JP3483836B2 - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP3483836B2
JP3483836B2 JP2000258500A JP2000258500A JP3483836B2 JP 3483836 B2 JP3483836 B2 JP 3483836B2 JP 2000258500 A JP2000258500 A JP 2000258500A JP 2000258500 A JP2000258500 A JP 2000258500A JP 3483836 B2 JP3483836 B2 JP 3483836B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安全性に優れ、感
触に優れ、高温での安定性に優れた化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラフィノースは多価アルコールや
多糖類の一種として、多くの公開特許公報に記載があ
り、皮膚化粧料に単純に配合することは公知である。ま
た、特公昭47−7762号公報にはラフィノースエス
テル系界面活性剤が提案されている。また、肌への安全
性や市場での植物嗜好の影響を受けて、糖系の界面活性
剤を用いた、例えばショ糖エステルを配合した化粧料が
数多く報告されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の公報には、ラフィノースのアルキルエーテル体、アル
ケニルエーテル体と、その特徴に関する記載はなく、さ
らに上記公報の界面活性剤であるラフィノースの脂肪酸
エステル体は、水系の製剤にした場合に、製剤中の配合
素材の組合せによっては経時での性能劣化を起こした
り、pHの変化に挙動が敏感であり、配合処方を組み難
い場合があった。また、従来の糖系の界面活性剤は、高
温での安定性が悪く、変色・変質といった欠点を有して
おり、また製剤として用いた場合、べたつくという欠点
を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明人らは、これらの
問題点に鑑み、種々の検討を行なった結果、炭素数が1
〜24であるアルキル基、または炭素数3〜24のアル
ケニル基で、その平均置換数が1〜11であるラフィノ
ースのアルキルエーテル及び/又はラフィノースのアル
ケニルエーテル体と、ラフィノース以外の糖誘導体、特
にポリオキシアルキレン変性アルキルグルコシドを組み
合わせて用いることで、高温での安定性や製剤化された
製品の使用感に優れる化粧料が得られることを見出し、
本発明を完成した。
【0005】すなわち、第1の本発明は、炭素数が1〜
24であるアルキル基、または炭素数3〜24のアルケ
ニル基で、その平均置換数が1〜11であるラフィノー
スのアルキルエーテル及び/又はラフィノースのアルケ
ニルエーテル体と、ラフィノース以外の糖誘導体を含有
することを特徴とする化粧料にある。
【0006】第2の本発明は、ラフィノースのアルキル
エーテル及び/又はラフィノースのアルケニルエーテル
体のアルキル基が炭素数6〜20の範囲にあり、アルケ
ニル基の炭素数が6〜20の範囲にあり、その平均置換
数が1〜2であることを特徴とする前記の化粧料にあ
る。
【0007】第3の本発明は、ラフィノースのアルキル
エーテル及び/又はラフィノースのアルケニルエーテル
体のアルキル基が炭素数12〜18の範囲にあり、アル
ケニル基の炭素数が12〜18の範囲にあり、その平均
置換数が1〜2であることを特徴とする前記の化粧料に
ある。
【0008】第4の本発明は、ラフィノースが天然由来
のものであることを特徴とする前記の化粧料にある。
【0009】第5の本発明は、ラフィノース以外の糖誘
導体がポリオキシアルキレン変性アルキルグルコシドで
あることを特徴とする前記の皮膚化粧料にある。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明で用いるラフィノースと
は、三糖類の一種で、O−α−D−ガラクトピラノシル
−(1,6)−O−α−D−グルコピラノシル−(1,
2)−β−D−フラクトフラノシドの構造を持つ。ラフ
ィノースは特開平10−84973号公報にあるように
合成的に得る方法と天然から得る方法があるが、天然物
がイメージに優れ、純度が高いものが容易に得られるこ
とから好ましい。天然物の由来としては、ユーカリのマ
ンナ、サトウダイコンの糖蜜、ワタの実、マメ科植物の
種子、ハスの実などから得られるが、サトウダイコンの
糖蜜由来のものが安定的に供給されることから最も好ま
しい。
【0011】本発明の化粧料で用いるラフィノースのア
ルキルエーテル体、またはアルケニルエーテル体とは、
ラフィノースが有する11個の水酸基の全部または一部
の水酸基の酸素原子を介して、炭素数1〜24のアルキ
ル基、炭素数3〜24のアルケニル基(不飽和結合を有
する脂肪族基)がエーテル化置換されたものであり、好
ましくは炭素数6〜20のアルキル基、アルケニル基で
エーテル化置換されたもので、その平均置換数が1〜1
1での範囲にあるものが使用可能であるが、該エーテル
誘導体はべたつき感の改善やうるおい感の付与などの感
触調整剤として用いる以外に、平均置換数が1〜2の範
囲にある場合には、界面活性作用を有するため、界面活
性剤としても利用できるので好ましい。また、平均置換
数が2以上では、アルキル鎖長やアルケニル鎖長にもよ
るが乳化剤から油剤としての性質を示す。そして、平均
置換数が増えるに従って固形油の特性を示すようにな
る。本発明では、ラフィノースのアルキルエーテルやア
ルケニルエーテルを油剤として用いる場合には、液状油
であっても固形油であっても剤形の特性によって選択し
て使用可能である。本発明では、炭素数が1〜24の範
囲で、直鎖状、分岐状のアルキル基、炭素数3〜24の
アルケニル基が置換されるが、特に炭素数が6〜20、
さらに好ましくは12〜18であると、界面活性剤、油
剤等としての作用を顕著に得ることができる。尚、置換
基の数は、例えばプロトンNMR(核磁気共鳴スペクト
ル)を用いて測定することができる。
