JP3490551B2 - 体内触診装置 - Google Patents
体内触診装置Info
- Publication number
- JP3490551B2 JP3490551B2 JP24187095A JP24187095A JP3490551B2 JP 3490551 B2 JP3490551 B2 JP 3490551B2 JP 24187095 A JP24187095 A JP 24187095A JP 24187095 A JP24187095 A JP 24187095A JP 3490551 B2 JP3490551 B2 JP 3490551B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- palpation
- contact
- frequency
- vibration
- resonance frequency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Description
部材を患者の体内の対象物に接触させて触診する体内触
診装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、医療分野において患者の生体組
織表面を医者の手で触れ、医者の手の感触によって生体
組織の硬さ等の情報を得る「触診」は、診断の重要な手
法である。しかしながら、「触診」は医者の経験による
診断結果の差異が大きく、客観的データを得ることがで
きない問題がある。また、人間の手が直接届く範囲しか
「触診」できない欠点もある。 【0003】そこで、例えば特公昭40−27236号
公報、特公昭57−2022号公報等に示されるように
超音波振動する接触子を生体組織に接触させたときの音
響インピーダンスの変化を検出することにより生体組織
の表面の客観的な力学的特性情報を得る装置が開発され
ている。 【0004】また、特開平5−322731号公報に
は、接触子を含む振動系を共振させ、接触子が生体組織
に接触したときの振動系の共振周波数の変化、あるいは
振幅電圧の変化を捉え、対象物の硬さ情報を検出し、生
体表面の力学特性情報を得る構成のものが開示されてい
る。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
生体組織の機械特性を求める触診装置ではこの触診装置
の振動系に設けられた接触子を生体組織と接触させた際
に、生体組織との接触による振動系の共振状態の変化が
小さいために、生体組織との接触にともなう接触子の発
振周波数の変化量、電圧の変化量を検出することは困難
性が高く、ノイズの多いデータしか検出できない問題が
ある。そのため、従来の触診装置では検出データの信頼
度が低い問題があり、生体組織の機械特性を高精度で検
出できる触診装置の開発が要望されているのが実情であ
る。 【0006】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、生体組織の機械特性を高精度で検出す
ることができ、構成が簡単で、安価な体内触診装置を提
供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、体腔内の生体
組織に接触させる触診部材を備え、前記触診部材を接触
させた生体組織の硬さを算出する体内触診装置におい
て、無負荷時に第1の共振周波数を有し過負荷時に前記
第1の共振周波数に対して低い第2の共振周波数を有す
る振動子と、前記振動子の振動周波数と振幅とに応じた
信号を入力し、過負荷時の共振周波数の変動に伴なって
減少する振幅を増幅させるために、前記第1の共振周波
数では第1の信号透過特性を有し、前記第2の共振周波
数では前記第1の信号透過特性に対して高い第2の信号
透過特性を有する信号透過率調整手段と、前記信号透過
率調整手段により増幅された信号に基づいて、前記第1
の共振周波数と前記第2の共振周波数との差分から前記
生体組織の硬さを算出するコントローラと、を有するこ
とを特徴とする体内触診装置である。 【0008】上記構成により、体内触診時には触診部材
を体内の生体組織と接触させた際に測定対象組織の硬さ
である機械的インピーダンスに応じて自励発振回路の共
振周波数および電圧を大きく変化させるようにしたもの
である。 【0009】この場合、振動子によって共振振動させた
触診部材に体内の生体組織が触れることにより、機械的
なインピーダンスが付加されると、振動子の共振周波数
および電圧値は変化する。このとき、振動子のアドミタ
ンスが極大を示す周波数において振動子は共振する。 【0010】ここで、従来技術による触診装置では共振
系の中に信号透過率が周波数に対して連続的に変化する
周波数領域を持つ信号透過率調整手段を持たないので、
振動子によって共振状態で振動される触診部材が、生体
組織に面積を持って接触した場合には、共振周波数、共
振振幅電圧は低下する。このことは、振動系のインピー
ダンス極小を示す周波数が、接触前よりも低下したこと
と同義である。 【0011】また、接触後、共振振幅が低下することに
より、インピーダンス極小を示す周波数でのインピーダ
ンスは接触前よりも接触後の方が大きいことがわかる。
そこで、本発明の体内触診装置のように信号透過率が周
波数に対して連続的に変化する周波数領域を持つ信号透
過率調整手段(周波数の上昇に対し、信号透過率が減少
する領域を共振周波数付近にもつ)をこの共振回路の中
に組み入れることにより、元の共振回路と信号透過率調
整手段の周波数特性を各々足し合わせた特性を示すこと
になる。 【0012】さらに、生体組織が触診部材に接触し、共
振周波数が下がる方向に変化した場合には信号透過率調
整手段の特性によって共振振幅は上昇する。このとき、
周波数の低い方向に安定点を求めて変化するために、結
局は、共振系の共振周波数は小さくなる方向に、共振振
幅は大きくなる方向に大きく変化する。その結果、接触
する生体組織の機械的インピーダンスに応じて共振系の
共振周波数、および共振振幅を大きく変化させることが
でき、構成が簡単で、安価であるにもかかわらず、生体
組織のわずかな機械的特性の変化にも敏感に反応し、生
体組織の機械的特性の検出を高精度に行うことができる
ようにしたものである。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図13を参照して説明する。図1は本実施の
形態の体内触診装置全体の概略構成を示すものである。
この体内触診装置には体内触診用のプローブ本体1が設
けられている。 【0014】このプローブ本体1のケーシング2は生体
内(患者の体内)に挿入できる様に高剛性のパイプ、例
えばステンレスパイプ等で形成されている。さらに、こ
のケーシング2には細長い中間パイプ3の先端部側に中
間パイプ3よりも大径な触診部4、中間パイプ3の基端
部側に図示しない測定者が把持する手元側の把持部5が
それぞれ設けられている。 【0015】また、ケーシング2の触診部4内には超音
波振動する振動子6が配設されている。この振動子6は
例えば、圧電セラミックでできている。この振動子6の
先端部には体内の生体組織である被測定部Yに接触し、
硬さを検出する接触部材(触診部材)7が機械的に接続
されている。この接触部材7の先端部はケーシング2の
先端開口部から外部側に突出されている。 【0016】さらに、振動子6にはこの圧電振動子6の
振動を検出する振動検出素子8が取付けられている。こ
の振動検出素子8は圧電セラミックでできている。ここ
で、振動子6と振動検出素子8とは一体に成形されたも
のであっても良いし、別部材を機械的に接続したもので
もよい。 【0017】また、ケーシング2の触診部4内には接触
部材7、圧電振動子6、振動検出素子8で構成された振
動系9を保持する保持部材10が装着されている。この
保持部材10はシリコンゴムでできている。このため、
振動系9の振動はケーシング2に影響を受けない様にな
っている。なお、本実施の形態では保持部材10として
シリコンゴムを使用したが、そのほかウレタン樹脂、フ
ッ素ゴム,NBR(ニトリルゴム)など、振動吸収性材
料ならどの様なものでもよい。 【0018】また、ケーシング2の把持部5内には振動
検出素子8に接続された増幅用のアンプ11が配設され
ている。このアンプ11によって振動検出素子8の信号
を受け、増幅するようになっている。 【0019】さらに、アンプ11は信号透過率が周波数
に対して連続的に変化する周波数領域を持つバンドパス
