JP3497453B2 - 柔軟剤組成物 - Google Patents
柔軟剤組成物Info
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Description
し、さらに詳しくは非アルキルフェノール系ノニオン性
界面界面活性剤およびカチオン界面活性剤からなる衣料
用柔軟剤組成物に関する。
る商品はほとんどがジ(硬化牛脂アルキル)ジメチルア
ンモニウムクロライドに代表される1分子中に2個の長
鎖アルキル基を有する第4級アンモニウム塩を主成分と
した組成物である。しかしながら、上記の第4級アンモ
ニウム塩は低温で長期保存する場合には、増粘したり、
ゲル状になったり、分離したりする問題があるためポリ
オキシエチレン系の非イオン界面活性剤、電解質及び溶
剤等の添加剤を配合し、水への分散性及び長期保存安定
性を改良しているが、その効果は未だ不十分である。ま
た、従来から各種アミンを柔軟基剤とする液体柔軟仕上
剤が知られており、例えば、メチルジ(硬化牛脂アルキ
ル)アミンのような長鎖アルキルアミンを含有する繊維
に柔軟性を付与する組成物(特開昭52−59796号
公報);アシル化アルカノールアミン、水溶性第4級ア
ンモニウム塩及び脂肪酸エステルを含有する繊維に平滑
性、快適な手触りを与える繊維材料柔軟剤(特開昭58
−60070号公報);第4級アンモニウム化合物、高
級脂肪酸とヒドロキシ低級アルキルポリアミンとの縮合
反応物およびアルキルアミンポリグリコールエーテルを
含有する分散性の良い柔軟剤(特開昭61−16708
3号公報);にはジ(高級アルキル)環式アミンおよび
ブレンステッド酸を含有する織物処理用の安定な水性分
散剤(特開昭61−275474号公報);ジ長鎖アル
キルアミン−陰イオン性界面界面活性剤イオン対複合
体、非シリコーン系ロウ及び液体担体を含む柔軟化組成
物(特開昭64−85368号公報);ヒドロキシ低級
アルキルアルキレンジアミンと高級脂肪酸の縮合物等の
アミン及び両性布地コンディショニング剤を含有する布
地コンディショニング組成物(特開平2−6662号公
報);ジ長鎖アルキルアミン−多官能カルボン酸錯体を
含有する柔軟性、帯電防止性を付与する布類コンディシ
ョニング組成物(特開平2−14076号公報)などが
提案されている。しかしながら、これらアミンを基剤と
する柔軟剤は、分散性、保存安定性は第4級アンモニウ
ム塩を含有する柔軟剤に比べ比較的良いものの、柔軟性
能は未だ十分でない。
題点を解決し、水への分散性及び長期保存安定性、布地
への柔軟性および帯電防止性付与効果に優れた性能を有
する衣料用柔軟剤組成物を提供することを目的とする。
題を解決すべく鋭意検討した結果、特定の組成を有し特
定の分子量分布を有する、脂肪族系アルコールアルキレ
ンオキサイド付加物からなるノニオン性界面界面活性剤
が、優れた乳化力を有することを応用し、カチオン界面
活性剤と組み合わせて用いることにより乳化性、乳化安
定性に優れた柔軟剤組成物を製造できることをみいだし
本発明に到達した。
である。 (I)脂肪族系アルコール(a1)にアルキレンオキサ
イド(b1)を付加して直接製造され、下記〜を満
たす脂肪族系アルコールアルキレンオキサイド付加物
(A)からなるノニオン界面活性剤と、カチオン界面活
性剤(C)とを必須成分とする衣料用柔軟剤組成物。 下記一般式(1)で表される化合物の1種または2種
以上の混合物からなる。 R1O−[(C2H4O)m/(AO)n]−(C2H4O)p−H (1) [式中、R1は炭素数8〜24の脂肪族炭化水素基また
は脂環式炭化水素基;Aは炭素数3以上のアルキレン
基;mは平均が0〜4となる0または1以上の整数、n
は平均が1〜3となる0または1以上の整数、pは平均
が1〜80となる0または1以上の整数であり、(m+
n+p)は平均が3〜81となる整数であり、(m+
p)/(m+n+p)は平均0.5以上である。{(C
2H4O)m/(AO)n}は、m≠0、n≠0のときブ
ロック付加またはランダム付加を表す。] 重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との
比:Mw/Mnが下記関係式(2)または(3)を満た
す。 Mw/Mn≦0.030×Ln(v)+1.010(但し、v<10) (2) Mw/Mn≦−0.026×Ln(v)+1.139(但し、v≧10)(3) [但し、vは脂肪族系アルコール(a1)1モル当たり
に付加したアルキレンオキサイドの平均付加モル数を表
し、上記一般式(1)での(m+n+p)の平均に相当
する。] Weibullの分布則から導かれる下記式(4)か
ら求められる分布定数cが1.0以下である。本項はv
が12までのみ適用する。 c=(v+n0/n00−1)/[Ln(n00/n0)+n0/n00−1] (4) [但し、vは上記に同じ、n00は反応に用いた脂肪族系
アルコール(a1)のモル数、n0は未反応の脂肪族系
アルコール(a1)のモル数を表す。]
