JP3495636B2 - 充電装置 - Google Patents

充電装置

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JP3495636B2
JP3495636B2 JP08124799A JP8124799A JP3495636B2 JP 3495636 B2 JP3495636 B2 JP 3495636B2 JP 08124799 A JP08124799 A JP 08124799A JP 8124799 A JP8124799 A JP 8124799A JP 3495636 B2 JP3495636 B2 JP 3495636B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ニッケル水素電
池等の充電時の発熱の大きな電池の充電に好適に用いる
ことができる充電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、電動工具等の電源に繰り返し使用
可能な充電式電池を収容した電池パックが用いられてい
る。ここで、かかる電動工具の電池としては、ニッケル
カドミウム電池が広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、電池とし
てニッケル水素電池を用いることで、電動工具の性能を
向上させることを検討した。しかしながら、ニッケル水
素電池は、ニッケルカドミウム電池よりも容量を大きく
できる反面、充電時の発熱量が大きく、発熱により高温
に達すると電池内部セルの電極やセパレータが劣化して
寿命が短くなる。更に、ニッケル水素電池は、ニッケル
カドミウム電池よりも過充電に弱く、寿命が短くなるた
め、過充電を避ける必要がある。
【0004】このため、本発明者は、電池の絶対温度と
温度上昇値とに基づき電流値を決定するマップにより充
電電流を制御すると共に充電完了を検出する方法を案出
した。しかしながら、係る方法においても、電池パック
内の電池のセル数が多くなると、端部に位置する電池は
冷却され易く、中央部にある電池は冷却され難くなり、
温度に基づいて充電完了を検出できなくなる。更に、電
池パックのセル温度のばらつきが大きくなると、高温に
なるセルの寿命が短くなるのに加えて、高温のセルは充
電し難いため、セル間での容量のアンバランスが生じ、
例えば、100%充電のセルと、90%充電のセル(高
温になったセル)とが生じる。ここで、電池パックの容
量を90%まで使うと、残容量が10%のセルと残容量
0%のセル(高温になったセル)とがでて、残容量0%
のセルが残容量10%のセルにより逆充電され、電池寿
命が大幅に短縮することになる。
【0005】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、多数個
の電池セルを備える電池パックを適正に充電できる充電
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の充電装置は、
上記目的を達成するため、複数のセルからなる電池を2
以上に分割して充電する充電装置であって、電池の温度
上昇を抑えながら充電し得る許容電流値を、電池の温度
値と、電池の温度上昇値とに基づきマッピングしたマッ
プを記憶する記憶装置と、現在の電池の温度を検出する
温度検出部と、前記温度検出部により検出された温度か
ら温度上昇値を求める温度上昇値出力部と、前記温度検
出部により検出された温度と、前記温度上昇値出力
ら出力された温度上昇値とから、前記記憶装置のマップ
を検索し、前記許容値を求める許容電流値検索部と、前
記許容電流検索部により検索された許容電流にて前記分
割された電池を充電する充電部と、前記充電部にて充電
される分割された電池を交互に切り替える充電切替部
と、を備えることを技術的特徴とする。
【0007】請求項2は、複数のセルからなる電池を2
以上に分割して充電する充電装置であって、電池の温度
上昇を抑えながら充電し得る許容電流値を、電池の温度
値と、電池の温度上昇値とに基づきマッピングしたマッ
プであって、温度値が高い時に許容電流値を小さく、ま
た、温度上昇値が大きいときに許容電流値を小さく設定
したマップを記憶する記憶装置と、現在の電池の温度を
検出する温度検出部と、前記温度検出部により検出され
た温度から温度上昇値を求める温度上昇値出力部と、前
記温度検出部により検出された温度と、前記温度上昇値
出力から出力された温度上昇値とから、前記記憶装置
のマップを検索し、前記許容値を求める許容電流値検索
部と、前記許容電流検索部により検索された許容電流に
て前記分割された電池を充電する充電部と、前記充電部
にて充電される分割された電池を交互に切り替える充電
切替部と、前記温度検出部により検出された温度と、前
記温度上昇値出力部から出力された温度上昇値とが、前
記記憶装置のマップ中の充電末期を示す領域に属する頻
度が高いか否かに基づき各分割された電池の充電完了を
判断する充電完了判断部と、前記充電完了判断部による
