JP3491210B2 - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JP3491210B2 JP08261995A JP8261995A JP3491210B2 JP 3491210 B2 JP3491210 B2 JP 3491210B2 JP 08261995 A JP08261995 A JP 08261995A JP 8261995 A JP8261995 A JP 8261995A JP 3491210 B2 JP3491210 B2 JP 3491210B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は電子写真感光体に関し、
詳しくは新規な電荷輸送物質を採用した電子写真感光体
に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、電子写真感光体としては、セレ
ン、酸化亜鉛、硫化カドミウム、シリコン等の無機光導
電性化合物を主成分とする感光層を有する無機感光体
が、広く用いられてきた。しかしこれらは、感度、熱安
定性、耐湿性、耐久性等において必ずしも満足し得るも
のではなく、又、一部の無機感光体では感光体中に人体
に有害な物質を含むため、廃棄に際しての問題がある。 【0003】これら無機感光体の持つ欠点を克服する目
的で様々な有機光導電性化合物を主成分とする感光層を
有する有機感光体の研究開発が近年盛んに行われてい
る。特にキャリア発生機能とキャリア輸送機能とを異な
る物質にそれぞれ分担された機能分離型の感光体は、そ
れぞれの材料を広い範囲から選択することができ任意の
性能を有する感光体を比較的容易に作成し得ることから
多くの研究がなされており、一部実用に供されているも
のがある。例えば、米国特許第3871882号にはキャリア
発生層としてペリレン誘導体、キャリア輸送層にオキサ
ジアゾール輸送層を用いたものが、特開昭55-84943号に
はキャリア発生物質にジスチリルベンゼン系ビスアゾ化
合物、キャリア輸送物質にヒドラゾン化合物を用いたも
のが記載されている。 【0004】この様なキャリア輸送機能を有する物質と
しては、ピラゾリン、ヒドラゾン、トリフェニルアミン
誘導体等が知られているが、これらはいずれも正孔輸送
能を有する物質であり、キャリア発生物質を含む層を下
層とし、キャリア輸送物質を含む層を上層とした機能分
離型の感光体の場合、感光体の表面を負に帯電させる方
式を取る必要がある。このため、従来無機感光体に用い
た現像剤の利用ができない、又、感光体をコロナ放電に
より帯電させるときに生じるオゾンの発生量が無機感光
体で行われた正帯電時に比べて多い等の欠点がある。特
にオゾンの発生量が多いことはそれに起因する感光体の
劣化に加え、人体や環境に与える影響の点でも問題であ
る。 【0005】有機感光体を用いた正帯電方式の感光体と
しては、従来の正孔輸送物質を用いてキャリア発生層を
上層とし、キャリア輸送層を下層とした逆層構成の感光
体、キャリア発生物質とキャリア輸送物質を同一層に含
有する単層構成の感光体等が研究されているが、耐久
性、環境特性等の点で高速機に対応できるような充分な
性能を有するものが得られていない。 【0006】そこで上記の問題を解決するために、キャ
リア輸送物質として電子輸送能を有する物質をキャリア
輸送層に応用することが求められている。この様な電子
輸送物質としては、2,4,7-トリニトロフルオレノンが知
られているが、この物質は溶剤や、バインダーに用いら
れるポリマーへの溶解性、相溶性が悪く、実際の感光層
を構成するときに充分な特性を有しておらず、又、発癌
性を有することからその使用が中止されている。 【0007】その他近年では、例えば特開平1-206349