チレンオキサイド(b2)を付加して直接製造され、下
記〜を満たす脂肪族系アルコールエチレンオキサイ
ド付加物(B)からなるノニオン界面活性剤と、カチオ
ン界面活性剤(C)とを必須成分とする衣料用柔軟剤組
成物。 下記一般式(5)で表される化合物の1種または2種
以上の混合物からなる。 R2O−(C2H4O)q−H (5) [式中、R2は炭素数8〜24の脂肪族炭化水素基また
は脂環式炭化水素基;qは平均が3〜80となる整数で
ある。] 重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との
比:Mw/Mnが下記関係式(6)または(7)を満た
す。 Mw/Mn≦0.020×Ln(v)+1.010(但し、v<10) (6) Mw/Mn≦−0.026×Ln(v)+1.116(但し、v≧10)(7) [但し、vは脂肪族系アルコール(a1)1モル当たり
に付加したエチレンオキサイドの平均付加モル数を表
し、上記一般式(5)でのqの平均に相当する。]W
eibullの分布則から導かれる下記式(4)から求
められる分布定数cが1.0以下である。本項はvが1
2までのみ適応する。 c=(v+n0/n00−1)/[Ln(n00/n0)+n0/n00−1] (4) [但し、vは上記に同じ、n00は反応に用いた脂肪族系
アルコール(a1)のモル数、n0は未反応の脂肪族系
アルコール(a1)のモル数を表す。]
族系アルコールアルキレンオキサイド付加物(A)は、
脂肪族系アルコール(a1)(ここでは脂環式も含
む。)にアルキレンオキサイド(b1)を付加して直接
製造される脂肪族系アルコールアルキレンオキサイド付
加物の1種または2種以上の混合物である。ここで、
「直接製造される」とは、上記付加物が精留などにより
未反応アルコールや付加モル数の異なるものを分別する
操作なしで直接得られたものであることを意味する。分
別を要するものは、工程が煩雑となり、通常のノニオン
性界面界面活性剤として用いるには実用性がない。但
し、未反応アルキレンオキサイドや低沸点物をストリッ
ピングしたものは含まれない。
1)の残基であり、炭素数が通常8〜24(好ましくは
12〜18)の脂肪族炭化水素基または脂環式炭化水素
基を表す。R1の炭素数が8未満では所望の乳化力が得
られず、炭素数が24を超えるとアルキレンオキサイド
付加物の流動点が上がるなど取り扱いの面で好ましくな
い。上記脂肪族炭化水素基としては、直鎖および/また
は分岐状の飽和もしくは不飽和脂肪族炭化水素基(アル
キル基、アルケニル基、アルカジエニル基)が挙げら
れ、脂環式炭化水素基としては、シクロアルキル基およ
び多環式炭化水素基が挙げられる。アルキル基として
は、たとえばオクチル基、ノニル基、デシル基、ラウリ
ル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル
基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、
2−エチルヘキシル基、2−エチルオクチル基などが挙
げられる。アルケニル基としては、たとえばオクテニル
基、デセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、ペン
タデセニル基、オレイル基、ガドレイル基などが挙げら
れる。アルカジエニル基としては、たとえばリノレイル
基などが挙げられる。シクロアルキル基としては、たと
えばエチルシクロへキシル基、プロピルシクロヘキシル
基、オクチルシクロヘキシル基、ノニルシクロヘキシル
基などが挙げられる。多環式炭化水素基としては、たと
えばアダマンチル基などが挙げられる。
ルコールでも合成アルコール(チーグラーアルコール、
オキソアルコールなど)でもよい。具体例としては、飽
和脂肪族アルコール(オクチルアルコール、ノニルアル
コール、デシルアルコール、ウンデシルアルコール、ド
デシルアルコール、トリデシルアルコール、ヘキサデシ
ルアルコール、オクタデシルアルコール、ノナデシルア
ルコールなど);不飽和脂肪族アルコール(オクテニル
アルコール、デセニルアルコール、ドデセニルアルコー
ル、トリデセニルアルコール、ペンタデセニルアルコー
ル、オレイルアルコール、ガドレイルアルコール、リノ
レイルアルコールなど);環状脂肪族アルコール(エチ
ルシクロへキシルアルコール、プロピルシクロヘキシル
アルコール、オクチルシクロヘキシルアルコール、ノニ
ルシクロヘキシルアルコール、アダマンチルアルコール
など);およびこれらの2種以上の混合物が挙げられ
る。該(a1)の水酸基は1級または2級であることが
が好ましく、1級が特に好ましい。また、アルキル基部
分は直鎖状でも分岐状でもよい。(a1)として特に好
ましいものはドデシルアルコール、トリデシルアルコー
ル、テトラデシルアルコール、ヘキサデシルアルコール
およびオクタデシルアルコールである。
は、エチレンオキサイド(以下、EOと略記)の付加に
より形成される。Aは炭素数3以上、好ましくは炭素数
