JPH07221624A - 入出力インタフェース回路装置 - Google Patents

入出力インタフェース回路装置

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JPH07221624A
JPH07221624A JP6012898A JP1289894A JPH07221624A JP H07221624 A JPH07221624 A JP H07221624A JP 6012898 A JP6012898 A JP 6012898A JP 1289894 A JP1289894 A JP 1289894A JP H07221624 A JPH07221624 A JP H07221624A
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output
input
transistor
gate
terminal
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JP6012898A
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Yasuo Kaminaga
保男 神長
Yoji Nishio
洋二 西尾
Hideo Hara
英夫 原
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝送バス4に送出されるデータ信号波形のリ
ンギング成分を減少させ、データ信号の高速度伝送を可
能にした入出力インタフェース回路装置の提供。 【構成】 両端が終端抵抗5を介して終端電圧供給端子
6に接続された伝送バス4と、データ信号を受けて伝送
バス4に出力するドライバ回路2及び伝送バス4からデ
ータ信号を受けるレシーバ回路3からなる同一構成の複
数の集積回路1とによって構成される入出力インタフェ
ース回路装置において、複数の集積回路1のドライバ回
路2における出力NMOSトランジスタ15のドレイン
電極と電源端子6間に、出力NMOSトランジスタ15
のオン、オフに対応したドライバ回路2の出力インピ−
ダンスの変動を抑圧するインピ−ダンス整合用可変抵抗
素子、好ましくは、PMOSトランジスタ16を接続し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝送バスに複数の集積
回路が結合された入出力インタフェース回路装置に係わ
り、特に、伝送バスに送出されるデータ信号を整定さ
せ、データ信号の高速転送を計るとともに、使用する電
源の種類を最小限に抑えた入出力インタフェース回路装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロプロセッサユニット(M
PU)やメモリにおける信号処理の高速化に伴い、高速
度のデータ伝送が可能な入出力インタフェース回路の実
現に対する要求が高まっている。ところで、既知のデー
タ伝送においては、データ信号をTTLレベルに選択す
ると、伝送バス等に送出されたデータ信号の反射波が発
生し、この反射波がデータ信号に重畳されて雑音になる
ため、データ信号を高速度で伝送させることが難しくな
っている。このため、最近では、データ信号をECLレ
ベルのような低振幅レベルに選択し、低消費電力化を計
った小振幅動作の入出力インタフェース回路が米国特許
第5、023、488号によって提案されている。
【0003】図8は、前記提案による入出力インタフェ
ース回路の回路構成図である。
【0004】図8において、ドライバ回路51側におい
て、入力データ信号が低レベル(L)時に、出力NMO
Sトランジスタ64がオンし、ドライバ回路51の出力
端子59は出力NMOSトランジスタ64の出力電圧V
OLに等しい0.4Vになる。一方、入力データ信号が高
レベル(H)時には、出力NMOSトランジスタ64は
オフし、ドライバ回路51の出力端子59は、終端電圧
T に等しい1.2Vになる。このため、伝送バス53
に供給されるデータ信号の電圧振幅は、1.2/0.4
Vの小振幅のものになる。
【0005】また、レシーバ回路52側において、1.
2/0.4Vの入力データ信号は、参照電圧供給端子5
7に印加される0.8Vの参照電圧VR と電圧比較さ
れ、その比較の結果、出力端子61から低レベル(L)
/高レベル(H)が出力されるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記既知の入出力イン
タフェース回路は、低消費電力特性を示し、低電圧の大
規模集積回路用電圧VVLSIにより動作させることがで
き、しかも、小振幅のデータ信号を用いて高速度でデー
タ信号の伝送を行うことが可能であるが、伝送バス53
に結合されるドライバ回路51の出力NMOSトランジ
スタ64がオ−プンドレイン構成であるため、出力NM
OSトランジスタ64のオフ時にドライバ回路51の出
力インピ−ダンスがハイインピ−ダンス状態になり、ド
ライバ回路51の出力インピ−ダンスと伝送バス53の
インピ−ダンスとが不整合になる。
【0007】このため、前記既知の入出力インタフェー
ス回路においては、データ信号がドライバ回路51から
伝送バス53に送出された際に、前記インピ−ダンス不
整合によって伝送バス53において反射され、データ信
号波形にリンギング成分が重畳し、必ずしもデータ信号
の高速度伝送ができないという問題がある。
【0008】また、前記既知の入出力インタフェース回
路では、使用する電源として、終端電圧VT 、大規模集
積回路用電圧VVLSI、参照電圧VR というように3種類
の異なる電圧の電源を必要としているので、回路構成上
いくつかの制約が生じ、しかも、全体の構成が複雑にな
るという問題もある。
【0009】本発明は、このような問題を除去するもの
であって、その第1の目的は、伝送バスに送出されるデ
ータ信号波形中のリンギング成分を減少させ、データ信
号の高速度伝送を可能にした入出力インタフェース回路