号、同2-135362号、同2-214866号、同3-290666号、“Ja
pan Hard Copy′92”論文集、第173頁(1992)等に、電
子受容性構造に溶解性基を導入したいくつかの電子輸送
性物質が提案されているが、いずれの化合物においても
既存のキャリア発生物質との組み合わせにおいては、感
度、帯電特性が充分なものでなく、実用上問題を有する
のが現状である。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたものであり、その目的は、高感度で帯電
特性に優れ(特に残留電位が小さい)、繰り返し使用し
てもそれらの特性が変化せず耐久性に優れた、新規な電
子輸送物質を用いた電子写真感光体を提供することにあ
る。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、導
電性支持体上に、前記一般式(1)、(3)または
(5)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種を
含有する感光層を有する電子写真感光体、によって達成
される。 【0010】以下、本発明について詳述する。 【0011】 一般式(1)、(3)または(5)にお
いて、Ar1〜Ar 2 Ar 5 Ar 9 Ar 10は各々、置換又は未置
換のアリール基を表し、具体例としてはフェニル基、ナ
フチル基、ピリジル基、チエニル基等を挙げることがで
きる。有してもよい置換基としては、置換又は未置換の
アルキル基(メチル、エチル、トリフルオロメチル
等)、ハロゲン原子(フッ素、塩素等)、アルコキシ基
(メトキシ、エトキシ等)、シアノ基、ニトロ基等が挙
げられる。 【0012】一般式(1)において、Q1及びQ2が同時
にOになることはなく、Q2としてはOが好ましく、Q2
がOでQ1がNCNである場合が最も好ましい。 【0013】 【0014】一般式(5)のYで表されるハロゲン化ア
ルキル基としては、トリフルオロメチル基、ペンタフル
オロエチル基、トリクロロメチル基、トリブロモメチル
基、クロロフルオロメチル基等が挙げられる。 【0015】 次に本発明の一般式(1)、(3)また
(5)で表される化合物の具体例を挙げるが、本発明
はこれに限定されない。 【0016】一般式(1)で表されるナフトキノン化合
物として 【0017】 【化8】 【0018】 【化9】【0019】 【化10】【0020】 【化11】【0021】 【化12】【0022】 【化13】【0023】 【化14】【0024】 【化15】【0025】 【化16】【0026】 【0027】 【0028】 【0029】 【0030】 【0031】 【0032】 【0033】一般式(3)で表される化合物として 【0034】 【化23】【0035】 【化24】【0036】 【化25】【0037】 【化26】【0038】 【0039】 【0040】 【0041】 【0042】 【0043】 【0044】 【0045】 【0046】一般式(5)で表される化合物として 【0047】 【化34】【0048】次に、これら本発明の化合物の合成法の代
表的なものの具体例を示す。 【0049】(合成例1) 例示化合物No.1−10の合成 アニリン(9.3g;0.1モル)の塩酸/水(1/
1)溶液100mlに30%亜硝酸ナトリウム水溶液2
3.5mlを5℃以下で滴下し、ジアゾニウム塩溶液を
調製した。1,4−ナフトキノン(15.8g;0.1
モル)と酢酸ナトリウム50gのエタノール/アセトン
(2/1)300ml溶液にジアゾニウム塩を室温で滴
下し、さらに10時間撹拌した。反応液を水にあけてト
ルエンにて抽出し、トルエン層を無水MgSO4で乾燥
した後溶媒を除去した。残渣をシリカゲルカラムにて分
離精製し、2−フェニル−1,4−ナフトキノン(5.