【0012】本発明の化粧料において、ラフィノースの
アルキルエーテル体、アルケニルエーテル体を得る方法
としては、後記の実施例で詳細に示すが、例えば、
(1)プロピレングリコールなどの反応溶媒中で、ナト
リウムメトキシドなどのアルカリ、ステアリン酸ナトリ
ウムなどの界面活性剤の存在下、ここに置換数に応じた
量の炭素数1〜24のアルキルブロマイド、アルキルク
ロライドなどのアルキルハライド、または炭素数3〜2
4のアルケニルクロライド、アルケニルブロマイドなど
のアルケニルハライドを反応させエーテル誘導体を製造
する方法、(2)N,N−ジメチルホルムアミドなどの
非プロトン系溶媒中で、ナトリウムメトキシドや水素化
ナトリウムなどを用いてラフィノースの水酸基をアルコ
キシドにし、ここに置換数に応じた量の炭素数1〜24
のアルキルブロマイド、アルキルクロライドなどのアル
キルハライド、または炭素数3〜24のアルケニルクロ
ライド、アルケニルブロマイドなどのアルケニルハライ
ドを反応させエーテル誘導体を製造する方法、(3)ジ
メチルスルホキシドやN−メチルピロリジノンなどの非
プロトン系溶媒を用い、好ましくは高い反応収率が得ら
れるジメチルスルホキシドを反応溶媒として用い、ここ
に置換数に応じた量の炭素数1〜24のアルキルハライ
ド及び/又は炭素数3〜24のアルケニルハライドとラ
フィノースを、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、酸
化カルシウム、酸化バリウム、ナトリウムメトキシドな
どのナトリウムアルコキシドなどのアルカリと共に、好
ましくは高い反応収率が得られるアルカリである水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムアルコキシド
と共に加えて反応させエーテル誘導体を製造する方法な
どが挙げられるが、特に(3)の製造方法は収率が高
く、かつ使用する原料として汎用原料が使用でき、コス
トを低くできることから好ましい。すべての方法で、さ
らに反応時に不活性ガスを用いることが好ましい。ま
た、この際のアルキルエーテル化、アルケニルエーテル
化の状況は得られた合成物をカラムで分離した後、プロ
トンNMRを用いて分析することが好ましい。
【0013】また、製造時の条件としては、(1)の方
法では反応温度は70〜150?が好ましく、反応時間
としては例えば120℃で1〜8時間、(2)の方法で
は反応温度は好ましくは20〜100℃、反応時間とし
ては例えば45℃で5〜60時間、(3)の方法では反
応温度は好ましくは60〜150℃、反応時間としては
例えば100℃で1〜8時間が好適である。原料比率と
しては、ラフィノース1当量に対して、アルキルハライ
ドまたはアルケニルハライド0.5〜8当量が好まし
い。反応が終了した溶液は、反応溶媒を減圧・加温条件
などで除去し、残査を(1)酢酸エチルなどエーテル誘
導体が溶解しない溶剤を添加して沈澱化させる、(2)
シリカゲルなどを充填したカラムを用い、不純物を除去
する方法により精製することができる。必要により反応
副生成物の塩を脱塩樹脂なとで除去することができる。
【0014】本発明の化粧料に、ラフィノースのアルキ
ルエーテル体及び/又はラフィノールのアルケニルエー
テル体を配合する際の配合割合は、化粧料の総量に対し
て、0.01〜60質量%が好ましく、さらに好ましく
は0.1〜40質量%が挙げられる。特に界面活性剤と
して用いる場合には、0.1〜10質量%が効果の上か
ら好ましく、また油剤として用いる場合には、0.5〜
50質量%が感触的に好ましく、感触調整剤として用い
る場合には、0.1〜20質量%が好ましい。
【0015】本発明では、上記のラフィノースのアルキ
ルエーテル及び/又はラフィノースのアルケニルエーテ
ル体と共に、ラフィノース以外の糖誘導体を配合する。
ラフィノース以外の糖誘導体としては、化粧品で従来公
知の化合物が上げられる。糖としては、例えばソルビト
ール、ソルビタン、マンニトール、ブドウ糖、ショ糖、
果糖、キシリトール、乳糖、マルトース、マルチトー
ル、トレハロース、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫
酸、アルギン酸、ペクチニン酸、キサンタンガム、グア
ーガム、ペクチン、キトサン、コーンスターチ、澱粉な
どが挙げられ、糖誘導体の例としては、例えばソルビタ
ン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、メチルグル
コシドの脂肪酸エステル等の脂肪酸エステルやこれらお
よび上記糖の酸化エチレン付加体(例えばポリオキシエ
チレンソルビタン)、或はこれらおよび上記糖のシリコ
ーンまたはシラン付加体、アルキルポリグリコシドなど
が挙げられる。また、ラムノリピッド、トレハロースリ
ピッド、ソホロリピッドなども挙げられる。糖誘導体の
好ましい具体例としては、ポリオキシエチレンメチルグ
ルコシド(10EO)、ポリオキシエチレンメチルグリ
コシド(20EO)、ポリオキシプロピレングリコール
メチルグルコシド(10EO)、ポリオキシプロピレン
グリコールメチルグルコシド(20EO)などのポリオ
キシアルキレン変性アルキルグリコシド、エチルグルコ
シド、ブチルグルコシド、ドデシルグルコシドなどのア
ルキルグルコシド、ショ糖モノラウレート、ショ糖トリ
ステアレートなどのショ糖脂肪酸エステル、モノイソス
テアリン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタンなど
のソルビタン脂肪酸エステルなどが挙げられるが、特に
ポリオキシアルキレン変性アルキルグルコシドが好まし
い。ポリオキシアルキレン変性アルキルグルコシドと
は、炭素数が1〜4のアルキル基を有するアルキルグル
コシドに、エチレンオキサイド及び/又はプロピレンオ
キサイドが付加した化合物であり、その付加モル数とし
ては10〜30が好ましく、市販品としてはGluca
mE−10,20等がある。
【0016】本発明の化粧料に、上記のラフィノース以
外の糖誘導体を配合する際の配合割合は、化粧料の総量
に対して、0.01〜40質量%が好ましく、さらに好
