JP3493554B2 - 液晶ビューファインダ - Google Patents

液晶ビューファインダ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばデジタルス
チルカメラに用いられる、液晶を使用した電子式ビュー
ファインダ(EVF)、即ち液晶ビューファインダに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、このような液晶ビューファイ
ンダにおいては、視野角がより広いものやアイポイント
のより長いものが求められてきており、そのためには接
眼レンズの開口径をより大きなものとしていく必要があ
る。ところが、このように接眼レンズの開口径を大きく
すると、例えば液晶ビューファインダを太陽に向けてお
いた場合、接眼レンズで太陽光がより多く集光されるの
で、問題となりやすい。
【0003】つまり、接眼レンズにより集光された太陽
光は、液晶表示板の液晶面近傍に結像する。このとき、
結像面に光の吸収率の高いマスク板や偏光板等が配置さ
れていると、太陽光の集光によりこれらが加熱されてダ
メージを受け、機能を損なってしまう恐れがある。ま
た、太陽光以外でも強い照明が行われている場所では同
様である。ここで、マスク板は液晶表示板の視野を規定
するとともに液晶表示板周囲における液晶の封入部を覆
い隠す働きをしており、偏光板は液晶の配向との組み合
わせで液晶表示板の画素毎にON−OFF表示を行う働
きをしている。詳しくは後述する。
【0004】ところで、従来のいわゆる銀塩カメラのフ
ァインダにおいても、このような接眼レンズからの逆入
射光の集光は生じていたが、一眼レフカメラでは、接眼
レンズの焦点距離が長いのでFナンバーは暗くなり、ま
たレンズシャッターカメラでは視野角が狭くてやはりF
ナンバーはあまり明るくならないので、特に問題とはな
らなかった。これに対し、液晶ビューファインダにおい
ては、コストダウンと小型化のために、液晶表示板のサ
イズを一眼レフカメラの視野枠と比較して小さくし、且
つ視野角を大きくすることが望まれており、Fナンバー
が明るくなりやすい。
【0005】このような、液晶ビューファインダにおけ
る、接眼レンズからの逆入射光の集光による、偏光板,
マスク板,構造部材等の熱ダメージを防止する構成のも
のが従来より提案されている。例えば、特開平8−12
9157号公報に記載されている如く、視覚装置とし
て、接眼レンズ側から入射する太陽光などの平行光線に
よって接眼レンズの焦点面付近に位置する偏光板が高温
となって変質するのを確実に防止することができる構成
が開示されている。
【0006】具体的には、偏光板を使用する表示素子を
接眼レンズの焦点位置に配置し、この表示素子に表示さ
れる像を上記接眼レンズを介して瞳の網膜上に結像する
ようにした視覚装置において、上記接眼レンズの焦点位
置より離れた位置に上記偏光板を配置してある構成とし
ている。これにより、接眼レンズ側から太陽光などの平
行光線が入射しても上記偏光板に平行光線が集光するこ
とがなくなり、偏光板が高温となって変質することがな
く、偏光板の変更特性が常に安定した状態で維持される
としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平8−129157号公報に記載されているような構
成では、偏光板のような、配置に或る程度の自由度があ
る部材については有効であるが、それ以外の部材、例え
ばマスク板のようなものに応用することは困難である。
また、各光学部材や構造部材のレイアウトに制約を受け
るため、小型化や低コスト化の妨げとなる。
【0008】本発明は、このような問題点に鑑み、偏光
板,マスク板,構造部材等の配置に制約を受けずに、接
眼レンズからの逆入射光の集光によるこれらの部材の熱
ダメージを防止する構成の、液晶ビューファインダを提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、液晶表示板によるファインダ画像を接
眼レンズを介して観察する液晶ビューファインダにおい
て、接眼レンズは視度調整のために光軸方向に移動可能