3〜8、とくに好ましくは炭素数3のアルキレン基を表
し、(AO)の部分は、炭素数3以上のアルキレンオキ
サイドの付加により形成される。このようなアルキレン
オキサイドとしては、プロピレンオキサイド(以下、P
Oと略記)、1,2−または2,3−ブチレンオキシ
ド、テトラヒドロフラン、スチレンオキサイドなどが挙
げられる。好ましくはPOである。
〜4、好ましくは0〜3、特に好ましくは1〜3となる
0または1以上の整数である。nは、平均が通常0〜3
となる0または1以上の整数であり、好ましくは1また
は2である。pは、平均が通常1〜80となる0または
1以上の整数であり、好ましくは2〜70、特に好まし
くは3〜40、最も好ましくは3〜20の整数である。
pが80を超えると親水性が強すぎて十分な乳化力、可
溶化力が得られず、また分子が大きすぎて所望の浸透力
が得られない。(m+n+p)は、平均が通常3〜8
1、好ましくは3〜71、特に好ましくは3〜41の整
数である。81を超えると親水性が強すぎて充分な乳化
力、可溶化力が得られず、また分子が大きすぎて所望の
浸透力が得らず、3未満では親水性が乏しく乳化力が劣
る。(m+p)/(m+n+p)は通常0.5以上、好
ましくは0.7〜0.99である。0.5未満では乳化
力が低くなる。{(C2H4O)m/(AO)n}の部分
は、ブロック付加〔(C2H4O)m、(AO)nの順〕
でもランダム付加でも良いが、好ましくはブロック付加
である。
常261〜5,000、好ましくは300〜1,200
である。Mwがこの範囲のものが浸透力などの界面活性
能が特に良好であり好ましい。〔分子量の測定はゲルパ
ーミネーションクロマトグラフ(GPC)による。以下
も同じ。〕 (A)のMwと数平均分子量(Mn)との比:Mw/M
nは下記関係式(2)または(3)を満たす必要があ
る。 Mw/Mn≦0.030×Ln(v)+1.010(但し、v<10) (2) Mw/Mn≦−0.026×Ln(v)+1.139(但し、v≧10)(3) 上記式(2),(3)で、Ln(v)はvの自然対数を
意味し、vは脂肪族系アルコール(a1)1モル当たり
に付加したアルキレンオキサイドの平均付加モル数を表
し、前記一般式(1)での各アルキレンオキサイドの付
加モル数であるmとnとpの合計の平均に相当する。関
係式(2)または(3)を満たさない場合、すなわち分
子量分布が広くなると充分な界面活性能が得られない。
また、Mw/Mnは下記関係式(2’)または(3’)
を満たすことがより好ましい。 Mw/Mn≦0.030×Ln(v)+1.000(但し、v<10)(2') Mw/Mn≦−0.026×Ln(v)+1.129(但し、v≧10(3')
分布則の式(8)から導き出される関係式(4)から分
布定数cを求めることができるとき、cが1.0以下で
ある必要がある。cは好ましくは0.9以下、さらに好
ましくは0.7以下である。関係式(4)において、分
布定数cの値が小さい、すなわち未反応の脂肪族系アル
コールの含有量が少ないほど分子量分布が狭いことを意
味する。なお、この式は、未反応の脂肪族系アルコール
(a1)の量が検出限界(0.001質量%)以上の場
合に適用される式であり、アルキレンオキサイド(b
1)の平均付加モル数が12モルまで適用可能である。
cが1を超えると、充分な界面活性能が得られない。 v=c×Ln(n00/n0)−(c−1)×(1−n0/n00) (8) c=(v+n0/n00−1)/[Ln(n00/n0)+n0/n00−1] (4) これらの式で、Ln(n00/n0)は(n00/n0)の自
然対数を意味し、vは上記に同じ、n00は反応に用いた
脂肪族系アルコール(a1)のモル数、n0は未反応の
脂肪族系アルコール(a1)のモル数を表す。
コールアルキレンオキサイド付加物(B)は、脂肪族系
アルコール(a1)(ここでは脂環式も含む。)にEO
(b1)を付加して直接製造される脂肪族系アルコール
EO付加物の1種または2種以上の混合物である。
1)の残基であり、炭素数が8〜24(好ましくは12
〜18)の脂肪族炭化水素基または脂環式炭化水素基を
表す。R2の炭素基が8未満では、所望の乳化力、可溶
化力が得られず、炭素数が24を超えるとEO付加物の
流動点が上がるなど取り扱いの点で好ましくない。上記
脂肪族炭化水素基としては、直鎖および/または分岐状
の飽和または不飽和脂肪族炭化水素基(アルキル基、ア
ルケニル基、アルカジエニル基);脂環式炭化水素基と
しては、シクロアルキル基および多環式炭化水素基が挙
げられる。R2は直鎖状と分岐状など2種以上の基の混
合物であってもよい。R2の具体例は、前記のR1として
例示したものと同様である。上記一般式(5)におい
て、qは、平均が通常3〜80、好ましくは3〜40の
整数である。80を超えると親水性が強すぎて充分な乳
化力、可溶化力が得られず、また分子が大きすぎて所望
の浸透力が得られず、3未満であると、親水性が乏しく
乳化力が劣る。
常250〜5,000、好ましくは270〜1,200
