JP3494761B2 - 紙葉類整列集積装置 - Google Patents

紙葉類整列集積装置

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JP3494761B2
JP3494761B2 JP16123995A JP16123995A JP3494761B2 JP 3494761 B2 JP3494761 B2 JP 3494761B2 JP 16123995 A JP16123995 A JP 16123995A JP 16123995 A JP16123995 A JP 16123995A JP 3494761 B2 JP3494761 B2 JP 3494761B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙幣、証券等の紙葉類
を結束させる紙葉類結束機等に用いられ、紙葉類を整列
状態で集積させる紙葉類整列集積装置に関する。
【0002】
【従来の技術】所定枚数の紙幣、証券等の紙葉類を集積
して結束させる紙葉類整列集積装置として、例えば、特
開平5−270717号公報に開示されたものがある。
この装置は、紙葉類を搬送するとともに放出部から搬送
方向に沿って放出させる紙葉類搬送路と、該紙葉類搬送
路の放出部から搬送方向に沿って放出された紙葉類の放
出方向先端側の先端縁部を当接させる先端縁部規制部材
と、紙葉類搬送路の放出部から放出された紙葉類の前記
先端縁部に隣り合う一方の側端縁部を他方の側端縁部方
向に向け叩く叩き機構と、該叩き機構で叩かれ移動する
紙葉類の前記他方の側端縁部を当接させる側端縁部規制
部材とを有するもので、叩き機構は、紙葉類を叩く叩き
棒を前記側端縁部に対し近接・離間するように略直線的
に往復運動させて紙葉類を前記側端縁部方向に向け叩い
て、不揃いにならないよう整列集積させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置では、叩き棒を略直線的に往復運動させているため、
紙葉類に生じるジャムを防止するために、該叩き棒が前
記側端縁部から離間する方向に移動する際には、次の紙
葉類を紙葉類搬送路から放出させることなく、待機して
いなければならなかった。これにより、整列集積の処理
時間が長くかかってしまうという問題が生じている。
【0004】したがって、本発明の目的は、整列集積の
処理時間を短縮し、高速処理を行うことができる紙葉類
整列集積装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の紙葉類整列集積装置は、紙
葉類を搬送するとともに放出部から搬送方向に沿って放
出させる紙葉類搬送路と、該紙葉類搬送路の放出部から
搬送方向に沿って放出された紙葉類の放出方向先端側の
先端縁部を当接させる先端縁部規制部材と、前記紙葉類
搬送路の放出部から放出された紙葉類の前記先端縁部に
隣り合う一方の側端縁部を他方の側端縁部方向に向け叩
く叩き機構と、該叩き機構で叩かれ移動する紙葉類の前
記他方の側端縁部を当接させる側端縁部規制部材とを有
するものであって、前記叩き機構は、紙葉類を叩く叩き
棒と、該叩き棒を一側に支持するアームと、該アームの
他側を支持して前記叩き棒を一方向に水平旋回させるよ
う回転するモータとを有し、該モータによる一方向の回
転で前記叩き棒が、紙葉類の放出方向に沿って旋回する
位置で、前記紙葉類搬送路から放出された紙葉類の前記
一方の側端縁部に接触するよう配置されてなるととも
に、前記紙葉類搬送路で搬送する紙葉類の種類を設定す
る設定手段と、前記叩き機構の前記モータを前記側端縁
部規制部材に対し近接・離間可能に支持するとともに、
前記設定手段で設定された紙葉類の種類に応じて、前記
モータと前記側端縁部規制部材との距離を制御する叩き
機構位置制御手段とを具備することを特徴としている。
【0006】本発明の請求項2記載の紙葉類整列集積装
置は、請求項1記載のものに関して、前記紙葉類搬送路
に設けられ、搬送される紙葉類を検知する紙葉類検知セ
ンサと、前記叩き棒の旋回位置を検出する旋回位置検出
センサと、前記紙葉類検知センサにより紙葉類が検知さ
れた時点で前記旋回位置検出センサにより検出される叩
き棒の旋回位置から、前記モータの回転速度を制御する
モータ回転速度制御部とを具備することを特徴としてい
る。
【0007】本発明の請求項3記載の紙葉類整列集積装
置は、請求項1または2記載のものに関して、前記先端
縁部規制部材と前記側端縁部規制部材との間の角部に、
紙葉類搬送路から搬送方向に沿って放出された紙葉類
を、該角部方向に引き寄せる羽根車を設けてなることを
特徴としている。
【0008】本発明の請求項4記載の紙葉類整列集積装
置は、請求項1乃至3のいずれか一項記載のものに関し
て、前記紙葉類搬送路の放出部は、上下一対からなる搬
送部材対を紙葉類の放出方向に直交する方向に複数対配
設してなり、前記方向における中央の搬送部材対は水平
方向の位置が合い、他の搬送部材対は水平方向の位置が
ずれていることを特徴としている。
【0009】本発明の請求項5記載の紙葉類整列集積装
置は、紙葉類を搬送するとともに放出部から搬送方向に
沿って放出させる紙葉類搬送路と、該紙葉類搬送路の放
出部から搬送方向に沿って放出された紙葉類の放出方向
先端側の先端縁部を当接させる先端縁部規制部材と、前
記紙葉類搬送路の放出部から放出された紙葉類の前記先
端縁部に隣り合う一方の側端縁部を他方の側端縁部方向
に向け叩く叩き機構と、該叩き機構で叩かれ移動する紙
葉類の前記他方の側端縁部を当接させる側端縁部規制部
材とを有するものであって、前記叩き機構は、紙葉類を
叩く叩き棒と、該叩き棒を一側に支持するアームと、該
アームの他側を支持して前記叩き棒を一方向に水平旋回
させるよう回転するモータとを有し、該モータによる一
方向の回転で前記叩き棒が、紙葉類の放出方向に沿って
旋回する位置で、前記紙葉類搬送路から放出された紙葉
類の前記一方の側端縁部に接触するよう配置されてなる
とともに、前記紙葉類搬送路の放出部は、上下一対から
なる搬送部材対を紙葉類の放出方向に直交する方向に複
数対配設してなり、前記方向における中央の搬送部材対
は水平方向の位置が合い、他の搬送部材対は水平方向の
位置がずれていることを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明の請求項1記載の紙葉類整列集積装置に
よれば、紙葉類搬送路を介して搬送され該紙葉類搬送路
の放出部から搬送方向に沿って放出された紙葉類は、先
端縁部規制部材に放出方向先端側の先端縁部が当接して
この方向の位置が決められる。それとともに、叩き機構
