JP3490334B2 - 直流ブラシモータの回転制御装置 - Google Patents

直流ブラシモータの回転制御装置

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JP3490334B2
JP3490334B2 JP10783299A JP10783299A JP3490334B2 JP 3490334 B2 JP3490334 B2 JP 3490334B2 JP 10783299 A JP10783299 A JP 10783299A JP 10783299 A JP10783299 A JP 10783299A JP 3490334 B2 JP3490334 B2 JP 3490334B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流ブラシモータ
が回転する際に発生する交流信号を取り出して回転を検
出し、この検出結果を基に当該直流ブラシモータの回
転、停止を制御する直流ブラシモータの回転制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両に搭載されるドアミラー
は、リモコン操作で起立位置(運転時の状態)及び格納
位置(折り畳んだ状態)に移動させるために、電動格納
モータを具備したものが多く用いられている。また、こ
の電動格納モータを駆動させるための電源としては、車
両に搭載されるバッテリを使用するため、電動格納モー
タは直流ブラシモータを使用することがほとんどであ
る。
【0003】また、車両内には電動格納モータの回転を
制御するための制御装置が搭載されており、該制御装置
は、モータに順方向の直流電圧を印加してモータを順方
向に回転させ、格納位置に達したところで電圧の供給を
停止させ、反対に、モータに逆方向電圧を印加して逆方
向に回転させ、起立位置に達したところで電圧の供給を
停止させるように制御している。
【0004】このような電動格納モータを制御する制御
装置として、従来より、電動格納モータに対して直列に
シャント抵抗(電圧取出用の抵抗)を設置し、モータの
回転が強制的に停止され、ロック電流が流れた場合に
は、シャント抵抗の両端電圧の上昇を検出して電源回路
を遮断し、モータ及び駆動回路を保護する構成を有する
ものが知られている。
【0005】ところが、上記の制御装置においては、モ
ータのロック電流I1と、回路を遮断するための検知電
流I2と、モータの定常動作電流I3との間に、全動作
温度、全電圧範囲で下記の(1)式に示す関係が成立し
なければならない。 I1>I2>I3 ・・・(1)
【0006】ところが、図6の特性図に示すように、ロ
ック電流I1は温度が高くなるほど、また、電圧が低く
なるほど低下する傾向にある。これは、ロック状態のモ
ータは通常のコイルと同一状態となるため、温度が高く
なるほど抵抗が大きくなって電流が流れ難くなり、電圧
が低下すると、これに比例して電流値が低下するからで
ある。
【0007】一方、定常動作電流I3は、電動格納機構
を構成する各部品のバラツキ、低温時のグリスの硬化、
各ギヤ間の芯間距離、ゴミ等の侵入、氷結等に起因し
て、特に低温時には電流値が増加する。更に、検知電流
I2についても、部品のバラツキ、温度、電圧変化等に
より、常に一定というわけではなく、多少の変動が発生
する。
【0008】そして、万一上記(1)式の関係が満たさ
れない場合には、ロック電流が流れているにも関わら
ず、モータに電源電圧が印加され続けることや、定常電
流であるにも関わらずモータの駆動回路が遮断されると
いうトラブルが発生してしまう。このようなトラブルを
回避するためには、部品精度を向上させることや低温特
性の良いグリスを使用する等の処置が必要であり、装置
の大型化やコストアップにつながるという欠点がある。
【0009】また、図6の符号「A」に示すように、モ
ータ起動時には、定常電流の3〜8倍程度の突入電流が
流れることになり、この電流値は検知電流I2を越える
ので、このままでは過大電流を検知してモータの駆動回
路を遮断してしまう。従って、これを防止するために、
電流の検知回路にある程度の時定数を持たせておき、モ
ータ起動時から一定時間は検知回路が動作しないように
している。これにより、突入電流による誤動作を防止す
