JP3486135B2 - 施工部材及び加工石の施工方法 - Google Patents

施工部材及び加工石の施工方法

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JP3486135B2
JP3486135B2 JP19757399A JP19757399A JP3486135B2 JP 3486135 B2 JP3486135 B2 JP 3486135B2 JP 19757399 A JP19757399 A JP 19757399A JP 19757399 A JP19757399 A JP 19757399A JP 3486135 B2 JP3486135 B2 JP 3486135B2
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、施工部材及び加工
石の施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、河川の護岸工事、或いは庭園や公
園、アミューズメントパークなどの景観に配慮が必要な
部位に加工石を施工する加工石の施工方法では、加工が
施されて丸くなった加工石(グリ石)を、杭やボルトな
どの固着部材を用いて地面等の施工部に固着している。
特に、河川の護岸工事においては、斜面にグリ石を施工
することが多いため、該グリ石がずり落ちるのを防止す
べく、強固に固着部材によって固着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そのように、
グリ石を杭やボルトなどの固着部材を用いて施工部に固
着するのは、上記グリ石をクレーンなどで吊り下げた状
態で保持して、杭やボルトなどの固着作業を行う必要が
あるため、多くの工数が必要で困難なものであった。
【0004】そこで、本発明は、グリ石の施工部への固
着を不要とすることができ、簡略で短時間に施工を行う
ことが可能な部材及び加工石の施工方法を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、石材
を用いた施工部材であって、原石を研磨加工することに
より形成した複数のグリ石であって、各グリ石には、複
数の取付穴と、該取付穴に設けられた杭部材とが設けら
れた複数のグリ石と、異なるグリ石に設けられた杭部材
間に接続された連結部材と、を有し、上記グリ石におけ
る各グリ石においては、該グリ石に設けられた複数の杭
部材に接続された各連結部材が異なるグリ石の杭部材に
接続されることによって、上記複数のグリ石が連結部材
によって網目状に連結していることを特徴とする。よっ
て、この第1の構成の施工部材によれば、各グリ石を略
網目状に一体化した態様とすることにより、各グリ石が
互いに拘束されるため、上記グリ石の施工部への固定を
不要とすることができ、簡略で短時間に施工を行うこと
が可能となる。また、特に、施工部材に原石を研磨加工
したグリ石を使用するので、自然の風合いを出すことが
でき、また、原石における角部が研磨によって削り取ら
れているので、公園等に付設しても幼児等に危険になる
ことがない。また、特に、グリ石と連結部材とを確実に
取り付けることが可能となる。
【0006】また、第には、上記第1の構成におい
て、上記連結部材のグリ石への固着が、ネジによる螺着
又は接着剤による固着によることを特徴とする。また、
には、上記第1又は第2の構成において、上記連結
部材が、チェーンにより構成されているか、あるいは、
チェーン、ワイヤー等の略ひも状部材と該略ひも状部材
を被覆する耐腐食性物質とにより構成されていることを
特徴とする。よって、特に、耐腐食性物質により被覆さ
れる場合には、チェーン等の略ひも状部材が腐食した
り、擦り切れたりすることがない。
【0007】また、第は、上記第1から第までのい
ずれかの構成において、上記施工部材が、さらに、上記
連結部材で連結されたグリ石の載置面に敷設される敷設
部材を有することを特徴とする。よって、上記敷設部材
によって上記グリ石のすべりが防止されるため、各グリ
石を略網目状に一体化して拘束するのと相俟って確実に
上記グリ石を保持して、上記グリ石の施工部への固定を
不要とすることができ、また施工も簡略で短時間に行う
ことができる。
【0008】また、第は、上記第の構成において、
上記施工部材が、さらに、上記グリ石と上記敷設部材を
連結する第2の連結部材を有することを特徴とする。よ
って、グリ石と上記敷設部材とを連結することによりよ
り一体性のある安定した構成とすることができる。
【0009】また、第6には、石材を用いた施工部材で
あって、原石を研磨加工することにより形成した複数の
グリ石と、該グリ石同士を連結する第1の連結部材と、
該第1の連結部材で連結されたグリ石の載置面に敷設さ
れる敷設部材と、該グリ石と上記敷設部材を連結する第
2の連結部材と、を有し、複数のグリ石における各グリ
石には、複数の該第1の連結部材が設けられ、該複数の
第1の連結部材における各第1の連結部材は、異なるグ
リ石に連結されることによって、上記複数のグリ石が第
