JPH0829312A - 生体軟組織の硬さ検出方法及びこれに用い る検出装置 - Google Patents

生体軟組織の硬さ検出方法及びこれに用い る検出装置

Info

Publication number
JPH0829312A
JPH0829312A JP19807694A JP19807694A JPH0829312A JP H0829312 A JPH0829312 A JP H0829312A JP 19807694 A JP19807694 A JP 19807694A JP 19807694 A JP19807694 A JP 19807694A JP H0829312 A JPH0829312 A JP H0829312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hardness
soft tissue
section
sensor
self
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19807694A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Omata
定夫 尾股
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP19807694A priority Critical patent/JPH0829312A/ja
Publication of JPH0829312A publication Critical patent/JPH0829312A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化されたセンサー素子が、生体内の軟組
織や癌、腫瘍等に触れたときの周波数の変化から硬さの
違いを検出し、しかも一つのセンサーで骨や歯のように
硬い物から軟らかい生体軟組織の硬さまでを測定できる
ようにした検出方法及びこれを利用した新しい装置の発
明を提供する。 【構成】 対物接触振動子11及び振動検出部12から
なるセンサー部1と、該センサー部1からの出力信号を
増幅器21で増幅し、これを帯域フィルター22または
ピーキング増幅器23を通して、対物接触振動子11に
強制帰還してなる自励発振回路部2と、該自励発振回路
2の周波数変化量を計測する計測部3と、から構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対物接触振動子を利用
した、生体軟組織の硬さを検出する方法及びこれに用い
る検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から超音波振動される振動棒を有す
るプローブを手で把持しながら、金属の硬さを測定する
超音波硬さ測定法がある。これは、振動棒の他端に物体
を接触すると、振動棒の固有振動数が変化する原理を利
用したもので、金属の硬さを求めることが主な目的であ
る。この測定器では振動の駆動源と振動棒が別個である
ために全体を小型化することが困難であり、生体方面に
適用することができない。特に、このシステムでは、振
動棒に取付けた圧電セラミック素子型の検出素子の信号
を増幅器で増幅し、振動棒を駆動する為のコイルに直接
正帰還されているので、帯域フィールタやピーキング増
幅器などは使用されていない。この為、接触される物質
が金属のように硬い物や豆腐のように軟らかい物が振動
棒に接触しても、いずれも振動棒の固有周波数は低下す
るので、一つの検出素子で、石のように硬い物質から豆
腐のように軟らかい物質の硬さを分離して計測すること
ができない。従って、従来の方法では硬さを知覚する人
の手のように、あらゆる物質の硬さの違いを分離して測
定することができないので、触診の代用として使用する
ことは不可能である。ところで、今日の医療技術の進歩
には目を見張るものがある。特に、内視鏡を利用した診
断では、今日の医療に欠かせないものとなっている。さ
らにこのシステムを利用して、腹腔鏡下での手術法や胸
腔鏡下での手術法が新たな医療技術として開発され、急
速に利用拡大されている。また、従来の手術法では胸部
や腹部を十分に開胸、開腹して手術を行なっている為
に、患者への体力的な負担が大きいことや、快復にも長
期間を要すること等から、内視鏡を利用した上記のよう
な腹腔鏡下手術法や胸腔鏡下手術法等が注目されてい
る。しかし、これらの手術法では手や指で癌や腫瘍等の
患部に直接触れて、硬さを触診をすることができないと
いう大きな欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、このような方
面への適用を目的として、生体内の癌や腫瘍、臓器等の
硬さを極めて容易かつ確実に求めることができるよう
に、金属の硬さを求めることを目的とした従来の超音波
硬度計の原理を改善して、一つの検出素子で、骨のよう
に硬い物から血管のように軟らかい物の硬さを検出でき
る新しい硬さ測定器を開発した。
【0004】
【課題を解決するための手段】生体内組織の硬さ等、上
記の目的を達成するための本願発明は、次のように構成
される。すなわち、本願発明に関わる生体内軟組織の硬
さ検出方法は、センサー部を小形化する為に、従来の振
動駆動源と対物接触振動子とが分離した構造を一体化で
きるように圧電セラミック素子を利用し、これに振動検
出素子、または分割形電極の振動検出素子を設け、この
出力信号を増幅後、帯域フィルターまたはピーキング増
幅器を通して前記対物接触振動子に強制帰還させて成る
自励発振回路部における発振周波数の変化または発振電
圧の変化を測定することにより、軟組織の硬さを検出す
ることができる。
【0005】特に、対物接触振動子の振動周波数特性と
帯域フィルターまたはピーキング増幅器の周波数特性を
利用することにより、一つのセンサー素子で骨のように
硬いものから臓器のように軟らかいものまで硬さを分離
して計測することができるように工夫したことが最大の
特徴で、従来の方法では見当たらない。
【0006】また、自励発振回路の周波数変化または電
