JP3483427B2 - 手動操作機構 - Google Patents
手動操作機構Info
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- JP3483427B2 JP3483427B2 JP13056497A JP13056497A JP3483427B2 JP 3483427 B2 JP3483427 B2 JP 3483427B2 JP 13056497 A JP13056497 A JP 13056497A JP 13056497 A JP13056497 A JP 13056497A JP 3483427 B2 JP3483427 B2 JP 3483427B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- manual operation
- peripheral surface
- housing
- cylindrical member
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- Retarders (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動バルブや電動住設
機器その他の駆動装置で、停電等非常時での手動操作を
不可欠とする駆動装置の改良に関する。
機器その他の駆動装置で、停電等非常時での手動操作を
不可欠とする駆動装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は特開平8ー312729号公報に
見られる手動操作の操作性を改良した例の要部断面図
で、詳細は同公報を参照することとするが、筐体1と筐
体2で外被が構成され、前記筺体1の内周面には該内周
面を摺動面としてカップ状の可動部材16が転動自在に
併設されている。そしてこれら筺体1と可動部材16の
内部空間には駆動用電動機7と該電動機7を制御する為
の制御装置15が減速装置14と共に内装されている。
見られる手動操作の操作性を改良した例の要部断面図
で、詳細は同公報を参照することとするが、筐体1と筐
体2で外被が構成され、前記筺体1の内周面には該内周
面を摺動面としてカップ状の可動部材16が転動自在に
併設されている。そしてこれら筺体1と可動部材16の
内部空間には駆動用電動機7と該電動機7を制御する為
の制御装置15が減速装置14と共に内装されている。
【0003】そして該減速装置14は遊星歯車機構であ
って、該例の遊星歯車機構の入力軸は、駆動用電動機7
の回転子軸7ー1に装着された回転子軸小歯車8と係合
する初段歯車と一体を成す太陽歯車8’で構成され、該
太陽歯車8’と係合する遊星歯車、該遊星歯車を保持す
る腕、前記遊星歯車と係合する円筒状の内歯歯車とを備
える周知遊星歯車機構であることに変わりはない。
って、該例の遊星歯車機構の入力軸は、駆動用電動機7
の回転子軸7ー1に装着された回転子軸小歯車8と係合
する初段歯車と一体を成す太陽歯車8’で構成され、該
太陽歯車8’と係合する遊星歯車、該遊星歯車を保持す
る腕、前記遊星歯車と係合する円筒状の内歯歯車とを備
える周知遊星歯車機構であることに変わりはない。
【0004】上述従来技術に成る手動操作機構において
は、電動機駆動による正常動作時は手動操作摘み3が筐
体1に連結することで拘束され、この手動操作摘みに連
結することで固定保持される可動部材16が、固定側支
点となって転回動作する減速装置14を介して前記駆動
用電動機7が負荷13を駆動し、非常時等での手動操操
作時は、前記駆動用電動機7の回転子を、これに直結し
たブレーキ7−2で拘束した上で、拘束を解かれた手動
操作摘み3、従ってこれに連結され転回自在となった可
動部材16と、該可動部材16に連係する減速装置14
を介して手動操作摘み3の操作により負荷13を駆動す
るようになっている。
は、電動機駆動による正常動作時は手動操作摘み3が筐
体1に連結することで拘束され、この手動操作摘みに連
結することで固定保持される可動部材16が、固定側支
点となって転回動作する減速装置14を介して前記駆動
用電動機7が負荷13を駆動し、非常時等での手動操操
作時は、前記駆動用電動機7の回転子を、これに直結し
たブレーキ7−2で拘束した上で、拘束を解かれた手動
