JP3485306B2 - 燃料タンクへの機器の取付構造 - Google Patents
燃料タンクへの機器の取付構造Info
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- F02M37/08—Feeding by means of driven pumps electrically driven
- F02M37/10—Feeding by means of driven pumps electrically driven submerged in fuel, e.g. in reservoir
- F02M37/103—Mounting pumps on fuel tanks
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- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B17/00—Vessels parts, details, or accessories, not otherwise provided for
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- B63B34/00—Vessels specially adapted for water sports or leisure; Body-supporting devices specially adapted for water sports or leisure
- B63B34/10—Power-driven personal watercraft, e.g. water scooters; Accessories therefor
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- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
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- B63H21/38—Apparatus or methods specially adapted for use on marine vessels, for handling power plant or unit liquids, e.g. lubricants, coolants, fuels or the like
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- Y10T137/00—Fluid handling
- Y10T137/8593—Systems
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型滑走艇や車両
等に搭載される燃料タンクに、燃料ポンプのような機器
を取り付ける取付構造に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、小型滑走艇に搭載される燃料タ
ンクは、搭載性や軽量化の観点から、近年、樹脂製のも
のが採用されている。図5は、このような樹脂製の燃料
タンクへの燃料ポンプの取付構造の従来例を示す。この
例では、燃料タンク30におけるポンプ挿通孔38の周
縁部に、燃料タンク30の成形時に、インサート成形法
により、補強材としてリング状の金属片39を埋め込
み、燃料ポンプ31の外周面に溶接したフランジ32
を、前記金属片39の雌ねじに螺着したねじ体40で前
記ポンプ挿通孔38の周縁部に締付け固定している。4
1はシール用のゴムリングであるタンクへの機器の取り
付けを示す関連する先行技術の一例として実開昭62−
497号がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前記取付構造
では、燃料タンク30のポンプ取付部であるポンプ挿通
孔38の周縁部に金属片39を埋め込むために、燃料タ
ンク30の型成形の工数が増すばかりか、構造も複雑に
なるので、コストアップとなる。また、取付構造が剛構
造であるため、船体を介して燃料タンクに伝達されたエ
ンジンの振動が燃料ポンプ31にも伝達され易くなる。 【0004】本発明は、以上の事情に鑑みてなされたも
ので、工数が少なく構造が簡単で、防振性にも優れた燃
料タンクへの機器の取付構造を提供することを目的とす
る。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、本発明に係る燃料タンクへの機器の取付構造
は、樹脂製の燃料タンクにその内外を貫通して機器を取
り付ける構造であって、燃料タンクに挿通孔を囲む取付
筒が一体形成され、前記機器は、ケース本体の上端部
と、前記ケース本体の一端部を閉塞する蓋体の下端部と
が外側方に突出するフランジ部を介して結合されてお
り、前記フランジ部が前記取付筒の先端面に当て付けら
れている。前記取付筒の外周面と、前記挿通孔に挿通さ
