをハイレベル(H)にする。これによりNMOS
57のゲートがローレベル(L)になり、NMOS57
はオフし、出力回路4aはハイインピーダンス状態にな
って、伝送線の信号レベルに対し影響を与えない。
【0007】いま、出力回路4aから入力回路5に信号
を送信する場合を例にしてその動作を説明する。このと
きは、出力回路4bと、入出力回路6内の出力回路6b
が伝送線の信号レベルに対し影響を与えないようにする
ために各回路の ̄ENABLEをハイレベル(H)にす
る。一方、出力回路4aの ̄ENABLEをローレベル
(L)にする。DATAのハイ、ローレベルに応じて、
オアゲート51、インバータ52を介したロー、ハイレ
ベルの信号でNMOS57はオフ、オンし、そのドレイ
ンにはハイ(VTT)、ローレベル(VSS)の信号が
出力される。この信号が伝送線路を伝搬して入力回路5
に入力される。
【0008】上記した動作説明から明らかなように、信
号がローからハイに切り替わったときに、NMOS57
はオープンドレインであるので急速にターンオフし、信
号波形の歪を発生させる。図13は、従来のインタフェ
ース回路であるGTLを用いたバスネットにおいて、受
信論理回路素子内の一つの接続端子における信号波形の
例を示す。図に示すように、信号波形がローからハイに
切り替わったときに発生するリンギングがなかなか収束
しないことが分かる。
【0009】すなわち、送信する出力回路4aのDAT
A信号をローからハイに切り替えたとき、波形は終端に
向かって伝送していくが、その過程において各負荷点な
どのインピーダンス不整合点において反射波が発生す
る。このとき、すべての出力回路(4bなど)は高い出
力インピーダンス状態であるハイ出力となっているた
め、反射波のエネルギーは出力回路部分において吸収さ
れずに、多重反射を長時間繰り返す。これにより大きな
リンギングが発生し、この結果バスネットの高速転送が
妨げられることになる。
【0010】上述したようなGTLを用いたバスネット
の欠点を回避するために、切り替え時間を鈍らせるなど
の回路の工夫が必要となる。図12においては、このた
めにトランジスタ55、56が設けられ、NMOS57
を急速にオフにしないようにしている。しかし、このた
めに回路ディレィが増加し、高速化が損なわれたり、切
り替え時間を鈍らせるための特別な回路が必要になる。
このように、従来のインタフェース回路であるGTLで
は、ローからハイに切り替えたとき波形歪が大きくなる
という問題がある。
【0011】本発明の目的は、高速動作時における低消
費電力などのGTLの長所を損なうことなく、リンギン
グなどの波形歪を最小限に抑えたインタフェース回路を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明では、信号を伝送する伝送線路と、該伝送線
路から信号を受信する入力回路、該伝送線路に信号を送
信する出力回路または信号を送受信する入出力回路を有
し該伝送線路に接続される複数の回路素子と、該伝送線
路を終端する終端回路とを備えたインタフェース回路に
おいて、該出力回路の出力部をプッシュプル回路で構成
し、該プッシュプル回路の電源電圧を、前記回路素子内
部の回路電源電圧より低い電位とすることを特徴とし、
また、プッシュプル回路の電源電圧を終端回路の終端電
圧と同じ電位にすることを特徴としている。さらに、プ
ッシュプル回路を構成する電源側のトランジスタのオン
時における出力インピーダンスによって、伝送線路上の
反射波を吸収することを特徴としている。
【0013】
【作用】出力回路の出力部をプッシュプル回路とするこ
とにより、出力レベルがハイ、ローの何れの状態でも、
必ず何れか一方のトランジスタがオン状態となる。この
ために回路はある一定の出力インピーダンスを有するこ
とになる。GTLにおいて問題となるローからハイへの
