JP3495288B2 - 躯体蓄熱空調システム - Google Patents

躯体蓄熱空調システム

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JP3495288B2 JP13214799A JP13214799A JP3495288B2 JP 3495288 B2 JP3495288 B2 JP 3495288B2 JP 13214799 A JP13214799 A JP 13214799A JP 13214799 A JP13214799 A JP 13214799A JP 3495288 B2 JP3495288 B2 JP 3495288B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、空調システムに係
り、特に、構造躯体に熱を蓄積し、この蓄熱した熱を利
用して室内空間を空調する躯体蓄熱空調システムに関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来、室内空間の空調が不要な夜間に空
調機からの空調空気(冷房空気,暖房空気)を利用して
建物の構造躯体(コンクリートスラブ等)に熱を蓄積
し、この蓄積した熱を実際の空調時間帯(昼間)に利用
して室内空間を空調する、躯体蓄熱空調システムが知ら
れている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
躯体蓄熱空調システムの場合は、昼間の空調負荷を夜間
に移行できるものの、昼夜にわたって冷暖房機器を作動
させる必要があることから、熱源機やファン等の運転時
間が長くなり、また夜間の屋外への熱損失等もあって、
結果的にトータルのエネルギー消費量が増大する虞れが
あった。 【0004】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、昼間の空調負荷
を夜間に移行することと、エネルギー消費量を低減する
ことの2点を同時に実現することができる躯体蓄熱空調
システムを提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明に係る躯体蓄熱空
調システムでは、建物の各階で構造躯体が露出する所定
の空間に冷房空気を供給して前記構造躯体に冷熱を蓄積
させる第1の蓄熱手段と、前記建物の各階で前記所定の
空間への外気の取り込みを制御するための第1のダンパ
ーと、前記建物の各階を竪方向に貫通して下方から上方
に流れる気流を生じさせる貫通スペースと、前記貫通ス
ペースと前記各階の前記所定の空間との間で空気の流れ
を制御するための第2のダンパーとを有し、前記第1,
第2のダンパーの駆動により前記所定の空間を自然換気
して前記構造躯体に冷熱を蓄積させる第2の蓄熱手段
と、前記第1,第2の蓄熱手段を所定の条件で駆動制御
する制御手段とを備え、前記構造躯体に蓄積された冷熱
を利用して室内空間を空調するシステム構成を採用して
いる。 【0006】この躯体蓄熱空調システムにおいては、冷
凍機等を使用して生成される冷房空気を所定の空間に供
給して構造躯体に冷熱を蓄積させる第1の蓄熱手段と、
所定の空間を自然換気して構造躯体に冷熱を蓄積させる
第2の蓄熱手段とを併せ持っているため、室内空間の空
調が不要な夜間に、これら第1,第2の蓄熱手段を制御
手段により適宜駆動制御して構造躯体への冷熱の蓄積を
行うことにより、構造躯体に蓄積された冷熱利用で昼間
の冷房負荷を軽減し、かつ冷凍機等による構造躯体への
蓄熱負荷を軽減することが可能となる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。 【0008】図1は本発明の実施形態に係る躯体蓄熱空
調システムの概略構成図である。図1において、建物の
各階では、空調の対象となる室内空間1が、床面2と天
井面3により所定の高さに区画形成されている。各階の
