JP3488852B2 - エレベーター制御システム - Google Patents

エレベーター制御システム

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JP3488852B2 JP2000092947A JP2000092947A JP3488852B2 JP 3488852 B2 JP3488852 B2 JP 3488852B2 JP 2000092947 A JP2000092947 A JP 2000092947A JP 2000092947 A JP2000092947 A JP 2000092947A JP 3488852 B2 JP3488852 B2 JP 3488852B2
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昭男 植野
弘行 萩中
亮三 阿部
孝文 花井
誠 焼山
勝洋 林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエレベーター制御シ
ステムに係り、特に複数台の乗りかごを持つエレベータ
ーにおける簡略化した制御システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、エレベーターシステムの消費電力
量を低減させるものとして、特開平4−217570号
公報に記載の技術がある。
【0003】この技術はビル全体の許容電力量を基にし
て、ビル全体で同時起動が可能なエレベーターの台数を
割出し、この起動可能台数を各エレベーターの運行状況
に応じて群管理するものである。
【0004】また、自家発自動運転時においては、1〜
2台ずつ順次基準階へ走行復帰させる制御が古くから知
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術は、
許容電力量に基づく起動可能台数を効率良く群管理制御
手段に振分け、起動するエレベーターの台数を抑制して
消費電力のピークを抑制する技術である。そのため、各
エレベーターの駆動電動機とその制御装置が、群管理制
御手段からの指令に基づいて運転制御されるものであっ
た。
【0006】本発明の目的は、より経済性を追求し、安
価でかつ消費電力量を低減することのできるエレベータ
ー制御システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数階をサー
ビスするエレベーター乗りかごと、各階に設けられ前記
各エレベーターを利用するためのホール呼び装置と、前
記各乗りかごを夫々昇降駆動する電動機とを備えたエレ
ベーター設備において、前記複数のエレベーターに共通
に設けられ、選択された1つのエレベーターの前記電動
機を駆動する制御装置を備えたことを特徴とする。
【0008】本発明の望ましい実施態様においては、各
エレベーターは、夫々独立した利用者をもつような建物
に設置される。例えば、既存のマンション,アパートの
ような集合住宅の階段毎に設置されたエレベーターであ
る。そこで、エレベーター1台の所要電力以上で、全エ
レベーターの合計所要電力より小さく設定した1組の電
力変換装置を備え、最も早く登録されたホール呼びをも
つエレベーターを運転エレベーターに選択し、そのエレ
ベーターの駆動電動機のみに給電するようにして、順
次、エレベーターを運転する。乗り場では、利用者の待
ち時間に関係する情報を案内表示することが望ましい。
【0009】このように、複数のエレベーターのうち、
1台の電動機のみを選択的に駆動する制御装置を設ける
ことにより、エレベーター台数分の制御装置は不要とな
り、装置は大幅に簡易化される。また、受電電源設備容
量を低減し、予め定めた消費電力量内で複数のエレベー
ターを運転することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるエレベーター
制御システムの一実施例を、図1〜図3を用いて説明す
る。
【0011】図1は全体構成図、図2は電動機制御装置
の構成図、図3はシステムの制御フロー図である。
【0012】図1は、5つの階段A〜Eを備えた集合住
宅建物の、各階段毎にエレベーターA〜E号機を設置し
た場合に適用して示す実施例である。符号に添字A〜E
を付してA〜E号機所属構成品を示し、添字1,2…n
を付して1,2…n階対応構成品を示し、以下の引用で
は必要なとき以外は添字を省略する。
【0013】エレベーターは、1つの昇降路に乗りかご
1と釣り合いおもり2とをロープ3,プーリ4を介して