れた機器における前記取付筒から外方に露出し、前記取
付筒の先端面に当て付けられた前記フランジ部より上方
の外周面とにわたり、弾性体からなるブーツが被せられ
ている。前記ブーツは、複数の締付け具により前記取付
筒の外周面と機器の外周面とに個別に締め付けられて、
これにより機器が取付筒に取り付けられている。 【0006】前記燃料タンクへの機器の取付構造によれ
ば、従来例のように燃料タンクに金属片を埋め込む必要
がないから、工数が少なく構造も簡単になり、コストダ
ウンも可能となる。また、弾性体からなるブーツによっ
て機器が燃料タンクに取り付けられるので、燃料タンク
の振動がブーツで吸収されて減衰し、燃料ポンプに伝達
されにくくなる。 【0007】また、前記機器のケース本体の上端部とこ
れの一端部を閉塞する蓋体の下端部とが、外側方に突出
するフランジ部を介して結合されており、前記フランジ
部が前記取付筒の先端面に当て付けられているので、機
器の取付位置への位置決めが容易になる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の
一実施形態である機器の取付構造を採用した燃料タンク
が搭載されている小型滑走艇の側面図である。図1にお
いて、小型滑走艇1の船体2はハル2aの上にデッキ2
bを接合して構成され、デッキ2bには座席2cと足台
2dとが設けられ、さらに、ハンドル2eを備えてい
る。ハル2aの船尾部の船底には水ジェット式の推進機
3が装着されるとともに、船内ではハル2aにエンジン
4が取り付けられており、このエンジン4の回転軸5が
カップリング6を介して推進機3のシャフト7に連結さ
れている。エンジン4により推進機3を回転駆動し、船
底に設けたダクト8から導入した水を推進機3のノズル
9から噴出することにより推進力が得られる。燃料タン
ク10は、船内におけるエンジン4の前方空間に配置さ
れて、ハル2aに取り付けられている。 【0009】図4は、その燃料タンク10が船体2にゴ
ムバンドのような取り付け具30によって取り付けられ
た状態を示す部分破断図である。この燃料タンク10は
樹脂製であって、燃料ポンプ11のほかに、図示しない
燃料ゲージ等の機器が取り付けられている。前記燃料ポ
ンプ11は、直噴型の前記エンジン(図1)の図示しな
い燃料噴射弁に燃料を圧送するものである。燃料タンク
10の上部には、オイルタンク12が、燃料タンク10
の取り付け具30と同様に、ゴムバンドのような取り付
け具31によって取り付けられている。 【0010】図2は前記燃料タンク10への前記燃料ポ
ンプ11の取付構造を示す断面図であり、図3はその取
付構造の分解斜視図を示す。燃料ポンプ11は、図示し
ないポンプ本体、このポンプ本体を電源に接続する電源
コード13、ポンプ本体に接続される汲上パイプ14等
をケース15内に収容して構成される。前記ケース15
は、ケース本体16と、このケース本体16の上端部を
閉塞する蓋体17とを結合して構成されている。その結
合は、ケース本体16の上端部に形成された外側方に突
出するフランジ部16aと、蓋体17の下端部に形成さ
れた外側方に突出するフランジ部17aとを、例えば溶
接することにより行われている。 【0011】燃料タンク10の上部には、燃料ポンプ1
1を燃料タンク10の内外に貫通するように挿通させる
挿通孔18が形成されるとともに、この挿通孔18を囲
む取付筒19が一体形成されている。燃料ポンプ11
は、そのケース15のフランジ部16a,17aが、ゴ
ムのような弾性体からなるリング状のガスケット20を
介して、前記取付筒19の先端面に当て付けられて、前
記挿通孔18に挿通された状態で位置決めされている。 【0012】また、前記取付筒19の外周面19aと、
前記挿通孔18に挿通された燃料ポンプケース15にお
ける前記取付筒19から軸方向の外方(図2において、
取付筒19の先端より上方)に露出した外周面15aと
にわたり、ゴムのような弾性体からなるブーツ21が被
せられている。さらに、前記ブーツ21は、バンドのよ
うな締付け具22,23により、前記取付筒19の外周
面19aと燃料ポンプケース15の外周面15aとに個
別に締め付けられている。これにより、燃料ポンプ11
が、燃料タンク10の取付筒19に取り付けられてい
る。 【0013】前記燃料タンク10への燃料ポンプ11の
取付構造によれば、従来例のように燃料タンク10に金
属片を埋め込む必要がないから、燃料タンク10の成形
時の工数が少なくなり、かつ構造も簡単になる。したが
って、コストダウンも可能になる。また、弾性体からな
るブーツ21を介して、燃料ポンプ11が燃料タンク1
0の取付筒19に取り付けられるので、取付部のシール
が図られるとともに、燃料タンク10から燃料ポンプ1
1に伝達される振動を減衰させる防振性も向上する。さ
らに、燃料ポンプ11は、そのケース15のフランジ部
16a,17aを、ゴム材からなるガスケット20を介
して燃料タンク10の取付筒19の先端面に当て付ける
ことにより位置決めされるので、燃料タンク10の燃料
ポンプ取付部位である挿通孔18に対する燃料ポンプ1