装置を提供することにある。
【0010】また、本発明の第2の目的は、使用される
電源の種類を削減し、回路構成上の制約を少なくし、全
体の構成を比較的簡単にした入出力インタフェース回路
装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的の達成の
ために、本発明は、両端が終端抵抗を介して終端電圧供
給端子に接続された伝送バスと、データ信号を受けて前
記伝送バスに出力するドライバ回路及び前記伝送バスか
らデータ信号を受けるレシーバ回路からなる同一構成の
複数の集積回路とによって構成される入出力インタフェ
ース回路装置において、前記複数の集積回路のドライバ
回路における出力NMOSトランジスタのドレイン電極
と終端電圧供給端子もしくは大規模集積回路用電圧供給
端子との間に、前記出力NMOSトランジスタのオン、
オフに対応した前記ドライバ回路の出力インピ−ダンス
の変動を抑圧するインピ−ダンス整合用可変抵抗素子を
接続するようにした点(第1の手段)に特徴がある。
【0012】この場合、前記インピ−ダンス整合用可変
抵抗素子として用いられる素子は、好ましくは、ソース
が終端電圧供給端子に、ゲートが前記出力NMOSトラ
ンジスタのゲートに、ドレインが前記出力NMOSトラ
ンジスタのドレインにそれぞれ接続されたPMOSトラ
ンジスタ、または、ソースが大規模集積回路用電圧供給
端子に、ゲートが前記出力NMOSトランジスタのゲー
トに、ドレインが少なくとも1個以上の直列接続された
ダイオードを介して前記出力NMOSトランジスタのド
レインにそれぞれ接続されたPMOSトランジスタから
なる。
【0013】また、前記第2の目的の達成のために、本
発明は、両端が終端抵抗を介して終端電圧供給端子に接
続される伝送バスと、データ信号を受けて前記伝送バス
に出力するドライバ回路及び前記伝送バスからデータ信
号を受けるレシーバ回路からなる同一構成の複数の集積
回路とによって構成される入出力インタフェース回路装
置において、前記レシーバ回路は、少なくとも、入力端
子と、差動接続された一方及び他方のMOSトランジス
タを備えた差動段と、PMOSトランジスタ及びNMO
Sトランジスタを備えたCMOSインバータ段とによっ
て構成され、前記CMOSインバータ段は、終端電圧ま
たは大規模集積回路用電圧のいずれかを動作電圧とし、
前記他方のMOSトランジスタのゲートに、前記一方の
MOSトランジスタのゲートに供給されるデータ信号を
反転したデータ信号を供給するようにした点(第2の手
段)に特徴がある。
【0014】
【作用】前記第1の手段を採用すれば、ドライバ回路
は、出力NMOSトランジスタのドレイン電極と電源端
子間に、前記出力NMOSトランジスタのオン、オフに
対応した前記ドライバ回路の出力インピ−ダンスの変動
を抑圧するインピ−ダンス整合用可変抵抗素子、好まし
くは、PMOSトランジスタまたはPMOSトランジス
タ及び直列接続された1個以上のダイオードを接続した
ものが用いられているので、前記出力NMOSトランジ
スタのオフ時におけるドライバ回路の出力インピーダン
スと前記出力NMOSトランジスタのオン時におけるド
ライバ回路の出力インピーダンスとの差が少なくなり、
常時、ドライバ回路の出力インピーダンスを伝送バスの
インピーダンスに略等しくすることができる、即ち、ド
ライバ回路の出力インピーダンスと伝送バスのインピー
ダンスとの不整合を大幅に低減することができる。
【0015】このため、ドライバ回路から伝送バスに送
出されたデータ信号が伝送バスにおいて反射される割合
が相当減少し、データ信号波形に重畳されるリンギング
成分が減少するので、データ信号を高速度伝送させるこ
とが可能になる。
【0016】また、前記第2の手段を採用すれば、レシ
ーバ回路のCMOSインバータ段は、終端電圧を動作電
圧とし、入力されるデータ信号を反転して差動接続され
た他方のMOSトランジスタのゲートに供給するように
するか、または、大規模集積回路用電圧を動作電圧と
し、入力されるデータ信号を反転及びレベルシフトさせ
て差動接続された他方のMOSトランジスタのゲートに
供給するようにしている。
【0017】このため、既知のCMOSインバータ段に
おいて必要とされていた参照電圧VR の供給電源を省略
することができるので、電源の種類を削減することが可
能になり、その分、回路構成上の制約が少なくなって、
全体の構成が比較的簡単になる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0019】図1は、本発明に係る入出力インタフェー
ス回路装置の第1の実施例の構成を示す回路構成図であ
る。
【0020】図1において、1は集積回路、2はドライ
バ回路、3はレシーバ回路、4は伝送バス、5は終端抵
抗、6は終端電圧供給端子、7は大規模集積回路用電圧
供給端子、8は参照電圧供給端子、9はドライバ回路2
の入力端子、10はドライバ回路2の出力端子、11は
レシーバ回路3の入力端子、12はレシーバ回路3の出
力端子、13は第1のPMOSトランジスタ、14は第
1のNMOSトランジスタ、15は第2のNMOSトラ
ンジスタ、16は第2のPMOSトランジスタ、17は
第3のPMOSトランジスタ、18は第4のPMOSト
ランジスタ、19は第5のPMOSトランジスタ、20
は第3のNMOSトランジスタ、21は第4のNMOS
トランジスタである。
【0021】そして、集積回路1は、ドライバ回路2及
びレシーバ回路3からなり、同一構成のこれら複数の集
積回路1が伝送バス4に適宜結合される。伝送バス4
は、両端がインピーダンス整合用の終端抵抗5を介して
終端電圧供給端子6に接続される。ドライバ回路2は、
第1のPMOSトランジスタ13及び第1のNMOSト
ランジスタ14からなるCMOSインバータバッファ
と、出力NMOSトランジスタとなる第2のNMOSト
ランジスタ15と、インピ−ダンス整合用可変抵抗素子
となる第2のPMOSトランジスタ16とを有する。C