ましくは0.1〜20質量%が挙げられる。
【0017】本発明の化粧料では、上記の各成分以外
に、通常化粧料に用いられる油剤、界面活性剤、粘剤、
防菌防腐剤、香料、保湿剤、塩類、溶媒、酸化防止剤、
キレート剤、中和剤、pH調整剤、昆虫忌避剤、生理活
性成分等の各種成分を使用することができる。
【0018】本発明の化粧料には生理活性成分を用いる
ことが好ましく、生理活性成分としては、皮膚等に塗布
した場合に皮膚等に何らかの生理活性を与える物質等が
挙げられる。例えば、抗炎症剤、老化防止剤、ひきしめ
剤、発毛剤、育毛剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺
菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ
酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活
剤、酵素成分等が挙げられる。その中でも、天然系の植
物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分が特に好ましい。
本発明では、これらの生理活性成分を1種または2種以
上配合することが好ましい。例えば、アシタバエキス、
アボガドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、ア
ルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核
エキス、イチョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エ
キス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエ
キス、オウバクエキス、オオムギエキス、オトギリソウ
エキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、
オレンジエキス、海水乾燥物、加水分解エラスチン、加
水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カ
ロットエキス、カワラヨモギエキス、カルカデエキス、
キウイエキス、キナエキス、キューカンバーエキス、グ
アノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエ
キス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマ
ティスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチア
ナエキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コ
メヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コ
ラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエ
キス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエ
キス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキ
ス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シ
ソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャ
クヤクエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、ス
ギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシ
エキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソ
ウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニ
アオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダ
イズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、チガヤエ
キス、チンピエキス、トウキエキス、トウキンセンカエ
キス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキ
ス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニン
ニクエキス、ノバラエキス、バクモンドウエキス、ハス
エキス、パセリエキス、蜂蜜、パリエタリアエキス、ヒ
キオコシエキス、ビサボロール、フキタンポポエキス、
フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブル
ームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキ
ス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュ
エキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキス、ミ
ズバショウエキス、ムクロジエキス、モモエキス、ヤグ
ルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、
ユズエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベン
ダーエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウ
エキス、ローズエキス、ローマカミツレエキス、ローヤ
ルゼリーエキス等を挙げることができる。
【0019】また、ムコ多糖類、ヒアルロン酸ナトリウ
ム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラ
スチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜などの生体
高分子、グリシン、ヴァリン、ロイシン、イソロイシ
ン、セリン、トレオニン、フェニルアラニン、アルギニ
ン、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、シスチ
ン、システイン、メチオニン、トリプトファン等のアミ
ノ酸、エストラジオール、エテニルエストラジオールな
どのホルモン、アミノ酸、乳酸ナトリウム、尿素、ピロ
リドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイなどの
保湿成分、スフィンゴ脂質、セラミド、コレステロー
ル、コレステロール誘導体、リン脂質などの油性成分、
ε−アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β−グリチ
ルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロ
コルチゾン、アラントイン、トラネキサム酸、アズレン
等の抗炎症剤、ビタミンA,B2,B6,D,K,パン
トテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ア
ラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテー
ト、4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活
性成分、α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸などの細
胞賦活剤、γ−オリザノールなどの血行促進剤、レチノ
ール、レチノール誘導体等の創傷治癒剤、セファランチ
ン、カンゾウ抽出物、トウガラシチンキ、ヒノキチオー
ル、ヨウ化ニンニクエキス、塩酸ピリドキシン、ニコチ
ン酸、ニコチン酸誘導体、パントテン酸カルシウム、D
−パントテニルアルコール、アセチルパントテニルエチ
ルエーテル、ビオチン、アラントイン、イソプロピルメ
チルフェノール、エストラジオール、エチニルエステラ
ジオール、塩化カプロニウム、塩化ベンザルコニウム、
塩酸ジフェンヒドラミン、タカナール、カンフル、サリ
チル酸、ノニル酸バニリルアミド、ノナン酸バニリルア
ミド、ピロクトンオラミン、ペンタデカン酸グリセリ
ル、l−メントール、カンフルなどの清涼剤、モノニト
ログアヤコール、レゾルシン、γ−アミノ酪酸、塩化ベ
ンゼトニウム、塩酸メキシレチン、オーキシン、女性ホ
ルモン、カンタリスチンキ、シクロスポリン、ジンクピ
リチオン、ヒドロコルチゾン、ミノキシジル、ハッカ
油、ササニシキエキス等の育毛剤等が挙げられる。
【0020】油剤の例としては、例えばアボガド油、ア
マニ油、アーモンド油、イボタロウ、エノ油、オリーブ
油、カカオ脂、カポックロウ、カヤ油、カルナウバロ
ウ、肝油、キャンデリラロウ、牛脂、牛脚脂、牛骨脂、
硬化牛脂、キョウニン油、鯨ロウ、硬化油、小麦胚芽
油、ゴマ油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サトウキビロ
ウ、サザンカ油、サフラワー油、シアバター、シナギリ
油、シナモン油、ジョジョバロウ、セラックロウ、ター
トル油、大豆油、茶実油、ツバキ油、月見草油、トウモ
ロコシ油、豚脂、ナタネ油、日本キリ油、ヌカロウ、胚
芽油、馬脂、パーシック油、パーム油、パーム核油、ヒ
マシ油、硬化ヒマシ油、ヒマシ油脂肪酸メチルエステ
ル、ヒマワリ油、ブドウ油、ベイベリーロウ、ホホバ
油、マカデミアナッツ油、ミツロウ、ミンク油、綿実
油、綿ロウ、モクロウ、モクロウ核油、モンタンロウ、
ヤシ油、硬化ヤシ油、トリヤシ油脂肪酸グリセライド、
羊脂、落花生油、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリ
ン、ラノリンアルコール、硬質ラノリン、酢酸ラノリ
ン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシ
ル、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリ
ンアルコールアセテート、ラノリン脂肪酸ポリエチレン
グリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテ
ル、卵黄油等;炭化水素油として、オゾケライト、スク
ワラン、スクワレン、セレシン、パラフィン、パラフィ
ンワックス、流動パラフィン、プリスタン、ポリイソブ
チレン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等;
高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、
オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、
エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸
(DHA)、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステ
アリン酸等;高級アルコールとしては、ラウリルアルコ
ール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、
ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ヘキサデ
シルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリル
アルコール、ヘキシルドデカノール、オクチルドデカノ
ール、セトステアリルアルコール、2−デシルテトラデ
シノール、コレステロール、フィトステロール、POE
コレステロールエーテル、モノステアリルグリセリンエ
ーテル(バチルアルコール)、モノオレイルグリセリル
エーテル(セラキルアルコール)等;エステル油として
は、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸2−ヘキシル