操作摘み3、従ってこれに連結され転回自在となった可
動部材16と、該可動部材16に連係する減速装置14
を介して手動操作摘み3の操作により負荷13を駆動す
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き従来の構成
は、手動操作における操作性の面では大きな前進を見せ
ているが、手動操作時にも駆動用電動機が連結状態で、
負荷側への動力伝達のために当該電動機の回転子を拘束
する必要が生じ、これがために当該電動機には操作摘み
の操作に連動して離接するブレーキの併設を要した。
又、手動操作摘みの作動方向が負荷の作動方向と逆とな
り、これは視認性の面でも改良課題であった。
は、手動操作における操作性の面では大きな前進を見せ
ているが、手動操作時にも駆動用電動機が連結状態で、
負荷側への動力伝達のために当該電動機の回転子を拘束
する必要が生じ、これがために当該電動機には操作摘み
の操作に連動して離接するブレーキの併設を要した。
又、手動操作摘みの作動方向が負荷の作動方向と逆とな
り、これは視認性の面でも改良課題であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に成る手動操作機
構は、 1) 筐体に内奏された駆動用電動機が、該駆動用電動
機の回転子軸に固着された小歯車を太陽歯車とする遊星
歯車機構と、筐体内周面と摺動自在に保持されている円
筒部材の内周面に、前記遊星歯車機構の内歯歯車と共に
一体的に形成される別の内歯歯車と、該内歯歯車と撓み
自在に係合する調和歯車とを備える調和歯車機構を介し
て負荷に連係し 2) 前記遊星歯車機構の内歯歯車と調和歯車機構の内
歯歯車とを備える円筒部材は、前記遊星歯車機構の内歯
歯車に対応する外周面に外歯歯車が形成され、該外歯歯
車が、筐体内部に固着配備された軸により、回転自在に
軸支される回転体の端部に形成された歯車と係合してい
る 3) 筐体の端部に対向して設けられる手動操作摘み
は、前記筐体の端部摺接嵌合部で回転自在に保持される
別の円筒部材と一体的に連結保持され、該別の円筒部材
が、前記筐体の端部摺接嵌合部から同芯状に伸長する第
2の円筒部を備えると共に、該第2の円筒部外周面に外
歯歯車を有し、該外歯歯車が、前記回転体の多端に形成
された歯車と係合するように構成されている。
構は、 1) 筐体に内奏された駆動用電動機が、該駆動用電動
機の回転子軸に固着された小歯車を太陽歯車とする遊星
歯車機構と、筐体内周面と摺動自在に保持されている円
筒部材の内周面に、前記遊星歯車機構の内歯歯車と共に
一体的に形成される別の内歯歯車と、該内歯歯車と撓み
自在に係合する調和歯車とを備える調和歯車機構を介し
て負荷に連係し 2) 前記遊星歯車機構の内歯歯車と調和歯車機構の内
歯歯車とを備える円筒部材は、前記遊星歯車機構の内歯
歯車に対応する外周面に外歯歯車が形成され、該外歯歯
車が、筐体内部に固着配備された軸により、回転自在に
軸支される回転体の端部に形成された歯車と係合してい
る 3) 筐体の端部に対向して設けられる手動操作摘み
は、前記筐体の端部摺接嵌合部で回転自在に保持される
別の円筒部材と一体的に連結保持され、該別の円筒部材
が、前記筐体の端部摺接嵌合部から同芯状に伸長する第
2の円筒部を備えると共に、該第2の円筒部外周面に外
歯歯車を有し、該外歯歯車が、前記回転体の多端に形成
された歯車と係合するように構成されている。
【0007】
【作 用】上述の如き構成においては、手動操作摘みに
よる手動操作は、該手動操作摘み・該手動操作摘みに連
結された別の円筒部材・該別の円筒部材と一体を成す第
2の円筒部外周面に形成された外歯歯車・該外歯歯車と
係合する回転体の他端の歯車・回転体・回転体の一端の
歯車・該歯車と係合する遊星歯車機構部の外歯歯車の経
路で、前記駆動用電動機との連係をそのままに、遊星歯
車機構・調和歯車機構を介して出力軸に伝達されるの
で、内装される減速機構の減速比の如何に拘わらず非常
時における手動操作での操作性が良く、手動操作での操
作力が遺漏無く負荷側に伝達され効率の良い手動操作が
可能となる他、手動操作の作動方向が負荷の作動方向と
一致するので視認性の面でも好ましい手動操作機構を実
現できる。
よる手動操作は、該手動操作摘み・該手動操作摘みに連
結された別の円筒部材・該別の円筒部材と一体を成す第