充電完了の判断に基づき各分割された電池の充電を完了
する充電完了部と、を備えることを技術的特徴とする。
【0008】更に、請求項3は、複数のセルからなる電
池を同時に充電し得ると共に2以上に分割して充電可能
な充電装置であって、電池の温度上昇を抑えながら充電
し得る許容電流値を、電池の温度値と、電池の温度上昇
値とに基づきマッピングしたマップを記憶する記憶装置
と、現在の電池の温度を検出する温度検出部と、前記温
度検出部により検出された温度から温度上昇値を求める
温度上昇値出力部と、前記温度検出部により検出された
温度と、前記温度上昇値出力から出力された温度上昇
値とから、前記記憶装置のマップを検索し、前記許容値
を求める許容電流値検索部と、前記許容電流検索部によ
り検索された許容電流にて電池を充電する充電部と、前
記充電部を切り替え、複数のセルからなる電池を全て同
時、又は分割して充電させる充電切替部と、を備え、前
記充電切替部が、充電開始時に複数のセルからなる電池
を全て同時に充電し、充電末期に、分割された電池を交
互に切り替えて充電することを技術的特徴とする。
【0009】また、請求項4は、複数のセルからなる電
池を2以上に分割して充電する充電装置であって、電池
の温度上昇を抑えながら充電し得る許容電流値を、電池
の温度値と、電池の温度上昇値とに基づきマッピングし
たマップであって、温度値が高い時に許容電流値を小さ
く、また、温度上昇値が大きいときに許容電流値を小さ
く設定したマップを記憶する記憶装置と、現在の電池の
温度を検出する温度検出部と、前記温度検出部により検
出された温度から温度上昇値を求める温度上昇値出力部
と、前記温度検出部により検出された温度と、前記温度
上昇値出力から出力された温度上昇値とから、前記記
憶装置のマップを検索し、前記許容値を求める許容電流
値検索部と、前記許容電流検索部により検索された許容
電流にて電池を充電する充電部と、前記充電部を切り替
え、複数のセルからなる電池を全て同時、又は分割して
充電させる充電切替部と、前記温度検出部により検出さ
れた温度と、前記温度上昇値出力部から出力された温度
上昇値とが、前記記憶装置のマップ中の充電末期を示す
領域に属する頻度に基づき電池の充電が末期を判断する
充電末期判断部と、前記温度検出部により検出された温
度と、前記温度上昇値出力部から出力された温度上昇値
とが、前記記憶装置のマップ中の充電末期を示す領域に
属する頻度が高いか否かに基づき各分割された電池の充
電完了を判断する充電完了判断部と、を備え、前記充電
切替部が、充電開始時に複数のセルからなる電池を同時
に充電し、前記充電末期判断部にて充電末期と判断され
た際に、該充電切替部にて分割された電池を交互に切り
替え、前記充電完了判断部にて充電完了の判断がなされ
るまで充電することを技術的特徴とする。
【0010】請求項1の充電装置では、電池の温度上昇
を抑えながら充電し得る許容電流値を、電池の温度値と
電池の温度上昇値とに基づきマッピングしたマップを用
いて得る。即ち、電池の温度と温度上昇値からマップを
検索し、電池の温度上昇を抑えながら充電し得る許容電
流値を求め、該許容電流値にて電池を充電する。このた
め、充電時に温度が上昇し易いニッケル水素電池を、温
度上昇による劣化を生じせしめることなく短時間で充電
することが可能になる。また、分割された電池を交互に
切り替えながら、即ち、片側を冷やしながら電池を充電
するため、完了直前においても効率的に充電を行うこと
ができる。
【0011】請求項2の充電装置では、電池の温度上昇
を抑えながら充電し得る許容電流値を、電池の温度値と
電池の温度上昇値とに基づきマッピングしたマップを用
いて得る。即ち、電池の温度と温度上昇値からマップを
検索し、電池の温度上昇を抑えながら充電し得る許容電
流値を求め、該許容電流値にて電池を充電する。このた
め、充電時に温度が上昇し易いニッケル水素電池を、温
度上昇による劣化を生じせしめることなく短時間で充電
することが可能になる。特に、充電の完了を、温度上昇
値が相対的に大きく、マップから相対的に小さな許容電
流値が出力される頻度が高いか否かに基づき判断、即
ち、温度上昇が大きく、充電電流値を小さくしてもなお
温度上昇が大きいか否かにより判断するため、電池の残
量、温度等に影響されず、過充電することなく100%
充電を行うことが可能となる。また、この充電装置で
は、電池を分割して判断するため、全てのセルを同時に
判断するのと比較して、正確に充電完了の判断を行うこ
とができる。
【0012】請求項3の充電装置では、電池の温度上昇
を抑えながら充電し得る許容電流値を、電池の温度値と
電池の温度上昇値とに基づきマッピングしたマップを用
いて得る。即ち、電池の温度と温度上昇値からマップを
検索し、電池の温度上昇を抑えながら充電し得る許容電
流値を求め、該許容電流値にて電池を充電する。このた
め、充電時に温度が上昇し易いニッケル水素電池を、温
度上昇による劣化を生じせしめることなく短時間で充電
することが可能になる。また、発熱の小さな充電開始時