1の連結部材によって網目状に連結していることを特徴
とする。よって、この第6の構成の施工部材によれば、
各グリ石を略網目状に一体化した態様とすることによ
り、各グリ石が互いに拘束されるため、上記グリ石の施
工部への固定を不要とすることができ、簡略で短時間に
施工を行うことが可能となる。また、特に、施工部材に
原石を研磨加工したグリ石を使用するので、自然の風合
いを出すことができ、また、原石における角部が研磨に
よって削り取られているので、公園等に付設しても幼児
等に危険になることがない。また、第2の連結部材によ
り、グリ石と上記敷設部材とを連結することによりより
一体性のある安定した構成とすることができる。また、
第7には、上記第6の構成において、上記第1の連結部
材のグリ石への固着が、ネジによる螺着又は接着剤によ
る固着によることを特徴とする。また、第8には、上記
第6又は第7の構成において、上記第1の連結部材が、
チェーンにより構成されているか、あるいは、チェー
ン、ワイヤー等の略ひも状部材と該略ひも状部材を被覆
する耐腐食性物質とにより構成されていることを特徴と
する。よって、特に、耐腐食性物質により被覆される場
合には、チェーン等の略ひも状部材が腐食したり、擦り
切れたりすることがない。また、第には、上記第5か
ら第8までのいずれかの構成において、上記第2の連結
部材のグリ石への固着が、ネジによる螺着又は接着剤に
よる固着によることを特徴とする。また、第10には、
上記第5から第9までのいずれかの構成において、上記
第2の連結部材が、チェーンにより構成されているか、
あるいは、チェーン、ワイヤー等の略ひも状部材と該略
ひも状部材を被覆する耐腐食性物質とにより構成されて
いることを特徴とする。よって、特に、耐腐食性物質に
より被覆される場合には、チェーン等の略ひも状部材が
腐食したり、擦り切れたりすることがない。
【0010】また、第11は、上記第から第10での
いずれかの構成において、上記敷設部材が、シート状部
材であることを特徴とする。よって、該施工部材の施工
場所が河岸や海岸であっても、水により浸食されること
がない。また、第12には、上記第から第10までの
いずれかの構成において、上記敷設部材が、ワイヤーネ
ットであることを特徴とする。よって、グリ石のすべり
を確実に防止することが可能となる。
【0011】また、第13には、上記第1から第12
でのいずれかの構成において、上記グリ石の隙間が、装
填部材によって装填されていることを特徴とするよっ
て、この装填部材により、より安定した施工部材とする
ことができる。また、第14には、上記第13の構成に
おいて、上記装填部材が、砕石砂利プラントにて発生す
る残留物を処理したものであることを特徴とする。よっ
て、廃棄物を再利用することができるため、廃棄物の減
量化を図ることができ、また安価な構成とすることがで
きる。
【0012】また、15には、原石に加工が施された
加工石を、任意の施工場所に施工する加工石の施工方法
であって、原石を研磨加工して該原石の角部を落として
複数のグリ石を生産する研磨工程と、該グリ石に複数の
取付穴を設ける取付穴付設工程と、該グリ石の各取付穴
に杭部材を固着する杭部材固着工程と、各杭部材を連結
部材により連結することによりグリ石同士を連結する杭
部材連結工程であって、複数のグリ石における各グリ石
においては、該グリ石に設けられた複数の杭部材に接続
された各連結部材を異なるグリ石の杭部材に接続するこ
とによって、上記複数のグリ石を連結部材によって網目
状に連結する杭部材連結工程と、を有することを特徴と
する。よって、上記第15の構成の加工石の施工方法に
よれば、各グリ石を連結部材で連結して略網目状に一体
化した態様とすることにより、各グリ石が互いに拘束さ
れるため、上記グリ石の施工場所への固定を不要とする
ことができ、簡略で短時間に施工を行うことが可能とな
る。また、特に、上記第15の構成の施工方法によれ
ば、取付穴付設工程と、杭部材固着工程と、杭部材連結
工程とを有しているので、グリ石同士を確実に連結する
ことが可能となる。
【0013】また、第16には、上記第15の構成にお
いて、上記加工石の施工方法が、さらに、グリ石の施工
面に敷設部材を敷設する敷設工程と、該敷設された敷設
部材上にグリ石を載置する載置工程と、を有することを
特徴とする。そのため、上記敷設部材によって上記グリ
石のすべりが防止されるため、各グリ石を略網目状に一
体化して拘束するのと相俟って確実に上記グリ石を保持
して、上記グリ石の施工部への固定を不要とすることが
でき、また施工も簡略で短時間に行うことができる。
【0014】また、第17には、上記第16の構成にお
いて、上記加工石の施工方法が、さらに、該グリ石と敷
設部材とを連結するグリ石敷設部材連結工程を有するこ
とを特徴とする。よって、グリ石と敷設部材とを連結す
るので、より安定した施工部材を施工することが可能と
なる。
【0015】また、第18には、上記第16又は第17
の構成において、上記敷設部材が、シート状部材である
ことを特徴とする。また、第19には、上記第16又は
17の構成において、上記敷設部材が、ワイヤーネッ