に支持されており、液晶ビューファインダに観察側から
平行光を入射させたとき、接眼レンズは、前記移動可能
な範囲内のいずれの位置にあっても、入射光を液晶表示
板の液晶素子を封入する封止ガラスの最も接眼レンズ側
の面より接眼レンズの反対側に集光させ、前記移動可能
な範囲内のいずれかの位置で、前記入射光を液晶表示板
の液晶面に集光させることを特徴とする。
【0010】また、以下の条件式を満足することを特徴
とする。 f<13 但し、 f:接眼焦点距離(mm) である。
【0011】さらに、以下の条件式を満足することを特
徴とする。 tx/f>0.1 但し、 t:液晶表示板の接眼側封止ガラスの厚さ(mm) x:接眼レンズ開口径(mm) f:接眼焦点距離(mm) である。
【0012】また、液晶表示板によるファインダ画像を
接眼レンズを介して観察する液晶ビューファインダにお
いて、前記液晶表示板の液晶面から観察者の瞳までの光
路中に、赤外線をカットする部材を配置したことを特徴
とする。
【0013】また、前記液晶表示板の視野枠を規定する
マスク板の材質が金属であることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一
実施形態の概略構成を示す側面縦断面図であり、液晶ビ
ューファインダの光学系の構成を示している。同図にお
いて、左端即ち最後部には、面光源として働く厚板状の
バックライトユニット1が配置されている。そして、バ
ックライトユニット1の直前には、液晶表示板2が配置
されている。
【0015】液晶表示板2は透過型であり、平行平板ガ
ラスである封止ガラス3,4により、液晶素子5をそれ
ぞれ後部及び前部より挟み込み、周囲を接着剤等により
貼り合わせて封入した構成である。封止ガラス3,4
は、それぞれ厚さが0.45mmとなっている。液晶表
示板2の後面即ち封止ガラス3の後面には、偏光板6が
貼付されており、また液晶表示板2の前面即ち封止ガラ
ス4の前面には、偏光板7が貼付されている。偏光板
6,7の厚さは、それぞれ0.1mmとなっている。
【0016】偏光板7の前面には、厚さ0.1mmの不
透明な例えばPET製のプレス品である、マスク板8が
貼付されている(一般に黒色)。これは、液晶表示板2
周囲の封入部を覆い隠すとともに、ファインダ画面の視
野枠の働きも兼ねている。また、マスク板の材質を金属
とすることにより、耐熱性を更に改善することができ
る。なお、液晶表示板2のバックライトユニット1側即
ち偏光板6が貼付されている側には、マスク板8の陰に
なる部分に、液晶表示板2の図示しないホルダーが配置
されている。
【0017】さらに、液晶表示板2の前方には、略円筒
状の接眼ホルダー9内に固定された接眼レンズ10が配
置されている。そして、この接眼ホルダー9を矢印A方
向即ち光軸X方向に動かすことで、本液晶ビューファイ
ンダの視度調整が行われる。この接眼レンズ10の焦点
距離は10mmである。また、接眼レンズ10の前方に
は、平行平板ガラスである保護ガラス11が配置されて
いる。
【0018】今、バックライトユニット1から出た照明
光Lは、偏光板6により偏光方向を揃えられた後、液晶
表示板2に入射する。そして、画素毎に液晶素子5の配
向に応じて偏光方向が回転し、或いは回転しないまま液
晶表示板2を透過する。さらに、偏光板7において、前
記回転した或いは回転しないままの偏光方向に応じてこ
の照明光Lが遮断され、或いは透過することにより、画
素毎にON−OFF表示される。
【0019】このようにして、画素毎にON−OFF表
示された液晶表示板2のファインダ画像は、マスク板8
により視野枠を規定された後、接眼レンズ10を介し、
保護ガラス11を経て、同図の右方にある図示しない観
察者の瞳に結像する。ちなみに、同図では照明光Lの最
周辺光線同士が接眼側で交わる点と保護ガラス11まで
の距離がアイポイントPとなっている。ここで、本液晶
ビューファインダの視度調整は、上述したように、接眼
ホルダー9を矢印A方向即ち光軸X方向に動かすことで
行われるが、その移動距離は±0.2mmとしている。
このとき変化する視度は、およそ±2diopterであり、
十分な量が確保されている。
