JP3490544B2 - 4値情報無線信号受信装置 - Google Patents

4値情報無線信号受信装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は4値の無線信号を受信す
る受信装置に関するものであり、特に、4値信号を受信
するページャに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ページングサービスの提供が我国で開始
されて30年近く経過したが、この間利用者は増加の一
途を辿っている。「ポケットベル」という名で知られて
いるページャ、すなわち端末受信装置は広範に普及し、
1000万台に達するのも時間の問題となっている。ペ
ージングサービスにおいては現在のところ2値信号が送
受されているが、ページャの急速な普及によって電波資
源の不足が問題になりつつある。
【0003】このため、4値信号を送受することにより
情報伝達量を増大させる次世代のページャの開発が検討
されている。2値信号が1ビット分の情報であるのに対
し、4値信号は2ビット分の情報であるため、情報量は
倍増することになる。次世代のページングサービスで
は、既存のシステムとの互換性を保つ必要があるため、
2値信号と4値信号の両方を含むFSK信号が送受され
ことになる。
【0004】4値信号を含んだFSK信号を受信するペ
ージャの概略構成を図5に示す。高周波に担持されたF
SK信号は、受信部11において中間周波信号に変換さ
れ増幅される。中間周波処理部12はアナログ信号のレ
ベルを不図示の比較器によって判別し、判別結果を2値
情報として制御部13に出力する。また、中間周波処理
部12はアナログ信号をA/D変換器14に出力し、A
/D変換器14は入力された信号を4値のデジタル信号
に変換して制御部13に出力する。制御部13は、入力
を所定の手順で処理し、自機宛のデータが送信されてき
たときには、ベル音や振動を発する着信報知部15によ
って、使用者に着信を知らせるとともに、情報表示部1
6にデータの内容を表示する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】中間周波処理部12か
らA/D変換器14に出力されるアナログ信号は、電圧
が150〜200mV程度の階段波形であるが、温度、
電池電圧、電波の強度等の変化により、出力電圧のオフ
セットが変動する。このため、4値の階段波形を読み取
るためのA/D変換機14としては、8ビット程度の高
精度なものを必要としている。したがって、構成素子数
も多く高価になる。
【0006】また、使用者が携行することを前提にした
ページャは回路をIC化して小型化することが望ましい
が、高精度のA/D変換器はクロック等のノイズを受け
易く、制御部13のICに内蔵するには高度な技術が必
要となる。
【0007】本発明は、4値アナログ信号のデジタル値
への変換を、信号レベルのオフセットの変動に影響され
ず確実になし得る簡素な構成の回路を備えた受信装置を
提供することを目的とし、特に、4値信号変換回路を制
御回路とともにIC化したページャを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、所定の値を有する基準信号と基準信号
に後続する4値信号とを担持したFSK無線波を受信す
る受信装置において、FSK無線波から信号を抽出する
信号抽出回路と、信号抽出回路によって抽出された信号
のうち基準信号以後の信号を微分して、微分信号を出力
する微分回路と、微分信号を積分し、微分信号の大きさ
に比例したパルス幅を有し微分信号の符号に対応したレ
ベルのパルス信号を出力する積分回路と、パルス信号の
パルス幅およびレベルと基準信号の値から信号の値を判
別する信号値判別手段とを備える構成とする。
【0009】上記受信装置は、さらに、FSK無線波に
担持された識別信号によって自身宛の信号であるか否か
を判別する判別手段と、判別手段によって自身宛の信号
であると判別されたときに、鳴動、発光もしくは振動ま
たはこれらの組み合わせによって、着信を報知する着信
報知手段と、受信した信号を表示する表示手段とを備え
て、ページャとして構成する。
【0010】
【作用】所定の値を有する基準信号と基準信号に後続す
る4値信号とを担持したFSK無線波を受信する受信装
置において、FSK無線波から信号を抽出する信号抽出
回路と、信号抽出回路によって抽出された信号のうち基
準信号以後の信号を微分して、微分信号を出力する微分
回路と、微分信号を積分し、微分信号の大きさに比例し
たパルス幅を有し微分信号の符号に対応したレベルのパ
ルス信号を出力する積分回路と、パルス信号のパルス幅
およびレベルと基準信号の値から信号の値を判別する信
号値判別手段とを備えると、信号抽出回路によってFS
K信号から抽出された基準信号以後の信号は、微分回路
