JP3483162B2 - 靭性および耐摩耗性のすぐれた炭窒化チタン系サーメット製切削工具 - Google Patents
靭性および耐摩耗性のすぐれた炭窒化チタン系サーメット製切削工具Info
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- JP3483162B2 JP3483162B2 JP19099494A JP19099494A JP3483162B2 JP 3483162 B2 JP3483162 B2 JP 3483162B2 JP 19099494 A JP19099494 A JP 19099494A JP 19099494 A JP19099494 A JP 19099494A JP 3483162 B2 JP3483162 B2 JP 3483162B2
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- JP
- Japan
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- phase
- titanium carbonitride
- cutting
- phase structure
- wear resistance
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- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、すぐれた靭性を有
し、かつ耐摩耗性にもすぐれているので、例えば鋼の連
続切削は勿論のこと、特に断続切削に用いた場合に、切
刃に欠損やチッピング（微小欠け）などの発生なく、す
ぐれた切削性能を長期に亘って発揮する炭窒化チタン
（以下、ＴｉＣＮで示す）系サーメット製切削工具に関
するものである。
し、かつ耐摩耗性にもすぐれているので、例えば鋼の連
続切削は勿論のこと、特に断続切削に用いた場合に、切
刃に欠損やチッピング（微小欠け）などの発生なく、す
ぐれた切削性能を長期に亘って発揮する炭窒化チタン
（以下、ＴｉＣＮで示す）系サーメット製切削工具に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、一般に、各種技術論文や、例えば
特開昭５０−８６５１２公報などに記載されるように、
容量％で（以下、単に％は容量％を意味する）、Ｃｏお
よび／またはＮｉを主成分とする金属結合相：５〜３０
％、単一相構造を有するＴｉＣＮからなる硬質分散相、
および／または同じく単一相構造を有し、かつＴｉと、
Ｔｉを除く周期律表の４ａ，５ａ、および６ａ族元素の
うちの１種以上との複合炭窒化物固溶体からなる硬質分
散相：実質的に残り、の組成を有するＴｉＣＮ系サーメ
ットで構成された切削工具が知られており、これが例え
ば鋼などの連続切削に用いられていることも知られてい
る。
特開昭５０−８６５１２公報などに記載されるように、
容量％で（以下、単に％は容量％を意味する）、Ｃｏお
よび／またはＮｉを主成分とする金属結合相：５〜３０
％、単一相構造を有するＴｉＣＮからなる硬質分散相、
および／または同じく単一相構造を有し、かつＴｉと、
Ｔｉを除く周期律表の４ａ，５ａ、および６ａ族元素の
うちの１種以上との複合炭窒化物固溶体からなる硬質分
散相：実質的に残り、の組成を有するＴｉＣＮ系サーメ
ットで構成された切削工具が知られており、これが例え
ば鋼などの連続切削に用いられていることも知られてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年の切削加工
のＦＡ化はめざましく、かつ省力化に対する要求も強
く、これに伴ない、連続切削および断続切削のいずれに
も実用可能な切削工具が望まれる傾向にあるが、上記の