つるべ式に接続し、プーリ4に接続した電動機5(図2)
を正逆転駆動させることにより昇降運転する。複数階に
設置したホール呼びボタン6及び乗りかご内行先ボタン
7からの呼び信号を伝送線8を通して集中制御装置10
内のデータ伝送部101を介しホール呼びデータ収集部
102に入力する。ホール呼びデータ収集部102はホ
ール呼びの発生順に、号機データと呼び発生階データを
1組として記憶する。運転エレベーター選択部103
は、ホール呼びデータ収集部102に記憶されたホール
呼びのうち、最も早く登録されたホール呼びに基づき、
その呼びの号機データから運転するエレベーターを選択
する。そして、該当エレベーターの運転制御部104に
ホール呼びを伝達しサービス指令を発する。選択された
エレベーターは、伝達されたホール呼びに応じて、自号
機用の運転制御部104によりホール呼び発生階への走
行指令が与えられ、共通の速度制御部105及び電流制
御部106により、共通の電力変換装置11が制御され
ることにより、ホール呼び発生階へ走行して停止し、戸
の開閉動作を行う。このとき、待機するエレベーターの
乗り場にも、ホール呼びが発生している場合、その待ち
客を若干待たせることになるので、運転エレベーター選
択部103は、そのようなエレベーター号機の運転制御
部104A〜104Eに信号を送り、その乗り場に「し
ばらくお待ちください。」等の表示を行う。
【0014】次に、図2を用いて電動機制御装置につい
て説明する。
【0015】図2において、エレベーターA〜E号機を
駆動する電動機5A〜5Eは、共通の電力変換装置11
から給電される。電力変換装置11は、交流電源12の
交流を直流に変換するするコンバータ111,平滑コン
デンサ112、及び直流をパルス幅制御して可変電圧可
変周波数の三相交流に変換するインバータ113を備え
ている。インバータ113と各電動機5A〜5Eとの間
には、接触器14A〜14Eが設けられ、運転すべきエ
レベーターが決定されると、対応する接触器14A〜1
4Eのうちの一つが投入される。なお、電動機5A〜5
Eには、それらの回転速度を検出するためのパルスエン
コーダ13A〜13Eが取付けられ、速度制御部105
に帰還して速度制御が行われる。
【0016】このように、電力変換装置11は、エレベ
ーター1台のみに給電すればよいため、受電設備及び電
力変換装置11はエレベーター1台分の容量を満足すれ
ば十分であり、制御するエレベーター台数の必要容量に
比べ充分に小さくすることができる。
【0017】図3は、この実施例における処理を示すフ
ローチャートである。なお、図3に示す処理は図1の集
中制御装置10に含まれる処理である。
【0018】図3において、ステップ31では、全エレ
ベーターにおいて、ホール呼びボタンが押された順に、
対応号機と発生階を対にしたホール呼びデータを、ホー
ル呼びデータ収集部102へ記録登録する。ステップ3
2では、いずれかのエレベーターが運転中であるかどう
かを判定する。運転中のエレベーターがある間は、ステ
ップ31に戻って新たに発生するホール呼びの収集を繰
り返す。運転中のエレベーターがなくなると、ステップ
33において、記憶登録された未サービスのホール呼び
のうち、最も早く発生したホール呼びに対応するエレベ
ーターを次の運転エレベーターとして選択する。ステッ
プ33には省略したが、複数の未サービスホール呼びが
存在する場合、利用者は、若干待たされることがあり、
前述したように、このステップにおいて、待機させるエ
レベーターの乗り場に、待ち時間に関係する情報として
「しばらくお待ちください。」等の案内表示を行うこと
が望ましい。
【0019】さて、ステップ34では、選択されたエレ
ベーターをホール呼びを登録した階へ走行させる。
【0020】ステップ35では、ホール呼びを登録した
階に到着後、戸を開いて待ち客をかご内へ誘導し、かご
呼び(行先)ボタン操作を待つ。ステップ36では、か
ご内のかご呼びボタンが押されたかどうかを判断し、押
された場合はステップ37に進んで戸閉後、かご呼び登
録階へ走行し到着後、戸を開閉して乗客を降ろし、サー
ビスを終了する。
【0021】ここで、ステップ31に戻り、新たなホー
ル呼びが有れば、このホール呼びを前述同様にホール呼
びデータ収集部102へ記録登録する。その後、未サー
ビスのホール呼びがある限り、早く発生したものの順
に、該当エレベーターをホール呼び発生階へ走行させ、
前述同様にサービスし、未サービスホール呼びがなくな
れば、サービスを完了する。
【0022】今、運転エレベーター選択部103の出力