によって順次微分されて直前の信号のレベルに対する相
対レベルとされる。このとき、信号レベルのオフセット
は除去される。
【0011】積分回路は微分信号を積分して微分信号の
符号に応じたレベルのパルス信号に変換して出力する。
例えば、符号が正のときにHレベル、負のときにLレベ
ルとするか、あるいは符号が正のときにLレベル、負の
ときにHレベルとする。また、積分回路はパルス信号の
幅を微分信号の大きさに比例させる。このパルス信号の
レベルは、受信した信号のレベルの向上または低下を表
すことになり、パルス信号の幅は、信号レベルの変化の
大きさを表すことになる。基準信号の値は既知であり、
信号値判別手段はその値とパルス信号の幅およびレベル
から、信号の値を判別する。まず、基準信号直後の信号
の値が明らかになり、その値に基づいて次の信号の値が
明らかになる。こうして、各信号の値が順次判別され
る。
【0012】上記受信装置を、FSK無線波に担持され
た識別信号によって自身宛の信号であるか否かを判別す
る判別手段と、判別手段によって自身宛の信号であると
判別されたときに、鳴動、発光もしくは振動またはこれ
らの組み合わせによって、着信を報知する着信報知手段
と、受信した信号を表示する表示手段とを備えて、ペー
ジャとして構成すると、4値の信号を担持したFSK無
線波を受信して信号値を正しく判別し得るページャとな
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。図1は、2値信号と4値信号を含むFS
K無線信号を受信するページャの概略構成を示すブロッ
ク図である。ページャは、受信部1、中間周波処理部
2、制御部3、情報表示部4、着信報知部5および操作
部6より構成されている。
【0014】受信部1は、アンテナで受信した高周波の
FSK無線波から所定の帯域の信号を選出して、中間周
波信号に変換し増幅して出力する。中間周波処理部2
は、リミッタ21、検波回路22、ローパスフィルタ2
3および比較器24から構成されている。受信部1から
出力された中間周波信号は、リミッタ21によって振幅
制限され、検波回路22によって検波された後、ローパ
スフィルタ23によって不要周波数成分を除去される。
ローパスフィルタ23の出力は比較器24と制御部3に
入力される。
【0015】比較器24は、所定の基準レベルと入力信
号のレベルとを比較して、比較結果に応じてHレベルま
たはLレベルの信号を制御部3に出力する。この比較器
24によるレベル判定で、2値の判定がなされることに
なる。
【0016】制御部3は中央処理装置(CPU)31、
微分回路32、積分回路33、入力回路34を備えてお
り、CPU31には、クロック35、ID−ROM3
6、ROM37およびRAM38が接続されている。中
間周波処理部2の比較器24の出力は、入力回路34を
介してCPU31に与えられる。微分回路32および積
分回路33は4値信号の判別を行うためのものである。
これについては、後に詳述する。
【0017】ROM37にはCPU31のプログラムが
格納されており、CPU31はそのプログラムに従って
制御処理を行う。ID−ROM36には自機の識別コー
ドが記憶されており、CPU31は受信したデータが保
持している機器識別コードとID−ROM36中の識別
コードを比較して、受信したデータが自機宛のデータで
あるか否かを判別する。RAM38は、受信したデータ
を一時記憶するものである。
【0018】情報表示部4は液晶表示装置41を備えて
おり、制御部3は受信したデータを液晶表示装置41に
表示させる。着信報知部5は発光ダイオード51、スピ
ーカ52および振動発生器53を備えており、制御部3
は、自機宛データの着信時にこれらを発光、鳴動または
振動させて、ページャ使用者に着信を知らせる。操作部
6は不図示のスイッチを備えており、使用者はスイッチ
操作によって、情報表示部4に表示されるデータの内容
や、着信報知部5の報知方法を切り換える。着信報知部
5による報知方法としては、発光、鳴動および振動を単
独で行ってもよく、これらを組み合わせて行ってもよ
い。
【0019】次世代ページングサービスで送信される2
値信号および4値信号のFSK周波数の例を表1に示
す。表から明らかなように、4値信号の周波数は、低周
波数側から、十進表記で“0”、“1”、“3”、
“2”の順序に設定されている。2値信号の値“0”と
4値信号の値“00”の周波数は同一であり、2値信号
の値“1”の周波数は4値信号の値“10”(十進表記
“2”)の周波数に一致している。次世代ページングサ
ービスではこのような信号が送信される。
【0020】
【表1】
【0021】図4は、次世代ページングサービスで送信
されるフレームの例である。(a)に示した固定長の1
28フレームを1サイクルとする0〜14の15サイク
ルが1時間に送信される。1フレームの送信時間は1.