従来ＴｉＣＮ系サーメット製切削工具においては、連続
切削ではすぐれた耐摩耗性を示すものの、断続切削では
靭性不足が原因で切刃に欠損やチッピングが発生し易
く、短時間で使用寿命に至るのが現状である。
のＦＡ化はめざましく、かつ省力化に対する要求も強
く、これに伴ない、連続切削および断続切削のいずれに
も実用可能な切削工具が望まれる傾向にあるが、上記の
従来ＴｉＣＮ系サーメット製切削工具においては、連続
切削ではすぐれた耐摩耗性を示すものの、断続切削では
靭性不足が原因で切刃に欠損やチッピングが発生し易
く、短時間で使用寿命に至るのが現状である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
上述のような観点から、上記の従来ＴｉＣＮ系サーメッ
ト製切削工具に着目し、これの具備するすぐれた耐摩耗
性を損なうことなく、これにすぐれた靭性を付与すべく
研究を行なった結果、上記の従来ＴｉＣＮ系サーメット
製切削工具を構成するＴｉＣＮ系サーメットにおける硬
質分散相を、単一相構造を有し、かつＴｉと、Ｃｒおよ
び／またはＶと、Ｔａ，Ｎｂ，Ｚｒ，Ｗ、およびＭｏの
うちの１種以上との複合炭窒化物固溶体［以下、（Ｔ
ｉ，Ｍ）ＣＮで示す］からなる硬質分散相［記号（ｂ）
で示す］と、同じく単一相構造を有するＴｉＣＮからな
る硬質分散相［記号（ｃ）で示す］に特定し、かつ前記
（ｂ）の含有割合を８〜４９％として、すぐれた耐摩耗
性を確保した上で、さらに硬質分散相として、有芯２重
相構造および／または有芯３重相構造を有し、かつ芯部
がＴｉＣＮからなる硬質分散相［記号（ａ）で示す］、
または有芯２重相構造および／または有芯３重相構造を
有し、かつ芯部が（Ｔｉ，Ｍ）ＣＮからなる硬質分散相
［記号（ａ’）で示す］、を５〜４０％の割合で含有さ
せると、この結果のＴｉＣＮ系サーメットで構成された
切削工具は、すぐれた靭性を具備するようになり、連続
切削は勿論のこと、断続切削においてもすぐれた耐摩耗
性を発揮するようになるという研究結果を得たのであ
る。
上述のような観点から、上記の従来ＴｉＣＮ系サーメッ
ト製切削工具に着目し、これの具備するすぐれた耐摩耗
性を損なうことなく、これにすぐれた靭性を付与すべく
研究を行なった結果、上記の従来ＴｉＣＮ系サーメット
製切削工具を構成するＴｉＣＮ系サーメットにおける硬
質分散相を、単一相構造を有し、かつＴｉと、Ｃｒおよ
び／またはＶと、Ｔａ，Ｎｂ，Ｚｒ，Ｗ、およびＭｏの
うちの１種以上との複合炭窒化物固溶体［以下、（Ｔ
ｉ，Ｍ）ＣＮで示す］からなる硬質分散相［記号（ｂ）
で示す］と、同じく単一相構造を有するＴｉＣＮからな
る硬質分散相［記号（ｃ）で示す］に特定し、かつ前記
（ｂ）の含有割合を８〜４９％として、すぐれた耐摩耗
性を確保した上で、さらに硬質分散相として、有芯２重
相構造および／または有芯３重相構造を有し、かつ芯部
がＴｉＣＮからなる硬質分散相［記号（ａ）で示す］、
または有芯２重相構造および／または有芯３重相構造を
有し、かつ芯部が（Ｔｉ，Ｍ）ＣＮからなる硬質分散相
［記号（ａ’）で示す］、を５〜４０％の割合で含有さ
せると、この結果のＴｉＣＮ系サーメットで構成された
切削工具は、すぐれた靭性を具備するようになり、連続
切削は勿論のこと、断続切削においてもすぐれた耐摩耗
性を発揮するようになるという研究結果を得たのであ
る。
【０００５】この発明は、上記の研究結果にもとづいて
なされたものであって、 （１）Ｃｏおよび／またはＮｉを主成分とする金属結合
相：５〜３０％、有芯２重相構造および／または有芯３
重相構造を有し、かつ芯部がＴｉＣＮからなる硬質分散
相（ａ）：５〜４０％、 単一相構造を有するＴｉＣＮからなる硬質分散相
（ｂ）：８〜４９％、 単一相構造を有する（Ｔｉ，Ｍ）ＣＮからなる硬質分散
相（ｃ）：実質的に残り、 の組成を有するＴｉＣＮ系サーメット、 （２）Ｃｏおよび／またはＮｉを主成分とする金属結合