により、1階に待機中のエレベーターA号機が選択さ
れ、エレベーターA号機用の運転制御部104Aにホー
ル呼び発生階5階への起動指令が出力されたと仮定す
る。すると、インバータ113と電動機5Aとの間に設
けられた接触器14Aを投入する。一方、速度制御部10
5は、A号機の現在位置1階とホール呼び発生階5階と
の関係から上昇方向に速度指令を発生し、帰還したエン
コーダ出力との速度帰還制御系により、電流制御部10
5を介して電力変換装置11から可変電圧可変周波数の
交流電力を電動機5Aに供給し、電動機を加速してエレ
ベーターA号機を上昇運転させる。そして目的階に到着
後、接触器14Aを開放する。
【0023】このように、電動機制御装置1組で、複数
のエレベーターを選択的に運転制御する。
【0024】この実施例によれば、エレベーター1台分
の受電設備及び電力変換装置容量によって5台のエレベ
ーターを運転することができる。また、制御装置は著し
く簡略化され、経済的である。
【0025】以上の実施例では、電力変換装置を5台の
エレベーターで共用しているが、各エレベーター毎に設
け、あるいは複数台毎に共用する複数の電力変換装置を
備えることも可能である。また、運転を許容されるエレ
ベーター台数を常に1台と固定しているが、常時あるい
は状況/時間帯によって2台以上の運転を許可すること
もできる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、複数階をサービスする
複数のエレベーターを選択的に制御する制御装置によ
り、受電電源設備容量を低減し、少ない消費電力で複数
のエレベーターを運転することができ、制御装置を簡略
化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエレベーター制御システムの一実
施例全体構成図である。
【図2】本発明の一実施例による電動機制御装置の構成
図である。
【図3】本発明の一実施例によるエレベーター制御シス
テムの制御フロー図である。
【符号の説明】
1A〜1E…乗りかご、5A〜5E…A〜E号機エレベ
ーターの駆動電動機、6A〜6E…ホール呼び登録装
置、10…集中制御装置、102…ホール呼びデータ収
集部、103…運転エレベーター選択部、11…電力変
換装置、14A〜14E…接触器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩中 弘行 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社 日立製作所内 (72)発明者 阿部 亮三 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社 日立製作所内 (72)発明者 花井 孝文 東京都港区港南二丁目15番2号 株式会 社大林組 東京本社内 (72)発明者 焼山 誠 東京都港区港南二丁目15番2号 株式会 社大林組 東京本社内 (72)発明者 林 勝洋 東京都港区港南二丁目15番2号 株式会 社大林組 東京本社内 (56)参考文献 特開 平10−167602(JP,A) 特開 平7−165372(JP,A) 特開 平4−217570(JP,A) 実開 昭52−166266(JP,U) 実開 昭57−123361(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 1/00 - 1/52

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数階をサービスする複数のエレベーター
    と、各階に設けられ前記各エレベーターを利用するため
    のホール呼び装置と、前記各エレベーターを昇降駆動す
    るために各エレベーター毎に設けられた電動機とを備え
    たエレベーター設備において、前記複数台のエレベータ
    ーに共通に設けられ、選択された1つのエレベーターの
    前記電動機を駆動する制御装置を備え、この制御装置は
    最も早く登録されたホール呼びをもつエレベーターを運
    転エレベーターに選択する手段を備えたことを特徴とす
    るエレベーター制御システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、エレベーターの待ち時
    間に関係する情報を乗り場に表示する手段を設けたこと
    を特徴とするエレベーター制御システム。
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