JP3484391B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP3484391B2
JP3484391B2 JP2000063721A JP2000063721A JP3484391B2 JP 3484391 B2 JP3484391 B2 JP 3484391B2 JP 2000063721 A JP2000063721 A JP 2000063721A JP 2000063721 A JP2000063721 A JP 2000063721A JP 3484391 B2 JP3484391 B2 JP 3484391B2
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rice
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、精白前の胚芽を有する玄米などを
約40℃の水につけておくと発芽が促進され、図5に示
すように、γ−アミノ酪酸(GABA)という成分が多
く含まれるようになることが知られている。このγ−ア
ミノ酪酸は、脳の血流や高血圧を改善する効果や腎機能
や肝機能を改善する効果がある。さらに、中性脂肪の低
減など様々な効果が知られている。健康志向の高まりと
もに健康増進に優れた発芽した米を食することが行われ
るようになった。そこで、玄米、分づき米など胚芽を有
する胚芽米を加熱することにより発芽させ、家庭におい
ても発芽米を簡単に作ることができる電気発芽器が特開
平9−289833号公報や特開平10−117713
号公報で提案され、実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電気発
芽器を用いて発芽させた発芽米を炊飯器に移し代えて炊
飯する必要がありユーザにとって煩わしいという問題が
あった。
【0004】そこで、本発明では、胚芽米を発芽させて
引き続き炊飯することができ、容易に発芽米を食するこ
とができる炊飯器を提供することを課題とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、本発明は、あらかじめ設定された炊飯工
程により米を炊飯する炊飯器において、胚芽米と該胚芽
米を炊飯するのに要する水を内鍋に投入し、前記炊飯工
程前に、前記胚芽米を15分以上3時間以内で所定温度
に加熱して発芽させる発芽工程を設け、該発芽工程の後
に炊飯工程を引き続いて実行するようにしたものであ
る。
【0006】前記発明では、胚芽米を発芽工程により発
芽させ、引き続き炊飯工程により炊飯するので、容易に
胚芽米を食することができる。また、胚芽米を15分以
上3時間以内で加熱するので、胚芽米を確実に発芽させ
るとともに腐敗することを防止することができる。
【0007】前記胚芽米は、玄米、分づき米を含むこと
が好ましい。これにより、玄米、分づき米を発芽させて
から炊飯することにより栄養価の高い米を食することが
できる。
【0008】
【0009】前記所定温度は、20℃以上60℃以下で
あることが好ましい。20℃以上の温度により胚芽米を
確実に発芽させ、60℃を越える温度により胚芽米を腐
敗させることがなくなる。
【0010】前記発芽工程を、タイマ実行時間中に設け
ることが好ましい。これにより、炊き上がり時間を早め
ることができ、ユーザは炊き上がりまで長時間待たされ
ることがない。
【0011】前記炊飯工程は、予熱工程を省略すること
が好ましい。これにより、炊き上がり時間を早めること
ができる。
【0012】前記発芽工程を実行するか否かを選択可能
にして、その選択結果を表示することが好ましい。これ
により、ユーザは発芽工程の要否を選択でき、その選択
結果を確認することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面にしたがって説明する。
【0014】図1は本発明にかかる炊飯器1を示す。こ
の炊飯器1は、内鍋2と、該内鍋2を収容する本体3
と、該本体3に開閉可能に取り付けられた蓋体4とから
なる。
【0015】前記内鍋2は、抗菌剤を含むフッ素樹脂で
コーティングされた抗菌ステンレス鋼などから形成され
たものである。これにより、前記内鍋2に収容された米
の腐敗を防止することができる。
【0016】前記本体3は、前記内鍋2を収容可能な有
底筒形状に形成されている。この本体3には、加熱手段
5、温度検知手段6および制御回路7とが配設されてい
る。前記加熱手段5は、誘導加熱コイルからなり、高周
波電流が通電されることにより、前記内鍋2を電磁誘導
加熱するものである。前記温度検知手段6は、前記内鍋
2の側面に圧接して設けられ、前記内鍋2の温度を検知
して制御回路7に出力するものである。前記制御回路7
は、タイマと協働して、前記温度検知手段6からの検出
温度に基づいて前記加熱手段5を制御し、後述する発芽
工程や、予熱、中パッパ、沸騰維持、炊き上げ、むら
し、保温の各工程を順次実行して炊飯を行なう。
【0017】前記蓋体4は、前記本体3に開閉可能に取
り付けられ、この本体3の開口部を閉塞するものであ
り、上面に表示手段8を有する。
【0018】前記表示手段8は、図2に示すような、操
作表示パネル9からなる。この操作表示パネル9の右側
には、炊飯工程を開始するための炊飯スイッチ10と、
タイマー予約するための予約スイッチ11及び後述する
発芽コースを選択するための発芽スイッチ12とが設け
られている。また、操作表示パネル9の左側には、保温
設定する保温スイッチ13と、選択された設定を取り消
すためのとりけしスイッチ14とが設けられている。さ
らに、操作表示パネル9の中央には、液晶パネル15が
設けられ、その下側にタイマー予約の時間設定を行なう
とき時間単位で設定する時間スイッチ16と、分単位で
設定する分スイッチ17と、白米、玄米、分づき米等の
炊飯メニューを選択するためのメニュースイッチ18と
が設けられている。前記液晶パネル15には、前記発芽
スイッチ12が押されたことを示すセグメント15a
