JP3485440B2 - 多回転体の回転検出装置 - Google Patents
多回転体の回転検出装置Info
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- JP3485440B2 JP3485440B2 JP17167897A JP17167897A JP3485440B2 JP 3485440 B2 JP3485440 B2 JP 3485440B2 JP 17167897 A JP17167897 A JP 17167897A JP 17167897 A JP17167897 A JP 17167897A JP 3485440 B2 JP3485440 B2 JP 3485440B2
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- Steering Controls (AREA)
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のステアリ
ングホイールのように1回転以上の有限回転数内で回転
する多回転体の回転検出装置に係り、特に、該多回転体
の絶対位置を検出するのに好適な回転検出装置に関す
る。
ングホイールのように1回転以上の有限回転数内で回転
する多回転体の回転検出装置に係り、特に、該多回転体
の絶対位置を検出するのに好適な回転検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、実公平5−26487号公報
に記載されているように、ステアリングホイールの1回
転以内の精密な回転角をインクリメント形エンコーダで
検出すると共に、ステアリングホイールの1回転以上の
粗い回転角をアブソリュート形エンコーダで検出し、こ
れら精密な回転角と粗い回転角を組み合わせることによ
り、ステアリングホイールのニュートラル位置からの回
転角度を判定するようにした回転検出装置が提案されて
いる。
に記載されているように、ステアリングホイールの1回
転以内の精密な回転角をインクリメント形エンコーダで
検出すると共に、ステアリングホイールの1回転以上の
粗い回転角をアブソリュート形エンコーダで検出し、こ
れら精密な回転角と粗い回転角を組み合わせることによ
り、ステアリングホイールのニュートラル位置からの回
転角度を判定するようにした回転検出装置が提案されて
いる。
【0003】前記インクリメント形エンコーダは、ステ
アリングシャフトと一体的に回転するコード板と、この
コード板を介して対向設置されたフォトインタラプタと
で構成されており、コード板の1回転以内の回転角しか
検出できないが、コード板がステアリングシャフトと一
体回転するため検出精度は高いものとなっている。一
方、前記アブソリュート形エンコーダは、抵抗パターン
が形成された基板と、抵抗パターンに摺接するブラシを
有する減速回転体と、ステアリングホイールの回転を減
速回転体に伝達するギヤ機構とで構成されており、多回
転するステアリングホイールの回転はギヤ機構を介して
1回転内に減速されるため、ステアリングホイールの絶
対位置を検出することができる。
アリングシャフトと一体的に回転するコード板と、この
コード板を介して対向設置されたフォトインタラプタと
で構成されており、コード板の1回転以内の回転角しか
検出できないが、コード板がステアリングシャフトと一
体回転するため検出精度は高いものとなっている。一
方、前記アブソリュート形エンコーダは、抵抗パターン
が形成された基板と、抵抗パターンに摺接するブラシを
有する減速回転体と、ステアリングホイールの回転を減
速回転体に伝達するギヤ機構とで構成されており、多回
転するステアリングホイールの回転はギヤ機構を介して
1回転内に減速されるため、ステアリングホイールの絶
対位置を検出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来例では、アブソリュート形エンコーダとして、ロ
ータ部材に設けられた太陽歯車と、ステータ部材に設け
られた環状内歯車と、これら太陽歯車と環状内歯車間に
噛合された遊星歯車とで構成されるギヤ機構を使用して
いるため、回転検出装置全体に占めるギヤ機構の配置ス
ペースが広くなり、小型化が妨げられるという問題があ
った。また、遊星歯車が太陽歯車と環状内歯車の双方に
常時噛合しているため、遊星歯車を支承する減速回転体
はステアリングホイールの僅かな回転によっても回転し
てしまい、特に、ステアリングホイールはニュートラル
位置付近における回転(動作)頻度が極めて高いため、
抵抗パターンが局部的に摩耗するという問題があった。
た従来例では、アブソリュート形エンコーダとして、ロ
ータ部材に設けられた太陽歯車と、ステータ部材に設け
られた環状内歯車と、これら太陽歯車と環状内歯車間に
噛合された遊星歯車とで構成されるギヤ機構を使用して
いるため、回転検出装置全体に占めるギヤ機構の配置ス
ペースが広くなり、小型化が妨げられるという問題があ
った。また、遊星歯車が太陽歯車と環状内歯車の双方に
常時噛合しているため、遊星歯車を支承する減速回転体
はステアリングホイールの僅かな回転によっても回転し
てしまい、特に、ステアリングホイールはニュートラル
位置付近における回転(動作)頻度が極めて高いため、
抵抗パターンが局部的に摩耗するという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、アブソリュー
ト形エンコーダとして、ロータ部材の周面に設けられた
係合突部と、このロータ部材の回転中心と同心状に配置
された従動ギヤと、これらロータ部材と従動ギヤとの間