1の位置決めが容易になる。また、ガスケット20によ
って燃料ポンプの防振性がさらに向上する。 【0014】なお、前記実施形態では、燃料ポンプ11
を燃料タンク10に取り付ける場合について説明した
が、フィルタとメイン・リザーブ切替バルブとを備えた
フィルタ装置や燃料ゲージ等の他の機器を燃料タンク1
0に取り付ける場合にも、同様の取付構造を採用するこ
とができる。また、本発明の取付構造は、自動二輪車の
ような車両の燃料タンクにも適用できる。 【0015】 【発明の効果】以上のように、本発明の取付構造によれ
ば、樹脂製の燃料タンクにその内外を貫通して機器を取
り付ける構造において、燃料タンクに挿通孔を囲む取付
筒が一体形成され、前記機器は、ケース本体の上端部
と、前記ケース本体の一端部を閉塞する蓋体の下端部と
が外側方に突出するフランジ部を介して結合されてお
り、前記フランジ部が前記取付筒の先端面に当て付けら
れ、前記取付筒の外周面と、前記挿通孔に挿通された機
器の外周面における取付筒から外方に露出し、前記取付
筒の先端面に当て付けられた前記フランジ部より上方の
外周面とにわたり、弾性体からなるブーツが被せられ、
前記ブーツが、複数の締付け具により前記取付筒の外周
面と機器の外周面とに個別に締め付けられて、機器が取
付筒に取り付けられているため、従来のように燃料タン
クに金属片を埋め込む必要がなくなるので、工数が少な
く構造も簡単になり、コストダウンも可能となる。ま
た、弾性体からなるブーツを介して、機器が燃料タンク
に取り付けられるので、機器の防振性も向上する。
等に搭載される燃料タンクに、燃料ポンプのような機器
を取り付ける取付構造に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、小型滑走艇に搭載される燃料タ
ンクは、搭載性や軽量化の観点から、近年、樹脂製のも
のが採用されている。図5は、このような樹脂製の燃料
タンクへの燃料ポンプの取付構造の従来例を示す。この
例では、燃料タンク30におけるポンプ挿通孔38の周
縁部に、燃料タンク30の成形時に、インサート成形法
により、補強材としてリング状の金属片39を埋め込
み、燃料ポンプ31の外周面に溶接したフランジ32
を、前記金属片39の雌ねじに螺着したねじ体40で前
記ポンプ挿通孔38の周縁部に締付け固定している。4
1はシール用のゴムリングであるタンクへの機器の取り
付けを示す関連する先行技術の一例として実開昭62−
497号がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前記取付構造
では、燃料タンク30のポンプ取付部であるポンプ挿通
孔38の周縁部に金属片39を埋め込むために、燃料タ
ンク30の型成形の工数が増すばかりか、構造も複雑に
なるので、コストアップとなる。また、取付構造が剛構
造であるため、船体を介して燃料タンクに伝達されたエ
ンジンの振動が燃料ポンプ31にも伝達され易くなる。 【0004】本発明は、以上の事情に鑑みてなされたも
ので、工数が少なく構造が簡単で、防振性にも優れた燃
料タンクへの機器の取付構造を提供することを目的とす
る。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、本発明に係る燃料タンクへの機器の取付構造
は、樹脂製の燃料タンクにその内外を貫通して機器を取
り付ける構造であって、燃料タンクに挿通孔を囲む取付
筒が一体形成され、前記機器は、ケース本体の上端部
と、前記ケース本体の一端部を閉塞する蓋体の下端部と
が外側方に突出するフランジ部を介して結合されてお
り、前記フランジ部が前記取付筒の先端面に当て付けら
れている。前記取付筒の外周面と、前記挿通孔に挿通さ
れた機器における前記取付筒から外方に露出し、前記取
付筒の先端面に当て付けられた前記フランジ部より上方
の外周面とにわたり、弾性体からなるブーツが被せられ
ている。前記ブーツは、複数の締付け具により前記取付
筒の外周面と機器の外周面とに個別に締め付けられて、
これにより機器が取付筒に取り付けられている。 【0006】前記燃料タンクへの機器の取付構造によれ
ば、従来例のように燃料タンクに金属片を埋め込む必要
がないから、工数が少なく構造も簡単になり、コストダ
ウンも可能となる。また、弾性体からなるブーツによっ
て機器が燃料タンクに取り付けられるので、燃料タンク
の振動がブーツで吸収されて減衰し、燃料ポンプに伝達
されにくくなる。 【0007】また、前記機器のケース本体の上端部とこ
れの一端部を閉塞する蓋体の下端部とが、外側方に突出
するフランジ部を介して結合されており、前記フランジ
部が前記取付筒の先端面に当て付けられているので、機
器の取付位置への位置決めが容易になる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の
一実施形態である機器の取付構造を採用した燃料タンク
が搭載されている小型滑走艇の側面図である。図1にお
いて、小型滑走艇1の船体2はハル2aの上にデッキ2