トであることを特徴とする。よって、グリ石の滑りやず
れを防止することができる。
【0016】また、第20には、上記第15から第19
までのいずれかの構成において、上記加工石の施工方法
が、さらに、上記グリ石の隙間を、装填部材によって装
填する装填工程を有することを特徴とする。よって、こ
の装填部材により、より安定した施工部材とすることが
できる。また、第21には、上記第20の構成におい
て、上記装填部材が、砕石砂利プラントにて発生する残
留物を安定処理したものであることを特徴とする。よっ
て、廃棄物を再利用することができるため、廃棄物の減
量化を図ることができ、また安価な構成とすることがで
きる。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】(第1実施例)本発明の実施の形
態としての第1実施例を図面を利用して説明する。本第
1実施例における施工部材A1は、図1〜図3に示すよ
うに、複数のグリ石G10をチェーンR10により網目
状に連結した構造となっている。つまり、グリ石G10
には、杭部材K10が打ち込まれており、この杭部材K
10の頭部には、チェーンR10と連結可能にリング状
に形成されており、この杭部材K10同士をチェーンR
10により連結したものである。このグリ石G10は、
石材としての原石を後述する研磨装置S1により研磨加
工されたものである。
【0023】グリ石G10を生産するための原石類の研
磨装置について説明する。原石類の研磨装置S1は、図
4〜図7に示すように構成され、コンクリート製の基礎
土台B1に立設した直方体形状のコンクリート製の2台
の架台1aと、該両架台1a上に設けられて油圧モータ
21により回動自在な回動軸22で両側部を支持された
略正方形の上下面を有する直方体形状の外枠本体23お
よび該外枠本体23の上下面に垂直に支持アーム24に
より支持されて下面の中央部に取り付けられた直方体形
状の支持外枠25よりなる外枠2と、該外枠本体23の
側部に設けられて、前記外枠本体23の回動軸22に垂
直な中心軸31を有する4対のタイヤ3と、該タイヤ3
により挟持状に支承され、かつ、耐磨耗鋼板でなるライ
ニング部41を備え、さらに、開口部42を締付ネジ4
3により開閉可能とし、蓋部44を備えた円筒形状のシ
ェル本体4により構成されている。
【0024】なお、該シェル本体4は、前記外枠本体2
3の両側部を支持する回動軸22に直交する回転軸46
を備えていて、該回転軸46は前記外枠2の支持外枠2
5により支持されており、かつ、該シェル本体4は、油
圧モータ45により該回転軸46の周りに任意速度で任
意方向に回転可能に枢支され、さらに、該回転軸46に
はトルクアーム47を接続して回転トルクを測定しうる
ようになっている。
【0025】上記施工部材A1の製造工程について説明
すると、まず、上記研磨装置S1を用いて原石を加工す
る。具体的には、油圧モータ21を作動し、外枠2を回
転させて、図4に示すようにシェル本体4の開口部42
が上側になる(直立状態)ようにし、締付ネジ43を緩
めて蓋部44を外し、原石類および砂利、粘土、水等の
研磨媒体をシェル本体4に投入し、締付ネジ43を締め
付けて、蓋部44により開口部42を閉じる。
【0026】その後、再び油圧モータ21を作動し、外
枠2を回転させて図5、図6に示すように開口部42が
横になるようにシェル本体4を水平(水平状態)にし、
油圧モータ45を作動して、タイヤ3により挟持状に支
承させてシェル本体4を中速度で回転し、内部に収納さ
れた原石類を前記研磨媒体により研磨して順次角を落と
して自然石状形状のグリ石G10に変化させ、最後に一
定の高速度で回転して仕上げした後、再び油圧モータ2
1を作動し外枠2を回転させて、図7に示すように開口
部42が下になる(倒立状態)ようにシェル本体4を下
向きにして、締付ネジ43を緩めて蓋部44を開口部4
2より外すことにより、内部の上記グリ石G10を研磨
媒体とともに外部に排出させることが可能となる。以上
の工程が、上記研磨工程に当たる。
【0027】そして、そのように形成されたグリ石G1
0に、所定の部位に複数の取付穴G12を、ハンマード
リルやインパクトドリル等によって穿設し、ネジ加工を
施して後述する杭部材K10を螺着できるようにする。
この取付穴G12を設ける位置は任意であるが、グリ石
G10を載置する方向における下部に設けるのが、グリ
石G12を載置した際に杭部材K10や後述するチェー
ンR10が邪魔にならないので好ましい。この取付穴G
12を設ける工程が、上記取付穴付設工程に当たる。
【0028】続いて、そのように形成された上記グリ石
G10を、施工を行う施工部(施工場所)に搬送して所
定の部位に載置する。この施工部としては、例えば、河
川の護岸、土木工事現場等が挙げられる。そして、ネジ
加工が施された各取付穴G12に、先端部にネジ加工が
施された杭部材K10をねじ込んで螺着する。この工程
が、杭部材固着工程に当たる。そして、各杭部材K10
と近隣の他のグリ石G10の杭部材K10とを、チェー
ン(連結部材)R10によって連結してグリ石G10同
士を結合する。同様に、順次、上記杭部材K10及び上