切り替わりにおいて、バスネットの各不整合点で発生し
た反射ノイズのエネルギーは、このオン状態の出力トラ
ンジスタによってある程度吸収されるため、波形のリン
ギングの収束性が良くなる。また、プッシュプル回路の
ハイ出力時においてオンとなる側のトランジスタの出力
インピーダンスは、回路に接続した伝送線路の特性イン
ピーダンスの3倍以下としたとき、その点においてリン
ギングなどのノイズのエネルギーの半分以上を吸収する
こととなる。これによって、ノイズの収束性が従来に比
べて大幅に改善される。
【0014】本発明の出力回路において、プッシュプル
回路の電源電圧を約1.2〜2.0V台の終端電源電圧
(VTT)と一致させた場合、ハイ出力時において回路
に直流電流は流れない。このため、本発明のインタフェ
ース回路の消費電力の直流分は、GTLの場合と同じく
ロー出力時のみで発生し、ハイ出力時には電力を消費し
ない。従って、本発明は、高速動作時においても低消費
電力であるというGTLに利点を損なわない。
【0015】また、複数の出力回路を接続するバスネッ
トの場合、信号を送信する出力回路以外の出力回路の出
力トランジスタがオンしていると、ネットに余分な電流
を流すため、信号レベルに対し悪影響を及ぼすことにな
る。このため、複数の出力回路を有するバスネットの出
力回路は、プッシュプルの両側のトランジスタを共にオ
フ状態にしてネットに余分な電流が流れない状態にする
ための手段を用意することにより、信号に悪影響を与え
ることを回避することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体
的に説明する。図1は、本発明の出力回路を含むインタ
フェース回路の構成を示す。本実施例のインタフェース
回路は、図12で説明した従来例と同様に、複数の論理
回路素子1a〜1dと、終端抵抗2a、2bとそれらを
接続する伝送線路3a〜3eから構成され、伝送線路は
終端電圧VTTで終端されている。
【0017】また、上記した伝送線路3a〜3eには、
回路素子の接続端子を介して、伝送線に信号を出力する
出力回路(ドライバ)4a、4bと、伝送線路から信号
を受信する入力回路(レシーバ)5と、信号を出力しま
た受信する両機能を有する入出力回路6(入力回路6
a、出力回路6b)が接続されている。
【0018】さて、本実施例の出力回路4a(4bまた
は6b)の構成について説明すると11、12はインバ
ータ、13、14はノアゲートである。15、16はN
チャネルMOSであり、これでプッシュプル回路(出力
部)を構成している。NMOS16のドレインは電源電
圧VTT(終端回路の電圧VTTと同電位)に接続さ
れ、NMOS15のソースはVSSに接続されている。
また、電源電圧VTTは、論理回路素子内部の回路電源
電圧(VCC=3Vあるいは3.3V)より低い電圧
(例えば、1.2V)にする。これにより、後述するよ
うに消費電力を少なくすることができる。
【0019】従来例で述べたように、バスネットを構成
した場合、信号を送信する出力回路以外の出力回路は、
伝送線路の信号レベルに対し影響を与えないようにしな
ければならない。つまり、出力部の両トランジスタ1
5、16をオフ状態として高インピーダンス状態にする
必要がある。そのために、それぞれの出力回路は、EN
ABLE制御信号を持っている。そして、信号を送信し
ないときは、その出力回路のENABLE信号はローレ
ベルにされる。従って、インバータ11、ノアゲート1
3、14を介してNMOS15、16ゲートはローにな
り、NMOS15、16はオフするので、高インピーダ
ンス状態になる。このように本実施例では、プッシュプ
ル回路を高インピーダンス状態に設定できるので、信号
を送信しないときに伝送線路上の信号に対して悪影響を
与えない。
【0020】信号を送信するときは、ENABLE制御
