JP3488890B2 - 3−n−置換キナゾリノン誘導体、その製造法および該化合物を含有する除草剤 - Google Patents

3−n−置換キナゾリノン誘導体、その製造法および該化合物を含有する除草剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な3−N−置換キナ
ゾリノン誘導体、その製造法およびそれを有効成分とし
て含有する除草剤に関する。
【従来の技術】従来から3−N−置換キナゾリノン誘導
体の除草活性は知られていなかった。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は除草剤
として用いた場合に従来の除草剤より除草活性が高く、
かつ作物に対する安全性の高い新規化合物、その製造法
およびそれを有効成分として含有する新規な除草剤を提
供することにある。
【課題を解決するための手段および作用】本発明者らは
有効な除草剤を開発すべく、3−N−置換キナゾリノン
誘導体を種々合成し、除草活性の検討を行った結果、一
般式(I)
【0003】
【化4】
【0004】(式中Ar は任意に置換されていてもよい
シクロアルキル基、フェニル基、あるいはN、O、Sの
いずれかを少くとも1つ以上含む任意に置換されていて
もよい5員または6員の複素環または縮合複素環を示
し、Xは水素原子またはおのおの任意に置換されていて
もよいアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シク
ロアルキル基、アルコキシ基、アルケニルオキシ基、ア
ルキニルオキシ基、ハロゲン原子、ハロアルキル基、ハ
ロアルケニル基、ハロアルキニル基、シアノ基、ニトロ
基、アルキルチオ基、アルケニルチオ基、アルキニルチ
オ基、アルコキシカルボニル基、アルケニルオキシカル
ボニル基、アルキニルオキシカルボニル基、アルキルカ
ルボニル基を示し、mは0〜4の整数を示す)で表わさ
れる3−N−置換キナゾリノン誘導体(以下本発明化合
物という)が極めてすぐれた除草活性を示すことを見出
して本発明を完成するに至った。本発明化合物は種々の
雑草に対して除草活性を示すが、特に広葉雑草に対して
優れた除草活性を示す。本発明化合物は例えば次のよう
な工程によって製造することができる。
【0005】製造法(1)
【化5】
【0006】(但し、式中X、Arおよびmは前記と同
じであり、Yは脱離基を示す。)上記反応(A)は、無
溶媒あるいは溶媒中30〜200℃、好ましくは80〜
150℃の温度で行われる。一般式(II)で表される化
合物に対する一般式(III)で表される化合物のモル比は
0.2〜5.0、好ましくは0.9〜1.5である。脱離基Y
は、メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、トリフ
ルオロメタンスルホニル基のようなハロゲン原子で置換
されてもよいアルカンスルホニル基、ベンゼンスルホニ
ル基、p−トルエンスルホニル基のようなアリールスル
ホニル基が挙げられる。溶媒は、本反応に関与しないも
のであれば特に制限はなく、例えば、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンセン、ヘキサン、ヘプタン、
クロロベンゼン、ジクロロエタン、シクロヘキサンのよ
うな塩素化されたあるいはされていない芳香族、脂肪
族、脂環式の炭化水素類、ジイソプロピルエーテル、エ
チレングリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、アニソールのようなエーテル類、酢酸
エチル、酪酸メチルのようなエステル類が挙げられる。
反応生成物は通常、例えば抽出、再結晶、各種クロマト
グラフィー等により単離精製される。
【0007】製造法(2)
【化6】
【0008】(式中X、Arおよびmは前記と同じであ
る。)上記反応(B)は、無溶媒中100〜230℃、
好ましくは140〜200℃の温度で行われる。一般式
(IV)で表される化合物に対する蟻酸のモル比は1.0〜
4.0、好ましくは1.5〜2.5である。一般式(IV)で表
される化合物に対するホルムアミドのモル比は1.0〜1
0.0、好ましくは3.0〜6.0である。一般式(V)で表
される化合物は、通常、精製することなく次の反応に使
用する。上記反応(C)は、無溶媒あるいは溶媒中40
〜200℃、好ましくは100〜170℃の温度で行わ
れる。一般式(V)で表される化合物に対する一般式