相：５〜３０％、有芯２重相構造および／または有芯３
重相構造を有し、かつ芯部が（Ｔｉ，Ｍ）ＣＮからなる
硬質分散相（ａ’）：５〜４０％、 単一相構造を有するＴｉＣＮからなる硬質分散相
（ｂ）：８〜４９％、 単一相構造を有する（Ｔｉ，Ｍ）ＣＮからなる硬質分散
相（ｃ）：実質的に残り、 の組成を有するＴｉＣＮ系サーメット、以上(１)または
（２）のＴｉＣＮ系サーメットで構成してなる靭性およ
び耐摩耗性のすぐれたＴｉＣＮ系サーメット製切削工具
に特徴を有するものである。
なされたものであって、 （１）Ｃｏおよび／またはＮｉを主成分とする金属結合
相：５〜３０％、有芯２重相構造および／または有芯３
重相構造を有し、かつ芯部がＴｉＣＮからなる硬質分散
相（ａ）：５〜４０％、 単一相構造を有するＴｉＣＮからなる硬質分散相
（ｂ）：８〜４９％、 単一相構造を有する（Ｔｉ，Ｍ）ＣＮからなる硬質分散
相（ｃ）：実質的に残り、 の組成を有するＴｉＣＮ系サーメット、 （２）Ｃｏおよび／またはＮｉを主成分とする金属結合
相：５〜３０％、有芯２重相構造および／または有芯３
重相構造を有し、かつ芯部が（Ｔｉ，Ｍ）ＣＮからなる
硬質分散相（ａ’）：５〜４０％、 単一相構造を有するＴｉＣＮからなる硬質分散相
（ｂ）：８〜４９％、 単一相構造を有する（Ｔｉ，Ｍ）ＣＮからなる硬質分散
相（ｃ）：実質的に残り、 の組成を有するＴｉＣＮ系サーメット、以上(１)または
（２）のＴｉＣＮ系サーメットで構成してなる靭性およ
び耐摩耗性のすぐれたＴｉＣＮ系サーメット製切削工具
に特徴を有するものである。
【０００６】なお、この発明の切削工具において、これ
を構成するＴｉＣＮ系サーメットの金属結合相の割合を
５〜３０％としたのは、その割合が５％未満では、所望
の強度を確保することができず、一方その割合が３０％
を越えると耐摩耗性が急激に低下するようになるという
理由によるものであり、またいずれも有芯２重相構造お
よび／または有芯３重相構造を有する硬質分散相の割合
を５〜４０％と定めたのは、その割合が５％未満では、
断続切削でも切刃に欠損やチッピングの発生がない所望
のすぐれた靭性を確保することができず、一方その割合
が４０％を越えると、耐摩耗性が急激に低下するように
なるという理由にもとづくものである。
を構成するＴｉＣＮ系サーメットの金属結合相の割合を
５〜３０％としたのは、その割合が５％未満では、所望
の強度を確保することができず、一方その割合が３０％
を越えると耐摩耗性が急激に低下するようになるという
理由によるものであり、またいずれも有芯２重相構造お
よび／または有芯３重相構造を有する硬質分散相の割合
を５〜４０％と定めたのは、その割合が５％未満では、
断続切削でも切刃に欠損やチッピングの発生がない所望
のすぐれた靭性を確保することができず、一方その割合
が４０％を越えると、耐摩耗性が急激に低下するように
なるという理由にもとづくものである。
【０００７】
【実施例】つぎに、この発明の切削工具を実施例により
具体的に説明する。原料粉末として、いずれも０．５〜
２μｍの範囲内の所定の平均粒径を有する（Ｔｉ，Ｗ）
ＣＮ［重量比で（以下同じ）、ＴｉＣＮ／ＷＣ＝７０／
３０］粉末、（Ｔｉ，Ｍｏ）ＣＮ［ＴｉＣＮ／Ｍｏ2 Ｃ
＝７０／３０］粉末、（Ｔｉ，Ｔａ）ＣＮ［ＴｉＣＮ／
ＴａＣ＝７０／３０］粉末、（Ｔｉ，Ｎｂ）ＣＮ［Ｔｉ
ＣＮ／ＮｂＣ＝７０／３０］粉末、（Ｔｉ，Ｖ）ＣＮ
［ＴｉＣＮ／ＶＣ＝８０／２０］粉末、（Ｔｉ，Ｗ，Ｍ
ｏ）ＣＮ［ＴｉＣＮ／ＷＣ／Ｍｏ2 Ｃ＝６０／３０／
１０］粉末、（Ｔｉ，Ｍｏ，Ｔａ）ＣＮ［ＴｉＣＮ／Ｍ
ｏ2 Ｃ／ＴａＣ＝６０／２０／２０］粉末、（Ｔｉ，Ｍ
ｏ，Ｎｂ）ＣＮ［ＴｉＣＮ／Ｍｏ2 Ｃ／ＮｂＣ＝６０／
２０／２０］粉末、ＷＣ粉末、ＶＣ粉末、Ｍｏ2 Ｃ粉
末、ＮｂＣ粉末、Ｃｒ3 Ｃ2 粉末、ＴｉＮ粉末、ＺｒＣ