に介在された中継歯車とで構成されるギヤ機構を採用
し、この中継歯車を弾性部材を介して軸支することとす
る。このようなギヤ機構を採用すると、中継歯車はロー
タ部材の1回転中に係合突部と係合した時だけ間欠的に
一定角度のみ回転し、中継歯車と常時噛合している従動
ギヤも同様に間欠的に一定角度のみ回転するだけである
ため、連続的動作による機構部品の局部的摩耗量が大幅
に軽減されると共に、従動ギヤの回転運動量が階段的で
あるため、(回転数の)信号の取出しが非常に容易にな
り、また、従動ギヤを全周にわたって形成する必要がな
いため、部品のレイアウトにゆとりが持て、小型化を図
ることが可能となる。さらに、係合突部が中継歯車の歯
部に接触すると、中継歯車は弾性部材に抗してラジアル
方向へ逃げながら移動するため、係合突部が中継歯車に
接触した瞬間に発生するタタキ音が低減され、騒音の低
減化を図ることができる。
ト形エンコーダとして、ロータ部材の周面に設けられた
係合突部と、このロータ部材の回転中心と同心状に配置
された従動ギヤと、これらロータ部材と従動ギヤとの間
に介在された中継歯車とで構成されるギヤ機構を採用
し、この中継歯車を弾性部材を介して軸支することとす
る。このようなギヤ機構を採用すると、中継歯車はロー
タ部材の1回転中に係合突部と係合した時だけ間欠的に
一定角度のみ回転し、中継歯車と常時噛合している従動
ギヤも同様に間欠的に一定角度のみ回転するだけである
ため、連続的動作による機構部品の局部的摩耗量が大幅
に軽減されると共に、従動ギヤの回転運動量が階段的で
あるため、(回転数の)信号の取出しが非常に容易にな
り、また、従動ギヤを全周にわたって形成する必要がな
いため、部品のレイアウトにゆとりが持て、小型化を図
ることが可能となる。さらに、係合突部が中継歯車の歯
部に接触すると、中継歯車は弾性部材に抗してラジアル
方向へ逃げながら移動するため、係合突部が中継歯車に
接触した瞬間に発生するタタキ音が低減され、騒音の低
減化を図ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明による多回転体の回転検出
装置では、ロータリエンコーダのコード板と一体的に回
転するロータ部材と、前記ロータ部材を回転可能に保持
するステータ部材と、このステータ部材に弾性部材を介
して回転自在に軸支された中継歯車と、前記ロータ部材
の周面に設けられ前記中継歯車と間欠的に噛合する係合
突部と、前記ロータ部材の回転中心と同心状に配置され
た回動部材と、この回動部材に設けられ前記中継歯車と
常時噛合する従動ギヤと、前記回動部材の回転量を検出
する検出素子とを備え、前記中継歯車が前記係合突部に
噛合する際、該中継歯車が前記弾性部材に抗してラジア
ル方向へ移動するように構成した。
装置では、ロータリエンコーダのコード板と一体的に回
転するロータ部材と、前記ロータ部材を回転可能に保持
するステータ部材と、このステータ部材に弾性部材を介
して回転自在に軸支された中継歯車と、前記ロータ部材
の周面に設けられ前記中継歯車と間欠的に噛合する係合
突部と、前記ロータ部材の回転中心と同心状に配置され
た回動部材と、この回動部材に設けられ前記中継歯車と
常時噛合する従動ギヤと、前記回動部材の回転量を検出
する検出素子とを備え、前記中継歯車が前記係合突部に
噛合する際、該中継歯車が前記弾性部材に抗してラジア
ル方向へ移動するように構成した。
【0007】このように構成すると、ロータ部材の1回
転中に、ステータ部材に軸支された中継歯車は係合突部
と係合する時のみ所定角度だけ回転し、その回転量に相
応した歯数分だけ従動ギヤが送られるため、従動ギヤと
一体の回動部材が所定量のみ回転する。よって、この回
動部材の回転量または回転位置を検出素子を用いて検出
することにより、回転数(回転エリア)の判別が可能と
なる。しかも、係合突部が中継歯車の歯部に接触する
と、中継歯車は弾性部材に抗してラジアル方向へ逃げな
がら移動するため、係合突部が中継歯車に接触した瞬間
に発生するタタキ音を低減することができる。
転中に、ステータ部材に軸支された中継歯車は係合突部
と係合する時のみ所定角度だけ回転し、その回転量に相
応した歯数分だけ従動ギヤが送られるため、従動ギヤと
一体の回動部材が所定量のみ回転する。よって、この回
動部材の回転量または回転位置を検出素子を用いて検出
することにより、回転数(回転エリア)の判別が可能と
なる。しかも、係合突部が中継歯車の歯部に接触する
と、中継歯車は弾性部材に抗してラジアル方向へ逃げな
がら移動するため、係合突部が中継歯車に接触した瞬間
に発生するタタキ音を低減することができる。
【0008】また、本発明による多回転体の回転検出装
置では、ロータリエンコーダのコード板と一体的に回転
するロータ部材と、このロータ部材を回転可能に保持す
るステータ部材と、前記ロータ部材の回転中心と同心状
に配置された回動部材と、この回動部材に弾性部材を介
して回転自在に軸支された中継歯車と、前記ロータ部材
の周面に設けられ前記中継歯車と間欠的に噛合する係合
突部と、前記ステータ部材に設けられ前記中継歯車と常
時噛合する従動ギヤと、前記回動部材の回転量を検出す
る検出素子とを備え、前記中継歯車が前記係合突部に噛
合する際、該中継歯車が前記弾性部材に抗してラジアル
方向へ移動するように構成した。
置では、ロータリエンコーダのコード板と一体的に回転
するロータ部材と、このロータ部材を回転可能に保持す
るステータ部材と、前記ロータ部材の回転中心と同心状
に配置された回動部材と、この回動部材に弾性部材を介
して回転自在に軸支された中継歯車と、前記ロータ部材
の周面に設けられ前記中継歯車と間欠的に噛合する係合