MOSインバータバッファは、入力が入力端子9に、出
力が第2のNMOSトランジスタ15及び第2のPMO
Sトランジスタ16の各ゲートにそれぞれ接続される。
第2のNMOSトランジスタ15のドレインは、出力端
子10及び第2のPMOSトランジスタ16のドレイン
にそれぞれ接続される。出力端子10は伝送バス4に接
続され、第2のPMOSトランジスタ16のソースは終
端電圧供給端子6に接続される。レシーバ回路3は、差
動接続された第3(一方)のPMOSトランジスタ17
及び第4(他方)のPMOSトランジスタ18と、電流
源を構成する第5のPMOSトランジスタ19と、負荷
を構成する第3のNMOSトランジスタ20及び第4の
NMOSトランジスタ21とを備えた差動段を有する。
第3のPMOSトランジスタ17及び第5のPMOSト
ランジスタ19の各ゲートは入力端子11に接続され、
入力端子11は伝送バス4に接続される。第4のPMO
Sトランジスタ18のゲートは参照電圧供給端子8に接
続され、第3のPMOSトランジスタ17のドレインは
出力端子12に接続される。
【0022】前記構成による入出力インタフェース回路
は、次のような動作をする。
【0023】始めに、ドライバ回路2においては、ドラ
イバ回路2の入力端子9に供給されるデータ信号が低レ
ベル(L)のとき、CMOSインバータバッファの第1
のPMOSトランジスタ13がオンになり、出力NMO
Sトランジスタ15のゲートに高レベル(H)が供給さ
れる。ここで、出力NMOSトランジスタ15はオンに
なり、ドライバ回路2の出力端子10は低レベル
(L)、例えば、出力NMOSトランジスタ15の出力
電圧VOLに等しい0.4Vになり、この0.4Vの低レ
ベル(L)の電圧が伝送バス4に供給される。このと
き、第1のPMOSトランジスタ13がオンのとき、第
2のPMOSトランジスタ16は、オフ状態にあるの
で、前記0.4Vの低レベル(L)の電圧の伝送バス4
への供給に対して、第2のPMOSトランジスタ16が
影響を与えることはない。
【0024】一方、前記データ信号が高レベル(H)の
ときは、CMOSインバータバッファの第1のNMOS
トランジスタ14がオンになり、出力NMOSトランジ
スタ15のゲートに低レベル(L)が供給される。ここ
で、出力NMOSトランジスタ15はオフになり、ドラ
イバ回路2の出力端子10は、高レベル(H)、例え
ば、終端電圧供給端子6に供給される終端電圧VT に等
しい1.2Vになり、この1.2Vの高レベル(H)の
電圧が伝送バス4に供給される。このとき、第1のNM
OSトランジスタ14のオンによって、第2のPMOS
トランジスタ16がオン状態になるが、第2のPMOS
トランジスタ16のソースには1.2Vの終端電圧VT
が供給されているので、第2のPMOSトランジスタ1
6のオンによって出力端子10に印加されている1.2
Vの電圧状態が乱されることはなく、伝送バス4には、
高レベル(H)が1.2Vで、低レベル(L)が0.4
Vの小振幅のデータ信号が供給され、このデータ信号が
伝送バス4を介して他の集積回路1に伝送されるもので
ある。また、第2のPMOSトランジスタ16がオンに
なると、ドライバ回路2の出力端子10の出力インピー
ダンスは、第2のPMOSトランジスタ16がない場合
に比べて相当量低下し、出力NMOSトランジスタ15
のオン時の同じ出力端子10の出力インピーダンスに略
等しくなるので、出力NMOSトランジスタ15のオン
時の前記出力インピーダンスを伝送バス4の特性インピ
ーダンスに略等しくなるように選べば、常時、ドライバ
回路2の出力端子10の出力インピーダンスを伝送バス
4の特性インピーダンスに略等しくすることができる。
【0025】次に、レシーバ回路3においては、前述の
既知の入出力インターフェイス回路装置のレシーバ回路
52の動作と同じであって、他のいずれかの集積回路1
が伝送バス4に送信したデータ信号を受信した場合に、
入力端子11に供給されたデータ信号が0.4Vの低レ
ベル(L)であるとき、差動段を構成する第3のPMO
Sトランジスタ17のゲートに0.4Vの低レベル
(L)のデータ信号、第4のPMOSトランジスタ18
のゲートに参照電圧供給端子8に印加される0.8Vの
参照電圧VR がそれぞれ供給される。このとき、第3の
PMOSトランジスタ17と第4のPMOSトランジス
タ18では、それらの電圧比較が行われ、その電圧比較
の結果、第3のPMOSトランジスタ17側がオンにな
って、レシーバ回路3の出力端子12に高レベル(H)
の電圧が発生する。一方、前記データ信号が1.2Vの
高レベル(H)であるとき、第3のPMOSトランジス
タ17のゲートに1.2Vの高レベル(H)、第4のP
MOSトランジスタ18のゲートに0.8Vの参照電圧
R がそれぞれ供給される。このときも、第3のPMO
Sトランジスタ17と第4のPMOSトランジスタ18
で電圧比較が行われる結果、第3のPMOSトランジス
タ17側がオフになって、レシーバ回路3の出力端子1
2には低レベル(L)の電圧が発生するものである。
【0026】このように、本実施例によれば、出力NM
OSトランジスタ15のオフ時に、第2のPMOSトラ
ンジスタ16がオンして、ドライバ回路2の出力端子1
0の出力インピーダンスの調整(インピーダンスの低
減)を行っているので、ドライバ回路2の出力端子10
の出力インピーダンスがハイインピーダンス状態になる
のが回避され、伝送バス4とのインピーダンスの不整合
状態の発生をなくすことができる。このため、伝送バス
4に送出されたデータ信号が前記インピ−ダンスの不整
合によって伝送バス4から反射されるのを抑え、データ
信号波形にリンギングが重畳されるのを防ぐことがで
き、伝送バス4を介してデータ信号を高速伝送させるこ
とが可能になる。また、第2のPMOSトランジスタ1
6を接続しても、第2のPMOSトランジスタ16は、
ドライバ回路2の出力端子10から伝送バス4に送出さ
れるデータ信号の小振幅電圧状態、即ち、1.2Vの高