圧変化の出力信号を内視鏡用等のモニター上に表示し
て、ブラウン管に現われた生体内の患部の様子を観察し
ながら、センサープローブを対象物に押し当てることに
より、触診のように腫瘍等の硬さの情報を目で観察する
ことができるシステムも容易に可能である。
【0007】また、センサ部をカティーテルの先端に取
付けて、生体内の軟組織の硬さを計測できるシステムと
してもよい。
【0008】
【実施例】以下に、本願発明の実施例、及びその測定例
の詳細を説明する。1はセンサー部で、対物接触振動子
11と、これに取付けられた振動検出部12から構成さ
れる。ここで、対物接触振動子11としては、例えば圧
電セラミック素子や水晶振動子が挙げられ、その形状に
制限はない。また振動検出素子12には、例えば圧電セ
ラミック素子、高分子圧電フィルム等の他に、振動検出
部12を分割電極13としてもよい。
【0009】2は、自励発振回路部で、振動検出素子1
2からの出力信号を増幅回路21で増幅し、この出力信
号を帯域フィルター22、を通して、対物接触振動子1
1に強制帰還をおこなわせるように回路構成されてい
る。かかる構成により、増幅回路21の増幅度を調整
し、さらに帯域フィルター22の特性をも調整して、対
物接触振動子11を振動させ、自励発振させる。このと
き帯域フィルター22の周波数特性を対物接触振動子1
1の周波数特性に適用するように調整することにより、
生体のような軟組織の硬さから骨や歯のように硬いもの
まで、一つのセンサー素子で測定することができるよう
に構成することが可能となる。
【0010】なお、かかる自励発振回路部2において、
前記の帯域フィルター22の代わりにピーキング増幅器
23を通して対物接触振動子11に強制帰還させてもよ
い。3は、計測部であり、自励発振回路部2の増幅器2
1の後、または帯域フィルター22の後に接続設置され
る周波数測定回路31、または電圧測定回路32と、こ
れらに接続されるデータ処理回路部33とから構成され
る。
【0011】52は、内視鏡用モニターで、内視鏡51
によって得られる患部等の画像と計測部3からの出力を
接続して得られる硬さに関する情報を同時にモニター上
で、直接観察することもできる。
【0012】
【作用】本願実施例は、以上のように構成されているの
で、まず、対物接触振動子11が腫瘍などの軟組織4に
接触する前の自励発振回路部2の発振周波数を測定す
る。次に、対物接触振動子11を軟組織4に接触させる
と、自励発振回路部2の発振周波数が変化するので、こ
のときの周波数を測定し、接触前と接触後の発振周波数
の変化量を求めれば、触れた軟組織4の硬さを知ること
ができる。このとき、周波数変化量のみならず電圧の変
化量からも物質の硬さの違いを検出することができる。
【0013】
【効能】本願発明は、以上のように構成されている為、
次に挙げる効果を奏する。対物接触振動子から成るセン
サー部は小型化しやすいので、カティーテル等の先端に
取付けて、生体内の癌や悪性腫瘍、血管の動脈硬化等の
硬さを、触診と同様な簡便さで検出でき、しかも硬さの
程度をブラウン管上で観察することもできる。特に発振
回路部に帯域フィルターまたはピーキング増幅器を設け
ることによって、微妙な硬さの違いも正確に分離するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例を示す概略斜視説明図
【図2】本願発明のセンサー部の他実施例を示す概略斜
視説明図
【図3】本願発明の他実施例を示す概略斜視説明図
【符号の説明】
1:センサー部、 2:自励発振回路部、 3:計測部 4:軟組織、 6:カバー、 7:センサープローブ、
11:対物接触振動子、 12:振動検出部 13:分割電極、 14:接触子、21:増幅器、2
2:帯域フィルター、 23:ピーキング増幅器、3
1:周波数測定回路、 32:電圧測定回路、33:デ
ータ処理回路 51:内視鏡、 52:内視鏡用モニター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物接触振動子(11)及び振動検出部
    (12)からなるセンサー部(1)と、該センサー部
    (1)からの出力信号を増幅器(21)で増幅し、帯域
    フィルター(22)またはピーキング増幅器(23)を
    通して、対物接触振動子(11)に強制帰還させてなる
    自励発振回路部(2)と、該自励発振回路部(2)の発
    振周波数を計測する計測部(3)と、からなることを特
    徴とする軟組織の硬さ検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の計測システムを利用
    し、出力信号を生体用内視鏡(51)でのモニター(5
    2)上に表示して、内視鏡像と硬さの情報を同時に得る
    ようにシステムを構成した軟組織の硬さ検出装置。
  3. 【請求項3】 対物接触振動子(11)を円筒状または
    円柱状にしたセンサー部(1)をカティーテル等のカバ
    ー(6)の先端に取付けてプローブ(7)とし、請求項
    1に記載のシステムを利用して、血管や生体内に挿入し
    て生体軟組織の硬さを検出する装置。
JP19807694A 1994-07-18 1994-07-18 生体軟組織の硬さ検出方法及びこれに用い る検出装置 Pending JPH0829312A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19807694A JPH0829312A (ja) 1994-07-18 1994-07-18 生体軟組織の硬さ検出方法及びこれに用い る検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19807694A JPH0829312A (ja) 1994-07-18 1994-07-18 生体軟組織の硬さ検出方法及びこれに用い る検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0829312A true JPH0829312A (ja) 1996-02-02

