JP3494024B2 - 内燃機関用フライホイールマグネト - Google Patents
内燃機関用フライホイールマグネトInfo
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Description
ビル等の内燃機関に装着されて発電をする内燃機関用フ
ライホイールマグネトに関するものである。
用フライホイールマグネトの構造を示したもので、図5
は該内燃機関用フライホイールマグネトの縦断面図、図
6は該内燃機関用フライホイールマグネトのステータの
底面図、図7は図6の縦断面図である。
は、フライホイール1の筒部1aの内周に永久磁石2が
取り付けられていて該フライホイール1の底部1bに一
体のボス部1cがその軸心のテーパ付き貫通孔1dを利
用して図示しない内燃機関の回転軸に取り付けられて回
転するようになっているロータ3と、図示しない内燃機
関のケース側に固定されるコイルプレート4のボス部4
aに環状の固定子鉄心5がネジ6で固定されると共に該
固定子鉄心5の各突極部5aに点火電源用コイル7a,
その他の点灯用,バッテリー充電用等の各種発電用コイ
ル7bからなる発電コイル7がボビン8を介して巻装さ
れて該固定子鉄心5の各突極部5aがフライホイール1
内で永久磁石2に対向するようになっているステータ9
と、フライホイール1の筒部1aの外周に突設された誘
導子10と、この誘導子10にエアギャップを介して対
向配置されて図示しない内燃機関のケース側に固定され
ているパルサコイル11とを備え、各発電コイル7等に
接続されている各コード12を集合して樹脂チューブ1
3で覆ったワイヤーハーネス14がワイヤーハーネス立
上げ固定手段15で固定子鉄心5に固定された構造にな
っている。ワイヤーハーネス立上げ固定手段15は、下
端が固定子鉄心5に溶接で固定された金属製のクランプ
脚部16と、このクランプ脚部16の先端に連設された
金属製のクランプ本体部17とで構成され、クランプ脚
部16による立上がりでワイヤーハーネス14がロータ
3に接触しないで外部に導出されるようになっている。
うな構造の内燃機関用フライホイールマグネトでは、ワ
イヤーハーネス立上げ固定手段15が、ランプ脚部16
と、このクランプ脚部16の先端に連設されたクランプ
本体部17とで構成され金属製の構造であったので、次
のような問題点があった。
接で固定する工程が必要となる。
を介してクランプ本体部17が振動し易く、このため金
属製のクランプ本体部17の振動でワイヤーハーネス1
4の接触箇所が損傷を受け易い。
ヤーハーネス立上げ固定手段を備えた内燃機関用フライ
ホイールマグネトを提供することにある。
固定箇所が単独で振動しない内燃機関用フライホイール
マグネトを提供することにある。
ルの内周に永久磁石が取り付けられていて該フライホイ
ールが内燃機関の回転軸に取り付けられて回転するよう
になっているロータと、内燃機関のケース側に環状の固
定子鉄心が固定されると共に該固定子鉄心の各突極部に
発電コイルが巻装されて該固定子鉄心の突極部がフライ
ホイール内で永久磁石に対向するようになっているステ
ータとを備え、発電コイル等に接続されているワイヤー
ハーネスがワイヤーハーネス立上げ固定手段で固定子鉄
心に固定されている内燃機関用フライホイールマグネト
を改良するものである。
グネトにおいて、ワイヤーハーネス立上げ固定手段は、
樹脂モールド台と樹脂バンドとを主たる構成要素として
いる。樹脂モールド台は、固定子鉄心に一体化されて設
けられていて、その表面にはワイヤーハーネスを支える
ための傾斜面が、該ワイヤーハーネスをロータに接触し
ないで導出できるように固定子鉄心の半径方向の内側で
は低く、外側では高くなるように形成されている。樹脂
バンドは、樹脂モールド台の傾斜面に支えられたワイヤ
ーハーネスを該樹脂モールド台に結束して固定するよう
に設けられている。
要とせずにワイヤーハーネス立上げ固定手段を構成する
ことができる。樹脂モールド台は傾斜面を備えているの
で、この傾斜面に沿ってワイヤーハーネスを立ち上げて
ロータに接触しないようにして導出させることができ
る。このワイヤーハーネス立上げ固定手段は、固定子鉄
心に一体化されて設けられた樹脂モールド台の傾斜面に
ワイヤーハーネスを載せた状態で、該ワイヤーハーネス
を樹脂バンドで樹脂モールド台に結束して固定するの