レベル(H)/0.4Vの低レベル(L)を乱すことが
なく、単に、ドライバ回路2の出力端子10の出力イン
ピーダンスを調整するだけであるので、低消費電力特性
及び低電源電圧対応特性を保持したままで、前記データ
信号の高速伝送が可能になるものである。
【0027】なお、第1の実施例においては、インピー
ダンス整合用可変抵抗素子として、第2のPMOSトラ
ンジスタ16を単独で使用した例を示しているが、この
第2のPMOSトランジスタ16には、直列に抵抗を接
続するようにしてもよい。
【0028】続く、図2は、第1の実施例の入出力イン
タフェース回路装置において伝送バスに送出されたデー
タ信号を、既知の入出力インタフェ−ス回路装置の同じ
データ信号と比較するためにシュミレーションを行った
際の信号波形図である。
【0029】図2において、縦軸は伝送バスの電圧
(V)、横軸は時間(ms)であって、実線は第1の実
施例の入出力インタフェース回路装置における信号波
形、点線は既知の入出力インタフェース回路装置におけ
る信号波形である。
【0030】図2に示すように、既知の入出力インタフ
ェース回路装置におけるデータ信号波形は、伝送バスか
らの反射によって生じたリンギング成分の重畳により、
データ信号の高レベル(H)部分が大きく乱れ、レシー
バ回路3の参照電位VR である0.8V近くまで部分的
に低下しているのに対して、第1の実施例の入出力イン
タフェース回路装置における同波形は、データ信号の高
レベル(H)部分の乱れが相当小さくなっており、第1
の実施例のものは、既知のものに比べて、高速伝送が可
能であることが判る。
【0031】次いで、図3は、本発明に係わる入出力イ
ンタフェース回路装置の第2の実施例の構成を示す回路
構成図である。
【0032】図3において、22は直列接続された1個
以上のダイオードであり、その他、図1に示された構成
要素と同じ構成要素については同じ符号を付けている。
【0033】そして、この第2の実施例と前述の第1の
実施例との構成の違いは、インピ−ダンス整合用可変抵
抗素子を構成する場合に、第1の実施例は、第2のPM
OSトランジスタ16からなり、そのソースが終端電圧
供給端子6に、そのドレインが出力NMOSトランジス
タ15のドレインにそれぞれ接続されたものであるのに
対して、第2の実施例は、第2のPMOSトランジスタ
16及びそのドレインに直列接続された1個以上のダイ
オード22からなり、そのソースが大規模集積回路用電
圧供給端子7に、前記ダイオード22の他端がそのてい
る第2の出力NMOSトランジスタ15のドレインにそ
れぞれ接続されたものである点だけであって、その他
に、第2の実施例と第1の実施例との間に構成上の違い
はない。
【0034】また、第2の実施例の動作は、第2のPM
OSトランジスタ16がオンした際において、大規模集
積回路用電圧供給端子7に供給された大規模集積回路用
電圧供給端子7に供給される比較的高い大規模集積回路
用電圧VVLSIを、直列接続された1個以上のダイオード
22によってレベルシフトさせ、第2の出力NMOSト
ランジスタ15のドレインに終端電圧VT にほぼ等しい
電圧を供給させるようにしている点において、第1の実
施例の動作と異なっているが、その他の動作について
は、既述の第1の実施例の動作と同じであるので、第2
の実施例の動作についてのこれ以上の詳しい説明は、省
略する。
【0035】さらに、第2の実施例において得られる作
用効果については、既述の第1の実施例において得られ
る作用効果と殆んど同じであって、伝送バス4に送出さ
れたデータ信号が前記インピ−ダンスの不整合によって
伝送バス4から反射されるのを抑え、データ信号波形に
リンギングが重畳されるのを防ぐことができ、伝送バス
4を介してデータ信号を高速伝送させることが可能にな
る、低消費電力特性及び低電源電圧対応特性を保持した
ままで、前記データ信号の高速伝送が可能になる等の作
用効果を奏するものである。
【0036】続いて、図4は、本発明に係わる入出力イ
ンタフェース回路装置の第3の実施例の構成を示す回路
構成図である。
【0037】図4において、23は第6のPMOSトラ
ンジスタ、24は第5のNMOSトランジスタであっ
て、その他、図1に示された構成要素と同じ構成要素に
ついては同じ符号を付けている。
【0038】そして、この第3の実施例と前述の第1の
実施例との構成の違いは、第4のPMOSトランジスタ
18のゲートに電圧を供給する場合に、第1の実施例
は、参照電圧供給端子8に印加される参照電圧VR を供
給しているのに対して、第3の実施例は、第6のPMO
Sトランジスタ23及び第5のNMOSトランジスタ2
4によってCMOSインバータ段を構成させ、このCM
OSインバータ段によってデータ信号を反転させ、その
反転データ電圧を供給している点に違いがあるだけで、
その他に、第3の実施例と第1の実施例との間に構成上
の違いはない。この場合、CMOSインバータ段におい
て、第6のPMOSトランジスタ23のソースは終端電
圧供給端子6に、第5のNMOSトランジスタ24のソ
ースは基準電位点にそれぞれ接続され、第6のPMOS
トランジスタ23及び第5のNMOSトランジスタ24
の各ゲートは入力端子11に、それらのドレインは共通
に第4のPMOSトランジスタ18のゲートにそれぞれ
接続されている。
【0039】前記構成において、ドライバ回路2の構成
については、第1の実施例のドライバ回路2と全く同じ
であることから、ドライバ回路2の動作についても、第
1の実施例のドライバ回路2と全く同じである。このた
め、第3の実施例におけるドライバ回路2の動作につい
ての説明は、省略する。
【0040】また、レシーバ回路3については、他のい
ずれかの集積回路1が伝送バス4に送信したデータ信号
の受信時に、入力端子11に供給されたデータ信号が
0.4Vの低レベル(L)であるとき、差動段を構成す
る第3のPMOSトランジスタ17のゲートに0.4V
の低レベル(L)の電圧が供給されるるとともに、この
