JP3491213B2 - デジタルスチルカメラ、及びテレビ会議システム - Google Patents

デジタルスチルカメラ、及びテレビ会議システム

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JP3491213B2 JP17351295A JP17351295A JP3491213B2 JP 3491213 B2 JP3491213 B2 JP 3491213B2 JP 17351295 A JP17351295 A JP 17351295A JP 17351295 A JP17351295 A JP 17351295A JP 3491213 B2 JP3491213 B2 JP 3491213B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、撮像した光学像を画
像データにデジタル変換する画像処理手段を有するデジ
タルスチルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、種々のテレビ会議システムが提案
されているが、これらのシステムでは画像の電送中に予
めメモリ等に記録した画像を任意のタイミングで電送す
ることはできなかった。
【0003】また、画像の電送中にその画像を記録する
こともできなかった。
【0004】更に、上記システムにおいては、画像デー
タの電送速度によって電送した画像の画質が変化する。
即ち、データ量の多い画像データを電送すると、電送さ
れた画像は画質は高品質であるが動きがぎごちないもの
となり、画像のデータ量を減らして画像の動きを滑らか
にさせると、画像の品質は低下した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、テレビ
会議システムにおいて、電送する画像は現在撮像してい
る画像だけでなく、過去に撮像しメモリや各種の記録媒
体に記録した画像も同時に電送できた方が遙に便利であ
る。
【0006】また、テレビ会議システムにおいて、隣の
人が提示した物体や書類を電送すると共にその場でメモ
リや記録媒体に記録しておきたいこともある。
【0007】更に、テレビ会議システムを用い、対話し
ている人の顔を電送するときは多少画質が悪くても画像
の動きが滑らかな方がよいが、書類、図面、若しくは精
密な物体を電送したいときは画像の動きはぎごちなくて
も画質が良好な方がよい。このように電送するものによ
って画質を変えることが出来ることが望ましい。
【0008】以上の如く、テレビ会議システムにおいて
改善すべき問題は多数あるが、従来のビデオカメラを用
いたシステムでは実現不可能であった。
【0009】本願発明は、かかる問題を、デジタルスチ
ルカメラを用いて解決することを課題とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は本願発明にお
ける、撮像した光学像を画像データにデジタル変換する
画像処理手段を有するデジタルスチルカメラにおいて、
デジタル変換された画像データを電送するシリアル電送
モードと、記録手段により記録された画像データを電送
する記録画像電送モードとの2つの電送モードを有し、
該2つの電送モードに切り換え操作する切り換え手段を
備えたこと、又は、標準的な画質だが電送時間が短い電
送時間優先モードと、電送時間は長いが高品質の画質で
ある画質優先モードとの2つの電送モードを有し、該電
送モードを選択すべく切り換え操作する切り換え手段を
備えたこと、により解決される。
【0011】
【実施例】本願発明におけるデジタルスチルカメラの実
施例を図1乃至図7に基づいて、詳細に説明する。
【0012】図1は本願発明を実施するデジタルスチル
カメラのブロック図であり、先ず個々の動作を説明す
る。
【0013】撮像素子部3はCCD等であり、光学的な
撮影レンズ1によってその撮像素子3に結像された光学
像を光電変換して電気信号として出力する。
【0014】プリプロセス部4はAGC機能を持った前
段増幅であり、クランプやCDSなどのAD変換をする
前の基本的なアナログ処理を行う。また、メインマイコ
ン10の制御によって、前段増幅のAGC基準ゲインを
変更することも出来る。
【0015】AD変換部5は、プリプロセス部4からの
アナログのCCD出力信号をデジタル化した画像データ
に変換する。
【0016】信号処理部6はデジタル化されたCCD画
像データに、フィルタ処理、カラー化処理、ニー処理、
色変換処理などの処理を施し、例えばYCrCb形式で
メモリコントローラ9に出力する。他方、信号処理部6
にはDA変換器も内蔵されており、AD変換部5から入
力されるカラー化された映像信号や、メモリコントロー
ラ9から逆に入力される画像データをアナログ信号とし
て出力することもできる。これらの機能切り替えはメイ
ンマイコン10とのデータ交換によって行われ、必要に
応じてCCD信号の露出情報やフォーカス情報、ホワイ