(VI)で表される化合物のモル比は0.3〜2.0、好まし
くは0.4〜1.0である。溶媒は、本反応に関与しないも
のであれば特に制限はなく、例えば、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンセン、ヘキサン、ヘプタン、
クロロベンゼン、ジクロロエタン、シクロヘキサンのよ
うな塩素化されたあるいはされていない芳香族、脂肪
族、脂環式の炭化水素類、ジイソプロピルエーテル、エ
チレングリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、アニソールのようなエーテル類が挙げ
られる。反応生成物は通常、例えば抽出、再結晶、各種
クロマトグラフィー等により単離精製される。
【0009】次に本発明化合物の代表化合物を表1に例
示する。化合物番号は以後の記載において参照する。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】
【表11】
【表12】
【表13】
【表14】
【表15】
【表16】
【表17】
【表18】
【表19】
【表20】
【表21】
【表22】
【表23】
【表24】
【表25】
【表26】
【表27】
【表28】
【表29】
【表30】
【表31】
【表32】
【表33】
【表34】
【表35】
【表36】
【表37】
【表38】
【表39】
【表40】
【表41】
【表42】
【表43】
【表44】
【表45】
【表46】
【表47】
【表48】
【表49】
【表50】
【表51】
【表52】
【表53】
【表54】
【表55】
【表56】
【0010】本発明化合物を有効成分として含有する本
発明の除草剤は、種々の雑草に対して除草活性を有する
が、特に広葉雑草に対して優れた除草特性を有する。そ
の様な雑草としては例えばハコベ、アカザ、アサガオ、
イチビ、アオビユ等を挙げることが出来る。また本発明
の除草剤はトウモロコシ、ワタ、ダイズ等の作物に対し
てはほとんど薬害を与えることがなく、安全性の高いも
のである。本発明の除草剤は上記した本発明化合物であ
る有効成分と、この分野において慣用されている農薬補
助剤を用いて農薬製剤上一般に行なわれている方法によ
り製剤された例えば乳剤、水和剤、水溶剤、油剤、フロ
アブル剤、粒剤等の製剤形態にある。これら種々の製剤
は実際の使用に際しては、そのまま使用するか、または
水で所定濃度に希釈して使用することが出来る。
【0011】農薬補助剤の例としては、希釈剤、界面活
性剤、安定剤、固着剤、エアゾール用噴射剤、共力剤、
増量剤、固体担体、効力延長剤、分散安定剤等を挙げる
ことが出来る。希釈剤の例としては水、炭化水素類、ア
ルコール類、エーテル類、アルコールエーテル類、ケト
ン類、エステル類、アミド類、スルオキシド類を挙げる
ことができる。また、増量剤、固体担体としては無機質
粉粒体、例えば生石灰、マグネシウム石灰、石膏、炭酸
カルシウム、硅土、パーライト、軽石、硅藻土、アルミ
ナ、ゼオライト、粘土鉱物(滑石、バーミキュライト、
カオリナイト)、植物粉粒体(例えばデン粉、穀物、ブ
ドウ糖)、合成樹脂粉体(例えばフェノール樹脂、炭素
樹脂、塩化ビニル樹脂)等を挙げることができる。界面
活性剤としては、アニオン界面活性剤(例えばアルキル
硫酸エステル類、アリールスルホン酸類、コハク酸塩
類、ポリエチレングリコールアルキルアリールエーテル
硫酸塩類)、カチオン界面活性剤(例えばアルキルアミ
ン類、ポリオキシエチレンアルキルアミン類)、非イオ
ン界面活性剤(例えばポリオキシエチレングリコールエ
ーテル類、ポリオキシエチレングリコールエチレン類、
多価アルコールエステル類)等を挙げることができる。
【0012】本発明化合物は、通常の除草剤と同様にし
て使用することができ、例えば畑地雑草の発芽前または
発芽初期、生育期に本発明除草剤を用いて土壌処理或は
茎葉処理を行なうことができる。本発明の除草剤の施用
量は施用方法、目的、時期、雑草の発生状況等により適
宜選択することができるが、通常1ヘクタール当り有効
成分量で0.01kgないし10kg、好ましくは0.05kgな
いし1kgである。また本発明化合物は必要に応じて製剤
または散布時に他種の除草剤、各種殺虫剤、殺菌剤、植
物生育調節剤、共力剤などと混合施用してもよい。
【0013】
【実施例】次に合成例を挙げて本発明化合物の製造法を
さらに詳細に説明する。 合成例1 3−((1S)−1−フェニルエチル)−4−キナゾリ
ノン 3−(p−トルエンスルホニル)−4−キナゾリノン1.