で、ワイヤーハーネスの固定箇所が単独で振動すること
がなく、振動でワイヤーハーネスが損傷されるのを防止
することができる。
ワイヤーハーネスを挟んで位置決めする位置決めガイド
が突設されていることが好ましい。このように位置決め
ガイドを備えていると、ワイヤーハーネスを樹脂モール
ド台の傾斜面に所要の姿勢で仮止めできて、樹脂バンド
による結束作業を容易に行うことができる。
存在位置の反対側に樹脂バンドを位置決めするバンド位
置決め部が一体に設けられていることが好ましい。この
ようにバンド位置決め部を備えていると、樹脂バンドを
常に所定の位置に置いて結束することができて、安定し
た結束作業を容易に行うことができる。
機関用フライホイールマグネトにおけるステータの構成
の実施の形態の一例を示したもので、図1は該ステータ
の平面図、図2は該ステータの縦断面図、図3は図1の
A部の拡大図、図4は図3のB−B線断面図である。
におけるステータ9においては、固定子鉄心5の環状部
の外周側が樹脂18でモールドされ、該固定子鉄心5の
突極5aの周囲には該樹脂18によりボビン8が形成さ
れている。
樹脂モールド台19と樹脂バンド21とを主たる構成要
素としている。樹脂モールド台19は、固定子鉄心5の
補助極5bに樹脂18のモールドにより一体化されて設
けられていて、その表面にはワイヤーハーネス14を支
えるための傾斜面19aが、該ワイヤーハーネス14を
ロータ3に接触しないで導出できるように固定子鉄心5
の半径方向の内側では低く、外側では高くなるように形
成されている。該樹脂モールド台19の傾斜面19aの
幅方向の両側には、ワイヤーハーネス14を挟んで位置
決めする樹脂18製の位置決めガイド20が立設されて
いる。樹脂バンド21は、樹脂モールド台19の傾斜面
19aに支えられたワイヤーハーネス14を該樹脂モー
ルド台19に結束して固定するように設けられている。
また固定子鉄心5の補助極5bには、樹脂モールド台1
9の存在位置の反対側に位置させて、樹脂バンド21を
位置決めするバンド位置決め部22が、該樹脂バンド2
1を嵌めて位置決めする位置決め溝22aを形成して、
樹脂18のモールドによりにより一体に設けられてい
る。
におけるその他の構成は、前述した図5乃至図7と同様
になっている。
脂モールド台19と樹脂バンド21とを主たる構成要素
とした樹脂製の構造になっていると、溶接を必要とせず
に該ワイヤーハーネス立上げ固定手段15を構成するこ
とができる。この場合、樹脂モールド台19が傾斜面1
9aを備えているので、この傾斜面19aに沿ってワイ
ヤーハーネス14を立ち上げることにより、該ワイヤー
ハーネス14をロータ3に接触しないようにして導出さ
せることができる。このワイヤーハーネス立上げ固定手
段15は、固定子鉄心5に一体化されて設けられた樹脂
モールド台19の傾斜面19aにワイヤーハーネス14
を載せた状態で、該ワイヤーハーネス14を樹脂バンド
21で樹脂モールド台19に固定するので、ワイヤーハ
ーネス14の固定箇所が単独で振動することがなく、振
動でワイヤーハーネス14が損傷されるのを防止するこ
とができる。
傾斜面19aに、ワイヤーハーネス14を挟んで位置決
めする位置決めガイド20が突設されていると、ワイヤ
ーハーネス14を樹脂モールド台19の傾斜面19aに
所要の姿勢で仮止めできて、樹脂バンド20による結束
作業を容易に行うことができる。
対側で固定子鉄心5に、樹脂バンド20を位置決めする
バンド位置決め部22が一体に設けられていると、樹脂
バンド20を常に所定の位置に置いて結束することがで
きて、安定した結束作業を容易に行うことができる。
aに固定子鉄心5を固定した例について示したが、コイ
ルプレート4を省略してその代りに内燃機関のケースに
取付け部を直接設けて、この取付け部に固定子鉄心5を
固定することもできる。
マグネトにおいては、ワイヤーハーネス立上げ固定手段
が樹脂モールド台と樹脂バンドとを主たる構成要素とし
た樹脂製の構造になっているので、溶接を必要とせずに
該ワイヤーハーネス立上げ固定手段を構成することがで
きる。この場合、樹脂モールド台が傾斜面を備えている
ので、この傾斜面に沿ってワイヤーハーネスを立ち上げ
ることにより、ロータに接触しないようにして該ワイヤ
ーハーネスを導出させることができる。また、このワイ
ヤーハーネス立上げ固定手段は、固定子鉄心に一体化さ
れて設けられた樹脂モールド台の傾斜面にワイヤーハー