に電池を全て同時に充電し、発熱の大きな充電末期に、
電池を分割して交互に切り替えながら、即ち、片側を冷
やしながら電池を充電するため、短時間且つ効率的に充
電を行うことができる。
【0013】請求項4の充電装置では、電池の温度上昇
を抑えながら充電し得る許容電流値を、電池の温度値と
電池の温度上昇値とに基づきマッピングしたマップを用
いて得る。即ち、電池の温度と温度上昇値からマップを
検索し、電池の温度上昇を抑えながら充電し得る許容電
流値を求め、該許容電流値にて電池を充電する。このた
め、充電時に温度が上昇し易いニッケル水素電池を、温
度上昇による劣化を生じせしめることなく短時間で充電
することが可能になる。また、発熱の小さな充電開始時
に電池を全て同時に充電し、発熱の大きな充電末期に、
電池を分割して交互に切り替えながら、即ち、片側を冷
やしながら電池を充電するため、短時間且つ効率的に充
電を行うことができる。特に、充電末期かを、温度上昇
値が相対的に大きく、マップから相対的に小さな許容電
流値が出力される頻度に基づき判断、即ち、温度上昇が
大きく、充電電流値を小さくしてもなお温度上昇が大き
いか否かにより判断するため、分割充電への切り替えタ
イミングを適切に判断でき、充電時間を効率的に短縮す
ることができる。また、充電の完了を、温度上昇値が相
対的に大きく、マップから相対的に小さな許容電流値が
出力される頻度が高いか否かに基づき判断するため、電
池の残量、温度等に影響されず、過充電することなく1
00%充電を行うことが可能となる。また、この充電装
置では、電池を分割して判断するため、全てのセルを同
時に判断するのと比較して、正確に充電完了の判断を行
うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る充
電装置について図を参照して説明する。図1は、本発明
の第1実施形態に係る充電装置10を示し、図2は、該
充電装置10によって充電される電池パック50を示
し、図3は、該電池パック50により駆動される電池ド
リル70を示している。
【0015】図2に示すようにニッケル水素電池を内蔵
する電池パック50は、略円筒状に形成された嵌入部5
2と、略角柱状に形成された基部55とから成り、該嵌
入部52の側方には、キー状のキー部54が形成され、
上部には、電池の正極側に接続された第1入力端子t1
と、負極側に接続された第2入力端子t2と、該第1入
力端子と第2入力端子との中間端子である第3端子t3
と、サーミスタから成る温度センサに接続された第4端
子t4とが配設されている。
【0016】図1に示すように、該電池パック50を充
電する充電装置10には、電池パック50の嵌入部52
を嵌入するための嵌入孔12が形成されており、嵌入孔
12の側壁には、該嵌入部52のキー部54を導入する
ためのキー溝14が形成されている。該嵌入孔12は、
該充電装置10を形成する筐体16と一体的に樹脂成形
されている。本実施形態では、電池パック50の嵌入部
52にキー部54を設け、充電装置10の嵌入孔12に
キー溝14を形成することにより、電池パック50が誤
った方向に装着されることを防いでいる。ここで、嵌入
孔12の底部には、上記電池パック50の第1乃至第4
端子t1、t2、t3、t4と当接するための図示しな
い第1乃至第4出力端子が配設されている。この充電装
置10の上部には、充電中を表示するためのLEDラン
プ18が配設されている。
【0017】図3に示すように、電池ドリル70は、電
池パック50の嵌入部52を嵌入する嵌入孔72が形成
されており、電池パック50の第1入力端子t1及び第
2入力端子t2から電力の供給を受けて、図示しないモ
ータによりチャック76を回動するように構成されてい
る。この電池ドリル70を使用する際には、複数の電池
パック50の内の充電の完了したものを順次用いること
により、連続して作業を続け得るようにする。
【0018】図4は、充電装置10内の制御回路30及
び電池パック50の構成を示している。電池パック50
は、1.2Vのニッケル水素電池を20個収容すること
で、24Vを第1端子t1−第2端子t2間に出力でき
るようになっている。一方、第1電池〜第10電池と、
第11電池〜第20電池との中間には、中間端子t3が
設けられ、第1端子t1−中間端子t3間に電圧を印加
することで、上記第1電池〜第10電池(以下Aブロッ
クとして参照する)を充電でき、また、中間端子t3−
第2端子t2間に電圧を印加することで、上記第11電
池〜第20電池(以下Bブロックとして参照する)を充
電できるように構成されている。
【0019】他方、充電装置10の制御回路30は、電
池パック50側に配設された温度センサ(サーミスタ)
56a(Aブロック側)、56b(Bブロック側)から
の出力値により電池温度を検出する温度検出部38と、
後述するマップ等の電流値制御情報を記憶する記憶部3
9と、温度検出部38から出力された温度値を微分して
温度上昇値を求めて、温度上昇値を抑えながら充電し得