が、モータによる一方向の回転で叩き棒を、紙葉類の放
出方向に沿う方向に旋回させながら、放出された紙葉類
の一方の側端縁部に接触させ、これにより、紙葉類は、
他方の側端縁部を側端縁部規制部材に当接させてこの方
向の位置が決められる。このように、叩き棒は、紙葉類
の放出方向に沿う方向に旋回しながら、すなわち次に放
出される紙葉類から逃げる方向に移動しながら、紙葉類
を叩くことになる。紙葉類搬送路で搬送する紙葉類の種
類を設定手段で設定すると、叩き機構位置制御手段が、
設定された紙葉類の種類に応じて、叩き機構と側端縁部
規制部材との距離を制御することになる。
【0011】本発明の請求項2記載の紙葉類整列集積装
置によれば、モータ回転速度制御部が、紙葉類搬送路に
設けられた紙葉類検知センサにより紙葉類が検知された
時点で旋回位置検出センサにより検出される叩き棒の旋
回位置から、モータの回転速度を制御することになるた
め、紙葉類搬送路から完全に放出される前の紙葉類に叩
き棒が接触してジャムを発生させることを防止可能とな
る。
【0012】本発明の請求項3記載の紙葉類整列集積装
置によれば、先端縁部規制部材と側端縁部規制部材との
間の角部に設けられた羽根車が、紙葉類搬送路から搬送
方向に沿って放出された紙葉類を、前記角部方向に引き
寄せることになる。
【0013】本発明の請求項4記載の紙葉類整列集積装
置によれば、紙葉類搬送路の放出部は、水平方向の位置
を合わせた中央の搬送部材対が紙葉類を強い力で挾持
し、水平方向の位置がずれている他の搬送部材対は弱い
力で紙葉類を支持することになる。
【0014】本発明の請求項5記載の紙葉類整列集積装
置によれば、紙葉類搬送路を介して搬送され該紙葉類搬
送路の放出部から搬送方向に沿って放出された紙葉類
は、先端縁部規制部材に放出方向先端側の先端縁部が当
接してこの方向の位置が決められる。それとともに、叩
き機構が、モータによる一方向の回転で叩き棒を、紙葉
類の放出方向に沿う方向に旋回させながら、放出された
紙葉類の一方の側端縁部に接触させ、これにより、紙葉
類は、他方の側端縁部を側端縁部規制部材に当接させて
この方向の位置が決められる。このように、叩き棒は、
紙葉類の放出方向に沿う方向に旋回しながら、すなわち
次に放出される紙葉類から逃げる方向に移動しながら、
紙葉類を叩くことになる。 紙葉類搬送路の放出部は、水
平方向の位置を合わせた中央の搬送部材対が紙葉類を強
い力で挾持し、水平方向の位置がずれている他の搬送部
材対は弱い力で紙葉類を支持することになる。
【0015】
【実施例】本発明の紙葉類整列集積装置の第1実施例に
ついて、図1〜図8を参照して以下に説明する。なお、
第1実施例の紙葉類整列集積装置は、紙葉類として紙幣
を取り扱うものである。まず、図1は紙葉類結束機を示
すもので、この紙葉類結束機は、紙幣の判別、収納およ
び払出等を行なう図示せぬ紙葉類処理機に付設されて用
いられるものである。
【0016】まず、紙葉類結束機の全体構成について説
明する。紙葉類結束機は、その外郭をなす筐体11と、
該筐体11内の紙葉類処理機付設側(図1における右
側)に配置されるとともに、紙葉類処理機から紙幣を受
け入れこれを短手方向を搬送方向に沿わせて搬送する搬
送部12と、筐体11内の紙葉類処理機付設側に対し反
対側(図1における左側)かつ上側に配置されるととも
に、搬送部12で搬送されてきた紙幣を集積させ結束処
理を行う上結束機本体部13と、筐体11内の該上結束
機本体部13の下側に配置されるとともに、搬送部12
で搬送されてきた紙幣を集積させ結束処理を行う下結束
機本体部14と、これらを制御する全体制御部15(図
2参照)とを有している。
【0017】搬送部12は、紙葉類処理機から紙幣を受
け入れる一つの受入経路16と、該受入経路16から上
下方向に複数分流されそれぞれ紙幣を搬送して集積装置
20,20,…の対応接続されたものへ搬送する分流経
路(紙葉類搬送路)17,17,…と、分流部分に設け
られた振分部18,18,…とを有している。
【0018】なお、紙葉類処理機側には紙葉類結束機側
に繰り出す紙幣の金種を判別する金種判別部と、作業者
による外部入力で各集積装置毎の金種が設定される金種
設定手段19(設定手段,図2参照)とが設けられてお
り、全体制御部15は、該金種判別部からの金種信号を
受けて紙幣の金種を判別し、搬送される紙幣を、金種設
定手段19で設定された集積装置20,20,…の対応
するものすなわち分流経路17,17,…の対応するも
のへ、振分部18,18,…を制御して振り分けるよう
になっている。勿論、金種設定手段19では、一金種の
みを設定して各集積装置20,20,…に振り分けるよ
うにすることもできる。また、搬送中の紙幣が所定角度
以上に斜行している場合、搬送部12は、集積装置20
に搬送する前に図示せぬリジェクト部に該斜行紙幣をリ
ジェクトするようになっている。
【0019】上結束機本体部13には、二つの集積装置
20,20と、上下動可能とされ集積装置20の側方に
選択的に位置して押し出された集積紙幣S1を挾持する
一対のチャック部材31,32と、チャック部材31,
32で挾持された集積紙幣S1に必要に応じて結束テー
プを巻回させ該結束テープの重合部分を熱接着させて結
束紙幣S2とする結束部21とが設けられており、また
集積装置20,20と同数すなわち二つ並列され、結束
紙幣S2を収納するとともに必要に応じて繰り出す束収
納繰出部22,22と、集積紙幣S1を収納する端数収
納部23と、結束紙幣S2あるいは集積紙幣S1をチャ
ック部材31,32から受け入れ、束収納繰出部22,
22あるいは端数収納部23に搬送する束搬送部24
と、束搬送部24で搬送された結束紙幣S2または集積
紙幣S1を、収納することなくそのまま機外へ放出させ
るため機外放出部25と、各収納繰出部22,22から
繰り出された結束紙幣S2を受け取り筐体11外へ搬出
する束払出部26とが設けられている。なお、下結束機
本体部14も、上記した上結束機本体部13と同様の構
成をなしている。ここで、第1実施例においては、分流
経路17と集積装置20とにより紙葉類整列集積装置が
構成されている。
【0020】次に、第1実施例の紙葉類整列集積装置す
なわち分流経路17および集積装置20について図2〜
図8を参照して以下に説明する。なお、すべての、分流
経路17および集積装置20は同様の構成であるため、
その一つについて説明する。分流経路17の末端の放出
部35は、水平方向における位置を合わせた水平延在す
る上下一対の支持軸36,37を有している。これら支
持軸36,37は、相互に平行をなして鉛直方向に沿う
よう筐体11側に固定された平板状の支持板部38,3
9間に位置固定で支持されている。
