JP3491681B2 - マルチエアハンマ装置 - Google Patents

マルチエアハンマ装置

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JP3491681B2
JP3491681B2 JP34479899A JP34479899A JP3491681B2 JP 3491681 B2 JP3491681 B2 JP 3491681B2 JP 34479899 A JP34479899 A JP 34479899A JP 34479899 A JP34479899 A JP 34479899A JP 3491681 B2 JP3491681 B2 JP 3491681B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチエアハンマ
装置に係り、特に方向の修正機能を備えた掘削機に適用
されるマルチエアハンマ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、掘削方向の修正機能を備えたマル
チエアハンマ装置としては、特公平3−45195号公
報に開示されている装置がある。このマルチエアハンマ
装置は、複数本のエアハンマが収納配置された内管を軸
線に対して傾斜した斜孔を有する外管に収納して構成し
たものであり、通常の掘削を行う場合は、内管と外管と
を同時に回転させて掘進する。一方、掘削方向を修正す
る場合は、内管を修正する方向に向け、内管のみを先進
させて掘進する。内管は外管に形成された斜孔に沿って
斜め方向に掘進するので、これにより掘削方向が修正さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このマ
ルチエアハンマ装置では、二重管構造にしなければなら
ず、方向修正時には外管を回転させる必要があるため、
装置全体が大型かつ複雑化するという欠点があった。ま
た、その施工手順も、まず内管のみを推進させて掘削方
向を修正し、その後、外管を推進させて、再び通常の掘
削を再開するという手順で行わなければならず、修正に
時間がかかるという欠点があった。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、簡単な構成で効率よく掘削方向を修正できるス
イベル装置及びそれを使用したマルチエアハンマ装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、前記目的を達成するために、ハンマケースと、前記
ハンマケース内に収納配置され、エアの供給で作動し
て、先端に装着されたビットを打撃する複数本のエアハ
ンマと、前記ハンマケースの後端同軸上に連結される掘
削軸と、前記ハンマケースに連結され、前記各エアハン
マに単独に作動エアを供給する複数本の供給配管と、前
記掘削軸と前記供給配管とを回転させる回転駆動手段
と、前記供給配管にエア供給手段から供給される作動エ
アを供給するスイベル装置と、を備えたマルチエアハン
マ装置において、前記スイベル装置は、ケースと、前記
ケースに回転自在に設けられ、一端が前記掘削軸と前記
複数本の供給配管とに連結される回転体と、前記回転体
に所定の間隔をもって形成され、前記ケースとの間で供
給室を形成する複数の凹部と、前記回転体に形成され、
前記供給室と前記供給配管とを連通する供給路と、前記
ケースに所定の間隔をもって形成され、前記ケースに連
通された複数の供給口と、からなり、前記エア供給手段
から前記複数の供給口に選択的に作動エアを供給するこ
とにより前記エアハンマの作動を制御し、掘削方向を修
正することを特徴とする。
【0008】本発明によれば、直進掘削時は、全ての供
給口から作動エアを供給する。供給口から供給された作
動エアは、回転して供給口に連通された供給室に供給さ
れ、その供給室から供給路、供給配管を介して各エアハ
ンマに供給される。これにより、全てのエアハンマが作
動され、地盤が均等に掘削されて地盤が直線的に掘削さ
れる。一方、方向修正時は、たとえば修正する方向に位
置した供給口に供給する作動エアのエア圧を他の供給口
に供給する作動エアのエア圧よりも高く設定して、各供
給口に作動エアを供給する。これにより、修正すべき方
向に位置した供給口に連通されたエアハンマのみが強い
打撃力で地盤を掘削し、この結果、徐々に修正すべき方
向にエアハンマ全体が進み、掘削方向が修正される。こ
のように、本発明によれば、エアハンマに供給する作動
エアの供給操作だけで簡単に掘削方向の修正を行うこと
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係るマルチエアハンマ装置の好ましい実施の形態につい