る電流値を求め、該電流値を電流指令値として充電電流
制御部34へ出力する制御部36と、制御部36からの
電流指令値に基づき電源回路32を制御して電池の充電
電流を調整するための充電電流制御部34と、電池パッ
ク50の第1端子t1−中間端子t3間に電圧を印加す
ることでAブロックを、また、中間端子t3−第2端子
t2間に電圧を印加することでBブロックを充電する電
源回路32と、該電源回路32によるAブロック−Bブ
ロックの充電を切り替える電流切替制御部37と、から
構成されている。
【0020】引き続き、上述した電流制御に用いるマッ
プの構成について、図5を参照して説明する。一般に電
池は、充電電流を大きくすれば、充電時間は短くなるが
温度上昇は大きくなる。反対に、充電電流を小さくすれ
ば、充電時間が長くなるものの温度上昇は小さくなる。
特に、ニッケル水素電池は、充電電流や既に充電された
容量により温度勾配(温度上昇値)が大きく変化する特
性を有する。このため、本実施態様では、温度上昇を抑
制するため電流値を変化させながら充電を行う。即ち、
従来技術に係る充電装置では、一定の電流値で充電を行
っていたのに対して、本実施態様の充電装置では、電池
の状態を絶対温度と温度上昇値とに基づき判別し、電池
の温度上昇を抑制しつつ流し得る極力大きな電流、即
ち、電池の状態に応じて電流値を変えながら充電を行
う。
【0021】ここでは、電池温度が高いときには、相対
的に小さな充電電流を流し、反対に、温度が低いときに
は、相対的に大きな充電電流を流す。また、温度上昇が
大きいときには、相対的に小さな充電電流を流し、反対
に、温度上昇が小さいときには、相対的に大きな充電電
流を流す。
【0022】マップは、上記電流の可変制御を行うため
のもので、横側に電池の絶対温度Tを取り、縦側に温度
変化分dT/dtを取って、温度上昇を抑制しつつ流し
得る最適な電流値を規定したものである。即ち、電池温
度が高く且つ温度上昇が大きい際には(マップ右下
側)、相対的に小さな充電電流を流し、電池温度が高く
且つ温度上昇が小さい際には(マップ右上側)、中程度
の充電電流を流す。また、電池温度が低く且つ温度上昇
が大きい際には(マップ左下側)、中程度の充電電流を
流し、電池温度が低く且つ温度上昇が小さい際には(マ
ップ左上側)、相対的に大きな充電電流を流すように設
定されている。即ち、目標充電時間(約20分)と目標
到達温度とのいずれもが満たされるように、マップ内の
各領域に最適な電流値が設定されてる。なお、低温(0
°C以下)において、大電流充電を行うと、性能が劣化
するため、該マップの左列に性能劣化させないための小
さな電流値を設定しておくことが好適である。
【0023】このマップに基づき、充電時には、電池の
絶対温度Tと、温度変化分dT/dtとから適合する領
域を検索し、領域に規定されている電流値に基づき充電
電流を制御する。例えば、電池温度がT3とT4との間
にあり、電池温度の変化分(温度上昇値)がX1とX2
の間にある場合には、領域I24の電流値を出力する。
【0024】更に、本実施態様の充電装置は、該マップ
内の領域の動きに基づき充電の完了を検出する。即ち、
従来技術においては充電電流を一定にすることで、温度
又は電圧を監視して充電の完了を検出していた。更に具
体的には、温度上昇値、電圧の変化値、また、満充電と
なり電圧が下がったことを検出して、満充電と判断して
いた。しかしながら、本実施態様の充電装置では、上述
したように、AブロックとBブロックと充電対象の電池
を切り替えながら、且つ、充電電流を変化させるため、
従来技術のように単に温度、温度変化値、或は、電圧、
電圧変化値を監視するだけでは充電の完了を検出するこ
とができない。このため、マップ内の領域の動きに基づ
いて充電の完了を検出する。
【0025】ここで、充電を行っている最中は、温度及
び温度上昇値の変化に基づき、一見ランダムに領域を移
動して行く。即ち、満充電になる以前は、温度が高くな
り、或は、温度上昇が大きくなり、充電電流の相対的に
小さな領域が選択されると、即ち、図5に示すマップの
右下側の領域が選択された後は、電流の減少により、温
度上昇が小さくなり、図中のマップで、上側の領域に該
当するようになる。
【0026】しかしながら、満充電に近づくと、ニッケ
ル水素電池の特性により、温度上昇値が大きくなってい
く。即ち、温度上昇が大きいことにより図中のマップ
で、下側の領域が選択され、相対的に小さな電流で充電
されていても、温度上昇が大きいままになる。この原理
から、本実施態様の充電装置では、所定周期(例えば、
数100秒毎)で測定を行い、図中のマップでハッチン
グで示す温度上昇が大きい際の領域及び温度が高く温度
上昇が中程度の際の領域に属する頻度が高い際には、充
電が完了したと判断する。
【0027】この充電装置では、充電完了を適正に判断
するためマップの領域に重み付けをしてある。即ち、充
電完了の初期に発生し易い領域(1)I42、I43、I3
4、I35、I36へ入った際に、”1”を加算し、充電完