記チェーンR10によって各グリ石G10同士を無限連
鎖状に結合して網状に連結する。この工程が杭部材連結
工程に当たる。また、上記取付穴付設工程、杭部材固着
工程、杭部材連結工程からなる一連の工程が上記連結工
程に当たる。
【0029】そのため、施工する全ての上記グリ石G1
0が無限連鎖状に結合されるため、各グリ石G10が略
網目状に一体化した態様となる。従って、各グリ石G1
0が互いに拘束されるため、上記グリ石G10の施工部
への固定を不要とすることができ、簡略で短時間に施工
を行うことが可能となる。また、特に、施工部材に原石
を研磨加工したグリ石を使用するので、自然の風合いを
出すことができ、また、原石における角部が研磨によっ
て削り取られているので、公園等に付設しても幼児等に
危険になることがない。なお、取付穴G12に雌状のネ
ジ溝が設けられた部材を埋め込んで、この部材に上記杭
部材を螺着するようにしてもよい。
【0030】なお、使用するグリ石G10においては、
図2に示すように、研磨装置S1で研磨加工されたグリ
石G10をそのまま使用してもよいし、一方、図3に示
すように、研磨装置S1で研磨加工されたグリ石G10
を、下面部G14で切断して分割したものを使用しても
よい。
【0031】(第2実施例)本発明の実施の形態として
の第2実施例を図面を利用して説明する。なお、本第2
実施例は、上記第1実施例に対してグリ石G10を製造
する工程は略同一であるので、相違している構成及び施
工方法のみに限定して説明する。本第2実施例における
施工部材A2は、図8に示すように、グリ石G10をチ
ェーンR10により敷設部材たるワイヤーネットF10
に連結した構造となっている。このワイヤーネットF1
0は、ワイヤーを網状に形成したものである。つまり、
グリ石G10には、杭部材K10が打ち込まれており、
この杭部材K10の頭部はチェーンR10と連結可能に
リング状に形成されており、この杭部材K10をチェー
ンR10によって上記ワイヤーネットF10に連結した
ものである。つまり、チェーンの一方の端部は該ワイヤ
ーネットF10に固定されている。
【0032】このグリ石G10は、石材としての原石を
第1実施例と同様に研磨装置S1により研磨工程におい
て研磨加工されたものであり、また、杭部材K10を取
り付けるための取付穴は、上記第1実施例と同様に取付
穴付設工程により付設され、また、杭部材K10は、上
記第1実施例と同様に杭部材固着工程により取り付けら
れたものである。
【0033】まず、施工部(施工場所)としての、例え
ば、河川の護岸、土木工事現場等に敷設部材たるワイヤ
ーネットF10が敷設される(敷設工程)。そして、そ
の敷設された上記ワイヤーネットF10の上面の所定の
部位に、上述した方法により形成された上記グリ石G1
0を搬送して載置する(載置工程)。そのため、上記グ
リ石G10は、上記ワイヤーネットF10によって好適
にすべりが防止される。
【0034】そして、その状態から、ネジ加工が施され
た各取付穴G12に、先端部にネジ加工が施された杭部
材K10をねじ込んで螺着する。この工程が、杭部材固
着工程に当たる。そして、各杭部材K10と近傍の上記
ワイヤーネットF10とを、チェーン(連結部材)R1
0によって連結して上記グリ石G10と上記ワイヤーネ
ットF10とを結合する。この工程が敷設部材連結工程
に当たる。また、上記取付穴付設工程、杭部材固着工
程、敷設部材連結工程からなる一連の工程が上記グリ石
敷設部材連結工程に当たる。なお、上記チェーンR10
と上記ワイヤーネットF10との結合は、直接上記ワイ
ヤーネットF10のワイヤーを上記チェーンR10を通
して直接連結してもよく、またフックやクランプ類を用
いて連結してもよい。
【0035】そのため、上記チェーンR10によって、
上記グリ石G10と上記ワイヤーネットF10とが結合
されるため、上記グリ石を確実に保持することが可能に
なる。従って、各グリ石G10が拘束されるため、上記
グリ石G10の施工部への固定を不要とすることがで
き、簡略で短時間に施工を行うことが可能となる。ま
た、特に、施工部材に原石を研磨加工したグリ石を使用
するので、自然の風合いを出すことができ、また、原石
における角部が研磨によって削り取られているので、公
園等に付設しても幼児等に危険になることがない。な
お、取付穴G12に雌状のネジ溝が設けられた部材を埋
め込んで、この部材に上記杭部材を螺着するようにして
もよい。
【0036】なお、使用するグリ石G10においては、
図8に示すように、研磨装置S1で研磨加工されたグリ
石G10をそのまま使用してもよいし、一方、図9に示
すように、研磨装置S1で研磨加工されたグリ石G10
を、下面部G14で切断して分割したものを使用しても
よい。つまり、この図9の場合には、グリ石G10の底
面は切断面となり、基本的には平面となっている。
【0037】(第3実施例)本発明の実施の形態として
の第2実施例を図面を利用して説明する。なお、本第3
実施例は、上記第1実施例に対してグリ石G10を製造
する工程は略同一であるので、相違している構成及び施