て詳説する。
【0010】図1は、本発明が適用されたマルチエアハ
ンマ装置の水平掘削全体構成図である。同図に示すよう
に、マルチエアハンマ装置は、主としてケーシング12
を先導する先導ハンマ体10と、その先導ハンマ体10
を推進させる推進機38とから構成されている。
【0011】まず、先導ハンマ体10の構成について説
明する。図2、図3に示すように、先導ハンマ体10は
3本のエアハンマ16A、16B、16Cを備えてい
る。各エアハンマ16A〜16Cは、それぞれハンマケ
ース18内に収納されており、ハンマケース18の軸芯
を中心とした同心円上に略等間隔に配設されている。
【0012】この3本のエアハンマ16A〜16Cは、
それぞれ円筒状に形成されたハンマーシリンダ20A〜
20Cと、そのハンマーシリンダ20A〜20C内を摺
動するハンマーピストン22A〜22Cとから構成され
ている。ハンマーシリンダ20A〜20Cは、その先端
部にビットチャック24A〜24Cが装着されており、
このビットチャック24A〜24Cにビット26A〜2
6Cが摺動自在に支持される。一方、ハンマーピストン
22A〜22Cは、後述する給気ラインから個別に供給
されるエアに駆動されて各々個別にハンマーシリンダ2
0A〜20C内を摺動する。そして、このハンマーピス
トン22A〜22Cが、ハンマーシリンダ20A〜20
C内を摺動することにより、ビット26A〜26Cの後
端面がハンマーピストン22A〜22Cに打撃されて、
ビット26A〜26Cが岩盤を掘削する。
【0013】ここで、このビット26A〜26Cは、図
3に示すように、3本とも同じ外観形状を有しており、
各ビット26A〜26Cが結合することにより、全体と
して円形状に形成される。そして、この各ビット26A
〜26Cには、それぞれ外周部から突出してビット26
A〜26Cの径を拡径するビットツース28A〜28C
が備えられている(拡縮ビット)。
【0014】ビットツース28A〜28Cは、図2に示
すように、それぞれビット26A〜26Cの先端部に形
成されたガイド溝30A〜30Cに沿って摺動自在に設
けられている。このガイド溝30A〜30Cは、それぞ
れハンマケース18の軸心を中心とした半径方向に沿っ
て形成されており、また、それぞれハンマケース18の
軸心に対して所定角度傾けられて形成されている。ビッ
トツース28A〜28Cは、このガイド溝30A〜30
Cに沿ってハンマケース18の中心から放射状に摺動す
る。
【0015】ここで、このビットツース28A〜28C
は、その移動範囲が一定範囲に規制されており、先端方
向へ向かう移動は、図示しないストッパーピンによって
規制されている。すなわち、ビットツース28A〜28
Cにはストッパーピンが固着されており、ストッパーピ
ンはガイド溝30A〜30Cに形成された図示しないス
トッパー溝に嵌め合わされている。このストッパー溝
は、ガイド溝30A〜30Cに沿って所定長さ形成され
ており、このストッパー溝の先端部にストッパーピンが
当接することにより、ビットツース28A〜28Cの先
端方向の移動が規制される。一方、ビットツース28A
〜28Cの後端方向への移動は、ビットツース28A〜
28Cの後端面28a〜28cが、ガイド溝30A〜3
0Cの後端面30a〜30cに当接することにより規制
される。
【0016】なお、ガイド溝30A〜30Cとビットツ
ース28A〜28Cは、それぞれ断面台形状に又はアリ
溝形状に形成されており、各ビットツース28A〜28
Cがガイド溝30A〜30Cから外れるのが防止されて
いる。
【0017】前記のごとく構成されたビットツース28
A〜28Cは、後端方向(図2において右方向)に移動
することにより、ビット26A〜26Cの外周から突出
して拡径し、これによりビット26A〜26Cの外径が
ケーシング12の外径よりも大きくなる。なお、このと
き各ビットツース28A〜28Cの先端面は、ビット2
6A〜26Cの先端面と同一面上に位置する。また、ビ
ットツース28A〜28Cは、先端方向(図2において
左方向)に移動することにより、その外周がビット26
A〜26Cの外周面と同一面上に位置して縮径し、ケー
シング12内を移動可能になる。
【0018】なお、各ビット26A〜26Cのガイド溝
30A〜30Cには、ビット26A〜26Cの中央部に
形成された排気路34A〜34Cの排気口34a〜34
cが形成されている。各エアハンマ16A〜16Cの作
動に供されたエアは、この排気口34a〜34cから掘
削孔112内に排気される。これにより、ガイド30A
〜30C等に掘削土砂等が詰まるのが防止される。
【0019】また、各ビット26A〜26C及び拡径ビ
