JP3518980B2 - 多回転体の回転検出装置 - Google Patents

多回転体の回転検出装置

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JP3518980B2 JP27280197A JP27280197A JP3518980B2 JP 3518980 B2 JP3518980 B2 JP 3518980B2 JP 27280197 A JP27280197 A JP 27280197A JP 27280197 A JP27280197 A JP 27280197A JP 3518980 B2 JP3518980 B2 JP 3518980B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のステアリ
ングホイールのように1回転以上の有限回転数内で回転
する多回転体の回転検出装置に係り、特に、該多回転体
の絶対位置を検出するのに好適な回転検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、実公平5−26487号公報
に記載されているように、ステアリングホイールの1回
転以内の精密な回転角をインクリメント形エンコーダで
検出すると共に、ステアリングホイールの1回転以上の
粗い回転角をアブソリュート形エンコーダで検出し、こ
れら精密な回転角と粗い回転角を組み合わせることによ
り、ステアリングホイールのニュートラル位置からの回
転角度を判定するようにした回転検出装置が提案されて
いる。
【0003】前記インクリメント形エンコーダは、ステ
アリングシャフトと一体的に回転するコード板と、この
コード板を介して対向設置されたフォトインタラプタと
で構成されており、コード板の1回転以内の回転角しか
検出できないが、コード板がステアリングシャフトと一
体回転するため検出精密は高いものとなっている。一
方、前記アブソリュート形エンコーダは、抵抗パターン
が形成された基板と、抵抗パターンに摺接するブラシを
有する減速回転体と、ステアリングホイールの回転を減
速回転体に伝達するギヤ機構とで構成されており、多回
転するステアリングホイールの回転はギヤ機構を介して
1回転内に減速されるため、ステアリングホイールの絶
対位置を検出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来例では、減速回転体の回転量を抵抗値変化として
検出する抵抗式のアブソリュート形エンコーダを使用し
ており、この減速回転体は太陽歯車や遊星歯車等で構成
されるギヤ機構を介してステアリングホイール側のロー
タ部材と常に動力伝達されるようになっているため、ス
テアリングホイールの僅かな回転操作によっても回転し
てしまい、特に、ステアリングホイールはニュートラル
位置付近における回転(動作)頻度が極めて高いため、
抵抗パターンが局部的に摩耗するという問題があった。
【0005】なお、このような抵抗式の検出手段に代え
て、減速回転体の回転量を複数のフォトインターラプタ
を用いて検出する光学式の検出手段も考えられるが、こ
の場合、1つのフォトインターラプタが隣接するフォト
インターラプタの影響を受けて誤動作する虞があり、特
に、回転検出装置が小型化されて各フォトインターラプ
タ間の配列ピッチが小さくなると、隣接するフォトイン
ターラプタの悪影響が顕著になるという新たな問題が発
生する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、アブソリュー
ト形エンコーダの回転検出手段として、ロータ部材の回
転に連動して間欠的に回転する回動部材と、この回動部
材の遮光板が通過する回転軌跡上に配列された複数のフ
ォトインターラプタとで構成される光学式の検出手段を
用いると共に、各フォトインターラプタを構成する発光
素子と受光素子のうち指向性が広い方の素子を内周側に
配置することとする。このような光学式の検出手段を採
用すると、間欠的に回転する回動部材の回転量が各フォ
トインターラプタから出力される信号によって非接触状
態で検出されるため、検出部分の寿命を大幅に延ばすこ
とができるのみならず、隣接するフォトインターラプタ
の発光素子の(もれ)光の検知によるスイッチング(O
N/OFF)位置の変動が低減され、検出精度を高める
ことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明による多回転体の回転検出
装置では、ロータリエンコーダのコード板と一体的に回