【0021】上側の支持軸36には、その中央にプーリ
41が、該支持軸36を中心に回転自在となるよう軸方
向位置は固定された状態で支持され、該プーリ41に対
し等距離で相反する位置にそれぞれプーリ42,42
が、該支持軸36を中心に回転自在となるよう軸方向位
置は固定された状態で支持されている。プーリ41に
は、該プーリ41と略同幅で無端状の搬送ベルト(搬送
部材)44の一側が巻回されており、該搬送ベルト44
の他側は、前記支持軸36に対し直交する水平一方向の
離間位置に配置されている、また、プーリ42,42に
は、これらプーリ42,42と略同幅で無端状の搬送ベ
ルト(搬送部材)45,45の一側が巻回されており、
該搬送ベルト45,45の他側も、前記支持軸36に対
し直交する水平一方向の離間位置に配置されている。
【0022】下側の支持軸37には、その中央にプーリ
47が該支持軸37を中心に回転自在となるよう軸方向
位置は固定された状態で支持され、該プーリ47に対し
等距離で相反する位置に、それぞれプーリ48,48が
該支持軸37を中心に回転自在となるよう軸方向位置は
固定された状態で支持されている。プーリ47には、該
プーリ47と略同幅で無端状の搬送ベルト(搬送部材)
50の一側が巻回されており、該搬送ベルト50の他側
は、前記支持軸37に対し直交する水平一方向の離間位
置に配置されている。また、プーリ48,48には、こ
れらプーリ48,48と略同幅で無端状の搬送ベルト
(搬送部材)51,51の一側が巻回されており、該搬
送ベルト51,51の他側は、前記支持軸37に対し直
交する水平一方向の離間位置に配置されている。
【0023】なお、下側の中央のプーリ47は上側の中
央のプーリ41に水平方向の位置を合わせており、下側
の両側のプーリ48,48は、上側の両側のプーリ4
2,42のそれぞれ対応するものの水平方向外側(中央
のプーリ47に対し反対側)に隣接するよう位置をずら
している。
【0024】このような分流経路17は、上側の搬送ベ
ルト44,45,45および下側の搬送ベルト50,5
1,51が、全体制御部15で制御される図示せぬ駆動
モータによる駆動で回転させられて、紙幣Sを、搬送ベ
ルト44,50間および両側それぞれの搬送ベルト4
5,51間に支持して前記他側から前記一側方向に搬送
し、その末端の放出部35から前記搬送方向に沿って放
出させる。なお、搬送時において、紙幣Sは、その長手
方向における中央位置が、位置を合わせた中央の搬送ベ
ルト44,50間に強い力で挾持され、前記中央位置に
対し外側の所定位置が、位置をずらした両側それぞれの
搬送ベルト45,51間に、前記挾持より小さい、搬送
が可能な程度の弱い力で支持されつつ、その短手方向を
搬送方向すなわち搬送ベルト44,45,50,51の
延在方向に沿わせて搬送されるようになっている。
【0025】下側の中央のプーリ47の両外側には、半
径方向外方に搬送ベルト50の外側まで延出する複数の
ブレード53が放射状に設けられており、また、下側の
両側のプーリ48,48のそれぞれのプーリ47に対し
反対側にも、半径方向外方に搬送ベルト51,51の外
側まで延出する複数のブレード54が放射状に設けられ
ている。これらブレード53,54は容易に変形可能な
ゴム材料からなっている。また、支持軸37の延在方向
におけるブレード54,54間の距離は、最小の紙幣S
の長手方向長さより小さく設定されている。
【0026】なお、プーリ47と一方のプーリ48およ
び他方のプーリ48との間には、それぞれの、支持軸3
6,37より同距離搬送上流側に光式の紙幣検知センサ
(紙葉類検知センサ)56,56が、中央のプーリ47
からの距離を同じくして設けられている。これら紙幣検
知センサ56,56は、光路が遮断されない状態におい
てはOFF信号を出力し、搬送される紙幣Sによって光
路が遮断されることにより紙幣Sを検知してON信号を
出力するようになっている。
【0027】紙幣放出方向に対し左側の支持板部39
は、放出部35からそのままさらに紙幣放出方向側に延
出された延出板部(側端縁部規制部材)58を有してお
り、放出部35の、紙幣放出前方側には、紙幣放出方向
に直交するとともにその水平方向の長さが紙幣Sの長手
方向長さより短い平板状の規制板部(先端縁部規制部
材)59が鉛直方向に沿った状態で筐体11側に固定さ
れている。この規制板部59は、放出部35から放出さ
れた紙幣Sの放出方向先端側の先端縁部Saを当接させ
て、集積装置20内における紙幣Sの短手方向の位置決
めを行うものである。
【0028】なお、延出板部58および規制板部59の
高さは、放出部35からの紙幣Sの放出高さより高く形
成されている。また、規制板部59は、搬送ベルト4
4,50に長手方向の中央位置が挾持されて搬送されて
放出される紙幣Sの長手方向の中間所定範囲のみに当接
するように、言い換えれば、紙幣Sの長手方向の両端部
には当接しないように位置および長さが設定されてい
る。
【0029】そして、これら延出板部58および規制板
部59の内側には、これらの内側位置まで延在するとと
もに支持軸36,37および略支持板部38まで延在す
る形状のエレベータ61が水平状態でエレベータ昇降部
62(図2参照)により上下動するよう支持されてい
る。ここで、該エレベータ61の規制板部59側かつ支
持板部38側の角部側には、略円弧状の切欠部63が形
成されている。
【0030】この切欠部63には、紙幣Sの先端縁部S
aの放出方向右側に隣り合う一方の側端縁部Sbを他方
の側端縁部Scすなわち延出板部58方向に向け叩き移
動させる叩き機構65が設けられている。この叩き機構
65は、紙幣Sの側端縁部Scを延出板部58に当接さ
せて、集積装置20内における紙幣Sの長手方向の位置
決めを行うものである。
【0031】叩き機構65は、回転軸66を鉛直下方に
向け配置してなるステッピングモータ(モータ)67
と、このステッピングモータ67の回転軸66に一端側
が支持固定され、他端側が水平外方へ延出する直線板状
のアーム68と、該アーム68の他端側に鉛直下方に延
出するよう支持固定された円柱状の叩き棒69と、ステ
ッピングモータ67の回転軸66の回転位置すなわち叩
き棒69の旋回位置を検出する例えばロータリエンコー
ダ等の旋回位置検出センサ70(図2参照)とを有して
いる。この叩き機構は、ステッピングモータ67の一方
向の回転で、叩き棒69が一方向(図3における時計回
り方向)に円を描いて水平旋回し、放出部35から放出
された紙幣Sを叩くことになる。なお、叩き棒69が、
放出部35からエレベータ61の上方に放出された紙幣
Sを確実に叩くことができるよう叩き機構65はその高
さ方向位置等が設定されている。
【0032】ここで、ステッピングモータ67は、放出