ットツース28A〜28Cの先端面には、それぞれ超硬
合金製のメタルチップ36、36、…が充分な数固定さ
れており、このメタルチップ36、36、…に打撃され
て地盤が掘削される。
【0020】さらに、各ビット26A〜26Cは、その
先端面(打撃面)が中心に向かって傾斜するコーンケー
ブ状に形成されている。このため、1本のエアハンマだ
けが運転、若しくは1本のエアハンマだけが強く運転さ
れた場合、コーンケーブの傾斜面から発生する外周方向
に向かう打撃反力により、修正効果が高まる。
【0021】次に、推進機38の構成について説明す
る。図1に示すように、発進立坑42内には、推進ベー
ス44が水平に設置されている。この推進ベース44上
にはガイドレール46が設けられており、該ガイドレー
ル46上を推進装置40が摺動自在に支持されている。
推進装置40には推進シリンダ48が連結されており、
この推進シリンダ48に駆動されて、推進装置40はガ
イドレール46上を摺動する。
【0022】推進装置40には、図1に示すように、排
土ケース50が連結されている。この排土ケース50の
前面にはケーシング12が支持されており、内部にはオ
ーガロッド52が挿通されている。
【0023】オーガロッド52は、図1に示すように、
中空軸54の外周に螺旋状のオーガ翼56を一体成形し
て構成されており、その中空軸54の周囲には3本の独
立した給気配管58A、58B、58Cが配設されてい
る(図5参照)。このオーガロッド52は、先導ハンマ
体10のハンマケース18の後端部に一体成形されたケ
ースロッド60に連結されている。ケースロッド60
は、図2に示すように、オーガロッド52と同様に中空
軸62の外周に螺旋状のオーガ翼64を一体成形して構
成されており、その中空軸62の周囲には3本の独立し
た給気配管66A、66B、66Cが配設されている。
ケースロッド60とオーガロッド52とは、互いの中空
軸同士及び給気配管同士が連結されている。
【0024】また、推進装置40には、先導ハンマ体1
0の回転角度の検知装置が備えられたオーガ軸回転装置
68が設けられている。オーガーロッド52は、このオ
ーガ軸回転装置68に駆動されて連続的に若しくは間欠
的に回転又は揺動する。そして、このオーガロッド52
が回転又は揺動することにより、先導ハンマ体10が回
転又は揺動する。
【0025】また、推進装置40には、地上に設置され
たエアコンプレッサー72から給気パイプ74X、74
Y、74Zを介して供給されるエアを給気配管58A、
58B、58Cに供給するエアスイベル70が設けられ
ている。このエアスイベル70は、図6に示すように、
エアスイベル本体76とエアスイベル回動装置78とか
ら構成されている。
【0026】エアスイベル本体76は、主として円筒状
に形成されたケース80と、そのケース80内に軸受8
2、82、…を介して回動自在に設けられた回転体84
と、から構成されている。
【0027】ケース80には、図7に示すように、その
外周面上に一定の間隔をもって3つの給気口86X、8
6Y、86Zが形成されている。給気口86X、86
Y、86Zはケース80の内周部に連通しており、この
給気口86X、86Y、86Zにエアコンプレッサー7
2に連結された給気パイプ74X、74Y、74Zが連
結されている。
【0028】一方、回転体84は円筒状に形成されてお
り、その中央部分には外周方向に拡径した拡径部87が
形成されている。この拡径部87は、シール87a、8
7aを介してケース80の内周面に摺接しており、その
外周面上には、図7に示すように断面円弧状の凹部88
A、88B、88Cが一定の間隔をもって3か所に形成
されている。この3つの凹部88A、88B、88C
は、ケース80の内周面との間で給気室90A、90
B、90Cを形成し、この給気室90A、90B、90
Cにケース80の給気口86X、86Y、86Zから作
動エアが供給される。
【0029】オーガロッド52は、この回転体84の先
端面に連結されており、オーガロッド52の中空軸54
と回転体84の中空部84aとが互いに連通されてい
る。
【0030】 また、オーガロッド52の各給気配管5
8A、58B、58Cは、回転体84に形成された3本
の給気路92A、92B、92Cを介して給気室90
A、90B、90Cに連通されている。したがって、給
気室90A〜90Cに作動エアが供給されると、その作
動エアが給気路92A〜92Cを通って給気配管58A
〜58Cに供給され、給気配管58A〜58Cからエア
ハンマ16A〜16Cに供給される。このとき、給気室
90Aにのみ作動エアが供給された場合は、給気路92
A、給気配管58Aを通ってエアハンマ16Aにのみ作
