JP4326296B2 - データスライサ回路、集積回路およびデータ検出方法 - Google Patents

データスライサ回路、集積回路およびデータ検出方法 Download PDF

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本発明は、データスライサ回路、集積回路およびデータ検出方法に関する。
テレビ受像器で受信するための映像信号に文字などを示すデータを重畳する方式として、例えば欧州で行われているテレテキスト方式がある。テレテキストは、映像信号における垂直ブランキング期間に文字などを示すデータを重畳して送信する技術である。テレビ受像器で文字などを確認するには、送信されてくる映像信号からデータを分離する回路が必要であり、この重畳されたデータを映像信号から分離するのがデータスライサ回路である。テレテキストではデータの有無を示すクロックランイン信号を持っており、データスライサ回路は、あらかじめ定められたクロックランイン信号の振幅の中点をスライスレベルとし、当該スライスレベルを基準とすることにより映像信号からデータを分離する(例えば特許文献1参照)。
図5は従来のデータスライサ回路を示すブロック図である。
従来のデータスライサ回路は、クロックランイン信号の上側ピーク電圧を保持するピークホールド回路90と、クロックランイン信号の下側ピーク電圧を保持するピークホールド回路91と、抵抗値が等しい抵抗R1、R2と、コンパレータ41を有している。またピークホールド回路90、91はそれぞれ不図示のコンパレータ、オペアンプ、抵抗およびキャパシタを有している。
映像信号はコンパレータ41の+(非反転入力)端子に供給され、ピークホールド回路90、91にも供給される。ピークホールド回路90によって検出された上側ピーク値と、ピークホールド回路91によって検出された下側ピーク値は、直列接続された抵抗R1(約10KΩ)、R2(約10KΩ)により分圧される。抵抗R1、R2で分圧された中間電圧は文字などの情報を示すデータから論理値“1”と“0”の2値化データを抜き取るためのスライスレベルとして、コンパレータ41の−(反転入力)端子に供給される。そして当該コンパレータ41により映像信号とスライスレベルとが比較されて、比較結果が“HIGH(論理値1)”または“LOW(論理値0)”として出力される。
図6は従来のデータスライス回路の動作を示す波形図である。ピークホールド回路90によってクロックランイン信号の上側ピーク値を検出すると共に、ピークホールド回路91によってクロックランイン信号の下側ピーク値を検出する。そして上側ピーク値と下側ピーク値とから中点を算出することにより、スライスレベルを決定する。よってクロックランイン信号の振幅が歪んだり、変化した場合においてもスライスレベルをクロックランイン信号の振幅の中点レベルに保持できる。
特開平11−41552号公報
従来のデータスライサ回路では、同図に示すようにペデスタルレベルからクロックランイン信号の上側ピーク値と下側ピーク値を求めていくため、スライスレベルがクロックランイン信号の振幅の中点レベルまで到達するには時間がかかるという問題点があった。そのためテレビ受像器によるチューニングずれや受信状況の変化があった場合、クロックランイン信号が送信された後にスライスレベルがクロックランイン信号の振幅の中点レベルに到達せず、データを正確に分離できなくなる可能性があった。
本発明は、アナログ信号がクロックランイン信号の振幅の中点レベルに達する時間を短縮し、さらにデータを高精度で検出することができるデータスライサ回路、集積回路およびデータ検出方法を提供することを目的とする。
本発明に係る主たる発明は、映像信号内の特定の走査期間に重畳されたデータの有無を示すパルス信号からスライスレベルを検出し、前記データを前記映像信号から分離するデータスライサ回路であって、入力信号を所定の周波数にてサンプリングしたときの前記入力信号のレベルに応じて一定の値の差をもって増加あるいは減少するデジタル信号を出力する制御回路と、前記デジタル信号をアナログ信号に変換する変換回路と、前記映像信号と前記アナログ信号との比較を行いその比較結果を前記入力信号として前記制御回路に出力する比較回路と、前記比較回路の比較結果に基づいて前記アナログ信号の所定レベルに対応するデジタル信号の値を保持する保持回路とを備え、前記保持回路に保持されている前記デジタル信号に対応する前記アナログ信号のレベルを、前記映像信号をスライスするための初期レベルとすることを特徴とする。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、アナログ信号がクロックランイン信号の振幅の中点レベルに達する時間を短縮し、さらにデータを高精度で検出することができる。
<データスライサ回路構成>