2g(4.0mmol)と(S)−α−メチルベンジルアミン
0.6g(5.0mmol)を少量の酢酸エチルとともに100
℃にて1時間加熱した。粗生成物はHPLCにて精製し
(分離条件;カラム:PREP−ODS 20mmφ×2
50mm、溶媒:アセトニトリル/水=1/1(v/
v))無色透明液体の目的物0.80gを得た。[α]24
=−273°屈折率 1.623(23℃) 収率80%
【0014】合成例2 3−〔1−(2,4−ジフルオロフェニル)エチル〕−
4−キナゾリノン 2,4−ジフルオロアセトフェノン3.12g(22.0mm
ol)、蟻酸1.86g(40.0mmol)およびホルムアミド
10g(100mmol)を180℃にて3時間加熱した。
反応液に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を水で
洗浄し、溶媒を減圧下除去し粗生成物を得た。さらにア
ントラニル酸1.5g(11.0mmol)を加え140℃にて
24時間加熱した。反応混合物はHPLCにて精製し
(分離条件;カラム:PREP−ODS 20mmφ×2
50mm、溶媒:アセトニトリル/水=2/1(v/
v))1.45gの生成物を得た。屈折率 1.576(2
0℃) 収率46%
【0015】合成例3 3−〔1−(2−チエニル)エチル〕−4−キナゾリノ
ン α−(2−チエニルエチル)アミン0.7g(5.5mmol)
と3−(p−トルエンスルホニル)−4−キナゾリノン
い1.5g(5.0mmol)を100℃にて2時間加熱した。
反応生成物はHPLCにて精製し、(分離条件;カラ
ム:PREP−ODS 20mmφ×250mm、溶媒:ア
セトニトリル/水=3/1(v/v))1.02gの生成
物を得た。 融点88℃ 収率80% 以下同様な合成法を用いて表1に示す化合物を合成する
ことができる。
【0016】次に具体的な製剤例を示すが、添加する担
体、界面活性剤などはこれらの例に挙げられたものに限
定されるものではない。なお、以下に「部」とあるのは
「重量部」を意味する。 製剤例1. 乳剤 化合物番号62の20部をキシレン25部、N−N−ジ
メチルホルムアミド40部、ニコーカルゲンST−50
(竹本油脂)15部を加え良く混合溶解して乳剤とす
る。 製剤例2. 水和剤 化合物番号17の40部にホワイトカーボン3部、クレ
ー50部、さらに分散助剤としてポリオキシエチレンア
ルキルアリルスルホネート3部およびリグニンスルホン
酸塩4部を加え、全体を良く混合した後粉砕し、水和剤
とする。 製剤例3. 粒剤 化合物番号227の3部にクレー68部、ベントナイト
25部、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.5部
およびリグニンスルホン酸カルシウム3.5部を加えよく
混合した。これに水を加えてよく練り合わせ、造粒、乾
燥して粒剤とする。
【0017】次に試験例を挙げて、本発明化合物を有効
成分として含有する除草剤の示す除草活性を説明する。 試験例1. 茎葉処理試験 表面積200cm2 のプラスチックバットに畑土壌を詰め
トウモロコシ、ダイズ、ワタ、の種子およびノビエ、ジ
ヨンソングラス、エノコログサ、メヒシバ、スズメノカ
タビラ、ベルベットリーフ、プリックリーサイダー、ア
オビユ、ハコベ、アサガオ等の種子を播種し、ノビエが
2.0〜2.5葉期になった時期に本発明化合物の100g
/10aを製剤例1または製剤例2に従って製剤し散布
した。散布後14日目に雑草および作物の生育状態を観
察し表2に示す結果を得た。なお、除草効果および薬害
は下記の基準に従って表わした。 10 … 100% 生育抑制を示す。 9 … 90〜99% 〃 8 … 80〜89% 〃 7 … 70〜79% 〃 6 … 60〜69% 〃 5 … 50〜59% 〃 4 … 40〜49% 〃 3 … 30〜39% 〃 2 … 20〜29% 〃 1 … 1〜19% 〃
【0018】
