JP3482839B2 - 車両ミラー用ワイパー - Google Patents

車両ミラー用ワイパー

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JP3482839B2
JP3482839B2 JP26555997A JP26555997A JP3482839B2 JP 3482839 B2 JP3482839 B2 JP 3482839B2 JP 26555997 A JP26555997 A JP 26555997A JP 26555997 A JP26555997 A JP 26555997A JP 3482839 B2 JP3482839 B2 JP 3482839B2
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ドアミラーやバッ
クミラー等のミラーの傾動を電動で可能とした車両ミラ
ーにワイパーを装着した車両ミラー用ワイパーに関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来、例えば、車両のドアミラーやバッ
クミラーには、その表面に付着した水滴を払拭すること
で視認性を確保するワイパーを設けたものが知られてい
る。 【0003】図12は、このようなワイパー機能を設け
たバックミラー1を示し、ミラー本体10と、ワイパー
本体20と、このワイパー本体20をミラー本体10に
連結するリンク機構部30とを備えている。 【0004】ミラー本体10は、樹脂製のハウジング1
1、ハウジング11に固定された補強プレート12、補
強プレート12に固定されたミラー駆動ユニット13、
ハウジング11に固定されたワイパー駆動ユニット1
4、ミラー駆動ユニット13に固定のロッド15を介し
てミラー駆動ユニット13に係合保持されたミラーベー
ス16、ミラーベース16に保持されたミラー17、ハ
ウジング11に固定されて図示しない車体に固定のステ
ー2を挟持する保持プレート18、保持プレート18を
覆うカバー19を備えている。 【0005】ワイパー本体20は、ワイパーアーム2
1、ワイパーアーム21の自由端部に連結されたプライ
マリレバー22、プライマリレバー22の両端に揺動可
能に連結されたセカンダリレバー23、セカンダリレバ
ー23に跨って保持されたバーティブラ24、バーティ
ブラ24に揺動可能に保持されたワイパーブレード25
を備えている。 【0006】リンク機構部30は、ワイパー駆動ユニッ
ト14の出力軸14aに一端が軸着された第1リンク部
材31、第1リンク部材31の他端に軸32を介して一
端が連結された第2リンク部材33、第2リンク部材3
3の他端に軸34を介して一端が連結された第3リンク
部材35、第3リンク部材35の他端に連結されたワイ
パーシャフト40を備えている。また、第3リンク部材
35には、ハウジング11に突出形成された円筒部11
a内に回転可能に挿入保持される筒部35aが設けられ
ている。 【0007】ワイパーシャフト40は、一対のシャフト
部材41,42と、この一対のシャフト部材41,42
の各一端同士を連結することでワイパーシャフト40の
中間部を屈曲可能とすると共にワイパーシャフト40の
回転を許容するカップリング43を備えている。 【0008】シャフト部材41の他端(ワイパーシャフ
ト40の一端)は筒部35aに相対回転不能且つ軸線方
向に沿って摺動可能に保持されている。従って、ワイパ
ーシャフト40は出力軸14aの回転駆動に基づいて各
リンク部材31,33,35によって変換された往復回
転運動となる。 【0009】また、シャフト部材42の他端(ワイパー
シャフト40の他端)は、ミラーベース16とミラー1
7とを貫通した状態でワイパーアーム21のベース部2
1aにナット26で固定されている。 【0010】上記の構成において、ワイパー本体20
は、ワイパー駆動ユニット14の駆動により出力軸14
aを回転させると、この回転に連動してリンク機構部3
0を介してシャフト部材41が保持筒部35aと一体に
円筒部11a内で往復回転すると同時に連結部材43を
介してシャフト部材42がシャフト部材41と一体に往
復回転してワイパーアーム21を往復回動させ、この往