突部と、前記ステータ部材に設けられ前記中継歯車と常
時噛合する従動ギヤと、前記回動部材の回転量を検出す
る検出素子とを備え、前記中継歯車が前記係合突部に噛
合する際、該中継歯車が前記弾性部材に抗してラジアル
方向へ移動するように構成した。
【0009】このように構成すると、ステータ部材の従
動ギヤと常時噛合する中継歯車は、ロータ部材の1回転
中に係合突部と係合することで所定角度だけ自・公転
し、その公転量と同量だけ中継歯車を軸支する回動部材
が回転することにより、この回動部材の回転量が検出素
子によって検出される。しかも、係合突部が中継歯車の
歯部に接触すると、中継歯車は弾性部材に抗してラジア
ル方向へ逃げながら移動するため、係合突部が中継歯車
に接触した瞬間に発生するタタキ音を低減することがで
きる。
動ギヤと常時噛合する中継歯車は、ロータ部材の1回転
中に係合突部と係合することで所定角度だけ自・公転
し、その公転量と同量だけ中継歯車を軸支する回動部材
が回転することにより、この回動部材の回転量が検出素
子によって検出される。しかも、係合突部が中継歯車の
歯部に接触すると、中継歯車は弾性部材に抗してラジア
ル方向へ逃げながら移動するため、係合突部が中継歯車
に接触した瞬間に発生するタタキ音を低減することがで
きる。
【0010】前記検出素子としては、フォトインターラ
プタやフォトリフレクタ等を利用した光学式、マグネッ
トとMR素子やホール素子等を利用した磁気式、あるい
はブラシと抵抗パターン等を利用した接触式のいずれも
使用可能である。
プタやフォトリフレクタ等を利用した光学式、マグネッ
トとMR素子やホール素子等を利用した磁気式、あるい
はブラシと抵抗パターン等を利用した接触式のいずれも
使用可能である。
【0011】また、前記ロータ部材の周面に設けられる
係合突部は1ヵ所に限らず、ロータ部材の周面を等角度
に分割し、それぞれの領域毎に係合突部を設けても良
い。例えば、ロータ部材の周面に120度の間隔をおい
て3組の係合突部を設けると、ロータ部材の1回転中
に、中継歯車は120度毎に3回間欠的に回転するた
め、対応位置に検出素子を設けることにより、120度
毎の回転数(回転エリア)を検出することができる。
係合突部は1ヵ所に限らず、ロータ部材の周面を等角度
に分割し、それぞれの領域毎に係合突部を設けても良
い。例えば、ロータ部材の周面に120度の間隔をおい
て3組の係合突部を設けると、ロータ部材の1回転中
に、中継歯車は120度毎に3回間欠的に回転するた
め、対応位置に検出素子を設けることにより、120度
毎の回転数(回転エリア)を検出することができる。
【0012】前記中継歯車に軸孔を設けた場合は、この
軸孔とそれを支承するボスとの間に弾性部材を介設すれ
ば良く、中継歯車に回転軸を設けた場合は、この回転軸
とそれを支承する軸孔との間に弾性部材を介設すれば良
い。
軸孔とそれを支承するボスとの間に弾性部材を介設すれ
ば良く、中継歯車に回転軸を設けた場合は、この回転軸
とそれを支承する軸孔との間に弾性部材を介設すれば良
い。
【0013】また、前記弾性部材としては、円筒状のス
ポンジやゴム等を用いることも可能であるが、大径部と
小径部を有するコイルスプリングを用いると、小さなコ
イルスプリングによって十分な弾性を長期間にわたって
確保できるばかりでなく、回転トルクの増大が抑えられ
て中継歯車を円滑に回転動作させることができる。この
場合、中継歯車はコイルスプリングの大径部と小径部の
巻径差分だけラジアル方向へ移動できるため、係合突部
が中継歯車の歯部に接触した瞬間、中継歯車はコイルス
プリングを撓めて逃げ方向へ移動しながら回転する。
ポンジやゴム等を用いることも可能であるが、大径部と
小径部を有するコイルスプリングを用いると、小さなコ
イルスプリングによって十分な弾性を長期間にわたって
確保できるばかりでなく、回転トルクの増大が抑えられ
て中継歯車を円滑に回転動作させることができる。この
場合、中継歯車はコイルスプリングの大径部と小径部の
巻径差分だけラジアル方向へ移動できるため、係合突部
が中継歯車の歯部に接触した瞬間、中継歯車はコイルス
プリングを撓めて逃げ方向へ移動しながら回転する。
【0014】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は本発明の第1実施例に係る回転検出装置の平面
図、図2は該回転検出装置の側面図、図3は該回転検出
装置の断面図、図4は該回転検出装置からカバーを取り
除いた状態を示す平面図、図5は該回転検出装置からカ
バーとコード板を取り除いた状態を示す平面図、図6は
該回転検出装置に備えられるギヤ機構の要部を示す斜視
図、図7は該ギヤ機構に備えられる中継歯車の支持構造
を示す断面図、図8は図7の支持構造に用いられるコイ
ルスプリングの正面図、図9は該ギヤ機構の動作説明図
である。
図1は本発明の第1実施例に係る回転検出装置の平面
図、図2は該回転検出装置の側面図、図3は該回転検出
装置の断面図、図4は該回転検出装置からカバーを取り
除いた状態を示す平面図、図5は該回転検出装置からカ
バーとコード板を取り除いた状態を示す平面図、図6は
該回転検出装置に備えられるギヤ機構の要部を示す斜視
図、図7は該ギヤ機構に備えられる中継歯車の支持構造
を示す断面図、図8は図7の支持構造に用いられるコイ
ルスプリングの正面図、図9は該ギヤ機構の動作説明図
である。
【0015】本実施例に係る回転検出装置は、ガイド孔
1aを有するハウジング1と、このガイド孔1aを中心
に回転自在なロータ部材2と、ハウジング1の開口端を
覆うカバー3とを具備しており、これらの内部に後述す