部35からの紙幣Sの放出方向に対し直交する水平方向
に移動自在となるよう筐体11側に支持されており、そ
の回転軸66のエレベータ61に対し反対側がカム72
に当接させられていて、また該カム72へ常時当接する
よう図示せぬバネ部材で付勢されている。カム72は、
筐体11側に位置固定で回転自在に支持された回転軸部
73を介して支持されており、近傍に配置された位置設
定モータ74により位置が決められつつ回転させられ
る。そして、外周に形成されたカム山75でステッピン
グモータ67のエレベータ61に対する位置、すなわち
放出部35から放出される紙幣Sに対する位置を放出さ
れる紙幣Sの大きさに応じて最適な位置に決める。
【0033】具体的には、例えば、放出部35の中央の
搬送ベルト44,50に、長手方向の中央位置が略一致
されて搬送され放出される紙幣Sに対し、同方向の叩く
深さを略一定させるよう、長手方向長さが長い万券紙幣
に対しては、カム山75の高さの低い位置をステッピン
グモータ67に当接させ、長手方向長さが中間の五千券
紙幣に対しては、カム山75の高さが前記より高い中間
位置をステッピングモータ67に当接させ、長手方向長
さが短い千券紙幣に対しては、カム山75の高さが前記
よりさらに高い位置をステッピングモータ67に当接さ
せる。
【0034】なお、位置設定モータ74は、これが配置
される集積装置20で整列集積させる紙幣Sについて金
種設定手段15で設定された金種信号を受けて、該金種
に応じてカム72の位相を自動的に上記のように調整す
ることになる。これら位置設定モータ74、カム72お
よび図示せぬバネ部材により叩き機構位置制御手段76
が構成されている。
【0035】そして、上記いずれの場合においても、ス
テッピングモータ67による一方向の回転で、叩き棒6
9は、紙幣Sの放出方向に沿って旋回する位置で、放出
部35から放出された紙幣Sの側端縁部Sbに接触する
ようになっている。言い換えれば、搬送ベルト44,5
0の挾持が終了した直後の紙幣Sの上方からの投影に対
し、叩き棒69が、側端縁部Sbから紙幣S内に入り込
みつつその短手方向に沿って軌跡を描く位置に配置され
る。
【0036】規制板部59と延出板部58との間の角部
には、羽根車79が、水平面内においてこれら規制板部
59と延出板部58との間の二等分線に直交する図示せ
ぬ支持軸において、筐体11側に位置固定で回転自在に
支持されている。該羽根車79は、放射状をなすよう半
径方向外側に延出する複数のブレード80を有してお
り、これらのブレード80は容易に変形可能なゴム材料
からなっている。
【0037】該羽根車79は、羽根車回転モータ81
(図2参照)もしくは、前記した搬送ベルト44,4
5,45,50,51,51を駆動する図示せぬ駆動モ
ータにより駆動されて、下側を前記角部の頂点方向に移
動させるよう回転するもので、放出部35から放出され
る紙幣Sの上面に、下側に位置するブレード80におい
て接触して、該紙幣Sを、前記頂点方向に引き寄せる位
置に配置されている。
【0038】図2中符号83は、上記紙葉類結束機の作
動を制御する制御回路のうち、集積装置20に係わる集
積制御部を示しており、該集積制御部83は、集積装置
20を制御するCPU(モータ回転速度制御部)84
と、搬送される紙幣Sによる光路の遮断/非遮断により
該紙幣の有/無を検知してON/OFF信号をCPU8
4に出力する上記した紙幣検知センサ56と、CPU8
4からの制御信号に応じた速度で回転して叩き棒69を
旋回させる上記したステッピングモータ67と、ステッ
ピングモータ67の回転軸66の回転位置すなわち叩き
棒69の旋回位置を検出して旋回位置信号をCPU84
に出力する上記した旋回位置検出センサ70とを有して
おり、またCPU84で駆動されて、金種設定手段19
で設定された金種に対応する角度位置にカム72を位置
させる上記した位置設定モータ74と、CPU84で駆
動されて一定の速度で羽根車79を駆動する上記した羽
根車回転モータ81と、CPU84からの制御信号で制
御され紙幣Sの集積枚数に応じてエレベータ61を昇降
させる上記したエレベータ昇降部62とを有している。
ここで、CPU84は、紙幣Sをエレベータ61に受け
入れていない待機状態でエレベータ61を最も上側に位
置させ、紙幣検知センサ56で検知される紙幣Sの枚数
が増える毎に徐々にエレベータ61を下降させて、最も
上側の紙幣Sの高さ位置を略一定に維持するよう制御す
る。
【0039】また、該集積制御部83は、CPU84か
ら出力される、旋回位置検出センサ70の信号から割り
出されるステッピングモータ67の回転位置すなわち叩
き棒69の旋回位置や紙幣検知センサ56からの検出信
号の出力回数から割り出される紙幣Sの集積枚数等を記
憶するRAM85と、紙幣検知センサ56で紙幣Sが検
出された時点での叩き棒69の位置データから、叩き棒
69を増速、減速または停止させる時間を算出するプロ
グラムなどが記憶されたROM86とを有している。
【0040】なお、集積制御部83は、紙幣結束機全体
を制御する全体制御部15に接続されるI/Oインター
フェース87を有しており、全体制御部15を介して金
種設定手段19に接続されている。この金種設定手段1
9は、作業者による外部入力で各分流経路17,17,
…すなわち集積装置20,20,…へ搬送させる紙幣S
の金種がそれぞれ設定されるとともに、該設定された金
種を各分流経路17,17,…および集積装置20,2
0,…に関連付けた金種信号を出力する。
【0041】次に、第1実施例における集積作動につい
て、集積制御部83のCPU84の制御内容を中心に図
6に示すフローチャートを参照して以下にステップ毎に
説明する。まず、集積制御部83のCPU84による制
御が実行される以前に、紙葉類結束機の立ち上げ作業
で、作業者による外部入力により各集積装置20,2
0,…毎の金種が金種設定手段19において設定され
る。すると、集積制御部83には、全体制御部15を介
して、各集積装置20,20,…毎の金種信号が入力さ
れる。これにより、集積制御部83のCPU84は、各
集積装置20,20,…毎に位置設定モータ74で金種
に対応する角度位置にカム72を位置させ、ステッピン
グモータ67を、放出部35から放出される紙幣Sの大
きさに応じた位置に位置させる。また、このとき、CP
U84は、所定の一定速度で羽根車回転モータ81すな
わち羽根車79の回転を開始させるとともに、所定の一
定速度(以下通常速度と称す)でステッピングモータ6
7の回転すなわち叩き棒69の旋回を開始させる。な
お、叩き棒69の通常速度とは、放出部35から送り出
される紙幣Sと叩き棒69が旋回する範囲が交差する領
