JP3483638B2 - 光源装置 - Google Patents

光源装置

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JP3483638B2
JP3483638B2 JP32864794A JP32864794A JP3483638B2 JP 3483638 B2 JP3483638 B2 JP 3483638B2 JP 32864794 A JP32864794 A JP 32864794A JP 32864794 A JP32864794 A JP 32864794A JP 3483638 B2 JP3483638 B2 JP 3483638B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル複写機やレー
ザプリンタ等に使用される半導体レーザを用いた光源装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザを用いた光源装置において
は、その装置より出射されるレーザ光の方向性(光軸特
性)と光束の平行性(コリメート特性)がその光学特性
として要求される。このような理由により、光源装置
は、半導体レーザの発光点とコリメータレンズの相対位
置を3軸(x,y,z方向)に調整するのが通常であ
り、その位置精度はミクロン以下が要求されている。
【0003】従って、半導体レーザとコリメータレンズ
を有する光源においては、3軸方向の調整及び調整され
た位置での固定が可能な構成としなければならない。コ
リメータレンズを接着剤で固定する場合は、特にz方向
(光軸方向)の要求位置精度が高いため、その収縮方向
がz方向に発生しないような構成にすることが望まし
い。そのため、接着層は光軸とほぼ平行な方向(z軸に
平行な方向)に設定するのが通常である。
【0004】従来例の光源装置(特開平5−88061
号公報参照)の概要を図3の縦断面図に基づいて説明す
る。図3に示すように、ベース1に設けられた段付き孔
2にレーザ光を照射する半導体レーザ3が圧入,固定さ
れる。2本のねじ4によりベース1に取り付けられるフ
ランジ5には、段付き孔2に相対する嵌合孔6が設けら
れ、嵌合孔6の左側部分には、嵌合孔6よりも0.1mm
程度大径の入口部6aが形成される。
【0005】嵌合孔6にはクリアランスが0.01〜
0.03mmになる筒状のレンズホルダ7が嵌入し、レン
ズホルダ7内に、レーザ光をほぼ平行な光束にするコリ
メータレンズ8が保持される。プリント基板9に設けら
れた位置決め孔10に、ベース1の端面から突出するガ
イドピン11が嵌入し、ガイドピン11の先端部分を熱
変形してプリント基板9をベース1に固定する。半導体
レーザ3のリード線12がプリント基板9の導電パター
ン部にハンダ付けされる。
【0006】フランジ5には、入口部6aにつながる切
欠き13を設け、コリメータレンズ8の焦点位置に半導
体レーザ3の光源が一致するように調整(z軸方向の調
整)した後に、切欠き13から流入する接着剤を入口部
6aに浸透させてレンズホルダ7を固定する。なお、レ
ンズホルダ7を固定する前にねじ4を緩めておき、半導
体レーザ3の発光点がコリメータレンズ8の光軸上に一
致するように調整(x,y軸方向の調整)した後にねじ
4を緊締してフランジ5をベース1に固定する。
【0007】アパチャー形成部材14は、コリメータレ
ンズ8を透過し、略平行な光束となったレーザ光を成形
するためのアパーチャ14aと、フランジ5の切欠13
に対応する突起14bを形成し、突起14bを切欠き1
3に嵌入させアパチャー形成部材14を固定している。
この光源装置をデジタル複写機やレーザープリンタ本体
に取り付ける場合の基準面はフランジ5の光軸に垂直な
平面5aであり、光学特性の調整も平面5aを基準に行
う。
【0008】図4の光源装置は、コリメータレンズ8が
固定された鏡筒26がホルダー23に挿入され、半導体
レーザ3が装着された基板25が固定された基台24が
ホルダー23の爪状突起23dに保持され、ホルダー2
3の溝23a,23b及び穴23cから接着材が注入さ
れて基台24と鏡筒26がホルダー23に固定されてい
る。この種の光源装置は、特開平5−136952号,
特開平5−273483号公報に記載された光源装置で
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の光
源装置には、次のような課題があった。 (1) x,y方向の調整(光軸特性の調整)部とz方向の
調整(コリメート特性すなわち焦点方向の調整)部が別