転するロータ部材と、このロータ部材を回転可能に保持
するステータ部材と、前記ロータ部材の回転中心と同心
状に配置された回動部材と、前記ロータ部材の回転を前
記回動部材に間欠的に伝達する中継部材と、前記ロータ
部材の回転中心と同心状に配置された複数のフォトイン
ターラプタとを備え、前記フォトインターラプタを構成
する発光素子と受光素子のうち指向性が広い方の素子を
内周側に配置し、前記回動部材に設けられた遮光板が前
記フォトインターラプタの発光素子と受光素子の間を通
過することにより、該回動部材の回転量を検出するよう
にした。
【0008】また、前記フォトインターラプタの指向性
が広い方の素子を遮光性材料からなる位置決め部材の凹
部内に配置すると、各フォトインターラプタの位置精度
を高めることができると共に、内周側に向けて配置した
素子の指向性が位置決め部材によって狭められるため、
隣接するフォトインターラプタの発光素子の(もれ)光
の検知によるスイッチング(ON/OFF)位置の変動
をより低減することができる。
【0009】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は本発明の第1実施例に係る回転検出装置の平面
図、図2は該回転検出装置の側面図、図3は該回転検出
装置の断面図、図4は該回転検出装置からカバーを取り
除いた状態を示す平面図、図5は該回転検出装置からカ
バーとコード板を取り除いた状態を示す平面図、図6は
該回転検出装置に備えられるギヤ機構の要部を示す斜視
図、図7は該回転検出装置に備えられるアブソリュート
形エンコーダで使用されるフォトインターラプタの平面
図、図8は該フォトインターラプタを構成するLEDと
フォトトランジスタの指向特性を示す説明図、図9はフ
ォトトランジスタを内周側に配置した場合の要部平面
図、図10はフォトトランジスタを外周側に配置した場
合の要部平面図、図11は図6のギヤ機構の動作説明図
である。
【0010】本実施例に係る回転検出装置は、ガイド孔
1aを有するハウジング1と、このガイド孔1aを中心
に回転自在なロータ部材2と、ハウジング1の開口端を
覆うカバー3とを具備しており、これらの内部に後述す
るインクリメント形エンコーダと回転数確認用のアブソ
リュート形エンコーダが収納されている。ハウジング1
はステータ部材であり、回転検出装置を自動車のステア
リング装置に組み込んだ際に、例えばコンビスイッチの
ケーシングや回転コネクタの固定体等にネジ止めされ
る。
【0011】図3に示すように、ロータ部材2は第1の
ロータ4と第2のロータ5とで構成されており、これら
両ロータ4,5はコード板6を介して複数本のネジ7で
一体化されている。両ロータ4,5とコード板6にはセ
ンタ孔8が開設されており、回転検出装置を自動車のス
テアリング装置に組み込んだ際に、図示せぬステアリン
グシャフトがセンタ孔8に挿通され、このステアリング
シャフトと両ロータ4,5およびコード板6は1対1で
回転するようになっている。図4に示すように、コード
板6にはその周方向に沿って複数の透孔6aが形成され
ており、これら透孔6aを跨ぐように配置された4個の
フォトインターラプタ9からA,B相のパターンが検出
される。これらコード板6と各フォトインターラプタ9
とでインクリメント形エンコーダが構成され、このエン
コーダはコード板6の1回転以内の回転角を高精度で検
出する。
【0012】次に、アブソリュート形エンコーダについ
て説明すると、図5に示すように、ハウジング1の内底
面には回動部材としての回転リング10が配置されてお
り、この回転リング10はガイド孔1aと中心を同じく
する軌跡上を回転可能である。回転リング10には約9
0度の範囲にわたって従動ギヤ11が刻設されており、
従動ギヤ11の対向位置には円弧状の遮光板12が立設
されている。遮光板12の回転軌跡上には複数個、例え
ば5個のフォトインターラプタ13(13a〜13e)
が配置されており、各フォトインターラプタ13は図示
せぬプリント基板に実装されている。従動ギヤ11には
中継部材としての中継歯車14が噛合されており、この
中継歯車14はハウジング1の内底面に立設されたボス
1bに回転自在に支承され、ネジ15によって抜け止め
されている。図3と図5に示すように、中継歯車14に
は、90度毎に4つの歯を有する第1の歯部14aと、
同じく90度毎に4つの歯を有する第2の歯部14bと
が、相互に45度の位相差をもたせた状態で設けてあ
り、これら第1および第2の歯部14a,14bは軸線
方向に位置ずれしている。
