JP3493109B2 - 有機基含有シリカ微粒子分散ゾルの製造方法 - Google Patents
有機基含有シリカ微粒子分散ゾルの製造方法Info
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Description
カ微粒子が水中に分散したゾルと、その製造方法に関す
るものである。
種々の用途に用いられており、通常、これらのゾルは水
分散ゾルである。これらのゾルを有機溶媒や樹脂に混合
する場合、金属酸化物微粒子自体は無機物であるため、
有機溶媒や樹脂との親和性が悪く、混合したときに凝集
物を生じ易く、更に、樹脂との混合物を成型した際に、
その成型物から微粒子の脱落が起こり易く、その用途も
制限されたものとならざるを得ない。
は、有機珪素化合物を加水分解して得られ、粒子表面や
内部に有機基を含む。このようなシリカゾルは通常、有
機溶媒を使用して製造されるため、有機溶媒を分散媒と
するゾルである。従って、該有機溶媒分散ゾルを水分散
ゾルとして使用するためには、水との溶媒置換または微
粒子を有機溶媒から取り出した後に水に再分散させるこ
とが必要となる。しかしながら、微粒子中には有機基が
含まれているため、水と溶媒置換したり、水に再分散さ
せることは困難である。
解決するものであって、有機溶媒や樹脂との親和性が高
く、しかも、水に容易に単分散するシリカ微粒子が水中
に分散したゾル、およびその製造方法を提供することを
目的とするものである。
カ微粒子分散ゾルは、珪素に直接結合した有機基を含む
シリカ微粒子が水中に分散していることを特徴とするも
のである。前記シリカ微粒子は、全てがシリカからなる
微粒子、または、シリカ、金属酸化物またはこれらの複
合酸化物からなる核を含む微粒子であり、これら微粒子
中の一部の珪素に有機基が結合している。
T )と前記金属酸化物の金属元素のモル数(M)の和に
対する、前記有機基が直接結合した珪素のモル数
(SR )の比〔SR /(ST +M)〕は、0.001か
ら0.9の範囲にあることが好ましい。但し、シリカ微
粒子が核を含まない場合、および、核に金属酸化物を含
まない場合は、M=0である。
ゾルの製造方法は、酸性珪酸液および〔化2〕で表され
る有機珪素化合物の加水分解物をpH10以上のアルカ
リ水溶液中に同時に添加してコロイド状微粒子を生成さ
せることを特徴とするものである。
炭化水素基、 X:炭素数1〜4のアルコキシ基、シラノール基、ハロ
ゲン、水素、 n、m:0〜3、n+m=1〜3〕
子分散ゾルの製造方法は、シリカ、金属酸化物またはこ
れらの複合酸化物からなる微粒子が分散した、pH10
以上の分散液中に、酸性珪酸液および前記〔化2〕で表
される有機珪素化合物の加水分解物を同時に添加し、該
微粒子を核として粒子成長を行わせてコロイド状微粒子
を生成させることを特徴とするものである。
シリカ微粒子には、無垢のシリカ微粒子と、シリカ、金
属酸化物またはこれらの複合酸化物からなる核およびそ
の周囲に形成されたシリカからなる微粒子とを包含す
る。
iO2 、ZrO2 、SnO2 、CeO2 、等を例示する
ことができ、また、複合酸化物としては、SiO2 −A
l2O3 、TiO2 −Al2 O3 、TiO2 −Zr
O2 、SiO2 −TiO2 、SiO2 −TiO2 −Al
2 O3 、等を例示することができる。
素に有機基が直接結合している。シリカ微粒子中の有機
基の含有量としては、無垢のシリカ微粒子の場合、シリ
カ微粒子中の全珪素のモル数(ST )に対する、有機基
が直接結合した珪素のモル数(SR )の比〔SR /
ST 〕は、0.001〜0.9、特に、0.01〜0.
7の範囲にあること好ましい。また、シリカ以外の金属
酸化物の核を有する微粒子の場合には、シリカ微粒子中
の全珪素のモル数(ST )とシリカ以外の金属酸化物の
金属元素のモル数(M)の和に対する、有機基が直接結
合した珪素のモル数(SR )の比〔SR /(ST +
M)〕が、0.001〜0.9、特に、0.01〜0.