875秒である。サイクル0は毎正時に送信されるた
め、ページャ側は時間を正確に知ることができる。各フ
レームは、(b)に示したように、先頭の同期信号と後
続の11ブロックから構成されている。同期信号には−
4.8kHzの信号と+4.8kHzの信号が所定のパ
ターンで記されている。これらは2値では“0”と
“1”に、4値では“00”と“10”に相当する。同
期信号の値はあらかじめROM37に記憶されている。
後続のブロックには、そのフレームの宛先機を示す機器
識別コードや4値の送信データが含まれる。
【0022】図1に示したページャは、上記のように構
成されているFSK信号を受信したときに、中間周波処
理部2の比較器24によって常に2値としての判別を行
うとともに、ローパスフィルタ23の出力を制御部3の
微分回路32に与えて、常に4値としての判別も行う。
【0023】4値判別のための制御部3の微分回路32
と積分回路33を図2に示す。微分回路32はコンデン
サCからなり、積分回路33は増幅器Uと2つの比較器
U1、U2から構成されている。図2のa、b、c、d
およびeの各点における信号波形を図3の(a)、
(b)、(c)、(d)および(e)にそれぞれ示す。
ここでは、“00”、“10”、“01”、“11”、
“00”、“01”(十進表記で“0”、“2”、
“1”、“3”、“0”、“1”)の6つの4値信号S
1〜S6が順次入力された例を示している。
【0024】微分回路32にはローパスフィルタ23か
ら図3(a)のような階段波形の信号が入力される。こ
の信号はコンデンサCによってDCカップリングされて
オフセットがキャンセルされる。コンデンサCの出力波
形は(b)のようになり、各信号は直前の信号に対する
相対的な変化量を表すことになる。積分回路33の増幅
器Uはこの微分信号を(c)のように増幅する。このと
き、信号レベルが反転するとともに、信号が微分信号の
大きさに比例するように引き延ばされる。
【0025】比較器U1、U2には図3(c)に示した
V1、V2の基準レベル電圧がそれぞれ与えられてい
る。すなわち、比較器U1は、増幅器Uの論理スレショ
ルドVthより僅かに低く、階段波形の1段減少時の微
分波形より高い電圧V1を基準レベルとして有してお
り、比較器U2は、増幅器Uの論理スレショルドVth
より僅かに高く、階段波形の1段増加時の微分波形より
低い電圧V2を基準レベルとして有している。
【0026】比較器U1、U2はともに、入力信号の電
圧を自身の基準レベル電圧と比較して、入力信号が基準
レベルよりも高いときにHレベル、入力信号が基準レベ
ルよりも低いときにLレベルの信号を継続して出力す
る。したがって、比較器U1、U2の出力は、図3
(d)、(e)に示したように、それぞれパルス信号と
なる。このパルス幅は、基準レベル電圧がV1、V2が
増幅器Uの論理スレショルドVthと僅かしか違わない
ことから、微分信号の大きさに略比例する。比較器U1
の出力は、Hレベルが信号のない状態に対応し、Lレベ
ルが信号のある状態に対応する。逆に、比較器U2の出
力は、Hレベルが信号のある状態に対応し、Lレベルが
信号のない状態に対応する。比較器U1、U2の出力は
CPU31に入力される。
【0027】CPU31は、比較器U1、U2からの信
号をそれぞれ別個に読み込む。その際、比較器U1から
Lレベルの入力があったときに、受信した信号のレベル
が向上した(正の変化)と判断し、比較器U2からHレ
ベルの入力があったときに、受信した信号のレベルが低
下した(負の変化)と判断する。
【0028】また、CPU31は、比較器U1、U2か
らの信号を読み込むときに、各パルスを読み込むために
要する時間をクロック35の出力に基づいて計測し、パ
ルス幅を検出する。そして、検出したパルス幅を、3つ
の所定の値と比較することによって、0、1、2、3の
4段階に規格化する。これにより、受信信号のレベル変
動および微分回路32や積分回路33の出力誤差に起因
する信号の変動が除去されて、パルス幅が信号のレベル
の変化量を正確に表すことになる。
【0029】こうして検出した信号レベルの変化量を
は、信号値の変化量を直接表すものではない。表1に示
したように、4値の順序と周波数の順序は一致しておら
ず、信号レベルの変化が4値の値の変化に1対1に対応
しないからである。例えば、“00”から“01”への
変化は信号値の+1の変化であり、“11”から“1
0”への変化は信号値の−1の変化であるが、信号レベ
ルとしてはいずれも1レベル分の正の変化となる。
【0030】しかしながら、直前の信号の値が判明して
いるときには、信号レベルの変化量は、信号値の特定の
変化量に対応させることができる。上記の例では、直前
の信号は“00”および“11”であるから、これらが
判明していれば、1レベル分の正の変化はそれぞれ+1
と−1の信号値変化に対応することになる。
【0031】前述のように、受信したフレームの各ブロ
ックの先頭には同期信号が記されており、その信号値は
あらかじめ判っている。CPU31は同期信号の値と比
較器24からの信号レベルの変化量に基づいて、同期信
号に後続する信号の値を判別する。
【0032】具体的には、CPU31は、同期信号の中
の最後の信号の値(4値では“00”または“10”の
いずれかである)から、その直後の信号の信号レベル変
化量に対応する信号値変化量を特定し、同期信号の最後
の信号の値に加算して同期信号直後の信号の値を決定す
る。同様にして、後続の信号も、その直前の信号の既知
となっている値と信号レベルの変化量から値を決定す
る。したがって、同期信号の値をA0、同期信号に後続