デシル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、モノ
イソステアリン酸N−アルキルグリコール、イソステア
リン酸イソセチル、トリイソステアリン酸トリメチロー
ルプロパン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコ
ール、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ−2−エチル
ヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチ
ルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチ
ル、オクチルドデシルガムエステル、オレイン酸オレイ
ル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、クエン酸トリエ
チル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸アミル、酢酸
エチル、酢酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、ステア
リン酸ブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸
ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチ
ル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチ
ルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミ
チン酸2−ヘプチルウンデシル、12−ヒドロキシステ
アリル酸コレステリル、ジペンタエリスリトール脂肪酸
エステル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オ
クチルドデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミ
リスチン酸ミリスチル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデ
シル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、N−ラ
ウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエ
ステル、リンゴ酸ジイソステアリル等;グリセライド油
としては、アセトグリセリル、トリイソオクタン酸グリ
セリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソパ
ルミチン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、
ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリミリス
チン酸グリセリル、ミリスチン酸イソステアリン酸ジグ
リセリル等が挙げられる。
【0021】防菌防腐剤としては、パラオキシ安息香酸
アルキルエステル、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソ
ルビン酸、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール
等、抗菌剤としては、安息香酸、サリチル酸、石炭酸、
ソルビン酸、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、パ
ラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベ
ンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカ
ルバニリド、トリクロサン、感光素、フェノキシエタノ
ール等がある。
【0022】また、保湿剤としては、例えばエチレング
リコール、プロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、
グリセリン、ジグリセリン、ソルビトール、マルビトー
ル、トレハロース、ラフィノース、キシリトール、マン
ニトール、ヒアルロン酸およびその塩、ポリエチレング
リコール、ポリグリセリン等のグリコール類、多価アル
コール類および多糖類等が挙げられる。これらは単独で
または2種以上を混合して用いることが好ましい。
【0023】本発明で用いる粉体、着色料の例として
は、通常の化粧料に使用されるものであれば、その形状
(球状、棒状、針状、板状、不定形状、鱗片状、紡錘状
等)や粒子径(煙霧状、微粒子、顔料級等)、粒子構造
(多孔質、無孔質等)を問わず、いずれのものも使用す
ることができ、例えば無機粉体、有機粉体、界面活性剤
金属塩粉体、有色顔料、パール顔料、金属粉末顔料、天
然色素等があげられ、具体的には、無機粉体としては、
顔料級酸化チタン、酸化ジルコニウム、顔料級酸化亜
鉛、酸化セリウム、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、
硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、タルク、マイカ、カオリン、セリサ
イト、白雲母、合成雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リ
チア雲母、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、
ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウ
ム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸ストロ
ンチウム、タングステン酸金属塩、ヒドロキシアパタイ
ト、バーミキュライト、ハイジライト、ベントナイト、
モンモリロナイト、ヘクトライト、ゼオライト、セラミ