粉末、Ｃｏ粉末、およびＮｉ粉末を用意し、これら原料
粉末を表１に示される配合組成に配合し、ボールミルに
て７２時間湿式混合し、乾燥した後、１．５ton ／cm2
の圧力で圧粉体にプレス成形し、ついで、この圧粉体
を、 （１） 常温から１１００℃までの昇温過程を０．０５
〜０．１torrの窒素雰囲気とし、１１００℃から１４２
０〜１６００℃の範囲内の所定の焼結温度までの昇温過
程、前記焼結温度に１時間の保持過程、および焼結温度
保持終了から常温までの冷却過程を４０〜３００torrの
窒素雰囲気とした条件（以下、窒素焼結条件という）、 （２） ０．０５〜０．１torrの真空中、１４２０〜１
５００℃の範囲内の所定温度に１時間保持後冷却の条件
（以下、真空焼結条件という）、 以上（１）または（２）の条件で焼結することにより、
いずれもＳＮＭＧ４３２の規格に即したスローアウェイ
チップ形状をもった本発明ＴｉＣＮ系サーメット製切削
工具（以下、本発明切削工具という）１〜６および比較
ＴｉＣＮ系サーメット製切削工具（以下、比較切削工具
という）１〜６をそれぞれ製造した。
具体的に説明する。原料粉末として、いずれも０．５〜
２μｍの範囲内の所定の平均粒径を有する（Ｔｉ，Ｗ）
ＣＮ［重量比で（以下同じ）、ＴｉＣＮ／ＷＣ＝７０／
３０］粉末、（Ｔｉ，Ｍｏ）ＣＮ［ＴｉＣＮ／Ｍｏ2 Ｃ
＝７０／３０］粉末、（Ｔｉ，Ｔａ）ＣＮ［ＴｉＣＮ／
ＴａＣ＝７０／３０］粉末、（Ｔｉ，Ｎｂ）ＣＮ［Ｔｉ
ＣＮ／ＮｂＣ＝７０／３０］粉末、（Ｔｉ，Ｖ）ＣＮ
［ＴｉＣＮ／ＶＣ＝８０／２０］粉末、（Ｔｉ，Ｗ，Ｍ
ｏ）ＣＮ［ＴｉＣＮ／ＷＣ／Ｍｏ2 Ｃ＝６０／３０／
１０］粉末、（Ｔｉ，Ｍｏ，Ｔａ）ＣＮ［ＴｉＣＮ／Ｍ
ｏ2 Ｃ／ＴａＣ＝６０／２０／２０］粉末、（Ｔｉ，Ｍ
ｏ，Ｎｂ）ＣＮ［ＴｉＣＮ／Ｍｏ2 Ｃ／ＮｂＣ＝６０／
２０／２０］粉末、ＷＣ粉末、ＶＣ粉末、Ｍｏ2 Ｃ粉
末、ＮｂＣ粉末、Ｃｒ3 Ｃ2 粉末、ＴｉＮ粉末、ＺｒＣ
粉末、Ｃｏ粉末、およびＮｉ粉末を用意し、これら原料
粉末を表１に示される配合組成に配合し、ボールミルに
て７２時間湿式混合し、乾燥した後、１．５ton ／cm2
の圧力で圧粉体にプレス成形し、ついで、この圧粉体
を、 （１） 常温から１１００℃までの昇温過程を０．０５
〜０．１torrの窒素雰囲気とし、１１００℃から１４２
０〜１６００℃の範囲内の所定の焼結温度までの昇温過
程、前記焼結温度に１時間の保持過程、および焼結温度
保持終了から常温までの冷却過程を４０〜３００torrの
窒素雰囲気とした条件（以下、窒素焼結条件という）、 （２） ０．０５〜０．１torrの真空中、１４２０〜１
５００℃の範囲内の所定温度に１時間保持後冷却の条件
（以下、真空焼結条件という）、 以上（１）または（２）の条件で焼結することにより、
いずれもＳＮＭＧ４３２の規格に即したスローアウェイ
チップ形状をもった本発明ＴｉＣＮ系サーメット製切削
工具（以下、本発明切削工具という）１〜６および比較
ＴｉＣＮ系サーメット製切削工具（以下、比較切削工具
という）１〜６をそれぞれ製造した。
【０００８】ついで、この結果得られた各種の切削工具
について、これの任意個所を透過型電子顕微鏡により観
察し、画像に現われたそれぞれの硬質分散相の中心部の
全金属成分に占めるＴｉ含有量を測定すると共に、画像
解析装置を併用して、結合相と硬質分散相の割合、さら
に前記硬質分散相における個々の構成相の割合を測定
し、この測定結果をサーメット全体に占める割合で表
２，３に示した。また、上記の各種切削工具について、 被削材：ＳＮＣＭ４３９（硬さ：ＨB ２７０）の丸棒、 切削速度：２００ｍ／min.、 切込み：２mm、 送り：０．３mm／rev.、 切削時間：２０分、 の条件での鋼の連続切削試験、並びに、 被削材：ＳＮＣＭ４３９（硬さ：ＨB ２７０）の長さ方