である。Mwがこの範囲内のものが浸透力などの界面活
性能が特に良好であり好ましい。(B)のMwと数平均
分子量(Mn)との比:Mw/Mnは下記関係式(6)
または(7)を満たす必要がある。 Mw/Mn≦0.020×Ln(v)+1.010(但し、v<10) (6) Mw/Mn≦−0.026×Ln(v)+1.116(但し、v≧10)(7) 上記式(6),(7)において、Ln(v)はvの自然
対数を意味し、vは脂肪族系アルコール(a1)1モル
当たりに付加したエチレンオキサイドの平均付加モル数
を表し、前記一般式(5)でのEOの付加モル数である
qの平均に相当する。関係式(6)または(7)を満た
さない場合、すなわち分子量分布が広くなると充分な界
面活性能が得られない。また、Mw/Mnは下記関係式
(6’)または(7’)を満たすことが好ましい。 Mw/Mn≦0.018×Ln(v)+1.015(但し、v<10)(6') Mw/Mn≦−0.023×Ln(v)+1.113(但し、v≧10(7')
分布則の式(8)から導き出される関係式(4)から分
布定数cを求めることができるとき、cが1.0以下で
ある必要がある。cは好ましくは0.9以下、さらに好
ましくは0.7以下である。関係式(4)において、分
布定数cの値が小さい、すなわち未反応の脂肪族系アル
コールの含有量が少ないほど分子量分布が狭いことを意
味する。なお、この式は、未反応の脂肪族系アルコール
(a1)の量が検出限界(0.001質量%)以上の場
合に適用される式であり、エチレンオキサイド(b1)
の平均付加モル数が12モルまで適用可能である。cが
1を超えると、充分な界面活性能が得られない。 v=c×Ln(n00/n0)−(c−1)×(1−n0/n00) (8) c=(v+n0/n00−1)/[Ln(n00/n0)+n0/n00−1](4) これらの式で、Ln(n00/n0)は(n00/n0)の自
然対数を意味し、vは上記に同じ、n00は反応に用いた
脂肪族系アルコール(a1)のモル数、n0は未反応の
脂肪族系アルコール(a1)のモル数を表す。
(A)または(B)からなるノニオン界面界面活性剤に
おいて、(A)または(B)のHLBは通常11〜1
9、好ましくは12〜18、特に好ましくは13〜16
の範囲であり、酸価ポリエチレンワックスに対する乳化
力指数tが8以上(特に9以上)であるものが、親水性
の強い物質に対する乳化力が特に良好であり、柔軟剤組
成物として好ましい。好ましい具体例としては、一般式
(1)においてR1が炭素数10〜20の脂肪族炭化水
素基であり、mが1〜4、nが0〜3、pが5〜20
で、(m+n+p)が3〜20である(A)が挙げら
れ、特に好ましくはR1が炭素数12〜18の脂肪族炭
化水素基で(m+n+p)が3〜10である(A)であ
る。上記において、HLBは下記の式(9)にて求めら
れるグリフィンのHLBをいう。 HLB=(界面活性剤中のEO部分の分子量/界面活性
剤の分子量)×20 また、上記において、酸価ポリエチレンワックスに対す
る乳化力指数tは、以下の方法で測定される値である。
重量平均分子量が9000〜10000、酸価が22〜
24の酸価ポリエチレンワックス40部、乳化剤11
部、水酸化カリウム0.5部、イオン交換水48.5部
をステンレス製ビーズ10個とともにステンレス製の耐
圧容器に入れ、窒素シールした後、140℃で2〜3k
gf/cm2の加圧下、30分間振とう乳化する。得ら
れた乳化物の1%水希釈液の状態を下記の基準で評価す
る。なお、粒子径はレーザ回折散乱式粒度分布測定装置
(LA−700、堀場製作所製)を用い、乳化物を水で
1質量%に希釈して測定する。 10:平均粒径が0.2μm未満のエマルション 9:平均粒径が0.2μm以上0.3μm未満のエマル
ション 8:平均粒径が0.3μm以上0.5μm未満のエマル
ション 7:平均粒径が0.5μm以上0.6μm未満のエマル
ション 6:平均粒径が0.6μm以上1.0μm未満のエマル
ション 5:平均粒径が1.0μm以上、かつ1%水溶液のUV
(750nm)透過率が30%以上のエマルション 4:平均粒径が1.0μm以上、かつ1%水溶液のUV
(750nm)透過率が30%未満のエマルション 3:高粘度ペースト状 2:乳化不十分で凝集破壊が起こる 1:各成分が分離
を有するノニオン界面活性剤(A)または(B)は、た
とえば特願平11−254772号明細書に記載の方法
で得ることができる。
カチオン界面活性剤(C)としては、第4級アンモニウ
ム塩型またはアミン塩型のカチオン界面界面活性剤等が
挙げられる。第4級アンモニウム塩型カチオン界面界面
活性剤としては、第3級アミン類と4級化剤(メチルク
ロライド、メチルブロマイド、エチルクロライド、ベン
ジルクロライド等のハロゲン化アルキルもしくはベンジ
ル、ジメチル硫酸、ジメチルカーボネート、エチレンオ
キサイド等)との反応で得られる化合物等が使用でき、
例えば、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、
ジデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジオクチル
ジメチルアンモニウムブロマイド、ステアリルトリメチ
ルアンモニウムブロマイド、ラウリルジメチルベンジル
アンモニウムクロライド(塩化ベンザルコニウム)、セ
チルピリジニウムクロライド、ポリオキシエチレントリ
メチルアンモニウムクロライド、ステアラミドエチルジ
エチルメチルアンモニウムメトサルフェート等が挙げら
れる。
は、第1〜3級アミン類を無機酸(塩酸、硝酸、硫酸、
ヨウ化水素酸など)または有機酸(酢酸、ギ酸、ラウリ
ン酸、オレイン酸、ステアリン酸、蓚酸、乳酸、グルコ
ン酸、アジピン酸、アルキル燐酸など)で中和すること
により得られる化合物が使用でき、例えば、第1級アミ
ン塩型のものとしては、脂肪族高級アミン(ラウリルア
ミン、ステアリルアミン、セチルアミン、硬化牛脂アミ
ン、ロジンアミンなどの炭素数8〜24の1級モノアミ
ン)の無機酸塩または有機酸塩;炭素数8未満の低級ア
ミン類(メチルアミン、ブチルアミンなど)の炭素数8
〜24の高級脂肪酸(ステアリン酸、オレイン酸など)
塩などが挙げられる。第2級アミン塩型のものとして
は、例えば炭素数1〜24の脂肪族1級アミンのEO付
加物、アルキル基の炭素数1〜24のジアルキルアミン
などの無機酸塩または有機酸塩が挙げられる。また、第
3級アミン塩型のものとしては、例えば、脂肪族アミン
(トリエチルアミン、エチルジメチルアミン、N,N,
N’,N’−テトラメチルエチレンジアミンなど)、脂
環式アミン(N−メチルピロリジン、N−メチルピペリ
ジン、N−メチルヘキサメチレンイミン、N−メチルモ
ルホリン、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)−7
−ウンデセンなど)、含窒素ヘテロ環芳香族アミン(4
−ジメチルアミノピリジン、N−メチルイミダゾール、
4,4’−ジピリジルな)などの3級アミンの無機酸塩
または有機酸塩;トリエタノールアミンモノステアレー
ト、ステアラミドエチルジエチルメチルエタノールアミ
ンなどの3級アミン類の無機酸塩または有機酸塩などが
挙げられる。カチオン界面界面活性剤(C)として、こ
れらの1種または2種以上の混合物が使用でき、好まし
くは下記式(10)〜(14)で示される化合物からな
る群から選ばれた1種以上の化合物である。
素原子または炭素数1〜24のアルキル基、アルケニル
基又はβ−ヒドロキシアルキル基、好ましくは炭素数1
〜18のアルキル基又はアルケニル基である。具体的に
は、アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、へキシル基、オクチル基、2−エチルヘキシル
基、ノニル基、イソノニル基、デシル基、イソデシル
基、ウンデシル基、イソウンデシル基、ドデシル基、イ
ソドデシル基、トリデシル基、イソトリデシル基、テト
ラデシル基、イソテトラデシル基、ペンタデシル基、イ
ソペンタデシル基、ヘキサデシル基、イソヘキサデシル
基、オクタデシル基、イソオクタデシル基が挙げられ
る。アルケニル基としては、オクテニル基、デセニル
基、ドデセニル基、テトラデセニル基、ヘキサデセニル
基、オクタデセニル基が挙げられる。また、β−ヒドロ
キシアルキル基としては、2−ヒドロキシエチル基、2
−ヒドロキシプロピル基、2−ヒドロキシブチル基等が
挙げられる。R6は炭素数1〜24のアルキル基、アル
ケニル基またはベンジル基である。
アルキル基、アルケニル基、β−ヒドロキシアルキル
基、式:R6CO2CH2−(なお、R6は前記と同じであ
る)で表される基又は式:R6OCH2−(なお、R6は
前記と同じである)で表される基、好ましくは炭素数1
〜18のアルキル基又はアルケニル基である。具体的に
は、前述のR3、R4及びR5と同様の基が挙げられる。
〜24のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、ベンジル
基又は式:−(AO)n−Z{式中、Aは炭素数2〜4
のアルキレン基(例えば、エチレン基、プロピレン基、
ブチレン基)、Zは水素原子又はアシル基、nは1〜5
0、好ましくは5〜30の整数である}で表される基、
好ましくは炭素数1〜4のアルキル基又はベンジル基で
ある。具体的にはメチル基、エチル基、プロピル基、イ
ソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−
ブチル基などが挙げられる。
のアルキル基、アルケニル基又はβ−ヒドロキシアルキ
ル基、好ましくは炭素数8〜24のアルキル基またはア
ルケニル基である。具体的には、前述のR3、R4及びR
5と同様の基以外に、エイコシル基、イソエイコシル
基、エイコセニル基等が挙げられる。
-は、対イオンであり、ハロゲンイオン(F-、Cl-、
Br-、I-)、ヒドロキシイオン、炭素数1〜4のアル