了の中期に発生し易い領域(2)I51、I52、I53、I
44、I45、I46、I54、I55、I56へ入った際に、”
2”を加算し、充電完了の末期に発生し易い領域(3)
I61、I62、I63、I64、I65、I66へに入った際
に、”3”を加算することで、正確に目標容量まで充電
できたことを検出する。
【0028】本実施形態の充電装置による具体的な処理
について、図6のフローチャートに沿って説明する。制
御回路の制御部36(図4参照)は、充電を開始すると
所定のサイクル(ここでは、説明の便宜上100秒毎と
するが、実際には更に短い10秒以下の周期)で、充電
電流の調整及び充電の完了判断を行う。先ず、Aブロッ
ク(第1〜第10電池)の充電の進行状況を示すAブロ
ックカウンタと、Bブロック(第11〜第20電池)の
充電の進行状況を示すBブロックカウンタとの値をチェ
ックし(S12)、充電ブロックとしてAブロックが設
定されているか、Bブロックが設定されているかを判断
する(S20)。Aブロックが設定されている場合に
は、ステップ24へ進み、Aブロックのニッケル水素電
池の絶対温度Tを検出する(S24)。次に、入力した
絶対温度Tを微分し、電池の温度変化分dT/dtを算
出する(S26)。そして、該絶対温度Tと温度変化分
dT/dtとに基づき図5を参照して上述したマップM
1から最適充電電流を選択する(S34)。充電初期に
は、絶対温度T及び温度変化分dT/dtがともに低
く、相対的に大きな電流が検索される。
【0029】その後、制御部36は、ステップ36〜ス
テップ48にて、マップの充電末期領域に入ったかを判
断する。そして、カウント値が10を越えるかの判断を
経て(S50:No)、上記ステップ34にて検索した
値で充電を行う(S52,S54)。
【0030】所定時間(20秒)が経過すると、充電ブ
ロックが切り替えられる(S18)。ここでは、制御部
36が電流切替制御部37を制御し、電源回路32の充
電端子を第1端子t1−中間端子t3から、中間端子t
3−第2端子t2に切り替え、Bブロック側の充電を開
始する(S30、S32)。そして、所定時間(20
秒)が経過すると、Aブロック側の充電を開始する(S
18)。
【0031】AブロックとBブロックとを交互に切り替
えながら20秒ずつ充電を行い、充電末期になって、電
池温度及び電池温度変化値が、充電完了の初期に発生し
易い領域(充電末期領域(1))I42、I43、I34、I3
5、I36に入った際に(S36がIn)、Aブロックの
充電中はAブロックのカウンタに“1”を、Bブロック
の充電中はBブロックのカウンタに“1”を加算する
(S42)。また、充電完了の中期に発生し易い領域
(充電末期領域(2))I51、I52、I53、I44、I45、
I46、I54、I55、I56に入った際に(S38がI
n)、“2”を加算する(S44)。更に、充電完了の
末期に発生し易い領域(充電末期領域(3))I61、I6
2、I63、I64、I65、I66に入った際に(S40がI
n)、“3”を加算する(S46)。そして、カウント
値の合計が予め設定された値(10)を越えるかの判断
(S50)において、連続して上記充電末期領域に入り
カウント値が設定値10を越える場合には(S50がY
es)、当該ブロック(例えば、Aブロック)の充電を
完了する(S56)。そして、Bブロックの充電が完了
するまで、即ち、Bブロックのカウント値が10になる
までは(S58:No)、充電を続行する(S54)。
引き続き、Bブロック側の充電も完了すると(S58:
Yes)、充電処理を完了する。
【0032】第1実施態様の充電装置では、温度上昇を
抑えながら充電し得る許容電流値を、電池の温度値と電
池の温度上昇値とに基づきマッピングしたマップを用い
る。即ち、マップを検索し、電池の温度上昇を抑えなが
ら充電し得る許容電流値を求め、該許容電流値にて電池
を充電する。このため、充電時に温度が上昇し易いニッ
ケル水素電池を、温度上昇による劣化を生じせしめるこ
となく短時間で充電することが可能になる。また、分割
された電池を交互に切り替えながら、即ち、片側を冷や
しながら電池を充電するため、完了直前においても効率
的に充電を行うことができる。更に、本実施形態の充電
装置では、電源は直列充電に対して半分の出力電圧で充
電できる。
【0033】特に、充電の完了を、温度上昇値が相対的
に大きく、マップから相対的に小さな許容電流値が出力
される頻度が高いか否かに基づき判断、即ち、温度上昇
が大きく、充電電流値を小さくしてもなお温度上昇が大
きいか否かにより判断するため、過充電することなく1
00%充電を行うことが可能となる。また、この充電装
置では、電池を分割して判断するため、全てのセルを同
時に判断するのと比較して、正確に充電完了の判断を行
うことができる。即ち、ニッケル水素電池は充電時に温
度が上昇し易く、電池パック内の電池セルの数の多い高
い電圧用のものは、内部に熱が溜まり易いが、かかる電
池パック50の充電完了の判断を適正に行うことができ