ることができるが、反面、モータの回転が強制的に停止
され、ロック電流が流れた場合でもこの一定時間が経過
するまでは回路は遮断されないことになり、ロック電流
によりモータ及び駆動回路を傷めることになる。
【0010】更に、シャント抵抗を使用する回路では、
通電時には常にこのシャント抵抗で一定の電力を消費す
ることになり、このためパワーロスが発生し、モータの
起動トルクを低下させるという欠点がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
における電動格納モータの制御装置においては、周囲温
度の高低や電圧変動等に起因して、ロック電流が発生し
ても確実に駆動回路を遮断できないことがあり、また、
電流の検知回路に時定数を設定した場合には、ロック電
流によりモータ及びこの駆動回路を傷めるという問題が
発生していた。更に、シャント抵抗を配置することによ
り、パワーロスが発生するという欠点があった。
【0012】この発明はこのような従来の課題を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、確実な回転制御が可能であり、また、モータがロッ
クされるのとほぼ同時に駆動回路を遮断することがで
き、且つパワーロスの少ない直流ブラシモータの回転制
御装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、直流ブラシモータの
回転、停止を制御する直流ブラシモータの回転制御装置
において、前記直流ブラシモータ回転時に流れる電流か
ら交流信号を取り出す交流信号検出手段と、前記交流信
号検出手段にて、交流信号の発生が検出されている間
は、前記直流ブラシモータへの電圧供給を継続させ、交
流信号の発生が停止した際には前記直流ブラシモータへ
の電圧供給を停止させる手段と、を具備したことが特徴
である。
【0014】また、請求項2に記載の発明は、直流ブラ
シモータの回転、停止を制御する直流ブラシモータの回
転制御装置において、直流電源と、該直流電源と前記直
流ブラシモータとの間の配線路上に配置されたスイッチ
手段と、前記直流電源と前記直流ブラシモータとの間の
配線路上に配置され、直流ブラシモータ通電時に発生す
る交流信号を取り出す交流信号検出手段と、コンデンサ
と抵抗とからなる微分回路を有し、前記直流電源の投入
時の電流を検出して前記スイッチ手段をオンとするべく
制御する起動手段と、前記交流信号検出手段にて交流信
号の発生が検出されている際には、前記微分回路のコン
デンサをリフレッシュするための電圧信号を発生し、前
記スイッチ手段のオン状態を継続させる波形処理手段
と、を具備したことを特徴とする。
【0015】請求項3に記載の発明は、前記直流ブラシ
モータへの電圧供給が停止した際には、次回の電源投入
或いは極性の反転操作が発生するまで、前記スイッチ手
段をオフ状態に保持するラッチ手段を具備したことを特
徴とする。請求項4に記載の発明は、前記交流信号検出
手段は、ピックアップコイルと、直流成分除去用のコン
デンサとから成ることを特徴とする。請求項5に記載の
発明は、前記直流ブラシモータは、車両に搭載されるバ
ックミラーの起立、格納をリモコン操作するための、電
動格納モータであることを特徴とする。
【0016】上述の如く構成された本発明によれば、直
流電圧の投入により、微分回路が動作してスイッチ手段
をオンとし、直流ブラシモータの回転が開始する。する
と、モータを流れる電流にはブラシ切換時に発生する高
周波パルス(交流信号)が重畳され、この交流信号は交
流信号検出手段により検出される。そして、この交流信
号が検出されている間は、波形処理回路にて電圧信号が
生成され、この電圧信号により、微分回路のコンデンサ
に蓄積された電荷を放電させる。従って、微分回路のコ
ンデンサは充電、放電を繰り返すことになり、この繰り
返しが継続されている間はスイッチ手段のオン状態を維
持するので、直流ブラシモータは回転し続ける。また、
モータの回転が停止し、交流検出手段にて交流信号の発
生が検出されなくなると、スイッチ手段はオフとなり、
モータへの電圧供給が停止される。
【0017】更に、ラッチ手段を設置する構成とすれ
ば、一度モータの回転が停止されると、一旦電源をオフ