7の範囲にあること好ましい。上記の比が0.001未
満では、有機基の含有効果が発現し難く、0.9を越え
ると有機基の性質が強くなり、水中で粒子同士の凝集が
起こり易くなる。
数1〜10の非置換または置換炭化水素基が用いられ、
炭化水素基、炭化ハロゲン基、エポキシアルキル基、ア
ミノアルキル基、メタクリルアルキル基、メルカプトア
ルキル基などを挙げることができる。具体的には、メチ
ル基、フェニル基、イソブチル基、ビニル基、トリフル
オロプロピル基、β−(3、4エポキシシクロヘキシ
ル)基、γ−グリシドキシプロピル基、γ−メタクリロ
キシプロピル基、N−β(アミノエチル)γ−アミノプ
ロピル基、γ−アミノプロピル、N−フェニル−γ−ア
ミノプロピル基、γ−メルカプトプロピル基などを挙げ
ることができる。なお、このような有機基は、原料とし
て用いられる有機珪素化合物からシリカ微粒子製造工程
中に導入される。
子分散ゾルの製造方法について説明する。シリカ微粒子
分散ゾルは、酸性珪酸液および前記〔化2〕で表される
有機珪素化合物の加水分解物をpH10以上のアルカリ
水溶液中に同時に添加して製造することができる。
オン交換樹脂で処理すること等によって、アルカリを除
去して得られる珪酸であり、本発明では、pH2〜4、
SiO2 濃度が約7重量%以下の酸性珪酸液を用いるこ
とが好ましい。
は、具体的に、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジ
メトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ジフェ
ニルジメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジ
メチルジエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラ
ン、ジフェニルジエトキシシラン、イソブチルトリメト
キシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエ
トキシシラン、ビニルトリス(βメトキシエトキシ)シ
ラン、3,3,3−トリフルオロプロピルトリメトキシ
シラン、メチル−3,3,3−トリフルオロプロピルジ
メトキシシラン、β−(3,4エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシトリ
プロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
トリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチ
ルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジ
エトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリエト
キシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピ
ルメチルジメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ
−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノ
エチル)γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−
アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリ
メトキシシラン、トリメチルシラノール、メチルトリク
ロロシラン、メチルジクロロシラン、ジメチルジクロロ
シラン、トリメチルクロロシラン、フェニルトリクロロ
シラン、ジフェニルジクロロシラン、ビニルトリクロル
シラン、トリメチルブロモシラン、ジエチルシラン等が
挙げられる。
で、予め加水分解しておくことにより、反応系に均一に
混合できるようにすることが必要である。加水分解は、
これら有機珪素化合物の加水分解法として周知の方法を
採用することができる。加水分解触媒として、アルカリ
金属の水酸化物や、アンモニア水、アミン等の塩基性の
ものを用いた場合、加水分解後これらの塩基性触媒を除
去して、酸性溶液にして用いることが好ましい。また、
有機酸や無機酸などの酸性触媒を用いて加水分解物を調
製した場合、加水分解後、イオン交換等によって酸性触
媒を除去することが好ましい。なお、得られた有機珪素
化合物の加水分解物は、水溶液の形態で使用することが
望ましい。
は、酸性珪酸液と有機珪素化合物の加水分解物の水溶液
を別々に調製した後、この水溶液を同時に所定の割合
で、pH10以上のアルカリ水溶液からなる反応母液中
に撹拌しながら徐々に添加する。あるいは、酸性珪酸液
と有機珪素化合物の加水分解物の混合水溶液を調製し、
この混合水溶液をアルカリ水溶液に添加することもでき
る。
珪素化合物を加水分解後、アルカリを除去して得られる
水溶液、または酸性珪酸液によって有機珪素化合物を加
水分解して得られる水溶液を上記のアルカリ水溶液に添
加して有機基含有シリカ微粒子分散ゾルを製造すること
もできる。
と前記有機基が直接結合した珪素のモル数(SR )の和
と、前記有機基が直接結合した珪素のモル数(SR )の
比〔SR /(SK +SR )〕は、0.01〜0.9の範
囲にあることが好ましい。
pH値は変化するが、本発明ではこのpH値を所定の範
囲に制御するような操作は特に必要ない。反応母液は、
最終的に、酸性珪酸液と有機珪素化合物の種類とその混
合割合とによって定まるpH値に落ち着く。
の製造方法では、前記アルカリ水溶液中に、シリカまた
は金属酸化物、あるいはこれらの複合酸化物からなる微
粒子を分散させたゾルを用いることもできる。この方法
は、これらの無機酸化物微粒子をシード粒子として所定
の粒径まで粒子成長させる方法であり、無機酸化物微粒
子を核とする有機基含有シリカ微粒子を得ることができ
る。
制限はなく、SiO2 、Al2 O3、TiO2 またはZ
rO2 等の無機酸化物またはこれらの複合酸化物の微粒
子が用いられ、通常、これらのゾルを用いることができ
る。SiO2 を本発明のシード粒子として用いる場合
は、前記本発明の製造方法によって得られたゾルをシー
ド粒子分散液としてもよい。
粒子分散液中に、前記化合物の水溶液を撹拌しながら添
加する。この場合も、分散液のpH制御は行わず成り行
きに任せる。このように、無機酸化物微粒子を核として
有機基含有シリカ微粒子を成長させると、成長粒子の粒
径コントロールが容易であり、粒度の揃ったものを得る
ことができる。
基に反応性を持たせることにより、その有機基と所望の
化合物を反応させて粒子の表面修飾を行うことも可能と
なる。
リカ微粒子は、シリカの骨格中に有機基を含んでいるた
め、多孔質となる。
を濃縮する場合には、予めゾル中のアルカリ金属イオ
ン、アルカリ土類金属イオンおよびアンモニウムイオン
等の一部を除去した後に濃縮した方が、安定な濃縮ゾル
が得られる。除去方法としては、限外濾過等の公知の方
法を採用することができる。
コール、セロソルブ等の有機溶媒と溶媒置換してオルガ
ノ化することができる。溶媒置換の方法は、限外濾過等
の公知の方法を採用する。
比3.1の珪酸ソーダ水溶液を純水で希釈し、SiO2
濃度5.2重量%の希珪酸ソーダ水溶液を調製した。こ
の水溶液を水素型陽イオン交換樹脂層(三菱化学(株)
製、ダイヤイオンSK−1B)が充填されたイオン交換
カラムに通して、SiO2 濃度5.0重量%、pH2.