域内において、上下の搬送ベルト44,45,50,5
1により送り出される紙幣Sの搬送速度と、少なくとも
同一速度であるか、もしくは、それよりやや速い一定の
速度である。
【0042】それとともに、全体制御部15が搬送部1
2の駆動モータを始動させこれにより分流経路17,1
7,…の搬送ベルト44,45,50,51も回転す
る。なお、紙葉類結束機の立ち上げ時において、エレベ
ータ昇降部62は、エレベータ61を最も上側に位置さ
せている。
【0043】〔ステップS1〕搬送ベルト44,45,
50,51により紙幣Sが搬送されてきたか否かを、両
方の紙幣検知センサ56,56からON信号が出力され
たか否かで判定する。両方の紙幣検知センサ56,56
からからON信号が出力された場合、紙幣Sが検知され
たものとして次のステップS2に進み、そうでない場
合、このステップS1を繰り返す。
【0044】〔ステップS2〕ステップS1で、両方の
紙幣検知センサ56,56からON信号が出力される、
すなわち紙幣検知センサ56,56の光路位置に紙幣S
の先端位置が位置すると、旋回状態にある叩き棒69の
この時点での旋回位置を、ステッピングモータ67に設
けられた旋回位置検出センサ70から出力される旋回位
置信号から割り出す。
【0045】〔ステップS3〕ステップS2で割り出さ
れた叩き棒69の旋回位置から、叩き棒69を現在の通
常速度で旋回させた場合、紙幣Sが搬送ベルト44,5
0に対し挾持されつつ突出する際に該紙幣Sを叩き棒6
9で叩いてしまうか否かを判定する。
【0046】すなわち、具体的には、図7に示すよう
に、両方の紙幣検知センサ56,56がONされる時刻
を時刻t0(以下基準時刻t0と称す)とし、該基準時刻
0から紙幣Sが搬送ベルト44,50に対し挾持され
つつ突出してその先端が叩き棒69の旋回領域に掛かる
時刻t1(搬送ベルト45,50による搬送速度と搬送
距離とから既定,以下旋回突入時刻t1と称す)を割り
出し、他方、基準時刻t0から搬送ベルト45,50に
よる紙幣Sの挾持が終了する時刻t2(搬送ベルト4
5,50による搬送速度と搬送距離とから既定,以下挾
持終了時刻t2と称す)を割り出す。そして、通常速度
において回転を維持した場合に、旋回突入時刻t1から
挾持終了時刻t2の間において叩き棒69が紙幣Sの移
動領域に掛かる旋回位置b1に至ってしまう場合の、基
準時刻t0における叩き棒69の旋回範囲A(旋回突入
時刻t1の時点で旋回位置b1に至る基準時刻t0時点の
旋回位置a1〜挾持終了時刻t2の時点で旋回位置b1
至る基準時刻t0時点の旋回位置a2)を逆に割り出して
おく。
【0047】そして、基準時刻t0の時点で叩き棒69
が旋回範囲Aにある場合、該叩き棒69が搬送ベルト4
5,50に対し挾持されつつ突出した紙幣Sに接触する
と判定してステップS4に進み、そうでない場合、通常
速度を維持しつつ、ステップS1に戻る。
【0048】〔ステップS4〕ステッピングモータ67
の回転速度すなわち叩き棒69の旋回速度の、減速時の
速度およびその使用時間のデータをROM86から読み
出す。
【0049】すなわち、減速時旋回速度は、例えば、基
準時刻t0において叩き棒69が旋回範囲Aのうち旋回
位置b1に最も近い旋回位置a1にある場合を仮定し、該
旋回位置a1〜旋回位置b1間の叩き棒69の旋回距離
を、基準時刻t0から挾持終了時刻t2までの時間で除算
した値を求め、この値あるいはこれ以下の値をもって減
速時旋回速度とする。これにより、基準時刻t0におい
て旋回範囲Aにあった叩き棒69は、この減速時旋回速
度を維持することで必ず挾持終了時刻t2以降に旋回位
置b1に至ることになる。
【0050】また、減速時旋回速度の使用時間は、基準
時刻t0から挾持終了時刻t2までの時間あるいはこれ以
上の時間をもって該減速時旋回速度の使用時間とする。
そして、これら減速時旋回速度およびその使用時間を予
めROM86に記憶させておき、これらのデータをステ
ップS4にて読み出すのである。なお、この場合、基準
時刻t0の時点での叩き棒69の旋回位置がこの旋回範
囲A内にあればいずれの位置にあっても前記減速時旋回
速度および使用時間を一律に採用する。
【0051】〔ステップS5〕ステップS4で読み出さ
れた減速時旋回速度による叩き棒69の減速旋回を開始
させる。 〔ステップS6〕計時を開始し、減速時旋回速度の使用
時間が経過したか否かを判定し、経過した場合、後述の
ステップS7に進み、経過していない場合、ステップS
6を繰り返す。 〔ステップS7〕速度を通常速度に戻してステップS1
に戻る。
【0052】このようにして、搬送ベルト44,50に
対し挾持されつつ突出した紙幣Sに接触することを防止
した上で、叩き棒69は、紙幣Sの放出方向に沿う方向
に旋回しながら、すなわち次に放出される紙幣Sから逃
げる方向に移動しながら、放出部35から放出された紙
幣Sの側端縁部Sbを延出板部58方向に叩くことにな
り、他方で、規制板部59と延出板部58との間の角部
に設けられた羽根車79が、放出された紙幣Sを、前記
角部方向に引き寄せる。よって、放出部35から放出さ
れた紙幣Sは、搬送ベルト44,50等の搬送力で放出
された勢いと叩き棒69による力とで規制板部59およ
び延出板部58に当接させられ、さらに羽根車79でこ
れらに確実に当接させられて、順次集積装置20に集積
される。そして、集積枚数の増加に応じて、エレベータ
昇降部62がエレベータ61を徐々に下降させる。
【0053】以上に述べたように、第1実施例によれ
ば、分流経路17の放出部35から搬送方向に沿って放
出された紙幣Sは、規制板部59に放出方向先端側の先
端縁部Saが当接してこの方向の位置が決められ、それ
とともに、叩き棒69の紙幣Sの放出方向に沿う方向の
旋回による叩き作動で側端縁部Scを延出板部58に当
接させてこの方向の位置が決められる。
【0054】このように、叩き棒69は、紙幣Sの放出
方向に沿う方向に旋回しながら、すなわち次に放出され
る紙幣Sから逃げる方向に移動しながら、紙幣Sを叩く
ことになる。したがって、叩き棒69を逃すための特別
な時間を持たせることなく次の紙幣Sの放出を即座に行
っても、叩き棒69を直線的に往復運動させて紙幣Sを
叩く場合のように叩き棒69が放出される紙幣Sにジャ
ムを生じさせることがない。よって、高速で集積させる
ことができ、単位時間当りの集積枚数を多くすることが
できる。
【0055】また、集積制御部83のCPU84が、紙
幣検知センサ56,56により紙幣Sが検知された基準
時刻t0において旋回位置検出センサ70により検出さ
れる叩き棒69の旋回位置から、ステッピングモータ6
7の回転速度すなわち叩き棒69の旋回速度を上記のよ