2の円筒部外周面に形成された外歯歯車・該外歯歯車と
係合する回転体の他端の歯車・回転体・回転体の一端の
歯車・該歯車と係合する遊星歯車機構部の外歯歯車の経
路で、前記駆動用電動機との連係をそのままに、遊星歯
車機構・調和歯車機構を介して出力軸に伝達されるの
で、内装される減速機構の減速比の如何に拘わらず非常
時における手動操作での操作性が良く、手動操作での操
作力が遺漏無く負荷側に伝達され効率の良い手動操作が
可能となる他、手動操作の作動方向が負荷の作動方向と
一致するので視認性の面でも好ましい手動操作機構を実
現できる。
【0008】
【実施例】図1は本発明に成る手動操作機構の例の要部
断面図である。外被は筺体1と筺体2とで構成され、該
筐体1と筐体2の中の駆動用電動機7、と該駆動用電動
機7に連係する遊星歯車機構9と、調和歯車機構12
と、筐体1の外部に設けられる手動操作摘み3と、該手
動操作摘み3と連結し、前記筐体1に摺動自在に内装さ
れる別の円筒部材4と、該別の円筒部材4に連係すると
共に前記遊星歯車機構9とも連係する回転体5−2が設
けられている。
断面図である。外被は筺体1と筺体2とで構成され、該
筐体1と筐体2の中の駆動用電動機7、と該駆動用電動
機7に連係する遊星歯車機構9と、調和歯車機構12
と、筐体1の外部に設けられる手動操作摘み3と、該手
動操作摘み3と連結し、前記筐体1に摺動自在に内装さ
れる別の円筒部材4と、該別の円筒部材4に連係すると
共に前記遊星歯車機構9とも連係する回転体5−2が設
けられている。
【0009】図1に見るように、外被を形成する筐体2
の開口端に駆動用電動機7が固着され、該駆動用電動機
の回転子軸7−1に装着された小歯車8に連係するよう
に、遊星歯車機構9と調和歯車機構12とが配備さてい
る。前記回転子軸7−1に装着された小歯車は、前記遊
星歯車機構の太陽歯車8を構成するもので、該太陽歯車
8と係合する遊星歯車9−2は出力軸13−1の端部1
3−2に回転自在に軸支される腕9−1により保持され
ている。そして該遊星歯車9−2は、前記筐体2の内周
面に回転自在に摺接保持される円筒部材10の一部の内
周面に形成される内歯歯車9−3と係合することで、前
記円筒部材10を介して隣接配備される調和歯車機構1
2に回転を伝えるようになっている。前記円筒部材10
の内周面には、前記遊星歯車機構の内歯歯車9−3と共
に、別の調和歯車機構の内歯歯車11が形成されてお
り、該内歯歯車11と、前記出力軸13−1に固定され
たボス12−3で保持されている可撓性を備える調和歯
車12−1と、前記出力軸の端部13−2に軸支されて
いる波動発生器の腕12−2により、転動しつつ該調和
歯車を内側から押圧拡開するローラ12−4とで調和型
歯車機構12が形成され、前記遊星歯車機構と連係して
いる。
の開口端に駆動用電動機7が固着され、該駆動用電動機
の回転子軸7−1に装着された小歯車8に連係するよう
に、遊星歯車機構9と調和歯車機構12とが配備さてい
る。前記回転子軸7−1に装着された小歯車は、前記遊
星歯車機構の太陽歯車8を構成するもので、該太陽歯車
8と係合する遊星歯車9−2は出力軸13−1の端部1
3−2に回転自在に軸支される腕9−1により保持され
ている。そして該遊星歯車9−2は、前記筐体2の内周
面に回転自在に摺接保持される円筒部材10の一部の内
周面に形成される内歯歯車9−3と係合することで、前
記円筒部材10を介して隣接配備される調和歯車機構1
2に回転を伝えるようになっている。前記円筒部材10
の内周面には、前記遊星歯車機構の内歯歯車9−3と共
に、別の調和歯車機構の内歯歯車11が形成されてお
り、該内歯歯車11と、前記出力軸13−1に固定され
たボス12−3で保持されている可撓性を備える調和歯
車12−1と、前記出力軸の端部13−2に軸支されて
いる波動発生器の腕12−2により、転動しつつ該調和
歯車を内側から押圧拡開するローラ12−4とで調和型
歯車機構12が形成され、前記遊星歯車機構と連係して
いる。
【0010】一方負荷13に連通する出力軸13−1と
は反対側の筐体1の端部には、別の円筒部材4が、摺接
嵌合部4−1で摺動自在に嵌着されており、外部に設け
られる手動操作摘み3は、該別の円筒部材4に連結され
ることで回転自在・移動自在に保持される。そして、前
記別の円筒部材4は、前記摺接嵌合部4−1から筐体1