工方法のみに限定して説明する。本第3実施例における
施工部材A3は、図10に示すように、グリ石G10を
チェーンR10により敷設部材及びシート状部材たる止
水シートF20に連結した構造となっている。この止水
シートF20は、ゴム、塩化ビニル等の非透水性の素材
で形成されたシート状部材である。なお、この止水シー
トF20は、グリ石G10が滑らない材質とすることが
好ましい。つまり、グリ石G10には、杭部材K10が
打ち込まれており、この杭部材K10の頭部はチェーン
R10と連結可能にリング状に形成されており、この杭
部材K10をチェーンR10によって止水シートF20
に連結したものである。つまり、チェーンの一方の端部
は該ワイヤーネットF10に固定されている。
【0038】このグリ石G10は、石材としての原石を
第1実施例と同様に研磨装置S1により研磨工程におい
て研磨加工されたものであり、また、杭部材K10を取
り付けるための取付穴は、上記第1実施例と同様に取付
穴付設工程により付設され、また、杭部材K10は、上
記第1実施例と同様に杭部材固着工程により取り付けら
れたものである。
【0039】まず、施工部(施工場所)としての、例え
ば、河川の護岸、土木工事現場等に敷設部材たる止水シ
ートF20が敷設される(敷設工程)。そして、その敷
設された上記止水シートF20の上面の所定の部位に、
上述した方法により形成された上記グリ石G10を搬送
して載置する(載置工程)。そのため、上記グリ石G1
0は、上記止水シートF20によって好適にすべりが防
止される。また、上記止水シートF20の所定の部位に
は上記グリ石G10を保持すべく、複数の略ループ状の
繋止具F22が接着剤や一体成型などによって固着され
ている。
【0040】そして、その状態から、ネジ加工が施され
た各取付穴G12に、先端部にネジ加工が施された杭部
材K10をねじ込んで螺着する。この工程が、杭部材固
着工程に当たる。そして、各杭部材K10と近傍の上記
繋止具F22とを、チェーン(連結部材)R10によっ
て連結して上記グリ石G10と上記止水シートF20と
を結合する。この工程が敷設部材連結工程に当たる。ま
た、上記取付穴付設工程、杭部材固着工程、敷設部材連
結工程からなる一連の工程が上記グリ石敷設部材連結工
程に当たる。
【0041】そのため、上記チェーンR10によって、
上記グリ石G10と上記止水シートF20とが結合され
るため、上記グリ石を確実に保持することが可能にな
る。従って、各グリ石G10が拘束されるため、上記グ
リ石G10の施工部への固定を不要とすることができ、
簡略で短時間に施工を行うことが可能となる。また、特
に、施工部材に原石を研磨加工したグリ石を使用するの
で、自然の風合いを出すことができ、また、原石におけ
る角部が研磨によって削り取られているので、公園等に
付設しても幼児等に危険になることがない。また、止水
シートF20を使用することにより、該施工部材A3の
施工場所が河岸や海岸であっても、水により浸食される
ことがない。なお、取付穴G12に雌状のネジ溝が設け
られた部材を埋め込んで、この部材に上記杭部材を螺着
するようにしてもよい。
【0042】なお、使用するグリ石G10においては、
図10に示すように、研磨装置S1で研磨加工されたグ
リ石G10をそのまま使用してもよいし、一方、図11
に示すように、研磨装置S1で研磨加工されたグリ石G
10を、下面部G14で切断して分割したものを使用し
てもよい。また、上記繋止具F22においても、フック
状やクランプ状など、任意の構成でよい。
【0043】(第4実施例)本発明の実施の形態として
の第4実施例を図面を利用して説明する。なお、本第4
実施例は、上記第1実施例に対してグリ石G10を製造
する工程は略同一であるので、相違している構成及び施
工方法のみに限定して説明する。本第実施例における施
工部材A4は、図12に示すように、敷設部材たるワイ
ヤーネットF10上で、複数のグリ石G10をチェーン
R10により網目状に連結した構造となっている。つま
り、グリ石G10には、杭部材K10が打ち込まれてお
り、この杭部材K10の頭部には、チェーンR10と連
結可能にリング状に形成されており、この杭部材K10
同士をチェーンR10により連結したものである。
【0044】このグリ石G10は、石材としての原石を
第1実施例と同様に研磨装置S1により研磨工程におい
て研磨加工されたものであり、また、杭部材K10を取
り付けるための取付穴は、上記第1実施例と同様に取付
穴付設工程により付設され、また、杭部材K10は、上
記第1実施例と同様に杭部材固着工程により取り付けら
れたものである。
【0045】まず、施工部(施工場所)としての、例え
ば、河川の護岸、土木工事現場等に敷設部材たるワイヤ
ーネットF10が敷設される(敷設工程)。そして、そ
の敷設された上記ワイヤーネットF10の上面の所定の
部位に、上述した方法により形成された上記グリ石G1
0を搬送して載置する(載置工程)。そのため、上記グ
リ石G10は、上記ワイヤーネットF10によって好適
にすべりが防止される。
【0046】そして、ネジ加工が施された各取付穴G1