とするか或いは電源電圧の極性を反転させる操作を入力
するまでは、スイッチ手段はオン状態とならない。これ
により、誤動作を防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態を
示す回路構成図であり、本実施形態では、車両に搭載さ
れるバックミラー(主としてドアミラー)の起立(使用
するときの状態)、格納(折り畳んだ状態)をリモコン
操作で切り換える際に使用する電動格納モータ(直流ブ
ラシモータ)を制御する回路を例として示している。
【0019】同図に示すように、この制御回路は、車両
に搭載されるバッテリより供給される直流電源1と、バ
ックミラーを可逆的に回転させて起立位置或いは格納位
置へ移動させるべく駆動する直流ブラシモータM1とを
具備し、更に、直流電源1と直流ブラシモータM1との
間には、温度上昇に伴って電流値を制限するPTCサー
ミスタ2と、直流ブラシモータM1に流れる電流から交
流信号成分を取り出すためのピックアップコイルL1
(交流信号検出手段)と、電源のオン、オフを切り換え
るリレー接点RLaが配置されている。また、ピックア
ップコイルL1は、交流パスコンデンサC2,C3と接
続され、該コンデンサC2,C3を介して交流成分のみ
が取り出されるようになっている。
【0020】PTCサーミスタ2の出力側には、安定化
電源回路3が配置され、更に、この後段側には、波形処
理回路4、起動回路5、駆動回路6、リセット回路7、
ラッチ回路8が配置されている。なお、図示を省略する
が、直流電源1の出力電圧は切換スイッチにより、端子
1a,1bに可逆的に印加されるようになっている。
【0021】安定化電源回路3は、ダイオードブリッジ
回路9と、抵抗R1,R2と、定電圧発生用のツェナー
ダイオードZD1と、平滑化用コンデンサC1と、から
構成されており、直流電源1から与えられる電圧の変動
や極性に関わらず、常に安定した電圧を供給することが
できる。
【0022】波形処理回路4は、抵抗R3,R4,R
5,R6と、インバータIN1,IN2と、フリップフ
ロップ10と、ダイオードD1と、から構成されてお
り、ピックアップコイルL1で取り出された交流信号に
基づき、一定のデューティ比を有するパルス波形を生成
するものである。なお、本実施形態では、フリップフロ
ップ10及び後述するフリップフロップ12として「C
MOSディジタルIC4013」を使用している。
【0023】起動回路5は、抵抗R7,R8と、コンデ
ンサC5と、電荷放電用のダイオードD2と、から構成
されており、抵抗R7とコンデンサC5との直列接続に
より微分回路を形成し、この出力信号をダイオードD5
を介してラッチ回路8(後述)へ供給し、且つ、駆動回
路6へ供給する。
【0024】駆動回路6は、FET11と、リレーコイ
ルRL1と、ダイオードD3と、から構成され、FET
11が導通するとリレーコイルRL1が励磁されるの
で、該リレーコイルRL1のa接点RLaをオンとして
直流ブラシモータM1に駆動電圧を印加することができ
る。
【0025】リセット回路7は、抵抗R9とコンデンサ
C6との直列接続による微分回路と、放電用のダイオー
ドD4を具備しており、直流電源1のオン時(または極
性の変換時)に発生する立ち上がり電圧を検出してラッ
チ回路8をリセットする。ラッチ回路8は、フリップフ
ロップ12と、インバータIN3と、ダイオードD5
と、から構成され、リセット回路7よりのリセット信号
によりリセットされる。
【0026】次に、上記の如く構成された本実施形態の
動作について説明する。いま、直流電源1から直流電圧
が印加され、端子1aがプラス、端子1bがマイナスと
されると、この電圧は安定化電源回路3にて安定した直
流電圧となり、起動回路5のコンデンサC5と抵抗R7
との直列接続回路に印加される。これにより、FET1
1のゲートにはパルス電圧が与えられ、該FET11は
導通状態となる。同様に、この直流電圧はリセット回路
7のコンデンサC6と抵抗R9との直列接続回路にも印
加されるので、フリップフロップ12がリセットされ
る。
【0027】FET11が導通状態となると、リレーコ
イルRL1に電流が流れるので、このa接点RLaはオ
ン状態になる。これにより、直流ブラシモータM1に