るインクリメント形エンコーダと回転数確認用のアブソ
リュート形エンコーダが収納されている。ハウジング1
はステータ部材であり、回転検出装置を自動車のステア
リング装置に組み込んだ際に、例えばコンビスイッチの
ケーシングや回転コネクタの固定体等にネジ止めされ
る。
1aを有するハウジング1と、このガイド孔1aを中心
に回転自在なロータ部材2と、ハウジング1の開口端を
覆うカバー3とを具備しており、これらの内部に後述す
るインクリメント形エンコーダと回転数確認用のアブソ
リュート形エンコーダが収納されている。ハウジング1
はステータ部材であり、回転検出装置を自動車のステア
リング装置に組み込んだ際に、例えばコンビスイッチの
ケーシングや回転コネクタの固定体等にネジ止めされ
る。
【0016】図3に示すように、ロータ部材2は第1の
ロータ4と第2のロータ5とで構成されており、これら
両ロータ4,5はコード板6を介して複数本のネジ7で
一体化されている。両ロータ4,5とコード板6にはセ
ンタ孔8が開設されており、回転検出装置を自動車のス
テアリング装置に組み込んだ際に、図示せぬステアリン
グシャフトがセンタ孔8に挿通され、このステアリング
シャフトと両ロータ4,5およびコード板6は1対1で
回転するようになっている。図4に示すように、コード
板6にはその周方向に沿って複数の透孔6aが形成され
ており、これら透孔6aを跨ぐように配置された4個の
フォトインターラプタ9からA,B相のパターンが検出
される。これらコード板6と各フォトインターラプタ9
とでインクリメント形エンコーダが構成され、このエン
コーダはコード板6の1回転以内の回転角を高精度で検
出する。
ロータ4と第2のロータ5とで構成されており、これら
両ロータ4,5はコード板6を介して複数本のネジ7で
一体化されている。両ロータ4,5とコード板6にはセ
ンタ孔8が開設されており、回転検出装置を自動車のス
テアリング装置に組み込んだ際に、図示せぬステアリン
グシャフトがセンタ孔8に挿通され、このステアリング
シャフトと両ロータ4,5およびコード板6は1対1で
回転するようになっている。図4に示すように、コード
板6にはその周方向に沿って複数の透孔6aが形成され
ており、これら透孔6aを跨ぐように配置された4個の
フォトインターラプタ9からA,B相のパターンが検出
される。これらコード板6と各フォトインターラプタ9
とでインクリメント形エンコーダが構成され、このエン
コーダはコード板6の1回転以内の回転角を高精度で検
出する。
【0017】次に、アブソリュート形エンコーダについ
て説明すると、図5に示すように、ハウジング1の内底
面には回動部材としての回転リング10が配置されてお
り、この回転リング10はガイド孔1aと中心を同じく
する軌跡上を回転可能である。回転リング10には約9
0度の範囲にわたって従動ギヤ11が刻設されており、
従動ギヤ11の対向位置には遮光板12が立設されてい
る。回転リング10の回転軌跡上には遮光板12を跨ぐ
ように5個のフォトインターラプタ13a〜13eが配
置されており、各フォトインターラプタ13a〜13e
は図示せぬプリント基板に実装されている。
て説明すると、図5に示すように、ハウジング1の内底
面には回動部材としての回転リング10が配置されてお
り、この回転リング10はガイド孔1aと中心を同じく
する軌跡上を回転可能である。回転リング10には約9
0度の範囲にわたって従動ギヤ11が刻設されており、
従動ギヤ11の対向位置には遮光板12が立設されてい
る。回転リング10の回転軌跡上には遮光板12を跨ぐ
ように5個のフォトインターラプタ13a〜13eが配
置されており、各フォトインターラプタ13a〜13e
は図示せぬプリント基板に実装されている。
【0018】図3と図7に示すように、ハウジング1の
内底面には円筒状のボス1bが立設されており、このボ
ス1bにコイルスプリング18を介して中継歯車14の
軸孔14cが回転自在に挿入されている。軸孔14cの
内径はボス1bの外径よりも大き目に設定されており、
これらの寸法差によって画成される平面視リング状のク
リアランス19内に前記コイルスプリング18が収納さ
れている。図8に示すように、このコイルスプリング1
8は両端の小径部18aと中央の大径部18bとを有
し、両小径部18aはボス1bの外周面に巻回され、大
径部18bは軸孔14cの内周面に弾接している。ボス
1bにはワッシャ20を介してネジ15が螺入されてお
り、これらワッシャ20とネジ15によって中継歯車1
4とコイルスプリング18がボス1bから抜け出さない
ようになっている。
内底面には円筒状のボス1bが立設されており、このボ
ス1bにコイルスプリング18を介して中継歯車14の
軸孔14cが回転自在に挿入されている。軸孔14cの
内径はボス1bの外径よりも大き目に設定されており、
これらの寸法差によって画成される平面視リング状のク
リアランス19内に前記コイルスプリング18が収納さ
れている。図8に示すように、このコイルスプリング1
8は両端の小径部18aと中央の大径部18bとを有
し、両小径部18aはボス1bの外周面に巻回され、大
径部18bは軸孔14cの内周面に弾接している。ボス
1bにはワッシャ20を介してネジ15が螺入されてお
り、これらワッシャ20とネジ15によって中継歯車1
4とコイルスプリング18がボス1bから抜け出さない
ようになっている。
【0019】図3と図5に示すように、中継歯車14に
は、90度毎に4つの歯を有する第1の歯部14aと、
同じく90度毎に4つの歯を有する第2の歯部14bと
が、相互に45度の位相差をもたせた状態で設けてあ
る。これら第1および第2の歯部14a,14bは軸線