うに制御することになるため、分流経路17から完全に
放出される前の紙幣Sに叩き棒69が接触してジャムを
発生させることを防止できる。このように、放出のタイ
ミングに合わせて確実に叩き棒69で紙幣Sを叩くこと
ができる。
【0056】さらに、規制板部59と延出板部58との
間の角部に設けられた羽根車79が、放出部35から放
出された紙幣Sを、前記角部方向に引き寄せることにな
る。したがって、紙幣Sをさらに正確に整列させること
ができる。また、羽根車79により集積時に邪魔になる
紙幣Sの角折れを修正させることもできる。
【0057】加えて、分流経路17の放出部35は、紙
幣Sを、水平方向の位置を合わせた中央の搬送ベルト4
4,50同士が強い力で挾持し、水平方向の位置がずら
されている他の搬送ベルト45,51同士が弱い力で支
持することになる。したがって、強い力での挾持が中央
の一点のみとなり、よって、紙幣Sが上流側から斜行状
態で搬送されてきても、紙幣Sの長手方向の先端縁部S
aが規制板部59に当接することで、その姿勢を修正
し、搬送方向に短手方向を沿わせることができる。
【0058】ここで、紙幣Sの斜行状態が所定角度以上
のときは、搬送部12が集積装置20に搬送する前に図
示せぬリジェクト部にリジェクトするようになっている
ため、このような著しい斜行の姿勢修正は無視でき、上
記した水平方向の位置が合っている中央の搬送ベルト4
4,50同士が紙幣Sを強い力で挾持しかつ水平方向の
位置がずれている他の搬送ベルト45,51同士が弱い
力で支持するという簡易な構成で十分に対応可能とな
る。
【0059】なお、上記した水平方向の位置が合ってい
る中央の搬送ベルト44,50同士が紙幣Sを強い力で
挾持し、水平方向の位置がずれている他の搬送ベルト4
4,50同士が弱い力で支持するという構成で修正しき
れない斜行をも受け入れる場合には、両紙幣検知センサ
56,56でともに紙幣Sが検知された時点で斜行した
先端側は、正常な姿勢の場合に比して、より前方に位置
することになるため、上記した旋回範囲Aの拡大、上記
したステップS4における減速時旋回速度のさらなる低
下設定またはその使用時間のさらなる拡大設定、上記し
たステップS14における停止時間のさらなる拡大設定
等を行うことで、これに対応することができる。
【0060】さらに、分流経路17で搬送し集積装置2
0に集積させる紙幣Sの種類を金種設定手段19で設定
すると、設定された紙幣Sの種類に応じて、叩き機構位
置制御手段76の位置設定モータ74がカム72を所定
の角度位置に回転させて、叩き機構65と延出板部58
すなわち放出される紙幣Sとの距離を制御することにな
る。したがって、搬送する紙幣Sの金種に応じて叩き機
構65と放出される紙幣Sとの距離を自動的に設定し、
常に最適な状態で紙幣Sを叩くことができる。
【0061】また、上記においては、叩き棒69の旋回
速度を減速させて、搬送ベルト44,50に対し挾持さ
れつつ突出した紙幣Sに叩き棒69が接触することを防
止する場合を例にとり説明したが、勿論、叩き棒69の
旋回を必要な時間だけ停止させてもよい。すなわち、上
記した集積制御部83のCPU84の制御フローチャー
トのステップS4〜S7を、図8に示すように、ステッ
プS14〜S17に変更する。以下にこれらステップS
14〜S17について説明する。
【0062】〔ステップS14〕ステッピングモータ6
7の回転速度すなわち叩き棒69の旋回速度を0とす
る、すなわち停止させる時間のデータをROM86から
読み出す。すなわち、この停止時間は、例えば、基準時
刻t0において叩き棒69が旋回範囲Aのうち旋回位置
1に最も近い旋回位置a1にある場合を仮定し、該旋回
位置a1〜旋回位置b1間の叩き棒69の旋回距離を、基
準時刻t0から挾持終了時刻t2までの時間で移動させる
ように設定される。具体的には、旋回突入時刻t1から
挾持終了時刻t2までの時間(t2−t1)、すなわち叩
き棒69の旋回領域に対し、紙幣Sの搬送領域がオーバ
ーラップする時間である。これにより、基準時刻t0
おいて旋回範囲Aにあった叩き棒69は、この停止時間
を実行することで、必ず挾持終了時刻t2以降に旋回位
置b1に至ることになる。
【0063】〔ステップS15〕叩き棒69の旋回停止
を開始させる。 〔ステップS16〕計時を開始し、上記停止時間が経過
したか否かを判定し、該時間が経過した場合、後述のス
テップS17に進み、経過していない場合、ステップS
16を繰り返す。 〔ステップS17〕停止を解除し、ステッピングモータ
67すなわち叩き棒69を通常速度で旋回させてステッ
プS1に戻る。 なお、この場合も、基準時刻t0の時点での叩き棒69
の旋回位置がこの旋回範囲A内にあればいずれの位置に
あっても前記停止時間を一律に採用する。叩き棒69が
搬送ベルト44,50に対し挾持されつつ突出した紙幣
Sに接触することを、このようにして防止することもで
きる。
【0064】ここで、基準時刻t0において叩き棒69
が旋回範囲Aにある場合に、上記のように叩き棒69の
旋回を一定速度に減速させたり停止させたりするのでは
なく、例えば、旋回位置a1〜旋回位置b1間の旋回距離
を、基準時刻t0から挾持終了時刻t2までの時間で移動
させるよう制御するのであれば、通常速度から一律に速
度を徐々に減速させた後に徐々に加速させて通常速度に
戻すこと等の種々の遅延手段を採用可能である。
【0065】本発明の紙葉類整列集積装置の第2実施例
を第1実施例との相違部分を中心に以下に説明する。第
1実施例においては、基準時刻t0に叩き棒69が旋回
範囲Aにあった場合に、該叩き棒69の回転速度を一律
に減速、停止もしくは減加速して、搬送ベルト44,5
0に挾持されている紙幣Sを叩き棒69で叩くことがな
いように制御するものであるが、第2実施例では、基準
時刻t0に叩き棒69が旋回範囲Aにあった場合に、挾
持終了時刻t2の直後に叩き棒69が常に旋回位置b1
位置するように、基準時刻t0における叩き棒69の旋
回位置に応じた減速時旋回速度を演算して使用するもの
である。
【0066】すなわち、叩き棒69の基準時刻t0にお
ける旋回位置から上記旋回位置b1までの旋回距離を求
め、この旋回距離を基準時刻t0から挾持終了時刻t2
での搬送時間(t2−t0)で除算して、減速時旋回速度
とする。また、減速時旋回速度の使用時間は、前記搬送
時間(t2−t0)とし、該使用時間の経過後は通常速度
に戻す。
【0067】これにより、第1実施例とは異なり、紙幣
検知センサ56,56で紙幣Sを検知した時点での叩き
棒69の旋回位置により減速時旋回速度が異なることに
なる。なお、紙幣検知センサ56,56が搬送されてき
た紙幣Sをともに検知したときに、叩き棒69が旋回範