動エアが供給され、エアハンマ16Aのみが作動され
る。
【0031】ところで、掘削に際してオーガロッド52
は回転するので、このオーガロッド52が連結された回
転体84も回転する。この結果、各給気室90A〜90
Cも回転し、各給気室90A〜90Cは、各給気口86
X〜86Zに連通された場合にのみ作動エアが供給され
る。ここで、たとえば給気口86Xにのみ作動エアを供
給した場合は、この給気口86Xに連通された場合にの
み各給気室90A〜90Cには作動エアが供給される。
したがって、この場合、給気口86Xの方向に位置する
エアハンマのみが作動され、この方向の地盤のみが掘削
されることとなる。これにより、選択的に特定方向のみ
の地盤を掘削できるようになる。
【0032】エアスイベル回動装置78は、エアスイベ
ル本体76のケース80を回転させて給気口86X〜8
6Zの位置を変える装置であり、モータ94を備えてい
る。このモータ94は推進装置40に設けられており、
その出力軸には駆動ギア96が固着されている。駆動ギ
ア96はエアスイベル回転用ギア98に噛合されてお
り、エアスイベル回転用ギア98はシリンダ100を介
してエアスイベル本体76のケース80に連結されてい
る。モータ94を駆動すると、そのモータ94の回転が
駆動ギア96を介してエアスイベル回転用ギア98に伝
達され、エアスイベル本体76のケース80が回転す
る。また、シリンダ100を駆動すると、エアスイベル
70と共にオーガロッド52が推進し、先導ハンマ体1
0が推進される。
【0033】エアスイベル70は前記のごとく構成され
る。なお、エアコンプレッサー72からエアスイベル本
体76の各給気口86X〜86Zに供給するエア量は、
各給気口86X〜86Zに連通されている給気パイプ7
4X、74Y、74Zに設置されたバルブ102X〜1
02Zの開閉を制御することにより調整される。そし
て、このバルブ102X〜102Zの開閉を制御して、
各給気口86X〜86Zに供給するエア量を制御するこ
とにより、各エアハンマ16A〜16Cの打撃力を調整
して作動させたり、停止させたり、特定方向でのみ作動
させたりする。このバルブ102X〜102Zの開閉
は、操作盤104からの操作又は手動による開閉操作に
よって各々個別に制御される。
【0034】なお、図1において、符号106は排土装
置であり、前記排土ケース50に回収された掘削土砂
は、この排土装置106で地上に排土される。なお、先
導ハンマ体10のビット26A〜26Cで掘削された掘
削土砂は、排気エアによって先導ハンマ体10のハンマ
ケース18とケーシング12の間を通ってケーシング1
2内に運ばれ、排気エアと共に回転するオーガロッド5
2によって排土ケース50に搬送され、排土装置106
に回収される。
【0035】また、図1において、符号108は推進シ
リンダ48等を駆動する油圧ユニット、符号110は、
滑材を注入するとともにエア漏れを防止するためのエン
トランスパッカである。
【0036】また、図1において、符号114はトラン
シットであり、先導ハンマ体10の偏位量の測定に使用
する。このトランシット114による先導ハンマ体10
の偏位量の測定方法は、次のとおりである。図4に示す
ように、ケースロッド60の中空軸62の内部には、タ
ーゲット63が設けられている。このターゲット63に
は、3つの測定点P0 、P1 、P2 が形成されている。
測定点P0 はハンマケース18の中心(=中空軸62の
中心)に形成されており、また、測定点P1 、P2 は、
ハンマケース18の中心とエアハンマ16Aの中心とを
結ぶ直線上に一定の間隔をもって形成されている。トラ
ンシット114は、この3つの測定点P 0 、P1 、P2
の位置(設計計画線に対する位置)を検出することによ
り、先導ハンマ体10の偏位量を検出する。たとえば、
設計計画線に対して測定点P0 が上方にズレていれば、
先導ハンマ体10が設計計画線より上方にズレているこ
とを示している。また、測定点P0 に対する測定点
1 、P2 の位置を測定することにより、エアハンマ1
6Aによって打撃されるビット26Aの位置を検出する
ことができる。
【0037】前記のごとく構成された本実施の形態のマ
ルチエアハンマ装置の作用は次のとおりである。
【0038】まず、エアハンマ16A〜16Cの作動原
理について説明する。エアハンマ16A〜16Cは、エ
アコンプレッサー72からの供給により作動する。すな
わち、エアコンプレッサー72からエアスイベル本体7
6の各給気室90A〜90Cに作動エアを供給すると、
その作動エアが給気路92A〜92C、給気配管58A
〜58Cを介して各エアハンマ16A〜16Cに供給さ
れ、各エアハンマ16A〜16Cが作動される。