ックスパウダー、第二リン酸カルシウム、アルミナ、水
酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ボロン、シリカ、
微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、微粒子酸化セリウ
ム等;有機粉体としては、ポリアミドパウダー、ポリエ
ステルパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリプロピレ
ンパウダー、ポリスチレンパウダー、ポリウレタンパウ
ダー、ベンゾグアナミンパウダー、ポリメチルベンゾグ
アナミンパウダー、ポリテトラフルオロエチレンパウダ
ー、ポリメチルメタクリレートパウダー、セルロース、
シルクパウダー、ナイロンパウダー、12ナイロン、6
ナイロン、シリコーンパウダー、シリコーンゴムパウダ
ー、シリコーンエラストマー球状粉体、スチレン・アク
リル酸共重合体、ジビニルベンゼン・スチレン共重合
体、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹
脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキ
シ樹脂、ポリカーボネイト樹脂、微結晶繊維粉体、デン
プン末、ラウロイルリジン等;界面活性剤金属塩粉体
(金属石鹸)としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン
酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン
酸マグネシウム、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグ
ネシウム、セチルリン酸亜鉛、セチルリン酸カルシウ
ム、セチルリン酸亜鉛ナトリウム等;有色顔料として
は、酸化鉄、水酸化鉄、チタン酸鉄の無機赤色顔料、γ
ー酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化鉄、黄土等の無機
黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボンブラック等の無機黒色
顔料、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等
の無機紫色顔料、水酸化クロム、酸化クロム、酸化コバ
ルト、チタン酸コバルト等の無機緑色顔料、紺青、群青
等の無機青色系顔料、タール系色素をレーキ化したも
の、天然色素をレーキ化したもの、及びこれらの粉体を
複合化した合成樹脂粉体等;パール顔料としては、酸化
チタン被覆雲母、酸化チタン被覆マイカ、オキシ塩化ビ
スマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタ
ン被覆タルク、魚鱗箔、酸化チタン被覆着色雲母等;タ
ール色素としては、赤色3号、赤色104号、赤色10
6号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤
色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227
号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色
505号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色2
03号、黄色204号、黄色401号、青色1号、青色
2号、青色201号、青色404号、緑色3号、緑色2
01号、緑色204号、緑色205号、橙色201号、
橙色203号、橙色204号、橙色206号、橙色20
7号等;天然色素としては、カルミン酸、ラッカイン
酸、カルサミン、ブラジリン、クロシン等から選ばれる
粉体で、これらの粉体も前記同様に本発明の効果を妨げ
ない範囲で、粉体の複合化や一般油剤、シリコーン油、
フッ素化合物、界面活性剤等で処理したものも使用する
ことができる。例えば、フッ素化合物処理、シリコーン
樹脂処理、ペンダント処理、シランカップリング剤処
理、チタンカップリング剤処理、油剤処理、N−アシル
化リジン処理、ポリアクリル酸処理、金属石鹸処理、ア
ミノ酸処理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケ
ミカル処理などによって事前に表面処理されていてもい
なくてもかまわないし、必要に応じて一種、又は二種以
上の表面処理を併用することができる。本発明ではこれ
らの粉体の1種、2種以上を組み合わせて使用すること
ができる。
【0024】本発明の化粧料の具体的な用途としてはス
キンケア製品、頭髪製品、制汗剤製品、メイクアップ製
品、紫外線防御製品等が挙げられるが、皮膚化粧料が好
ましいものとして挙げられる。例えば、乳液、クリー
ム、ローション、カラミンローション、サンスクリーン
剤、サンタン剤、アフターシェーブローション、プレシ
ェーブローション、パック料、クレンジング料、洗顔
料、アクネ対策化粧料、エッセンスなどの基礎化粧料、
ファンデーション、白粉、アイシャドウ、アイライナ
ー、アイブロー、チーク、ネイルカラー、口紅などのメ
イクアップ化粧料、シャンプー、リンス、コンディショ
ナー、ヘアカラー、ヘアトニック、セット剤、ボディー
パウダー、育毛剤、デオドラント、脱毛剤、石鹸、ボデ
ィーシャンプー、入浴剤、ハンドソープ、香水などがあ
げられる。また、製品の形態についても特に限定は無い
が液状、乳液状、クリーム状、固形状、ペースト状、ゲル
状、粉末状、多層状、ムース状、スプレー状等に適用が
可能である。
【0025】
【実施例】以下、実施例および比較例によって、本発明
を具体的に説明する。また、実施例および比較例で得ら
れた化粧料についての官能評価方法を以下に示す。
【0026】[官能特性評価]専門パネラーを各評価品
目ごとに10名ずつ用意し(但し、品目によりパネラー
が重複する場合もある)、表1に示す評価基準に従って
評価を行い、全パネラーの合計点数を以て評価結果とし
た。従って、点数が高いほど評価項目に対する有用性が