信号をハイレバルにする。DATAのハイ、ローに応じ
て出力部の両トランジスタ15、16がプッシュプル動
作する。すなわち、DATAがハイのとき、インバータ
12、ノアゲート14を介してNMOS16のゲートが
ハイとなってオンし、端子17はハイ(VTT)となっ
てDATAのハイが出力される。DATAがローのとき
は、ノアゲート13を介してNMOS15のゲートがハ
イとなってオンし、端子17にはロー(VSS)が出力
される。
【0021】このように、本実施例の出力回路の出力部
をプッシュプル回路で構成しているので、出力レベルが
ハイ、ローの何れの状態でも、必ず何れか一方のトラン
ジスタがオン状態となるために、出力回路は、ある一定
の出力インピーダンスを有することになる。そして、前
述したGTLで問題となるローからハイへの切り替わり
において、バスネットの各不整合点で発生した反射ノイ
ズのエネルギーは、オン状態の出力トランジスタ16に
よって吸収されるため、波形のリンギングの収束性が良
くなる。
【0022】また、プッシュプル回路の電源電圧を、終
端電圧(VTTは約1.2〜2.0V)と一致させると、
ハイ出力時においてはNMOS16のドレインはVTT
に、そのソースはVTTになるので、回路に直流電流は
流れない。従って、本発明のインタフェース回路の消費
電力の直流分は、GTLの場合と同様に、ロー出力時
(NMOS15がオン)のみで発生し、ハイ出力時には
電力を消費しない。また、VTTがVCCより低い電圧
であるので、従来に比べて消費電力が少ない。従って、
本発明では、高速動作時においても低消費電力であると
いうGTLの利点が活かされている。
【0023】図2は、本発明が適用されたインタフェー
ス回路の構成を示す。図において、21bは図1の例え
ば出力回路4aであり、21cは入力回路、21aは入
出力回路である。23aから23dは、それぞれ特性イ
ンピーダンスZ0の伝送線路である。伝送線路は、終端
抵抗22a、22b(RT)を介して終端電圧VTT
(GTLでは1.2V)に終端されている。この終端抵
抗RTは特性インピーダンスZ0に等しくし、終端での
反射が生じない。
【0024】また、出力回路21bにおいて(図1の4
aとする)、プッシュプル回路の電源側のトランジスタ
16のオン時における出力インピーダンス(R0)を、
伝送線路の特性インピーダンスZ0に一致させことによ
り反射信号が吸収される。
【0025】また、本実施例では、プッシュプル回路の
電源側のトランジスタ16のオン時における出力インピ
ーダンス(R0)を、伝送線路の特性インピーダンスZ
0の3倍以下にする。いま、R0=3Z0とすると、反
射係数は(R0−Z0)/(R0+Z0)=(3Z0−
Z0)/(3Z0+Z0)=2Z0/4Z0=1/2と
なる。つまり、R0=3Z0となる出力インピーダンス
で、反射信号のエネルギーの1/2を吸収することにな
る。このように反射信号の1/2を吸収することによっ
て、ノイズの収束性が従来に比べて大幅に改善される。
【0026】図3は、複数個の同一の論理構成要素を、
コネクタを介して接続したインタフェース回路に、本発
明を適用した構成を示す。このようなバスネットは、同
じ論理構成要素を複数有する電子計算機などにおいて採
られるものである。そして、各論理回路素子31a〜3
1d内の出力回路311〜314に、図1で説明した本
発明の出力回路が適用されている。
【0027】各論理回路素子31a〜31dは、信号伝
送経路となる伝送線路33a〜33eに対して、伝送線
路33f〜33iおよびコネクタ34a〜34dを介し
て接続される。また、伝送線路33a〜33eの両端は
終端抵抗32a、32bに接続され、終端電圧VTTで
終端されている。なお、具体的には論理回路素子31a
〜31dは、例えばカード、ボードであり、コネクタ3
4a〜34dを介してバックプレーンに接続される。