々の機構となっているため、光源装置の構成部品点数が
多く、製品がコスト高になる欠点がある。また、レンズ
ホルダ7の外径寸法とフランジ5の嵌合孔6の内径寸法
の嵌合要求精度が高くなるため、両部品の製作コストも
高くなる問題がある。
【0010】(2) x,y方向の調整後にねじ4を緊締し
てフランジ5をベース1に固定する方式を採用している
ため、ねじ4の緊締時に、ベース1の端面のねじ座とフ
ランジ5の噛み付きによりx,y方向の位置ずれを発生
する場合があり、レーザの方向性(光軸特性)の精度が
低い場合がある。
【0011】(3) 光源装置で使用する半導体レーザのレ
ーザ光は一定の広がり角を有し、全てのレーザ光がコリ
メータレンズ8に入射するとは限らない。半導体レーザ
は人体に対する安全性から法的な基準があり、半導体レ
ーザのレーザ光が光軸方向以外の外部に漏れないことが
望ましい。これは使用中に限らず製造工程における調整
時においても同様であり、フランジ5やベース1はレー
ザ光が外部に漏れない材質であることが必要であり、約
780nmの赤外光より短い波長の光は透過させないよ
うにしなければならない。因に、現在の半導体レーザは
低コストである赤外線及び赤色光のものが主流であ
る)。
【0012】一方、コリメータレンズ8の固定に使用す
る接着剤は、短時間で任意に硬化させることができる紫
外線硬化型の接着剤が、生産タクト短縮に有利であり、
信頼性にも優れている。然し、特開平5−88061
号,特開平5−136952号,特開平5−27348
3号の公報記載の構成では、フランジ或いはホルダーを
紫外線が通過しない材質とした場合に、紫外線硬化型の
接着剤を充填した隙間を通して紫外線を照射しても接着
剤全体をまんべんなく照射できず、硬化むらや未硬化部
が生じ、未硬化部の硬化が遅れるので固定物の位置ずれ
や割れなどの不具合を生じる。
【0013】赤外線及び赤色光を透過させない材質は、
通常それ以下の波長の光も透過しないので、紫外線も透
過しない。紫外線領域のみを透過させようとすると、特
殊のフィルタを付加するか、フランジ自体に特殊なコー
ティングを施さなければならないのでコストが大幅に高
くなる問題がある。従って、コリメータレンズを固定す
る接着剤には、紫外線硬化型の接着剤が使用できない。
【0014】(4) 光源装置におけるコリメータレンズ8
の焦点位置調整(z方向の調整)は、アパーチャ14a
により形成し、出射されたレーザ光束の平行性(コリメ
ート特性)を検出し、調整される。一般に、アパーチャ
14aを通過した光束は、光の回折現象により広がる傾
向を有するため、アパーチャ14aがある場合とない場
合では、光束の平行性が変化する。この変化は半導体レ
ーザ3の個々の特性の違いにより、変化の度合いも個々
に差が生じる。
【0015】また、光源装置で必要なレーザ光束の平行
性はアパーチャ14aより出射された範囲の光束の特性
であり、コリメータレンズ8の外周近辺を通過した光は
不要となる。コリメータレンズ8の外周付近は収差の影
響が大きく、コリメータレンズ8のレンズ性能にばらつ
きが大きい部分である。従って、光束全体の特性でその
平行性を検出し、要求精度を満足した場合でも、その中
心付近の光束だけみると、満足しない場合がある。
【0016】以上の理由により、コリメータレンズの焦
点位置調整はアパーチャ形成部材14を取り付けた状態
で行うのが理想であるが、特開平5−88061号公報
に記載された構成では、コリメータレンズ8をアパーチ
ャ形成部材14が覆うため、アパーチャ14aを取付た
状態でコリメータレンズ8の位置調整ができず、アパー
チャ14aを取り付けた後に、レーザ光束の平行性にば
らつきが発生する。
【0017】(5) 光源装置を複写機やプリンター本体に
取り付ける場合、フランジの基準面をねじ止め固定する
のが一般であるが、本体の要求により、上方よりねじ締
め固定する場合や、側面よりねじ締め固定する場合があ
る。
【0018】特開平5−88061号公報に記載された
構成では、フランジ5の基準面が出射光軸に対し垂直方
向にあるので、側面からのみ取り付ける構成であり、上
方よりの取り付けを要求された場合は、中間取り付け部
材が必要となり、コスト高になるとともに、中間取り付
け部材の精度の分、光軸特性精度が不利となり、汎用性
に乏しくなる問題がある。
【0019】特開平5─136952号公報及び特開平
5−273483号公報に記載の構成では、上方からの
み取り付ける構成であり、同様に、コスト、光軸特性精
度が不利が生じ、汎用性に乏しくなる問題がある。
【0020】(6) 光源装置に使用される半導体レーザ