は、順方向(端子1a側から端子1b側)に電流が流れ
ることになり、モータM1は順方向へ回転を開始する。
【0028】ここで、直流ブラシモータM1は、回転に
伴うブラシの切換により、周期的なパルス信号を発生す
る。即ち、図2(a)は電源電圧を直流ブラシモータM
1に投入してからロック電流が流れるまでの電流値の変
動を示す特性図であり、電圧の投入時に突入電圧が発生
した後、安定した定常電流が流れ、回転がロックした時
点で急激に電流値が増大するように変化する。そして、
同図(b)の拡大図に示されるように、モータM1に流
れる電流には、ブラシの切換に起因してほぼ一定の周期
で髭状の高周波電流(交流信号)が発生している。
【0029】従って、この交流信号成分は図1に示すピ
ックアップコイルL1により検出され、交流パスコンデ
ンサC2,C3で交流信号成分のみが取り出される。こ
の波形(点P1における波形)は、図3(a)に示すよ
うにデューティ比の極めて小さいパルス波形となる。次
いで、このパルス波形は、インバータIN1を経てフリ
ップフロップ10の「クロック」に入力され、図3
(b)に示す如くの、デューティ比が50%程度の波形
に成形される。即ち、フリップフロップ10では、ピッ
クアップコイルL1で検出されたパルス波が発生する度
に、極性が反転する矩形波を生成して出力するので、点
P2では、図3(b)に示す如くの波形を得ることがで
きる。更に、このパルス波をコンデンサC4、インバー
タIN2に通過させることにより、点P3では図3
(c)に示すような三角波を得ることができる。
【0030】そして、この三角波の発生により点P3の
電圧は周期的に変動することになり、コンデンサC5
は、充電・放電を繰り返すので、この繰り返しが継続し
ている間は、FET11のゲートに電圧が印加され続け
る。即ち、直流ブラシモータM1の回転は継続されるこ
とになる。
【0031】ここで、バックミラーが終端に達するか、
或いは障害物等との接触により回転が強制的に停止され
ると、直流ブラシモータM1が停止するので、ピックア
ップコイルL1では交流成分が検出されなくなる。従っ
て、フリップフロップ10からのパルス波形の出力が停
止されることになり、コンデンサC5に蓄積された電荷
が放電されなくなり、結果として、点P3の電圧は徐々
に低下し、FET11のゲートに印加される電圧が低下
し、該FET11はオフ状態となる。これにより、リレ
ー接点RLaはオフとなり、直流ブラシモータM1への
電圧供給が停止する。
【0032】また、点P3の電圧が低下することによ
り、インバータIN3を介して、ラッチ回路8がセット
されるので、フリップフロップ12のQバー出力は「L
レベル」となり、たとえ、コンデンサC5に蓄積された
電荷が放電されて再度点P3の電圧が上昇しても、FE
T11のゲートには電流は流れ込まず、ダイオードD5
を介してラッチ回路8側に流れるので、FET11は導
通されない。つまり、ラッチ回路8が一度セットされる
と、次回リセットされるまでの間はFET11は動作し
ない。
【0033】その後、一旦直流電源1をオフとして再度
オンとするか、或いは、直流電源1の極性を反転させて
端子1aをマイナス、端子1bをプラスとすると、切換
時の瞬時的な電源オフ時間に、コンデンサC5及びコン
デンサC6に蓄積された電荷は、ダイオードD2及びダ
イオードD4を介して放電され、且つ、ラッチ回路8に
リセット信号が入力されるので、直流ブラシモータM1
の回転制御が可能となる。
【0034】このようにして、本実施形態では直流ブラ
シモータM1が回転する際に発生する交流信号成分を検
出し、交流信号が発生しない場合には、直流ブラシモー
タM1の回転が停止したと判断し、リレー接点RLaを
オフとするので、過電流の発生を防止することができ
る。また、一旦モータM1が停止すると、ラッチ回路8
がこの状態を保持するので、一旦電源が遮断されるか、
電源の極性が切り換えられるまでの間は再度モータM1
を回転させることができず、誤動作の発生を防止するこ
とができる。
【0035】更に、従来のように過電流の発生を検出し
て回路を遮断する方式ではなく、直流ブラシモータM1
が実際に回転しているときに発生する交流信号成分を検
出し、これに基づいてモータM1の回転、停止を制御す
る方式であるので、周囲温度や電源電圧変動に起因する