の内部に向かって伸長するように設けられる第2の円筒
部4−2を備え、該第2の円筒部4−2は、その外周面
の外歯歯車が、筐体1,2に保持された軸5−1で軸支
されている回転体5−2の他端に形成されている歯車5
と係合する。前記回転体5−2は、駆動用電動機7と並
行して軸方向に伸長しており、もう一方の端部にも前記
歯車5と同じ歯車仕様で形成されている歯車5’ を備
え、該歯車5’ が遊星歯車機構の内歯歯車9−3に対
応する円筒部材10の外周面に形成された外歯歯車9−
4と係合することで、前記手動操作摘み3の動作が、遊
星歯車機構9・調和歯車機構12・出力軸13−1を経
て負荷13に伝達される。なお、前記歯車5,5’ を
備える回転体5−2は、複数個が円周上にほぼ均等に配
置されるが、コスト面・転動操作時の安定性の面から3
個が好ましい。
は反対側の筐体1の端部には、別の円筒部材4が、摺接
嵌合部4−1で摺動自在に嵌着されており、外部に設け
られる手動操作摘み3は、該別の円筒部材4に連結され
ることで回転自在・移動自在に保持される。そして、前
記別の円筒部材4は、前記摺接嵌合部4−1から筐体1
の内部に向かって伸長するように設けられる第2の円筒
部4−2を備え、該第2の円筒部4−2は、その外周面
の外歯歯車が、筐体1,2に保持された軸5−1で軸支
されている回転体5−2の他端に形成されている歯車5
と係合する。前記回転体5−2は、駆動用電動機7と並
行して軸方向に伸長しており、もう一方の端部にも前記
歯車5と同じ歯車仕様で形成されている歯車5’ を備
え、該歯車5’ が遊星歯車機構の内歯歯車9−3に対
応する円筒部材10の外周面に形成された外歯歯車9−
4と係合することで、前記手動操作摘み3の動作が、遊
星歯車機構9・調和歯車機構12・出力軸13−1を経
て負荷13に伝達される。なお、前記歯車5,5’ を
備える回転体5−2は、複数個が円周上にほぼ均等に配
置されるが、コスト面・転動操作時の安定性の面から3
個が好ましい。
【0011】上述歯車5’ と係合する外歯歯車9−4
を備える円筒部材10は、遊星歯車機9を構成する内歯
歯車9−3が形成された円筒部から、軸方向に伸長する
別の円筒部が一体になっており、該別の円筒部内周面に
調和型歯車機構12の内歯歯車11が形成される。該調
和型歯車機構12の内歯歯車11が、出力軸13−1の
端部13−2で軸支される波動発生器の腕12−2によ
り、転動するローラ12−4で拡開される調和歯車12
−1と係合する構成は、前記遊星歯車機構9の構成と共
に周知のものであるので、詳細は省略する。
を備える円筒部材10は、遊星歯車機9を構成する内歯
歯車9−3が形成された円筒部から、軸方向に伸長する
別の円筒部が一体になっており、該別の円筒部内周面に
調和型歯車機構12の内歯歯車11が形成される。該調
和型歯車機構12の内歯歯車11が、出力軸13−1の
端部13−2で軸支される波動発生器の腕12−2によ
り、転動するローラ12−4で拡開される調和歯車12
−1と係合する構成は、前記遊星歯車機構9の構成と共
に周知のものであるので、詳細は省略する。
【0012】駆動用電動機7による正常操作において
は、図1に示すように手動操作摘み3に連結保持されて
いる別の円筒部材4は、併設されたバネ6で前記筐体1
の底部内面に押圧去れる状態となっている。該筐体1の
底部内面と前記別の円筒部材4との対向当雪面には夫々
互いに嵌合し得る凹凸面を有し、上述押圧状態で周方向
に拘束されるようになっている。なお、該凹凸面の高さ
は、前記別の円筒部材4の軸方向い同僚よりも低くなっ
ており、前記衝動操作摘み3の操作での筐体1による拘
束からの開放を自在とするように構成されている。上述
の通り別の円筒部材4が筐体1で拘束保持されている状
態での正常操作時では、拘束されている当該別の円筒部
材4・これと係合する回転体5−2を経て、遊星歯車機
構9の内歯歯車9−3が拘束されるので、該遊星歯車機
構9の太陽歯車8により駆動用電動機7の動力が負荷1
3に伝達されることになる。
は、図1に示すように手動操作摘み3に連結保持されて
いる別の円筒部材4は、併設されたバネ6で前記筐体1
の底部内面に押圧去れる状態となっている。該筐体1の
底部内面と前記別の円筒部材4との対向当雪面には夫々
互いに嵌合し得る凹凸面を有し、上述押圧状態で周方向
に拘束されるようになっている。なお、該凹凸面の高さ