天井内空間4には、建物の構造躯体となるコンクリート
スラブ5が露出している。また、天井内空間4には、適
宜数の空気調和機(以下、空調機と略称)6が取り付け
られている。 【0009】各々の空調機6は、空気を移動させる送風
機、冷風を作る冷水コイル(クーリングコイル)、空気
を清浄にするためのエアフィルタ等を一体に備えてい
る。また、各々の空調機6の給気ダクト7は天井内空間
4で2系統に分岐されている。このうち、一方の分岐ダ
クトの終端は室内空間1に臨む状態で開口し、他方の分
岐ダクトの終端は天井内空間4に臨む状態で開口してい
る。また、一方の分岐ダクトの途中にはダンパー8が設
けられ、他方の分岐ダクトの途中にもダンパー9が設け
られている。これらのダンパー8,9は、空調機6から
送り出された空調空気(冷房空気)の吹き出し先を、天
井内空間4と室内空間1との間で切り替えるためのもの
である。 【0010】 一方、各階の窓上の天井部分には、外気
の取り入れを調整制御するためのダンパー10が設けら
れ、さらにその反対側の天井部分には、天井内空間4と
エコシャフト11との間で空気の流れを調整制御するた
めのダンパー12が設けられている。エコシャフト11
は、建物の各階にわたって竪方向に貫通するスペースで
あり、その最上部にはルーバー式の排気口13が設けら
れている。 【0011】さらに、排気口13の開口している建物の
屋上には、冷熱源となる冷凍機14が設置されている。
この冷凍機14は、各階の天井内空間4に取り付けられ
た空調機6(冷水コイル)に冷水を供給するためのもの
で、例えば圧縮式冷凍機や吸収式冷凍機などが用いられ
る。 【0012】上記冷凍機14からは配管15が導出さ
れ、さらにこの配管15途中にはポンプ16が取り付け
られている。配管15は、建物の各階を貫通するかたち
で竪方向に設置されるとともに、各階の天井部分で分岐
されて各々の空調機6に接続されている。ポンプ16
は、冷凍機14で生成された冷水を配管15を介して各
階の空調機6に圧送するとともに、そのときの冷水の供
給量(水量)を調整制御するものである。 【0013】図2は本発明の実施形態に係る躯体蓄熱空
調システムの制御系のブロック構成図である。図2にお
いて、コントローラ17は、本空調システム全体の動作
をトータルに制御するもので、例えばパーソナルコンピ
ュータ等によって構成される。コントローラ17には、
システム制御用のデータを収集するための各種のセンサ
18が接続されている。 【0014】これら各種のセンサ18は、例えば、外気
の温湿度(エンタルピー)、天井内空間4および室内空
間1における温湿度や風向風速、屋外での降雨量、室内
外(エコシャフト11と屋外)差圧などを検出すべく、
建物の適所に取り付けられている。そして、それぞれの
検出項目に応じたセンサ信号(検出信号)が、各種のセ
ンサ18からコントローラ17へと個別に入力される構
成となっている。さらに、コントローラ17には、その
制御対象として、前述の冷凍機14、ポンプ16、空調
機6、ダンパー8,9,10,12等が接続されてい
る。 【0015】続いて、上記構成からなる躯体蓄熱空調シ
ステムの動作機能について説明する。先ず、上記躯体蓄
熱空調システムによる構造躯体(本形態ではコンクリー
トスラブ5)への蓄熱は、冷凍機14を使用して構造躯
体に冷熱を蓄積する、言わばアクティブな躯体蓄熱(以
下、アクティブ躯体蓄熱と称す)と、低温の外気を利用
して構造躯体に冷熱を蓄積する、言わばパッシブな躯体
蓄熱(以下、パッシブ躯体蓄熱と称す)のいずれかによ
って行われる。 【0016】先ず、空調が不要な夜間にアクティブ躯体
蓄熱を行う場合は、コントローラ17からの制御信号に
従って冷凍機14が駆動される。これにより、冷凍機1
4で冷水が生成されるとともに、そこで生成された冷水
がポンプ16にてインバータ式に水量制御され圧送され
る。こうして圧送された冷水は配管15を通して各階6