Family

ID=16385120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19807694A Pending JPH0829312A (ja) 1994-07-18 1994-07-18 生体軟組織の硬さ検出方法及びこれに用い る検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0829312A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006223676A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 J Morita Tokyo Mfg Corp 計測機能を備えた歯科用超音波スケーラ。
JP2006250633A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Kochi Univ 硬さ測定器および硬さ測定装置、ならびに硬さ評価方法
JP2009153727A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Kao Corp 皮膚性状測定用多機能プローブ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006223676A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 J Morita Tokyo Mfg Corp 計測機能を備えた歯科用超音波スケーラ。
JP4719869B2 (ja) * 2005-02-18 2011-07-06 株式会社モリタ東京製作所 計測機能を備えた歯科用超音波スケーラ
JP2006250633A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Kochi Univ 硬さ測定器および硬さ測定装置、ならびに硬さ評価方法
JP2009153727A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Kao Corp 皮膚性状測定用多機能プローブ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU709813B2 (en) Frequency deviation detecting circuit and measuring apparatus using the frequency deviation detecting circuit
JP2831471B2 (ja) 誘発された摂動を測定して生理学的パラメータを測定するための装置および方法
US6761695B2 (en) Method and apparatus for non-invasive measurement of changes in intracranial pressure
US6210344B1 (en) Method and apparatus for passive heart rate detection
US5239997A (en) Diagnostic apparatus utilizing low frequency sound waves
US20060100530A1 (en) Systems and methods for non-invasive detection and monitoring of cardiac and blood parameters
ATE411768T1 (de) Verfahren und vorrichtung zur nicht-invasiven anzeige von medizinischen bedingungen mittels des peripheren arteriellen druckes
CN103519853A (zh) 带有触觉反馈的微创外科工具
JPH07502670A (ja) トノメータ
JPH0829312A (ja) 生体軟組織の硬さ検出方法及びこれに用い る検出装置
RU2286080C2 (ru) Устройство для исследования плотности ткани при эндоскопическом обследовании
JP3490551B2 (ja) 体内触診装置
JP3691620B2 (ja) 触覚センサプローブ
JPH08266486A (ja) 硬さ測定装置
JPS62501267A (ja) 人体組織モニタ装置及び方法
JP3093828B2 (ja) のみ込む機能の障害の分析及び処置
KR100447827B1 (ko) 생체전기 임피던스법에 의한 맥진기
JP4707224B2 (ja) 穿刺針による病変部検出装置
RU2107487C1 (ru) Способ электроакупунктурной диагностики с учетом механоэлектрических свойств точек акупунктуры и устройство для его осуществления
RU2134533C1 (ru) Устройство для определения кожного кровотока
WO1998001736A1 (en) Method and device for measuring resilience
JPH0331284Y2 (ja)
JPH0984770A (ja) 医療用触覚センサ
JP2004351022A (ja) 超音波診断装置、超音波画像表示装置
JPH0984790A (ja) 体内触診装置