2に、先端部にネジ加工が施された杭部材K10をねじ
込んで螺着する。この工程が、杭部材固着工程に当た
る。そして、各杭部材K10と近隣の他のグリ石G10
の杭部材K10とを、チェーン(連結部材)R10によ
って連結してグリ石G10同士を結合する。同様に、順
次、上記杭部材K10及び上記チェーンR10によって
各グリ石G10同士を無限連鎖状に結合して網状に連結
する。この工程が杭部材連結工程に当たる。また、上記
取付穴付設工程、杭部材固着工程、杭連結工程が上記連
結工程に当たる。
【0047】そのため、上記ワイヤーネットF10によ
って上記グリ石G10のすべりが防止されるとともに、
施工する全ての上記グリ石G10が無限連鎖状に結合さ
れるため、各グリ石G10が略網目状に一体化した態様
となる。従って、各グリ石G10が互いに拘束されるの
と相俟って、確実に上記グリ石G10を保持して上記グ
リ石G10の施工部への固定を不要とすることができ、
簡略で短時間に施工を行うことが可能となる。また、特
に、施工部材に原石を研磨加工したグリ石を使用するの
で、自然の風合いを出すことができ、また、原石におけ
る角部が研磨によって削り取られているので、公園等に
付設しても幼児等に危険になることがない。なお、取付
穴G12に雌状のネジ溝が設けられた部材を埋め込ん
で、この部材に上記杭部材を螺着するようにしてもよ
い。
【0048】なお、使用するグリ石G10においては、
上記各実施例と同様に、研磨装置S1で研磨加工された
グリ石G10をそのまま使用してもよいし、一方、研磨
装置S1で研磨加工されたグリ石G10を、下面部で切
断して分割したものを使用してもよい。また、当然なが
ら、敷設部材としては上記ワイヤーネットF10に換え
て、止水シートを用いる構成としてもよい。
【0049】さらに、図13に示すように、上記グリ石
G10と上記ワイヤーネットF10を、部分的にチェー
ンR10aによって連結するようにしてもよい。つま
り、上記グリ石敷設部材連結工程によりグリ石G10と
ワイヤーネットF10とを連結するのである。このよう
に構成すると、上述した構成よりもさらに上記グリ石G
10の拘束を高めることができ、上記グリ石G10の保
持をより確実なものとすることができる。
【0050】以上述べたように、上記第1〜第4実施例
による施工部材及び加工石の施工方法の構成によれば、
施工する全てのグリ石が無限連鎖状に結合されるか、或
いは敷設部材と連結されるため、各グリ石が略網目状に
一体化、或いは敷設部材と一体化した態様となる。その
ため、各グリ石が互いに拘束されるため、上記グリ石の
施工部への固定を不要とすることができ、簡略で短時間
に施工を行うことが可能となる。また、特に、施工部材
に原石を研磨加工したグリ石を使用するので、自然の風
合いを出すことができ、また、原石における角部が研磨
によって削り取られているので、公園等に付設しても幼
児等に危険になることがない。
【0051】なお、本発明は、上記各実施例の態様に限
定されるものではなく、多様な態様が可能である。例え
ば、上記各実施例では、上記杭部材K10の上記取付穴
G12への固着をネジによる螺着としているが、それの
みに限定されるものではなく、圧入や接着剤を用いる構
成など任意でよい。また、敷設部材としても、ワイヤー
ネットF10や止水シートF20に限定されるものでは
なく、敷綱やハニカム形状の止水シートなど任意でよ
い。
【0052】また、本実施例では、連結部材としてチェ
ーンを用いる構成としているが、それのみに限定される
ものではなくワイヤー部材やロープ、綱など、上記杭部
材K10を連結可能なものであれば全て含まれる。ま
た、上記杭部材K10(取付穴G12)の個数、大き
さ、形状においても任意でよく、結合するグリ石の大き
さ、重量などに応じて、適宜選定されるものである。
【0053】また、上記の各チェーンを擦り切れ等から
防止するために、耐腐食性部材であるビニールやゴム製
などのパイプによりカバーするようにしてもよい。具体
的には、図3に示すように、上記チェーンR10を、耐
腐食性部材であるビニールやゴム製などのパイプP10
に上記チェーンR10を通して、上記パイプP10によ
って上記チェーンR10を被覆して上記チェーンR10
をカバーする。この場合には、略ひも状部材としてのチ
ェーンと該耐腐食性部材とで連結部材が構成される。
【0054】また、本実施例では、上記グリ石G10を
施工部に直接載置、或いはワイヤーネットF10又は止
水シートF20を介して載置したのみの構成としている
が、河川の護岸工事など傾斜の急な斜面に上記グリ石G
10を施工する場合には、上記グリ石G10のうち一
部、或いはワイヤーネットF10又は止水シートF20
の一部を選択して、補助的に施工部と固着部材などによ
って固着する構成であっても、本発明の要旨を逸脱する
ものではない。また、上記グリ石G10の、取付穴の加
工、杭部材の固着、杭部材と連結部材の固着、或いは杭
部材と他の杭部材の連結部材による連結などの各工程
は、予め工場において行ってもよいし、或いは施工する
現地で行うなど任意でよい。
【0055】さらに、図14に示すように、上記グリ石