0.4Vの低レベル(L)のデータ信号によって、CM
OSインバータ段を構成する第6のPMOSトランジス
タ23がオンし、差動段を構成する第4のPMOSトラ
ンジスタ18のゲートに終端電圧供給端子6から1.2
Vの高レベル(H)の電圧が供給される。このとき、第
3のPMOSトランジスタ17と第4のPMOSトラン
ジスタ18において、それらの電圧比較が行われ、その
電圧比較の結果、第3のPMOSトランジスタ17側が
オンになって、出力端子12に高レベル(H)の電圧が
発生する。一方、前記データ信号が1.2Vの高レベル
(H)であるとき、第3のPMOSトランジスタ17の
ゲートに1.2Vの高レベル(H)の電圧が供給される
とともに、この1.2Vの高レベル(H)のデータ信号
によって、CMOSインバータ段を構成する第5のNM
OSトランジスタ24がオンし、第4のPMOSトラン
ジスタ18のゲートに基準電位である0Vの電圧が供給
される。このときも、第3のPMOSトランジスタ17
と第4のPMOSトランジスタ18との間で電圧比較が
行われる結果、第3のPMOSトランジスタ17側がオ
フになって、出力端子12には低レベル(L)の電圧が
発生するようになる。
【0041】この第3の実施例によれば、ドライブ回路
2にインピ−ダンス整合用可変抵抗素子、即ち、第2の
PMOSトランジスタ16を設けているので、第1の実
施例と同様に、伝送バス4に送出されたデータ信号が前
記インピ−ダンスの不整合によって伝送バス4から反射
されるのを抑え、データ信号波形にリンギングが重畳さ
れるのを防ぐことができ、伝送バス4を介してデータ信
号を高速伝送させることが可能になる、低消費電力特性
及び低電源電圧対応特性を保持したままで、前記データ
信号の高速伝送が可能になる等の作用効果を奏する。
【0042】この他に、第3の実施例によれば、レシー
バ回路3において参照電圧供給端子8を用いる必要がな
くなり、その結果、参照電圧VR の供給電源をなくすこ
とができるので、電源の種類を1つ削減させて、終端電
圧VT 及び大規模集積回路用電圧VVLSIをそれぞれ供給
する2種類の電源だけで済み、回路構成上の制約が少な
くなり、全体の構成が比較的簡単になるという作用効果
を奏する。
【0043】ここで、図5は、第3の実施例においてレ
シーバ回路の各部に生じるデータ信号のシュミレーショ
ンを行った際の信号波形図である。
【0044】図5において、縦軸は伝送バスの電圧
(V)、横軸は時間(ms)であって、実線はレシーバ
回路3の入力端子11に供給されたデータ信号波形、点
線は反転データ信号波形、1点鎖線はレシーバ回路3の
出力端子12に供給されたデータ信号波形である。
【0045】第3の実施例は、第4のPMOSトランジ
スタ18のゲートに、参照電圧Vを供給する代わり
に、終端電圧Vを動作電源とするCMOSインバー
タ段から反転データ信号を供給するようにしているの
で、差動接続された第3のPMOSトランジスタ17と
第4のPMOSトランジスタ18における電圧比較時
に、データ信号内に含まれているノイズ成分が互いに相
殺され、ノイズに強いレシーバ回路3を得ることが可能
になる。この場合、図5に示すように、反転データ信号
には、CMOSインバ−タ段の信号遅延分が僅かに存在
するが、データ信号の伝送速度は、レシーバ回路3より
ドライバ回路2の方で規制される割合が大きいので、反
転データ信号の遅れによる影響は殆んどない。
【0046】次いで、図6は、本発明に係わる入出力イ
ンタフェース回路装置の第4の実施例の構成を示す回路
構成図である。
【0047】図6において、25は直列接続された1個
以上のダイオードであり、その他、図4に示された構成
要素と同じ構成要素については同じ符号を付けている。
【0048】そして、この第4の実施例と前述の第3の
実施例との構成の違いは、CMOSインバータ段を構成
する場合に、第3の実施例は、第6のPMOSトランジ
スタ23と第5のNMOSトランジスタ24とからな
り、第6のPMOSトランジスタ23のソースが終端電
圧供給端子6に接続され、そのドレインが第5のNMO
Sトランジスタ24のドレインとともに第4のPMOS
トランジスタ18のゲートに接続されたものであるのに
対して、第4の実施例は、第6のPMOSトランジスタ
23と第5のNMOSトランジスタ24それに第6のP
MOSトランジスタ23のドレインに直列接続された1
個以上のダイオード25とからなり、第6のPMOSト
ランジスタ23のソースが大規模集積回路用電圧供給端
子7に、前記ダイオード22の他端が第5のNMOSト
ランジスタ24のドレインとともに第4のPMOSトラ
ンジスタ18のゲートに接続されたものである点だけで
あって、その他に、第4の実施例と第3の実施例との間
に構成上の違いはない。
【0049】この第4の実施例の動作は、CMOSイン
バータ段を構成する第6のPMOSトランジスタ23が
オンした際において、大規模集積回路用電圧供給端子7
に供給された大規模集積回路用電圧供給端子7に供給さ
れる比較的高い大規模集積回路用電圧VVLSIを、直列接
続された1個以上のダイオード25によってレベルシフ
トさせ、第4のPMOSトランジスタ18のゲートに終
端電圧VT にほぼ等しい電圧を供給させるようにしてい
る点において、第3の実施例の動作と異なっているが、
その他の動作については、既述の第3の実施例の動作と
同じであるので、第4の実施例の動作についてのこれ以
上の詳しい説明は、省略する。
【0050】また、第4の実施例において得られる作用
効果については、既述の第3の実施例において得られる
作用効果と殆んど同じであって、伝送バス4に送出され
たデータ信号が前記インピ−ダンスの不整合によって伝
送バス4から反射されるのを抑え、データ信号波形にリ
ンギングが重畳されるのを防ぐことができ、伝送バス4
を介してデータ信号を高速伝送させることが可能にな
る、低消費電力特性及び低電源電圧対応特性を保持した
ままで、前記データ信号の高速伝送が可能になる等の作