ロック電流や定常電流の変化により、誤動作を引き起こ
すという問題を解消することができる。また、モータM
1に対して直列にシャント抵抗を使用する構成ではない
ので、シャント抵抗によるパワーロスを防止することが
できる。更に、ピックアップコイルL1はモータM1が
数回転するだけで交流信号の発生を検出することができ
るので、検知までの遅れをつくるための時定数を大きく
設定する必要がない。
【0036】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図4は、本発明の第2の実施形態に係る直流ブ
ラシモータの回転制御装置の構成を示す回路構成図であ
り、同図に示すように、この制御装置は、車両に搭載さ
れるバッテリより得られる直流電源21と、電動格納モ
ータとして用いられる直流ブラシモータM11と、この
直流ブラシモータM11の両端に設置されるFET3
1,32(駆動回路26)と、直流電源21とモータM
11との間の配線路上に設置された交流信号成分取り出
し用のピックアップコイルL11と、を具備している。
更に、安定化電源回路23と、波形処理回路24と、起
動回路25と、リセット回路27と、ラッチ回路28と
を有している。
【0037】安定化電源回路23は、ダイオードブリッ
ジ回路22と、抵抗R11,R12と、ツェナーダイオ
ードZD11と、コンデンサC11と、から構成され、
電源電圧の変動によらず、常に一定の電圧を発生する。
【0038】波形処理回路24は、抵抗R13,R1
4,R15と、コンデンサC14と、フリップフロップ
29と、から構成され、ピックアップコイルL11、及
び交流パスコンデンサC12,C13で取り出された交
流信号成分のデューティ比を増大させる処理を行う。な
お、本実施形態では、フリップフロップ29及び後述す
るフリップフロップ30として、「ディジタルIC74
74」を使用している。
【0039】起動回路25は、抵抗R16,R17,R
18と、コンデンサC15と、ダイオードD11と、ト
ランジスタQ1と、から構成され、コンデンサC15と
抵抗R17との直列接続により微分回路を構成してい
る。駆動回路26は、直流ブラシモータM11の両端に
設置されたFET31,32を具備し、該FET31,
32のゲートに電流が流れ込むことにより、導通状態と
してモータM11に駆動用の電圧を印加する。
【0040】リセット回路27は、抵抗R19と、コン
デンサC16と、ダイオードD12とを具備しており、
抵抗R19とコンデンサC16との直列接続で構成され
る積分回路の出力で、ラッチ回路28にリセット信号を
与える。ラッチ回路28は、フリップフロップ30を具
備しており、コンデンサC15と抵抗R17との微分回
路出力が「PR」入力とされ、抵抗R19とコンデンサ
C16との積分回路出力が「CL」入力とされ、出力
「Q」はフリップフロップ29の「CL」に入力され
る。
【0041】次に、上記の如く構成された第2の実施形
態の動作について説明する。端子21aがプラス、端子
21bがマイナスとなるように直流電源21の電圧が印
加されると、コンデンサC15と抵抗R17とによる微
分回路により、FET31,32のゲートには瞬時的に
微分電圧が印加されることになり、これにより、直流ブ
ラシモータM11は回転を開始する。これに伴なって、
ピックアップコイルL11では交流信号成分を検出する
ので、この交流信号はフリップフロップ29の「CK」
に与えられる。また、前記の微分回路(C15,R1
7)の出力電圧によりフリップフロップ30に「PR」
入力が与えられ、これにより、フリップフロップ29に
「CL」入力が与えられるので、フリップフロップ29
の出力信号は、ピックアップコイルL11で検出された
交流信号の発生の度にオン、オフ動作するデューティ比
が約50%のパルス信号となる。
【0042】そして、このパルス信号はトランジスタQ
1のベースに入力されるので、該トランジスタQ1はほ
ぼ一定の周期でオン、オフ動作し、オン時にはコンデン
サC15に蓄積された電荷を放電する。即ち、トランジ
スタQ1のオン、オフ動作により、コンデンサC15は
充電、放電を繰り返すことになり、この間はFET3
1,32のゲートに電流が流れ続けるので、直流ブラシ
モータM11の回転が継続されることになる。