フィルタ(信号透過率調整手段)12の入力側に接続さ
れている。このバンドパスフィルタ12の出力側には圧
電振動子6が接続されている。これにより、振動検出素
子8、アンプ11、バンドパスフィルタ12および圧電
振動子6からなる帰還ループによる自励発振回路13が
形成されている。そして、この自励発振回路13によっ
て振動系9が共振状態で発振され、接触部材7が共振状
態で振動されるようになっている。 【0020】さらに、バンドパスフィルタ12の出力側
は周波数カウンタ14を介して画像生成機能を有するコ
ントローラ(体内触診手段)15に接続されている。そ
して、周波数カウンタ14で振動系9の周波数が計測さ
れるようになっている。 【0021】また、コントローラ15では体内触診時に
プローブ本体1の接触部材7を体内の被測定部Yに接触
させた際に、周波数カウンタ14からの振動系9の周波
数の計測データに基いて被測定部Yの硬さ情報を得るよ
うになっている。すなわち、周波数カウンタ14からの
振動系9の周波数の計測データに基いて共振振動してい
る接触部材7を体内の被測定部Yに接触させた際の接触
部材7の共振状態の変化をコントローラ15で検出し、
被測定部Yの機械的特性である硬さ情報を求めるように
なっている。 【0022】また、コントローラ15には内視鏡装置1
6およびモニター17がそれぞれ接続されている。そし
て、内視鏡装置16からの出力信号及びカウンタ14か
らの出力信号はコントローラ15に入力され、このコン
トローラ15によって内視鏡装置16から送られる内視
鏡像の画像データとカウンタ14から送られる計測デー
タに基いて得られる被測定部Yの硬さ情報とが合成され
て例えば図5に示すようにモニター17の画面に表示さ
れるようになっている。例えば、本実施の形態ではモニ
ター17の1つの画面内で内視鏡装置16で観察される
内視鏡像、すなわちプローブ本体1の接触部材7を体内
の被測定部Yに接触させた部分の内視鏡像を表示する内
視鏡像表示画面18と、体内触診時の被測定部Yの硬さ
情報を示すグラフ画面19とが分割された状態に合成さ
れて表示されるようになっている。 【0023】なお、図6に示すようにモニター17の画
面全体に内視鏡装置16で観察される内視鏡像表示画面
18が表示されるとともに、この内視鏡像表示画面18
内に被測定部Yの硬さ情報を示すグラフ画面19が重ね
合わされて表示される状態に合成されて表示される構成
にしてもよい。 【0024】また、図2は振動系9の周波数特性と、バ
ンドパスフィルタ12の周波数特性を示す特性図であ
る。なお、図2中で、aはバンドパスフィルタ12の特
性曲線、bは振動系9のアドミタンスの特性曲線をそれ
ぞれ示すものである。そして、本実施の形態ではバンド
パスフィルタ12の特性曲線aは振動系9のアドミタン
スの特性曲線bにおける極大点P1 の周波数f1 に対し
低い周波数f2 で透過率のピークP2 を持つ様に調整さ
れた状態で設定されている。このため、振動系9、アン
プ11、バンドパスフィルタ12で構成される自励発振
回路13の特性曲線cは振動系9のアドミタンス極大点
P1 を示す周波数f1 よりも低く、かつバンドパスフィ
ルタ12の透過率のピークP2 を示す周波数f2 よりも
高い周波数f3 で共振するようになっている。 【0025】ここで、プローブ本体1の接触部材7が生
体組織の被測定部Yにある面積を保ち接触すると図2中
で、特性曲線dに示すように振動系9のインピータンス
は増加し、共振周波数f4 は低下する。これは、「医用
電子と生体工学」第24巻5号1986年9月,p38
−p42の尾股定夫“軟組織のコンプライアンス特性測
定用圧電型トランスデューサの試作”(参考文献1)に
示されるとおりである。 【0026】また、本実施の形態においては、自励発振
回路13の共振周波数fは、振動系9の周波数特性にバ
ンドパスフィルタ12の特性を含めた特性に従い変化す
る。すなわち、接触部材7が生体組織の被測定部Yにあ
る面積を保ち接触すると、図2中で、特性曲線eに示す
ように共振周波数f5 は接触部材7が生体組織の被測定
部Yに接触する前の周波数f3 に比べて低下し、振動系
9のインピーダンスは増加する。ここで、共振振幅は低
下しようとするが、共振周波数f5 の低下により、バン
ドパスフィルタ12の信号透過率が増加するため、実際
の共振振幅は増加し、さらに安定点である低周波側に共
振周波数は変化する。 【0027】よって、本実施の形態においては、参考文
献1に示される場合よりも大きな周波数変化を示す。こ
の為、本実施の形態の触診装置では生体組織の被測定部
Yの機械的特性をより高い感度で検出可能となる。 【0028】次に、上記構成の硬さ測定器の原理につい
て説明する。図7は圧電セラミックである圧電素子(振
動子)21に3つの電極22、23、24を設けた触覚
センサ25を示すものである。ここで、22は圧電素子
を変位させる信号を入力させる入力端子に接続された第
1電極、23は圧電素子の変位量に基く電気信号を出力
する出力端子に接続された第2電極、24は第1電極2
2、第2電極23の共通グランド端子に接続された第3
電極である。 【0029】そして、図7の圧電素子21を通過する電
気信号は図8に示すようにその入力波と出力波とで周波
数は変化しないが振幅が変化し、かつ時間的に送れた波
が出力される。このときの入力波と出力波との関係は図
8に示す通りである。ここで、ゲインGは次の数1の式
(1)に示す通りである。 【0030】 【数1】 また、フェーズ(位相差)θは次の数2の式(2)に示
す通りである。 【0031】 【数2】 【0032】そして、図7に示す圧電素子21の入出力
の周波数特性を測定したものが図10である。なお、図
10中で、G1 はゲインの特性曲線、θ1 はフェーズの
特性曲線である。ここで、本圧電素子21を共振振動さ
せた場合にはゲインの特性曲線G1 が極大を示す位置の
周波数f0 で共振振動する。 【0033】また、本圧電素子21に軟性の物質を接触
させたときの周波数特性を図7に示す。なお、図11中
で、G2 はゲインの特性曲線、θ2 はフェーズの特性曲
線である。 【0034】そして、図10と図11とを比較すること
により、本圧電素子21に軟性の物質を接触させたとき
にはゲインの特性曲線G2 の極大を示す周波数は減少
し、ゲインの値も減少することがわかる。このことは、
本圧電素子21を共振させていた場合、軟性の物質を接
触させると共振周波数が減少し、共振振幅も減少するこ
とを意味している。 【0035】さらに、図9に本圧電素子21の出力端子
にローパスフィルタ26を接続した状態を示す。ここ
で、ローパスフィルタ26の周波数特性G(f)は次の
数3に示す通り表わすとする。 【0036】 【数3】 また、本圧電素子21の共振周波数近傍での周波数特性
I(f)は次の数4に示す通り表わすとする。 【0037】 【数4】 さらに、本圧電素子21に軟性物質を接触させたときの
周波数特性F(f)は次の数5に示す通り表わすとす
る。 【0038】 【数5】 【0039】なお、r´>rである。また、上記数4、
数5の式(4)、(5)の周波数依存性は図12に示す
通りである。ここで、共振周波数の変化量は式(5)の
極大値−式(4)の極大値で表わされる。ここではこれ
をΔf1 とする。 【0040】また、図9に示すように本圧電素子21の
出力端子にローパスフィルタ26を接続した電気回路の
入出力周波数特性は本圧電素子21に軟性物質を接触さ
せない状態では次の式(6)、本圧電素子21に軟性物
質を接触させた状態では次の式(7)でそれぞれ表わさ
れる。 【0041】 Si (f)=G(f)+I(f) (6) Sf (f)=G(f)+F(f) (7) また、上記式(6)、(7)の周波数依存性は図13に
示す通りである。ここで、共振周波数の変化量は式
(7)の極大値−式(6)の極大値で表わされる。ここ
ではこれをΔf2 とする。 【0042】そして、図12と図13とを比較すると、
Δf2 がΔf1 より変化比率が大きいことは明らかであ
る。これにより、上記構成の硬さ測定器は高感度化され
ていることがわかる。 【0043】なお、本圧電素子21の共振周波数と本圧
電素子21に接触させた物質の機械的特性との関係は
「圧電型バイブロメータによる軟組織の硬さ測定とその
解析」(医用電子と生体工学 第28巻第1号(199
0年3月)尾股定夫著(文献3)の1〜4頁に示されて
おり、同文献3の式(11)で表される。 【0044】次に、本実施の形態の体内触診装置の使用