7の酸性珪酸液を調製した。また、Na2 O濃度は0.
1重量%以下であった。
0.65重量%の水酸化ナトリウム水溶液967.5g
に混合し室温で1時間撹拌して、CH3 SiO3/2 とし
て1.6重量%のメチルトリメトキシシラン加水分解物
の水溶液を得た。この水溶液を上記イオン交換カラムに
通して、酸性水溶液を調製した。得られた酸性水溶液中
のCH3 SiO3/2 濃度は1.5重量%、pHは3.5
であった。また、Na2 O濃度は0.1重量%以下であ
った。
%のシリカゾル20gと純水380gの混合物に、5重
量%水酸化ナトリウム水溶液を添加してpH12に調整
した後、80℃に加温した。この反応母液に、SiO2
濃度1.5重量%に純水で希釈した上記酸性珪酸液90
0gと、上記酸性水溶液900gとを10時間かけて同
時に添加した。その間、反応液の温度を80℃に保持し
た。添加終了後、反応液を室温まで冷却することによ
り、メチル基含有シリカ微粒子分散ゾルを得た。
積S(m2/g)および平均粒径Dp(nm)を、前記反応母液の
pHと共に表1に示す。なお、比表面積はタイトレーシ
ョン法〔Analytical Chemistry Vol.28, No.12 (1956)
〕に基づいて測定し、平均粒径は動的光散乱法により
測定した。
素の割合は、次の方法で求める。ゾルを100℃で一昼
夜真空乾燥し、水等の揮発成分を完全に除去して得られ
た粉体試料約5gを精秤し、0.05NのNaOH水溶
液250mlに分散し、室温で10時間撹拌を続ける。
これにより粉体試料中の未反応の加水分解性基は全て加
水分解されて分散媒の水中に抽出される。該分散液中の
粉体試料を超遠心分離により分離、水洗を繰り返し行っ
た後、200℃で5時間乾燥した粉末試料について、元
素分析により全炭素含量を測定し、原料に用いた有機基
の平均炭素数より、有機基の直接結合した珪素のモル数
を求め、全珪素のモル数との割合を計算した。
水酸化ナトリウム水溶液940.8gに混合し室温で1
時間撹拌して、CH2 CHSiO3/2 として3.2重量
%のビニルトリメトキシシラン加水分解物の水溶液を得
た。この水溶液を実施例1で使用したイオン交換カラム
に通して、酸性水溶液を調製した。得られた酸性水溶液
中のCH2 CHSiO3/2 濃度は3.0重量%、pHは
3.7であった。また、Na2 O濃度は0.1重量%以
下であった。
水分解、イオン交換して得られた酸性水溶液の代わり
に、上記ビニルトリメトキシシランを加水分解、イオン
交換して得られた酸性水溶液を用いた以外は実施例1と
同様にして、ビニル基含有シリカ微粒子分散ゾルを得
た。
酸ソーダ水溶液を純水で希釈してSiO2 濃度0.8重
量%とした希珪酸ソーダ水溶液1967.5gとを混合
した。この混合溶液を室温で1時間撹拌して、CH3 S
iO2/3 −SiO2 として1.6重量%の水溶液を得
た。この水溶液を実施例1で使用したイオン交換カラム
に通して、酸性水溶液を調製した。得られた酸性水溶液
中のCH3 SiO2/3 −SiO2 濃度は1.5重量%、
pHは2.9であった。また、Na2 O濃度は0.1重
量%以下であった。
シシランを加水分解、イオン交換して得られた酸性水溶
液の代わりに、上記酸性水溶液1800gを用いた以外
は実施例1と同様にして、メチル基含有シリカ微粒子分
散ゾルを得た。
の水酸化ナトリウム水溶液974.0gに混合し室温で
1時間撹拌して、(CH3 )2 SiOとして1.6重量
%のジメチルジメトキシシラン加水分解物の水溶液を得
た。この水溶液を実施例1で使用したイオン交換カラム
に通して、酸性水溶液を調製した。得られた酸性水溶液
中の(CH3 )2 SiO濃度は1.5重量%、pHは
3.3であった。また、Na2 O濃度は0.1重量%以
下であった。
水分解、イオン交換して得られた酸性水溶液の代わり
に、上記ジメチルジメトキシシランを加水分解、イオン