図1に本発明の実施の形態に係るデータスライサ回路のブロック図を示す。同図に示すように当該データスライサ回路は、タイミング発生回路10、制御回路20、D/Aコンバータ(『変換回路』)30、コンパレータ(『比較回路』)40とを有している。
タイミング発生回路10は、映像信号に含まれる所定の垂直同期信号VSyncおよび水平同期信号HSyncから、制御回路20を動作可能とするためのD/A制御許可信号を生成する(“LOW”から “HIGH”となる)。D/A制御許可信号が生成されることによって制御回路20は動作可能(D/A制御可能)となる。なおタイミング発生回路10はタイマー70を有しており、D/A制御許可信号が“LOW”から “HIGH”となるタイミングは、タイマー70によって調整される。
制御回路20は、D/A制御可能である期間(D/A制御許可信号が“HIGH”)において、コンパレータ40の出力値(CMP出力)のサンプリングを行い、一定の値の差をもって増加または減少するデジタル信号をD/Aコンバータ30に出力する。このサンプリングの周波数は入力されるクロックの数倍(例えば4倍)となるように設定される。なお制御回路20は、D/Aコンバータ30の出力において上限ピーク値となるアナログ信号の値に対応するデジタル信号の値を格納するレジスタ50と、下限ピーク値となるアナログ信号の値に対応するデジタル信号の値を格納するレジスタ51(『保持回路』)と、デジタル信号の増減に対応して“1”または“0”と変化するフラグ60を有している。制御回路20はCMP出力を受けてフラグ60の値を“1”または“0”に設定する。すなわちCMP出力が“HIGH”の場合にはフラグ60は“1”を示し、CMP出力が“LOW”の場合にはフラグ60は“0”を示す。
D/Aコンバータ30は、制御回路20から出力されたデジタル信号を対応するアナログ信号に変換を行う。
コンパレータ40の+(非反転入力)端子には映像信号が入力され、−(反転入力)端子にはアナログ信号が入力される。そしてコンパレータ40は映像信号とアナログ信号との大小の比較を行い、その結果映像信号がアナログ信号より大の場合には“HIGH”を、映像信号がアナログ信号より小の場合には“LOW”を出力する。
よってCMP出力に応じて増加または減少したアナログ信号をスライスレベルとして用いることができ、クロックランイン信号の上側ピークと下側ピークから中点をスライスレベルとして検出すことが不要となる。
<データスライサ動作>
図2に本発明の実施の形態に係るデータスライサ回路の動作を説明するための波形を示す。同図では1回目のクロックランイン信号が入力される場合の映像信号とアナログ信号波形の関係を表している。
クロックランイン信号が入力される前には映像信号は、ペデスタルレベル(映像信号の振幅と無関係の基準電圧)にあり、アナログ信号はペデスタルレベルより低いレベルにある。クロックランイン信号が入力されることを示すHSyncがタイミング発生回路10に入力されるとタイマー70によりD/A制御許可信号が“LOW”から“HIGH”となり、制御回路20が動作可能(D/A制御可能)な状態となる。同図に示すように、この時点では映像信号の方がアナログ信号よりも大きく、コンパレータ40の出力値(CMP出力)は“HIGH”である。
制御回路20ではCMP出力のサンプリングが行われる。このときCMP出力が“HIGH”なのでデジタル信号は一定の値の差をもって増加する。D/Aコンバータ30は、当該デジタル信号に対応するアナログ信号をコンパレータ40に出力する。よってアナログ信号は一定間隔で増加していく。
アナログ信号が映像信号より大きいレベルとなってから、若干のタイミング差(回路による遅延時間)をもってCMP出力が“LOW”となり、さらに若干のタイミング差をもってアナログ信号の増加が止まる。その後アナログ信号はクロックランイン信号が入力されるまではそのレベルを保ち続ける。このようにクロックランイン信号が入力される直前はアナログ信号の方が映像信号より高い状態にある。アナログ信号を映像信号より高い状態にしておくのは、アナログ信号が映像信号より低い状態のままクロックランイン信号が入力されると、映像信号がペデスタルレベルから増加してもCMP出力は変化せず、クロックランイン信号が入力されたことの検出が行われないからである。このようにクロックランイン信号の入力前にアナログ信号をペデスタルレベル以上にして映像信号との差を明らかにしておく。
その後クロックランイン信号が入力され、映像信号がアナログ信号より大きくなると、若干のタイミング差(回路による遅延時間)をもってCMP出力が“HIGH”となる。制御回路20ではクロックランイン信号のN倍でCMP出力のサンプリングが行われる。このときCMP出力が“HIGH”なのでデジタル信号は一定の値の差をもって増加する。フラグ60はCMP出力が“HIGH”なので“1”を示している。D/Aコンバータ30は、当該デジタル信号に対応するアナログ信号をコンパレータ40に出力する。よってアナログ信号は一定間隔で階段状に増加していく。