は、前記別の円筒部材4の軸方向い同僚よりも低くなっ
ており、前記衝動操作摘み3の操作での筐体1による拘
束からの開放を自在とするように構成されている。上述
の通り別の円筒部材4が筐体1で拘束保持されている状
態での正常操作時では、拘束されている当該別の円筒部
材4・これと係合する回転体5−2を経て、遊星歯車機
構9の内歯歯車9−3が拘束されるので、該遊星歯車機
構9の太陽歯車8により駆動用電動機7の動力が負荷1
3に伝達されることになる。
【0013】一方、非常時等での手動操作時において
は、手動操作摘み3をバネ6に抗して押し込み、上述筐
体1の底部凹凸面との嵌合を解くと、当然に手動操作摘
み3は回転動作自在となるので、この状態で手動操作摘
み3を転回させると、転回自在となった別の円筒部材4
での操作は、回転体5−2を経て、遊星歯車機構9の内
歯歯車9−3に伝達される。該内歯歯車9−3を備える
円筒部材10は、転回自在に保持されているので、該円
筒部材10に形成されている調和型内歯歯車11・これ
と係合する調和歯車を経て手動操作での操作力が負荷に
直接的に伝達されることになる。
は、手動操作摘み3をバネ6に抗して押し込み、上述筐
体1の底部凹凸面との嵌合を解くと、当然に手動操作摘
み3は回転動作自在となるので、この状態で手動操作摘
み3を転回させると、転回自在となった別の円筒部材4
での操作は、回転体5−2を経て、遊星歯車機構9の内
歯歯車9−3に伝達される。該内歯歯車9−3を備える
円筒部材10は、転回自在に保持されているので、該円
筒部材10に形成されている調和型内歯歯車11・これ
と係合する調和歯車を経て手動操作での操作力が負荷に
直接的に伝達されることになる。
【0014】
【発明の効果】本発明に成る手動操作機構は、上記のよ
うな構成であるから内蔵する減速装置の速比の如何に拘
わらず、非常時における手動操作での操作性が良く、手
動操作での操作力が遺漏無く負荷側に伝達され効率の良
い手動操作が可能となる他、手動操作の作動方向が負荷
の作動方向と一致するので視認性の面で好ましい手動操
作機構を実現できる作用効果がある。
うな構成であるから内蔵する減速装置の速比の如何に拘
わらず、非常時における手動操作での操作性が良く、手
動操作での操作力が遺漏無く負荷側に伝達され効率の良
い手動操作が可能となる他、手動操作の作動方向が負荷
の作動方向と一致するので視認性の面で好ましい手動操
作機構を実現できる作用効果がある。
【図1】本発明になる手動操作機構の要部横断面図であ
る。
る。
【図2】図1の例の手動操作摘みに一体的に保持される
円筒部材の拡大横断面図である。
円筒部材の拡大横断面図である。
【図3】図1の例の遊星歯車減速体の拡大説明図であ
る。
る。
【図4】図3の例の内歯歯車と外歯歯車とこれと一体を
成す別の内歯歯車を備えた円筒部材の断面図である。
成す別の内歯歯車を備えた円筒部材の断面図である。
【図5】従来技術に成る手動操作機構の例の断面図であ
る。
る。
1 筺体1
2 筺体2
3 手動操作摘み
4 手動操作摘みに一体保持される円筒部材
4−1 円筒部材の摺接嵌合部
4−2 軸方向に伸張する第2の円筒部
4−21 円筒部外周面に形成される外歯歯車
5,5′ 回転体に形成される歯車
5−2 回転体
6 円筒部材を軸方向に押圧するバネ
7 駆動用電動機
7−1 回転子軸
7−2 ブレーキ
8 太陽歯車である回転子軸の小歯車
9 遊星歯車機構
9−1 遊星歯車を保持転動する腕
9−2 遊星歯車
9−3 内歯歯車
9−4 外歯歯車
10 内歯歯車・外歯歯車とを軸方向に伸長した
位置に一体的に設けた円筒部 11 内歯歯車C 12 調和歯車機構 12−1 調和歯車 12−2 波動発生器の腕 12−3 調和歯車のボス 12−4 波動発生器のローラ 13 負荷 13−1 出力軸 13−2 出力軸の端部 14 減速装置 15 制御装置 16 可動部材
位置に一体的に設けた円筒部 11 内歯歯車C 12 調和歯車機構 12−1 調和歯車 12−2 波動発生器の腕 12−3 調和歯車のボス 12−4 波動発生器のローラ 13 負荷 13−1 出力軸 13−2 出力軸の端部 14 減速装置 15 制御装置 16 可動部材
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F16H 37/06
F16H 1/28 - 3/78