交換して得られた酸性水溶液を用いた以外は実施例1と
同様にして、メチル基含有シリカ微粒子分散ゾルを得
た。
水溶液400gに代えた以外は実施例1と同様にして、
メチル基含有シリカ微粒子分散ゾルを得た。
iO2 濃度20重量%のシリカゾル30gと純水370
gの混合物に、5重量%水酸化ナトリウム水溶液を添加
してpH11.5に調整した反応母液を用い、かつ、添
加する酸性水溶液を100gとした以外は実施例1と同
様にして、メチル基含有シリカ微粒子分散ゾルを得た。
O2 濃度10重量%のチタニアゾル60gと純水340
gの混合物に、5重量%水酸化ナトリウム水溶液を添加
してpH11に調整した反応母液を用いると共に、該反
応母液の温度を60℃とし、添加する酸性珪酸液と酸性
水溶液の量を各々100gとした以外は実施例1と同様
にして、酸化チタンを核とするメチル基含有シリカ微粒
子分散ゾルを得た。
散ゾルの製造方法は、反応液のpHコントロールを不要
とすることから、コロイド状微粒子を生成させる操作が
容易であり、製造プロセスを簡略化することができる。
本発明によって得られる有機基含有シリカ微粒子分散ゾ
ルは、分散微粒子の内部と表面に有機基を有しているの
で、有機溶媒や有機物、樹脂との親和性が高くなってい
る。また、分散微粒子の比表面積が大きく、微粒子の内
部に多数の細孔を有している。従って、触媒としての用
途以外にも、以下のような種々の用途に適用することが
できる。
るため、有機物や樹脂中にフィラーとして分散した際
に、塗料中での凝集が起こりにくく、さらに、磁気テー
プ用フィルムに配合する際にも、凝集や脱落が起こりに
くい。
和力が強いことから、低屈折率用のフィラーとしたり、
シリカ微粒子の細孔中に染料や顔料を固定して色素材料
としての利用も可能である。
耐火物用のバインダーとして用いれば、高強度の成形体
を得ることができ、例えば、精密鋳造用ロストワックス
法のバインダーとして用いれば、強度に優れた型を得る
ことができる。また、セラミックスシート等の無機繊維
のバインダーとして用いれば、引張強度の優れた無機繊
維が得られる。
とから、セメント配合剤や土壌硬化剤としても用いるこ
とができ、土壌硬化剤として用いた場合には、配合量に
よって硬化剤のゲル化速度を調整することが可能にな
る。
使用されるオリ下げ剤、クロマトグラフ充填剤、滑り性
向上剤、化粧品配合剤、潤滑剤、増粘剤、食料品の鮮度
保持剤等に有用である。
る有機基含有シリカ微粒子分散ゾルは、シード粒子とし
て種々の金属酸化物を核として用いることができるの
で、その金属酸化物が有する機能を利用した用途に使用
することができる。例えば、特定の屈折率を有する金属
酸化物を用いれば、屈折率調整用のフィラーとして使用
することができる。また、紫外線遮蔽機能を有する金属
酸化物を用いれば、紫外線遮蔽用のフィラーとすること
ができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 酸性珪酸液および〔化1〕で表される有
機珪素化合物の加水分解物をpH10以上のアルカリ水
溶液中に同時に添加してコロイド状微粒子を生成させる
ことを特徴とする有機基含有シリカ微粒子分散ゾルの製
造方法。 【化1】 Rn R′m SiX4-(n+m) 〔但し、R,R′:炭素数1〜10の非置換または置換
炭化水素基、 X:炭素数1〜4のアルコキシ基、シラノール基、ハロ
ゲン、水素、 n、m:0〜3、n+m=1〜3〕 - 【請求項2】 シリカ、金属酸化物またはこれらの複合
酸化物からなる微粒子が分散した、pH10以上の分散
液中に、酸性珪酸液および前記〔化1〕で表される有機
珪素化合物の加水分解物を同時に添加し、該微粒子を核
として粒子成長を行わせてコロイド状微粒子を生成させ
ることを特徴とする有機基含有シリカ微粒子分散ゾルの
製造方法。
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