【0028】上記したネット構成において、伝送線路3
3f〜33iは伝送線路33a〜33eとの分岐点にお
いて信号の切り替えエネルギーをほぼ1/3ずつに、つ
まり分岐点の3本の各伝送線に分割するような反射ノイ
ズが発生する。図4(a)は、伝送線路41、42、4
3の等価回路である。各伝送線路の特性インピーダンス
をZ0としたときの、点Aでの反射係数は次のようにな
る。点Aで分岐した2本の伝送線路42、43の特性イ
ンピーダンスは、図4(b)に示すように(1/2)Z
0となるので、点Aでの反射係数は、{(1/2)Z0
−Z0}/{(1/2)Z0+Z0}=−(1/2)Z
0/(3/2)Z0=−1/3となる。この結果、図4
(a)に示すように分岐点Aにおいて1/3ずつの反射
ノイズが発生する。
【0029】このような分岐点が複数存在するときノイ
ズの多重反射が発生する。そしてこのノイズエネルギー
は、信号を送信した出力回路の出力インピーダンスによ
って吸収され、従来の終端抵抗のみの場合に比べて格段
にノイズの収束性が良い。
【0030】図5は、図3のインタフェース回路におけ
る接続端子Bで測定した信号波形を示す。この波形は、
図13で示す従来のインタフェース回路による信号波形
に比べて、振動ノイズが明らかに小さくなっている。な
お、図5のインタフェース回路のネット構成は、従来の
ものと同じネット構成にして信号波形を観測した。
【0031】本発明のプッシュプル回路はNMOSで構
成しているので、動作速度が速くまた高集積密度で構成
することが可能となる。
【0032】次に、本発明が高速動作時において低消費
電力である点を以下具体的に説明する。図6は、本発明
の消費電力の概算を計算するためのモデルである。図に
おいて、バスの両端が終端抵抗Rt=50Ωを介してV
TT=1.2Vに終端され、NMOSプッシュプル回路
がVTT=1.2Vに接続されている。CLは容量負荷
(100pF)、IOHは出力がハイレベルのときの出
力電流(0mA)、VOHは出力がハイレベルのときの
電位(1.2V)、ΔVは信号の振幅、IOLは出力が
ローレベルのときの出力電流(40mA)、VOLは出
力がローレベルのときの電位(0.2V)であり、終端
抵抗Rtに20mAの電流が流れるものとして、消費電
力を求める(なお、この計算方法は、山田通裕:「イン
タフェースの高速化」 電子情報通信学会誌 Vol.76
No.7 1993年7月 pp721−725に記載の方
法を引用する)。
【0033】消費電力W(Total)は、出力部の消費電
力W(Device)と終端抵抗の消費電力W(Resister)
の和となる。
【0034】W(Total)=W(Device)+W(Resi
ster) W(Device)は、W(Device)=W(DC)+W(A
C)であり、W(DC)は、W(DC)=IOL・VO
L・(1−Duty)+IOH・(VTT−VOH)・Du
tyであり、W(AC)は、W(AC)=0.5・f・C
L・(ΔV)2であり、W(Resister)は、W(Resis
ter)=0.5・(1−Duty)・Rt・IOL2+0.5
・Duty・Rt・IOH2である。
【0035】ここで、Dutyは出力がハイレベルの期間
の割合であり、fは動作周波数である。
【0036】上記した数値条件で計算すると消費電力は
以下のようになる。すなわち、 W(Device)=4.0+0.05・f(MHz)〔m
W〕 W(Resister)=20〔mW〕 W(Total)=W(Device)+W(Resister) =24+0.05・f(MHz)〔mW〕となる。
【0037】図7は、GTL(両端終端)の消費電力の
概算を計算するためのモデルである。図において、バス
の両端が終端抵抗Rt=50Ωを介してVTT=1.2
Vに終端されている。容量負荷CL、信号の振幅ΔV、
出力電流IOL、電位VOLは、前述したものと同様で
あり、それぞれ図中に示す値をとるものとする。
【0038】消費電力W(Total)は、出力部の消費電
力W(Device)と終端抵抗の消費電力W(Resister)
の和、W(Total)=W(Device)+W(Resister)
となる。
【0039】W(Device)=W(DC)+W(AC)
であり、W(DC)=IOL・VOL・(1−Duty)で
あり、W(AC)=0.5・f・CL・(ΔV)2であ
り、W(Resister)=0.5・(1−Duty)・Rt・I
OL2である。
【0040】上記した数値条件で計算するとGTLの消
費電力は以下のようになる。すなわち、 W(Device)=4.0+0.05・f(MHz)〔m
W〕 W(Resister)=20〔mW〕 W(Total)=W(Device)+W(Resister) =24+0.05・f(MHz)〔mW〕となる。この
ように、本発明ではGTLと同様に消費電力が少ない。
【0041】参考までに、T−LVTTLの場合の消費
電力を計算する。T−LVTTLは従来のLVTTL回
路に終端抵抗を付けたインタフェース回路である(その
詳細は、田口眞男、松井範幸 「100MHz時代に向
け,バス系の小振幅インタフェースを比較する」日経エ
レクトロニクス 1993.9.27 no.591pp
269−290を参照)。
【0042】図8は、T−LVTTLの消費電力の概算
を計算するためのモデルである。出力部はCMOSのプ
ッシュプル回路で構成され、PMOSがVCC(=3.
3V)に接続されている。バスの両端は、終端抵抗Rt
=50Ωを介してVTT=1.5V(=VCC/2≒3.
3/2)に終端されている。
【0043】図中の各記号は上記定義したものと同様で
あり、また図中に示す値をとるものとして、その消費電
力を計算すると、 W(Total)=W(Device)+W(Resister) W(Device)=W(DC)+W(AC) W(DC)=IOL・VOL・(1−Duty)+IOH・
(VCC−VOH)・Duty W(AC)=0.5・f・CL・(ΔV)2 W(Resister)=0.5・(1−Duty)・Rt・IOL
2+0.5・Duty・Rt・IOH2 であるから、 W(Device)=23+0.05・f(MHz)〔mW〕 W(Resister)=10〔mW〕 W(Total)=W(Device)+W(Resister) =33+0.05・f(MHz)〔mW〕となる。図9
は、本発明、GTL、T−LVTTLにおける、クロッ
ク周波数fに対する1回路当たりのLSI内消費電力を
示す図である。以上のことから、本発明はT−LVTT
Lに比べても消費電力が少ないことが理解されよう。
【0044】上記したモデルは、プッシュプル回路の電
源電圧VTTを1.2Vにした場合の例である。図10
は、プッシュプル回路の電源電圧をVPPとしたときの
消費電力の概算を計算するための他のモデルである(な
お、この場合のインタフェース回路の構成は、図1の出
力回路の電源電圧VTTをVPPに置き換えたものとな
る)。図中の各記号は上記定義したものと同様であり、
また図中に示す値をとるものとして、消費電力は以下の
式で計算される。ただし、ZOHは、ハイレベルのとき
のNMOSのインピーダンスである。
【0045】VOH=(VPP+VTT)/2 IOH=(VPP−VTT)/(ZOH+0.5・R
t) ΔV=VOH−VOL W(Total)=W(Device)+W(Resister) W(Device)=W(DC)+W(AC) W(DC)=IOL・VOL・(1−Duty)+IOH・
(VPP−VOH)・Duty W(AC)=0.5・f・CL・(ΔV)2 W(Resister)=0.5・(1−Duty)・Rt・IOL
2+0.5・Duty・Rt・IOH2 図11は、プッシュプル回路の電源電圧VPPを、1.