は、静電気等の電気的ノイズで劣化や破壊を起こし易い
部品である。従って、光源の組立、調整は人体からの静
電気の影響をなくすために、全自動で行うのが理想であ
る。光源装置の組立、調整を自動化した場合は、人件費
削減によるコストメリットとともに、品質の向上、歩留
りの向上が期待できる。
【0021】自動化した場合の自動機のワークセット基
準面は、光源装置に限らず、水平方向に設定するのが、
ワークのローディング、アンローディングに有利な構造
である。特開平5−88061号公報に記載された光源
装置を自動化した場合は、光源装置の基準面が光軸に垂
直な平面5aであるため、光源装置を下向き(レーザ光
の出射が下向き)にセットするのが自動化し易い自動機
構成となる。この場合、コリメータレンズ8の焦点位置
自動調整後の接着剤注入は、下方向又は横方向より実施
することになり、接着剤のたれを考えると注入し難い構
成である。また、その後工程となるアパーチャの嵌入も
下方向からの嵌入になり、複雑な自動機にするか、或い
は別工程を考えざるを得ない。
【0022】本発明は、上述のような課題に鑑みなされ
たものであり、構成部品が少なく、製作時に位置ずれを
生じるおそれがなく、組立調整の自動化が容易であり、
紫外線硬化型の接着剤が利用できる、安価にして高精度
であり、且つ、汎用性の高い光源装置を提供することを
目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1発明は、半導体レーザを保持する第1保持部
と、レンズを保持する第2保持部と、該半導体レーザの
レーザ光を調整するアパーチャとを有する光源装置にお
いて、前記第1保持部を光軸に対して垂直に設け、前記
第1保持部の前方に前記レンズを下方より支持する前記
第2保持部を設け、前記第2保持部に前記アパーチャを
下方より支持する第3保持部を設けることを特徴とする
光源装置である。
【0024】また、第2発明は、第1発明に於いて、上
位ユニット取付位置出しのための、前記半導体レーザに
対する垂直面に設けられた前記第1保持部の第2基準面
と、前記上位ユニット取付位置出しのための、前記半導
体レーザに対する平行面に設けられた第2保持部の第1
基準面とを備えていることを特徴とする光源装置であ
る。また、第3発明は、第1又は第2発明に於いて、前
記レンズを支持する支持面を凹面とすることを特徴とす
る光源装置である。また、第4発明は、第1発明に於い
て、前記アパーチャに設けられた弾性機能により前記第
3保持部にアパーチャを支持することを特徴とする光源
装置である。また、第5発明は、第1発明に於いて、前
記第1乃至第3の保持部が一体であることを特徴とする
光源装置である。
【0025】また、上記第1保持部は赤外線(約780
nm)以下の波長が透過しない材質とし、上記レンズは
紫外線が透過可能な材質が好ましい。また、上記レンズ
は光軸と平行に設定して紫外線硬化型の接着剤で第3保
持部に固定するのが好ましい。
【0026】
【作用】上記のように構成された本発明の光源装置は、
半導体レーザを保持する保持部が光軸に対して垂直面を
備え、レンズを保持する第2保持部に光軸に対して平行
面を具備しており、光源装置を上方や側面から装着した
としても光源装置のコリメート特性が損なわれることな
く確実に本体や上位ユニットに装着できるものである。
また、保持部を一体に形成することができるので部品数
の削減ができる。また、コリメータンズやアパーチャが
垂直方向から組み込みができるので自動化が容易とな
る。
【0027】また、紫外線透過型のレンズを用いて、位
置決めされたレンズと保持部材の表面との隙間に充填さ
れる接着剤は、レンズを通過する紫外線に照射されるの
で、接着剤の全体が均一に硬化される。更に、半導体レ
ーザを保持する部材が赤外線(約780nm)以下の波
長が透過しない材質であるので、光軸方向以外には赤外
線レーザが漏洩することはなく、光源装置の組み立て作
業時や光源装置の装着時、或いは光源装置を使用すると
きの安全が保証される。
【0028】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。図1は本発明による光源装置を示す断面図であ
り、図2は正面図である。なお、従来例と同一部分には
同一符号が付与されている。図1の実施例において、レ
ーザ光を照射する半導体レーザ3とそのレーサ光を略平
行な光束にするコリメータレンズ8と、半導体レーザ3
の保持部材となるベース15を備えている。ベース15
は赤外線(約780mm)以下の波長の光は透過させな
い材質である。半導体レーザ3の保持部材となるべきベ