【0043】次いで、バックミラーが終端に達するか、
或いは障害物と接触して強制的に回転が阻止された場合
には、ピックアップコイルL11での交流信号の検出が
停止されるので、点P4における電圧が低下し、FET
31,32はオフとなり、モータM11は停止する。ま
た、ラッチ回路28(フリップフロップ30)の「P
R」入力電圧が低下し、また、「CL」入力はオン状態
が保持されているので、次回コンデンサC16がリフレ
ッシュされるまで、フリップフロップ29は動作せず、
一旦電源が遮断された後再度電源をオンとするか、或い
は直流電源21の極性を反転させるまでの間モータM1
1は動作しない。
【0044】このようにして、第2の実施形態では、前
記した第1の実施形態と同様に、直流ブラシモータM1
1に流れる電流から、交流信号成分が検出されるかどう
かを判定し、交流信号成分の検出が停止した場合には、
モータM11への電圧供給を停止するようにしているの
で、直流ブラシモータM11の回転停止とほぼ同時に電
源を遮断することができ、過電流によるモータや回路の
損傷を防止することができる。また、周囲温度や電源電
圧の変動によらず、確実にモータM11を停止させるこ
とができる。
【0045】更に、ラッチ回路28を具備することによ
り、一旦モータM11が停止した場合には、電源を新た
に投入するか或いは電源の極性を反転するまで、モータ
M11は動作しないので、誤動作の発生を防止すること
ができる。また、シャント抵抗を使用しないので、パワ
ーロスの発生を防止することができる。
【0046】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。図5は、第3の実施形態に係る直流ブラシモー
タの回転制御装置の回路構成図であり、図示のように、
この制御装置は、直流電源41と、直流ブラシモータM
21と、このモータM21の両端に配置されるFET4
2,43と、直流電源41とモータM21との間の配線
路上に配置されるピックアップコイルL21と、を有し
ている。
【0047】更に、直流電源41の端子41a,41b
間には、抵抗R21とコンデンサC21との直列接続、
及びコンデンサC22と抵抗R22との直列接続がそれ
ぞれ配置され、R21とC21との接続点は抵抗R29
を介してFET42のゲートに接続され、C22とR2
2との接続点は抵抗R32を介してFET43のゲート
に接続されている。
【0048】FET42の両端(ソース、ドレイン間)
にはコンデンサC25と抵抗R31との直列接続が配置
され、また、FET43の両端にはコンデンサ24と抵
抗R33との直列接続が配置されている。更に、FET
42のゲート、ソース間にはトランジスタQ13及びダ
イオードD26が配置され、同様にFET43のゲー
ト、ソース間にはトランジスタQ14及びダイオードD
27が配置されている。更に、抵抗R30,R34、ツ
ェナーダイオードZD21,ZD22が図示のように配
置され、且つ、FET42,43には寄生ダイオードD
31,D32が搭載されている。
【0049】ピックアップコイルL21の一端は、交流
パスコンデンサC23の一端に接続され、この他端は2
系統に分岐され、一方は、ダイオードD24を経てトラ
ンジスタQ11のベースに接続され、他方は、ダイオー
ドD25を経てトランジスタQ15のベースに接続され
ている。
【0050】トランジスタQ11のエミッタは端子41
aに接続され、コレクタはダイオードD22、抵抗R2
4,R25を介して端子41bに接続されている。ま
た、トランジスタQ15のエミッタは端子41aに接続
され、コレクタはダイオードD23、抵抗R27を介し
て抵抗R32の一端に接続されている。
【0051】更に、抵抗R24とR25との接続点はト
ランジスタQ12のベースに接続され、このエミッタは
端子41bに接続され、コレクタはダイオードD21、
抵抗R23を介して抵抗R29の一端に接続されてい
る。また、トランジスタQ11のベースと端子41aと
の間、及びトランジスタQ15のベースと端子41aと
の間には、それぞれ抵抗R26、R28が配置されてい
る。
【0052】次に、上記の如く構成された第3の実施形
態の動作について説明する。いま端子41aがプラス
側、端子41bがマイナス側に接続されると、直流電源