bを接合して構成され、デッキ2bには座席2cと足台
2dとが設けられ、さらに、ハンドル2eを備えてい
る。ハル2aの船尾部の船底には水ジェット式の推進機
3が装着されるとともに、船内ではハル2aにエンジン
4が取り付けられており、このエンジン4の回転軸5が
カップリング6を介して推進機3のシャフト7に連結さ
れている。エンジン4により推進機3を回転駆動し、船
底に設けたダクト8から導入した水を推進機3のノズル
9から噴出することにより推進力が得られる。燃料タン
ク10は、船内におけるエンジン4の前方空間に配置さ
れて、ハル2aに取り付けられている。 【0009】図4は、その燃料タンク10が船体2にゴ
ムバンドのような取り付け具30によって取り付けられ
た状態を示す部分破断図である。この燃料タンク10は
樹脂製であって、燃料ポンプ11のほかに、図示しない
燃料ゲージ等の機器が取り付けられている。前記燃料ポ
ンプ11は、直噴型の前記エンジン(図1)の図示しな
い燃料噴射弁に燃料を圧送するものである。燃料タンク
10の上部には、オイルタンク12が、燃料タンク10
の取り付け具30と同様に、ゴムバンドのような取り付
け具31によって取り付けられている。 【0010】図2は前記燃料タンク10への前記燃料ポ
ンプ11の取付構造を示す断面図であり、図3はその取
付構造の分解斜視図を示す。燃料ポンプ11は、図示し
ないポンプ本体、このポンプ本体を電源に接続する電源
コード13、ポンプ本体に接続される汲上パイプ14等
をケース15内に収容して構成される。前記ケース15
は、ケース本体16と、このケース本体16の上端部を
閉塞する蓋体17とを結合して構成されている。その結
合は、ケース本体16の上端部に形成された外側方に突
出するフランジ部16aと、蓋体17の下端部に形成さ
れた外側方に突出するフランジ部17aとを、例えば溶
接することにより行われている。 【0011】燃料タンク10の上部には、燃料ポンプ1
1を燃料タンク10の内外に貫通するように挿通させる
挿通孔18が形成されるとともに、この挿通孔18を囲
む取付筒19が一体形成されている。燃料ポンプ11
は、そのケース15のフランジ部16a,17aが、ゴ
ムのような弾性体からなるリング状のガスケット20を
介して、前記取付筒19の先端面に当て付けられて、前
記挿通孔18に挿通された状態で位置決めされている。 【0012】また、前記取付筒19の外周面19aと、
前記挿通孔18に挿通された燃料ポンプケース15にお
ける前記取付筒19から軸方向の外方(図2において、
取付筒19の先端より上方)に露出した外周面15aと
にわたり、ゴムのような弾性体からなるブーツ21が被
せられている。さらに、前記ブーツ21は、バンドのよ
うな締付け具22,23により、前記取付筒19の外周
面19aと燃料ポンプケース15の外周面15aとに個
別に締め付けられている。これにより、燃料ポンプ11
が、燃料タンク10の取付筒19に取り付けられてい
る。 【0013】前記燃料タンク10への燃料ポンプ11の
取付構造によれば、従来例のように燃料タンク10に金
属片を埋め込む必要がないから、燃料タンク10の成形
時の工数が少なくなり、かつ構造も簡単になる。したが
って、コストダウンも可能になる。また、弾性体からな
るブーツ21を介して、燃料ポンプ11が燃料タンク1
0の取付筒19に取り付けられるので、取付部のシール
が図られるとともに、燃料タンク10から燃料ポンプ1
1に伝達される振動を減衰させる防振性も向上する。さ
らに、燃料ポンプ11は、そのケース15のフランジ部
16a,17aを、ゴム材からなるガスケット20を介
して燃料タンク10の取付筒19の先端面に当て付ける
ことにより位置決めされるので、燃料タンク10の燃料
ポンプ取付部位である挿通孔18に対する燃料ポンプ1
1の位置決めが容易になる。また、ガスケット20によ
って燃料ポンプの防振性がさらに向上する。 【0014】なお、前記実施形態では、燃料ポンプ11
を燃料タンク10に取り付ける場合について説明した
が、フィルタとメイン・リザーブ切替バルブとを備えた
フィルタ装置や燃料ゲージ等の他の機器を燃料タンク1
0に取り付ける場合にも、同様の取付構造を採用するこ
とができる。また、本発明の取付構造は、自動二輪車の
ような車両の燃料タンクにも適用できる。 【0015】 【発明の効果】以上のように、本発明の取付構造によれ
ば、樹脂製の燃料タンクにその内外を貫通して機器を取
り付ける構造において、燃料タンクに挿通孔を囲む取付
筒が一体形成され、前記機器は、ケース本体の上端部
と、前記ケース本体の一端部を閉塞する蓋体の下端部と
が外側方に突出するフランジ部を介して結合されてお
り、前記フランジ部が前記取付筒の先端面に当て付けら
れ、前記取付筒の外周面と、前記挿通孔に挿通された機
器の外周面における取付筒から外方に露出し、前記取付
筒の先端面に当て付けられた前記フランジ部より上方の
外周面とにわたり、弾性体からなるブーツが被せられ、
前記ブーツが、複数の締付け具により前記取付筒の外周
面と機器の外周面とに個別に締め付けられて、機器が取