ース15は、図1から明らかなように、第1保持部材
と、第2保持部材と、第3保持部材とから構成されてい
る。第1保持部材とは、図1から明らかなように、半導
体レーザ3を保持する部材であり、ベース15の第2基
準面15gを含む部材のことである。第2保持部材と
は、図1から明らかなように、ベース15の第1基準面
15fを含む部材のことである。また、第3保持部材と
は、図1から明らかなように、アパーチャ16を保持す
るための溝15dのことである。
【0029】半導体レーザ3はベース15の略中央に形
成した段付孔15aに圧入されることにより固定され
る。プリント基板9は、ベース15に一体に設けられた
2本のスペーサ15bの先端に形成されるガイドピン1
5cを、それに対応して、ガイドピン15cの外形より
若干小さく形成したプリント基板9の位置決め穴9aに
嵌入させ固定している。そして、このベース15をプリ
ント基板9に固定した状態で、半導体レーザ3の各リー
ド線12をプリント基板9の略中央にそのリード線12
の数に対応させて開けてある穴9bにそれぞれ嵌入さ
れ、それをプリント基板9上の導電パターン部にハンダ
付けにより接合している。
【0030】アパーチャ16aを形成するアパーチャ形
成部材16は切り曲げ部16bを有し、ベース15に形
成された溝15dに挿入され、切り曲げ部16bのばね
力で固定される。ベース15には凹面15eが設けら
れ、この凹面15eと略平行な外周を有するコリメータ
レンズ8が、3軸(x,y,z)に位置調整可能なチャ
ック(図示なし)で保持され、コリメータレンズ8と凹
面15eの間に0.5mm程度の間隙が形成される。こ
の隙間に接着材が注入される。
【0031】コリメータレンズ8は紫外線が透過可能な
材質であり、プラスチック成形品やガラスプレス品が考
えられるが、光学特性に優れたガラスプレス品の方が望
ましい。コリメータレンズ8はアパーチャ形成部材16
を固定した後に、アパーチャ16aを通過して出射され
るレーザ光のコリメート特性等の光特性を検査しながら
x,y,z方向に微調整しながら間隙に接着剤21を充
填し、紫外線照射器22より紫外線を照射し、接着剤2
1を短時間で固化する。コリメータレンズ8が紫外線光
透過であるので、接着剤21が均一に固化してコリメー
タレンズ8が固着される。従って、コリメータレンズ8
は保持部の凹面15eに接着材21を介してコリメータ
特性が維持された状態で固定される。
【0032】次に、本発明による光源装置をデジタル複
写器やレーザプリンタ等の本体、または、光源装置が組
み込まれる上位ユニットに実装する場合の方法について
説明する。ベース15はL字形状であり、ベース15の
第1基準面15fは出射光軸に平行な平面であり、第2
基準面15gは出射光軸に対し垂直な平面である。本体
または上位ユニットに、この光源装置を上方から取り付
ける場合には、二つの位置決め孔15h、15hによっ
て、回転方向(x,z方向)の位置決めを行い、続い
て、二つのねじ孔15i,15iにより、上方よりねじ
止めされ、本体または上位ユニットの基準面に第1基準
面15fを密着させて光源装置を固定する。また、本体
または上位ユニットに、この光源装置を側面から取り付
ける場合は、二つの位置決め孔15j,15jにより回
転方向(x,y方向)の位置決めを行い、二つのねじ孔
15k、15kにより側面よりねじ止めされ、本体また
は上位ユニットの基準面に第2基準面15gを密着させ
て光源装置を固定する。
【0033】次に、本発明による光源装置を自動機によ
り自動組立、調整を行う場合は、先ず、ベース15の第
2基準面15gを水平に設置し、上方より半導体レーザ
3のリード線12をプリント基板9の導電パターン部に
ハンダ付けにより接合する。光学特性の調整は、ベース
15の第1基準面15fを水平に設置した状態で行う。
この場合、アパーチャ形成部材16を挿入して、接着剤
21を塗布し、コリメータレンズ8の設置及び位置調整
して、紫外線照射機22により紫外線の照射をすべて上
方から行ってなされるので、自動組立が容易である。
【0034】なお、第1と第2基準面が形成される保持
部材は別体であっても、一体であってもよいことは明ら
かである。更に、アパーチャ形成部材16とコリメータ
レンズ8が固定される部分は同一部材であっても別の部
材であってもよく、また、これらの部材が平行基準面が
形成されるベース15の保持体と一体であっても、別体
であってもよい。無論、コリメータレンズ8が設置され
る部分が水平基準面と異なる面であったとしても、コリ
メータレンズ8のコリメート特性等の光学特性が確認さ