G10の隙間を、装填部材J10によって装填する装填
工程を有し、上記グリ石G10の隙間が装填部材J10
で装填された施工部材A5とすることも可能である。こ
のように構成すると、上記グリ石G10の隙間が、上記
装填部材J10で装填されるため、上記グリ石G10の
ぐらつきを抑えることができて、より安定した施工部材
A5とすることができる。また、上記装填部材J10
を、砕石砂利プラントにて発生する残留物(いわゆるケ
ーキ)を安定処理したものを用いることもできる。この
場合には、上記残留物を再利用することができるため、
廃棄物の減量化を図ることができ、また安価な構成とす
ることができる。なお、この場合に、上記残留物の保水
性を向上すべくチップなどを混入した物を挿入するのが
好ましく、また、景観を向上すべく、そこに草、花等を
植えるようにすることも可能である。また、グリ石の形
成に当たっては、本実施例以外の研磨装置を使用して研
磨加工を行ってもよいし、手加工により研磨加工を行っ
てもよい。
【0056】
【発明の効果】本発明に基づく施工部材及び加工石の施
工方法の構成によれば、施工する全てのグリ石が無限連
鎖状に結合されるか、或いは、さらに、敷設部材と連結
されるため、各グリ石が略網目状に一体化、或いは、
らに、敷設部材と一体化した態様となる。そのため、各
グリ石が互いに拘束されるため、上記グリ石の施工部へ
の固定を不要とすることができ、簡略で短時間に施工を
行うことが可能となる。また、特に、施工部材に原石を
研磨加工したグリ石を使用するので、自然の風合いを出
すことができ、また、原石における角部が研磨によって
削り取られているので、公園等に付設しても幼児等に危
険になることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1実施例の施工部材の構成を
示す説明図である。
【図2】分割加工されないグリ石に杭部材を固着した状
態を示す断面図である。
【図3】分割加工されたグリ石に杭部材を固着した状態
を示す断面図である。
【図4】研磨装置に原石類を投入した状態を示す正面図
である。
【図5】研磨装置による研磨時の状態を示す正面図であ
る。
【図6】研磨装置による研磨時の状態を示す側面図であ
る。
【図7】研磨装置から原石類の排出時の状態を示す正面
図である。
【図8】本発明における第2実施例の施工部材の構成を
示す説明図である。
【図9】第2実施例における分割加工されたグリ石を用
いた場合の構成を示す説明図である。
【図10】本発明における第3実施例の施工部材の構成
を示す断面図である。
【図11】第3実施例における分割加工されたグリ石を
用いた場合の構成を示す断面図である。
【図12】本発明における第4実施例の施工部材の構成
を示す説明図である。
【図13】第4実施例におけるグリ石を敷設部材に固着
した例を示す説明図である。
【図14】グリ石の隙間を、装填部材によって装填した
例を示す説明図である。
【符号の説明】
A1、A2、A3、A4、A5 施工部材 F10 ワイヤーネット F20 止水シート G10 グリ石 G12 取付穴 K10 杭部材 J10 装填部材 R10 連結部材 S1 研磨装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−158344(JP,A) 特開 平8−151620(JP,A) 特開 平8−277516(JP,A) 特開 平9−235715(JP,A) 実開 昭56−752(JP,U) 登録実用新案3041631(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02B 3/14 E02D 17/20

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石材を用いた施工部材であって、 原石を研磨加工することにより形成した複数のグリ石
    あって、各グリ石には、複数の取付穴と、該取付穴に設
    けられた杭部材とが設けられた複数のグリ石と、異なるグリ石に設けられた杭部材間に接続された 連結部
    材と、を有し、上記 グリ石における各グリ石においては、該グリ石に設
    けられた複数の杭部材に接続された各連結部材が異なる
    グリ石の杭部材に接続されることによって、上記複数の
    グリ石が連結部材によって網目状に連結していることを
    特徴とする施工部材。
  2. 【請求項2】 上記連結部材のグリ石への固着が、ネジ
    による螺着又は接着剤による固着によることを特徴とす
    請求項1に記載の施工部材。
  3. 【請求項3】 上記連結部材が、チェーンにより構成さ
    れているか、あるいは、チェーン、ワイヤー等の略ひも
    状部材と該略ひも状部材を被覆する耐腐食性物質とによ
    り構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の施工部材。
  4. 【請求項4】 上記施工部材が、さらに、上記連結部材
    で連結されたグリ石の載置面に敷設される敷設部材を有