法について説明する。まず、図3に示すように患者の例
えば胸壁部X等の体表面に設けられた挿入孔より内視鏡
装置16が胸腔内に挿入される。そして、この内視鏡装
置16から送られる内視鏡観察像の画像データはコント
ローラ15に入力され、このコントローラ15からモニ
ター17の内視鏡像表示画面18に内視鏡像が表示され
る。そのため、モニター17の内視鏡像表示画面18を
目視することにより、内視鏡装置16の視野内の内視鏡
像が観察される。 【0045】その後、患者の胸壁部X等の体表面の別の
場所に設けられた挿入孔に刺入されたトラカール20を
通して本実施の形態の触診装置のプローブ本体1が胸腔
内に挿入される。そして、体内の生体組織である被測定
部Yの触診時にはプローブ本体1の先端部の接触部材7
が体内の目的の被測定部Yに接触される。このとき、モ
ニター17の内視鏡像表示画面18にはプローブ本体1
の接触部材7を体内の被測定部Yに接触させた部分の内
視鏡像が表示されていると同時に、生体表面にプローブ
本体1の接触部材7を接触させた時点で、被測定部Yの
生体表面の触診情報を示すグラフ画面19が表示され
る。 【0046】例えば、図4(A)に示すように患者の体
内の被測定部Yとしての肺組織表面に触診装置のプロー
ブ本体1の接触部材7を接触させたままの状態で、プロ
ーブ本体1を同図中に矢印で示すように一方向にスライ
ド操作する。このとき、肺組織の表面、または、肺組織
の深部に癌組織等の腫瘍部Zがある場合、この腫瘍部Z
は正常組織よりも硬くなっている。そのため、プローブ
本体1をスライド操作した際にこのプローブ本体1の接
触部材7が腫瘍部Zの位置に移動した時点で、図4
(B)に示すように触診装置の出力データが生体組織が
硬くなった状態を示すので、肺組織に存在する癌組織な
どの腫瘍部Zの位置を特定することができる。 【0047】なお、本実施の形態の体内触診装置は肺組
織に限らず、肝硬変の診断、或いは筋肉の検査などにも
勿論、使用可能であり、体内の生体組織の中で使用する
部位が格別に限定されるものではない。 【0048】そこで、上記構成の本実施の形態の体内触
診装置では次の効果を奏する。すなわち、信号透過率が
周波数に対して連続的に変化する周波数領域を持つバン
ドパスフィルタ12を自励発振回路13の中に介設し、
プローブ本体1の接触部材7の共振周波数をバンドパス
フィルタ12の信号透過率が周波数に対して連続的に変
化する周波数領域に設定したので、被測定物Pのわずか
な硬さ、すなわち音響インピーダンスの変化に対しても
自励発振回路13の周波数変化を大きくすることができ
る。そのため、構成が簡単で、安価であるにもかかわら
ず、被測定部Yのわずかな硬さの変化にも敏感に反応
し、精度の高い硬さの測定を行うことができる。 【0049】さらに、本実施の形態の体内触診装置では
体内に挿入される触診装置のプローブ本体1の接触部材
7との接触によって体内の生体組織の表面や、生体組織
の深部に存在する腫瘍や、肝硬変等の診断など生体の機
械的特性を高精度に診断できる。そのため、直接手で触
診できないような部位を本実施の形態の体内触診装置を
用いる事により、簡単に触診することができる。 【0050】また、モニター17の1つの画面内で内視
鏡装置16で観察される内視鏡像、すなわちプローブ本
体1の接触部材7を体内の被測定部Yに接触させた部分
の内視鏡像表示画面18と、体内触診時の被測定部Yの
硬さ情報を示すグラフ画面19とが分割された状態に合
成されて表示されるようにしたので、現在、触診装置の
プローブ本体1の接触部材7を実際に接触させて機械的
特性を診断している体内の被測定部Yの生体表面の場所
を内視鏡像表示画面18によって確認しながらその触診
による診断作業を続けることができる。そのため、体内
触診時の被測定部Yの測定場所を間違えるおそれがな
く、効率よく触診による診断作業を続けることができ
る。 【0051】さらに、例えば、電気メス、レーザー治療
器や、高周波治療器を生体組織に使用し、生体組織を凝
固させた治療部位に対し、凝固後に本実施の形態の体内
触診装置を使用する事により、治療後の体内の生体組織
の機械的特性を診断する事ができ、治療の効果を容易に
確認することができる。 【0052】また、本実施の形態においては、振動子6
としては圧電セラミックを使用したが、電気信号を機械
振動に変換するものならばいかなるものでも使用でき
る。具体的には、積層圧電セラミック、ポリフッ化ビニ
リデン(PVDF)、磁歪素子、バイモルフ振動子、水
晶発振子、SAW(櫛形)、などが使用できる。 【0053】さらに、本実施の形態においては、振動検
出素子8は圧電セラミックを使用したが、機械振動を電
気信号に変換する物ならばいかなる物でもしようでき
る。具体的には、積層圧電セラミック、PVDF、磁歪
素子、バイモルフ振動子、水晶発振子、SAW(櫛
形)、などが使用できる。 【0054】また、本実施の形態においては、信号透過
率調整手段としてバンドパスフィルタ12を使用した
が、信号透過率が周波数に対して変化する物ならばいか
なるものでも使用でき、例えばローパスフィルタ、ハイ
パスフィルタ、ノッチフィルタ、積分回路、微分回路、
ピーキング増幅器などが使用できる。さらに、アクティ
ブフィルタ、パッシブフィルタのいずれでも使用でき
る。 【0055】また、図14(A)〜(C)は本発明の第
2の実施の形態を示すものである。これは、第1の実施
の形態(図1〜5参照)の体内触診装置のプローブ本体
1の構成を一部変更したものである。すなわち、本実施
の形態ではプローブ本体1の接触部材7を針状をした接
触針31によって形成したものである。 【0056】さらに、ケーシング2における触診部4の
先端部には接触針31の周囲をカバーする略細管状の外
針32が突設されている。この外針32の先端には軸心
方向に対して斜めに鋭角的に切欠され、生体組織に穿刺
できる鋭利な穿刺歯33が構成されている。そして、図
14(B)の(a)〜(c)に示すように接触針31の
先端部分のみがこの穿刺歯33の外部側に突設されてい
る。ここで、接触針31の先端部分以外の部分は外針3
2の内部に収容されており、接触針31の先端部分以外
の部分が生体組織に接触しないように保持されている。 【0057】また、外針32の内部には接触針31を外
針32の軸心位置に位置決めして保持する保持部材34
が配設されている。そして、この保持部材34によって
接触針31が外針32に直接接触しない様に保持される
とともに、外針32の内部に異物が侵入することが防止
されている。 【0058】さらに、保持部材34は振動系9の共振周
波数の節となる位置に配置されている。これにより、振
動系9の振動が保持部材34の保持状態に影響されずに
接触針31の振動を維持することができる。なお、その
他の構成は第1の実施の形態と同様であるため、第1の
実施の形態と同一部分には同一の符号を付してここでは
その説明を省略する。 【0059】次に、本実施の形態の体内触診装置の使用
法について説明する。本実施の形態の体内触診装置によ
る患者の体内の生体組織である被測定部Yの触診作業時
には図14(B)の(a)〜(c)に示すようにプロー
ブ本体1の外針32を被測定部Yの生体組織の表面より
穿刺する。このとき、接触針31の先端が接触する部分
の生体組織の硬さ情報等の機械的特性を自励発振回路1
3の共振周波数変化を測定する事で診断できる。ここで
測定された生体組織の機械的特性はモニター17のグラ
フ画面19に表示される。 【0060】また、図14(C)は被測定部Yの生体組
織に本実施の形態のプローブ本体1の外針32を穿刺さ
せたときの外針32の穿刺位置(深さ)と、本触診装置
の出力データ(硬さデータ)との関係の一例を示したも
のである。ここで、外針32を穿刺させる動作の初期の
L1 時点で、被測定部Yの生体組織の組織表面に接触針
31が接触する。このとき、外針32の穿刺動作にとも
ない図14(B)の(a)に示すように被測定部Yの組
織表面は外針32の穿刺方向に引っ張られるために本触
診装置の出力データは生体組織が硬くなった状態を示
す。 【0061】その後、図14(B)の(b)に示すよう
に正常組織内に外針32が穿刺されている区間を示すL
2 の領域内では本触診装置の出力データから内部組織の
硬さが一定値で保持されている状態が検出される。 【0062】そして、外針32が腫瘍部Zに接触したL
3 時点で、本触診装置の出力データによって正常組織と
腫瘍部Zとの間の境界部の硬さが検出される。続いて、
図14(B)の(c)に示すように外針32が腫瘍部Z