の空調機6に供給される。そうすると、各々の空調機6
では冷水コイルにより低温の空気(冷房空気)が生成さ
れ、これが送風機(不図示)によって送り出される。 【0017】このとき、各空調機6の給気ダクト(分岐
ダクト)7に設けられている2つのダンパー8,9のう
ち、一方のダンパー8はクローズ(閉)状態、他方のダ
ンパー9はオープン(開)状態に駆動制御される。これ
により、図3に示すように空調機6から送り出された冷
房空気(冷風)CAがダンパー9を経由して天井内空間
4に吹き出される。そうすると、天井内空間4が冷房空
気CAの吹き出しで冷やされるため、その冷熱がコンク
リートスラブ5に蓄積される。 【0018】一方、空調が不要な夜間にパッシブ躯体蓄
熱を行う場合は、コントローラ17からの制御信号に従
ってダンパー10,12がオープン(開)状態に駆動制
御される。これにより、一方のダンパー10を経由して
外気OAが天井内空間4に取り込まれる。こうして取り
込まれた外気OAは、天井内空間4を一方のダンパー1
0から他方のダンパー12に向けて流れる。これによ
り、天井内空間4が自然換気(ナイトパージ)される。
このとき、天井内空間4の温度よりも低温の外気OAを
取り込むことで、天井内空間4が外気OAにより冷やさ
れるため、その冷熱がコンクリートスラブ5に蓄積され
る。 【0019】また、天井内空間4を流れた空気IAは、
他方のダンパー12からエコシャフト11に排出され
る。このエコシャフト11では、屋内外の差圧や上下層
の温度差等により、下方から上方に流れる気流(上昇気
流)UAが生じている。よって、上述の如くエコシャフ
ト11に排出された空気IAは、そのエコシャフト11
内に生じる上昇気流UAに乗って上方に移動し、最終的
には最上部の排気口13から屋外に排出される。 【0020】このようなアクティブ躯体蓄熱(夜間電力
利用)とパッシブ躯体蓄熱(自然換気)の両機能を併せ
持つ、言わばハイブリッドな躯体蓄熱空調システムにお
いて、非空調時間帯(夜間)に躯体蓄熱を行うかどうか
の判断と、躯体蓄熱を行う場合にどちらの機能を使うか
の判断は、各種のセンサ18から得られるデータをコン
トローラ17で収集し、その収集データに基づいてコン
トローラ17により行われる。 【0021】なお、躯体蓄熱を行うかどうかの判断につ
いては、その都度、コントローラ17でデータ収集を行
って判断させなくても、時期的な管理で実行可否を判断
させるようにしてもよい。具体的には、冷房が必要とな
る期間(例えば、6月〜9月)で自動的に躯体蓄熱を行
うよう、その旨の管理データを予めコントーラ17に入
力(設定)しておいてもよい。ただし、自然換気による
躯体蓄熱は、春秋の中間期だけでなく、冬期に行う場合
もある。 【0022】一方、アクティブ躯体蓄熱とパッシブ躯体
蓄熱のいずれの機能を選択して使用するかの判断につい
ては、各種センサ18からの収集データに基づいて行わ
れる。すなわち、具体的な判断フローとして、例えば、
天井内空間4の温度に対して外気の温度がどの程度低い
かどうかの判断ステップ、雨の吹き込みを回避するため
に降雨量が所定量を越えていないかどうかの判断ステッ
プ、室内に一定以上の気流が発生しないように室内の風
速が所定風速を越えていないかどうかの判断ステップ、
自然換気の効果の有無を確認するために翌日の冷房負荷
予測に基づき、利得となるかどうかの判断ステップ、自
然換気を行う時間を最適化するために室内外差圧による
自然換気の適正時間かどうかの判断ステップなどを経
て、パッシブ躯体蓄熱を行うかどうかの判断がコントロ
ーラ17でなされる。 【0023】そして、各々の判断ステップを経た結果、
パッシブ躯体蓄熱を実行すると判断した場合は、それに
対応する制御信号がコントローラ17からダンパー1
0,12に送られ、その制御信号に従ってダンパー1
0,12がオープン状態に駆動される。これにより、低
温外気を利用した自然換気(ナイトパージ)による躯体