る。更に、分割して充電を行うため、電池パックのセル
温度のばらつきが小さくなり、全てのセルを均一の容量
に充電でき、電池寿命を延ばすことができる。
【0034】引き続き、本発明の第2実施形態に係る充
電装置について、図7〜図9を参照して説明する。図7
は、第2実施形態の充電装置110の構成を示してい
る。図4を参照して上述した第1実施形態の充電装置で
は、電池パック50をAブロックとBブロックとに分割
して充電を行った。これに対して、第2実施形態の充電
装置110は、充電開始時には、図7(A)に示すよう
に、電池パック50全体、即ち、Aブロックの電池とB
ブロックの電池とを同時に充電する。そして、充電末期
時に、図7(B)に示すように、AブロックとBブロッ
クとを分割して充電する(図7(B)中には、Aブロッ
ク側の充電中を示す)。即ち、第2実施形態の電源回路
132は、電池パック50の24V定格を充電するため
の36Vの電位と、12V(Aブロック、Bブロック)
を充電するための18Vの電位とを切り替え得るように
構成されている。また、第2実施形態の充電装置では、
電池パック150に、Aブロックの電池の温度を検出す
るための温度センサ56aと、Bブロックの電池の温度
を検出するための温度センサ56bとが配設されてい
る。
【0035】図9は、第2実施形態の充電装置の記憶部
139に保持されているマップの内容を示している。上
述した第1実施形態では、Aブロック、Bブロックの充
電制御用のマップが1枚のみ保持されていたが、この第
2実施形態の充電装置では、Aブロック、Bブロックを
分割して充電するためのマップM1と、Aブロック及び
Bブロックを同時に充電するためのマップM2とが備え
られている。
【0036】この第2実施形態の充電装置110の充電
動作について、図8のフローチャートを参照して説明す
る。制御回路の制御部136(図7参照)は、先ず、A
ブロック(第1〜第10電池)の充電の進行状況を示す
Aブロックカウンタと、Bブロック(第11〜第20電
池)の充電の進行状況を示すBブロックカウンタとの値
をチェックし(S112)、これらのカウント値の合計
が3以下か、即ち、充電初期かを判断する(S11
4)。ここで、充電初期においては(S114:N
o)、ステップ122へ移行して、Aブロック及びBブ
ロックを同時に充電するためのマップM2を選択し(S
122)、まず、Aブロックのニッケル水素電池の絶対
温度Tを検出する(S124)。次に、入力した絶対温
度Tを微分し、電池の温度変化分dT/dtを算出する
(S126)。そして、ステップ128の判断がYes
となり、Bブロックのニッケル水素電池の絶対温度Tを
検出する(S130)。次に、入力した絶対温度Tを微
分し、電池の温度変化分dT/dtを算出する(S13
2)。そして、該絶対温度Tと温度変化分dT/dtと
に基づき図9を参照して上述したマップM2から最適充
電電流を選択する(S134)。充電初期には、絶対温
度T及び温度変化分dT/dtがともに低く、相対的に
大きな電流が検索される。
【0037】その後、制御部136は、ステップ136
〜ステップ148にて、マップの充電末期領域に入った
かを判断する。そして、カウント値が10を越えるかの
判断を経て(S150:No)、上記ステップ134に
て検索した値で充電を行う(S152,S154)。こ
こで、Aブロックのカウント値及びBブロックのカウン
ト値の合計が3を越えない限り(S114:No)、A
ブロック及びBブロックの直列充電を続ける。
【0038】そして、充電末期に近づき、Aブロックの
カウント値及びBブロックのカウント値の合計が3を越
えると(S114:Yes)、AブロックとBブロック
との分割充電を開始する。ここでは、まず、図9に示す
分割充電用のマップM1を選択し(S116)、充電ブ
ロックとしてAブロックが設定されているか、Bブロッ
クが設定されているかを判断する(S120)。ここで
は、Aブロックが設定されている場合には、ステップ1
24へ進み、Aブロックのニッケル水素電池の絶対温度
Tを検出する(S124)。次に、入力した絶対温度T
を微分し、電池の温度変化分dT/dtを算出する(S
126)。そして、該絶対温度Tと温度変化分dT/d
tとに基づき図9を参照して上述したマップM1から最
適充電電流を選択する(S134)。
【0039】その後、制御部136は、ステップ136
〜ステップ148にて、マップの充電末期領域に入った
かを判断する。そして、カウント値が10を越えるかの
判断を経て(S150:No)、上記ステップ134に
て検索した値で、図7(B)に示すようにAブロック側
の充電を行う(S152,S154)。
【0040】所定時間(20秒)が経過すると、充電ブ
ロックが切り替えられる(S118)。ここでは、制御
部136が電流切替制御部137を制御し、電源回路1
32の充電端子を第1端子t1−中間端子t3から、中
間端子t3−第2端子t2に切り替え、Bブロック側の
充電を開始する(S130、S132)。そして、所定
時間(20秒)が経過すると、Aブロック側の充電を開