そしてアナログ信号の方が映像信号より大となると、若干のタイミング差(回路による遅延時間)をもってCMP出力が“LOW”となる。制御回路20ではクロックランイン信号のN倍でCMP出力のサンプリングが行われる。このときCMP出力が“LOW”なのでデジタル信号は一定の値の差をもって減少しする。フラグ60はCMP出力が“LOW”なので“0”を示している。D/Aコンバータ30は、当該デジタル信号に対応するアナログ信号に変換を行いコンパレータ40に出力する。よってアナログ信号は一定間隔で階段状に減少していく。
このアナログ信号の増加と減少との割合はCMP出力のデューティ比(CMP出力の“HIGH”と“LOW”の比率)に依存している。つまりアナログ信号が映像信号におけるクロックランイン信号の下側に位置する時には、CMP出力の“HIGH”の割合が多く、“LOW”の割合が少なくなる。そのためアナログ信号増減において増加のほうが減少の割合より多くなり、結果としてアナログ信号が増加するようになる。以上の動作を数回繰り返すことにより、クロックランイン信号の振幅の下側にあったアナログ信号の階段状の波形が、クロックランイン信号の振幅の中点に近づく。つまりコンパレータ40の出力はデューティ比50%に近づく。
アナログ信号の上限ピーク値または下限ピーク値は、制御回路20内にあるフラグ60の変化によって判別することができる。フラグ60が“1”を示しているときはアナログ信号は増加しており、フラグ60が“0”を示しているときはアナログ信号は減少している。よってフラグ60が“1”から“0”に変化した点がアナログ信号の上限ピーク値であり、“0”から“1”に変化した点が下限ピーク値である。
また制御回路20内のレジスタ50は、アナログ信号の上限ピーク値に対応するデジタル信号の値を格納し、レジスタ51は、アナログ信号の下限ピーク値に対応するデジタル信号の値を格納する。例えばアナログ信号の振幅を4回目繰り返すとアナログ信号がクロックランイン信号の振幅の中点に近づいていると考えられるので、本実施の形態では図2におけるUP4とDN4に相当するデジタル信号の値がそれぞれレジスタ50、51に格納される。UP4とDN4(上限ピーク値および下限ピーク値)は、クロックランイン信号の入力を示すCMP出力の変化(ST)から、立ち上がりおよび立ち下がりが各4回目に対するアナログ信号の振幅波形のピーク値である。
次に図3に2回目以降のクロックランイン信号が入力される場合のデータスライサ回路の動作を説明するための波形を示す。
クロックランイン信号が入力される前には映像信号は、ペデスタルレベル(映像信号の振幅と無関係の基準電圧)にあり、アナログ信号はペデスタルレベルより低いレベルにある。クロックランイン信号が入力されることを示すHSyncがタイミング発生回路10に入力されるとタイマー70によりD/A制御許可信号が“LOW”から“HIGH”となり、制御回路20が動作可能(D/A制御可能)な状態となる。同図に示すように、この時点では映像信号の方がアナログ信号よりも大きく、コンパレータ40の出力値(CMP出力)は“HIGH”である。
次に、アナログ信号の値が、前回のクロックランイン信号においてレジスタ51に格納されたデジタル信号の値に対するアナログ信号の値(本実施の形態においては下限ピーク値DN4)になるように制御回路20によって制御される。
その後クロックランイン信号が入力され、映像信号がアナログ信号より大きくなると、前回のクロックランイン信号入力時と同様に、アナログ信号は、コンパレータ40の出力に従って階段状に増加、減少を繰り返す。レジスタ51に保持されているデジタル信号に対応するアナログ信号の値(下限ピーク値DN4)を映像信号をスライスするための初期レベルとしているので、コンパレータ40のデューティ比は最初から50%に近いところにあり、アナログ信号がクロックランイン信号の振幅の中点レベルに到達する時間が短縮される。
以上のように、コンパレータ40の出力のデューティ比によってアナログ信号をクロックランイン信号の振幅の中点レベルに近づけることがでる。さらにクロックランイン信号の振幅の中点レベルに近づいたアナログ信号において、上限ピーク値と下限ピーク値に対するデジタル信号の値をレジスタ50、51に格納しておき、次のクロックランイン信号が入力される場合に、保持された下限ピーク値のデジタル信号に対応するアナログ信号の値を初期レベルとして映像信号との比較を開始することにより、アナログ信号がクロックランイン信号の中点レベルに到達する時間を短縮することができる。
なお本実施の形態においては、下限ピーク値(DN4)を映像信号をスライスするための初期レベルとしたが、上限ピーク値(UP4)を初期レベルとしてもよく、また下限ピーク値と上限ピーク値に演算を施しての中点レベルを求め、その中点を初期レベルとしてもよい。