用効果を奏するものの他に、レシーバ回路3において参
照電圧供給端子8を用いる必要がなくなり、その結果、
参照電圧VR の供給電源をなくすことができるので、電
源の種類を1つ削減させて、終端電圧VT 及び大規模集
積回路用電圧VVLSIをそれぞれ供給する2種類の電源だ
けで済み、回路構成上の制約が少なくなり、全体の構成
が比較的簡単になるという作用効果を奏するものであ
る。
【0051】続く、図7は、本発明に係わる入出力イン
タフェース回路装置の第5の実施例の構成を示す回路構
成図である。
【0052】図7において、26は終端電圧供給端子、
27は第6のNMOSトランジスタ、28は第7のNM
OSトランジスタ、29は第8のNMOSトランジス
タ、30は第7のPMOSトランジスタ、31は第8の
PMOSトランジスタであり、その他、図4に示された
構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付けている。
【0053】そして、この第5の実施例と前述の第3の
実施例との間で異なっている点は、終端電圧供給端子に
供給される終端電VT 圧の電圧値と、差動段を構成して
いる各MOSトランジスタの導電型及び電源電圧の極性
にある。即ち、終端電VT 圧の電圧値について見れば、
第3の実施例は、終端電圧供給端子6に1.2Vの終端
電圧VT が供給されるのに対して、第5の実施例は、終
端電圧供給端子26に前記終端電圧VT より高い電圧、
例えば、2.0Vの終端電圧VT が供給される点に違い
がある。また、差動段の構成については、第3の実施例
は、差動接続された第3のPMOSトランジスタ17と
第4のPMOSトランジスタ18、電流源用の第5のP
MOSトランジスタ19、それに負荷回路用の第3のN
MOSトランジスタ20と第4のNMOSトランジスタ
21とからなるのに対して、第5の実施例は、差動接続
された第6のNMOSトランジスタ27と第7のNMO
Sトランジスタ28、電流源用の第8のNMOSトラン
ジスタ29、それに負荷回路用の第7のPMOSトラン
ジスタ30と第8のPMOSトランジスタ31とからな
る。そして、第5の実施例は、トランジスタの導電型の
違いに伴って、前記第6のNMOSトランジスタ27の
ゲートが入力端子11に、第7のNMOSトランジスタ
27のゲートが第6のPMOSトランジスタ23と第5
のNMOSトランジスタ24の共通接続されたドレイン
にそれぞれ接続され、第8のNMOSトランジスタ29
のゲートが大規模集積回路用電圧供給端子7に、そのソ
ースが基準電位点にそれぞれ接続され、第7のPMOS
トランジスタ30と第8のPMOSトランジスタ31の
各ソースが大規模集積回路用電圧供給端子7に接続され
ている。
【0054】前記構成による第5の実施例の動作は、次
のとおりである。
【0055】始めに、ドライバ回路2の動作は、第3の
実施例のところで述べたドライバ回路2の動作と殆んど
同じであるので、その詳しい動作説明については、省略
するが、第5の実施例においては、ドライバ回路2に供
給される終端電圧VT を、例えば、1.2Vから2.0
Vに上昇させているので、伝送バス4に送出されるデー
タ信号の高レベル(H)は2.0V、低レベル(L)、
即ち、出力NMOSトランジスタ15のオン電圧は1、
0Vになる 次に、レシーバ回路3の動作は、本質的な点において、
第3の実施例の動作と同じであって、他のいずれかの集
積回路1が伝送バス4に送信したデータ信号を受信した
場合に、入力端子11に供給されたデータ信号が1.0
Vの低レベル(L)であるとき、差動段を構成する第6
のNMOSトランジスタ27のゲートに1.0Vの低レ
ベル(L)のデータ信号が供給されるるとともに、この
1.0Vの低レベル(L)のデータ信号によって、CM
OSインバータ段を構成する第6のPMOSトランジス
タ23がオンし、差動段を構成する第7のNMOSトラ
ンジスタ28のゲートに終端電圧供給端子26から2.
0Vの高レベル(H)の電圧が供給される。このとき、
第6のNMOSトランジスタ27と第7のNMOSトラ
ンジスタ28において電圧比較が行われ、その電圧比較
の結果、第7のNMOSトランジスタ28側がオンにな
って、出力端子12に低レベル(L)の電圧が発生す
る。一方、前記データ信号が2.0Vの高レベル(H)
であるとき、第6のNMOSトランジスタ27のゲート
に2.0Vの高レベル(H)の電圧が供給されるととも
に、この2.0Vの高レベル(H)のデータ信号によっ
て、CMOSインバータ段を構成する第5のNMOSト
ランジスタ24がオンになり、第7のNMOSトランジ
スタ28のゲートに基準電位である0Vの電圧が供給さ
れる。このとき、第6のNMOSトランジスタ27と第
7のNMOSトランジスタ28との間で電圧比較が行わ
れる結果、第7のNMOSトランジスタ28側がオフに
なって、出力端子12には高レベル(H)の電圧が発生
するようになる。
【0056】この第5の実施例で得られる作用効果につ
いては、第3の実施例において得られる前述の作用効果
と殆んど同じであって、伝送バス4に送出されたデータ
信号が前記インピ−ダンスの不整合によって伝送バス4
から反射されるのを抑え、データ信号波形にリンギング
が重畳されるのを防ぐことができ、伝送バス4を介して
データ信号を高速伝送させることが可能になる、低消費
電力特性及び低電源電圧対応特性を保持したままで、前
記データ信号の高速伝送が可能になる等の作用効果を奏
するものの他に、レシーバ回路3において参照電圧供給
端子8を用いる必要がなくなり、その結果、参照電圧V
R の供給電源をなくすことができるので、電源の種類を
1つ削減させて、終端電圧VT 及び大規模集積回路用電
圧VVLSIをそれぞれ供給する2種類の電源だけで済
み、回路構成上の制約が少なくなり、全体の構成が比較
的簡単になるという作用効果を奏する。
【0057】さらに、第5の実施例によれば、伝送バス
4に送出するデータ信号のインタフェースレベルを1.
2V(H)/0.4V(L)から2.0V(H)/1.