ネスを載せた状態で、該ワイヤーハーネスを樹脂バンド
で樹脂モールド台に固定するので、ワイヤーハーネスの
固定箇所が単独で振動することがなく、振動でワイヤー
ハーネスが損傷されるのを防止することができる。
トにおけるステータの構成の実施の形態の一例の平面図
である。
断面図である。
テータの底面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 フライホイールの内周に永久磁石が取り
付けられていて前記フライホイールが内燃機関の回転軸
に取り付けられて回転するようになっているロータと、
前記内燃機関のケース側に環状の固定子鉄心が固定され
ると共に該固定子鉄心の各突極部に発電コイルが巻装さ
れて該固定子鉄心の突極部が前記フライホイール内で前
記永久磁石に対向するようになっているステータとを備
え、前記発電コイル等に接続されているワイヤーハーネ
スがワイヤーハーネス立上げ固定手段で前記固定子鉄心
に固定されている内燃機関用フライホイールマグネトに
おいて、 前記ワイヤーハーネス立上げ固定手段は、樹脂モールド
台と樹脂バンドとを主たる構成要素とし、前記樹脂モー
ルド台は前記固定子鉄心に一体化されて設けられてい
て、その表面にはワイヤーハーネスを支えるための傾斜
面が該ワイヤーハーネスをロータに接触しないで導出で
きるように固定子鉄心の半径方向の内側では低く外側で
は高くなるように形成され、前記樹脂バンドは前記樹脂
モールド台の前記傾斜面に支えられた前記ワイヤーハー
ネスを該樹脂モールド台に結束して固定するように設け
られていることを特徴とする内燃機関用フライホイール
マグネト。 - 【請求項2】 前記樹脂モールド台の傾斜面には前記ワ
イヤーハーネスを挟んで位置決めする位置決めガイドが
突設されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃
機関用フライホイールマグネト。 - 【請求項3】 前記固定子鉄心には前記樹脂モールド台
の存在位置の反対側に前記樹脂バンドを位置決めするバ
ンド位置決め部が一体に設けられていることを特徴とす
る請求項1または2に記載の内燃機関用フライホイール
マグネト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21251398A JP3494024B2 (ja) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | 内燃機関用フライホイールマグネト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21251398A JP3494024B2 (ja) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | 内燃機関用フライホイールマグネト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000050591A JP2000050591A (ja) | 2000-02-18 |
JP3494024B2 true JP3494024B2 (ja) | 2004-02-03 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21251398A Expired - Fee Related JP3494024B2 (ja) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | 内燃機関用フライホイールマグネト |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3494024B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4944078B2 (ja) * | 2008-10-09 | 2012-05-30 | 三菱電機株式会社 | 磁石発電機の固定子および磁石発電機 |
-
1998
- 1998-07-28 JP JP21251398A patent/JP3494024B2/ja not_active Expired - Fee Related
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