囲Aの外にあった場合には、減速は行わない。
【0068】ここで、基準時刻t0時点での旋回位置か
ら旋回位置b1までの叩き棒69の旋回距離を、基準時
刻t0から挾持終了時刻t2までの時間で移動させるので
あれば、上記減速に代えて減速量に応じた旋回停止と通
常速度による旋回との組み合わせで制御することも可能
であり、また、通常速度から徐々に速度を減速させた後
に徐々に加速させ通常速度に戻すよう制御すること等も
可能である。
【0069】本発明の紙葉類整列集積装置の第3実施例
を第2実施例との相違部分を中心に以下に説明する。第
2実施例においては、基準時刻t0に叩き棒69が旋回
範囲Aにあった場合、挾持終了時刻t2の直後に叩き棒
69が常に旋回位置b1に位置するように、基準時刻t0
における叩き棒69の旋回位置に応じた減速時旋回速度
を演算して使用するものであるが、第3実施例では、基
準時刻t0において叩き棒69が旋回範囲A内外のいず
れの位置にある場合においても、挾持終了時刻t2の直
後に叩き棒69が常に旋回位置b1に位置するように、
基準時刻t0における叩き棒69の検知位置に応じた旋
回速度を演算して使用するものである。
【0070】すなわち、図9に示すように、基準時刻t
0での叩き棒69の旋回位置から上記旋回位置b1までの
回転量を求め、この回転量を基準時刻t0から挾持終了
時刻t2までの搬送時間(t2−t0)で除算して旋回速
度とする。
【0071】これにより、基準時刻t0において、叩き
棒69が旋回範囲Aに位置した場合は第2実施例と同様
に減速され、叩き棒Sが旋回範囲A外の旋回範囲Bに位
置した場合は、通常速度より速い速度に増速される。な
お、基準時刻t0時点での位置から旋回位置b1までの旋
回距離を、基準時刻t0から挾持終了時刻t2までの搬送
時間で移動させるのであれば、上記減速に代えて減速量
に応じた旋回停止と通常速度による旋回との組み合わせ
で制御することも可能であり、また、通常速度から徐々
に速度を減速させた後に徐々に加速させて通常速度に戻
すよう制御すること等も可能である。
【0072】上記第1,第2実施例においては、図7に
示す旋回範囲Aにおいて減速させ、また、第3実施例に
おいては、図9に示す旋回範囲Aにおいて減速させ、旋
回範囲Bにおいて増速させる場合を例にとり説明した
が、これらの範囲は、通常速度の大きさや紙幣検知セン
サ56,56の配置位置等で変化するものであり、例え
ば、図9に示す旋回範囲A,Bがそれぞれ旋回範囲C,
Dに変更されることもある。この場合、Cの範囲では減
速もしくは停止、Dの範囲では速い速度に増速される。
【0073】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の紙葉類整列集積
装置によれば、紙葉類搬送路を介して搬送され該紙葉類
搬送路の放出部から搬送方向に沿って放出された紙葉類
は、先端縁部規制部材に放出方向先端側の先端縁部が当
接してこの方向の位置が決められる。それとともに、叩
き機構が、モータによる一方向の回転で叩き棒を、紙葉
類の放出方向に沿う方向に旋回させながら、放出された
紙葉類の一方の側端縁部に接触させ、これにより、紙葉
類は、他方の側端縁部を側端縁部規制部材に当接させて
この方向の位置が決められる。このように、叩き棒は、
紙葉類の放出方向に沿う方向に旋回しながら、すなわち
次に放出される紙葉類から逃げる方向に移動しながら、
紙葉類を叩くことになる。したがって、叩き棒を逃すた
めの特別な時間を持たせることなく次の紙葉類の放出を
即座に行っても、叩き棒を直線的に往復運動させて紙葉
類を叩く場合のように、叩き棒が放出される紙葉類にジ
ャムを生じさせることがなくなる。よって、高速で集積
させることができ、単位時間当りの集積枚数を多くする
ことができる。紙葉類搬送路で搬送する紙葉類の種類を
設定手段で設定すると、叩き機構位置制御手段が、設定
された紙葉類の種類に応じて、叩き機構と側端縁部規制
部材すなわち放出部から放出される紙葉類との距離を制
御することになる。 したがって、搬送する紙葉類の種類
に応じて叩き機構と放出部から放出される紙葉類との距
離を簡単かつ自動的に設定することができる。
【0074】本発明の請求項2記載の紙葉類整列集積装
置によれば、モータ回転速度制御部が、紙葉類搬送路に
設けられた紙葉類検知センサにより紙葉類が検知された
時点で旋回位置検出センサにより検出される叩き棒の旋
回位置から、モータの回転速度を制御することになるた
め、紙葉類搬送路から完全に放出される前の紙葉類に叩
き棒が接触してジャムを発生させることを防止可能とな
る。このように、放出のタイミングに合わせて確実に叩
き棒で紙葉類を叩くことが可能となる。
【0075】本発明の請求項3記載の紙葉類整列集積装
置によれば、先端縁部規制部材と側端縁部規制部材との
間の角部に設けられた羽根車が、紙葉類搬送路から搬送
方向に沿って放出された紙葉類を、前記角部方向に引き
寄せることになる。したがって、さらに正確に整列させ
ることができるとともに、集積時に邪魔になる紙幣の角
折れを修正することもできる。
【0076】本発明の請求項4記載の紙葉類整列集積装
置によれば、紙葉類搬送路の放出部は、水平方向の位置
を合わせた中央の搬送部材対が紙葉類を強い力で挾持
し、水平方向の位置がずれている他の搬送部材対は弱い
力で紙葉類を支持することになる。したがって、強い力
での挾持が中央の一点のみとなるため、紙葉類が斜行状
態にあってもその姿勢を修正することができる。
【0077】本発明の請求項5記載の紙葉類整列集積装
置によれば、紙葉類搬送路を介して搬送され該紙葉類搬
送路の放出部から搬送方向に沿って放出された紙葉類
は、先端縁部規制部材に放出方向先端側の先端縁部が当
接してこの方向の位置が決められる。それとともに、叩
き機構が、モータによる一方向の回転で叩き棒を、紙葉
類の放出方向に沿う方向に旋回させながら、放出された
紙葉類の一方の側端縁部に接触させ、これにより、紙葉
類は、他方の側端縁部を側端縁部規制部材に当接させて
この方向の位置が決められる。このように、叩き棒は、
紙葉類の放出方向に沿う方向に旋回しながら、すなわち
次に放出される紙葉類から逃げる方向に移動しながら、
紙葉類を叩くことになる。 したがって、叩き棒を逃すた
めの特別な時間を持たせることなく次の紙葉類の放出を
即座に行っても、叩き棒を直線的に往復運動させて紙葉
類を叩く場合のように、叩き棒が放出される紙葉類にジ
ャムを生じさせることがなくなる。よって、高速で集積
させることができ、単位時間当りの集積枚数を多くする
ことができる。 紙葉類搬送路の放出部は、水平方向の位
置を合わせた中央の搬送部材対が紙葉類を強い力で挾持