また、アナログ信号をクロックランイン信号入力前に前回の下限ピーク値まで一気に増加させたが、ペデスタルレベル以上となるまで階段状に増加しその値で保持した後、下限ピーク値となるようにしてもよい。
=======その他の実施の形態=======
図4に本発明の第2の実施の形態に係るデータスライサ回路のブロック図を示す。
同図に示すように当該データスライサ回路は、タイミング発生回路10、制御回路20、D/Aコンバータ30、コンパレータ40、フラグ検出回路11、リセット回路12とを有している。
タイミング発生回路10、D/Aコンバータ30、コンパレータ40の構成は第1の実施の形態と同様である。
制御回路20は、第1の実施の形態に加えデータが入力される前の信号であるフレミングコードを検知すると値が“0”から“1”に変化するフラグ61を有している。
フラグ検出回路11は制御回路20内のフラグ60およびフラグ61の値を検出し、不図示のマイコンなどに検出信号を出力する。
リセット回路12は不図示のマイコンなどから入力されるリセット信号に基づき、レジスタ50および51の値をリセットする。
次に第2の実施の形態に係るデータスライサ回路の動作を説明する。
まず、1回目のクロックランイン信号においてコンパレータ40の出力のデューティ比から得られるアナログ信号の上限ピーク値と下限ピーク値がレジスタ50および51にそれぞれ保持される。
次のクロックランイン信号入力時は、第1の実施の形態と同様に保持された下限ピーク値からクロックランイン信号との比較を行う。クロックランイン信号、データを含むすべてのデータ(テレテキストでは45バイト分)に相当するデジタル信号は不図示のRAM等に格納される。なお当該RAMは、コンパレータ40の後段に設けられている。アナログ信号のレベルが映像信号の振幅外の場合、クロックランイン信号とデータとの間にあるフレーミングコード(テレテキストでは11100100)をスライスすることができず、検出できないことになる。このときフラグ61は“0”のままである。
フレーミングコードを検出できないと、マイコンはフラグ検出回路11を介した検出信号によってフラグ61が変化していないことを検知し、リセット信号をリセット回路12を介して制御回路20に出力する。制御回路20内のレジスタ50、51に設定された上限ピーク値および下限ピーク値はマイコンからのリセット信号によってリセットされる。
また映像信号のレベルが大きく変化することなどによって、クロックランイン信号入力時にフラグ60が所定の回数変化していない場合にも、マイコンはフラグ検出回路11を介した検出信号によってフラグ60が所定の回数変化していないことを検知し、リセット信号をリセット回路12を介して制御回路20に出力する。制御回路20内のレジスタ50、51に設定された上限ピーク値および下限ピーク値はマイコンからのリセット信号によってリセットされる。
フラグ61がフレーミングコードを検出した“1”を示し、またフラグ60がクロックランイン信号の振幅に応じて“0”と“1”を繰り返していることを示す検出信号が、フラグ検出回路11から出力された場合には、マイコンにてデジタル信号が格納された不図示のRAMのデータの処理が行われ、上限ピーク値あるいは下限ピーク値が検出される。
次の垂直ブランキング期間のクロックランイン信号についても同様の動作を続ける。10数回この動作を繰り返しほとんどピーク値に変化がなければ(例えば10回中8回において同一のピーク値)、当該ピーク値を上限ピーク値あるいは下限ピーク値としてそのままレジスタ50あるいは51に設定する。ピーク値の変化が多く一定していない場合には、制御回路20内のレジスタ50、51に設定された上限ピーク値および下限ピーク値がマイコンからのリセット信号によってリセットされる。このデータ処理、垂直ブランキング期間の繰り返し回数、同一ピーク値であると判断する回数などはプログラムによって適宜設定されている。
以上の構成により、上限ピーク値および下限ピーク値として一度設定した値をプログラムによってリセットすることができ、ノイズなどの影響などによって映像信号のレベルが大きく変化した場合においても、ピーク値を再設定することができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態によると、コンパレータ40の出力のデューティ比によってクロックランイン信号の振幅の中点レベルに近づけた結果のアナログ信号における上限ピーク値と下限ピーク値に対するデジタル信号の値をレジスタに格納しておく。そして次のクロックランイン信号が入力される場合に、そのピーク値を映像信号をスライスするための初期レベルとすることにより、アナログ信号がクロックランイン信号の振幅の中点レベルに到達する時間を短縮することができる。またフラグ検出回路11、リセット回路12を設けることにより映像信号の値が大きく変化した場合に、一度設定したピーク値をリセットすることができ、適正の上限ピーク値、下限ピーク値を再設定することができるので、データを高精度で検出することができる。