高いことを示す(満点:50点)。尚、評価項目として
はべとつきがない、しっとり感がある、すべすべ
感がある、なじみが良いの4つの項目について評価し
た。
【0027】(表1) 基 準 点 数 ---------------------------------------- 効果が高く感じられる 5 効果が感じられる 4 効果はやや感じられる 3 効果はわずかしか感じられない 2 効果が感じられない 1
【0028】[安定性評価]実施例および比較例で得られ
た化粧料について、室温及び高温(40℃)低温(5
℃)にて1ヶ月間保存し、外観(色、分離、沈殿など)
を製造直後との変化を目視にて観察した。変化が生じた
ものに関して変化の状態をそれぞれ示した。
【0029】合成例1(ラフィノースのモノドデシルエ
ーテル体の合成例) 乾燥させた200ml容ナスフラスコに水素化ナトリウ
ム200mg、ジメチルスルホキシド10mlを加えた
後、ジメチルスルホキシド12mlに溶解させたラフィ
ノース(無水和物)2.5gを加えた。2.5時間後この
反応溶液内にジメチルスルホキシド12mlに溶解させ
たラフィノース(無水和物)2.5gを加えた後に、1−
ブロモドデカン1.2mlを徐々に滴下し45℃で攪
拌、46.5時間後反応を終了した。反応溶液にn−ヘ
キサンとメタノールを加え抽出を行い、メタノール相を
減圧下120℃まで加温しながらメタノール及びジメチ
ルスルホキシドを除去した。残査にイソプロパノールと
メタノールを加え室温で2時間攪拌した後濾過し、濾液
を濃縮後シリカゲルフラッシュカラムにて精製して、ク
リーム色結晶3.36gを得た。本結晶について重水に
溶解させプロトンNMRを測定したところラフィノース
のモノドデシルエーテル体であることを確認した。
【0030】合成例2(ラフィースのポリオクチルエー
テル体の合成例) アルゴンガスで内部を乾燥させた1リットル容セパラブ
ルフラスコに水素化ナトリウム24g、N,N−ジメチ
ルホルムアミド25mlを加えた。1時間後ラフィノー
ス(無水和物)20.18g、N,N−ジメチルホルム
アミド250mlを加え、3時間後1−ブロモオクタン
56ml、N,N−ジメチルホルムアミド30mlを加
えてアルゴン下室温で攪拌した。16時間後反応温度を
60?として、65時間後に水400mlを加えて反応
を終了した。反応溶液にn−ヘキサンを加え抽出した
後、このn−ヘキサン相に飽和重曹水を加え洗浄し、無
水硫酸マグネシウムにて乾燥させた後濃縮し粗精製物
(濃茶色オイル)47.72gを得た。該粗精製物をシ
リカゲルフラッシュカラムを用いて精製し、極性の低い
順から下記の3画分を得た。 (A)茶色固体 8.95g (B)オレンジ色結晶 4.04g (C)オレンジ色結晶 2.68g また、先ほどの抽出時の水相を濃縮後、ピリジン、無水
酢酸を加えアセチル化した後、脱アセチル化して、
(D)黄土色結晶6.72gを得た。上記試料に関し
て、(A)〜(C)については重クロロホルム、(D)
については重水に溶解させプロトンNMRを測定したと
ころ次のようなオクチル基の導入率であった。 (A)オクチル基が7〜11個(平均置換数9) (B)オクチル基が3〜7個(平均置換数5) (C)オクチル基が3〜5個(平均置換数4) (D)オクチル基が1〜3個(平均置換数2)
【0031】上記合成例で得られたラフィノースのアル
キルエーテル体を用いて下記化粧料を調製した。
【0032】実施例1 化粧水 表2の処方と製造方法に従い化粧水を得た。ドデシル化
ラフィノースとしては合成例1で製造したものを用い
た。また、ラフィノース以外の糖誘導体としては、ポリ
オキシエチレンメチルグルコシド(20EO)とモノラ
ウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20EO)を
用いた。尚、配合量の単位は質量%である(以下、同様
である。)。
【0033】 [表2] 成 分 配合量 (1)政府所定変性アルコール 10.0 (2)メチルパラベン 0.2 (3)グリセリン 3.0 (4)ドデシル化ラフィノース 1.0 (5)モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20EO) 0.5 (6)酢酸トコフェロール 0.01 (7)ソルビトール 2.0 (8)ポリオキシエチレンメチルグルコシド(20EO) 1.0 (9)乳酸 0.05 (10)乳酸ナトリウム 0.1 (11)ハイビスカスエキス 1.0 (12)カモミラエキス 1.0 (13)精製 水 残部
【0034】製造方法 (イ):成分(1)〜(6)を均一に混合溶解する (ロ):成分(7)〜(13)を均一に混合溶解する (ハ):(イ)に(ロ)を加え、溶解、攪拌、ろ過し、
ボトル容器に充填して化粧水を得た。
【0035】実施例2 モイスチャーエマルジョン 表3の処方と製造方法に従いモイスチャーエマルジョン
を得た。オクチル化ラフィノースとしては、合成例2で
得られた(D)の化合物を用いた。また、ラフィノース
以外の糖誘導体としては、トリステアリン酸ポリオキシ
エチレンソルビタン(20EO)を用いた。
【0036】 [表3] 成 分 配合量 (1)スクワラン 3.0 (2)モノステアリン酸グリセリン 1.5 (3)ステアリン酸 0.5 (4)ベヘニルアルコール 1.0 (5)トリベヘン酸グリセリン 1.0 (6)ミリスチン酸オクチルドデシル 5.0 (7)トリステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20EO)2.5 (8)コレステロール 0.5 (9)オリ−ブ油 2.0 (10)ブチルパラベン 0.1 (11)グリセリン 5.0 (12)オクチル化ラフィノース 3.0 (13)マルビット 3.0 (14)L−セリン 0.02 (15)L−アラアニン 0.05 (16)メチルパラベン 0.1 (17)フェノキシエタノール 0.5 (18)アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.2 (商品名;PEMULEN TR−1) (19)水酸化カリウム 0.14 (20)精製水 残部