する第n番目の信号の値をAn、第j番目の信号の第
(j−1)番目の信号に対する値の変化量をDjで表す
と、CPU31は式1によって第n番目の信号の4値の
値Anを判別することになる。
【0033】
【数1】
【0034】基準となる同期信号の値A0はROM37
に記憶されており、受信した信号の絶対的なレベルから
求められるものではない。また、信号値の変化量はDj
は、信号レベルの相対的な差から決定されるものであ
る。したがって、式1による4値の値判別には信号の絶
対的なレベルは反映されず、たとえ信号レベルのオフセ
ットが変動しても、それに影響されることなく正しい値
が求められる。
【0035】なお、4値の順序と周波数の順序が対応し
て設定されている場合には、信号レベルの変化量が信号
値の変化量に1対1に対応するため、信号値の変化量を
直前の信号の値に基づいて判別する必要がなくなり、信
号値判別をより簡単に行うことができる。
【0036】図2に示したように、微分回路32や積分
回路33は簡単な構成であり、ノイズを受けにくいた
め、これらは、CPU31とともに1つのチップとして
形成することができる。
【0037】以上、次世代ページャの例を説明したが、
本発明の受信装置はページャに限らず、4値信号を受信
する他の受信装置にも適用できるものである。また、上
記実施例に示した方法は、4値以外の多値の信号を受信
する装置にも応用することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明の受信装置によるときは、受信し
た4値信号を微分して直前の信号に対する相対レベルと
するため、信号レベルのオフセットが除去される。した
がって、信号レベルのオフセットに変動が生じたとき
も、それに影響されることなく、常に正確に4値を判別
することができる。また、微分回路や積分回路は簡素な
構成であり、高精度のA/D変換器を用いることなく4
値を判別できるので、装置構成が簡素になる。しかも、
微分回路や積分回路は他の回路からのノイズの影響を受
けにくいものであるから、これらの回路を、判別した信
号値を処理するための制御回路から独立して形成する必
要がなく、一体化してICとすることが容易になる。
【0039】上記の効果は、使用者が携行することを前
提とするページャにおいて一層顕著になる。請求項2の
ページャとして構成した受信装置では、携行することに
よって信号レベルが変動しても、確実に4値を判別する
ことができ、しかも、小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例のページャの概略構成を示す
ブロック図。
【図2】 本発明の実施例のページャにおける4値判別
のための微分回路と積分回路の構成を示す図。
【図3】 本発明の実施例のページャにおける微分回路
と積分回路の入出力信号の波形の例を示す図。
【図4】 次世代ページングサービスにおいて送信され
るフレームとブロックの構成の例を示す図。
【図5】 従来例のページャの概略構成を示すブロック
図。
【符号の説明】
1 受信部 2 中間周波処理部 3 制御部 4 情報表示部 5 着信報知部 6 操作部 21 リミッタ 22 検波回路 23 ローパスフィルタ 24 比較器 31 CPU 32 微分回路 33 積分回路 35 クロック 36 ID−ROM 37 ROM 38 RAM 41 液晶表示装置 51 発光ダイオード 52 スピーカ 53 振動発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−125284(JP,A) 特開 平5−145584(JP,A) 特開 平4−82430(JP,A) 特開 昭63−233636(JP,A) 特開 昭61−193542(JP,A) 特開 平8−56376(JP,A) 特開 平8−237314(JP,A) 特開 昭59−183563(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/00 - 27/38 H04L 25/00 - 25/66

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の値を有する基準信号と該基準信号
    に後続する4値信号とを担持したFSK無線波を受信す
    る受信装置において、 FSK無線波から信号を抽出する信号抽出回路と、 前記信号抽出回路によって抽出された信号のうち前記基
    準信号以後の信号を微分して、微分信号を出力する微分
    回路と、 前記微分信号を積分し、微分信号の大きさに比例したパ
    ルス幅を有し微分信号の符号に対応したレベルのパルス
    信号を出力する積分回路と、 前記パルス信号のパルス幅およびレベルと前記基準信号
    の値から信号の値を判別する信号値判別手段とを備える
    ことを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 前記FSK無線波は受信装置を特定する
    ための識別信号を担持しており、 前記識別信号によって自身宛の信号であるか否かを判別
    する判別手段と、 前記判別手段によって自身宛の信号であると判別された
    ときに、鳴動、発光もしくは振動またはこれらの組み合
    わせによって、着信を報知する着信報知手段と、 受信した信号を表示する表示手段とを備えたページャと
    して構成されている請求項1に記載の受信装置。
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