蓄熱(構造躯体への冷熱の蓄積)が行われる。 【0024】これに対して、パッシブ躯体蓄熱を中止す
ると判断した場合は、それに対応する制御信号がコント
ローラ17からダンパー10,12に送られ、その制御
信号に従ってダンパー10,12がクローズ状態に駆動
される。そして、パッシブ躯体蓄熱に替わってアクティ
ブ躯体蓄熱を実行する旨の制御信号が冷凍機14、ポン
プ16、空調機6、ダンパー8,9に送られる。これに
より、夜間電力を利用した冷凍機14による躯体蓄熱
(構造躯体への冷熱の蓄積)が行われる。 【0025】ちなみに、コントローラ17によるアクテ
ィブ躯体蓄熱とパッシブ躯体蓄熱の切り替え制御は、そ
の時々の状況を各種センサ18によって得た収集データ
を基に判断して適宜行われるものである。よって、同じ
日の夜間に複数回にわたってアクティブ躯体蓄熱/パッ
シブ躯体蓄熱の切り替えが行われる事もあり得る。 【0026】こうして構造躯体(コンクリートスラブ
5)に蓄積された冷熱は、空調時間帯となる昼間の冷房
運転時に利用される。具体的な利用形態としては、ダン
パー8をオープン状態に駆動する一方、ダンパー9をク
ローズ状態に駆動して、各階の空調機6から送り出され
た冷房空気を天井から室内空間1に吹き出させる。この
とき、室内空間1からのレタン空気を、天井面3に設け
たレタン開口(不図示)を通して天井内空間4に取り込
む。こうして取り込まれたレタン空気は、天井内空間4
でコンクリートスラブ5に触れることである程度冷やさ
れ、この冷やされた空気が新鮮空気(外気等)と一緒に
空調機6に取り込まれる。これにより、コンクリートス
ラブ5に蓄積された冷熱を利用して、昼間の冷房負荷を
軽減することができる。 【0027】このように本実施形態に係る躯体蓄熱空調
システムにおいては、冷凍機14を用いたアクティブ躯
体蓄熱の他に、自然換気を利用したパッシブ躯体蓄熱の
機能を併せ持つ、ハイブリッドな躯体蓄熱機能を備えて
いるため、低温の外気を利用できる中間期(春,秋)や
冬期などに自然換気による躯体蓄熱を併用することによ
り、冷凍機14や空調機6等の夜間運転時間を短縮でき
るとともに、冷凍機14によるコンクリートスラブ5へ
の蓄熱負荷を軽減して冷水の供給量やファンの送風量を
ミニマム制御し、アクティブ躯体蓄熱に消費されるトー
タル(年間)のエネルギー使用量を削減することができ
る。 【0028】ちなみに、6月〜9月の期間で、夜間に躯
体蓄熱を行わなかったケース(以下、「躯体蓄熱無し」
と記す)、夜間に冷凍機を使用して7時間の躯体蓄熱を
行ったケース(以下、「躯体蓄熱7H」と記す)、夜間
に冷凍機を使用して3時間の躯体蓄熱を行ったケース
(以下、「躯体蓄熱3H」と記す)、夜間に自然換気
(ナイトパージ)を行ったケース(以下、「ナイトパー
ジ」と記す)、夜間に冷凍機による躯体蓄熱と自然換気
による躯体蓄熱を併用して行ったケース(以下、「ハイ
ブリッド」と記す)のそれぞれにつき、昼間の冷房負荷
と夜間の冷房負荷をそれぞれ調べてみたところ、以下の
ような結果が得られた。 【0029】先ず、「躯体蓄熱無し」の昼間の冷房負荷
を「100」とした場合、「躯体蓄熱7H」では昼間の
冷房負荷が「73」、「躯体蓄熱3H」では昼間の冷房
負荷が「78」と小さくなっていたが、昼夜を合わせた
日積算負荷でみると、「躯体蓄熱7H」では「10
7」、「躯体蓄熱3H」では「105」といずれも大き
くなっていた。つまり、エネルギー消費量としては、
「躯体蓄熱無し」よりも「躯体蓄熱7H」「躯体蓄熱3
H」が増大する結果となった。 【0030】一方、「ナイトパージ」では、昼間の冷房
負荷が「84」と小さくなっていたものの、上記の「躯
体蓄熱7H」「躯体蓄熱3H」に比較すると、負荷軽減
効果としては小さい結果となった。これに対して、「ハ
イブリッド」では、昼間の冷房負荷が「70」と最も小
さく、日積算負荷でみても「94」と小さくなってい
た。こうした結果からも、自然換気による躯体蓄熱機能