【0037】製造方法 (イ):成分(1)〜(10)を約80℃にて混合溶解
する (ロ):成分(11)〜(20)を約80℃にて混合分
散する (ハ):(イ)に(ロ)を加え、乳化、ホモジナイザー
で分散し、約30℃まで冷却し、容器に充填してモイス
チャーエマルジョンを得た。
【0038】実施例3 クレンジング料 表4の処方と製造方法に従いクレンジング料を得た。ド
デシル化ラフィノースとしては実施例1で製造したもの
を用いた。また、ラフィノース以外の糖誘導体として
は、ポリオキシエチレンメチルグルコシド(20EO)
【0039】 [表4] 成 分 配合量 (1)トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン 20.0 (2)ミリスチン酸オクチルドデシル 10.0 (3)スクワラン 5.0 (4)ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル(20EO)10.0 (5)グリセリン 30.0 (6)ドデシル化ラフィノース 5.0 (7)ポリオキシエチレンメチルグルコシド(20EO) 1.0 (8)メチルパラベン 0.3 (9)キサンタンガム 0.5 (10)ハマメリス水 2.0 (11)精製水 残部
【0040】製造方法 (イ):成分(1)〜(4)を約80℃にて均一に混合
溶解する (ロ):成分(5)〜(11)を約80℃にて均一に混
合溶解する (ハ):(イ)に(ロ)を加え、ホモジナイザーで分散
した後、約30℃まで冷却し、容器に充填してクレンジ
ング料を得た。
【0041】比較例1 実施例1のドデシル化ラフィノースの代わりに精製水を
用いた他は全て実施例1と同様にして製品を得た。
【0042】比較例2 実施例2のトリステアリン酸ポリオキシエチレンソルビ
タン(20EO)の代わりに精製水を用いた他は全て実
施例10と同様にして製品を得た。
【0043】比較例3 実施例2のオクチル化ラフィノースの代わりに、アルキ
ル化されていないラフィノースを用いた他は全て実施例
3と同様にして製品を得た。
【0044】比較例4 実施例3のドデシル化ラフィノースのかわりにドデシル
エーテルグルコシドを用いた他は全て実施例3と同様に
して製品を得た。
【0045】比較例5 実施例3のドデシル化ラフィノースのかわりにラフィノ
ースのラウリン酸エステル体を用いた他は全て実施例3
と同様にして製品を得た。
【0046】表5、6に各実施例および各比較例の評価
結果を示す。
【0047】 [表5] 官能評価 べとつきがない しっとり感がある すべすべ感がある なじみが良い -------------------------------------------------------------------- 実施例1 45 45 48 48 実施例2 43 48 43 44 実施例3 44 49 43 43 比較例1 22 33 20 23 比較例2 40 40 32 41 比較例3 23 42 25 30 比較例4 28 30 15 34 比較例5 38 45 39 37
【0048】 [表6] 経時安定性 室温 低温(5℃) 高温(40℃) ----------------------------------------------------------------- 実施例1 変化なし 変化なし 変化なし 実施例2 変化なし 変化なし 変化なし 実施例3 変化なし 変化なし 変化なし 比較例1 変化なし 変化なし 変色(黄色) 比較例2 粘度上昇 粘度上昇 分離 比較例3 変化なし 変化なし 分離 比較例4 変化なし 変化なし 変色(黄褐色) 比較例5 変化な 変化なし 変色(黄褐色)
【0049】表5、表6の結果より、本発明の実施例は
比較例と比べて官能特性と経時安定性に優れていること
が判る。
【0050】
【発明の効果】以上のことから、本発明は、炭素数が1
〜24であるアルキル基、または炭素数3〜24のアル
ケニル基で、その平均置換数が1〜11であるラフィノ
ースのアルキルエーテル及び/又はラフィノースのアル
ケニルエーテル体と、ラフィノース以外の糖誘導体、特
にポリオキシアルキレン変性アルキルグルコシドを組み
合わせて用いることで、高温での安定性や製剤化された
製品の使用感に優れる化粧料が得られることは明らかで
ある。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素数が1〜24であるアルキル基、ま
    たは炭素数3〜24のアルケニル基で、その平均置換数
    が1〜11であるラフィノースのアルキルエーテル及び
    /又はラフィノースのアルケニルエーテル体と、ラフィ
    ノース以外の糖誘導体を含有することを特徴とする化粧
    料。
  2. 【請求項2】 ラフィノースのアルキルエーテル及び/
    又はラフィノースのアルケニルエーテル体のアルキル基
    が炭素数6〜20の範囲にあり、アルケニル基の炭素数
    が3〜24の範囲にあり、その平均置換数が1〜2であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の化粧料。
  3. 【請求項3】 ラフィノースのアルキルエーテル及び/
    又はラフィノースのアルケニルエーテル体のアルキル基
    が炭素数12〜18の範囲にあり、アルケニル基の炭素
    数が12〜18の範囲にあり、その平均置換数が1〜2
    であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の化粧料。
  4. 【請求項4】 ラフィノースが天然由来のものであるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の化
    粧料。
  5. 【請求項5】 ラフィノース以外の糖誘導体がポリオキ
    シアルキレン変性アルキルグルコシドであることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の化粧料。
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