トバランス情報をメインマイコン10へ出力することも
できる。
【0017】メモリコントローラ9では、信号処理部6
から入力される画像データをフレームメモリ11に蓄積
したり、逆にフレームメモリ11の画像データを信号処
理部6に出力する。フレームメモリ11は少なくとも1
画面以上の画像データを蓄積できる画像メモリであり、
VRAM、SRAM、DRAMなどが一般的に使用され
るが、ここではCPUのバスと独立動作可能なVRAM
を使用している。また、このメモリをシステムメモリと
共用しても良い。
【0018】記録部である画像蓄積用メモリ12は本体
に内蔵されたメモリであり、フレームメモリ11に撮影
された画像がメインマイコン10で画像圧縮処理などを
施された後に蓄えられる。この画像蓄積用の内蔵メモリ
としては、SRAM、DRAM、EEPROMなどがあ
るが、メモリ内の画像データ保存を考えるとEEPRO
Mが好ましい。
【0019】PCカードコントローラ13はICメモリ
カードなどの外部記録媒体とメインマイコン10とを接
続するものであり、フレームメモリ11に撮影された画
像がメインマイコン10で画像圧縮処理などを施された
後に、このPCカードコントローラ13からPCカード
バス14を介して外部記録媒体に記録することができ
る。PCカードコントローラ13を介して接続される外
部の保存用ICメモリカードとしては、SRAMカー
ド、DRAMカード、EEPROMカード等が使用で
き、モデムカードやISDNカードを利用して公衆回線
を介して直接画像データを遠隔地の記録媒体に電送して
も良い。
【0020】ストロボ部15は内蔵ストロボを発光させ
るための回路であり、ここでは撮影シーケンスを制御す
るメインマイコン10によって発光タイミングが得られ
る。
【0021】シリアルポートドライバ16はカメラ本体
と外部機器との情報電送を行うための信号変換を行う。
シリアル電送手段としてはRS−232−CやRS−4
22−Aなどの名称で知られる推奨規格があるが、ここ
ではRS−232−Cを使用している。
【0022】サブマイコン18はカメラ本体の操作スイ
ッチや液晶パネル19等のマン・マシン・インターフェ
イスを制御し、メインマイコン10に必要に応じて情報
伝達を行う。ここでは、メインマイコン10との情報伝
達にシリアル入出力端子を使用している。
【0023】絞り駆動部20は、例えばオートアイリス
などによって構成され、メインマイコン10の制御によ
って光学的な絞り2を変化させる。
【0024】フォーカス駆動部21は、例えばステッピ
ングモータによって構成され、メインマイコン10の制
御によってレンズ1の位置を変化させ、被写体の光学的
なピント面を撮像素子3に適正に合わせるためのもので
ある。
【0025】メインマイコン10は、主として撮影、記
録、再生のシーケンスを制御し、更には必要に応じて撮
影画像の圧縮再生や外部機器とのシリアルポート電送を
行う。ここで画像圧縮として、CCITTとISOで規
格化されているJPEG方式を使用する。また、ここで
はメインマイコン10でこの演算を行うようにしている
が、メインマイコン10の能力次第ではCPUバス上に
圧縮伸張の専用ICを配して行っても良い。
【0026】次に、撮影からメモリ記録への一連の基本
動作を説明する。
【0027】サブマイコン18に接続している各種スイ
ッチ情報よりカメラの動作モードが設定され、撮影のた
めの情報がメインマイコン10にシリアル情報として出
力される。この情報に応じてメインマイコン10は、メ
モリコントローラ9、信号処理部6、プリプロセス部
4、また必要に応じてPCカードコントローラ13やシ
リアルポートドライバ16を設定する。
【0028】サブマイコン18のレリーズスイッチS1
が押されると、サブマイコン18はその情報をメインマ
イコン10に伝える。メインマイコン10ではS1信号
がアクティブになったことを知ると、信号処理部6に画
像入力命令を発行し、信号処理部6は撮像素子3、プリ
プロセス部4、AD変換部5を動作させてCCD画像を
受け取る。受け取ったCCD画像データを信号処理部6
で基本的な信号処理を行った上で、輝度データの高周波
成分からフォーカス情報を、低周波成分から露出データ
を作成しておく。メインマイコン10では、これらのデ
ータを信号処理部6から読み取り、必要に応じて絞り駆
動部20やフォーカス駆動部21、更にはプリプロセス
部4のAGC増幅器のゲイン制御を行い、適正な露出や
ピントが得られるまで収斂をさせる。また、動作モード
によっては、信号処理部6からアナログ画像信号を出力
してNTSC信号としてコネクタ8より外部モニタに出
力する。
【0029】露出値、ピントが適正な値に収斂した後、
サブマイコン18からメインマイコン10にレリーズス
イッチS2が押されたことを示す信号が入力されると、
メインマイコン10はメモリコントローラ9に取り込み
の命令を出力する。また、必要に応じて取り込み画像の
フィールドタイミングでストロボ部15に発光信号を出