0V(L)に上昇させたので、接地電位を基準としたN
MOSトランジスタのゲート−ソース間動作が得られ、
レシーバ回路3の差動段を構成するNMOSトランジス
タ、具体的には、第6のNMOSトランジスタ27及び
第7のNMOSトランジスタ28で構成させることが可
能になる。そして、差動段にNMOSトランジスタを用
いれば、PMOSトランジスタを用いたものに比べて動
作周波数を高くすることが可能になり、レシーバ回路3
を高速度動作させることができるという作用効果を奏す
る。
【0058】なお、第5の実施例において、インタフェ
ースレベルが上昇すると、消費電力は大きくなるが、ド
ライバ回路2の出力NMOSトランジスタ15のオン電
圧VOLが1.0Vに上昇するため、出力NMOSトラ
ンジスタ15のサイズを小型にすることができる。
【0059】また、第5の実施例において、レシーバ回
路3の差動段を構成する第7のNMOSトランジスタ2
8のゲートに、他の電源によって得られた参照電圧、例
えば、インタフェースレベルの中間電圧である1、5V
を印加するようにしてもよく、この場合にも、前記作用
効果と同様の作用効果を得ることができる。
【0060】さらに、前述の第1乃至第5の実施例の説
明は、1つの集積回路1についての構成及び動作に関す
るものであるが、他の集積回路1についての構成及び動
作も、全く同じである。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1乃至4
に記載の発明によれば、ドライバ回路2は、出力NMO
Sトランジスタ15のドレイン電極と電源端子6(7)
間に、出力NMOSトランジスタ15のオン、オフに対
応したドライバ回路2の出力インピ−ダンスの変動を抑
圧するインピーダンス整合用可変抵抗素子、好ましく
は、PMOSトランジスタ16またはPMOSトランジ
スタ16及び直列接続された1個以上のダイオード22
を接続しているので、出力NMOSトランジスタ15の
オフ時と出力NMOSトランジスタ15のオン時におけ
るドライバ回路2の各出力インピーダンス差を少なく
し、常時、ドライバ回路2の出力インピーダンスを伝送
バス4の特性インピーダンスに略等しくして、ドライバ
回路2の出力インピーダンスと伝送バス4の特性インピ
ーダンスとの不整合を大幅に低減させている。
【0062】このため、ドライバ回路2から伝送バス4
に送出されたデータ信号が、伝送バス4で反射される割
合が相当減少し、それによりデータ信号波形に重畳され
るリンギング成分が減少するので、データ信号を高速度
で伝送させることが可能になり、低消費電力特性及び低
電源電圧対応特性を保持したままで、データ信号の高速
伝送が可能になるという効果がある。
【0063】また、本発明の請求項5乃至8に記載の発
明によれば、レシーバ回路3は、CMOSインバータ段
として、終端電圧VT を動作電圧とし、入力されるデー
タ信号を反転して差動接続された他方のMOSトランジ
スタ18、28のゲートに供給するか、または、大規模
集積回路用電圧VVLSIを動作電圧とし、入力されるデー
タ信号を反転及びレベルシフトさせて差動接続された他
方のMOSトランジスタ18のゲートに供給するような
構成にしている。
【0064】このため、既知のCMOSインバータ段に
おいて必要とされていた参照電圧VR の発生電源を省略
することができ、電源の種類を、終端電圧VT 及び大規
模集積回路用電圧VVLSIの各発生電源の2種類に削減す
ることが可能になり、その分、回路構成上の制約が少な
くなって、全体の構成が比較的簡単になるという効果が
ある。
【0065】さらに、本発明の請求項9乃至10に記載
の発明によれば、ドライバ回路2は、前記ドライバ回路
2の出力インピ−ダンスの変動を抑圧するインピーダン
ス整合用可変抵抗素子、好ましくは、前記PMOSトラ
ンジスタ16及び直列接続された1個以上のダイオード
22を有し、一方、レシーバ回路3は、前記終端電圧V
T または大規模集積回路用電圧VVLSIを動作電圧とする
CMOSインバータ段を有しているので、前記2つの効
果を同時に達成させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる入出力インタフェース回路装置
の第1の実施例の構成を示す回路構成図である。
【図2】図1の図示の実施例の入出力インタフェース回
路装置において伝送バスに送出されたデータ信号を、既
知の入出力インタフェ−ス回路装置の同じデータ信号と
比較するためにシュミレーションを行った際の信号波形
図である。
【図3】本発明に係わる入出力インタフェース回路装置
の第2の実施例の構成を示す回路構成図である。
【図4】本発明に係わる入出力インタフェース回路装置
の第3の実施例の構成を示す回路構成図である。
【図5】図4に図示の実施例において、レシーバ回路の
各部に生じるデータ信号のシュミレーションを行った際
の信号波形図である。
【図6】本発明に係わる入出力インタフェース回路装置
の第4の実施例の構成を示す回路構成図である。
【図7】本発明に係わる入出力インタフェース回路装置
の第5の実施例の構成を示す回路構成図である。
【図8】既知の入出力インタフェース回路装置の一例の
構成を示す回路構成図である。
【符号の説明】
1 集積回路 2 ドライバ回路 3 レシーバ回路 4 伝送バス 5 終端抵抗 6、26 終端電圧供給端子 7 大規模集積回路用電圧供給端子 8 参照電圧供給端子 9 ドライバ回路2の入力端子 10 ドライバ回路2の出力端子 11 レシーバ回路3の入力端子 12 レシーバ回路3の出力端子 13 第1のPMOSトランジスタ 14 第1のNMOSトランジスタ 15 第2のNMOSトランジスタ 16 第2のPMOSトランジスタ 17 第3のPMOSトランジスタ 18 第4のPMOSトランジスタ 19 第5のPMOSトランジスタ 20 第3のNMOSトランジスタ 21 第4のNMOSトランジスタ 22、25 直列接続された1個以上のダイオード 23 第6のPMOSトランジスタ 24 第5のNMOSトランジスタ 27 第6のNMOSトランジスタ 28 第7のNMOSトランジスタ 29 第8のNMOSトランジスタ 30 第7のPMOSトランジスタ 31 第8のPMOSトランジスタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が終端抵抗を介して終端電圧供給端
    子に接続された伝送バスと、データ信号を受けて前記伝
    送バスに出力するドライバ回路及び前記伝送バスからデ
    ータ信号を受けるレシーバ回路からなる同一構成の複数
    の集積回路とによって構成される入出力インタフェース
    回路装置において、前記複数の集積回路のドライバ回路
    における出力NMOSトランジスタのドレイン電極と終
    端電圧供給端子もしくは大規模集積回路用電圧供給端子
    との間に、前記出力NMOSトランジスタのオン、オフ
    に対応した前記ドライバ回路の出力インピ−ダンスの変
    動を抑圧するインピ−ダンス整合用可変抵抗素子を接続
    したことを特徴とする入出力インタフェース回路装置。
  2. 【請求項2】 前記インピ−ダンス整合用可変抵抗素子
    は、ソースが終端電圧供給端子に、ゲートが前記出力N
    MOSトランジスタのゲートに、ドレインが前記出力N
    MOSトランジスタのドレインにそれぞれ接続されたP
    MOSトランジスタからなることを特徴とする請求項1
    に記載の入出力インタフェース回路装置。
  3. 【請求項3】 前記インピ−ダンス整合用可変抵抗素子
    は、ソースが大規模集積回路用電圧供給端子に、ゲート