内に穿刺されるL4 の領域内で本触診装置の出力データ
によって腫瘍部Zの硬さが検出される。 【0063】また、プローブ本体1の外針32を体内の
被測定部Yに穿刺させた部分の内視鏡観察像がモニター
17の観察像表示画面18に表示される内視鏡装置16
の視野下で、肺組織に対し、本実施の形態のプローブ本
体1の接触針31の先端を接触させることにより、肺組
織の深部組織の機械的特性を直接診断することができ
る。この場合、プローブ本体1の外針32を肺組織の深
部組織に穿刺させた状態で、正常組織と機械的特性が異
なる腫瘍部Zなどの深部組織の機械的特性を診断するこ
とができるので、腫瘍部Zの深さ位置を正確に特定する
ことができる。 【0064】そこで、上記構成の本実施の形態では次の
効果を奏する。すなわち、本実施の形態ではプローブ本
体1の接触部材7を針状をした接触針31によって形成
するとともに、ケーシング2における触診部4の先端部
に接触針31の周囲をカバーする略細管状の外針32を
突設したので、プローブ本体1の外針32を生体組織の
深部組織に穿刺させることにより、生体組織の深部組織
の機械的特性を直接高精度に診断できる。 【0065】また、モニター17の1つの画面内で内視
鏡装置16で観察される内視鏡像、すなわちプローブ本
体1の外針32を体内の被測定部Yに穿刺させた部分の
内視鏡像表示画面18を観察しながらプローブ本体1の
外針32を生体組織の深部組織に穿刺させ、接触針31
によって生体組織の深部組織の機械的特性を診断するこ
とができるので、現在、触診装置のプローブ本体1の接
触針31を接触させて機械的特性を診断している体内の
被測定部Yの深部組織の場所を内視鏡像表示画面18に
よって確認しながらその触診による診断作業を続けるこ
とができる。そのため、体内触診時の被測定部Yの測定
場所を間違えるおそれがなく、効率よく触診による診断
作業を続けることができる。 【0066】さらに、皮膚表面より甲状腺に対し、本実
施の形態のプローブ本体1の外針32を穿刺することに
より、甲状腺の機械的特性の測定データを得る事がで
き、その触診情報をモニター17のグラフ画面19に表
示させることができる。このときは、内視鏡装置16を
必要としない。なお、本実施の形態の体内触診装置は肝
硬変の診断などにも勿論、使用可能であり、生体組織の
中で使用する部位が格別に限定されるものではない。 【0067】また、図15(A)〜(C)は本発明の第
3の実施の形態を示すものである。これは、第1の実施
の形態(図1〜5参照)の体内触診装置のプローブ本体
1の構成を一部変更したものである。すなわち、本実施
の形態では図15(A)に示すように体腔内に挿入する
ための挿入部41を湾曲可能な軟性のチューブ、例えば
フッ素樹脂チューブ等で構成した軟性のプローブ本体4
2を設けたものである。なお、この挿入部41の軟性チ
ューブとしてはその他、塩化ビニル、ポリウレタンなど
の樹脂製チューブや、コイルシースなどが使用できる。 【0068】また、この挿入部41の先端部側には触診
部43、基端部側には図示しない測定者が把持する手元
側の把持部44がそれぞれ設けられている。ここで、触
診部43には図15(B)に示すように挿入部41の軟
性チューブの軸心部に超音波振動する振動子45が配設
されている。この振動子45の先端部には体内の生体組
織である被測定部Yに接触し、硬さを検出する接触部材
(触診部材)46が機械的に接続されている。この接触
部材46の先端部は挿入部41の軟性チューブの外部に
突設されている。 【0069】さらに、振動子45にはこの振動子45の
振動を検出する振動検出素子47が取付けられている。
この振動検出素子47はプローブ本体42の把持部44
内に配設された第1の実施の形態と同じ増幅用のアンプ
11に接続されている。 【0070】また、挿入部41の触診部43内には振動
子45、接触部材46、振動検出素子47で構成された
振動系48を保持する保持部材49が装着されている。
この保持部材49は振動系48との接触面積を小さくす
るために断面が円形のリング状の樹脂材料でできてい
る。なお、この保持部材49の材質としては例えば、シ
リコンゴム、ウレタン樹脂、フッ素ゴム,NBR(ニト
リルゴム)などが利用できる。 【0071】また、本実施の形態における体内触診装置
のプローブ本体42は、図15(C)に示すように例え
ば、消化管用ビデオスコープ、消化管用ファイバースコ
ープ等の軟性の内視鏡装置50の処置具挿通チャンネル
51に挿入されて体内に導かれるようになっている。 【0072】ここで、内視鏡装置50には体腔内に挿入
される挿入部52に細長い長尺な可撓管部53が設けら
れており、この可撓管部53の先端部に湾曲変形可能な
湾曲部54を介して先端構成部55が連結されている。
そして、先端構成部55の先端面には処置具挿通チャン
ネル51の先端開口部とともに、照明光を導くライトガ
イドに連結された照明窓部56および観察光学系に連結
された観察窓部57がそれぞれ配設されている。 【0073】なお、体内触診装置のプローブ本体42の
挿入部41の外径寸法は内視鏡装置50の処置具挿通チ
ャンネル51に挿入できる大きさに設定されている。さ
らに、その他の構成は第1の実施の形態と同様であるた
め、第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付し
てここではその説明を省略する。 【0074】次に、本実施の形態における体内触診装置
の使用法について説明する。ここでは、食道静脈瘤患者
に対し、図15(C)に示すように本実施の形態の体内
触診装置で患者の食道Vにできた静脈瘤Wの硬さ等の機
械的特性を診断する体内触診作業について説明する。 【0075】まず、患者の食道V内に軟性の内視鏡装置
50を経口的に挿入し、この内視鏡装置50によって食
道Vの内壁を観察する。続いて、内視鏡装置50の処置
具挿通チャンネル51内に本実施の形態の体内触診装置
のプローブ本体42の挿入部41を挿入する。そして、
このプローブ本体42の挿入部41の先端部を処置具挿
通チャンネル51の先端開口部から患者の食道V内に突
出させ、接触部材46を食道Vの内壁の静脈瘤Wに接触
させる。このとき、内視鏡装置50の湾曲部54を所望
の方向に湾曲操作することにより、内視鏡装置50の視
野を観察、診断したい方向に向けることができる。 【0076】また、接触部材46を食道Vの内壁の静脈
瘤Wに接触させることにより、第1の実施の形態と同様
に周波数カウンタ14で振動系48の周波数が計測され
るようになっている。このとき、周波数カウンタ14か
らの振動系48の周波数の計測データに基いて共振振動
している接触部材46を食道Vの静脈瘤Wに接触させた
際の接触部材46の共振状態の変化をコントローラ15
で検出し、食道Vの内壁の静脈瘤Wの硬さ情報を得ると
ともに、内視鏡装置50から送られる内視鏡像の画像デ
ータとカウンタ14から送られる計測データに基いて得
られる食道Vの静脈瘤Wの硬さ情報とがコントローラ1
5によって合成されて例えば図5に示すようにモニター
17の画面に表示されるようになっている。 【0077】また、本実施の形態の第2の使用例として
は、経尿道鏡的に前立腺に触診装置先端の接触部を接触
させる事により前立腺の機械的特性を共振系の共振周波
数の変化をカウンタにより検出することにより測定可能
である。測定結果はモニターに内視鏡画像とともに表示
される。 【0078】また、本実施の形態の第2の使用例として
は、経尿道的に体内触診装置のプローブ本体42の挿入
部41を膀胱内部まで挿入し、プローブ本体42の接触
部材46を膀胱内壁に接触させた状態で、振動系48の
共振周波数の変化をカウンタ14により検出することに
より、膀胱内壁の機械的特性を測定することができる。
ここで、膀胱内壁の機械的特性を測定する事により、前
立腺肥大症の進行度の診断が可能となる。なお、本実施
の形態の応用例は以上に限る訳でなく、患者の体内の生
体組織に対していかなる部分にも使用できる。 【0079】そこで、本実施の形態の体内触診装置にあ
っては次の効果を奏する。すなわち、体腔内に挿入する
ための挿入部41を湾曲可能な軟性のチューブで構成し
た軟性のプローブ本体42を設けたので、軟性の内視鏡
装置50の処置具挿通チャンネル51内を通してプロー
ブ本体42の挿入部41を患者の体内に導いた際に、内
視鏡装置50の湾曲部54を所望の方向に湾曲操作する
操作にともないプローブ本体42の挿入部41を内視鏡
装置50の湾曲部54と一緒に湾曲させることができ