キル基を有する炭酸エステルイオン若しくは硫酸エステ
ルイオン並びに炭素数1〜24のアルキル基若しくはア
ルケニル基を有するカルボン酸イオン及びスルホン酸イ
オンからなる群から選ばれる1種以上のアニオンが挙げ
られる。好ましくはメチル硫酸イオン、メチル炭酸イオ
ンおよびクロルイオンである。
ば、下記〜の方法で製造することができる。 ラウリルアミン、ステアリルアミンなどの炭素数1〜
24のアルキル基、アルケニル基若しくはβ−ヒドロキ
シアルキル基を有する第1級アミン;ジラウリルアミ
ン、ジステアリルアミンなどの炭素数1〜24のアルキ
ル基、アルケニル基若しくはβ−ヒドロキシアルキル基
を有する第2級アミン;又はトリメチルアミン、ラウリ
ルジメチルアミン、ステアリルアミンなどの炭素数1〜
24のアルキル基、アルケニル基若しくはβ−ヒドロキ
シアルキル基を有する第3級アミンを塩酸、臭素酸若し
くはヨウ素酸等のハロゲン酸、又は、ギ酸、酢酸、プロ
ピオン酸、ラウリン酸、ステアリン酸等の炭素数1〜2
4のカルボン酸等で中和する方法。 トリメチルアミン、ラウリルジメチルアミン、ステア
リルジメチルアミン等の炭素数1〜24のアルキル基、
アルキル基若しくはβ−ヒドロキシアルキル基を有する
第3級アミンをメチルクロライド、ベンジルクロライ
ド、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジ
メチル硫酸などのアルキル化剤を加圧下、加熱して反応
する方法。 ラウリルアミン、ステアリルアミンなどの炭素数1〜
24のアルキル基、アルケニル基若しくはβ−ヒドロキ
シアルキル基を有する第1級アミン又はジラウリルアミ
ン、ジステアリルアミンなどの炭素数1〜24のアルキ
ル基、アルケニル基若しくはβ−ヒドロキシアルキル基
を有する第2級アミンに、アルカリ触媒の存在下、EO
を付加させて得られた第3級アミンを塩酸、臭素酸若し
くはヨウ素酸等のハロゲン酸、又は、ギ酸、酢酸、プロ
ピオン酸、ラウリン酸、ステアリン酸などの炭素数1〜
24のカルボン酸で中和するか、又は該第3級アミンに
前記のアルキル化剤を反応させる方法。
ピリジンにメチルクロライド、オクチルクロライド、ス
テアリルクロライド、オレイルブロマイド、ヒドロキシ
エチルブロマイドなどの炭素数1〜24のアルキル化剤
を加圧下、加熱して反応させて得ることができる。
ラウリン酸、ステアリン酸などの炭素数1〜36、好ま
しくは8〜24の脂肪酸とトリエタノールアミンを加熱
縮合させてエステル型の第3級アミンを作り、これに塩
酸、酢酸などの酸で中和する方法や、前記のアルキル化
剤を加圧下、加熱して反応する方法などで得ることがで
きる。
ラウリン酸、ステアリン酸などの炭素数1〜36の脂肪
酸にN,N−ジエチルエチレンジアミンとを加熱縮合さ
せて得られたアミド型の第3級アミンを塩酸、酢酸など
の酸で中和する方法、又は該アミド型の第3級アミン
に、前述のアルキル化剤を加圧下、加熱して反応する方
法などで得られる。
-をヒドロキシイオンにするには、先ずX-がハロゲンイ
オンの化合物を作り、これに水酸化銀を加えて加熱する
方法が例示できる。
(C)または(B)/(C)の質量比率は通常1/99
〜90/10、好ましくは1/99〜50/50、さら
に好ましくは3/97〜20/80である。この範囲内
のものが性能(水への分散性、長期保存安定性、布地へ
の柔軟性付与効果、帯電防止性付与効果等)が優れる。
て、(A)と(C)または(B)と(C)の合計重量に
対して、50質量%を越えない量の親水性溶剤(エチレ
ングリコール、プロピレングリコールなど)、20質量
%を越えない量の無機塩類(硫酸ナトリウムなど)、2
0質量%を越えない量の除菌剤、香料、着色剤等を含有
させることができる。
繊維およびこれらの混紡交編繊繊維の柔軟性付与に特に
有用である。天然繊維としては、木綿、麻、羊毛などが
挙げられ、化合繊繊維としてはレーヨン、アセテートな
どの再生セルロース繊維、ポリエステル、ポリアミド繊
維、アクリル、スパンデックスなどの合成繊維が挙げら
れる。これらの混紡交編繊繊維としては、木綿や麻と他
の繊維(羊毛、ポリエステル、ポリアミド、アクリルな
ど)、羊毛と他の繊維(ポリエステル、ポリアミド、ア
クリルなど)、ポリエステル繊維と他の繊維(レーヨ
ン、アセテート、ポリアミド、アクリル、スパンデック
スなど)、ポリアミド繊維と他の繊維(レーヨン、アセ
テート、アクリル、スパンデックスなど)が挙げられ
る。
〜5g/L(リットル)の範囲の濃度で使用される。
1:40、好ましくは1:6〜1:30である。
る繊維の種類によって任意に選択できるが、通常5〜8
0℃、好ましくは20〜50℃である。
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。以
下において、部は質量部、%は質量%を示す。なお、脂
肪族系アルコールアルキレンオキサイド付加物(A)ま
たは脂肪族系アルコールEO付加物(B)のGPCによ