【0020】一方、太陽光等の逆入射光は、同図の右側
より保護ガラス11,接眼レンズ10を経て、液晶表示
板2に結像する。このとき、液晶素子5の液晶面の視度
を0diopterとすると、当然この液晶面が逆入射光の結
像面となる。但し、入射角によって結像面上の結像位置
は異なる。視度調整の必要範囲を考えると、観察者が近
視者の場合、液晶面の視度はマイナス側となるので、逆
入射光の結像面は液晶面よりバックライトユニット1側
となる。これに対して、観察者が老眼者の場合、液晶面
の視度は0diopter程度となるので、逆入射光の結像面
は液晶面付近となる。
【0021】ところで、本実施形態で示したように、光
の吸収率が高い上記偏光板7やマスク板8は、液晶表示
板2の接眼側である封止ガラス4上に配置されている
が、一方でファインダのスクリーン面と言える液晶面に
は、光の吸収率が高いものが存在しない構成となってい
る。ちなみに、従来の銀塩カメラの場合は、観察者に対
して視度の合う、逆入射光の結像面近傍に視野枠を配置
する必要があった。但しこの場合は、上述したようにフ
ァインダのFナンバーはあまり明るくならないので、逆
入射光の集光は特に問題とはならない。
【0022】ここで、本実施形態の場合、上述したよう
な実質的に必要な視度調整範囲を考え、ファインダの視
度調整レンジを−1±2diopterとすると、逆入射光の
結像面は、液晶表示板2の接眼側の面即ち封止ガラス4
の前面より、全てバックライトユニット1側とすること
ができる。このとき、封止ガラス4の前面の視度は、0
diopter未満となっている。これにより、封止ガラス4
前面に貼付されている偏光板7及びマスク板8の熱ダメ
ージを軽減することが可能となる。
【0023】なお、液晶表示面2のバックライトユニッ
ト1側の面、即ち封止ガラス3の後面に貼付されている
偏光板6については、偏光板7で逆入射光が50%以上
カットされるので、たとえこの偏光板6に逆入射光が結
像したとしても熱ダメージは少ない。また偏光板6を液
晶表示板2からバックライトユニット1方向へと離して
配置することも容易に行うことができる。また、液晶表
示板2の図示しないホルダーは、上述したようにマスク
板8の陰になる部分に配置されているので、逆入射光を
避けることができる。
【0024】以上のような構成においては、以下の条件
式(1)を満足することが望ましい。 f<13 (1) 但し、 f:接眼焦点距離(mm) である。
【0025】視度調整に必要な接眼レンズの移動量は、
接眼焦点距離の2乗に比例することから、液晶表示板の
封止ガラスのコンパクト性を損ねず、且つ加工しやすい
厚さを維持する条件がこの値である。
【0026】さらに、以下の条件式(2)を満足するこ
とが望ましい。 tx/f>0.1 (2) 但し、 t:液晶表示板の接眼側封止ガラスの厚さ(mm) x:接眼レンズ開口径(mm) f:接眼焦点距離(mm) である。
【0027】この条件式は、接眼レンズによる液晶表示
板の接眼側封止ガラス上での、逆入射光の集光径を充分
に大きくすることにより、集光による熱ダメージを軽減
するための式である。ちなみに、本実施形態では、接眼
側封止ガラスの厚さは封止ガラス4の厚さで規定され、
上述したようにt=0.45mmである。また、接眼焦
点距離は接眼レンズ10の焦点距離で規定され、上述し
たようにf=10mmである。さらに、接眼レンズ開口
径は、瞳から最も近い光学部材である保護ガラス11の
開口径で規定され、ここでは概ねx=10mmとなって
いる。これにより、tx/f=0.45となり、条件式
(2)を充分に満足していることが分かる。
【0028】その他、逆入射光中の赤外線をカットする
ことで、熱ダメージを更に軽減することができる。即
ち、集光による熱ダメージは、可視光のみによるもので
はなく、また一方で、液晶ビューファインダとしては、
赤外線を光路中に通す必要性は全くない。そこで、赤外
線をカットすることにより、集光する逆入射光の全体の
エネルギーを減らすことで、熱ダメージを更に軽減する
ことができる。
【0029】このような構成の一例として、同図に示す
ように、保護ガラス11の前面にIRカットフィルター