【0013】図6に示すように、第1のロータ4の外周
面には段差を介して小径部4aと大径部4bが形成され
ており、この段差を境にして、中継歯車14の第1の歯
部14aは小径部4aと対向し、第2の歯部14bは大
径部4bと対向している。大径部4bの1ヵ所に逃げ溝
16が形成されており、この逃げ溝16の両側に一対の
係合突部17a,17bが形成されている。
【0014】図7に示すように、前記フォトインターラ
プタ13はLED18のチップとフォトトランジスタ1
9のチップとを一体化したものであり、発光素子である
LED18から出射される光を受光素子であるフォトト
ランジスタ19が受光することによってオン信号を出力
する。ここで、LED18とフォトトランジスタ19の
指向特性は、チップを囲う(モールド)ケース上に設け
られたスリットの幅やレンズの有無あるいはケースの透
過性等により大きく影響されるため、どちらの指向特性
が良いかは一概に言えないが、本実施例の場合はフォト
トランジスタ19の指向特性がLED18に比べて大幅
に悪くなっている。そのLED18とフォトトランジス
タ19の指向特性を図8に示すと、同図(a)から明ら
かなように、LED18は比較的狭い指向性を有し、相
対出力が50%に低下する半値幅は±35°程度である
のに対し、同図(b)から明らかなように、フォトトラ
ンジスタ19は±40°付近でも相対出力が100%の
広い指向性を有し、その半値幅は±80°程度である。
【0015】一般的に外乱光等がフォトインターラプタ
に入ると、図13に示すように、本来の検出位置から誤
差が発生する。また、図14に示すように、フォトイン
ターラプタ間の距離が小さくなると、互いに隣接するフ
ォトインターラプタの発光素子の(もれ)光の入光量が
大きくなり、出力電圧が変動する。よって、図9に示す
ように、各フォトインターラプタ13(13a〜13
e)を配置する際に、指向特性の悪い(指向性が広い)
方のフォトトランジスタ19を内周側に配置し、指向特
性の良い(指向性が狭い)方のLED18を外周側に配
置することにより、自身のLED18から出射される光
以外の該フォトインターラプタ13cに隣接するフォト
インターラプタ13b,13dのLED18から出射さ
れる光の受光量を少なくすることができ、所定のフォト
インターラプタ13が隣接するフォトインターラプタ1
3からの光によってスイッチング(ON/OFF)位置
が移動することを最小限にとどめることができるからで
ある。これとは逆に、図10に示すように、指向特性の
悪い方のフォトトランジスタ19を外周側に配置した場
合、フォトインターラプタ13cのフォトトランジスタ
19は内側に広がる指向性を有するため、該フォトトラ
ンジスタ19の半値幅である±80°の範囲内に隣接す
るフォトインターラプタ13b,13dのLED18の
光の検出量が大きくなるため、スイッチング(ON/O
FF)位置が大きく変化することになると共に、グラン
ドレベル(Dレベル)が高くなるという問題も発生す
る。
【0016】図11(a)に示すように、第1のロータ
4が矢印A方向(反時計方向)に回転すると、小径部4
aに対向している第1の歯部14aの1つが一方の係合
突部17bに当接するため、図11(b)に示すよう
に、中継歯車14が矢印B方向に約45度回転し、第2
の歯部14bの1つが逃げ溝16内に入り込む。図11
(b)の状態からさらに第1のロータ4が矢印A方向に
回転すると、逃げ溝16内に入り込んだ第2の歯部14
bの1つが他の係合突部17aによって押圧されるた
め、中継歯車14は矢印B方向にさらに約45度回転
し、図11(c)に示すように、第1の歯部14aの次
の1つが再び小径部4aに対向する。すなわち、図11
(a)の状態から図11(c)の状態になるまで、中継
歯車14は矢印B方向に約90度回転するため、従動ギ
ヤ11は2歯分だけ矢印C方向に送られ、回転リング1
0が矢印C方向に所定量回転する。そして、係合突部1
7aが中継歯車14を通過すると、第1のロータ4のそ
の後の回転中、第2の歯部14bの2つが大径部4bと
対向しているため、中継歯車14の空転は防止される。
このように第1のロータ4の1回転中に、係合突部17
a,17bによって中継歯車14が約90度回転し、回
転リング10が従動ギヤ11の2歯分だけ回転するた
め、遮光板12も同じ方向に2歯分回転し、隣のフォト
インターラプタ13の遮光する位置に移動する。つま
り、オンするフォトインターラプタ13a〜13eの出
力が変化するため、それにより第1のロータ4の絶対位