る分子量の測定条件は、次の通りである。 <GPCの測定条件> 機種 :HLC−8120(東ソー株式会社製) カラム TSK gel SuperH4000 TSK gel SuperH3000 TSK gel SuperH2000 (いずれも東ソー株式会社製) カラム温度 :40℃ 検出器 :RI 溶媒 :テトラヒドロフラン 流速 :0.6ml/分 試料濃度 :0.25% 注入量 :10μl 標準 :ポリエチレングリコール (東ソー株式会社製;TSK STANDARD POLYETHYLENE OXIDE) データ処理装置:SC−8020(東ソー株式会社製)
族系アルコールの濃度測定に使用したガスクロマトグラ
フィー(以下GCと略記する)測定条件は、次のとおり
である。 <GCの測定条件> 機種 :ガスクロマトグラフ GC−14B(島津製作所製) 検出器 :FID カラム :ガラスカラム(内径=約3mm,長さ=約2m) カラム充填剤 :シリコーンGE SE−30 5% カラム温度 :90℃から280℃まで昇温。昇温速度=4℃/分 キャリアガス :窒素 試料 :50%アセトン溶液 注入量 :1μl 定量 :使用した脂肪族系アルコールより、炭素数が2または3少な い脂肪族系アルコールを内部標準物質として用い定量した。
応させた後、ジメチル硫酸を反応させてカチオン界面界
面活性剤〔(c1)、前記式(13)において、R3=
CH3、R6=C17H35、X-=CH3SO4 -の化合物〕を
得た。この(c1)と表1記載の非イオン界面界面活性
剤(A1〜A11、B1〜B3)、エチレングリコー
ル、硫酸ナトリウムおよび水を用いて表3,4に記載の
配合量で柔軟剤を作成した。
カチオン界面界面活性剤〔(c2)、式(10)におい
て、R6=C18H37、R3=R4=R5=CH3、X-=CH
3CO3 -の化合物〕を得た。この(c1)と表1記載の
非イオン界面界面活性剤(A7及びA10)、エチレン
グリコール、硫酸ナトリウムおよび水を用いて表4に記
載の配合量で柔軟剤を作成した。
面界面活性剤〔(c3)、式(11)において、Y=C
8H17、X-=Cl-の化合物〕を得た。この(c3)と
表1記載の非イオン界面界面活性剤(A1)、エチレン
グリコール、硫酸ナトリウムおよび水を用いて表4に記
載の配合量で柔軟剤を作成した。
酸ジメチルを反応させてカチオン界面界面活性剤〔(c
4)、式(12)において、R7=CH3、R8=C
7H15、X-=CH3CO3 -の化合物〕を得た。この(c
4)と表1記載の非イオン界面界面活性剤(B)、エチ
レングリコール、硫酸ナトリウムおよび水を用いて表4
に記載の配合量で柔軟剤を作成した。
てカチオン界面界面活性剤〔(c5)、式(10)にお
いて、R3=R4=C18H37、R5=R6=CH3、X-=C
l-の化合物〕を得た。この(c5)と表1記載の非イ
オン界面界面活性剤(A2)、エチレングリコール、硫
酸ナトリウムおよび水を用いて表5に記載の配合量で柔
軟剤を作成した。
界面活性剤〔(c6)、式(11)において、Y=C2
H5、X-=Cl-の化合物〕を得た。この(c6)と表
1記載の非イオン界面界面活性剤(A4)、エチレング
リコール、硫酸ナトリウムおよび水を用いて表5に記載
の配合量で柔軟剤を作成した。
せてカチオン界面界面活性剤〔(c7)、式(10)に
おいて、R3=R5=R6=CH3、R4=C18H3 7、X-=
Cl-の化合物〕を得た。この(c7)と表1記載の非
イオン界面界面活性剤(A5)、エチレングリコール、
硫酸ナトリウムおよび水を用いて表5に記載の配合量で
柔軟剤を作成した。
13)、エチレングリコール、硫酸ナトリウムおよび水
と、カチオン界面界面活性剤(c1)とを用いて表5記
載の配合量で比較のための柔軟剤を作成した。
面界面活性剤の構造について表1および表2に示す。E
Oはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基を示
し、EO/POはランダム付加、EO−POはブロック
付加を示す。Mw/Mnは、GPCによる実測値および
関係式(2)または(3)から算出した計算値、分布定
数cは、GCにより未反応アルコール量を測定し、関係
式(4)から算出した値を示す。
て、下記の試験条件で乳化力を評価した。その結果を表
3〜5に記載した。 乳化力指数:各柔軟剤100部を100mlの蓋付きメ
スシリンダーに投入した。次いでメスシリンダーを上下
に20回振り、25℃にて静置した。60分後の乳化状
態を観察し、以下に示すような点数方式(乳化力指数)
にて評価した。 10:全体が均一に乳化した状態 9:全体は乳白色であるが一部油層が分離(2mm未
満) 8:全体は乳白色であるが一部油層が分離(2mm以上
5mm未満) 7:全体は乳白色であるが一部油層が分離(5mm以上
8mm未満) 6:全体は乳白色であるが一部油層が分離(8mm以上
10mm未満) 5:全体は乳白色であるが一部油層が分離(10mm以
上13mm未満) 4:油層がほぼ分離(13mm以上)、油層は乳白色、