る。そのため、内視鏡装置50の湾曲部54を所望の方
向に湾曲操作することにより、内視鏡装置50の視野を
病変部に向けるとともに、プローブ本体42の接触部材
46を病変部である食道Vの静脈瘤Wに的確に押し当て
て接触させることができ、食道Vの静脈瘤Wの機械的特
性を測定し、病変部の触診を行うことができる。 【0080】また、本実施の形態でも第1の実施の形態
と同様に高感度の触診装置となる構成であり、プローブ
本体42の挿入部41が生体管腔内に挿入できる構成の
ため、患者に開腹手術を施すことなく患者の体内の生体
組織の機械的特性を直接高精度に診断できる。 【0081】さらに、内視鏡装置50から送られる内視
鏡像の画像データとカウンタ14から送られる計測デー
タに基いて得られる食道Vの静脈瘤Wの硬さ情報とがコ
ントローラ15によって合成されてモニター17の画面
に表示されるので、現在、触診装置のプローブ本体42
の接触部材46を接触させて機械的特性を診断している
体内の病変部の場所を内視鏡像表示画面18によって確
認しながらその触診による診断作業を続けることができ
る。 【0082】また、図16は本発明の第4の実施の形態
を示すものである。これは、体内触診手段として第1の
実施の形態(図1〜5参照)の体内触診装置の周波数カ
ウンタ14に代えて振幅電圧測定装置61を設けたもの
である。なお、その他の構成は第1の実施の形態と同様
であるため、第1の実施の形態と同一部分には同一の符
号を付してここではその説明を省略する。 【0083】次に、本実施の形態の体内触診装置の作用
について説明する。すなわち、プローブ本体1の接触部
材7が体内の被測定部Yの生体組織に接触した場合、振
動系9の共振周波数は参考文献1に示されるとおり、被
測定部Yの生体組織の機械的特性に依存し、振動系9の
機械的インピーダンスが変化することにより、共振周波
数、共振振幅ともに変化する。 【0084】ここで、図2に示すとおりバンドパスフィ
ルタ12の特性曲線aが振動系9のアドミタンスの特性
曲線bの極大点P1 の周波数f1 に対し、低い周波数f
2 側にピークP2 を持つように調整されているため、プ
ローブ本体1の接触部材7が生体組織の被測定部Yに接
触した際に振動系9の共振周波数が低下した場合には、
共振振幅が大きくなり、また、共振周波数が上昇した場
合には共振振幅が小さくなる。このため、共振振幅の変
化を測定することにより、生体組織の被測定部Yの機械
的特性を求めることができる。 【0085】なお、その他の作用、使用法については第
1の実施の形態と同様であるためここではその説明を省
略する。そこで、本実施の形態の体内触診装置にあって
も第1の実施の形態と同様の効果を奏する。 【0086】さらに、第2の実施の形態および第3の実
施の形態の体内触診装置の周波数カウンタ14をそれぞ
れ第4の実施の形態の振幅電圧測定装置61に代えても
よく、この場合も第1の実施の形態と同様の効果を奏す
る。 【0087】また、図17は本発明の第5の実施の形態
を示すものである。これは、信号透過率調整手段として
第1の実施の形態(図1〜5参照)の体内触診装置のバ
ンドパスフィルタ12に代えて図17に示す特性のロー
パスフィルタを設けたものである。なお、他の構成は第
1の実施の形態と同様であるため、ここではその説明を
省略する。 【0088】また、図17中で、a2 は振動系9の周波
数特性曲線、b2 はローパスフィルタの特性曲線をそれ
ぞれ示すものである。そして、本実施の形態ではローパ
スフィルタの特性曲線b2 は振動系9のアドミタンス極
大点P11の周波数f11に対し低い周波数f12で透過率が
減少し始めるように調整された状態で設定されている。 【0089】このため、振動系9、アンプ11、ローパ
スフィルタで構成される自励発振回路13の特性曲線c
2 は振動系9のアドミタンス極大点P11を示す周波数f
11よりも低い周波数f13で共振するようになっている。 【0090】ここで、プローブ本体1の接触部材7が生
体組織の被測定部Yにある面積を保ち接触すると図17
中で、特性曲線d2 に示すように振動系9のインピーダ
ンスは増加し、共振周波数f14は減少する。 【0091】また、本実施の形態においては、自励発振
回路13の共振周波数fは、振動系9の周波数特性にロ
ーパスフィルタの特性を含めた特性に従い変化する。す
なわち、接触部材7が生体組織の被測定部Yに接触する
と、図17中で、特性曲線e2 に示すように共振周波数
f15は接触部材7が生体組織の被測定部Yに接触する前
の周波数f13に比べて減少し、共振振幅は減少しようと
するが、ローパスフィルタの信号透過率が共振周波数の
低下により増加するため実際の共振振幅は増加し、さら
に、共振周波数15は低周波側に変化する。 【0092】よって、本実施の形態の触診装置では参考
文献1に示される場合よりも大きな周波数変化を示すの
で、生体組織の被測定部Yの機械的特性をより高い感度
で検出可能となる。そこで、本実施の形態の体内触診装
置にあっても第1の実施の形態と同様の作用、効果を奏
する。 【0093】また、図18は本発明の第6の実施の形態
を示すものである。これは、信号透過率調整手段として
第1の実施の形態(図1〜5参照)の体内触診装置のバ
ンドパスフィルタ12および第5の実施の形態のローパ
スフィルタに代えて図18に示す特性のハイパスフィル
タを設けたものである。なお、他の構成は第1の実施の
形態と同様であるため、ここではその説明を省略する。 【0094】また、図18中で、a3 は振動系9の周波
数特性曲線、b3 はハイパスフィルタの特性曲線をそれ
ぞれ示すものである。そして、本実施の形態ではハイパ
スフィルタの特性曲線b3 は振動系9のアドミタンス極
大点P21の周波数f21では周波数の増加に対し透過率が
上昇する周波数領域になる様に調整された状態で設定さ
れている。 【0095】このため、振動系9、アンプ11、ローパ
スフィルタで構成される自励発振回路13の特性曲線c
3 は振動系9のアドミタンス極大点P21の周波数f21よ
りも高い周波数f23で共振するようになっている。 【0096】ここで、プローブ本体1の接触部材7が骨
などの硬い生体組織に接触すると図18中で、特性曲線
d3 に示すように振動系9のインピーダンスは増加し、
共振周波数f24も増加する。 【0097】また、本実施の形態においては、自励発振
回路13の共振周波数fは、振動系9の周波数特性にハ
イパスフィルタの特性を含めた特性に従い変化する。す
なわち、接触部材7が生体組織の被測定部Yに接触する
と、図18中で、特性曲線e3 に示すように共振周波数
f25は接触部材7が生体組織の被測定部Yに接触する前
の周波数f23に比べて増加し、共振振幅は減少しようと
するが、ハイパスフィルタの信号透過率が共振周波数の
増加により増加するため実際の共振振幅は増加し、さら
に、共振周波数25は高周波側に変化する。 【0098】よって、本実施の形態の触診装置では参考
文献1に示される場合よりも大きな周波数変化を示すの
で、生体組織の被測定部Yの機械的特性をより高い感度
で検出可能となる。そこで、本実施の形態の体内触診装
置にあっても第1の実施の形態と同様の作用、効果を奏
する。 【0099】また、本実施の形態の体内触診装置は患者
の体内の硬い生体組織の僅かな硬さの変化を検出するこ
とに適している。例えば、膝関節に内視鏡装置(関節
鏡)を挿入した状態で、膝関節付近の骨を本実施の形態
の体内触診装置のプローブ本体1の接触部材7で触れる
ことにより、関節付近の骨表面を覆っている滑膜の機械
的特性を測定することができ、膝関節の診断が行える。
したがって、本実施の形態の体内触診装置によれば特
に、骨、軟骨、滑膜等の比較的硬い生体組織の機械的特
性の測定が高精度に行える効果がある。 【0100】また、図19は本発明の第7の実施の形態
を示すものである。これは、第1の実施の形態(図1〜
5参照)の体内触診装置のプローブ本体1の構成を一部
変更したものである。すなわち、本実施の形態では第1
の実施の形態のプローブ本体1の圧電セラミック製の振
動子6の代わりに複数の圧電セラミック71をプローブ
本体1の軸心方向に積層させた積層型圧電セラミック製
の振動子72を設けたものである。 【0101】さらに、積層型圧電セラミック製の振動子
72の外周面には第1の実施の形態の圧電セラミック製
の振動検出素子8の代わりに膜状のバイモルフ振動子製
の振動検出素子73が張り付けられている。なお、その
他の構成は第1の実施の形態と同様であるため、第1の
