JP3485702B2 - 電装品取付構造及び車両用電装品取付方法 - Google Patents

電装品取付構造及び車両用電装品取付方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の灯火・照明
器具等の電装品を支持パネルにネジ止め等で取付ける際
の取付構造と取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の製造過程において車体の天井や側
壁、ドアを構成する板金製パネルに取付けられる灯火・
照明器具や音響器具等の電装品は、そのハウジングの一
部をパネル側に直接ネジ止めしたり、取付ブラケットを
介してネジ止め等して取付けられる。この種電装品のパ
ネルへの取付けは、電装品のハウジングから導出した配
線コードが車体側の給電系に簡易に接続できるように、
また、電装品は湿気を嫌うので湿気侵入防止対策も併せ
て行う必要がある。特に、照明器具の電装品において
は、光洩れ防止対策をも施してパネルに取付けられてお
り、その従来の取付構造例を図7乃至図9を参照して説
明する。
【0003】図7は、車両のバックドア10に取付けら
れる灯火器具としてのハイマウントストップランプ1’
である。このハイマウントストップランプ1’は、ハウ
ジング2’内に光源3とレンズ4を位置決め収納し、光
源3からの配線コード5がハウジング2’の天板部を貫
通して外部に導出される構造である。ハウジング2’
は、片端閉塞他端開口の樹脂成形品であって、閉塞端部
に光源3が配置され、開口端部にレンズ4が配置され
る。図8に示すように、ハウジング2’の天板部2’a
上に取付板2’cが一体に突設され、天板部2’aの一
部にコード導出穴19が形成される。コード導出穴19
に防水用スポンジ20を介して配線コード5が挿通され
る。
【0004】車両のバックドア10のドア上部10a
は、板金製のインナーパネル12とアウターパネル13
で中空に形成され、このドア上部10aの下縁にウイン
ドシールド14がパッキング15を介して固定される。
バックドア10は、車両ボディ11の後端開口部に上下
方向に開閉可能に取付けられる。バックドア10が閉じ
られた時のドア上部10aのインナーパネル12の下面
は略水平で、この下面部分が電装品取付用支持パネル1
2aとして使用される。支持パネル12aに部分的にコ
ード挿通穴18と取付ブラケット取付穴(図示せず)が
形成され、この下面にハイマウントストップランプ1’
が図8に示す取付ブラケット21を介して取付けられ
る。
【0005】取付ブラケット21は、ネジ22で支持パ
ネル12aの下面に固定される。取付ブラケット21の
両端部は断面L形となっており、この両端部が支持パネ
ル12aから下方に直角に突出する。取付ブラケット2
1にハイマウントストップランプ1’を取付ける前に、
ハウジング2’から導出された配線コード5の先端のコ
ンセント6とドア上部10a内の給電系16のコンセン
ト17を接続し、配線コード5のコンセント6を支持パ
ネル12aのコード挿通穴18からドア上部10a内に
押し込む。その後、ハウジング2’の取付板2’cを取
付ブラケット21の両端部の前面に当て、この両者をネ
ジ23で固定する。ハイマウントストップランプ1’
は、ハウジング2’のレンズ4の在る開口端側をウイン
ドシールド14に接近させて、支持パネル12aの下面
に略水平に取付けられる。
【0006】なお、その他の従来技術としては、灯具に
設けた係合突部を車体パネルに設けた穴に嵌入して灯具
を車体に取付けるようにした取付構造が知られている
(実開平6−6094号)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなハイマウ
ントストップランプ1’の支持パネル12aへの取付け
は通常手作業で行われるが、支持パネル12aの取付ブ
ラケット21にハウジング2’の取付板2’cを位置決
めしてネジ止めする際に、ハウジング2’を片手で持っ
て取付ブラケット21に対して位置決めした状態で、他
方の手でネジ止め作業をしなければならず、ハイマウン
トストップランプ取付けの作業性が悪いという不具合が
あった。また、特に車両のバックドア10に取付けられ
るハイマウントストップランプ1’においては、ハウジ