41の電圧はコンデンサC22と抵抗R22からなる微
分回路に印加されるので、この微分電圧は抵抗R32を
介してFET43のゲートに印加される。これにより、
該FET43は導通状態となり、41a,L21,D3
1,M21,FET43,41bを介して電流が流れる
ので、モータ21は回転を開始する。これにより、ピッ
クアップコイルL21ではモータ21の回転に伴う交流
信号成分が検出され、この交流信号はトランジスタQ1
5のベースに流れ込むので、トランジスタQ15はオ
ン、オフ動作することになる。また、これに伴い、コン
デンサC22に蓄積された電荷は放電されてリフレッシ
ュされる。つまり、トランジスタQ15がオン、オフ動
作している間は、コンデンサC22は充電、放電を繰り
返すことになり、この間はFET43のゲートへオン電
圧が印加されるので、該FET43は導通状態が維持さ
れる。
【0053】次いで、バックミラーが終端に達するか、
或いは、障害物との接触により強制的に回転が停止され
た場合には、ピックアップコイルL21での交流信号検
出が停止されるので、コンデンサC22に蓄積された電
荷はリフレッシュされなくなり、FET43はオフ状態
となる。その結果、モータM21への電圧供給が停止さ
れる。また、FET43がオフすることにより、抵抗R
33とコンデンサC24との直列接続に電流がながれて
コンデンサC24に電荷が蓄積され、抵抗R34の両端
に電圧が発生するので、トランジスタQ14がオン状態
となり、FET43のゲート、ソース間を短絡させる。
これにより、FET43はコンデンサC24がリフレッ
シュされるまで、即ち、電源を一旦オフとするか或いは
電源の極性を切り換えるまで動作しない。また、バック
ミラーを反対方向に回転させる際には、直流電源41の
極性を反転させれば、上記と同様の動作により、直流ブ
ラシモータM21は反対方向に回転することになる。
【0054】このようにして、第3の実施形態では、前
記した第1,第2の実施形態と同様に、直流ブラシモー
タM21が回転する際に発生する交流信号成分を検出
し、交流信号が検出されなくなった際には、モータM2
1への電圧供給を停止するように構成しているので、モ
ータM21のロック時には即時に電流が遮断され、過電
流によるモータや電源回路の損傷を防止することができ
る。
【0055】また、一度直流ブラシモータM21の回転
が停止すると、一旦電源をオフして再度オンとするか、
或いは直流電源41の極性を反転させるまで、モータM
21は再度回転しないようになっているので、誤動作に
よるトラブルを防止することができる。更に、シャント
抵抗を使用していないので、パワーロスを防止すること
ができる。
【0056】なお、上記の各実施形態では、直流ブラシ
モータとしてバックミラーの電動格納用モータを例に説
明したが、本発明がこれに限定されるものではなく、各
用途で用いられる直流ブラシモータに使用できることは
自明である。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の直流ブラ
シモータの回転制御装置によれば、直流ブラシモータが
回転する際のブラシ切換時に発生する交流信号成分を交
流信号検出手段で検出し、交流信号が検出されている間
(即ち、モータが実際に回転している間)は、直流ブラ
シモータへの電源電圧の印加を継続させ、また、モータ
の回転が何らかの原因により停止した場合には、該モー
タに流れる電流には交流信号成分が含まれなくなるの
で、交流信号検出手段で交流信号が検出されなくなり、
これによりモータの電源回路を遮断する。従って、周囲
温度の高低や電源電圧の変動に関わらず、確実にモータ
の回転、停止を制御することができる。また、負荷変動
による影響を受けにくく、安定した制御が可能である。
【0058】また、ラッチ手段を具備することにより、
一度直流ブラシモータの回転が停止された場合には、電
源を一旦遮断するか、或いは電源電圧の極性を反転させ
るまで再駆動しないので、誤動作の発生を防止すること
ができる。
【0059】更に、直流ブラシモータが回転し、通電を
継続させるためには、モータが数回回転すればよく、検
知回路に大きな時定数を持たせる必要がないので、機構
系は必要以上の耐久性が要求されず、コストダウンを図