実施の形態と同一部分には同一の符号を付してここでは
その説明を省略する。 【0102】そこで、上記構成の本実施の形態の体内触
診装置では次の効果を奏する。すなわち、プローブ本体
1に積層型圧電セラミック製の振動子72を設けたの
で、小型であるにもかかわらず入力電圧に対して大きな
振幅を得ることができる。 【0103】また、膜状のバイモルフ振動子製の振動検
出素子73を設けたので、軽量であり、かつプローブ本
体1に振動検出素子73を収納するためのスペースを小
さくすることができ、プローブ本体1全体を小型軽量化
することができる。そのため、第1の実施の形態と同様
の効果が得られる他、体内触診装置のプローブ本体1全
体が小型軽量であるためにプローブ本体1の操作性を一
層良くすることができる。なお、振動検出素子73とし
てPVDFフィルムを用いても同様の効果がある。 【0104】また、図20は本発明の第8の実施の形態
を示すものである。これは、第7の実施の形態(図19
参照)の体内触診装置のプローブ本体1の構成をさらに
変更したものである。すなわち、本実施の形態では第7
の実施の形態の膜状のバイモルフ振動子製の振動検出素
子73の代わりに絶縁層81を介し振動検出素子として
積層型圧電セラミック82を一体に構成したものであ
る。なお、その他の構成は第1の実施の形態と同様であ
るため、第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を
付してここではその説明を省略する。 【0105】そこで、上記構成の本実施の形態の体内触
診装置では次の効果を奏する。すなわち、積層型圧電セ
ラミック製の振動子72に絶縁層81を介して積層型圧
電セラミック82を一体に構成し、振動子、振動検出素
子が一体となった積層型圧電セラミックを設けたので、
小型であるにもかかわらず入力電圧に対して大きな振幅
を得ることができる。 【0106】さらに、本実施の形態では第7の実施の形
態の積層型圧電セラミック製の振動子72に振動検出素
子を構成する積層型圧電セラミック82も一体化されて
いるため、プローブ本体1全体を小型軽量化することが
できる。そのため、第1の実施の形態と同様の効果が得
られる他、体内触診装置のプローブ本体1全体が小型軽
量であるためにプローブ本体1の操作性を一層良くする
ことができる。 【0107】また、図21は本発明の第9の実施の形態
を示すものである。これは、第3の実施の形態(図15
(A)〜(C)参照)の体内触診装置の軟性のプローブ
本体42の構成を一部変更したものである。 【0108】本実施の形態では第3の実施の形態の軟性
のチューブでできたプローブ本体42の挿入部41の先
端開口部に導電製金属でできた略有底円筒状の保持部材
91が嵌め込み状態で取付けられている。この保持部材
91の底板92には外面側に圧電セラミック製の板状の
振動子93、内面側に圧電セラミック製の板状の振動検
出素子94がそれぞれ取付けられている。ここで、振動
子93の板の両面には導電性物質でできた電極がそれぞ
れ設けられている。同様に、振動検出素子94の板の両
面にも導電性物質でできた電極がそれぞれ設けられてい
る。 【0109】さらに、保持部材91の底板92の外面側
には体内の生体組織である被測定部Yに接触し、硬さを
検出する接触部材(触診部材)95が生体組織と振動子
93及び保持部材91との間の絶縁性を確保できるよう
に取付けられている。 【0110】また、保持部材91には振動子93の外面
側の電極に接続される配線を通す配線挿通穴96が設け
られている。そして、振動子93の外面側の電極(陽
極)は配線挿通穴96に通された配線を介してバンドパ
スフィルタ12の出力側に接続されている。さらに、保
持部材91の底板92に接続された振動子93の内面側
の電極(陰極)および振動検出素子94の一方の電極
(陰極)はこの保持部材91に接続される配線を介して
アースされている。また、振動検出素子94の他方の電
極(陽極)はバンドパスフィルタ12の入力側に接続さ
れている。これにより、振動検出素子94、アンプ1
1、バンドパスフィルタ12および振動子93からなる
帰還ループによる自励発振回路13が形成されている。
そして、接触部材95、保持部材91、振動子93、振
動検出素子94で構成された振動系97がこの自励発振
回路13によって共振状態で発振され、接触部材95が
共振状態で振動されるようになっている。なお、その他
の構成は第3の実施の形態と同様であるため、ここでは
その説明を省略する。 【0111】そこで、上記構成の本実施の形態の体内触
診装置では次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態
の体内触診装置でも第3の実施の形態と同様の効果が得
られる他、本実施の形態の体内触診装置では特に接触部
材95、保持部材91、振動子93、振動検出素子94
からなる微小な組立て部品によって共振周波数で振動す
るプローブ本体42の振動系97を形成することができ
るので、プローブ本体42の先端の触診部43を微小に
構成できる。そのため、プローブ本体42の先端に配置
される硬質な触診部43の長さを短くすることができる
ので、軟性の内視鏡装置50の処置具挿通チャンネル5
1にプローブ本体42の挿入部41を挿入する際のプロ
ーブ本体42の挿入性が向上する。 【0112】また、図22は本発明の第10の実施の形
態を示すものである。これは、第2の実施の形態(図1
4(A)〜(C)参照)の体内触診装置のプローブ本体
1の構成を一部変更したものである。 【0113】すなわち、本実施の形態では第2の実施の
形態のプローブ本体1の先端部に配置される外針32の
先端部に先端側に向かうにしたがって外径寸法が徐々に
小さくなる状態に絞りこまれている先細状の先細部10
1を設けたものである。なお、接触針31はこの先細部
101の先端開口部に接触しない状態で保持されてい
る。 【0114】そこで、上記構成の本実施の形態の体内触
診装置では次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態
の体内触診装置でも第2の実施の形態と同様の効果が得
られる他、本実施の形態では特に外針32の先細部10
1は先端側に向かうにしたがって外径寸法が徐々に小さ
くなる状態に絞りこまれているので、外針32を生体組
織に穿刺しやすい。 【0115】さらに、外針32の先細部101が接触針
31に対して対称形状に形成されているため、外針32
の穿刺の状態に関係なく、接触針31の生体組織に対す
る接触状態を安定に保持することができ、安定した診断
ができる。また、外針32と接触針31との先端間の間
隙を狭くできるので、外針32と接触針31との間に異
物が詰まる可能性が少なく、安定した診断ができる。 【0116】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他の
特徴的な技術事項を下記の通り付記する。 【0117】記 (付記項1) 共振振動している物体を、生体組織に接
触させたときの前記物体の共振状態の変化を検出し、前
記生体組織の機械的特性を求める体内触診装置に於い
て、生体組織に接触させる前記物体と共振振動させる帰
還ループの中に、信号透過率が周波数に対して連続的に
変化する周波数領域を持つ信号透過率調整手段を有し、
前記物体の共振周波数が、前記信号透過率調整手段の信
号透過率が周波数に対して連続的に変化する周波数領域
にあることを特徴とする体内触診装置。 【0118】(付記項2) 共振振動している物体を、
生体組織に接触させたときの前記物体の共振周波数の変
化を検出し、前記生体組織の機械的特性を求める体内触
診装置に於いて、生体組織に接触させる前記物体と共振
振動させる帰還ループの中に、信号透過率が周波数に対
して連続的に変化する周波数領域を持つ信号透過率調整
手段を有し、前記物体の共振周波数が、前記信号透過率
調整手段の信号透過率が周波数に対して連続的に変化す
る周波数領域にあることを特徴とする体内触診装置。 【0119】(付記項3) 共振振動している物体を、
生体組織に接触させたときの前記物体の共振振幅の変化
を検出し、前記生体組織の機械的特性を求める体内触診
装置に於いて、生体組織に接触させる前記物体を共振振
動させる帰還ループの中に、信号透過率が周波数に対し
て連続的に変化する周波数領域を持つ信号透過率調整手
段を有し、前記物体の共振周波数が、前記信号透過率調
整手段の信号透過率が周波数に対して連続的に変化する