ング2’から導出された配線コード5に伴う次の問題が
あった。
【0008】すなわち、図7に示すようにハウジング
2’から導出された配線コード5を支持パネル12aの
コード挿通穴18に通してドア上部10a内に押し込ん
だ場合、ドア上部10aの内部に侵入した雨水等がコー
ド挿通穴18から落下してハウジング2’の天板部2’
aのスポンジ20まで流れることがある。スポンジ20
は、ハウジング2’の内部への水の流入を阻止する作用
があるが、一部の水が万一ハウジング2’内に流入する
とハイマウントストップランプ1’の不点灯の原因にな
り得る。実際、ドア上部10aの内部には、アウターパ
ネル13に設置したウオッシャノズル24からの洩れ水
や、ボディ11の後面と対向するインナーパネル12に
形成した図示しない塗装液排出用穴、配線等の各種作業
用穴から水が流入して、この水がコード挿通穴18から
ハウジング2’へと流下する可能性が指摘されていた。
【0009】また、ハウジング2’の天板部2’aのコ
ード導出穴19をスポンジ20で塞いで、ハウジング
2’内部からの光洩れが無いようにしているが、スポン
ジ20の取付状態によっては若干の光洩れが発生し、こ
こから洩れた光が取付板2’cと支持パネル12aの間
から車両室内に洩れる不具合があった。
【0010】また、バックドア10へのハイマウントス
トップランプ1’の取付けは、車両製造工場での生産ラ
インの流れ作業の途中で、図9のように行われている。
すなわち、生産ラインを流れるボディ11に対してバッ
クドア10が開いた状態にある段階において、バックド
ア10のドア上部10aにハイマウントストップランプ
1’が運ばれ、ドア上部10aの給電系16とハウジン
グ2’の配線コード5の手作業による接続が行われる。
そして、ボディ11が生産ラインの別の工程まで送られ
てから、ドア上部10aとハウジング2’の手作業によ
るネジ止めが行われる。
【0011】ところで、開いたバックドア10とハイマ
ウントストップランプ1’の配線が終了してから両者が
ネジ止めされるまでの間、図9に示すようにハイマウン
トストップランプ1’はバックドア10から配線コード
5で吊り下げられた状態のまま放置されることになる。
このとき、開いたバックドア10における支持パネル1
2aは略鉛直状態になっていて、支持パネル12aのコ
ード挿通穴18から真下に配線コード5が吊り下がるた
め、配線コード5のコード挿通穴18のエッジとの接触
点にハイマウントストップランプ1’の全重量が掛かっ
て、コード挿通穴18のエッジで配線コード5が損傷す
る恐れがあった。
【0012】本発明の目的は、上記の車両用ハイマウン
トストップランプのような電装品の支持パネルへの取付
作業を簡便ならしめた高防水性の電装品取付構造と、電
装品の配線コードを損傷しない取付方法を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両用灯火・
照明器具等の電装品側の配線コードと前記電装品を取付
ける支持パネルの給電系とを手動で接続可能なようにし
て、電装品のハウジングを支持パネルに、着脱可能に取
付ける電装品取付構造であって、上記目的を達成する技
術的手段として、電装品の光源を収納するハウジング
に、その外面一部に形成された取付座面に部分的に突出
させた筒状であって、ハウジング内の配線コードが挿通
されて外部に導出されるボス部を一体に設け、一方、支
持パネルにハウジングのボス部に嵌合するボス係合穴を
設けて、ハウジングの取付座面を支持パネルの所定の取
付面に着座させて取付ける際に、ハウジングのボス部か
ら導出された配線コードを支持パネルのボス嵌合穴から
支持パネル内に導入してボス部をボス嵌合穴に嵌挿さ
せ、この嵌挿で支持パネルに対するハウジングの位置決
めと仮保持を行って、支持パネルにハウジングを固定す
る。
【0014】ここで、支持パネルは、車両ドアのインナ
ーパネルの水平部分や鉛直部分等であり、水平な支持パ
ネルの下面或いは上面に電装品のハウジングが取付けら
れ、又は、鉛直な支持パネルの側面にハウジングが取付
けられる。電装品ハウジングの取付座面におけるボス部
の形成箇所は1箇所が適当であるが、配線コードの本数
や導出箇所の規制等から複数箇所であってもよい。
【0015】 また、上記目的を達成する本発明取付方
法の技術的手段は、電装品の光源を収納するハウジング