始する(S118)。
【0041】AブロックとBブロックとを交互に切り替
えながら20秒ずつ充電を行い、充電末期になって、電
池温度及び電池温度変化値が、充電完了の初期に発生し
易い領域(充電末期領域(1))I42、I43、I34、I3
5、I36に入った際に(S136がIn)、Aブロック
の充電中はAブロックのカウンタに“1”を、Bブロッ
クの充電中はBブロックのカウンタに“1”を加算する
(S142)。また、充電完了の中期に発生し易い領域
(充電末期領域(2))I51、I52、I53、I44、I45、
I46、I54、I55、I56に入った際に(S138がI
n)、“2”を加算する(S144)。更に、充電完了
の末期に発生し易い領域(充電末期領域(3))I61、I6
2、I63、I64、I65、I66に入った際に(S140が
In)、“3”を加算する(S146)。そして、カウ
ント値の合計が予め設定された値(10)を越えるかの
判断(S150)において、連続して上記充電末期領域
に入りカウント値が設定値10を越える場合には(S1
50がYes)、当該ブロック(例えば、Aブロック)
の充電を完了する(S156)。そして、Bブロックの
充電が完了するまで、即ち、Bブロックのカウント値が
10になるまでは(S158:No)、充電を続行する
(S154)。その後、Bブロック側の充電も完了する
と(S158:Yes)、充電処理を完了する。
【0042】第2実施態様の充電装置では、電池の温度
と温度上昇値からマップを検索し、電池の温度上昇を抑
えながら充電し得る許容電流値を求め、該許容電流値に
て電池を充電する。このため、充電時に温度が上昇し易
いニッケル水素電池を、温度上昇による劣化を生じせし
めることなく短時間で充電することが可能になる。ま
た、発熱の小さな充電開始時に電池を全て同時に充電
し、発熱の大きな充電末期時に、電池を分割して交互に
切り替えながら、即ち、片側を冷やしながら電池を充電
するため、短時間且つ効率的に充電を行うことができ
る。
【0043】特に、充電の完了を、温度上昇値が相対的
に大きく、マップから相対的に小さな許容電流値が出力
される頻度が高いか否かに基づき判断、即ち、温度上昇
が大きく、充電電流値を小さくしてもなお温度上昇が大
きいか否かにより判断するため、過充電することなく1
00%充電を行うことが可能となる。また、この充電装
置では、電池を分割して判断するため、全てのセルを同
時に判断するのと比較して、正確に充電完了の判断を行
うことができる。即ち、ニッケル水素電池は充電時に温
度が上昇し易く、電池パック内の電池セルの数の多い高
い電圧用のものは、内部に熱が溜まり易いが、かかる電
池パック50の充電完了の判断を適正に行うことができ
る。更に、分割して充電を行うため、電池パックのセル
温度のばらつきが小さくなり、全てのセルを均一の容量
に充電でき、電池寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る充電装置の斜視図
である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る電池パックの斜視
図である。
【図3】図2に示す電池パックを用いる電池ドリルの正
面図である。
【図4】図1に示す充電装置の制御回路を示すブロック
図である。
【図5】第1実施態様の制御回路に保持されているマッ
プの内容を示す説明図である。
【図6】第1実施態様の制御回路による処理を示すフロ
ーチャートである。
【図7】図7(A)及び図7(B)は、第2実施態様の
充電装置の制御回路を示すブロック図である。
【図8】第2実施態様の制御回路による処理を示すフロ
ーチャートである。
【図9】第2実施態様の制御回路に保持されているマッ
プの内容を示す説明図である。
【符号の説明】
10 充電装置 30 制御回路 32 電源回路 34 充電電流制御部 38 温度検出部 39 記憶部 50 電池パック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−86027(JP,A) 特開 平8−19192(JP,A) 特開 平7−308031(JP,A) 特開 平11−252814(JP,A) 特開 平5−244729(JP,A) 特開 平11−355971(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 7/04 H02J 7/02 H02J 7/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセルからなる電池を2以上に分割
    して充電する充電装置であって、 電池の温度上昇を抑えながら充電し得る許容電流値を、
    電池の温度値と、電池の温度上昇値とに基づきマッピン
    グしたマップを記憶する記憶装置と、 現在の電池の温度を検出する温度検出部と、 前記温度検出部により検出された温度から温度上昇値を
    求める温度上昇値出力部と、 前記温度検出部により検出された温度と、前記温度上昇