12を蒸着しても良い。このような、赤外線をカットす
る部材は、逆入射光が集光するまでの光路中のどこに配
置しても良い。言い換えれば、液晶面から観察者の瞳ま
での光路中であればどこに配置しても良い。
【0030】図2は、本発明の他の実施形態の概略構成
を示す側面縦断面図であり、液晶ビューファインダの光
学系の構成を示している。同図において、左端即ち最後
部には、液晶表示板13が配置されている。液晶表示板
13は反射型であり、シリコン基板14及び平行平板ガ
ラスである封止ガラス15により、液晶素子16をそれ
ぞれ後部及び前部より挟み込み、周囲を接着剤等により
貼り合わせて封入した構成となっている。
【0031】液晶表示板13の前面即ち封止ガラス15
の前面には、マスク板8が貼付されている。そして、液
晶表示板13の前方には、偏光ビームスプリッターシー
ト17が、光軸Xに対して図中左に傾けて配置されてい
る。また、偏光ビームスプリッターシート17の下方に
は、照明レンズ18が配置されており、その更に下方に
は、ディフューザー19が配置されている。ディフュー
ザー19の表面(上面)には、偏光板20が貼付してあ
る。
【0032】さらに、偏光ビームスプリッターシート1
7の前方には、略円筒状の接眼ホルダー9内に固定され
た接眼レンズ10が配置されている。そして、この接眼
ホルダー9を光軸X方向に動かすことで、本液晶ビュー
ファインダの視度調整が行われる。また、接眼レンズ1
0の前方には、平行平板ガラスである保護ガラス11が
配置されている。
【0033】今、ディフューザー19下方の図示しない
光源から出た照明光Lは、ディフューザー19により均
等に拡散され、偏光板20により偏光方向を揃えられた
後、照明レンズ18を経て偏光ビームスプリッターシー
ト17に入射する。ここでは、偏光光となった照明光L
が殆ど反射され、液晶表示板13に入射する。そして、
画素毎に液晶素子16の配向に応じて偏光方向が回転
し、或いは回転しないまま反射され、マスク板8により
視野枠を規定された後、偏光ビームスプリッターシート
17に戻る。
【0034】さらに、この偏光ビームスプリッターシー
ト17において、前記回転した或いは回転しないままの
偏光方向に応じてこの照明光Lが遮断され、或いは透過
することにより、画素毎にON−OFF表示される。こ
のようにして、画素毎にON−OFF表示された液晶表
示板13のファインダ画像は、接眼レンズ10を介し、
保護ガラス11を経て、同図の右方にある図示しない観
察者の瞳に結像する。本構成は、液晶表示板が反射型で
あること以外は、図1で示した構成と基本的に同じであ
る。
【0035】ディフューザー19の表面に偏光板20を
貼付したのは、照明光Lが偏光ビームスプリッターシー
ト17に最初に入射したときに、これを透過しないよう
にするためである。即ち、照明光Lが偏光ビームスプリ
ッターシート17を最初に透過して迷光となり、接眼レ
ンズ10に侵入して、ファインダ画面にフレア等を生じ
させることのないようにしている。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
偏光板,マスク板,構造部材等の配置に制約を受けず
に、接眼レンズからの逆入射光の集光によるこれらの部
材の熱ダメージを防止する構成の、液晶ビューファイン
ダを提供することができる。
【0037】具体的には、液晶表示板によるファインダ
画像を接眼レンズを介して観察する液晶ビューファイン
ダにおいて、接眼レンズは視度調整のために光軸方向に
移動可能に支持されており、液晶ビューファインダに観
察側から平行光を入射させたとき、接眼レンズは、前記
移動可能な範囲内のいずれの位置にあっても、入射光を
液晶表示板の液晶素子を封入する封止ガラスの最も接眼
レンズ側の面より接眼レンズの反対側に集光させ、前記
移動可能な範囲内のいずれかの位置で、前記入射光を液
晶表示板の液晶面に集光させる構成としている。これに
より、液晶ビューファインダへの逆入射光の接眼レンズ
による結像面を、封止ガラス表面より内部に設定するこ
とで、偏光板,マスク板,構造部材等をどこに配置して
も、これらの部材の熱ダメージを防止することができ