力する。メモリコントローラ9で画像の取り込み命令を
受けると、信号処理部6からの同期信号を検出し、所定
のタイミングで信号処理部6から出力されるYCrCb
形式などの画像データをフレームメモリ11に取り込
む。フレームメモリ11が画像の取り込みを終了する
と、メモリコントローラ9は取り込みが終了したことを
示すステータスを表示し、これをメインマイコン10が
読み取ることによって、メインマイコン10で撮影が終
了したことを知る。
【0030】撮影が終了した後にメインマイコン10で
は必要に応じて画像圧縮を行い、画像蓄積用メモリ1
2、外部接続されているPCカード、或いは外部シリア
ルポート17に接続されているパーソナルコンピュータ
へ画像データを転送する。
【0031】テレビ会議システムにこのデジタルスチル
カメラを利用するためには、上記の撮影を連続的に行
い、外部シリアルポート17に接続されているパーソナ
ルコンピュータへ画像データを転送するか、或いはモデ
ムカードやISDNカードを利用して、公衆電話回線を
介して直接画像データをやり取りする。
【0032】再生表示動作ではメインマイコン10で、
画像蓄積用メモリ12、外部接続されているPCカー
ド、或いは外部シリアルポートに接続されているパーソ
ナルコンピュータから画像データを読み取り、必要に応
じて画像の伸張を行いフレームメモリ11に書き込む。
この後、信号処理部6とメモリコントローラ9に画像を
表示するための命令を発行すると、メモリコントローラ
9でフレームメモリ11より画像データを読みとり、信
号処理部6を介しビデオアンプ7を経てNTSC出力端
子であるコネクタ8へ画像のアナログ信号を出力する。
【0033】なお、スイッチ22、23は後述する電送
モードに切り換える電送モード切り換えスイッチであ
る。
【0034】このようにしてカメラの撮影、記録、再
生、表示、伝送の機能は達成される。図2は前述の構成
を内蔵したデジタルスチルカメラの前面斜視図であり、
図3は同じく背面斜視図である。
【0035】図2において、カメラ前面には撮影レンズ
31、光学的ファインダの対物レンズ窓32が設けら
れ、カメラ上面には記録モードのときS1,S2からな
る2段のレリーズスイッチを作動させるレリーズ釦3
3、電源スイッチを作動させる電源釦34、記録モード
と再生モードに切り替えるモードスイッチを作動させる
モード釦35、フィールドとフレームに切り替える記録
モードスイッチを作動させる記録モード釦36、記録モ
ードのときセルフモードへ切り替えるセルフスイッチを
作動させるセルフ釦37、日付及び時刻設定モードに切
り替えるデートスイッチを作動させるデート釦38、電
子シャッタをフリッカレスの1/60,1/100及び
プログラム露出のオートに切り替えるシャッタスイッチ
を作動させるシャッタ釦39、後述する撮影駒番号等を
表示する液晶の表示パネル40、ストロボ自動発光、強
制発光、発光禁止の3モードに切り替えるストロボスイ
ッチを作動させるストロボ釦41が設けられ、カメラ右
側面にはNTSC信号を外部モニタに出力するコネクタ
42が設けられている。
【0036】図3において、カメラ背面には接眼レンズ
窓43が設けられ、更に蓋44を開くと、電送モード切
り換えスイッチ22、23を作動させる操作釦45、4
6が設けられ、背面から見た右側面には着脱自在で画像
情報を記録する記録媒体であるメモリカード50が挿入
されている。なお、メモリカードは必要に応じて着脱可
能である。
【0037】次に、本願発明におけるデジタルスチルカ
メラを用いたテレビ会議システムを図4に基づいて説明
する。
【0038】A地点において、前述の機能を有するデジ
タルスチルカメラ61を用いて第1対話者62を撮像
し、前述の如く画像処理手段であるプリプロセス部4、
AD変換部5、信号処理部6を用いて画像処理し、デジ
タル変換した画像データを図1における外部シリアルポ
ート17より出力し、電送手段RS−232−Sを用い
てパソコン63に入力する。続いて、パソコン63から
画像データを電話線若しくはLAN(Local Ar
ea Network)を用いてA地点より遠く離れた
B地点に電送する。B地点においては、同様に前述の機
能を有するデジタルスチルカメラ71がモデムカード若
しくはLANカードを装填しており、電送された第1対
話者62の画像データは装填されたカードを介して、デ
ジタルスチルカメラ71に入力され、アナログ画像信号
に変換された後、NTSC信号として図1におけるコネ
クタ8より出力されてモニタ73に画像表示される。
【0039】一方、B地点ではデジタルスチルカメラ7
1により第2対話者72を撮像し、デジタルスチルカメ
ラ71より同様に電話線若しくはLANを用いてA地点
に電送する。A地点に電送された第2対話者72の画像
データはパソコン63が受信し、モニタ64に画像表示
される。
【0040】このようにして、遠隔地でもテレビ会議を
行うことができるが、本システムにおいてはデジタルス
チルカメラを用いているので、特に下記の機能を果たす