し、水平方向の位置がずれている他の搬送部材対は弱い
力で紙葉類を支持することになる。 したがって、強い力
での挾持が中央の一点のみとなるため、紙葉類が斜行状
態にあってもその姿勢を修正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による紙葉類整列集積装置
が適用された紙葉類結束機の全体構成を概略的に示す正
断面図である。
【図2】本発明の第1実施例による紙葉類整列集積装置
の制御系のブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例による紙葉類整列集積装置
を示す平面図である。
【図4】本発明の第1実施例による紙葉類整列集積装置
の図3におけるX−X線に沿う断面矢視図である。
【図5】本発明の第1実施例による紙葉類整列集積装置
の図3における下方から見た図で、手前の支持板部を除
いた状態を示すものである。
【図6】本発明の第1実施例による紙葉類整列集積装置
の制御系の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1実施例による紙葉類整列集積装置
の叩き棒の旋回位置および紙幣の位置等を示す平面図で
ある。
【図8】本発明の第1実施例による紙葉類整列集積装置
の制御系の他の例を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第3実施例による紙葉類整列集積装置
の叩き棒の旋回位置および紙幣の位置等を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
17 分流経路(紙葉類搬送路,紙葉類整列集積装置) 19 金種設定手段(設定手段) 20 集積装置(紙葉類整列集積装置) 35 放出部 44,50 搬送ベルト(中央の搬送部材) 45,51 搬送ベルト(他の搬送部材) 56 紙幣検知センサ(紙葉類検知センサ) 58 延出板部(側端縁部規制部材) 59 規制板部(先端縁部規制部材) 65 叩き機構 67 ステッピングモータ(モータ) 68 アーム 69 叩き棒 70 旋回位置検出センサ 76 叩き機構位置制御手段 79 羽根車 83 集積制御部 84 CPU(モータ回転速度制御部) S 紙幣(紙葉類) Sa 先端縁部 Sb 側端縁部(一方の側端縁部) Sc 側端縁部(他方の側端縁部)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類を搬送するとともに放出部から搬
    送方向に沿って放出させる紙葉類搬送路と、 該紙葉類搬送路の放出部から搬送方向に沿って放出され
    た紙葉類の放出方向先端側の先端縁部を当接させる先端
    縁部規制部材と、 前記紙葉類搬送路の放出部から放出された紙葉類の前記
    先端縁部に隣り合う一方の側端縁部を他方の側端縁部方
    向に向け叩く叩き機構と、 該叩き機構で叩かれ移動する紙葉類の前記他方の側端縁
    部を当接させる側端縁部規制部材とを有する紙葉類整列
    集積装置において、 前記叩き機構は、 紙葉類を叩く叩き棒と、 該叩き棒を一側に支持するアームと、 該アームの他側を支持して前記叩き棒を一方向に水平旋
    回させるよう回転するモータとを有し、 該モータによる一方向の回転で前記叩き棒が、紙葉類の
    放出方向に沿って旋回する位置で、前記紙葉類搬送路か
    ら放出された紙葉類の前記一方の側端縁部に接触するよ
    う配置されてなるとともに、 前記紙葉類搬送路で搬送する紙葉類の種類を設定する設
    定手段と、 前記叩き機構の前記モータを前記側端縁部規制部材に対
    し近接・離間可能に支持するとともに、前記設定手段で
    設定された紙葉類の種類に応じて、前記モータと前記側
    端縁部規制部材との距離を制御する叩き機構位置制御手
    段とを具備する ことを特徴とする紙葉類整列集積装置。
  2. 【請求項2】 前記紙葉類搬送路に設けられ、搬送され
    る紙葉類を検知する紙葉類検知センサと、 前記叩き棒の旋回位置を検出する旋回位置検出センサ
    と、 前記紙葉類検知センサにより紙葉類が検知された時点で
    前記旋回位置検出センサにより検出される叩き棒の旋回
    位置から、前記モータの回転速度を制御するモータ回転
    速度制御部とを具備することを特徴とする請求項1記載
    の紙葉類整列集積装置。
  3. 【請求項3】 前記先端縁部規制部材と前記側端縁部規
    制部材との間の角部に、紙葉類搬送路から搬送方向に沿
    って放出された紙葉類を、該角部方向に引き寄せる羽根
    車を設けてなることを特徴とする請求項1または2に記
    載の紙葉類整列集積装置。
  4. 【請求項4】 前記紙葉類搬送路の放出部は、上下一対
    からなる搬送部材対を紙葉類の放出方向に直交する方向
    に複数対配設してなり、前記方向における中央の搬送部
    材対は水平方向の位置が合い、他の搬送部材対は水平方
    向の位置がずれていることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか一項に記載の紙葉類整列集積装置。
  5. 【請求項5】 紙葉類を搬送するとともに放出部から搬
    送方向に沿って放出させる紙葉類搬送路と、 該紙葉類搬送路の放出部から搬送方向に沿って放出され
    た紙葉類の放出方向先端側の先端縁部を当接させる先端
    縁部規制部材と、 前記紙葉類搬送路の放出部から放出された紙葉類の前記
    先端縁部に隣り合う一方の側端縁部を他方の側端縁部方
    向に向け叩く叩き機構と、 該叩き機構で叩かれ移動する紙葉類の前記他方の側端縁
    部を当接させる側端縁部規制部材とを有する紙葉類整列
    集積装置において、 前記叩き機構は、 紙葉類を叩く叩き棒と、 該叩き棒を一側に支持するアームと、 該アームの他側を支持して前記叩き棒を一方向に水平旋
    回させるよう回転するモータとを有し、 該モータによる一方向の回転で前記叩き棒が、紙葉類の
    放出方向に沿って旋回する位置で、前記紙葉類搬送路か
    ら放出された紙葉類の前記一方の側端縁部に接触するよ
    う配置されてなるとともに、 前記紙葉類搬送路の放出部は、上下一対からなる搬送部
    材対を紙葉類の放出方向に直交する方向に複数対配設し
    てなり、前記方向における中央の搬送部材対は水平方向
    の位置が合い、他の搬送部材対は水平方向の位置がずれ
    ていることを特徴とする紙葉類整列集積装置。
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