H02K 7/00 - 7/20
Claims (2)
- 【請求項1】 筺体と、駆動用電動機と、該駆動用電動
機に連結される減速機構とを有し、電動操作装置に併設
される手動操作機構において、 下記構成要件を備えること、を特徴とする手動操作機
構。 1) 筐体に内装された駆動用電動機は、該駆動用電動
機の回転子軸に固着された小歯車を太陽歯車とし、該太
陽歯車に係合しつつ、腕により転動自在に保持されてい
る遊星歯車と、該遊星歯車と係合する内歯歯車とを備え
る遊星歯車機構と、筐体内周面と摺動自在に保持されて
いる円筒部材の内周面に、前記遊星歯車機構の内歯歯車
と共に一体的に形成される別の内歯歯車と、出力軸に固
定されたボスにより保持されて、前記内歯歯車と撓み自
在に係合する調和歯車と、前記出力軸の端部で回転自在
に軸支されている腕により、転動しつつ該調和歯車を内
側から押圧拡開するローラを備える調和型歯車機構と、
を介して負荷に連係している 2) 前記遊星歯車機構の内歯歯車と調和型歯車機構の
内歯歯車とを備える円筒部材は、前記遊星歯車機構の内
歯歯車に対応する外周面に外歯歯車が形成され、該外歯
歯車が、筐体内部に固着配備された軸により、回転自在
に軸支される回転体の端部に形成された歯車と係合して
いる 3) 筐体の端部に対向して設けられる手動操作摘み
は、前記筐体の端部摺接嵌合部で回転自在に保持される
別の円筒部材と一体的に連結保持され、該別の円筒部材
が、前記筐体端部摺接嵌合部から同芯状に伸長する第2
の円筒部を備えると共に、該第2の円筒部外周面に外歯
歯車を有し、該外歯歯車が、前記回転体の他端に形成さ
れた歯車と係合している - 【請求項2】 前記第2の円筒部外周面に形成された外
歯歯車と、前記遊星歯車機構の内歯歯車に対応する外周
面の外歯歯車とは同一歯車仕様、従ってこれ等と噛合う
前記回転体両端部の歯車同士も同一歯車仕様で形成され
ていること、を特徴とする請求項1に記載の手動操作機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13056497A JP3483427B2 (ja) | 1997-05-06 | 1997-05-06 | 手動操作機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13056497A JP3483427B2 (ja) | 1997-05-06 | 1997-05-06 | 手動操作機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10306866A JPH10306866A (ja) | 1998-11-17 |
JP3483427B2 true JP3483427B2 (ja) | 2004-01-06 |
Family
ID=15037279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13056497A Expired - Fee Related JP3483427B2 (ja) | 1997-05-06 | 1997-05-06 | 手動操作機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3483427B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009041693A (ja) * | 2007-08-09 | 2009-02-26 | Inax Corp | 電動パイロット式の流調弁装置 |
JP2017141889A (ja) * | 2016-02-10 | 2017-08-17 | Ntn株式会社 | 車両駆動装置 |
CN106300795B (zh) * | 2016-11-04 | 2018-10-23 | 南京信息工程大学 | 一种大减速比谐波减速一体机 |
-
1997
- 1997-05-06 JP JP13056497A patent/JP3483427B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10306866A (ja) | 1998-11-17 |
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