ことができる。
【0041】第1に、画像データを送信中に予めデジタ
ルスチルカメラを用いて記録手段である図1における内
蔵の画像蓄積用メモリ12若しくは外部の記録媒体であ
るICメモリカードに記録された画像データを任意に電
送することができる。即ち、デジタル変換された画像デ
ータを図1のS1、サブマイコン18及びメインマイコ
ン10からなる記録手段による記録を行わずにそのまま
外部シリアルポート17から電送するシリアル電送モー
ドと、画像データを前記記録手段により記録を行った
後、内蔵の画像蓄積用メモリ12若しくは外部の記録媒
体であるICメモリカードより出力させて電送する記録
画像電送モードの2つの電送モードを設定し、各電送モ
ードに切り換え手段である図1におけるスイッチ22を
操作して任意に切り換え可能にする。スイッチ22を操
作して所定の電送モードを設定すると、サブマイコン1
8を介してメインマイコン10が画像データを設定した
電送モードに応じて外部シリアルポート17より出力す
る。
【0042】このように構成することによって、テレビ
会議前に予め記録しておいた画像を会議中に電送先に提
示することができるので、遠隔地のテレビ会議において
も同席しているときと同様な密度の濃い会議を行うこと
ができる。
【0043】なお、前述の記録画像電送モードに切り換
えたことを、予め電送先に予告する予告信号を出力し、
送信することもでき、受信側はその信号により対応を取
ることができる。例えば、前述のシリアル電送モードに
おいては、図5(A)に示す各フレームに対応する図5
(B)に示す画像データ1,2,〜n−1,nを送信す
る。これに対して、記録画像電送モードにおいては、例
えば図6(A)に示すように、シリアル電送モードにお
ける画像データnを送信した後、記録画像電送モードに
切り換えたことを電送先に予告する予告信号Pを送信す
る。続いて、記録された画像データM1,M2,〜Mn
−1,Mnを送信する。
【0044】電送先では、予告信号Pを受信することに
より、次に記録された画像データが送信されることが分
かるので、電送された画像データより画像を図6(B)
の如く、自動的にウインドウにはめ込み、予告信号Pの
前に送信されたシリアル電送モードにおける画像データ
nの画像と共に見ることができる。即ち、テレビ会議に
おいては、対話者と予め記録しておいた画像との両方を
同時に見ることができる。
【0045】また、シリアル電送モードの最中にも、撮
像素子3への撮像及びその画像信号処理を可能にメイン
マイコン10を制御すれば、例えば送信側に複数の人が
いて、一方の人から書類や物品の提示があって、それを
電送するとき、送信側の他方の人は同時にその書類や物
品を記録できるので、会議後に一方がその書類や物品を
持ち帰っても、その記録画像を利用することができる。
【0046】第2に、送信する画像を内容によって切り
換えることができる。即ち、対話している人を電送する
ときは画像の動きを滑らかにしたいが、滑らかな動きを
再現させるためには、10フレーム/秒以上の時間解像
度が必要と言われている。例えば、通信でよく使われる
64kbit/秒の電送速度で10フレーム/秒以上の
画像を再生するためには、1フレーム当たりの画像を
6.4kbit以下にしなければならない。そのために
は、画素をまびいたり、高圧縮をかけたりすることが必
要となるため画質が劣化する。しかし、対話している人
の顔を電送するときは、特に高品質の画質でなく標準的
な画質であっても、画像の動きが滑らかな方が自然であ
る。
【0047】一方、書類、図面、若しくは精密な物体を
高品質の画質で電送するときは、画像のデータ量は圧縮
しても数10kbit以上が必要となり、滑らかな動き
は望めそうにない。しかし、画像の動きはぎごちなくて
も高品質の画質の方が望ましい。
【0048】このように、標準的な画質だが電送時間が
短い電送時間を優先する電送時間優先モードと、電送時
間は長いが高品質の画質を優先する画質優先モードの2
つのモードを設定し、各モードに図1におけるスイッチ
23を操作して任意に切り換え可能にする。このように
構成することによって、必要な画像を最適な条件で電送
することができる。
【0049】また、画質優先モードに切り換えたこと
を、予め電送先に予告する予告信号を出力し、送信する
こともでき、受信側はその信号により対応を取ることが
できる。例えば図7(A)に示すように、電送時間優先
モードにおける画像データnを送信した後、画質優先モ
ードに切り換えたことを電送先に予告する予告信号Pを
送信する。続いて、高画質な画像データH1,H2,〜
Hn−1,Hnを送信する。
【0050】電送先では、予告信号Pを受信することに
より、次に高品質な画質の画像データが送信されること
が分かるので、電送された画像データより画像を図7
(B)の如く、ウインドウにはめ込み、予告信号Pの前
に送信された電送時間優先モードにおける画像データn
の画像と共に見ることができる。即ち、テレビ会議にお