を、車両の上下開閉式バックドアの閉時における上部内
側の略水平な支持パネル下面に取付けるに際して、電装
品のハウジングが、その外面一部に形成された取付座面
に部分的に突出させた筒状で、ハウジング内の配線コー
ドが挿通されて外部に導出されるボス部を一体に有し、
車両に対してバックドアを開いて支持パネルが略鉛直な
状態に在るときに、ハウジングの取付座面を支持パネル
の所定の取付面に着座させて取付け、この鉛直な支持パ
ネルに形成したボス嵌合穴にハウジングのボス部を嵌挿
し、ハウジングの自重によるボス嵌合穴とボス部の係合
力でハウジングを略鉛直なパネルに仮保持させてから、
ハウジングを支持パネルにネジで固定することである。
【0016】なお、係合突部を利用した灯具の取付け構
造は前述のように実開平6−6094号で公知である
が、この従来技術は配線コードを係合突部に挿通する型
式ではないので本発明とは無関係である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図7の電装品取付構造に適
用した本発明取付構造と取付方法の実施例を、図1乃至
図6を参照して説明する。尚、図7乃至図9を含む全図
を通じて同一、又は、相当部分には同一符号を付して説
明の重複を避ける。
【0018】図1及び図2の実施例は、、電装品である
ハイマウントストップランプ1を車両のバックドア10
の略水平な支持パネル12a下面に直付けした構造が示
される。ハイマウントストップランプ1は、片端閉塞他
端開口の樹脂成形品であるハウジング2の中に光源3と
配線コード5とレンズ4を配置し、配線コード5をハウ
ジング2の天板部2aの一部を貫通させて外部に導出し
た構造である。バックドア10は、車両ボディ11に上
下に開閉可能に取付けられたもので、閉じたバックドア
10のドア上部10aを形成するインナーパネル12の
略水平な部分が支持パネル12aで、この支持パネル1
2の下面にハウジング2がネジ25にて直接的に固定さ
れる。
【0019】本発明においては、ハウジング2の上面一
部の取付座面mに円筒状のボス部2dを一体に突設し
て、ボス部2dから配線コード5を導出させたこと、及
び、ボス部2dに対応させて支持パネル12aにボス部
2dが嵌合されるボス嵌合穴7を形成したことを構造上
の特徴とする。
【0020】具体的には、図3に示すように、ハウジン
グ2の天板部2aの一部に断面逆台形の凸部2cを形成
して、この凸部2cの上面を取付座面mとし、取付座面
mの片端部にボス部2dを形成する。また、取付座面m
の両端部にネジ止め用のネジ挿通穴8を形成する。ネジ
挿通穴8は、ハウジング2の底板部2bから凸部2cの
頂板に達する円筒状のネジ挿通ガイド部2eの上端部に
形成される。ネジ挿通ガイド部2eは、ハウジング2と
一体物である。また、図4に示すように、ハウジング2
のネジ挿通穴8に対応させて支持パネル12aにネジ2
5が螺合される取付穴9を形成する。
【0021】支持パネル12aへのハイマウントストッ
プランプ1の取付けは、次のように行われる。ハウジン
グ2から導出された配線コード5を支持パネル12aの
ボス嵌合穴7からドア上部10aの中に入れて、ボス部
2dをボス嵌合穴7に嵌入し、取付座面mを支持パネル
12aに着座させる。このとき、ボス部2dとボス嵌合
穴7の摩擦係合で支持パネル12aにハウジング2が仮
保持され、かつ、支持パネル12aに対してハウジング
2が位置決めされる。この状態で、ハウジング2のネジ
挿通カイド部2eにネジ25とドライバー(図示せず)
を挿通し、ネジ25をネジ挿通穴8から取付穴9に螺合
して、ハウジング2を支持パネル12aに固定する。
尚、車両のバックドア10へのハイマウントストップラ
ンプ1の実際の取付けは、図5及び図6に示す要領で行
われ、このときの取付方法は後述する。
【0022】図1のような取付構造のハイマウントスト
ップランプ1は、ボス部2dとボス嵌合穴7の係合によ
る仮保持ないし位置決めで、支持パネル12aへの取付
作業が簡便に行える。また、スポンジ20や取付ブラケ
ット21を廃止できて部品点数を削減できる上、ボス部
2dが組付基準となるのでハイマウントストップランプ
1の取付精度が良くなる。
【0023】また、支持パネル12aが車両のバックド
ア10のドア上部10aにある場合、ドア上部10a内
