JP3041404U - 自然石の連結部構造 - Google Patents
自然石の連結部構造Info
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- JP3041404U JP3041404U JP1997001599U JP159997U JP3041404U JP 3041404 U JP3041404 U JP 3041404U JP 1997001599 U JP1997001599 U JP 1997001599U JP 159997 U JP159997 U JP 159997U JP 3041404 U JP3041404 U JP 3041404U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 塩害等の外界の悪影響が防止され、耐久性が
増大された自然石の連結部構造を提供する。 【解決手段】 一方の自然石Ａに穿設され、且つ接着剤
２が充填された穿孔部１に自然石の連結筋３を挿入、固
定し、同連結筋３を掩覆する柔軟性カバー４を自然石
Ａ、Ａ′間に配設する。
増大された自然石の連結部構造を提供する。 【解決手段】 一方の自然石Ａに穿設され、且つ接着剤
２が充填された穿孔部１に自然石の連結筋３を挿入、固
定し、同連結筋３を掩覆する柔軟性カバー４を自然石
Ａ、Ａ′間に配設する。
Description
【０００１】
本考案は海岸の緩傾斜堤や被覆工に使用される自然石の連結部構造に係るもの である。
【０００２】
従来、前記緩傾斜堤や被覆工の施工にあっては、コンクリート製ブロックで施 工されていた。 前記従来の施工法によれば、コンクリート製ブロックで施工されているので、 周辺環境との調和を乱し、自然環境の保全に難点があった。
【０００３】 このため前記コンクリート製ブロックに替えて自然石を利用する工法が提案さ れているが、この際、自然石の結合に当たって、相隣る自然石の一方に設けた穿 孔部にエポキシ樹脂の如き接着剤を充填し、同穿孔部に連結筋を挿入し、接着剤 の硬化を俟って一方の自然石より植立された連結筋を他方の自然石に設けられ、 且つ接着剤が充填された穿孔部に挿入し、同穿孔部の接着剤の硬化を俟って前記 両自然石を接合する方法が提案されている。
【０００４】
しかしながらこの場合、汐風に含まれた塩分によって前記連結筋が浸蝕され、 自然石の連結機能に支障を招来する惧れがある。 本考案は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案されたもので、自然石の連 結部の塩害による損傷を防止し、耐久性を増大した自然石の連結部構造を提供す る点にある。
【０００５】
前記の目的を達成するため、本考案に係る自然石の連結部構造は、一方の自然 石に穿設され、且つ接着剤が充填された穿孔部に自然石連結筋を挿入、固定し、 同自然石連結筋の突出部を、前記一方の自然石に隣る他方の自然石に穿設され、 且つ接着剤が充填された穿孔部に挿入、固定するとともに、前記両自然石に亘っ て前記連結筋の自然石からの突出部を包覆する伸縮自在の柔軟性カバー材を装着 して構成されている。
【０００６】
以下本考案を図面に示す本考案の好ましい実施の形態について説明する。 Ａは自然石で穿孔部１にエポキシ樹脂の如き接着剤２を充填するとともに、ア ルミ合金メッキ鉄線よりなる連結筋３を挿入し、同接着剤２の硬化を俟って同連 結筋３を自然石Ａに定着、植立する。一方、前記自然石Ａに隣る他方の自然石Ａ ′に前記自然石Ａの場合と同様に穿孔部１を穿孔するとともに、前記自然石Ａ、 Ａ′の連結部に亘って、一部が自然石Ａ′の穿孔部１内に嵌入するように連結筋 ３を中心とする同心状にこれを掩覆する伸縮自在に構成された蛇腹状の柔軟性カ バー４を装着する。
【０００７】 図示の実施例は前記したように自然石の結合部に接着剤用柔軟カバーを用いて 自然石相互の連結筋を前記接着剤でコーティングするので、自然石間の相対変位 にかかわらず、前記接着剤でコーティングされた連結筋は常に前記カバーによっ て掩覆されることとなり、耐久性が飛躍的に増大する。
【０００８】
本発明によれば前記したように、一方の自然石に穿設され、且つ接着剤が充填 された穿孔部に自然石連結筋を挿入、固定することによって、自然石連結筋の自 然石からの突出部を前記一方の自然石に隣る他方の自然石に穿設され、且つ接着 剤が充填された穿孔部に挿入することによって前記両自然石を結合するとともに 、両自然石に亘って自然石から突出された連結筋の突出部を包覆する伸縮自在の 柔軟性カバーを装着したことによって、自然石連結部の連結筋が外界より遮断さ れ、海岸、海洋の海風による連結筋の塩害が防止され、自然石連結筋の耐久性が 飛躍的に増大し、構造物の安全性が確保される。
【０００９】 また本考案によれば自然石の製品を利用して敷設するので周囲の景観を損なわ ず、美しい自然景観を創出し、生態系の維持にも最適である。また前記接着剤に よって自然石相互間の連結筋がコーティングされることによって連結筋の塩害を 防止する柔軟性カバーの存在と相俟って耐久性が著しく増大する。 また本考案によれば前記自然石相互間の間隙が有効に機能する透過構造が構成 され、同間隙は漁礁を構成するとともに揚圧力が軽減され、消波効果も高くなり 、自然石の数を増減することによって、揚圧力の調節が容易に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案に係る自然石の連結部構造の一実施例を
示す拡大断面図である。
示す拡大断面図である。
【図２】本考案における自然石の連結過程を示す説明図
である。
である。
Ａ、Ａ′ 自然石 １ 穿孔部 ２ 接着剤 ３ 連結筋 ４ 柔軟性カバー
Claims (1)
- 【請求項１】 一方の自然石に穿設され、且つ接着剤が
充填された穿孔部に自然石連結筋を挿入、固定し、同自
然石連結筋の突出部を、前記一方の自然石に隣る他方の
自然石に穿設され、且つ接着剤が充填された穿孔部に挿
入、固定するとともに、前記両自然石に亘って前記連結
筋の自然石からの突出部を包覆する伸縮自在の柔軟性カ
バー材を装着してなることを特徴とする自然石の連結部
構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1997001599U JP3041404U (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 自然石の連結部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1997001599U JP3041404U (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 自然石の連結部構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3041404U true JP3041404U (ja) | 1997-09-19 |
Family
ID=43175934
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1997001599U Expired - Lifetime JP3041404U (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 自然石の連結部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3041404U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001020250A (ja) * | 1999-07-12 | 2001-01-23 | Kazutoshi Isachi | 施工部材及び加工石の施工方法 |
-
1997
- 1997-03-12 JP JP1997001599U patent/JP3041404U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001020250A (ja) * | 1999-07-12 | 2001-01-23 | Kazutoshi Isachi | 施工部材及び加工石の施工方法 |
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