れた後に、接着剤21でコリメータレンズ8を固着する
ので、コリメート特性に影響を与えることがない。
【0035】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で、以下に記載されるような効果を奏する。 (1) 半導体レーザの光軸に対して垂直基準面と平行基準
面を有し、コリメータレンズはその光軸に合わせて固定
されており、光源装置を装着するのみで、コリメータ特
性が損なわれない利点がある。 (2) 保持部を一体に形成できるので、光源装置の構成部
品点数を削減することができ、安価な光源装置を提供す
ることができる。また、構成部品数が減少されたことに
より、ねじの締め付け部が排除されたので、ねじ締め付
け時の部品のずれが無くなり、高精度の光源装置を提供
することができる。
【0036】(3) コリメータレンズを透過させた紫外線
により紫外線硬化型の接着剤を固化させるので、接着剤
を均一に照射して完全硬化することができ硬化むらや未
硬化部の発生を防止できる。また、半導体レーザ光が光
軸方向以外の外部に漏れない構造であり、接着剤の経時
的な変化を防止できる。
【0037】(4) アパーチャを組み付けした後に、コリ
メータレンズの焦点位置調整ができるので、アパーチャ
組付後の光学特性にばらつきが発生せず、安定した光学
特性の光源装置を提供できる。 (5) 光源装置をデジタル複写機やレーザプリンターの本
体、または光源装置が組み込まれる上位ユニットに取り
付ける場合、レーザ光の出射光軸に垂直な第1基準面と
出射光軸に平行な第2基準面を有するため、上方からも
横方向も取り付けることが可能であり、汎用性の高い光
源装置を提供できる。 (6) レーザ光の出射光軸に垂直な第1基準面を有するこ
とにより、アパーチャ形成部材の挿入、接着剤の塗布、
コリメータレンズの位置調整、紫外線の照射がすべて上
方からできるので、組立、調整の自動化が簡単な光源装
置を提供できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光源装置の第1実施例を示し、図
2のA−A線に沿った断面図である。
【図2】図1の実施例の平面図である。
【図3】従来の光源装置の断面図である。
【図4】従来の光源装置の斜視図である。
【符号の説明】
3 半導体レーザ 8 コリメータレンズ 9 プリント基板 11 ガイドピン 15 ベース 15a 段付孔 15b スペーサ 15c ガイドピン 15d 溝 15e 凹面 15f 第1基準面 15g 第2基準面 15h,15j 位置決め孔 15i,15k ねじ孔 16 アパーチャ形成部材 16a アパーチャ 16b 切り曲げ部 21 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−154211(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/00 H04N 1/113

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザを保持する第1保持部と、
    レンズを保持する第2保持部と、該半導体レーザのレー
    ザ光を調整するアパーチャとを有する光源装置におい
    て、 前記第1保持部を光軸に対して垂直に設け、前記第1保
    持部の前方に前記レンズを下方より支持する前記第2保
    持部を設け、前記第2保持部に前記アパーチャを下方よ
    り支持する第3保持部を設けることを特徴とする光源装
    置。
  2. 【請求項2】 上位ユニット取付位置出しのための、前
    記半導体レーザに対する垂直面に設けられた前記第1保
    持部の第2基準面と、前記上位ユニット取付位置出しの
    ための、前記半導体レーザに対する平行面に設けられた
    第2保持部の第1基準面とを備えていることを特徴とす
    る請求項記載の光源装置。
  3. 【請求項3】 前記レンズを支持する支持面を凹面とす
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の光源装置。
  4. 【請求項4】 前記アパーチャに設けられた弾性機能に
    より前記第3保持部にアパーチャを支持することを特徴
    とする請求項記載の光源装置。
  5. 【請求項5】 前記第1乃至第3の保持部が一体である
    ことを特徴とする請求項記載の光源装置。
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