    値出力から出力された温度上昇値とから、前記記憶装
    置のマップを検索し、前記許容値を求める許容電流値検
    索部と、 前記許容電流検索部により検索された許容電流にて前記
    分割された電池を充電する充電部と、 前記充電部にて充電される分割された電池を交互に切り
    替える充電切替部と、を備えることを特徴とする充電装
    置。
  2. 【請求項2】 複数のセルからなる電池を2以上に分割
    して充電する充電装置であって、 電池の温度上昇を抑えながら充電し得る許容電流値を、
    電池の温度値と、電池の温度上昇値とに基づきマッピン
    グしたマップであって、温度値が高い時に許容電流値を
    小さく、また、温度上昇値が大きいときに許容電流値を
    小さく設定したマップを記憶する記憶装置と、 現在の電池の温度を検出する温度検出部と、 前記温度検出部により検出された温度から温度上昇値を
    求める温度上昇値出力部と、 前記温度検出部により検出された温度と、前記温度上昇
    値出力から出力された温度上昇値とから、前記記憶装
    置のマップを検索し、前記許容値を求める許容電流値検
    索部と、 前記許容電流検索部により検索された許容電流にて前記
    分割された電池を充電する充電部と、 前記充電部にて充電される分割された電池を交互に切り
    替える充電切替部と、 前記温度検出部により検出された温度と、前記温度上昇
    値出力部から出力された温度上昇値とが、前記記憶装置
    のマップ中の充電末期を示す領域に属する頻度が高いか
    否かに基づき各分割された電池の充電完了を判断する充
    電完了判断部と、 前記充電完了判断部による充電完了の判断に基づき各分
    割された電池の充電を完了する充電完了部と、を備える
    ことを特徴とする充電装置。
  3. 【請求項3】 複数のセルからなる電池を同時に充電し
    得ると共に2以上に分割して充電可能な充電装置であっ
    て、 電池の温度上昇を抑えながら充電し得る許容電流値を、
    電池の温度値と、電池の温度上昇値とに基づきマッピン
    グしたマップを記憶する記憶装置と、 現在の電池の温度を検出する温度検出部と、 前記温度検出部により検出された温度から温度上昇値を
    求める温度上昇値出力部と、 前記温度検出部により検出された温度と、前記温度上昇
    値出力から出力された温度上昇値とから、前記記憶装
    置のマップを検索し、前記許容値を求める許容電流値検
    索部と、 前記許容電流検索部により検索された許容電流にて電池
    を充電する充電部と、 前記充電部を切り替え、複数のセルからなる電池を全て
    同時、又は分割して充電させる充電切替部と、を備え、 前記充電切替部が、充電開始時に複数のセルからなる電
    池を全て同時に充電し、充電末期に、分割された電池を
    交互に切り替えて充電することを特徴とする充電装置。
  4. 【請求項4】 複数のセルからなる電池を2以上に分割
    して充電する充電装置であって、 電池の温度上昇を抑えながら充電し得る許容電流値を、
    電池の温度値と、電池の温度上昇値とに基づきマッピン
    グしたマップであって、温度値が高い時に許容電流値を
    小さく、また、温度上昇値が大きいときに許容電流値を
    小さく設定したマップを記憶する記憶装置と、 現在の電池の温度を検出する温度検出部と、 前記温度検出部により検出された温度から温度上昇値を
    求める温度上昇値出力部と、 前記温度検出部により検出された温度と、前記温度上昇
    値出力から出力された温度上昇値とから、前記記憶装
    置のマップを検索し、前記許容値を求める許容電流値検
    索部と、 前記許容電流検索部により検索された許容電流にて電池
    を充電する充電部と、 前記充電部を切り替え、複数のセルからなる電池を全て
    同時、又は分割して充電させる充電切替部と、 前記温度検出部により検出された温度と、前記温度上昇
    値出力部から出力された温度上昇値とが、前記記憶装置
    のマップ中の充電末期を示す領域に属する頻度に基づき
    電池の充電が末期を判断する充電末期判断部と、 前記温度検出部により検出された温度と、前記温度上昇
    値出力部から出力された温度上昇値とが、前記記憶装置
    のマップ中の充電末期を示す領域に属する頻度が高いか
    否かに基づき各分割された電池の充電完了を判断する充
    電完了判断部と、を備え、 前記充電切替部が、充電開始時に複数のセルからなる電
    池を同時に充電し、前記充電末期判断部にて充電末期と
    判断された際に、該充電切替部にて分割された電池を交
    互に切り替え、前記充電完了判断部にて充電完了の判断
    がなされるまで充電することを特徴とする充電装置。
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