【0039】ここで、各給気室90A〜90Cには、各
給気室90A〜90Cと各給気口86X〜86Zとが互
いに連通された場合にのみ作動エアが供給される。すな
わち、各給気室90A〜90Cは、エアハンマ16A〜
16Cの回転に伴って回転し、図8(a)、(b)、
(d)、(e)に示すように、各給気室90A〜90C
と各給気口86X〜86Zとが互いに連通された場合に
のみ、エアコンプレッサー72と連通されて作動エアが
供給される。一方、図8(c)に示すように、給気口8
6X〜86Zが回転体の84の外周面に塞がれた場合に
は、各給気室90A〜90Cには作動エアは供給されな
くなる。
【0040】以上の作動原理に従えば、たとえばバルブ
102Xのみを開き、給気口86Xにのみ作動エアを供
給した場合には、各給気室90A〜90Cには、給気口
86Xに連通された場合にのみ作動エアが供給されるこ
ととなる。したがって、これを利用することにより、給
気口86Xの方向の地盤のみを選択的に掘削することが
できるようになる。また、たとえば、バルブ102Xの
開度を大きくし、バルブ102Y、102Zの開度を小
さくすれば、給気口86Xの方向のみを強く打撃するこ
とができるようになり、打撃力に差を持たせて地盤を掘
削することができるようになる。
【0041】次に、本実施の形態のマルチエアハンマ装
置を使用した水平掘削方法について説明する。
【0042】図1に示すように、まず、先導ハンマ体1
0の先端に設けられているビット26A〜26Cを切羽
面に当接する。そして、推進装置40の推進シリンダ4
8を駆動する。これにより、先導ハンマ体10及びケー
シング12が推進する。
【0043】また、この推進シリンダ48の駆動と同時
にオーガ軸回転装置68を駆動してオーガロッド52を
回転させる。これにより、オーガロッド52の回転が先
導ハンマ体10に伝達されて、先導ハンマ体10が回転
する。
【0044】さらに、このオーガ軸回転装置68の駆動
と同時に、エアコンプレッサー72を駆動し、各バルブ
102X〜102Zを開く。これにより、エアコンプレ
ッサー72から給気パイプ74X〜74Zを介してエア
スイベル本体76の各給気口86X〜86Zに作動エア
が供給される。そして、この給気口86X〜86Zから
給気室90A〜90C、給気路92A〜92C、給気配
管58A〜58Cを介して先導ハンマ体10の各エアハ
ンマ16A〜16Cに供給され、エアハンマ16A〜1
6Cが作動する。すなわち、各エアハンマ16A〜16
Cのハンマーピストン22A〜22Cが作動し、ビット
26A〜26Cを打撃する。これにより、切羽面が繰り
返しビット26A〜26Cに打撃されて破砕される。
【0045】なお、このとき各ビット26A〜26Cに
設けられたビットツース28A〜28Cは、切羽面に当
接することにより、先端面から退避する方向に移動して
拡径する。そして、このビットツース28A〜28Cが
拡径することにより、ケーシング12の外径よりも大き
な径の掘削孔82が掘削される。
【0046】また、ビット26A〜26Cによって掘削
された掘削土砂は、排気エアの作用によってケーシング
12とハンマケース18との間からケーシング12内に
排出される。そして、ケーシング12内に排出された掘
削土砂は、排気エアと共に回転するオーガロッド52に
よって排土ケース50に搬送され、該排土ケース50か
ら排土装置106に回収される。
【0047】以上のように、通常の掘削時は、先導ハン
マ体10を一方向に回転させながら各エアハンマ16A
〜16Cを均等に作動させて地盤を掘削する。
【0048】次に、先導ハンマ体10が設計計画線から
ズレた場合における掘削方向の修正方法について説明す
る。
【0049】先導ハンマ体10が設計計画線からズレた
ことは、図6に示すように、ターゲット63の各測定点
0 〜P2 の位置をエアスイベル本体76の中空部84
aからトランシット114によって検出することにより
確認することができる。いま、図9(a)に示すように
先導ハンマ体10が設計計画線より真下方向にズレたこ
とが確認されたとする。この場合、給気口86X〜86
Zのうち何れか1つを修正すべき方向(この場合、真上
方向)に位置させる。ここでは、図8(a)に示すよう
に、給気口86Xを真上方向に位置させる。なお、修正
すべき方向に給気口86Xが位置している場合、この操
作は不要である。
【0050】次に、修正すべき方向に位置させた給気口
86Xに供給する作動エアのエア圧Pxを他の給気口8
6Y、86Zに供給する作動エアのエア圧Py、Pzよ
りも高く設定して(Px>Py=Pz)、供給しながら
推進させる。
【0051】上記のように給気口86Xにのみ高圧の作