と、炊き上がり時刻または現在時間の表示をするセグメ
ント15bと、前記メニュースイッチ18により選択さ
れた炊飯メニューを表示するセグメント15cとが設け
られている。
【0019】次に、前記炊飯器1の制御回路7による胚
芽米の炊飯動作について説明する。
【0020】まず、ユーザは、希望するカップ数の玄
米、分づき米等の胚芽米と、その米を炊飯するのに要す
る分量の水を内鍋2内に投入し、この内鍋2を本体3に
セットした後、内鍋2に投入した胚芽米の炊飯メニュー
をメニュースイッチ18により選択し、発芽スイッチ1
2を押し、さらに炊飯スイッチ10を押す。なお、タイ
マ炊飯を行なう場合は、希望する炊き上がり時刻を設定
してから炊飯スイッチ10を押す。
【0021】そうすると、液晶中のセグメント15aが
発芽コースの炊飯であることを表示するとともに、制御
回路7は、加熱手段5に電源を投入し、タイマ炊飯の場
合は所定時間経過後に電源を投入し、発芽工程を実行す
る。発芽工程では加熱手段5をデューティ制御し、図3
に示すように内鍋2の温度を所定温度(40℃)に調節
し、これを所定時間(3時間)維持する。このような加
熱温度と加熱時間に設定することにより米を腐敗させる
ことなく、十分に胚芽米を発芽させることができる。加
熱温度は20℃以上60℃以下が好ましい。20℃未満
であれば発芽が生じず、60℃を超えると腐敗が生じる
からである。また、加熱時間は15分以上3時間以内で
あることが好ましい。15分未満であれば、発芽が不十
分であり、3時間を越えると、腐敗が懸念されるからで
ある。
【0022】前記発芽工程が終了すると、加熱手段5の
電力をフルパワーにして、中パッパ工程を実行し、温度
検知手段6により温度が100℃になったと判断する
と、沸騰維持工程を実行する。この沸騰維持工程を続け
て、従来と同様に、温度検知手段6が所定の炊き上げ温
度を検出してドライアップしたと判断すると、むらし工
程に移行する。むらし工程では、2度炊きを実行する。
その後、所定温度で保温工程を実行する。
【0023】このように、発芽工程の後に炊飯工程を引
き続いて実行するので、ユーザは炊飯器に米をセットす
るだけで容易に発芽米を作りそれを炊飯することができ
る。また、発芽工程を実行した場合は、その発芽工程で
米の吸水が十分行なわれるので炊飯工程に必要な予熱工
程を省略することが可能となる。
【0024】また、タイマ炊飯の場合は、図4に示すよ
うに、タイマ実行時間中に発芽工程を実行することによ
り、炊き上がり時間を早めることができる。さらに、メ
ニュースイッチ18により玄米、分づき米等の胚芽米を
選択した場合は、発芽スイッチ12を押さなくても自動
的に発芽工程を実行させても良い。
【0025】また、長時間または短時間による発芽工程
を選択可能にしても良いし、タイマ炊飯時には発芽工程
を通常より長く設定して発芽をより促進させても良い。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、胚芽米を発芽させてそのまま炊飯するのでユ
ーザを煩わすことなく発芽米を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態にかかる炊飯器の概略図。
【図2】 図1の蓋体の表示手段を示した平面図。
【図3】 図1の炊飯器の制御回路による温度の制御を
示したグラフ。
【図4】 図1の炊飯器のタイマ炊飯時の制御回路によ
る温度の制御を示したグラフ。
【図5】 胚芽100g中のγ−アミノ酸を40℃の水
に浸したときの時間に対する含量の変化を表わしたグラ
フ。
【符号の説明】
1 炊飯器 5 加熱手段 6 温度検知手段 7 制御回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−117713(JP,A) 特開 平8−228919(JP,A) 特開 平2−46262(JP,A) 特開 平7−213252(JP,A) 特開 平9−289833(JP,A) 特開 昭60−256422(JP,A) 特開 昭61−68014(JP,A) 特開 昭61−37217(JP,A) 特開2000−41848(JP,A) 特開2000−32923(JP,A) 実開 昭61−118515(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00 109

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あらかじめ設定された炊飯工程により米
    を炊飯する炊飯器において、胚芽米と該胚芽米を炊飯するのに要する水を内鍋に投入
    し、 前記炊飯工程前に、前記胚芽米を15分以上3時間
    以内で所定温度に加熱して発芽させる発芽工程を設け
    該発芽工程の後に炊飯工程を引き続いて実行するように
    たことを特徴とする炊飯器。
  2. 【請求項2】 前記胚芽米は、玄米、分づき米を含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
  3. 【請求項3】 前記所定温度は、20℃以上60℃以下
    であることを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
  4. 【請求項4】 前記発芽工程を、タイマ実行時間中に設
    けたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載
    の炊飯器。
  5. 【請求項5】 前記炊飯工程は、予熱工程を省略するこ
    とを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の炊飯
    器。
  6. 【請求項6】 前記発芽工程を実行するか否かを選択可
    能にして、その選択結果を表示することを特徴とする請
    求項1から5のいずれかに記載の炊飯器。
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