方向に位置ずれしており、回転リング10の従動ギヤ1
1と常時噛合している。
は、90度毎に4つの歯を有する第1の歯部14aと、
同じく90度毎に4つの歯を有する第2の歯部14bと
が、相互に45度の位相差をもたせた状態で設けてあ
る。これら第1および第2の歯部14a,14bは軸線
方向に位置ずれしており、回転リング10の従動ギヤ1
1と常時噛合している。
【0020】図6に示すように、第1のロータ4の外周
面には段差を介して小径部4aと大径部4bが形成され
ており、この段差を境にして、中継歯車14の第1の歯
部14aは小径部4aと対向し、第2の歯部14bは大
径部4bと対向している。大径部4bの1ヵ所に逃げ溝
16が形成されており、この逃げ溝16の両側に一対の
係合突部17a,17bが形成されている。したがっ
て、以下に説明するように、ロータ部材2(第1のロー
タ4)の回転に伴って、これら係合突部17a,17b
は中継歯車14の第1および第2の歯部14a,14b
と間欠的に噛合する。
面には段差を介して小径部4aと大径部4bが形成され
ており、この段差を境にして、中継歯車14の第1の歯
部14aは小径部4aと対向し、第2の歯部14bは大
径部4bと対向している。大径部4bの1ヵ所に逃げ溝
16が形成されており、この逃げ溝16の両側に一対の
係合突部17a,17bが形成されている。したがっ
て、以下に説明するように、ロータ部材2(第1のロー
タ4)の回転に伴って、これら係合突部17a,17b
は中継歯車14の第1および第2の歯部14a,14b
と間欠的に噛合する。
【0021】すなわち、中継歯車14が係合突部17
a,17bと噛合していない場合、コイルスプリング1
8の弾性力を受けて中継歯車14はボス1bに対してセ
ンタリングされ、ボス1bの全周にわたってほぼ同じ幅
のクリアランス19が形成される。この非噛合状態か
ら、図9(a)に示すように、第1のロータ4が矢印A
方向(反時計方向)に回転し、小径部4aに対向してい
る第1の歯部14aの1つが一方の係合突部17bに当
接すると、図7(b)に示すように、中継歯車14が矢
印B方向に約45度回転し、第2の歯部14bの1つが
逃げ溝16内に入り込む。その際、第1の歯部14aと
係合突部17bが接触した瞬間に、コイルスプリング1
8がラジアル方向へ撓んで中継歯車14が最大クリアラ
ンス19分まで逃げ方向(矢印A方向)へ移動できるた
め、タタキ音は相当量低減される。図7(b)の状態か
らさらに第1のロータ4が矢印A方向に回転すると、逃
げ溝16内に入り込んだ第2の歯部14bの1つが他の
係合突部17aによって押圧されるため、中継歯車14
は矢印B方向にさらに約45度回転し、図7(c)に示
すように、第1の歯部14aの次の1つが再び小径部4
aに対向する。すなわち、図7(a)の状態から図7
(c)の状態になるまで、中継歯車14は矢印B方向に
約90度回転するため、従動ギヤ11は2歯分だけ矢印
C方向に送られ、回転リング10が矢印C方向に所定量
回転する。そして、係合突部17aが中継歯車14を通
過すると、第1のロータ4のその後の回転中、第2の歯
部14bの2つが大径部4bと対向しているため、中継
歯車14の空転は防止される。このように第1のロータ
4の1回転中に、係合突部17a,17bによって中継
歯車14が約90度回転し、回転リング10が従動ギヤ
11の2歯分だけ回転するため、遮光板12も同じ方向
に2歯分回転し、隣のフォトインターラプタの遮光する
位置に移動する。つまり、オンするフォトインターラプ
タ13a〜13eの出力が変化するため、それにより第
1のロータ4の絶対位置(回転数)を検出することがで
きる。
a,17bと噛合していない場合、コイルスプリング1
8の弾性力を受けて中継歯車14はボス1bに対してセ
ンタリングされ、ボス1bの全周にわたってほぼ同じ幅
のクリアランス19が形成される。この非噛合状態か
ら、図9(a)に示すように、第1のロータ4が矢印A
方向(反時計方向)に回転し、小径部4aに対向してい
る第1の歯部14aの1つが一方の係合突部17bに当
接すると、図7(b)に示すように、中継歯車14が矢
印B方向に約45度回転し、第2の歯部14bの1つが
逃げ溝16内に入り込む。その際、第1の歯部14aと
係合突部17bが接触した瞬間に、コイルスプリング1
8がラジアル方向へ撓んで中継歯車14が最大クリアラ
ンス19分まで逃げ方向(矢印A方向)へ移動できるた
め、タタキ音は相当量低減される。図7(b)の状態か
らさらに第1のロータ4が矢印A方向に回転すると、逃
げ溝16内に入り込んだ第2の歯部14bの1つが他の
係合突部17aによって押圧されるため、中継歯車14
は矢印B方向にさらに約45度回転し、図7(c)に示
すように、第1の歯部14aの次の1つが再び小径部4
aに対向する。すなわち、図7(a)の状態から図7
(c)の状態になるまで、中継歯車14は矢印B方向に
約90度回転するため、従動ギヤ11は2歯分だけ矢印
C方向に送られ、回転リング10が矢印C方向に所定量
回転する。そして、係合突部17aが中継歯車14を通
過すると、第1のロータ4のその後の回転中、第2の歯
部14bの2つが大径部4bと対向しているため、中継
歯車14の空転は防止される。このように第1のロータ
4の1回転中に、係合突部17a,17bによって中継
歯車14が約90度回転し、回転リング10が従動ギヤ
11の2歯分だけ回転するため、遮光板12も同じ方向
に2歯分回転し、隣のフォトインターラプタの遮光する
位置に移動する。つまり、オンするフォトインターラプ
タ13a〜13eの出力が変化するため、それにより第
1のロータ4の絶対位置(回転数)を検出することがで