動エアを供給すると、この給気口86Xに連通された給
気室のエアハンマのみが他のエアハンマよりも強い打撃
力で地盤を掘削する。
【0052】ところで、エアハンマ16A〜16Cは回
転しているので、給気口86Xに連通する給気室90A
〜90Cは連続的に変化する。したがって、強い打撃力
で地盤を掘削するエアハンマ16A〜16Cも連続的に
変化し、真上方向に位置したエアハンマのみが強い打撃
力で地盤を掘削する。具体的には、次のように掘削す
る。
【0053】図8(a)に示すように、給気口86Xに
給気室90Aが連通されている場合には、給気室90A
にのみ高圧の作動エアが供給され、この給気室90Aに
連通されたエアハンマ16Aのみが他のエアハンマ16
B、16Bよりも強い打撃力でビット26Aを打撃す
る。この結果、真上方向の地盤のみが強い打撃力で掘削
される。
【0054】ここで、各給気室90A〜90Cは一定の
幅をもって形成されているので、図8(b)に示すよう
に、先導ハンマ体10が回転しても、給気室90Aが給
気口86Xに連通されている間は、給気室90Aにのみ
高圧の作動エアが供給され、この結果、エアハンマ16
Aのみが強い打撃力で真上方向の地盤を掘削する。
【0055】そして、図8(c)に示すように、先導ハ
ンマ体10が回転し、給気口86Xが回転体84の外周
面に塞がれると、いずれの給気室90A〜90Cにも作
動エアが供給されなくなり、この結果、いずれのエアハ
ンマ16A〜16Cも作動しなくなる。
【0056】更に先導ハンマ体10が回転し、図8
(d)に示すように、給気口86Xに給気室90Bが連
通されると、今度は給気室90Bにのみ高圧の作動エア
が供給され、この結果、エアハンマ16Bのみが強い打
撃力で地盤を掘削する。この時、エアハンマ16Bは、
ほぼ真上方向に位置しており、この結果、真上方向の地
盤のみが強い打撃力で地盤を掘削する。
【0057】以上のように、真上方向の地盤のみを強い
打撃力で打撃して掘削すると、図9(a)〜(d)に示
すように、先導ハンマ体10の掘削方向が徐々に真上方
向に修正されてゆき、最終的に図9(e)に示すよう
に、設計計画線上に先導ハンマ体10の中心が位置す
る。
【0058】なお、設計計画線上に先導ハンマ体10の
中心が位置したことは、ターゲット63の測定点P0
位置が設計計画線の中心に一致したことをトランシット
114で検出することにより確認することができる。
【0059】そして、上記のように先導ハンマ体10の
中心が設計計画線上に位置したところで修正操作を終了
し、通常の掘削を再開する。すなわち、図8(e)に示
すように、各給気口86X〜86Zに供給する作動エア
のエア圧を均一に設定して(Px=Py=Pz)、各給
気口86X〜86Zに作動エアを供給する。これによ
り、各エアハンマ16A〜16Cが均一な打撃力で各ビ
ット26A〜26Cを打撃し、水平方向に直進して地盤
を掘削する。
【0060】このように、本実施の形態のマルチエアハ
ンマ装置によれば、簡単な作動エアの供給操作によって
掘削方向を修正できる。また、その修正動作も連続的に
行うことができ、効率よく掘削方向を修正できる。さら
に、本実施の形態のマルチエアハンマ装置では、従来の
マルチエアハンマ装置のように二重管構造にしたり、揺
動装置を設けたりするなど特別な装置を必要としないた
め、装置全体をコンパクトにすることができる。
【0061】なお、本実施の形態では、掘削方向を真上
方向に修正する場合について説明したが、トランシット
114側から見て左方向に修正する場合には、給気口8
6Xを左方向に向ける。この場合、エアスイベル回動装
置78のモータ94を駆動してエアスイベル本体76の
ケース80を回転させ、給気口86Xを左方向に向け
る。そして、給気口86Xに供給する作動エアのエア圧
Pxを他の給気口86Y、86Zに供給する作動エアの
エア圧Py、Pzよりも高く設定して(Px>Py=P
z)、各給気口86X〜86Zに作動エアを供給する。
これにより、左方向の地盤のみが強い打撃力で打撃され
て、先導ハンマ体10の掘削方向が左方向に修正され
る。
【0062】同様にトランシット114側から見て右方
向に修正する場合には、給気口86Xを右方向に向け、
給気口86Xに供給する作動エアのエア圧Pxを他の給
気口86Y、86Zに供給する作動エアのエア圧Py、
Pzよりも高く設定して(Px>Py=Pz)、各給気
口86X〜86Zに作動エアを供給する。
【0063】このように修正すべき方向にいずれか1つ
の給気口を向け、その給気口に供給する作動エアのエア
圧を他の給気口に供給する作動エアのエア圧よりも高く
すれば、360°任意の方向に掘削方向を修正させるこ
とができる。