向等間隔３本縦溝入り丸棒、 切削速度：１５０ｍ／min.、 切込み：２．８mm、 送り：０．３mm／rev.、 切削時間：５分、 の条件での鋼の断続切削試験を行ない、いずれの試験で
も切刃の逃げ面摩耗幅を測定した。これらの測定結果を
表４に示した。
について、これの任意個所を透過型電子顕微鏡により観
察し、画像に現われたそれぞれの硬質分散相の中心部の
全金属成分に占めるＴｉ含有量を測定すると共に、画像
解析装置を併用して、結合相と硬質分散相の割合、さら
に前記硬質分散相における個々の構成相の割合を測定
し、この測定結果をサーメット全体に占める割合で表
２，３に示した。また、上記の各種切削工具について、 被削材：ＳＮＣＭ４３９（硬さ：ＨB ２７０）の丸棒、 切削速度：２００ｍ／min.、 切込み：２mm、 送り：０．３mm／rev.、 切削時間：２０分、 の条件での鋼の連続切削試験、並びに、 被削材：ＳＮＣＭ４３９（硬さ：ＨB ２７０）の長さ方
向等間隔３本縦溝入り丸棒、 切削速度：１５０ｍ／min.、 切込み：２．８mm、 送り：０．３mm／rev.、 切削時間：５分、 の条件での鋼の断続切削試験を行ない、いずれの試験で
も切刃の逃げ面摩耗幅を測定した。これらの測定結果を
表４に示した。
【０００９】
【表１】
【００１０】
【表２】
【００１１】
【表３】
【００１２】
【表４】
【００１３】
【発明の効果】表２〜４に示される結果から、本発明切
削工具１〜６は、いずれもこれを構成するＴｉＣＮ系サ
ーメットが含有する有芯２重相構造および／または有芯
３重相構造を有し、かつ芯部がＴｉＣＮまたは（Ｔｉ，
Ｍ）ＣＮからなる硬質分散相によって、耐摩耗性の低下
なく、すぐれた靭性を具備するようになり、連続切削お
よび断続切削のいずれでもすぐれた切削性能を発揮する
のに対して、硬質分散相として単一相構造のＴｉＣＮお
よび／または（Ｔｉ，Ｍ）ＣＮしか含有しない比較切削
工具１〜６においては、連続切削では良好な耐摩耗性を
示す場合もあるが断続切削では靭性不足が原因で切刃に
欠損やチッピングが発生し、比較的短時間で使用寿命に
至ることが明らかである。上述のように、この発明のＴ
ｉＣＮ系サーメット製切削工具は、連続切削は勿論のこ
と、高靭性が要求される断続切削でも著しく長期に亘っ
てすぐれた切削性能を発揮するので、切削加工のＦＡ化
および省力化に十分満足に対応することができるもので
ある。
削工具１〜６は、いずれもこれを構成するＴｉＣＮ系サ
ーメットが含有する有芯２重相構造および／または有芯
３重相構造を有し、かつ芯部がＴｉＣＮまたは（Ｔｉ，
Ｍ）ＣＮからなる硬質分散相によって、耐摩耗性の低下
なく、すぐれた靭性を具備するようになり、連続切削お
よび断続切削のいずれでもすぐれた切削性能を発揮する
のに対して、硬質分散相として単一相構造のＴｉＣＮお
よび／または（Ｔｉ，Ｍ）ＣＮしか含有しない比較切削
工具１〜６においては、連続切削では良好な耐摩耗性を
示す場合もあるが断続切削では靭性不足が原因で切刃に
欠損やチッピングが発生し、比較的短時間で使用寿命に
至ることが明らかである。上述のように、この発明のＴ
ｉＣＮ系サーメット製切削工具は、連続切削は勿論のこ
と、高靭性が要求される断続切削でも著しく長期に亘っ
てすぐれた切削性能を発揮するので、切削加工のＦＡ化
および省力化に十分満足に対応することができるもので
ある。
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フロントページの続き
(72)発明者 小谷 二郎
茨城県結城郡石下町大字古間木1511番地
三菱マテリアル株式会社 筑波製作所
内
(56)参考文献 特開 昭64−28340（ＪＰ，Ａ)
特開 昭64−68443（ＪＰ，Ａ)
特開 平１−162744（ＪＰ，Ａ)
特開 平２−190438（ＪＰ，Ａ)
特開 平２−213445（ＪＰ，Ａ)
Claims (2)