なお本実施の形態においては、テレテキスト方式に本発明を用いてデータを分離する方法について説明したが、映像信号の水平捜査期間(21H)にキャプションデータが重畳されたクローズドキャプション方式においても同様に本発明を用いることが可能である。
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本発明に係るデータスライサ回路のブロック図である。 本発明に係るデータスライス回路が1回目のクロックランイン信号を入力する時の動作を説明するための波形図の一例である。 本発明に係るデータスライス回路が2回目以降のクロックランイン信号を入力する時の動作を説明するための波形図の一例である。 本発明に係る第2の実施の形態のデータスライサ回路のブロック図である。 従来のデータスライサ回路のブロック図である。 従来のデータスライス回路がクロックランイン信号を入力する時の動作を説明するため波形図の一例である。
符号の説明
10 タイミング発生回路
11 フラグ検出回路
12 リセット回路
20 制御回路
30 D/Aコンバータ
40、41 コンパレータ
50、51 レジスタ
60、61 フラグ
70 タイマー
90、91 ピークホールド回路

Claims (7)

  1. 映像信号内の特定の走査期間に重畳されたデータの有無を示すパルス信号からスライスレベルを検出し、前記データを前記映像信号から分離するデータスライサ回路であって、
    入力信号を所定の周波数にてサンプリングしたときの前記入力信号のレベルに応じて一定の値の差をもって増加あるいは減少するデジタル信号を出力する制御回路と、
    前記デジタル信号をアナログ信号に変換する変換回路と、
    前記映像信号と前記アナログ信号との比較を行いその比較結果を前記入力信号として前記制御回路に出力する比較回路と、
    前記比較回路の比較結果に基づいて前記アナログ信号の所定レベルに対応するデジタル信号の値を保持する保持回路と、
    を備え、
    前記保持回路に保持されている前記デジタル信号に対応する前記アナログ信号のレベルを、前記映像信号をスライスするための初期レベルとすることを特徴とするデータスライサ回路。
  2. 前記比較回路の出力に応じて変化を示すフラグと、
    前記フラグの値を検出し検出信号を生成する検出回路と、
    前記検出信号が所定の値を示さない場合、前記保持回路に保持された前記デジタル信号の値を初期化する初期化回路と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のデータスライサ回路。
  3. 前記フラグは、
    前記データが入力される直前の信号に対応する比較回路の出力変化を示すものであることを特徴とする請求項1または2に記載のデータスライサ回路。
  4. 前記フラグは、
    前記パルス信号と前記アナログ信号とが比較された前記比較回路の出力変化を示すものであることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のデータスライサ回路。
  5. 前記保持回路に保持されている前記デジタル信号の値は、
    複数の前記走査期間において、所定の割合で異なる値となる場合に前記初期化信号によって初期化されることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のデータスライサ回路。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載のデータスライサ回路を集積化してなることを特徴とする集積回路。
  7. 映像信号内の特定の走査期間に重畳されたデータの有無を示すパルス信号からスライスレベルを検出し、前記データを前記映像信号から分離するデータスライサ回路のデータ検出方法であって、
    入力信号を所定の周波数にてサンプリングしたときの前記入力信号のレベルに応じて一定の値の差をもって増加あるいは減少するデジタル信号を出力するステップと、
    前記デジタル信号をアナログ信号に変換するステップと、
    前記映像信号と前記アナログ信号との比較を行いその比較結果を前記入力信号として出力するステップと、
    前記比較結果に基づいて前記アナログ信号の所定レベルに対応するデジタル信号の値を保持するステップと、
    を備え、
    前記保持回路に保持されているデジタル信号に対応するアナログ信号のレベルを、前記映像信号をスライスするための初期レベルとすることを特徴とするデータスライサ回路のデータ検出方法。
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