    が前記出力NMOSトランジスタのゲートに、ドレイン
    が少なくとも1個以上の直列接続されたダイオードを介
    して前記出力NMOSトランジスタのドレインにそれぞ
    れ接続されたPMOSトランジスタからなることを特徴
    とする請求項1に記載の入出力インタフェース回路装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ドライバ回路は、前記出力NMOS
    トランジスタと、前記インピ−ダンス整合用可変抵抗素
    子と、PMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタ
    からなり、それらの共通接続されたゲートに前記データ
    信号が供給され、それらの共通接続されたドレインが次
    続の前記出力NMOSトランジスタのゲートに接続され
    たCMOSインバータバッファとによって構成されるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の入出
    力インタフェース回路装置。
  5. 【請求項5】 両端が終端抵抗を介して終端電圧供給端
    子に接続される伝送バスと、データ信号を受けて前記伝
    送バスに出力するドライバ回路及び前記伝送バスからデ
    ータ信号を受けるレシーバ回路からなる同一構成の複数
    の集積回路とによって構成される入出力インタフェース
    回路装置において、前記レシーバ回路は、少なくとも、
    入力端子と、差動接続された一方及び他方のMOSトラ
    ンジスタを備えた差動段と、PMOSトランジスタ及び
    NMOSトランジスタを備えたCMOSインバータ段と
    によって構成され、前記CMOSインバータ段は、終端
    電圧または大規模集積回路用電圧のいずれかを動作電圧
    とし、前記他方のMOSトランジスタのゲートに、前記
    一方のMOSトランジスタのゲートに供給されるデータ
    信号を反転したデータ信号を供給することを特徴とする
    入出力インタフェース回路装置。
  6. 【請求項6】 前記差動段は、差動接続された一方及び
    他方のPMOSトランジスタと、前記一方及び他方のP
    MOSトランジスタの共通接続されたソースと大規模集
    積回路用電圧供給端子との間に接続され、ゲートが前記
    入力端子に接続された電流源用のPMOSトランジスタ
    と、前記一方及び他方のPMOSトランジスタのドレイ
    ンと基準電圧点との間に接続された負荷回路とで構成さ
    れ、前記CMOS電圧インバータ段は、ソースが終端電
    圧供給端子に、ゲートが前記入力端子に、ドレインが前
    記他方のPMOSトランジスタのゲートにそれぞれ接続
    されたPMOSトランジスタと、ソースが基準電位点
    に、ゲートが前記入力端子に、ドレインが前記他方のP
    MOSトランジスタのゲートにそれぞれ接続されたNM
    OSトランジスタとで構成されていることを特徴とする
    請求項5に記載の入出力インタフェース回路装置。
  7. 【請求項7】 前記差動段は、差動接続された一方及び
    他方のPMOSトランジスタと、前記一方及び他方のP
    MOSトランジスタの共通接続されたソースと大規模集
    積回路用電圧供給端子との間に接続され、ゲートが前記
    入力端子に接続された電流源用のPMOSトランジスタ
    と、前記一方及び他方のPMOSトランジスタのドレイ
    ンと基準電圧点との間に接続された負荷回路とで構成さ
    れ、前記CMOS電圧インバータ段は、ソースが大規模
    集積回路用電圧供給端子に、ゲートが前記入力端子に、
    ドレインが1個以上の直列接続されたダイオ−ドを介し
    て前記他方のPMOSトランジスタのゲートにそれぞれ
    接続されたPMOSトランジスタと、ソースが基準電位
    点に、ゲートが前記入力端子に、ドレインが前記他方の
    PMOSトランジスタのゲートにそれぞれ接続されたN
    MOSトランジスタとで構成されていることを特徴とす
    る請求項5に記載の入出力インタフェース回路装置。
  8. 【請求項8】 前記差動段は、差動接続された一方及び
    他方のNMOSトランジスタと、前記一方及び他方のN
    MOSトランジスタの共通接続されたソースと基準電位
    点との間に接続され、ゲートが前記大規模集積回路用電
    圧供給端子に接続された電流源用のNMOSトランジス
    タと、前記一方及び他方のNMOSトランジスタのドレ
    インと前記大規模集積回路用電圧供給端子との間に接続
    された負荷回路とで構成され、前記CMOS電圧インバ
    ータ段は、ソースが終端電圧供給端子に、ゲートが前記
    入力端子に、ドレインが前記他方のNMOSトランジス
    タのゲートにそれぞれ接続されたPMOSトランジスタ
    と、ソースが基準電位点に、ゲートが前記入力端子に、
    ドレインが前記他方のNMOSトランジスタのゲートに
    それぞれ接続されたNMOSトランジスタとで構成され
    ていることを特徴とする請求項5に記載の入出力インタ
    フェース回路装置。
  9. 【請求項9】 前記ドライバ回路は、少なくとも、デー
    タ信号が供給される入力端子と、前記伝送バス及び前記
    レシーバ回路の入力端子に接続される出力端子と、ドレ
    インが前記出力端子に接続された出力NMOSトランジ
    スタと、ソースが終端電圧供給端子間に、ゲートが前記
    出力NMOSトランジスタのゲートに、ドレインが前記
    出力NMOSトランジスタのドレインにそれぞれ接続さ
    れたインピ−ダンス整合用PMOSトランジスタとを有
    していることを特徴とする請求項6または8のいずれか
    に記載の入出力インタフェース回路装置。
  10. 【請求項10】 前記ドライバ回路は、少なくとも、デ
    ータ信号が供給される入力端子と、前記伝送バス及び前
    記レシーバ回路の入力端子に接続される出力端子と、ド
    レインが前記出力端子に接続された出力NMOSトラン
    ジスタと、ソースが大規模集積回路用電圧供給端子に、
    ゲートが前記出力NMOSトランジスタのゲートに、ド
    レインが直列接続された1個以上のダイオードを介して
    前記出力NMOSトランジスタのドレインにそれぞれ接
    続されたインピ−ダンス整合用PMOSトランジスタと
    を有していることを特徴とする請求項7に記載の入出力
    インタフェース回路装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5973520A (en) * 1997-12-24 1999-10-26 Nec Corporation Output buffer circuit having a variable output impedance
US6323756B1 (en) 1997-09-02 2001-11-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Data transmitter
KR100356074B1 (ko) * 1996-09-19 2003-03-15 오끼 덴끼 고오교 가부시끼가이샤 저 소비전력으로 2진 논리신호를 전송하는 인터페이스 회로 및 방법

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