JP3485167B2 - 複数誘導炉溶解システム - Google Patents
複数誘導炉溶解システムInfo
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Description
めの溶解炉と、溶解状態を維持するための保持炉とを選
択的に切り替えられる複数の誘導炉に、一つの電源から
電力を供給する複数誘導炉溶解システムに関するもので
ある。
添加物を金属材料と共に混合して溶解するために、従来
から高周波誘導炉システムが用いられている。金属材料
を誘導炉に投入してから溶解が完了し溶湯をすべて取り
出すまでのプロセスを見ると、前半の溶解モードでは1
00%電力を必要とするのに対し、後半の保持モードで
は約25%以下の電力でよい。
ドの時間をT2とすると、一つのプロセスが完了するた
めに必要な合計時間TはT1+T2時間となる。一般に
利用されているこのようなシステムは、操業度という点
から見ると時間と設備のムダが多いことが分かる。
ードの時間T2との割合が1:1というケースを考える
と、100%の電力を出力可能な装置を、半分の時間し
か有効に利用していないことになる。
の直流電源1の出力に二つのインバータ2A、2Bを置
き、一方を溶解炉3として使用し、他方を保持炉4とし
て使用する構造(特開平9ー56059の図1)が提案
されている。
に、1台のインバータ2に二つの誘導炉5A、5Bを接
続し、一方の誘導炉5Aを溶解炉とし、他方の誘導炉5
Bを保持炉として使用するものが提案されている。これ
はインバータ2の出側にインバータの転流用を兼ねた力
率改善コンデンサ6を設置すると共に、保持炉側の電力
調整用に逆並列接続サイリスタ7を接続して、その位相
制御により保持炉の電力を制御するようになっている。
また溶解炉の電力は定格電力から保持炉が必要とする電
力を差し引いた電力で駆動するようになっている(特開
平8ー226769の図1および図2)。
設備の有効利用をカバーしているが、図7のシステムに
おいては、2台のインバータ2A、2Bを使用するた
め、図8のシステムよりも設備コストが高くなる問題が
ある。
とする電力は通常20%以下であるため、逆並列接続サ
イリスタ7の位相制御角は相当量絞る必要がある。その
ため、サイリスタおよび炉コイルに流れる電流は波高値
の高いパルス状の電流となり、サイリスタは損失が増
し、炉コイルは振動や発熱が大きくなる問題がある。
ータ2の出力電圧は、利用できるサイリスタ7の電圧定
格から通常は1000V程度になるが、溶解炉にとって
は2000V程度の高電圧が望ましい。したがって高電
圧溶解を行なうためにはインバータ2の出力に変圧器を
設け、その出側に転流用を兼ねた力率改善コンデンサ6
を設置して、そこに誘導炉5A、5Bを接続している。
このため、逆並列接続サイリスタ7は2000V級の交
流回路に耐えるように、サイリスタ7を2個程度直列に
使用しなければならずシステムとしては高価になる問題
がある。
除去し、サイリスタに加わる電圧を低くして、電流容量
の低い安価なサイリスタの使用を可能にして設備費を低
減させると共に、高操業度の維持が可能な複数誘導炉溶
解システムを提供するものである。
複数誘導炉溶解システムは、一つの電流型インバータか
ら、複数の誘導炉に電力を供給するシステムであって、
前記誘導炉のうち材料を溶解するための溶解炉と、溶解
状態を維持するための保持炉とを、選択的に切り替える
スイッチ手段を有し、溶解炉として選択された誘導炉の
一方の端子は第1のコンデンサを介して、また保持炉と
して選択された誘導炉の一方の端子は逆並列接続された
サイリスタを介して、それぞれ前記インバータの第1の
出力端子に接続されていると共に、両誘導炉の他方の端
子は、それぞれ該インバータの第2の出力端子に接続さ
れ、力率改善コンデンサとなる第2のコンデンサが、該
インバータの第1と第2の出力端子間に並列に接続され
たことを特徴とするものである。
ステムは、前記インバータの第1の出力端子に接続され
た逆並列接続サイリスタの他端と、インバータの第2の
出力端子間に、力率改善コンデンサとなる第3のコンデ
ンサを誘導炉と並列に接続したことを特徴とするもので
ある。
ステムは、一つの電流型インバータから、複数の誘導炉
に電力を供給するシステムであって、前記誘導炉のうち
材料を溶解するための溶解炉と、溶解状態を維持するた
めの保持炉とを、選択的に切り替えるスイッチ手段を有
し、溶解炉として選択された誘導炉は力率改善コンデン
サを炉コイルと並列に有すると共に、昇圧変圧器を介し
てインバータに接続され、また保持炉として選択された
誘導炉は力率改善コンデンサを炉コイルと並列に有する
と共に、逆並列接続されたサイリスタを介してインバー
タに接続されたことを特徴とするものである。
ステムは、一つの電流型インバータから、複数の誘導炉
に電力を供給するシステムであって、前記誘導炉のうち
材料を溶解するための溶解炉と、溶解状態を維持するた
めの保持炉とを、選択的に切り替えるスイッチ手段を有
し、溶解炉として選択された誘導炉は力率改善コンデン
サを炉コイルと並列に有すると共にインバータに接続さ
れ、また保持炉として選択された誘導炉は力率改善コン
デンサを炉コイルと並列に有すると共に、逆並列接続さ
れたサイリスタおよび降圧変圧器を介してインバータに
接続されたことを特徴とするものである。
解システムは、一つの電流型インバータから、複数の誘
導炉に電力を供給するシステムであって、前記誘導炉の
うち材料を溶解するための溶解炉と、溶解状態を維持す
るための保持炉とを、選択的に切り替えるスイッチ手段
を有し、溶解炉として選択された誘導炉は、その炉コイ
ルと並列に、2組の力率改善コンデンサが直列接続さ
れ、この力率改善コンデンサの中点と炉コイルの一端と
からインバータに接続され、また保持炉として選択され
た誘導炉は、その炉コイルと並列に、2組の力率改善コ
ンデンサが直列接続され、逆並列接続されたサイリスタ
を介してインバータに接続されたことを特徴とするもの
である。
を参照して詳細に説明する。インバータ2の第1と第2
の出力端子間に誘導炉5A、5Bが接続されている。ま
たインバータ2の第1の出力端子には第1のコンデンサ
10と逆並列接続サイリスタ7がそれぞれ接続され、こ
れらと前記誘導炉5A、5Bとの間にモード選択スイッ
チ11〜14が設けられている。これらモード選択スイ
ッチ11〜14の切替えにより、溶解炉として選択され
た誘導炉5Aの一方の端子は前記第1のコンデンサを介
してインバータ2の第1の出力端子に接続されていると
共に、誘導炉5Aの他方の端子はインバータ2の第2の
出力端子に接続されている。また保持炉として選択され
た誘導炉5Bの一方の端子は逆並列接続サイリスタ7を
介してインバータ2の第1の出力端子に接続されている
と共に、誘導炉5Bの他方の端子はインバータ2の第2
の出力端子に接続されている。
間には力率改善用とコンバータの転流用を兼ねた第2の
コンデンサ15が並列に接続されている。なお16と1
7は誘導炉5A、5Bとインバータ2の第2の出力端子
間に設けられた保守用スイッチで、保守以外のときは常
にオンとなる。
て、誘導炉5Aを溶解炉とし、誘導炉5Bを保持炉とし
て運転する場合について説明する。モード選択スイッチ
11と14をオンとし、モード選択スイッチ12と13
をオフとすると、誘導炉5Aは第1のコンデンサ10を
介してインバータ2に接続され、誘導炉5Bは逆並列接
続サイリスタ7を介してインバータ2に接続される。こ
こで第1のコンデンサ10の容量をC2、第2のコンデ
ンサ15の容量をC1、誘導炉5A、5Bの誘導性リア
クタンスをそれぞれLとし、インバータ電圧をV1と
し、またC1=C2=2Cと仮定すると、式1の共振周
波数付近の周波数でインバータ2は自制運転を行う。
に、インバータ2の周波数を制御する方法で、負荷のイ
ンピーダンスが変化しても、インバータ2の出力電流と
出力電圧の位相関係が常にある値に保たれる。これはサ
イリスタ7を使用するインバータ2で必要な特性であ
る。
電圧V1に対して第1のコンデンサ10の電圧も約V1
となり、溶解炉として使用している誘導炉5Aには、約
2V1の電圧が生じる。したがって、昇圧変圧器を使用
しなくても2倍の電圧が得られという効果がある。一
方、保持炉として選択された誘導炉5Bは、逆並列接続
サイリスタ7を介してインバータ2に接続されている。
誘導炉5Bの電圧は、誘導炉5Aの電圧の約半分となる
ため、逆並列接続サイリスタ7の位相制御を行なわなく
ても、電圧の二乗に比例する電力は溶解炉の1/4以下
の電力になる。更に逆並列接続サイリスタ7の位相制御
を行なうことにより保持モードでの電力を下げることが
できる。
の溶解モードが終了し、保持モードに入ると共に、保持
炉としていた誘導炉5Bの湯を出湯して溶解炉として使
用する場合には、モード選択スイッチ12と13をオン
し、モード選択スイッチ11と14をオフして切り替え
ることにより選択することができる。
列接続サイリスタ7に印加される電圧はV1でよいた
め、図8に示す方式に比べて、サイリスタ7に印加され
る電圧を下げることができるので、オフ電圧の低い安価
な素子を利用したり、直列数を減らすことができる。ま
た位相制御角も図8のサイリスタ7の場合に比べて絞ら
なくてもよいため、パルス電流の波高値も低くなり、電
流容量の低いサイリスタを選択できると共にコイルの振
動も少なくすることができる。
の位相制御により、保持炉の電力を制御する例を挙げた
が、交流電力の調整方法には、このほかにサイクル調整
とオン・ オフ調整などの方法がある。サイクル調整は、
図2(a)に示すようにインバータの1周期よりも低い
周期でオン期間とオフ期間の割合を変えて交流電力を調
整する方法である。またオン・オフ調整は、図2(b)
に示すようにオンとオフの周期を固定しない交流電力の
調整方法である。
Bの炉コイルと並列に第3のコンデンサ18を接続する
と、保持炉の遅相電力をコンデンサの進相電力で力率改
善が行えるので、逆並列接続サイリスタ7の電流が減少
し、サイリスタ7の電流容量を下げることが可能とな
る。なおサイリスタ7をオンする際のタイミングによっ
ては、第3のコンデンサ18を充電する過大な電流が流
れるのを防ぐために、サイリスタの両端電圧差が0のと
きにオン信号を印加するのがよく、このためオン・オフ
制御で運転を行なう必要がある。
で、インバータ2の第1と第2の出力端子間に変圧比N
の昇圧変圧器20が接続され、この昇圧変圧器20の2
次端子間に誘導炉5Aが接続されている。またインバー
タ2の第1の出力端子には逆並列接続サイリスタ7が接
続され、この出力端子とインバータ2の第2の出力端子
との間に誘導炉5Bが接続されている。
1の力率改善コンデンサ6Aが接続されていると共に、
誘導炉5Bの炉コイルと並列に第2の力率改善コンデン
サ6Bが接続されている。また誘導炉5A、5Bには昇
圧変圧器20と逆並列接続サイリスタ7に選択的に接続
を切り替えるモード選択スイッチ11〜14が設けられ
ている。
て、誘導炉5Aを溶解炉とし、誘導炉5Bを保持炉とし
て運転する場合について説明する。モード選択スイッチ
11と14をオンとし、モード選択スイッチ12と13
をオフとすると、溶解炉となる誘導炉5Aは昇圧変圧器
20を介してインバータ2に接続され、また保持炉とな
る誘導炉5Bは、逆並列接続サイリスタ7を介してイン
バータ2に接続される。
インバータ電圧V1のN倍の電圧NV1が印加され、通
常Nは概ね2に選定される。また保持炉となる誘導炉5
Bは逆並列接続サイリスタ7を介してインバータ2に接
続されているので最大V1の電圧が印加される。保持炉
の電力は溶解時の10〜25%程度でよいため、逆並列
接続サイリスタ7のオン・オフ調整により保持炉の電力
を上記範囲に制御することができる。
率改善コンデンサ6A、6Bを一つの炉体に設置する際
に、炉体に接続するケーブルの電流容量が低くて済むた
め、ケーブルのコストが安くなる上、ケーブルでの電流
損失が減少し効率を向上させることができる。なお誘導
炉5A、5Bと昇圧変圧器20の接続点の位置は、図3
のものに限定されず、昇圧変圧器20の任意のタップ間
に接続して昇圧比を調整することができる。
すもので、図3の装置において力率改善コンデンサ6
A、6Bの接続位置を変えたものである。つまり誘導炉
5Aの炉コイルと並列に設けた第1の力率改善コンデン
サ6Aが、昇圧変圧器20の2次端子間に接続され、ま
た誘導炉5Bと並列に設けた第2の力率改善コンデンサ
6Bが、インバータ2の第1の出力端子に接続された逆
並列接続サイリスタの他端と、インバータ2の第2の出
力端子の間に接続されたものである。これは力率改善コ
ンデンサ6A、6Bを誘導炉5A、5Bのコイル近傍に
設けられない場合に採用される。
すもので、出力電圧を溶解炉の必要とする電圧と等しく
した高圧インバータ21の第1と第2の出力端子間に降
圧変圧器22と誘導炉5A、5Bが並列に接続されてい
る。前記降圧変圧器22の2次端子に逆並列接続サイリ
スタ7が接続され、この出力端子と高圧インバータ21
の第2の出力端子との間に誘導炉5Bが接続されてい
る。
1の力率改善コンデンサ6Aが接続されていると共に、
誘導炉5Bの炉コイルと並列に第2の力率改善コンデン
サ6Bが接続されている。また誘導炉5A、5Bには高
圧インバータ21と逆並列接続サイリスタ7に選択的に
接続を切り替えるモード選択スイッチ11〜14が設け
られている。
て、誘導炉5Aを溶解炉とし、誘導炉5Bを保持炉とし
て運転する場合について説明する。モード選択スイッチ
11と14をオンとし、モード選択スイッチ12と13
をオフとすると、溶解炉となる誘導炉5Aには、溶解炉
が必要とする電圧と等しい出力電圧が高圧インバータ2
1から直接印加される。一方、保持炉となる誘導炉5B
には、降圧変圧器22で降圧され、更に逆並列接続サイ
リスタ7で電力を低く制御された電圧が印加されるよう
になっている。
すもので、インバータ2の第1と第2の出力端子間に誘
導炉5Aと誘導炉5Bが接続されている。また誘導炉5
Aには、直列接続された2組の力率改善コンデンサ6
A、6Bが並列に接続されている。また誘導炉5Bに
も、直列接続された2組の力率改善コンデンサ6C、6
Dが並列に接続されている。
点、および力率改善コンデンサ6C、6Dの中点はモー
ド選択スイッチ11、13を介してインバータ2の第1
の出力端子に接続されている。またインバータ2の第1
の出力端子には逆並列接続サイリスタ7が接続され、こ
の出力端子はモード選択スイッチ12、14を介して前
記誘導炉5A、5Bに接続されている。
て、誘導炉5Aを溶解炉とし、誘導炉5Bを保持炉とし
て運転する場合について説明する。モード選択スイッチ
11と14をオンとし、モード選択スイッチ12と13
をオフとすると、誘導炉5Aには力率改善コンデンサ6
Aを介してインバータ2に接続され、一方、誘導炉5B
は逆並列接続サイリスタ7を介してインバータ2に接続
されている。
導炉5Aにインバータ電圧V1の約2倍の電圧2V1が
印加され、保持炉となる誘導炉5BにはV1が印加され
る。また保持炉の電力は溶解時の10〜25%程度でよ
いため、逆並列接続サイリスタ7を調整して保持炉の電
力を制御する。この場合もサイリスタの両端電圧差がほ
ぼ0の瞬間に、ゲート信号を印加するオン・オフ制御を
行なう。
記載の複数誘導炉溶解システムによれば、溶解炉として
選択された誘導炉にはインバータの出力電圧の2倍の電
圧が印加され、また保持炉として選択された誘導炉に接
続された逆並列接続サイリスタに印加される電圧はイン
バータの出力電圧で良いため、サイリスタに印加される
電圧を下げることができるので、オフ電圧の低い安価な
素子を利用したり、直列数を減らすことができる。また
サイリスタの位相制御角も絞らなくてもよいため、パル
ス電流の波高値も低くなり、電流容量の低いサイリスタ
を選択できると共にコイルの振動も少なくすることがで
きる。
ムによれば、保持炉として選択された誘導炉に、炉コイ
ルと並列に第3のコンデンサを接続したので、保持炉の
遅相電力をコンデンサの進相電力で力率改善が行え、逆
並列接続サイリスタの電流が減少してサイリスタの電流
容量を下げることが可能となる。
ムによれば、溶解炉として選択された誘導炉は、昇圧変
圧器を介してインバータに接続されているので、インバ
ータ電圧のN倍の電圧が印加され、また保持炉となる誘
導炉は、並列接続サイリスタを介してインバータに接続
されているので低い電圧が印加される。
ムによれば、溶解炉として選択された誘導炉はインバー
タに直接接続され、また保持炉として選択された誘導炉
は逆並列接続サイリスタおよび降圧変圧器を介してイン
バータに接続されているので、降圧変圧器で降圧され、
更に逆並列接続サイリスタで電力を低く制御された電圧
を印加することができる。
ムによれば、溶解炉として選択された誘導炉は、その炉
コイルと並列に、2組の力率改善コンデンサが直列接続
され、この力率改善コンデンサの中点と炉コイルの一端
とからインバータに接続されているので、インバータ電
圧の約2倍の電圧が印加される。また保持炉として選択
された誘導炉は、その炉コイルと並列に、2組の力率改
善コンデンサが直列接続され、逆並列接続されたサイリ
スタを介してインバータに接続されているので、保持炉
の電力を低く制御することができる。
ステムを示す回路図である。
(b)はオン・ オフ調整を示す波形図である。
システムを示す回路図である。
炉溶解システムを示す回路図である。
炉溶解システムを示す回路図である。
炉溶解システムを示す回路図である。
ある。
路図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 一つの電流型インバータから、複数の誘
導炉に電力を供給するシステムであって、前記誘導炉の
うち材料を溶解するための溶解炉と、溶解状態を維持す
るための保持炉とを、選択的に切り替えるスイッチ手段
を有し、溶解炉として選択された誘導炉の一方の端子は
第1のコンデンサを介して、また保持炉として選択され
た誘導炉の一方の端子は逆並列接続されたサイリスタを
介して、それぞれ前記インバータの第1の出力端子に接
続されていると共に、両誘導炉の他方の端子は、それぞ
れ該インバータの第2の出力端子に接続され、力率改善
コンデンサとなる第2のコンデンサが、該インバータの
第1と第2の出力端子間に並列に接続されたことを特徴
とする複数誘導炉溶解システム。 - 【請求項2】 インバータの第1の出力端子に接続され
た逆並列接続サイリスタの他端と、インバータの第2の
出力端子間に、力率改善コンデンサとなる第3のコンデ
ンサを誘導炉と並列に接続したことを特徴とする請求項
1記載の複数誘導炉溶解システム。 - 【請求項3】 一つの電流型インバータから、複数の誘
導炉に電力を供給するシステムであって、前記誘導炉の
うち材料を溶解するための溶解炉と、溶解状態を維持す
るための保持炉とを、選択的に切り替えるスイッチ手段
を有し、溶解炉として選択された誘導炉は力率改善コン
デンサを炉コイルと並列に有すると共に、昇圧変圧器を
介してインバータに接続され、また保持炉として選択さ
れた誘導炉は力率改善コンデンサを炉コイルと並列に有
すると共に、逆並列接続されたサイリスタを介してイン
バータに接続されたことを特徴とする複数誘導炉溶解シ
ステム。 - 【請求項4】 一つの電流型インバータから、複数の誘
導炉に電力を供給するシステムであって、前記誘導炉の
うち材料を溶解するための溶解炉と、溶解状態を維持す
るための保持炉とを、選択的に切り替えるスイッチ手段
を有し、溶解炉として選択された誘導炉は力率改善コン
デンサを炉コイルと並列に有すると共にインバータに接
続され、また保持炉として選択された誘導炉は力率改善
コンデンサを炉コイルと並列に有すると共に、逆並列接
続されたサイリスタおよび降圧変圧器を介してインバー
タに接続されたことを特徴とする複数誘導炉溶解システ
ム。 - 【請求項5】 一つの電流型インバータから、複数の誘
導炉に電力を供給するシステムであって、前記誘導炉の
うち材料を溶解するための溶解炉と、溶解状態を維持す
るための保持炉とを、選択的に切り替えるスイッチ手段
を有し、溶解炉として選択された誘導炉は、その炉コイ
ルと並列に、2組の力率改善コンデンサが直列接続さ
れ、この力率改善コンデンサの中点と炉コイルの一端と
からインバータに接続され、また保持炉として選択され
た誘導炉は、その炉コイルと並列に、2組の力率改善コ
ンデンサが直列接続され、逆並列接続されたサイリスタ
を介してインバータに接続されたことを特徴とする複数
誘導炉溶解システム。
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JP13733199A JP3485167B2 (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 複数誘導炉溶解システム |
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- 1999-05-18 JP JP13733199A patent/JP3485167B2/ja not_active Expired - Fee Related
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