2V(これはVTTに等しい)から3Vに変化させたと
きの1回路当たりの消費電力の変化を示す。この図11
から明らかなように、電源電圧VPPが2.2V以下な
らば、前述したVPP=VTT(1.2V)の場合に比
べてLSI内消費電力(W(Device))で2倍以下に抑
えることができる。また、終端抵抗分(W(Resiste
r))を含めた合計の消費電力でも、VPP=VTT
(1.2V)の場合に比べて1.5倍以下に抑えることが
できる。従って、プッシュプル回路の電源電圧VPPを
2.2V以下にすることにより、GTLの利点を損なう
ことなく消費電力を少なくすることが可能となる。
【0046】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
発明によれば、プッシュプル回路の電源電圧VTTを回
路電源電圧VCCより低い電位としているので、回路電
源電圧VCCで動作する従来のインタフェース回路に比
べて消費電力を少なくすることができる。
【0047】請求項2記載の発明によれば、プッシュプ
ル回路の電源電圧VTTを終端回路の終端電圧と同電位
にしているので、従来のGTLと同様に、より一層消費
電力を少なくすることができる。つまり、出力回路がハ
イレベルを出力する時において、プッシュプル回路の電
源側のトランジスタに直流電流は流れないので、ハイ出
力時には電力を消費しない。本発明のインタフェース回
路の消費電力の直流分は、GTLの場合と同じくロー出
力時のみで発生し、従って本発明では、高速動作時にお
いても低消費電力であるというGTLの利点が活かされ
ている。
【0048】請求項3記載の発明によれば、出力回路が
ローからハイに切り替わったときでも、出力回路の出力
インピーダンスが所定の値を持っているので、伝送線路
上の反射ノイズを減衰することができ、出力回路の出力
が高速に切り替わっても、振動の少ない安定した信号振
幅を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の出力回路を含むインタフェース回路の
構成を示す。
【図2】本発明が適用されたインタフェース回路の構成
を示す。
【図3】複数個の同一の論理構成要素をコネクタを介し
て接続したインタフェース回路に、本発明を適用した構
成を示す。
【図4】(a)は伝送線路の等価回路、(b)は(a)
の等価インピーダンスを示す。
【図5】図3のインタフェース回路における接続端子B
で測定した信号波形を示す。
【図6】本発明の消費電力の概算を計算するためのモデ
ルである。
【図7】GTLの消費電力の概算を計算するためのモデ
ルである。
【図8】T−LVTTLの消費電力の概算を計算するた
めのモデルである。
【図9】本発明、GTL、T−LVTTLにおける、ク
ロック周波数fに対する1回路当たりのLSI内消費電
力を示す図である。
【図10】プッシュプル回路の電源電圧をVPPとした
ときの消費電力の概算を計算するための他のモデルであ
る。
【図11】プッシュプル回路の電源電圧VPPを1.2
Vから3Vに変化させたときの1回路当たりの消費電力
の変化を示す。
【図12】従来のインタフェース回路の構成を示す。
【図13】従来のインタフェース回路であるGTLを用
いたバスネットにおいて、受信論理回路素子内の一つの
接続端子における信号波形の例を示す。
【符号の説明】
1a〜1d 論理回路素子 2a、2b 終端抵抗 3a〜3e 伝送線路 4a、4b 出力回路 5 入力回路 6 入出力回路 11、12 インバータ 13、14 ノアゲート 15、16 NMOS

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号を伝送する伝送線路と、該伝送線路
    から信号を受信する入力回路、該伝送線路に信号を送信
    する出力回路または信号を送受信する入出力回路を有し
    該伝送線路に接続される複数の回路素子と、該伝送線路
    を終端する終端回路とを備えたインタフェース回路にお
    いて、該出力回路の出力部をプッシュプル回路で構成
    し、該プッシュプル回路の電源電圧を、前記回路素子内
    部の回路電源電圧より低い電位とすることを特徴とする
    インタフェース回路。
  2. 【請求項2】 前記プッシュプル回路の電源電圧を、前
    記終端回路の終端電圧と同じ電位にすることを特徴とす
    る請求項1記載のインタフェース回路。
  3. 【請求項3】 前記プッシュプル回路を構成する電源側
    のトランジスタのオン時における出力インピーダンスに
    よって、前記伝送線路上の反射波を吸収することを特徴
    とする請求項1記載のインタフェース回路。
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