- 【請求項１】 容量％で、 Ｃｏおよび／またはＮｉを主成分とする金属結合相：５
〜３０％、 有芯２重相構造および／または有芯３重相構造を有し、
かつ芯部が炭窒化チタンからなる硬質分散相（ａ）：５
〜４０％、 単一相構造を有する炭窒化チタンからなる硬質分散相
（ｂ）：８〜４９％、 同じく単一相構造を有し、かつＴｉと、Ｃｒおよび／ま
たはＶと、Ｔａ，Ｎｂ，Ｚｒ，Ｗ、およびＭｏのうちの
１種以上との複合炭窒化物固溶体からなる硬質分散相
（ｃ）：実質的に残り、 の組成を有する炭窒化チタン系サーメットで構成したこ
とを特徴とする靭性および耐摩耗性のすぐれた炭窒化チ
タン系サーメット製切削工具。 - 【請求項２】 容量％で、 Ｃｏおよび／またはＮｉを主成分とする金属結合相：５
〜３０％、 有芯２重相構造および／または有芯３重相構造を有し、
かつ芯部が、Ｔｉと、Ｃｒおよび／またはＶと、Ｔａ，
Ｎｂ，Ｚｒ，Ｗ、およびＭｏのうちの１種以上との複合
炭窒化物固溶体からなる硬質分散相（ａ’）：５〜４０
％、 単一相構造を有する炭窒化チタンからなる硬質分散相
（ｂ）：８〜４９％、 同じく単一相構造を有し、かつＴｉと、Ｃｒおよび／ま
たはＶと、Ｔａ，Ｎｂ，Ｚｒ，Ｗ、およびＭｏのうちの
１種以上との複合炭窒化物固溶体からなる硬質分散相
（ｃ）：実質的に残り、 の組成を有する炭窒化チタン系サーメットで構成したこ
とを特徴とする靭性および耐摩耗性のすぐれた炭窒化チ
タン系サーメット製切削工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19099494A JP3483162B2 (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 靭性および耐摩耗性のすぐれた炭窒化チタン系サーメット製切削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19099494A JP3483162B2 (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 靭性および耐摩耗性のすぐれた炭窒化チタン系サーメット製切削工具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0825114A JPH0825114A (ja) | 1996-01-30 |
| JP3483162B2 true JP3483162B2 (ja) | 2004-01-06 |
Family
ID=16267102
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19099494A Expired - Lifetime JP3483162B2 (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 靭性および耐摩耗性のすぐれた炭窒化チタン系サーメット製切削工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3483162B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6558633B2 (ja) * | 2015-08-10 | 2019-08-14 | 三菱マテリアル株式会社 | 耐塑性変形性、耐異常損傷性および耐摩耗性にすぐれたＴｉ基サーメット切削工具 |
-
1994
- 1994-07-21 JP JP19099494A patent/JP3483162B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0825114A (ja) | 1996-01-30 |
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