水槽最下部に透明感 3:油層がほぼ分離(13mm以上)、油層は乳白色、
水槽下部半分に透明感 2:油層がほぼ分離(13mm以上)、油層は乳白色、
水槽全体がほぼ透明 1:完全分離油層・水槽ともほぼ透明
いた各実施例は、いずれも各比較例と比べると乳化性、
乳化安定性に優れ、乳化力指数が10である。
記の試験条件で柔軟性の評価を行った。その結果を表3
〜5に示した。 <処理条件>柔軟剤組成物水溶液(有効成分)0.3部
を水999.7部で希釈し、よく混合させ試験液を作成
した。それに試布(綿メリヤス)を入れ5分間浸せきし
た(浴比1:30)。次いで、遠心脱水機で絞り(絞り
率100%)、さらに風乾し試料とした。 <評価方法>各試料を触感にて下記基準で評価した。 (評価基準) ◎:優、○:良、△:可、×:不良、××:極めて不良
いた各実施例は、いずれも各比較例と比べると柔軟性が
優れている。
ものに比べ、水への分散性および長期保存安定性(乳化
力)、布地への柔軟性および帯電防止性付与効果に顕著
に優れている。上記効果を奏することから本発明の衣料
用柔軟剤組成物は、家庭用をはじめ各種繊維製品の柔軟
仕上げ剤として極めて有用である。
Claims (4)
- 【請求項1】 脂肪族系アルコール(a1)にアルキレ
ンオキサイド(b1)を付加して直接製造され、下記
〜を満たす脂肪族系アルコールアルキレンオキサイド
付加物(A)からなるノニオン界面活性剤と、カチオン
界面活性剤(C)とを必須成分とする衣料用柔軟剤組成
物。 下記一般式(1)で表される化合物の1種または2種
以上の混合物からなる。 R1O−[(C2H4O)m/(AO)n]−(C2H4O)p−H (1) [式中、R1は炭素数8〜24の脂肪族炭化水素基また
は脂環式炭化水素基;Aは炭素数3以上のアルキレン
基;mは平均が0〜4となる0または1以上の整数、n
は平均が1〜3となる0または1以上の整数、pは平均
が1〜80となる0または1以上の整数であり、(m+
n+p)は平均が3〜81となる整数であり、(m+
p)/(m+n+p)は平均0.5以上である。{(C
2H4O)m/(AO)n}は、m≠0、n≠0のときブ
ロック付加またはランダム付加を表す。] 重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との
比:Mw/Mnが下記関係式(2)または(3)を満た
す。 Mw/Mn≦0.030×Ln(v)+1.010(但し、v<10) (2) Mw/Mn≦−0.026×Ln(v)+1.139(但し、v≧10)(3) [但し、vは脂肪族系アルコール(a1)1モル当たり
に付加したアルキレンオキサイドの平均付加モル数を表
し、上記一般式(1)での(m+n+p)の平均に相当
する。] Weibullの分布則から導かれる下記式(4)か
ら求められる分布定数cが1.0以下である。本項はv
が12までのみ適用する。 c=(v+n0/n00−1)/[Ln(n00/n0)+n0/n00−1] (4) [但し、vは上記に同じ、n00は反応に用いた脂肪族系
アルコール(a1)のモル数、n0は未反応の脂肪族系
アルコール(a1)のモル数を表す。] - 【請求項2】 脂肪族系アルコール(a1)にエチレン
オキサイド(b2)を付加して直接製造され、下記〜
を満たす脂肪族系アルコールエチレンオキサイド付加
物(B)からなるノニオン界面活性剤と、カチオン界面
活性剤(C)とを必須成分とする衣料用柔軟剤組成物。 下記一般式(5)で表される化合物の1種または2種
以上の混合物からなる。 R2O−(C2H4O)q−H (5) [式中、R2は炭素数8〜24の脂肪族炭化水素基また
は脂環式炭化水素基;qは平均が3〜80となる整数で
ある。] 重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との
比:Mw/Mnが下記関係式(6)または(7)を満た
す。 Mw/Mn≦0.020×Ln(v)+1.010(但し、v<10) (6) Mw/Mn≦−0.026×Ln(v)+1.116(但し、v≧10)(7) [但し、vは脂肪族系アルコール(a1)1モル当たり
に付加したエチレンオキサイドの平均付加モル数を表
し、上記一般式(5)でのqの平均に相当する。] Weibullの分布則から導かれる下記式(4)か
ら求められる分布定数cが1.0以下である。本項はv
が12までのみ適応する。 c=(v+n0/n00−1)/[Ln(n00/n0)+n0/n00−1] (4) [但し、vは上記に同じ、n00は反応に用いた脂肪族系
アルコール(a1)のモル数、n0は未反応の脂肪族系
アルコール(a1)のモル数を表す。] - 【請求項3】 ノニオン界面活性剤のHLBが11〜1
9である請求項1または2記載の組成物。 - 【請求項4】 A/CまたはB/Cの質量比率が1/9
9〜90/10である請求項1〜3いずれか記載の組成
物。
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