【表57】 表2−1 ─────────────────────────────────── 化合物 処理量 ジヨンソン ノビエ メヒシバ エノコロ スズメノ 番号 g/10a グラス グサ カタビラ ─────────────────────────────────── 1 100 10 10 10 10 10 7 100 10 10 10 10 10 8 100 10 10 10 10 10 16 100 10 10 10 10 10 17 100 10 10 10 10 10 20 100 10 10 10 10 10 22 100 10 10 10 10 10 27 100 10 10 10 10 10 28 100 10 10 10 10 10 31 100 10 10 10 10 10 32 100 10 10 10 10 10 42 100 10 10 10 10 10 62 100 10 10 10 10 10
【0019】 表2−2 ─────────────────────────────────── 化合物 処理量 スズメノ ベルベット プリックリー アオビユ ハコベ 番号 g/10a テッポウ リーフ サイダー ─────────────────────────────────── 1 100 10 10 10 10 10 7 100 10 10 10 10 10 8 100 10 10 10 10 10 16 100 10 10 10 10 10 17 100 10 10 10 10 10 20 100 10 10 10 10 10 22 100 10 10 10 10 10 27 100 10 10 10 10 10 28 100 10 10 10 10 10 31 100 10 10 10 10 10 32 100 10 10 10 10 10 42 100 10 10 10 10 10 62 100 10 10 10 10 10
【0020】 表2−3 ───────────────────────────────── 化合物 処理量 アサガオ ダイズ トウモロコシ ワタ 番号 g/10a ───────────────────────────────── 1 100 10 5 4 5 7 100 10 4 4 2 8 100 10 4 2 2 16 100 10 3 1 2 17 100 10 2 1 2 20 100 10 2 1 2 22 100 10 3 1 3 27 100 10 3 3 4 28 100 10 5 3 4 31 100 10 3 3 2 32 100 10 4 1 3 42 100 10 4 4 4 62 100 10 2 1 3
【0021】 表2−4 ─────────────────────────────────── 化合物 処理量 ジヨンソン ノビエ メヒシバ エノコロ スズメノ 番号 g/10a グラス グサ カタビラ ─────────────────────────────────── 63 100 10 10 10 10 10 210 100 10 10 10 10 10 224 100 10 10 10 10 10 226 100 10 10 10 10 10 227 100 10 10 10 10 10 228 100 10 10 10 10 10 230 100 10 10 10 10 10 231 100 10 10 10 10 10 248 100 10 10 10 10 10 250 100 10 10 10 10 10
【0022】 表2−5 ─────────────────────────────────── 化合物 処理量 スズメノ ベルベット プリックリー アオビユ ハコベ 番号 g/10a テッポウ リーフ サイダー ─────────────────────────────────── 63 100 10 10 10 10 10 210 100 10 10 10 10 10 224 100 10 10 10 10 10 226 100 10 10 10 10 10 227 100 10 10 10 10 10 228 100 10 10 10 10 10 230 100 10 10 10 10 10 231 100 10 10 10 10 10 248 100 10 10 10 10 10 250 100 10 10 10 10 10