きる。
【0022】次に、上記の如く構成された回転検出装置
の動作を説明すると、例えば図5に示すように、真中の
フォトインターラプタ13cが遮光板12によって遮ら
れている場合、このフォトインターラプタ13cのみが
オンで、他のフォトインターラプタ13a,13b,1
3d,13eがオフとなるため、ステアリングホイール
がセンタ基準に対して−180度〜+180度の範囲に
あることが検出される。一方、この−180度〜+18
0度の範囲内でのステアリングホイールの回転角は、イ
ンクリメント形エンコーダの各フォトインターラプタ9
によって高精度に検出される。図5の状態からロータ部
材2(第1のロータ4)が反時計方向に回転し、遮光板
12が真中のフォトインターラプタ13cとその隣のフ
ォトインターラプタ13dの両方を遮ると、これらフォ
トインターラプタ13c,13dのみがオンとなり、ス
テアリングホイールが+180度の範囲にあることが検
出される。さらにロータ部材2が反時計方向に回転し、
フォトインターラプタ13dのみがオンとなると、ステ
アリングホイールが+180度〜+540度の範囲にあ
ることが検出され、この範囲内でのステアリングホイー
ルの回転角はインクリメント形エンコーダによって高精
度に検出される。同様にして、各フォトインターラプタ
13a〜13eのオン/オフの組み合わせによって、ス
テアリングホイールが−900度〜+900度の範囲に
あることが検出される。
の動作を説明すると、例えば図5に示すように、真中の
フォトインターラプタ13cが遮光板12によって遮ら
れている場合、このフォトインターラプタ13cのみが
オンで、他のフォトインターラプタ13a,13b,1
3d,13eがオフとなるため、ステアリングホイール
がセンタ基準に対して−180度〜+180度の範囲に
あることが検出される。一方、この−180度〜+18
0度の範囲内でのステアリングホイールの回転角は、イ
ンクリメント形エンコーダの各フォトインターラプタ9
によって高精度に検出される。図5の状態からロータ部
材2(第1のロータ4)が反時計方向に回転し、遮光板
12が真中のフォトインターラプタ13cとその隣のフ
ォトインターラプタ13dの両方を遮ると、これらフォ
トインターラプタ13c,13dのみがオンとなり、ス
テアリングホイールが+180度の範囲にあることが検
出される。さらにロータ部材2が反時計方向に回転し、
フォトインターラプタ13dのみがオンとなると、ステ
アリングホイールが+180度〜+540度の範囲にあ
ることが検出され、この範囲内でのステアリングホイー
ルの回転角はインクリメント形エンコーダによって高精
度に検出される。同様にして、各フォトインターラプタ
13a〜13eのオン/オフの組み合わせによって、ス
テアリングホイールが−900度〜+900度の範囲に
あることが検出される。
【0023】図10は本発明の第2実施例に係る回転検
出装置の要部を示す平面図であり、本実施例では、従動
ギヤ11を固定側のハウジング1に回転しないように設
けると共に、中継歯車14を図示省略したコイルスプリ
ングを介して回転リング10に回転自在に支承させてあ
り、それ以外の構成は前述した第1実施例と基本的に同
じである。
出装置の要部を示す平面図であり、本実施例では、従動
ギヤ11を固定側のハウジング1に回転しないように設
けると共に、中継歯車14を図示省略したコイルスプリ
ングを介して回転リング10に回転自在に支承させてあ
り、それ以外の構成は前述した第1実施例と基本的に同
じである。
【0024】このように構成された第2実施例において
は、第1のロータ4の1回転中に係合突部17a,17
bによって中継歯車14が回転する際、前述した第1実
施例と同様に、係合突部17a,17bと中継歯車14
の接触時のタタキ音がコイルスプリングによって低減さ
れると共に、中継歯車14は約90度自転しながら第1
のロータ4の周囲を公転するため、中継歯車14を支承
する回転リング10は従動ギヤ11の2歯分だけ回転す
る。したがって、回転リング10に設けた遮光板12も
2歯分回転し、隣のフォトインターラプタの遮光する位
置に移動する。すなわち、オンするフォトインターラプ
タ13a〜13eが変化するため、それにより第1のロ
ータ4の絶対位置(回転数)が検出される。
は、第1のロータ4の1回転中に係合突部17a,17
bによって中継歯車14が回転する際、前述した第1実
施例と同様に、係合突部17a,17bと中継歯車14
の接触時のタタキ音がコイルスプリングによって低減さ
れると共に、中継歯車14は約90度自転しながら第1
のロータ4の周囲を公転するため、中継歯車14を支承
する回転リング10は従動ギヤ11の2歯分だけ回転す
る。したがって、回転リング10に設けた遮光板12も
2歯分回転し、隣のフォトインターラプタの遮光する位
置に移動する。すなわち、オンするフォトインターラプ
タ13a〜13eが変化するため、それにより第1のロ
ータ4の絶対位置(回転数)が検出される。
【0025】なお、上記第1および第2実施例におい
て、ステアリングホイールのニュートラル位置で中継歯
車14と係合突部17a,17bとが係合しないように
設定しておくと、ステアリングホイールは走行中ニュー
トラル位置で使用される頻度が高いため、通常走行中に
ロータの係合突部17a,17bと中継歯車14とが当
接することが少なく、通常走行中全体では発生するノイ
ズを少なくすることができる。
て、ステアリングホイールのニュートラル位置で中継歯
車14と係合突部17a,17bとが係合しないように
設定しておくと、ステアリングホイールは走行中ニュー