に侵入した水がボス嵌合穴7に達しても、ここに突出す
るボス部2dの上端開口まで達することが無く、また、
ボス嵌合穴7とボス部2dの間から水が流下してもこの
水はハウジング2の外面側を流れるだけで、ドア上部1
0a内の水がハウジング2内に侵入する恐れが無くな
る。このような防水性を考慮した取付構造は、ハイマウ
ントストップランプ1のような電装品を信頼性の高いも
のにする。
【0024】更に、ハイマウントストップランプ1にお
いては、その光洩れ対策が重要課題であるが、図1取付
構造においては、配線コード5が挿通されるボス部2d
がドア上部10aに突出しているので、ボス部2dから
の光が車室内に洩れる恐れが無い。
【0025】 尚、以上の取付構造における電装品は、
車両用灯火・照明器具に限らず、車両以外の灯火・照明
器具等の電装品であってもよく、要は、帆船コードを導
出したハウジングを備え、このハウジングを外部の支持
パネルに、支持パネル内に配線コードを挿通して取付け
られる電装品であればよい。
【0026】次に、本発明の取付方法であるバックドア
10へのハイマウントストップランプ1の実際の取付方
法を、図5及び図6を参照して説明する。
【0027】車両製造工場での生産ラインの流れ作業の
途中で、ボディ11に対してバックドア10を開けた状
態を維持して、バックドア10にハイマウントストップ
ランプ1を次の各工程で取付ける。まず、図5に示すよ
うに、開かれたバックドア10の略鉛直な状態にある支
持パネル12aまでハウジング2を手で運んで、配線コ
ード5をボス嵌合穴7からドア上部10a内に押し込
み、ボス部2dをボス嵌合穴7に嵌挿する。この場合、
支持パネル12aの延長であるインナーパネル12の一
部に形成された作業穴26から配線コード5と、ドア上
部10a内の給電系16のコードを垂らしておく。
【0028】図5のようにハウジング2のボス部2dを
支持パネル12aのボス嵌合穴7に嵌挿した後、ハウジ
ング2から手を離して支持パネル12aにハウジング2
を仮保持させる。この場合、略鉛直に在るハウジング2
が自重でボス部2dを支点に横に少し傾き、図6に示す
ように、ハウジング2の開口端のボス部2dと反対の先
端がウインドシールド14に当って傾きが止まり、この
図6の状態でハウジング2が支持パネル12aの前に安
定に仮保持される。このとき、配線コード5は自重で垂
れ下るだけであるので、配線コード5が損傷する恐れが
皆無となる。
【0029】尚、図6のようにハウジング2を定角度横
に傾けて仮保持させること以外に、ハウジング2とウイ
ンドシールド14の間にスペーサ(図示せず)を介在さ
せて、ハウジング2を傾けることなく支持パネル2aに
仮保持させることも可能である。また、図示しないが、
ハウジングの中央位置にボス部を形成し、このボス部の
外形をハウジングが傾かないような矩形や楕円にして、
略鉛直な支持パネルにハウジングを傾けること無く仮保
持させることも可能である。更に、ハウジングにボス部
を複数形成して、ハウジングを傾けること無く略鉛直な
支持パネルに仮保持させることも可能である。
【0030】次に、図5の状態にあるバックドア10と
ハイマウントストップランプ1の配線作業を行う。つま
り、開いたバックドア10のドア上部10aの作業穴2
6から垂れ下る配線コード5のコンセント6に給電系1
6のコンセント17を差し込む。この後、配線コード5
と給電系16をドア上部10a内に押し込んでから、作
業穴26を閉塞用ガーニッシュプレート(図示せず)で
塞ぐ。この配線作業と前後して、ハウジング2を支持パ
ネル12aにネジ止めする。以上の配線作業やネジ止め
作業は、ハウジング2が支持パネル12aに仮保持され
ているので容易であり作業性良く行われる。
【0031】図5の支持パネル12aにハウジング2を
仮保持させる作業においては、支持パネル12aのボス
嵌合穴7から給電系16のコンセント17を出し、これ
にハウジング2の配線コード5を接続してボス嵌合穴7
内に押し戻した後、上記の仮保持の作業を行うことも可
能である。このような配線作業後の仮保持の作業は、ボ
ス嵌合穴7の穴径が大きい場合に可能で、小さい場合に
は図5のように仮保持を配線作業の前に行うことが望ま
しい。
【0032】
【発明の効果】本発明の電装品取付構造によれば、電装