【0023】 表2−6 ───────────────────────────────── 化合物 処理量 アサガオ ダイズ トウモロコシ ワタ 番号 g/10a ───────────────────────────────── 63 100 10 4 2 2 210 100 10 5 1 2 224 100 10 4 0 1 226 100 10 4 1 2 227 100 10 2 1 2 228 100 10 3 1 3 230 100 10 5 1 2 231 100 10 4 2 2 248 100 10 4 4 4 250 100 10 4 0 1
【0024】
【発明の効果】一般式(I)で表される本発明化合物は
殺草力が極めて強く、かつ作物に対する安全性が高いの
で、有効な除草剤として利用される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07D 409/06 C07D 409/06 417/06 417/06 (72)発明者 竹森 利郁 千葉県市原市五井1645 丸善石油化学宮 前社宅A−1302 (72)発明者 溝上 康二 千葉県市原市五井6992 丸善石油化学若 崎寮104号 (72)発明者 棚田 広美 千葉県市原市五井2456−2 丸善石油化 学市原寮414号 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 239/90 A01N 43/54 A01N 43/78 C07D 401/06 C07D 405/06 C07D 409/06 C07D 417/06 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中Ar は任意に置換されていてもよいシクロアルキ
    ル基、フェニル基、あるいはN、O、Sのいずれかを少
    くとも1つ以上含む任意に置換されていてもよい5員ま
    たは6員の複素環または縮合複素環を示し、Xは水素原
    子またはおのおの任意に置換されていてもよいアルキル
    基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、
    アルコキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ
    基、ハロゲン原子、ハロアルキル基、ハロアルケニル
    基、ハロアルキニル基、シアノ基、ニトロ基、アルキル
    チオ基、アルケニルチオ基、アルキニルチオ基、アルコ
    キシカルボニル基、アルケニルオキシカルボニル基、ア
    ルキニルオキシカルボニル基、アルキルカルボニル基を
    示し、mは0〜4の整数を示す)で表わされることを特
    徴とする、3−N−置換キナゾリノン誘導体。
  2. 【請求項2】 一般式(II) 【化2】 (式中Xは水素原子またはおのおの任意に置換されてい
    てもよいアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シ
    クロアルキル基、アルコキシ基、アルケニルオキシ基、
    アルキニルオキシ基、ハロゲン原子、ハロアルキル基、
    ハロアルケニル基、ハロアルキニル基、シアノ基、ニト
    ロ基、アルキルチオ基、アルケニルチオ基、アルキニル
    チオ基、アルコキシカルボニル基、アルケニルオキシカ
    ルボニル基、アルキニルオキシカルボニル基、アルキル
    カルボニル基を示し、mは0〜4の整数を示し、Yは脱
    離基を示す)で表わされる化合物と、一般式(III) 【化3】 (式中Ar は任意に置換されていてもよいシクロアルキ
    ル基、フェニル基、あるいはN、O、Sのいずれかを少
    くとも1つ以上含む任意に置換されていてもよい5員ま
    たは6員の複素環または縮合複素環を示す)で表わされ
    る化合物とを、無溶媒または溶媒中で反応させることを
    特徴とする、請求項(1)記載の3−N−置換キナゾリ
    ノン誘導体の製造法。
  3. 【請求項3】 請求項(1)記載の3−N−置換キナゾ
    リノン誘導体を有効成分として含有することを特徴とす
    る除草剤。
JP27918993A 1993-11-09 1993-11-09 3−n−置換キナゾリノン誘導体、その製造法および該化合物を含有する除草剤 Expired - Fee Related JP3488890B2 (ja)

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