【0064】なお、2つの給気口の中間地点を修正すべ
き方向に向け、その2つの給気口に供給する作動エアの
エア圧を残り1つの給気口に供給する作動エアのエア圧
よりも高く設定してもよい。たとえば、給気口86X、
86Yの中間地点を修正すべき方向に向け(この場合、
修正すべき方向と反対方向に給気口86Zが向く)、そ
の2つの給気口86X、86Yに供給する作動エアのエ
ア圧を給気口86Zに供給する作動エアのエア圧よりも
高く設定して、各給気口86X〜86Zに作動エアを供
給する。これにより、給気口86X、86Yに連通され
た2本のエアハンマが強い打撃力で修正すべき方向の地
盤を掘削して、掘削方向を修正する。
【0065】次に、先導ハンマ体10の掘削方向を修正
する場合の他の修正方法について説明する。
【0066】まず、給気口86X〜86Zのうち何れか
1つを修正すべき方向(この場合、真上方向)に位置さ
せる。ここでは、図8(a)に示すように、給気口86
Xを真上方向に位置させる。
【0067】次に、修正すべき方向に位置させた給気口
86Xにのみ作動エアを供給する。これと同時に、推進
シリンダ48とオーガ軸回転装置68を駆動し、先導ハ
ンマ体10を回転させながら推進させる。この時、作動
エアは給気口86Xにのみ供給されているので、この給
気口86Xに連通された給気室90A〜90Cにのみ作
動エアが供給される。
【0068】より具体的には、図8(a)に示すよう
に、給気口86Xに給気室90Aが連通されている場合
には、給気室90Aにのみ作動エアが供給され、この結
果、エアハンマ16Aのみが作動されて、真上方向の地
盤のみがビット26Aによって掘削される。
【0069】各給気室90A〜90Cは一定の幅をもっ
て形成されているので、図8(b)に示すように、先導
ハンマ体10が回転しても、給気室90Aが給気口86
Xに連通されている間は、給気室90Aにのみ作動エア
が供給され、この結果、エアハンマ16Aのみが作動さ
れる。
【0070】そして、図8(c)に示すように、先導ハ
ンマ体10が回転し、給気口86Xが回転体84の外周
面に塞がれると、いずれの給気室90A〜90Cにも作
動エアが供給されなくなり、この結果、いずれのエアハ
ンマ16A〜16Cも作動されなくなる。
【0071】更に先導ハンマ体10が回転し、図8
(d)に示すように、給気口86Xに給気室90Bが連
通されると、今度は給気室90Bにのみ作動エアが供給
され、この結果、エアハンマ16Bのみが作動される。
この時、エアハンマ16Bは、ほぼ真上方向に位置して
おり、この結果、真上方向の地盤のみがビット26Bに
よって掘削される。
【0072】上述したように、各給気室90A〜90C
は一定の幅をもって形成されているので、図8(e)に
示すように、先導ハンマ体10が回転しても、給気室9
0Bが給気口86Xに連通されている間は、給気室90
Bにのみ作動エアが供給され、この結果、エアハンマ1
6Bのみが作動され、このエアハンマ16Bによって真
上方向の地盤のみが掘削される。
【0073】以上説明したように、真上方向に位置した
給気口86Xにのみ作動エアを供給すると、先導ハンマ
体10を回転させても、真上方向に位置したエアハンマ
のみが作動するようになるので、真上方向の地盤のみが
掘削されるようになる。そして、このようにして修正す
べき方向の地盤が所定量掘削されたら、全てのエアハン
マ16A〜16Cを作動させて全てのビット26A〜2
6Cで地盤を掘削する。すなわち、全てのバルブ102
X〜102Zを均一に開き、全てのエアハンマ16A〜
16Cを均一に作動させる。これにより、切羽面の全体
が、ビット26A〜26Cによって掘削される。このと
き、修正すべき方向の地盤(この場合、真上方向)が、
あらかじめ先掘りされているため、先導ハンマ体10は
徐々に修正すべき方向に向かい掘削方向が修正される。
【0074】なお、1回の操作で所望の修正が達成され
ない場合は、必要に応じて上記操作を繰り返し行う。そ
して、必要な修正量が得られたところで、通常の掘削を
再開する。
【0075】このように、上記の方法で掘削方向を修正
する場合においても、簡単な作動エアの供給切り換え操
作によって掘削方向を簡単に修正できる。
【0076】なお、本実施の形態のマルチエアハンマ装
置では、先導ハンマ体10に3本のエアハンマ16A〜
16Cが設けられているが、エアハンマ16A〜16C
の配設本数は、これに限定されるものではない。
【0077】また、本実施の形態では、エアスイベル本
体76のケース80に3つの給気口86X〜86Zを形
成しているが、給気口の設置数は、これに限定されるも
のではない。たとえば、90°間隔で4つ形成してもよ
いし、60°間隔で6つ形成してもよい。