1g;収率22%)を得た。 【0050】次いで2−フェニル−1,4,−ナフトキ
ノン(1,2g;0.005モル)の塩化メチレン50
ml溶液に四塩化チタン0.7mlを5℃以下で滴下
し、そのままの温度で15分間撹拌した。次いでビスト
リメチルシリルカルボジイミド1.4mlを滴下し、室
温で5時間撹拌した。反応液を水にあけて、塩化メチレ
ン層を水洗し、無水MgSO4で乾燥した後溶液を除去
した。残渣をシリカゲルカラムにて分離精製し、例示化
合物No.1−10(0.5g;収率39%)を得た。 【0051】 【0052】 【0053】(合成例3) 例示化合物No.3−17の合成 1,3−インダンジオン(2.5g;0.01モル)と
2−ニトロソトルエン(1.3g;0.011モル)を
エタノール中ピペリジンを触媒量加えて加熱還流し、中
間体を合成した。 【0054】同中間体(1.25g;0.005モル)
を塩化メチレン80mlに溶解し、四塩化チタン0.4
mlを5℃以下で滴下し、そのままの温度で15分間撹
拌した。次いでビストリメチルシリルカルボジイミド
1.4mlを滴下し、室温で3時間撹拌した。反応液を
水にあけて、塩化メチレン層を水洗し、無水MgSO4
で乾燥した後溶媒を除去した。残渣をシリカゲルカラム
にて分離精製し、例示化合物No.3−17(0.8
g;収率57%)を得た。 【0055】 【0056】(合成例5) 例示化合物No.5−4の合成 4−(2′−ヒドロキシテトラフルオロジクロロ−2′
−プロピル)−2,6−ジフェニルフェノール(4.5
g;0.01モル)をピリジン80mlに溶解し、塩化
チオニル10mlを加えて、80℃にて30分間加熱撹
拌反応させる。反応後、放冷し、放冷し反応液を氷水2
00mlに注ぎ、浮遊したオレンジ色オイルを塩化メチ
レンにて抽出する。塩化メチレン層を水洗し、無水Mg
SO4にて乾燥した後、塩化メチレンを除去して残った
残渣をシリカゲルカラムにて分離し、目的物No.5−
4(2.1g;収率49%)を得た。 【0057】これら本発明の化合物は優れた電子輸送性
を有し、これをバインダー中に含有する感光層を導電性
支持体上に設けることにより、本発明の電子写真感光体
を製造することができる。 【0058】本発明の化合物はその優れた電子輸送性を
利用してキャリア輸送物質として用い、これと組み合わ
せて有効に作用し得るキャリア発生物質を共に用いるこ
とにより、いわゆる機能分離型の感光体とすることがで
きる。この機能分離型感光体はキャリア輸送物質とキャ
リア発生物質の混合分散された単層構成のものであって
もよいが、キャリア発生層を下層とし、本発明の電子輸
送物質を有するキャリア輸送層を上層とする積層型感光
体とすることが好ましい。いずれの構成においても、支
持体と感光層との間にバリア機能と接着性を持つ下引層
(中間層)を設けてもよく、感光層の上に保護層を設け
てもよい。 【0059】電子輸送層は本発明の電子輸送物質を適当
な溶媒に単独で或いはバインダー樹脂と共に溶解若しく
は分散せしめたものを、アプリケーター、バーコータ
ー、ディップコーター等を用いて塗布、乾燥して形成す
ることができる。 【0060】電子輸送層に使用可能なバインダー樹脂と
しては、例えばポリスチレン、アクリル樹脂、メタクリ
ル樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリビニル
ブチラール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、フ
ェノール樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、シリコン樹脂、メラミン樹脂並び
に、これらの樹脂の繰り返し単位のうち2つ以上を含む
共重合体樹脂、又はこれら絶縁性樹脂の他に、ポリ-N-
ビニルカルバゾール等の高分子有機半導体が挙げられ
る。 【0061】電子輸送物質の分散媒としては、例えばト
ルエン、キシレン等の炭化水素類;メチレンクロライ
ド、1,2-ジクロルエタン等のハロゲン化炭化水素;メチ
ルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;酢酸
エチル、酢酸ブチル等のエステル類;メタノール、エタ
ノール、プロパノール、ブタノール、メチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ等のアルコール類及びその誘導
体;テトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン等のエーテル
類;ピリジンやジエチルアミン等のアミン類;N,N-ジメ
チルホルムアミド等のアミド類等の窒素化合物;その他
脂肪酸及びフェノール類;二硫化炭素や燐酸トリエチル
等の硫黄、燐化合物、等の1種又は2種以上を用いるこ
とができる。 【0062】電子輸送層中のバインダー樹脂100重量部
当たり電子輸送物質は20〜200重量部が好ましく、特に
好ましくは50〜150重量部である。形成される電子輸送
層の膜厚は、好ましくは5〜30μである。又、単層機能
分離型の電子写真感光体の場合のバインダー:電子輸送
物質:キャリア発生物質の割合は1〜100:1〜500:1
〜500が好ましく、形成される感光層の膜厚は5〜50μ
である。 【0063】次にキャリア発生層はキャリア発生物質を
適当な溶媒に単独で或いは電子輸送層に用いるものと同
様なバインダー樹脂と共に分散せしめた分散液をディッ
プ塗布、スプレー塗布、ブレード塗布、ロール塗布等に
よって支持体又は下引層上に塗布して乾燥させる方法に
より設けるもの、又はキャリア発生物質を支持体又は下
引層上に蒸着したものが用いられる。分散塗布で用いる
溶媒は電子輸送物質を分散する場合のそれと同様であ
る。又、分散にはボールミル、ホモミキサー、サンドミ
ル、超音波分散機、アトライタ等が用いられる。 【0064】用いられるキャリア発生物質としては、例
えばセレン系の無機半導体、種々のフタロシアニン化合
物、アゾ化合物、ピリリウム化合物、ペリレン化合物、
シアニン化合物、スクアリウム化合物、多環キノン化合
物等、公知のどのようなものでも使用できる。 【0065】本発明の感光体が積層構成の場合、キャリ
ア発生層中のバインダー:キャリア発生物質の重量比は
0〜10:1〜50である。以上の様にして形成されるキャ
リア発生層の膜厚は、好ましくは0.01〜10μ、特には0.
1〜5μである。 【0066】本発明に用いることができる導電性支持体
としては、アルミニウム、ニッケル等の金属板や金属ド
ラム;アルミニウム、酸化錫、酸化インジウム等を蒸着
したプラスチックフィルム;又は導電性物質を塗布した
紙、プラスチックフィルム又はドラム、等が挙げられ
る。 【0067】又、本発明の感光層には、以下に示すよう
な酸化防止剤を添加することができる。 【0068】(1)ヒンダードフェノール類 (2)ヒンダードアミン類 (3)パラフェニレンジアミン類 (4)ハイドロキノン類 (5)有機燐化合物類 これらの化合物はゴム、プラスチック、油脂類等の酸化
防止剤として知られており、市販品を容易に入手でき
る。 【0069】又、本発明の感光層には、その他必要によ
り、感光層を保護するための紫外線吸収剤又は感色性補
正のための染料を含有せしめてもよい。 【0070】 【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。 【0071】実施例1 アルミニウムを蒸着したポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルム上にポリアミド樹脂「CM8000」
(東レ社製)からなる厚さ0.5μの中間層を設けた。そ
の上に、X線回折におけるブラッグ角2θの9.5°、24.
1°及び27.2°にピークを有するチタニルフタロシアニ
ン1部、シリコーン-ブチラール樹脂0.5部、分散媒とし
て酢酸t-ブチル/メトキシメチルペンタノン(9/1)
50部をサンドグラインダーを用いて分散した液をワイヤ
ーバーを用いて塗布し、膜厚0.3μの電荷発生層を形成
した。 【0072】次いで表1に示す化合物1部とポリカーボ
ネート樹脂「ユーピロンZ-200」(三菱瓦斯化学社製)
1.5部をテトラヒドロフラン(THF)10部に溶解し、
電荷発生層上にドクターブレードを用いて塗布し膜厚20
μの電荷輸送層を形成し本発明の感光体1〜20、及び比
較感光体1、2を作製した。 【0073】各感光体について静電複写試験装置EPA
-8100(川口電気社製)を用いて、+6KVにて帯電させ
その時の帯電電位Vaを測定した。次に10 luxの白色光を
露光し、表面電位が半分になるまでの露光量E1/2(lux
・sec)を求めて感度とした。又、20秒露光した後の残留
電位Vrを求めた。 【0074】結果を表1に示す。 【0075】 【表1】 【0076】ここに、 【0077】 【化35】 【0078】である。 【0079】実施例2 円筒形アルミ基体上にポリアミド樹脂「CM8000」(東
レ社製)からなる厚さ0.5μの中間層を設け、その上に
X線回折におけるブラッグ角2θの9.5°、24.1°、27.