トラル位置で使用される頻度が高いため、通常走行中に
ロータの係合突部17a,17bと中継歯車14とが当
接することが少なく、通常走行中全体では発生するノイ
ズを少なくすることができる。
【0026】また、コイルスプリング18の形状は上記
実施例に限定されず、例えば図11(a)に示すよう
に、小径部18aと大径部18bが連続する段付き形状
のものや、図11(b)に示すように、小径部18aと
大径部18b間を斜めに繋ぐテーパ形状のもの、あるい
は図示せぬが巻き形状を多角形にしたもの等、種々の変
形例が可能である。
実施例に限定されず、例えば図11(a)に示すよう
に、小径部18aと大径部18bが連続する段付き形状
のものや、図11(b)に示すように、小径部18aと
大径部18b間を斜めに繋ぐテーパ形状のもの、あるい
は図示せぬが巻き形状を多角形にしたもの等、種々の変
形例が可能である。
【0027】さらに、中継歯車14の材料として柔軟性
の高いもの、例えばエラストマー等を選択することによ
り、タタキ音の低減効果を一層高めることができる。
の高いもの、例えばエラストマー等を選択することによ
り、タタキ音の低減効果を一層高めることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0029】ロータ部材の1回転中に、従動ギヤと常時
噛合する中継歯車が係合突部と係合した時だけ間欠的に
回転し、それに応じて回動部材が所定角度だけ回転する
ため、連続的動作による機構部品の局部的摩耗量が大幅
に軽減されると共に、従動ギヤを全周にわたって形成す
る必要がないため、部品のレイアウトにゆとりが持てて
小型化を図ることが可能となり、さらに、係合突部が中
継歯車の歯部に接触した瞬間に、中継歯車が弾性部材に
抗して逃げ方向へ移動するため、係合突部が中継歯車に
接触した瞬間に発生するタタキ音が低減され、騒音の低
減化を図ることができる。
噛合する中継歯車が係合突部と係合した時だけ間欠的に
回転し、それに応じて回動部材が所定角度だけ回転する
ため、連続的動作による機構部品の局部的摩耗量が大幅
に軽減されると共に、従動ギヤを全周にわたって形成す
る必要がないため、部品のレイアウトにゆとりが持てて
小型化を図ることが可能となり、さらに、係合突部が中
継歯車の歯部に接触した瞬間に、中継歯車が弾性部材に
抗して逃げ方向へ移動するため、係合突部が中継歯車に
接触した瞬間に発生するタタキ音が低減され、騒音の低
減化を図ることができる。
【図1】本発明の第1実施例に係る回転検出装置の平面
図である。
図である。
【図2】該回転検出装置の側面図である。
【図3】該回転検出装置の断面図である。
【図4】該回転検出装置からカバーを取り除いた状態を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図5】該回転検出装置からカバーとコード板を取り除
いた状態を示す平面図である。
いた状態を示す平面図である。
【図6】該回転検出装置に備えられるギヤ機構の要部を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図7】該ギヤ機構に備えられる中継歯車の支持構造を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図8】図7の支持構造に用いられるコイルスプリング
の正面図である。
の正面図である。
【図9】該ギヤ機構の動作説明図である。
【図10】本発明の第2実施例に係る回転検出装置の要
部を示す平面図である。
部を示す平面図である。
【図11】コイルスプリングの変形例を示す正面図であ
る。
る。
1 ハウジング
1b ボス
2 ロータ部材
4 第1のロータ
4a 小径部
4b 大径部
5 第2のロータ
6 コード板
9 フォトインターラプタ
10 回転リング
11 従動ギヤ
12 遮光板
13a〜13e フォトインターラプタ
14 中継歯車
14a 第1の歯部
14b 第2の歯部
14c 軸孔
15 ネジ
16 逃げ溝
17a,17b 係合突部
18 コイルスプリング
18a 小径部
18b 大径部
19 クリアランス
20 ワッシャ
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
G01D 5/245 G01D 5/245 X
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G01D 5/00 - 5/62
G01B 7/00 - 7/34
G01B 21/00
G06M 1/00 - 3/14
B62D 15/02
Claims (4)
- 【請求項1】 ロータリエンコーダのコード板と一体的
に回転するロータ部材と、前記ロータ部材を回転可能に
保持するステータ部材と、このステータ部材に弾性部材
を介して回転自在に軸支された中継歯車と、前記ロータ
部材の周面に設けられ前記中継歯車と間欠的に噛合する
係合突部と、前記ロータ部材の回転中心と同心状に配置
された回動部材と、この回動部材に設けられ前記中継歯
車と常時噛合する従動ギヤと、前記回動部材の回転量を
検出する検出素子とを備え、 前記中継歯車が前記係合突部に噛合する際、該中継歯車
が前記弾性部材に抗してラジアル方向へ移動することを
特徴とする多回転体の回転検出装置。 - 【請求項2】 ロータリエンコーダのコード板と一体的
に回転するロータ部材と、このロータ部材を回転可能に
保持するステータ部材と、前記ロータ部材の回転中心と
同心状に配置された回動部材と、この回動部材に弾性部
材を介して回転自在に軸支された中継歯車と、前記ロー
タ部材の周面に設けられ前記中継歯車と間欠的に噛合す