品ハウジングのボス部を支持パネルのボス嵌合穴に嵌挿
することで、ボス部に挿通された配線コードがボス部で
保護された状態で支持パネルに電装品のハウジングが位
置決め仮保持されるので、電装品の配線作業を含めた取
付作業性が改善される。また、電装品のハウジングのボ
ス部が支持パネル内に突出するので、このボス部が組付
基準となって電装品の取付精度が向上する上、支持パネ
ル内の水がボス嵌合穴に流れてもボス部内ないしハウジ
ング内に侵入することが無く、ハウジングの防水性が良
好となって電装品の水侵入に伴う故障発生が減少し、電
装品の信頼性が良くなる。特に、電装品が灯火・照明器
具のような場合、ハウジングの配線コード導出穴からの
光洩れが問題となることがあるが、配線コードが導出さ
れるボス部を支持パネル内に突出させているので、ボス
部によって光洩れが防止され、照明器具の光洩れ防止対
策が簡単、確実に行えるようになる。
【0033】本発明の電装品取付方法によれば、車両の
バックドアに電装品を取付ける際に、開いたバックドア
の略鉛直な支持パネルのボス嵌合穴に電装品のハウジン
グのボス部を嵌挿してハウジングを仮保持させたので、
ボス部に挿通された配線コードに何ら衝撃力が加わるこ
と無く、電装品取付作業中に配線コードが損傷を受ける
心配が無くなり、安全な電装品取付けが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電装品取付構造の実施例を示す要部の
縦断面図。
【図2】図1取付構造における電装品の部分断面を含む
左正面図。
【図3】図1取付構造における電装品の一部省略部分を
含む斜視図。
【図4】図1取付構造における電装品と支持パネルの分
離状態正面図。
【図5】本発明の電装品取付方法を説明するための部分
断面を含む電装品の側面図。
【図6】図5の電装品の右正面図。
【図7】従来の電装品取付構造を説明するための要部の
縦断面図。
【図8】図7電装品の斜視図。
【図9】図7電装品の取付け時の部分断面を含む側面
図。
【符号の説明】
1 ハイマウントストップランプ(電装品) 2 ハウジング m 取付座面 2d ボス部 5 配線コード 7 ボス嵌合穴 12a 支持パネル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電装品の光源を収納するハウジングから
    導出された配線コードと前記電装品を取付ける支持パネ
    ルの給電系とが手動で接続可能なようにして、電装品の
    ハウジングを支持パネルに、着脱可能に取付ける電装品
    取付構造であって、 電装品のハウジングが、その外面一部に形成された取付
    座面に部分的に突出させた筒状で、ハウジング内の配線
    コードが挿通されて外部に導出されるボス部を一体成形
    してなり、また、支持パネルが前記ボス部外周に嵌合す
    るボス嵌合穴を有し、ハウジングの取付座面を支持パネ
    ルの所定の取付面に着座させて取付ける際に、ボス部か
    ら導出された配線コードを支持パネルのボス嵌合穴から
    支持パネル内に導入してボス部をボス嵌合穴に嵌挿さ
    せ、この嵌挿で支持パネルに対するハウジングの位置決
    めと仮保持を行って、支持パネルにハウジングを取付け
    ることを特徴とする電装品取付構造。
  2. 【請求項2】 電装品の光源を収納するハウジングを、
    車両の上下開閉式バックドアの閉時における上部内側の
    略水平な支持パネル下面に取付ける取付方法であって、電装品のハウジングが、その外面一部に形成された取付
    座面に部分的に突出させた筒状で、ハウジング内の配線
    コードが挿通されて外部に導出されるボス部を一体成形
    してなり、 車両に対して開いたバックドアにおける支持パネルが略
    鉛直な状態に在るときに、ハウジングの取付座面を支持
    パネルの所定の取付面に着座させて取付け、このパネル
    に形成したボス嵌合穴に電装品のハウジングのボス部を
    嵌挿し、ハウジングの自重によるボス嵌合穴とボス部の
    係合力でハウジングを略鉛直なパネルに仮保持させるこ
    とを特徴とする車両用電装品取付方法。
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