付筒に取り付けられているため、従来のように燃料タン
クに金属片を埋め込む必要がなくなるので、工数が少な
く構造も簡単になり、コストダウンも可能となる。ま
た、弾性体からなるブーツを介して、機器が燃料タンク
に取り付けられるので、機器の防振性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る機器の取付構造を採
用した燃料タンクが搭載されている小型滑走艇の側面図
である。 【図2】同取付構造の縦断面図である。 【図3】同取付構造の分解斜視図である。 【図4】同取付構造を採用した燃料タンクが船底に取り
付けられた状態を示す部分破断図である。 【図5】従来例を示す縦断面図である。 【符号の説明】 10…燃料タンク、11…燃料ポンプ(機器)、15…
燃料ポンプケース、15a…露出した外周面、16…ケ
ース本体、17…蓋体、16a,17a…フランジ部、
18…挿通孔、19…取付筒、19a…外周面、21…
ブーツ、22,23…締付け具
用した燃料タンクが搭載されている小型滑走艇の側面図
である。 【図2】同取付構造の縦断面図である。 【図3】同取付構造の分解斜視図である。 【図4】同取付構造を採用した燃料タンクが船底に取り
付けられた状態を示す部分破断図である。 【図5】従来例を示す縦断面図である。 【符号の説明】 10…燃料タンク、11…燃料ポンプ(機器)、15…
燃料ポンプケース、15a…露出した外周面、16…ケ
ース本体、17…蓋体、16a,17a…フランジ部、
18…挿通孔、19…取付筒、19a…外周面、21…
ブーツ、22,23…締付け具
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フロントページの続き
(56)参考文献 実開 平5−10059(JP,U)
登録実用新案3009621(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B63H 21/38
B60K 15/02
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 樹脂製の燃料タンクにその内外を貫通し
て機器を取り付ける取付構造であって、 燃料タンクに挿通孔を囲む取付筒が一体形成され、前記機器は、ケース本体の上端部と、前記ケース本体の
一端部を閉塞する蓋体の下端部とが外側方に突出するフ
ランジ部を介して結合されており、前記フランジ部が前
記取付筒の先端面に当て付けられ、 前記取付筒の外周面と、前記挿通孔に挿通された機器に
おける前記取付筒から外方に露出し、前記取付筒の先端
面に当て付けられた前記フランジ部より上方の外周面と
にわたり、弾性体からなるブーツが被せられ、 前記ブーツが、複数の締付け具により前記取付筒の外周
面と機器の外周面とに個別に締め付けられて、機器が取
付筒に取り付けられている燃料タンクへの機器の取付構
造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000062957A JP3485306B2 (ja) | 2000-03-08 | 2000-03-08 | 燃料タンクへの機器の取付構造 |
US09/798,987 US6588451B2 (en) | 2000-03-08 | 2001-03-06 | Holding structure for holding device on fuel tank |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000062957A JP3485306B2 (ja) | 2000-03-08 | 2000-03-08 | 燃料タンクへの機器の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001247092A JP2001247092A (ja) | 2001-09-11 |
JP3485306B2 true JP3485306B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=18582901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000062957A Expired - Fee Related JP3485306B2 (ja) | 2000-03-08 | 2000-03-08 | 燃料タンクへの機器の取付構造 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6588451B2 (ja) |
JP (1) | JP3485306B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3938473B2 (ja) * | 2001-01-23 | 2007-06-27 | 本田技研工業株式会社 | 燃料ポンプのタンク取付け構造 |
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