いては、対話者と細かい文書等の両方を同時に見ること
ができる。
【0051】
【発明の効果】請求項1、3、4、7のデジタルスチル
カメラによれば、画像データをそのまま電送するだけで
なく、内蔵のメモリ若しくは外部の記録媒体より出力さ
せて電送することができるので、遠隔地においても密度
の濃いテレビ会議を実現することができる。
【0052】請求項2、6のデジタルスチルカメラによ
れば、電送先では予告信号を受け取ることにより、後か
ら送信される画像をウインドウにはめ込む等の処理を行
うことができる。
【0053】請求項3のデジタルスチルカメラによれ
ば、デジタルスチルカメラを1台のみ備えることによ
り、電送と記録の双方を行うことができる。
【0054】請求項5、7のデジタルスチルカメラによ
れば、必要に応じて標準的な画質だが電送時間が短い電
送時間優先モードと、電送時間は長いが高品質の画質で
ある画質優先モードの電送モードを任意に選択できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルスチルカメラのブロック図である。
【図2】デジタルスチルカメラの前面斜視図である。
【図3】デジタルスチルカメラの背面斜視図である。
【図4】デジタルスチルカメラを用いたテレビ会議シス
テムの図である。
【図5】シリアル電送モードにおける信号の説明図であ
る。
【図6】記録画像信号における予告信号と記録画像をウ
インドウにはめ込んだ図である。
【図7】高画質な画像信号における予告信号と高画質な
画像をウインドウにはめ込んだ図である。
【符号の説明】
1、31、61a 撮影レンズ 3 撮像素子 5 AD変換部 6 信号処理部 8、42 コネクタ 10 メインマイコン 12 画像蓄積用メモリ 13 PCカードコントローラ 17 外部シリアルポート 18 サブマイコン 50 メモリカード 61、71 デジタルスチルカメラ 62 第1対話者 63 パソコン 64、73 モニタ 72 第2対話者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根本 知恵 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株 式会社内 (56)参考文献 特開 平2−250482(JP,A) 特開 平4−363978(JP,A) 特開 平6−38186(JP,A) 特開 平7−111642(JP,A) 特開 平1−277076(JP,A) 特開 平1−106581(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/225 H04N 7/15

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像した光学像を画像データにデジタル
    変換する画像処理手段を有するデジタルスチルカメラに
    おいて、 デジタル変換された画像データを電送するシリアル電送
    モードと、記録手段により記録された画像データを電送
    する記録画像電送モードとの2つの電送モードを有し、
    該2つの電送モードに切り換え操作する切り換え手段を
    備えたことを特徴とするデジタルスチルカメラ。
  2. 【請求項2】 前記記録画像電送モードに切り換えたこ
    とを、予め電送先に予告する予告信号を出力することを
    特徴とする請求項1に記載のデジタルスチルカメラ。
  3. 【請求項3】 前記シリアル電送モードのときに、電送
    中の画像データと同一画像データを前記記録手段により
    記録することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    のデジタルスチルカメラ。
  4. 【請求項4】 前記記録手段が、内蔵のメモリ若しくは
    外部の記録媒体であることを特徴とする請求項1〜3の
    何れか1項に記載のデジタルスチルカメラ。
  5. 【請求項5】 撮像した光学像を画像データにデジタル
    変換する画像処理手段を有するデジタルスチルカメラに
    おいて、 標準的な画質だが電送時間が短い電送時間優先モード
    と、電送時間は長いが高品質の画質である画質優先モー
    ドとの2つの電送モードを有し、該電送モードを選択す
    べく切り換え操作する切り換え手段を備えたことを特徴
    とするデジタルスチルカメラ。
  6. 【請求項6】 前記画質優先モードに切り換えたこと
    を、予め電送先に予告する予告信号を出力することを特
    徴とする請求項5に記載のデジタルスチルカメラ。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6の何れか1項に記
    載のデジタルスチルカメラを備えたことを特徴とするテ
    レビ会議システム。
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