置(回転数)を検出することができる。
【0017】次に、上記の如く構成された回転検出装置
の動作を説明すると、例えば図5に示すように、真中の
フォトインターラプタ13cが遮光板12によって遮ら
れている場合、このフォトインターラプタ13cのみが
オンで、他のフォトインターラプタ13a,13b,1
3d,13eがオフとなるため、ステアリングホイール
がセンタ基準に対して−180度〜+180度の範囲に
あることが検出される。一方、この−180度〜+18
0度の範囲内でのステアリングホイールの回転角は、イ
ンクリメント形エンコーダの各フォトインターラプタ9
によって高精度に検出される。図5の状態からロータ部
材2(第1のロータ4)が反時計方向に回転し、遮光板
12が真中のフォトインターラプタ13cとその隣のフ
ォトインターラプタ13dの両方を遮ると、これらフォ
トインターラプタ13c,13dのみがオンとなり、ス
テアリングホイールが+180度の範囲にあることが検
出される。さらにロータ部材2が反時計方向に回転し、
フォトインターラプタ13dのみがオンとなると、ステ
アリングホイールが+180度〜+540度の範囲にあ
ることが検出され、この範囲内でのステアリングホイー
ルの回転角はインクリメント形エンコーダによって高精
度に検出される。同様にして、各フォトインターラプタ
13a〜13eのオン/オフの組み合わせによって、ス
テアリングホイールが−900度〜+900度の範囲に
あることが検出される。
【0018】図12は本発明の第2実施例に係る回転検
出装置の要部を示す平面図であり、本実施例では、遮光
性材料からなる位置決め部材20の外周面に複数の凹部
20aを形成し、各フォトインターラプタ13a〜13
eのフォトトランジスタ19を凹部20a内に配置させ
てあり、それ以外の構成は前述した第1実施例と基本的
に同じである。
【0019】このように構成された第2実施例において
は、各フォトインターラプタ13a〜13eを図示せぬ
プリント基板に実装する際、位置決め部材20によって
各フォトインターラプタ13a〜13eの位置精度を高
めることができると共に、フォトトランジスタ19の指
向角度が凹部20aの側面によって狭められるため、前
述した第1実施例に比べると隣接するフォトインターラ
プタ13の発光素子からの光の検知によるスイッチング
(ON/OFF)位置の変動をより低減することができ
る。
【0020】なお、上記第1および第2実施例では、従
動ギヤ11を回動側の回転リング10に形成し、中継歯
車14を固定側のハウジング1に支承した場合について
説明したが、これとは逆に、従動ギヤ11を固定側のハ
ウジング1に回転しないように設けると共に、中継歯車
14を回動側の回転リング10に支承させても良い。こ
の場合、第1のロータ4の1回転中に係合突部17a,
17bによって中継歯車14が回転する際、中継歯車1
4は約90度自転しながら第1のロータ4の周囲を公転
するため、中継歯車14を支承する回転リング10は従
動ギヤ11の2歯分だけ回転する。したがって、回転リ
ング10に設けた遮光板12も2歯分回転し、隣のフォ
トインターラプタの遮光する位置に移動する。すなわ
ち、オンするフォトインターラプタ13a〜13eが変
化するため、それにより第1のロータ4の絶対位置(回
転数)が検出される。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0022】ロータリエンコーダのコード板と一体的に
回転するロータ部材と、このロータ部材を回転可能に保
持するステータ部材と、前記ロータ部材の回転中心と同
心状に配置された回動部材と、前記ロータ部材の回転を
前記回動部材に間欠的に伝達する中継部材と、前記ロー
タ部材の回転中心と同心状に配置された複数のフォトイ
ンターラプタとを備え、前記フォトインターラプタを構
成する発光素子と受光素子のうち指向性が広い方の素子
を内周側に配置し、前記回動部材に設けられた遮光板が
前記フォトインターラプタの発光素子と受光素子の間を
通過することにより、該回動部材の回転量を検出するよ
うに構成すると、間欠的に回転する回動部材の回転量が
各フォトインターラプタから出力される信号によって非
接触状態で検出されるため、検出部分の寿命を大幅に延
ばすことができるのみならず、隣接するフォトインター
ラプタの発光素子の光の検出量を低減でき、スイッチン
グ(ON/OFF)位置の変動量が小さくなるため、検
出精度を高めることができる。
【0023】また、前記フォトインターラプタの指向性
が広い方の素子を遮光性材料からなる位置決め部材の凹