ることができる。また、従来ように、シャント抵抗を挿
入して電流の増大を検出する方式ではないので、シャン
ト抵抗によるパワーロスを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る直流ブラシモー
タの回転制御装置の回路構成図である。
【図2】(a)は電源投入からロックされるまでの、直
流ブラシモータに流れる電流値の変化を示す特性図、
(b)は拡大図である。
【図3】(a)はピックアップコイルで検出される交流
信号成分の波形図、(b)はフリップフロップの出力信
号の波形図、(c)は三角波の波形図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る直流ブラシモー
タの回転制御装置の回路構成図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る直流ブラシモー
タの回転制御装置の回路構成図である。
【図6】突入時、定常時及びロック時における直流モー
タに流れる電流値を示す特性図であり、低温時、常温
時、高温時の各場合について示している。
【符号の説明】
1,21、41 直流電源 2 PTCサーミスタ 3,23 安定化電源回路 4,24 波形処理回路 5,25 起動回路 6,26 駆動回路 7,27 リセット回路 8,28 ラッチ回路 9,22 ダイオードブリッジ回路 10,12,29,30 フリップフロップ 11,31,32,42,43 FET M1,M11,M21 直流ブラシモータ L1,L11,L21 ピックアップコイル(交流信号
検出手段) C2,C3,C12,C13,C23 交流パスコンデ
ンサ RL1 リレー RLa リレー接点(スイッチ手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−150790(JP,A) 特開 平11−69272(JP,A) 特開 平10−290594(JP,A) 特開 平1−174202(JP,A) 実開 昭56−63293(JP,U) 実開 昭55−31985(JP,U) 実開 平7−10354(JP,U) 実開 平3−117399(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 5/00 - 5/26 H02P 7/00 - 7/34 H02P 3/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流ブラシモータの回転、停止を制御す
    る直流ブラシモータの回転制御装置において、 直流電源と、 該直流電源と前記直流ブラシモータとの間の配線路上に
    配置されたスイッチ手段と、 前記直流電源と前記直流ブラシモータとの間の配線路上
    に配置され、直流ブラシモータ通電時に発生する交流信
    号を取り出す交流信号検出手段と、 コンデンサと抵抗とからなる微分回路を有し、前記直流
    電源の投入時の電流を検出して前記スイッチ手段をオン
    とするべく制御する起動手段と、 前記交流信号検出手段にて交流信号の発生が検出されて
    いる際には、前記微分回路のコンデンサをリフレッシュ
    するための電圧信号を発生し、前記スイッチ手段のオン
    状態を継続させる波形処理手段と、 前記直流ブラシモータへの電圧供給が停止した際には、
    次回の電源投入或いは極性の反転操作が発生するまで、
    前記スイッチ手段をオフ状態に保持するラッチ手段を具
    備したことを特徴とする直流ブラシモータの回転制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記交流信号検出手段は、ピックアップ
    コイルと、直流成分除去用のコンデンサとから成ること
    を特徴とする請求項記載の直流ブラシモータの回転制
    御装置
  3. 【請求項3】 前記直流ブラシモータは、車両に搭載さ
    れるバックミラーの起立、格納をリモコン操作するため
    の、電動格納モータであることを特徴とする請求項1
    は2に記載の直流ブラシモータの回転制御装置。
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