    することを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の施
    工部材。
  5. 【請求項5】 上記施工部材が、さらに、上記グリ石と
    上記敷設部材を連結する第2の連結部材を有することを
    特徴とする請求項に記載の施工部材。
  6. 【請求項6】 石材を用いた施工部材であって、 原石を研磨加工することにより形成した複数のグリ石
    と、 該グリ石同士を連結する第1の連結部材と、 該第1の連結部材で連結されたグリ石の載置面に敷設さ
    れる敷設部材と、 該グリ石と上記敷設部材を連結する第2の連結部材と、 を有し、 複数のグリ石における各グリ石には、複数の該第1の連
    結部材が設けられ、該 複数の第1の連結部材における各
    第1の連結部材は、異なるグリ石に連結されることによ
    って、上記複数のグリ石が第1の連結部材によって網目
    状に連結している ことを特徴とする施工部材。
  7. 【請求項7】 上記第の連結部材のグリ石への固着
    が、ネジによる螺着又は接着剤による固着によることを
    特徴とする請求項6に記載の施工部材。
  8. 【請求項8】 上記第の連結部材が、チェーンにより
    構成されているか、あるいは、チェーン、ワイヤー等の
    略ひも状部材と該略ひも状部材を被覆する耐腐食性物質
    とにより構成されていることを特徴とする請求項6又は
    7に記載の施工部材。
  9. 【請求項9】 上記第2の連結部材のグリ石への固着
    が、ネジによる螺着又は接着剤による固着によることを
    特徴とする請求項5又は6又は7又は8に記載の施工部
    材。
  10. 【請求項10】 上記第2の連結部材が、チェーンによ
    り構成されているか、あるいは、チェーン、ワイヤー等
    の略ひも状部材と該略ひも状部材を被覆する耐腐食性物
    質とにより構成されていることを特徴とする請求項5又
    は6又は7又は8又は9に記載の施工部材。
  11. 【請求項11】 上記敷設部材が、シート状部材である
    ことを特徴とする請求項4又は5又は6又は7又は8又
    は9又は10に記載の施工部材。
  12. 【請求項12】 上記敷設部材が、ワイヤーネットであ
    ことを特徴とする請求項4又は5又は6又は7又は8
    又は9又は10に記載の施工部材。
  13. 【請求項13】 上記グリ石の隙間が、装填部材によっ
    て装填されていることを特徴とする請求項1又は2又は
    3又は4又は5又は6又は7又は8又は9又は10又は
    11又は12に記載の施工部材。
  14. 【請求項14】 上記装填部材が、砕石砂利プラントに
    て発生する残留物を処理したものであることを特徴とす
    る請求項13に記載の施工部材。
  15. 【請求項15】 原石に加工が施された加工石を、任意
    の施工場所に施工する加工石の施工方法であって、 原石を研磨加工して該原石の角部を落として複数のグリ
    石を生産する研磨工程と、 該グリ石に複数の取付穴を設ける取付穴付設工程と、 該グリ石の各取付穴に杭部材を固着する杭部材固着工程
    と、 各杭部材を連結部材により連結することによりグリ石同
    士を連結する杭部材連結工程であって、複数のグリ石に
    おける各グリ石においては、該グリ石に設けられた複数
    の杭部材に接続された各連結部材を異なるグリ石の杭部
    材に接続することによって、上記複数のグリ石を連結部
    材によって網目状に連結する杭部材連結工程と、 を有する ことを特徴とする加工石の施工方法。
  16. 【請求項16】 上記加工石の施工方法が、さらに、グリ石の施工面に敷設部材を敷設する敷設工程と、 該敷設された敷設部材上にグリ石を載置する載置工程
    と、 を有する ことを特徴とする請求項15に記載の加工石の
    施工方法。
  17. 【請求項17】 上記加工石の施工方法が、さらに、該
    グリ石と敷設部材とを連結するグリ石敷設部材連結工程
    を有することを特徴とする請求項16に記載の加工石の
    施工方法。
  18. 【請求項18】 上記敷設部材が、シート状部材である
    ことを特徴とする請求項16又は17に記載の加工石の
    施工方法。
  19. 【請求項19】 上記敷設部材が、ワイヤーネットであ
    ことを特徴とする請求項16又は17に記載の加工石
    の施工方法。
  20. 【請求項20】 上記加工石の施工方法が、さらに、上
    記グリ石の隙間を、装填部材によって装填する装填工程
    を有することを特徴とする請求項15又は16又は17
    又は18又は19に記載の加工石の施工方法。
  21. 【請求項21】 上記装填部材が、砕石砂利プラントに
    て発生する残留物を安定処理したものであることを特徴
    とする請求項20に記載の加工石の施工方法。
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