部内に配置すると、各フォトインターラプタの位置精度
を高めることができると共に、内周側に配置した素子の
指向性が位置決め部材によって狭められるため、隣接す
るフォトインターラプタの発光素子の光の検出量をより
低減できるため、スイッチング(ON/OFF)位置の
変動量をさらに小さくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る回転検出装置の平面
図である。
【図2】該回転検出装置の側面図である。
【図3】該回転検出装置の断面図である。
【図4】該回転検出装置からカバーを取り除いた状態を
示す平面図である。
【図5】該回転検出装置からカバーとコード板を取り除
いた状態を示す平面図である。
【図6】該回転検出装置に備えられるギヤ機構の要部を
示す斜視図である。
【図7】図7は該回転検出装置に備えられるアブソリュ
ート形エンコーダで使用されるフォトインターラプタの
平面図である。
【図8】該フォトインターラプタを構成するLEDとフ
ォトトランジスタの指向特性を示す説明図である。
【図9】フォトトランジスタを内周側に向けて配置した
場合の要部平面図である。
【図10】フォトトランジスタを外周側に向けて配置し
た場合の要部平面図である。
【図11】図6のギヤ機構の動作説明図である。
【図12】本発明の第2実施例に係る回転検出装置の要
部を示す平面図である。
【図13】フォトインターラプタの遮光特性を示す説明
図である。
【図14】フォトインターラプタの隣接特性を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 ハウジング(ステータ部材) 2 ロータ部材 4 第1のロータ(ロータ部材) 5 第2のロータ 6 コード板 10 回転リング(回動部材) 11 従動ギヤ 12 遮光板 13a〜13e フォトインターラプタ 14 中継歯車(中継部材) 14a 第1の歯部 14b 第2の歯部 16 逃げ溝 17a,17b 係合突部 18 LED(発光素子) 19 フォトトランジスタ(受光素子)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータリエンコーダのコード板と一体的
    に回転するロータ部材と、このロータ部材を回転可能に
    保持するステータ部材と、前記ロータ部材の回転中心と
    同心状に配置された回動部材と、前記ロータ部材の回転
    を前記回動部材に間欠的に伝達する中継部材と、前記ロ
    ータ部材の回転中心と同心状に配置された複数のフォト
    インターラプタとを備え、 前記フォトインターラプタを構成する発光素子と受光素
    子のうち指向性が広い方の素子を内周側に配置し、前記
    回動部材に設けられた遮光板が前記フォトインターラプ
    タの発光素子と受光素子の間を通過することにより、該
    回動部材の回転量を検出するようにしたことを特徴とす
    る多回転体の回転検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記フォトイ
    ンターラプタの指向性が広い方の素子を遮光性材料から
    なる位置決め部材の凹部内に配置したことを特徴とする
    多回転体の回転検出装置。
JP27280197A 1997-02-14 1997-10-06 多回転体の回転検出装置 Expired - Fee Related JP3518980B2 (ja)

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EP98300610A EP0859220B1 (en) 1997-02-14 1998-01-28 Rotation detecting device of multi-rotation body
EP02257230A EP1279932A3 (en) 1997-02-14 1998-01-28 Rotation detecting device of multi-rotation body
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DE69826899T DE69826899T2 (de) 1997-02-14 1998-01-28 Rotationsdetektionsvorrichtung für Mehrfachrotationskörper
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