【0078】さらに、本実施の形態では、地盤を水平に
掘削する場合(推進工法)について説明したが、本発明
は、地盤を垂直方向に掘削する場合にも適用することも
できる。
【0079】また、本実施の形態では、本発明に係るス
イベル装置をマルチエアハンマ装置に適用した例で説明
したが、本発明に係るスイベル装置はエアハンマ以外の
複数個の掘削具を装着した装置にも適用できる。
【0080】また、本発明に係るスイベル装置は、エア
以外の流体を使用した装置にも適用することができる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数ある供給口のうち特定の供給口に選択的に流体を供
給するだけで、その方向に位置した供給配管にのみ選択
的に流体を供給することができる。
【0082】また、本発明によれば、エアスイベルの各
給気口に供給する作動エアの供給圧を調整するだけで、
特定の方向に地盤のみを選択的に掘削でき、効率よく簡
単に掘削方向を修正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマルチエアハンマ装置の実施の形
態の全体構成図
【図2】先導ハンマ体の構成を示す側面断面図
【図3】先導ハンマ体の正面図
【図4】図2に示した先導ハンマ体の4−4断面図
【図5】図2に示したオーガロッドの5−5断面図
【図6】エアスイベルの構成を示す側面断面図
【図7】図6に示したエアスイベルの7−7断面図
【図8】本発明に係るマルチエアハンマ装置の作用の説
明図
【図9】本発明に係るマルチエアハンマ装置の作用の説
明図
【符号の説明】
10…先導ハンマ体、12…ケーシング、16A〜16
C…エアハンマ、18…ハンマケース、20A〜20C
…ハンマーシリンダ、22A〜22C…ハンマーピスト
ン、26A〜26C…ビット、28A〜28C…ビット
ツース、36…メタルチップ、40…推進装置、42…
発進立坑、44…推進ベース、48…推進シリンダ、5
0…排土ケース、52…オーガロッド、54…中空軸、
58A〜58C…給気配管、60…ケースロッド、62
…中空軸、63…ターゲット、66A〜66C…給気配
管、68…オーガ軸回転装置、70…エアスイベル、7
2…エアコンプレッサー、74X〜74Z…給気パイ
プ、76…エアスイベル本体、78…エアスイベル回動
装置、80…ケース、84…回転体、86X〜86Z…
給気口、88A〜88C…凹部、90A〜90C…給気
室、92A〜92C…給気路、94…モータ、98…エ
アスイベル回転用ギア、100…シリンダ、102X〜
102Z……バルブ、104…操作盤、106…排土装
置、108…油圧ユニット、112…掘削孔、114…
トランシット

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンマケースと、前記ハンマケース内に収
    納配置され、エアの供給で作動して、先端に装着された
    ビットを打撃する複数本のエアハンマと、前記ハンマケ
    ースの後端同軸上に連結される掘削軸と、前記ハンマケ
    ースに連結され、前記各エアハンマに単独に作動エアを
    供給する複数本の供給配管と、前記掘削軸と前記供給配
    管とを回転させる回転駆動手段と、前記供給配管にエア
    供給手段から供給される作動エアを供給するスイベル装
    置と、を備えたマルチエアハンマ装置において、 前記スイベル装置は、 ケースと、 前記ケースに回転自在に設けられ、一端が前記掘削軸と
    前記複数本の供給配管とに連結される回転体と、 前記回転体に所定の間隔をもって形成され、前記ケース
    との間で供給室を形成する複数の凹部と、 前記回転体に形成され、前記供給室と前記供給配管とを
    連通する供給路と、 前記ケースに所定の間隔をもって形成され、前記ケース
    に連通された複数の供給口と、からなり、前記エア供給
    手段から前記複数の供給口に選択的に作動エアを供給す
    ることにより前記エアハンマの作動を制御し、掘削方向
    を修正することを特徴とするマルチエアハンマ装置。
  2. 【請求項2】 前記掘削軸は中空状に形成されるととも
    に、先端部にターゲットが内蔵され、該ターゲットには
    掘削軸の中心部から半径方向に一定の間隔をもって複数
    の測定点が設けられ、設計計画線に対する前記各測定点
    の位置を検出することにより、設計計画線に対するハン
    マケースの偏位量を検出することを特徴とする請求項1
    に記載のマルチエアハンマ装置。
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