を併せ持つ躯体蓄熱空調システムを採用することで、昼
間負荷の夜間移行とエネルギー消費量の低減を同時に実
現できることが立証された。 【0031】なお、上記実施形態においては、建物の天
井内空間4に冷房空気を供給したり、そこを自然換気し
てコンクリートスラブ5に冷熱を蓄積させるシステム構
成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、建
物の床下空間に露出する構造躯体に上記同様の蓄熱手段
で冷熱を蓄積させるシステム構成を採用することも可能
である。また、本発明は天井吹き出し方式の空調システ
ムだけでなく、床吹き出し方式の空調システムへの適用
も可能である。 【0032】 【発明の効果】以上説明したように本発明の躯体蓄熱空
調システムによれば、冷凍機等を使用して生成される冷
房空気を利用して構造躯体に冷熱を蓄積させる第1の蓄
熱手段と、自然換気を利用して構造躯体に冷熱を蓄積さ
せる第2の蓄熱手段とを制御手段で駆動制御し、これに
よって自然換気を併用した躯体蓄熱を行うことにより、
構造躯体に蓄積された冷熱利用で昼間の冷房負荷を軽減
し、かつ冷凍機等による構造躯体への蓄熱負荷を軽減す
ることができる。その結果、昼間の冷房負荷の夜間移行
とエネルギー消費量の低減を同時に実現することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施形態に係る躯体蓄熱空調システム
の概略構成図である。 【図2】本発明の実施形態に係る躯体蓄熱空調システム
の制御系のブロック構成図である。 【図3】アクティブ躯体蓄熱の動作状態を説明する図で
ある。 【図4】パッシブ躯体蓄熱の動作状態を説明する図であ
る。 【符号の説明】 1…室内空間、4…天井内空間、5…コンクリートスラ
ブ、6…空調機、8,9,10,12…ダンパー、11
…エコシャフト、13…排気口、14…冷凍機、15…
配管、16…ポンプ、17…コントローラ
フロントページの続き (72)発明者 滝村 徹 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 戸河里 敏 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿 島建設株式会社 技術研究所内 (72)発明者 相楽 典泰 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿 島建設株式会社 技術研究所内 (56)参考文献 特開 平5−98718(JP,A) 特開 平10−220842(JP,A) 特開 昭64−6431(JP,A) 特開 平3−241254(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 5/00 102

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 建物の各階で構造躯体が露出する所定の
    空間に冷房空気を供給して前記構造躯体に冷熱を蓄積さ
    せる第1の蓄熱手段と、前記建物の各階で前記所定の空間への外気の取り込みを
    制御するための第1のダンパーと、前記建物の各階を竪
    方向に貫通して下方から上方に流れる気流を生じさせる
    貫通スペースと、前記貫通スペースと前記各階の前記所
    定の空間との間で空気の流れを制御するための第2のダ
    ンパーとを有し、前記第1,第2のダンパーの駆動によ
    前記所定の空間を自然換気して前記構造躯体に冷熱を
    蓄積させる第2の蓄熱手段と、 前記第1,第2の蓄熱手段を所定の条件で駆動制御する
    制御手段とを備え、 前記構造躯体に蓄積された冷熱を利用して室内空間を空
    調することを特徴とする躯体蓄熱空調システム。
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