る係合突部と、前記ステータ部材に設けられ前記中継歯
車と常時噛合する固定ギヤと、前記回動部材の回転量を
検出する検出素子とを備え、 前記中継歯車が前記係合突部に噛合する際、該中継歯車
が前記弾性部材に抗してラジアル方向へ移動することを
特徴とする多回転体の回転検出装置。 - 【請求項3】 請求項1または2の記載において、前記
弾性部材がコイルスプリングであることを特徴とする多
回転体の回転検出装置。 - 【請求項4】 請求項3の記載において、前記コイルス
プリングが大径部と小径部を有していることを特徴とす
る多回転体の回転検出装置。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17167897A JP3485440B2 (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 多回転体の回転検出装置 |
DE69819574T DE69819574T2 (de) | 1997-02-14 | 1998-01-28 | Rotationsdetektionsvorrichtung für Multirotationskörper |
EP98300610A EP0859220B1 (en) | 1997-02-14 | 1998-01-28 | Rotation detecting device of multi-rotation body |
EP02257230A EP1279932A3 (en) | 1997-02-14 | 1998-01-28 | Rotation detecting device of multi-rotation body |
EP02257203A EP1279930B1 (en) | 1997-02-14 | 1998-01-28 | Rotation detecting device of multi-rotation body |
DE69826899T DE69826899T2 (de) | 1997-02-14 | 1998-01-28 | Rotationsdetektionsvorrichtung für Mehrfachrotationskörper |
EP02257229A EP1279931A3 (en) | 1997-02-14 | 1998-01-28 | Rotation detecting device of multi-rotation body |
US09/023,022 US6130425A (en) | 1997-02-14 | 1998-02-12 | Rotating detecting device of multi-rotation body |
KR1019980004283A KR100271054B1 (ko) | 1997-02-14 | 1998-02-13 | 다회전체의 회전 검출장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17167897A JP3485440B2 (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 多回転体の回転検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1114402A JPH1114402A (ja) | 1999-01-22 |
JP3485440B2 true JP3485440B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=15927678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17167897A Expired - Fee Related JP3485440B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-06-27 | 多回転体の回転検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3485440B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4716079B2 (ja) * | 2003-09-30 | 2011-07-06 | 株式会社ジェイテクト | 回転量検出装置 |
US7174795B2 (en) * | 2004-02-06 | 2007-02-13 | Delphi Technologies, Inc. | Integrated non-contacting torque and absolute position sensor for steering applications |
JP6003304B2 (ja) * | 2012-07-06 | 2016-10-05 | 株式会社アンセイ | 車両用ドアロック装置 |
CN112539726A (zh) * | 2020-12-25 | 2021-03-23 | 深圳市测友科技有限公司 | 一种不规则物体长度测量仪 |
-
1997
- 1997-06-27 JP JP17167897A patent/JP3485440B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1114402A (ja) | 1999-01-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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