周波数領域にあることを特徴とする体内触診装置。 【0120】(付記項4) 信号透過率調整手段が、バ
ンドパスフィルタ、ローパスフィルタ、ハイパスフィル
タ、ノッチフィルタ、積分回路、微分回路、ピーキング
増幅器のいずれかであることを特徴する付記項1の体内
触診装置。 【0121】(付記項5) 前記共振振動している物体
が、生体に接触させる接触子と、電気的振動を機械的振
動に変換する振動子と、機械的振動を電気的振動に変換
する振動検出素子からなり、前記振動検出素子の出力
を、前記信号透過率調整手段を通し、前記振動子に帰還
する前記帰還ループを有することを特徴とする付記項1
の体内触診装置。 【0122】(付記項6) 前記電気的振動を機械的振
動に変換する振動子が、圧電セラミック、積層圧電セラ
ミック、PVDF、磁歪素子、バイモルフ振動子、水晶
発振子、SAW(櫛形)、のいずれかであることを特徴
とする付記項5の体内触診装置。 【0123】(付記項7) 前記振動検出素子が、圧電
セラミック、積層圧電セラミック、PVDF、磁歪素
子、バイモルフ振動子、水晶発振子、SAW(櫛形)、
のいずれかであることを特徴とする付記項5の体内触診
装置。 【0124】(付記項8) 前記振動検出素子の出力を
増幅する増幅手段を有し、前記増幅手段の出力を、前記
信号透過率調整手段に通すことを特徴とする付記項5の
体内触診装置。 【0125】(付記項9) 前記共振振動している物体
に設けられた生体組織に接触するための接触子と、体腔
内に接触子を挿入するための挿入部と、前記接触子のみ
が生体組織に触れる様に前記振動している物体をカバー
するカバー手段と、前記共振振動している物体の振動が
前記挿入部及びカバー手段に伝達されないように前記共
振振動している物体を保持する保持手段と、共振振動し
ている物体からの信号を体腔外に伝達する伝達手段を有
する付記項1の体内触診装置。 【0126】(付記項10) 前記挿入部が軟性の部材
でできたことを特徴とする付記項9の体内触診装置。 (付記項11) 前記共振振動している物体に設けられ
た生体組織に接触するための接触子と、前記接触子先端
の生体組織への接触状態を観察する内視鏡装置と、内視
鏡装置の画像と前記共振振動する物体の共振状態の変化
を同時に表示するモニターを有する付記項1の体内触診
装置。 【0127】(付記項12) 前記共振振動している物
体に設けられた生体組織に先端が接触するための接触針
と、生体組織に穿刺する中空の外針と、体腔内に前記接
触針を挿入するための挿入部と、前記接触針先端のみが
生体組織に接触する様に前記共振振動している物体をカ
バーするカバー手段と、前記共振振動している物体の振
動が前記挿入部及びカバー手段に伝達されないように前
記共振振動している物体を保持する保持手段と、共振振
動している物体からの信号を体腔外に伝達する伝達手段
を有し、前記接触針が前記外針の内部を通り、前記接触
針の先端が前記外針の先端より僅かに先端が突出するよ
うに設けられていることを特徴とする付記項1の体内触
診装置。 【0128】(付記項13) 前記外針の外径が先端に
近づくにつれ減少していることを特徴とする付記項12
の体内触診装置。 (付記項14) 生体組織に接触する接触子と、前記接
触子を体腔内に挿入するための挿入部と、前記挿入部に
周辺部の一部または全てを保持固定された板状の台座
と、前記台座の表面の一方に固定された前記接触子を振
動させる板状の振動子と、前記台座のもう一方の面に固
定された前記振動子による振動を検出する振動検出手段
とを有し、前記振動子、前記台座または前記振動検出手
段に前記接触子が固定されていることを特徴とする付記
項1の体内触診装置。 【0129】 【発明の効果】本発明によれば体内の生体組織に接触さ
せ、生体組織の機械的特性を求める体内触診手段の少な
くとも触診部材と振動子とから成る振動系の共振周波数
を、触診部材を共振振動させる帰還ループの中に介設さ
れた信号透過率調整手段の信号透過率が周波数に対して
連続的に変化する周波数領域に設定したので、生体内部
の組織の力学的特性を高精度に検出できる体内触診装置
を提供することができる。
装置の使用状態を示す概略構成図。 【図2】 第1の実施の形態の体内触診装置全体の概略
構成図。 【図3】 第1の実施の形態の振動系およびバンドパス
フィルタの周波数特性を示す特性図。 【図4】 (A)は第1の実施の形態の体内触診装置に
よる肺組織の触診操作状態を示す要部の側面図、(B)
は触診部材の移動位置に対する本装置の出力の変化状態
を示す特性図。 【図5】 モニターの画面表示の一例を示す平面図。 【図6】 モニターの画面表示の他の例を示す平面図。 【図7】 体内触診装置による硬さ測定の原理を説明す
るために使用される圧電素子の概略構成図。 【図8】 圧電素子を通過する電気信号の入力波と出力
波との関係を示す特性図。 【図9】 圧電素子の出力端子にローパスフィルタを接
続した状態を示す概略構成図。 【図10】 図7の圧電素子の入出力の周波数特性を測
定した測定結果を示す特性図。 【図11】 図7の圧電素子に軟性の物質を接触させた
ときの周波数特性を示す特性図。 【図12】 式(4)、(5)の周波数依存性を示す特
性図。 【図13】 式(6)、(7)の周波数依存性を示す特
性図。 【図14】 本発明の第2の実施の形態を示すもので、
(A)は体内触診装置の要部構成を一部断面にして示す
側面図、(B)は本実施の形態による体内の触診動作状
態を説明するための説明図、(C)は生体組織の表面よ
り穿刺された触診部材による穿刺深さ位置と硬さデータ
との関係を示す特性図。 【図15】 本発明の第3の実施の形態を示すもので、
(A)は体内触診装置全体の概略構成図、(B)は本実
施の形態による体内触診装置の要部構成を示す縦断面
図、(C)は本実施の形態による体内の触診動作状態を
説明するための説明図。 【図16】 本発明の第4の実施の形態における体内触
診装置全体の概略構成図。 【図17】 本発明の第5の実施の形態の体内触診装置
の振動系およびローパスフィルタの周波数特性を示す特
性図。 【図18】 本発明の第6の実施の形態の体内触診装置
の振動系およびハイパスフィルタの周波数特性を示す特
性図。 【図19】 本発明の第7の実施の形態の体内触診装置
の要部構成を示す縦断面図。 【図20】 本発明の第8の実施の形態の体内触診装置
の要部構成を示す縦断面図。 【図21】 本発明の第9の実施の形態の体内触診装置
の要部構成を示す縦断面図。 【図22】 本発明の第10の実施の形態の要部構成を
一部断面にして示す側面図。 【符号の説明】 6,45,72,93…振動子、7,46,95…接触
部材(触診部材)、12…バンドパスフィルタ(信号透
過率調整手段)、13…自励発振回路、15…コントロ
ーラ(体内触診手段)、31…接触針(触診部材)。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 体腔内の生体組織に接触させる触診部材
を備え、前記触診部材を接触させた生体組織の硬さを算
出する体内触診装置において、 無負荷時に第1の共振周波数を有し過負荷時に前記第1
の共振周波数に対して低い第2の共振周波数を有する 振
動子と、前記振動子の振動周波数と振幅とに応じた信号を入力
し、過負荷時の共振周波数の変動に伴なって減少する振
幅を増幅させるために、前記第1の共振周波数では第1
の信号透過特性を有し、前記第2の共振周波数では前記
第1の信号透過特性に対して高い第2の信号透過特性を
有する 信号透過率調整手段と、前記信号透過率調整手段により増幅された信号に基づい
て、前記第1の共振周波数と前記第2の共振周波数との
差分から前記生体組織の硬さを算出するコントローラ
と、 を有する ことを特徴とする体内触診装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24187095A JP3490551B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 体内触診装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24187095A JP3490551B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 体内触診装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0984789A JPH0984789A (ja) | 1997-03-31 |