2°にピークを有するチタニルフタロシアニン1部、シ
リコーンブチラール樹脂0.5部、分散媒として酢酸t-ブ
チル/メトキシメチルペンタノン(9/1)50部をサン
ドミルを用いて分散した液をディップ塗布して膜厚0.3
μの電荷発生層を形成した。 【0080】次いで表2に示す化合物1部とポリカーボ
ネート樹脂「ユーピロンZ-200」(三菱瓦斯化学社製)
1.5部をTHF10部に溶解し、電荷発生層上にディップ
塗布して膜厚20μの電荷輸送層を形成し、本発明の感光
体21〜27を得た。 【0081】 【表2】 【0082】各感光体について、コニカ(株)製デジタ
ルコピー機「Konica9028」の改造機(帯電極性:正、反
転現像)に装着し、画像を複写したところ、コントラス
トが高く、原画に忠実で鮮明な複写画像を得た。又、50
00回複写しても同様であった。 【0083】実施例3 X線型金属フタロシアニン1部、ポリカーボネート樹脂
「ユーピロンZ-200」(三菱瓦斯化学社製)0.5部、分
散媒としてTHF10部をサンドグラインダーを用いて分
散した液に、フタロシアニン成分が5部、表3に示す各
化合物が30部、正孔輸送物質P−1が30部、尾及びポリ
カーボネート樹脂60部になるように化合物、正孔輸送物
質、ポリカーボネート樹脂を溶解したTHF溶液(ポリ
マー濃度15w/v%)を加えて感光層液を調整した。 【0084】 【化36】 【0085】アルミニウムを蒸着したPETフィルム又
は円筒形アルミ基体上にポリアミド樹脂「CM8000」
(東レ社製)からなる厚さ0.5μの中間層を設け、その
上に前記感光層液を塗布して膜厚20μの感光層を形成
し、本発明の単層感光体28〜37を作製した。 【0086】得られた各感光体について、実施例1と同
様の評価を行った。結果を表3に示す。 【0087】 【表3】 【0088】又、感光体ドラムにしたものを、それぞれ
コニカ(株)製デジタルコピー機「Konica9028」の改造
機(帯電極性:正、反転現像)に装着し、画像を複写し
たところ、コントラストが高く、原画に忠実で鮮明な複
写画像を得た。又、5000回複写しても同様であった。 【0089】 【発明の効果】実施例にて実証した如く、本発明の電子
輸送物質を用いた電子写真感光体は、従来の電子輸送物
質を用いた電子写真感光体と比較して、感度が高く、繰
り返し使用時の感光体特性も安定している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 友子 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 木下 昭 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式 会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 5/00 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 導電性支持体上に、下記一般式(1)
    (3)または(5)で表される化合物から選ばれる少な
    くとも1種を含有する感光層を有することを特徴とする
    電子写真感光体。 【化1】 〔式中、Q1、Q2は、各々、O、C(CN)2、CHCN、C(CO
    2R)2、CHCO2R、C(CN)(CO2R)、NR又はNCNを表し、Rはそ
    れぞれ置換基を有してもよいアルキル基、アリール基を
    表す。但し、Q1及びQ2が同時にOになることはない。
    Ar1は置換又は無置換のアリール基を表し、R1、R2
    各々、水素原子、ハロゲン原子、置換又は無置換のアル
    キル基、アリール基、アシル基、アルコキシカルボニル
    基、シアノ基、ニトロ基、アミド基、スルホニル基又は
    ホルミル基を表す。〕 【化3】 〔式中、Ar5は、それぞれ置換基を有してもよいアリー
    ル基、複素環基を表す。R7及びR8は各々水素原子、ハ
    ロゲン原子、アルキル基、アリール基、シアノ基、ニト
    ロ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アシル基、ア
    ルコキシカルボニル基、アミド基、スルホニル基、スル
    ホンアミド基、ヒドロキシ基、ホルミル基を表し、これ
    らは更に置換基を有してもよく、直接若しくは他原子団
    を介して結合し環を形成してもよい。XはO、S、 【化4】 を表し、R′は水素原子、アルキル基又はアリール基を
    表す。〕 【化7】 〔式中、Ar9及びAr10は各々、置換又は未置換のアリー
    ル基を表し、Yは炭素数1〜4のハロゲン化アルキル基
    を表す。〕
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