る。
【0038】また、条件式f<13を満足する構成とし
ている。但し、fは接眼焦点距離(mm)である。これ
により、液晶表示板の封止ガラスのコンパクト性を損ね
ず、且つ加工しやすい厚さを維持することができる。
【0039】さらに、条件式tx/f>0.1を満足す
る構成としている。但し、tは液晶表示板の接眼側封止
ガラスの厚さ(mm)、xは接眼レンズ開口径(m
m)、fは接眼焦点距離(mm)である。これにより、
接眼レンズによる液晶表示板の接眼側封止ガラス上で
の、逆入射光の集光径を充分に大きくし、集光による熱
ダメージを軽減することができる。
【0040】また、液晶表示板によるファインダ画像を
接眼レンズを介して観察する液晶ビューファインダにお
いて、前記液晶表示板の液晶面から観察者の瞳までの光
路中に、赤外線をカットする部材を配置した構成として
いる。これにより、逆入射光の集光による熱ダメージを
更に軽減することができる。
【0041】また、前記液晶表示板の視野枠を規定する
マスク板の材質が金属である構成としている。このよう
にして、色が一般に黒で吸収率が高く、且つ光学部材以
外で最も集光しやすいマスク板を金属化することで、熱
伝導率が高くまた熱変形温度が高いものとなり、耐熱性
が更に改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の概略構成を示す側面縦断
面図。
【図2】本発明の他の実施形態の概略構成を示す側面縦
断面図。
【符号の説明】
1 バックライトユニット 2 液晶表示板 3,4 封止ガラス 5 液晶素子 6,7 偏光板 8 マスク板 9 接眼ホルダー 10 接眼レンズ 11 保護ガラス 12 IRカットフィルター 13 液晶表示板 14 シリコン基板 15 封止ガラス 16 液晶素子 17 偏光ビームスプリッターシート 18 照明レンズ 19 ディフューザー 20 偏光板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−211994(JP,A) 特開 昭60−68310(JP,A) 実開 平1−101215(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 25/00 G03B 13/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示板によるファインダ画像を接眼
    レンズを介して観察する液晶ビューファインダにおい
    て、接眼レンズは視度調整のために光軸方向に移動可能に支
    持されており、 液晶ビューファインダに観察側から平行光を入射させた
    とき、 接眼レンズは、前記移動可能な範囲内のいずれの位置に
    あっても、入射光を液晶表示板の液晶素子を封入する封
    止ガラスの最も接眼レンズ側の面より接眼レンズの反対
    側に集光させ、前記移動可能な範囲内のいずれかの位置
    で、前記入射光を液晶表示板の液晶面に集光させる こと
    を特徴とする液晶ビューファインダ。
  2. 【請求項2】 以下の条件式を満足することを特徴とす
    る請求項1に記載の液晶ビューファインダ; f<13 但し、 f:接眼焦点距離(mm) である。
  3. 【請求項3】 以下の条件式を満足することを特徴とす
    る請求項2に記載の液晶ビューファインダ; tx/f>0.1 但し、 t:液晶表示板の接眼側封止ガラスの厚さ(mm) x:接眼レンズ開口径(mm) f:接眼焦点距離(mm) である。
  4. 【請求項4】 前記液晶表示板の液晶面から観察者の瞳
    までの光路中に、赤外線をカットする部材を配置したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の液晶ビューファイン
    ダ。
  5. 【請求項5】 前記液晶表示板の視野枠を規定するマス
    ク板の材質が金属であることを特徴とする請求項1〜請
    求項4のいずれかに記載の液晶ビューファインダ。
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