| JP3490551B2 true JP3490551B2 (ja) | 2004-01-26 |
Family
ID=17080758
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24187095A Expired - Fee Related JP3490551B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 体内触診装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3490551B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4755745B2 (ja) * | 1999-12-22 | 2011-08-24 | 株式会社東芝 | 穿刺アダプタを備えた超音波プローブ |
| JP4709984B2 (ja) * | 2001-03-19 | 2011-06-29 | 学校法人日本大学 | 物質の特性測定方法、物質の特性測定装置 |
| JP4074169B2 (ja) * | 2002-09-25 | 2008-04-09 | オリンパス株式会社 | 超音波送受信ユニット |
| JP2004261233A (ja) * | 2003-02-20 | 2004-09-24 | Univ Nihon | 硬さ計測用カテーテルセンサ |
| US7441458B2 (en) | 2004-01-20 | 2008-10-28 | Ngk Insulators, Ltd. | Systems for measuring physical quantities |
| JP4515799B2 (ja) * | 2004-03-24 | 2010-08-04 | 株式会社日立メディコ | 超音波診断装置 |
| JP5190979B2 (ja) * | 2007-06-05 | 2013-04-24 | 学校法人日本大学 | 2次元的硬さ測定装置 |
| US20100063401A1 (en) * | 2008-09-09 | 2010-03-11 | Olympus Medical Systems Corp. | Ultrasound endoscope system and ultrasound observation method |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3151153B2 (ja) | 1995-09-20 | 2001-04-03 | 定夫 尾股 | 周波数偏差検出回路及びそれを利用した測定器 |
-
1995
- 1995-09-20 JP JP24187095A patent/JP3490551B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3151153B2 (ja) | 1995-09-20 | 2001-04-03 | 定夫 尾股 | 周波数偏差検出回路及びそれを利用した測定器 |
Non-Patent Citations (3)
| Title |
|---|
| O. A. Lindahl et al,Impression technique for the assessment of oedema,Medical & Biological Engineering & Computing,1995年 1月,vol.33, no.1, pp.27−32 |
| Sadao Omata et al,New tactile sensor like the human hand and its applications,Sensors and Actuators A,1992年10月,vol.35, no.1, pp.9−15 |
| 大塚俊哉 他,新しい触覚センサーによる胸腔鏡下肺内腫瘤探査,胸部外科,1995年 7月,vol.48, no.7, pp.550−552 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0984789A (ja) | 1997-03-31 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3151153B2 (ja) | 周波数偏差検出回路及びそれを利用した測定器 | |
| US5911694A (en) | Endoceliac physical quantity measuring apparatus having excellent measuring resolution | |
| US6569108B2 (en) | Real time mechanical imaging of the prostate | |
| US7166075B2 (en) | Elastographic imaging of in vivo soft tissue | |
| JP5690343B2 (ja) | 超音波診断装置、システム及び作動方法 | |
| EP2854651B1 (en) | Pulmonary ultrasound techniques for elastography in lungs | |
| JP3490551B2 (ja) | 体内触診装置 | |
| Wang et al. | Photoacoustic dual-mode microsensor based on PMUT technology | |
| JP3691620B2 (ja) | 触覚センサプローブ | |
| JP4733988B2 (ja) | 体腔内超音波診断システム | |
| JP3038060B2 (ja) | 生体組織硬さ測定装置 | |
| Le Bourlout et al. | Multi-modal transducer-waveguide construct coupled to a medical needle | |
| JP3635512B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
| JPH10104146A (ja) | 硬さ測定装置 | |
| JP2014117314A (ja) | 処置具システムおよび内視鏡システム | |
| JPH11118689A (ja) | 触覚センサ | |
| JP5382685B2 (ja) | 超音波プローブ及び超音波診断装置 | |
| JP4707224B2 (ja) | 穿刺針による病変部検出装置 | |
| JP5354599B2 (ja) | 組織硬度評価装置 | |
| JP2006198239A (ja) | 体腔内超音波診断システム | |
| JPH0829312A (ja) | 生体軟組織の硬さ検出方法及びこれに用い る検出装置 | |
| JPH0984790A (ja) | 体内触診装置 | |
| EP3565477A1 (en) | System and method for performing ultrasound and pressure measurements | |
| Lee et al. | Silicon nanocolumn-based disposable and flexible ultrasound patches | |
| RU2538172C1 (ru) | Способ формирования аппаратной перкуссии |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20031021 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071107 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091107 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101107 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101107 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121107 Year of fee payment: 9 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |