JP3484618B2 - フェライトバーアンテナ - Google Patents

フェライトバーアンテナ

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一夫 嶺岸
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Tokin Corp
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NEC Tokin Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ポケットベル等の受信
機に用いられるフェライトバーアンテナに関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】近年、ラジオ受信機、ポケットベル等の
超小型化が進展し、その構成部品の小型化並びにコスト
ダウンが要求されるようになってきている。従来フェラ
イトバーアンテナはフェライトの丸棒に巻線を施し、外
付けの可変コンデンサーと共に同調回路を構成していた
が、近年では、フェライトコアに金属箔等を巻き付け
て、コイルを形成し、該コイルにチップコンデンサー等
の電子部品を装着して共振回路を構成したフェライトバ
ーアンテナが広く使用されている。 【0003】ポケットベル等の受信機用フェライトバー
アンテナは、例えば、図5に示す実開平2−82117
号公報に記載の図のように、略直方体の長手方向と平行
にフェライトコア1の平面及び側面の二面に溝部8及び
10を形成し、チップ型コンデンサー2を搭載したプリ
ント基板3を前記溝部8にはめ込み接着し、金属ケース
4をフェライトコア1の前記溝部8及び10に嵌合し、
半田6によりプリント基板3に接続すると共に固定す
る。また、プリント基板3には図8に示すような、金属
ケース4、コンデンサー2及び端子5からなる共振回路
が形成される構造のものが一般的に知られている。 【0004】また、他の従来例として、図6のように、
ワンターンコイル状のフェライトコアの平面及び側面を
覆う薄板の略C字形の金属ケース4を形成し、該金属ケ
ース4の開口上縁部16に爪部9と端子5を設け、チッ
プ型コンデンサー2等の同調回路部品を半田付けしたプ
リント基板3の四隅に切り欠き部11を設け、該プリン
ト基板3の前記切り欠き部11を前記金属ケースの爪部
9にはめ込み、爪部9を折り曲げ半田付けし、前記金属
ケース4内にフェライトコア1を挿入するフェライトバ
ーアンテナが知られている。 【0005】また、他の従来例として、図7に示す実公
平5−4325号に示されているように、直方体の長手
方向と平行に、フェライトコア1の一面の少なくとも両
縁部に導電性パターン7が形成され、同調回路部品2a
が実装された基板21を粘着材で固着し、裏面に前記粘
着材を付着させたアンテナコイルとなる銅箔22を、長
手方向と平行な3面を覆うように張り付け、銅箔22の
両端を基板21の両端に接合部23の箇所を半田付けし
た、フェライトバーアンテナが知られている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】前述の図5や図7に示
すようなフェライトバーアンテナでは、プリント基板の
位置決めをするために、フェライトコアにプリント基板
を嵌合するための溝を設けたり、プリント基板や銅箔を
フェライトコアに接着する等、製造に手間がかかり、生
産性が劣るという課題があった。 【0007】また、図6に示すようなフェライトバーア
ンテナは、激しい振動や衝撃を頻繁にうけるような電子
機器に使用すると、アンテナコイルの位置がずれたり、
はずれてしまい、同調回路が形成できなくなることがあ
った。 【0008】本発明は、上記課題を解決しようとするも
ので、その目的とするところは、単純な形状を持ち、激
しい振動や衝撃を受けても、アンテナコイルの位置ずれ
の発生しない、信頼性が高く、生産性に優れた、安価な
フェライトバーアンテナを提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、底面に係止溝
を有するフェライトコアと; 該フェライトコアを、そ
の上面、底面及び両側面を覆いながら収納した上面が開
口し断面C型の薄板からなる金属ケースであって、上面
開口の対向した縁部からそれぞれ立ち上げられた鈎形ば
ね状爪部と、前記フェライトコアの底面の前記係止溝に
対向する底面に設けられ、該係止溝と係合する係止部と
を有する前記金属ケースと;導電性パターンを備えると
共に同調回路部品を半田付けしたプリント基板であっ
て、前記金属ケースの上面開口縁部の上面と前記爪部と
で挟持されると共に前記導電性パターンと爪部とが半田
付けされている前記プリント基板とを有することを特徴
とするフェライトバーアンテナである。 【0010】 【作用】本発明では、導電性パターンを備えると共に同
調回路部品を半田付けしたプリント基板を、金属ケース
の上面開口縁部の上面と該縁部に設けたばね状の爪部と
で挟持するとともに、前記プリント基板の導電性パター
ンと前記爪部とを半田付けしたため、プリント基板の位
置決めが極めて容易に行うことができる。また、基板を
固定してから半田付けするため、プリント基板が、がた
つきをおこさずに容易に半田付けができる。また、フェ
ライトコアの底面に係止溝を設け、係止溝と係止できる
ように、ばね状の係止部を金属ケースの、基板を取り付
けた対向面に形成し、前記係止溝と前記係止部を係止す
る。上述のように、フェライトコアを前記金属ケースに
係止するため、金属ケースがフェライトコアにがたつか
ないように、確実に接合される。このために、金属ケー
スの位置がずれたり、はずれることはない。 【0011】 【実施例】本発明の実施例について図面を用いて説明す
る。図1は、本発明のフェライトバーアンテナの外観斜
視図、図2は図1の断面図、図3はプリント基板の外観
斜視図、図4は金属ケースの外観斜視図である。 【0012】図1に示すように、本発明のフェライトバ
ーアンテナは、直方体の、長手方向の稜部を面取りした
フェライトコア1と、前記フェライトコアの長手方向と
平行な平面と側面を覆う、略C字形のワンターンコイル
の金属ケース4と、プリント基板3とから構成される。 【0013】図2に示すように、前記金属ケース4に
は、前記プリント基板3の四隅の近傍の係合孔13に嵌
め込まれるばね状の爪部12の裏に係合突起12aを設
け、さらに、フェライトコア1の底面には、係止溝15
を形成し、一方、金属ケース4には、係止溝15に対向
する位置に係止部14を設けて、係合孔13と係合突起
12aと係止溝15と係止部14を嵌合させている。 【0014】図3に示すように、導電性パターン7を平
面上に形成し、チップ型コンデンサー2を電気的に接続
した四隅に係合孔13を設けたプリント基板3である。 【0015】金属ケース4は、略C字形板状のワンター
ンコイルでフェライトコアの平面と側面を包む形になっ
ている。 【0016】次に、製造の工程について説明する。図3
に示すように、チップ型コンデンサー2等の同調回路部
品及び導電性パターン7を設けた矩形板状のプリント基
板3の四隅の近傍(4箇所)に、切削によって係合孔1
3を設ける。図1及び図4に示すように、直方体のフェ
ライトコア1の平面及び側面を覆うアンテナコイルを構
成するワンターンコイルの、略C字形板状に形成した金
属ケース4の開口上面縁部16(4箇所)に、所定の長
さの切込みを入れて立ち上げ、立ち上げた部分を曲げ加
工して鈎状に折り曲げ、ばね状の爪部12を形成する。
また、図2に示すように、この爪部12には係合突起1
2aを設ける。 【0017】図4に示すように、金属ケース4の底面
(2箇所)にコの字形の切れ込みを入れ、立ち上げ、曲
げ加工を行って、ばね状の係止部14を形成する。ま
た、図2に示すように、フェライトコア1の底面(2箇
所)に凹状の係止溝15を形成する。 【0018】 次に、プリント基板3を、金属ケース4
の開口縁部16の上面と前記爪部12との間にはめ込
み、プリント基板3の係合孔13に爪部12に設けた係
合突起12aを係合させて、爪部12と導電性パターン
7を半田付けすることによって、プリント基板を金属ケ
ースに容易に位置決めをして固着し、導電的に接続でき
る。 【0019】さらに、フェライトコア1を金属ケース4
の開口側面から挿入し、前記係止部14を前記係止溝1
5に嵌合することによって、金属ケース4をフェライト
コア1に容易に固定、装着することができる。 【0020】本実施例によれば、プリント基板3及び金
属ケース4のがたつきが少なく確実に安定した接続を行
うことができる。 【0021】 【発明の効果】本発明では、導電性パターンを備えると
共に同調回路部品を半田付けしたプリント基板を、金属
ケースの上面開口縁部の上面と該縁部に設けたばね状の
爪部とで挟持するとともに、前記プリント基板の導電性
パターンと前記爪部とを半田付けしたため、プリント基
板の位置決めが容易になり、また、基板を金属ケースに
固定してから半田付けするため、容易に半田付けができ
る。 【0022】また、フェライトコアを金属ケースに挿入
して、フェライトコアの底面に設けた係止溝を金属ケー
スの底面に設けたばね状の係止部に嵌合するので、金属
ケースをフェライトコアに容易に固定することができ、
激しい振動や衝撃を受ける環境であっても、金属ケース
がずれたり、外れることを防止できる。 【0023】また、アンテナコイルを形成する金属ケー
スがフェライトコアに密着するので、金属ケースのずれ
やねじれを防止でき、特性のばらつきが抑制できる。 【0024】プリント基板を金属ケースに取り付け、そ
の金属ケースをフェライトコアに装着する作業は簡単に
でき、しかも単純な構造であるため、作業性が良く、信
頼性の高い、安価なフェライトバーアンテナを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明によるフェライトバーアンテナの一実施
例を示す外観斜視図。 【図2】図1に示したフェライトバーアンテナの断面
図。 【図3】図1に示したプリント基板の外観斜視図。 【図4】図1に示した金属ケースの外観斜視図。 【図5】従来技術のフェライトバーアンテナの第1の例
を示す外観斜視図。 【図6】従来技術のフェライトバーアンテナの第2の例
を示す外観斜視図。 【図7】従来技術のフェライトバーアンテナの第3の例
を示す外観斜視図。 【図8】フェライトバーアンテナの回路図。 【符号の説明】 1 フェライトコア 2 (チップ型)コンデンサー 2a 回路部品 3 プリント基板 4 金属ケース 5 端子 6 半田 7 導電性パターン 8,10 溝部 9 爪部 11 切り欠き部 12 (ばね状の)爪部 12a 係合突起 13 係合孔 14 係止部 15 係止溝 16 開口上面縁部 21 基板 22 銅箔 23 接合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−15502(JP,A) 実開 平2−82117(JP,U) 実開 平5−31323(JP,U) 実開 昭63−29989(JP,U) 実開 昭48−25638(JP,U) 実開 昭62−32613(JP,U) 実公 平5−4325(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/24 H01Q 11/08 H01Q 1/10 H04B 7/26

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 底面に係止溝を有するフェライトコア
    と; 該フェライトコアを、その上面、底面及び両側面を覆い
    ながら収納した上面が開口し断面C型の薄板からなる金
    属ケースであって、上面開口の対向した縁部からそれぞ
    れ立ち上げられた鈎形ばね状爪部と、前記フェライトコ
    アの底面の前記係止溝に対向する底面に設けられ、該係
    止溝と係合する係止部とを有する前記金属ケースと; 導電性パターンを備えると共に同調回路部品を半田付け
    したプリント基板であって、前記金属ケースの上面開口
    縁部の上面と前記爪部とで挟持されると共に前記導電性
    パターンと爪部とが半田付けされている前記プリント基
    板とを有する ことを特徴とするフェライトバーアンテ
    ナ。
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