復回動によりワイパーブレード25がミラー17の表面
を払拭する。 【0011】この際、ワイパーシャフト40の回動範囲
はリンク機構部30の設定に依存されており、そのワイ
パーシャフト40の回転範囲に応じてワイパーシャフト
40に対するワイパーアーム21の結合位置を適性とす
ることによってワイパーブレード25のミラー17の払
拭範囲が決定される。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
構成された車両ミラー用ワイパーにあっては、ワイパー
駆動ユニット14がミラー駆動ユニット13から離れた
位置に設けられており、しかも、ワイパー駆動ユニット
14の出力軸14a並びに軸32がワイパーシャフト4
0から離れた位置にある。 【0013】従って、リンク部材33が長尺なものとな
るばかりでなく、ミラー17の傾動(特に、図示の場合
であれば車体上下方向(図示上下方向に一致)の傾動)
を許容するために軸32とミラーベース16との隙間L
を大きく確保する必要があるために、ロッド15の長さ
をある程度必要とした厚肉のミラー本体10とならざる
を得ない。 【0014】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あって、出力軸をワイパーシャフトに接近させることが
できるばかりでなく、リンク部材を短することができ、
しかも、ロッドの突出量を短くし得てミラー本体の薄肉
化を実現することができる車両ミラー用ワイパーを提供
することを目的とする。 【0015】 【課題を解決するための手段】その目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、駆動部ケース内に格納さ
れたワイパー駆動手段と、ミラーを保持するミラーケー
スと、前記駆動部ケースから突出されて前記ミラーケー
スに連結され、前記ミラーと共に傾動する前記ミラーケ
ースの傾動に応じて突出量可変であり且つ回転可能なロ
ッドと、前記ミラーケース内に設けられて前記ワイパー
駆動手段の回転駆動を往復運動に変換するリンク機構部
と、該リンク機構部で変換された往復運動によって前記
ミラーの表面を払拭するワイパー本体とを備え、前記ロ
ッドは、球形状の頭部と、円柱状の胴部と、外方に突出
する係合突起が設けられた複数の脚部とを有し、前記係
合突起がギアの内壁面の軸線方向に沿って形成されたス
リットに係合することにより、前記ロッドは前記ギアに
関して相対回転不能であり且つ該ギアに関して前記スリ
ットに沿ってその軸線方向に相対移動可能であり、前記
脚部間に該脚部の外側に向けての付勢力を付与するため
のU字形状のスプリングが前記脚部内に保持されてお
り、前記ワイパー駆動手段からの駆動によって前記ギア
を経て前記ロッドを回転させると共に該ロッドの回転に
よって前記リンク機構部に前記ワイパー駆動手段の駆動
を伝達することを要旨とする。 【0016】 【発明の実施の形態】次に、本発明の車両ミラー用ワイ
パーの実施の形態を、大型車両用のバックミラーに適用
し、図面に基づいて説明する。 【0017】図1及び図2において、50はミラー本体
である。このミラー本体50の周縁並びに背面はハウジ
ング51に覆われている。 【0018】このハウジング51には、その一部と協動
してバックミラーBを車体のミラー取付軸もしくはミラ
ー取付ピボットに取り付けるためのブラケット52及び
電源と接続されるコネクタ53が隣接して固定されてい
る。このブラケット52とコネクタ53とはカバー54
に覆われている。また、ハウジング51には、一対のカ
バー55a,55bからなる駆動部ケース55が固定さ
れ、この駆動部ケース55にはミラーケース56が傾動
可能に保持される。ミラーケース56は、ミラー57a
を保持するミラーホルダー57と、このミラーホルダー
57に係合する一対のベース58並びにカバー59を備
え、ミラーケース56にはワイパー本体60が装着され
る。 【0019】駆動部ケース55の内部には、図3に示す
ように、ミラー57aの傾動並びにワイパー本体60の
駆動のための駆動部Cが収納されている。 【0020】駆動部Cは、ミラー57aを車体左右方向
に傾動させるための左右モータ61と、ミラー57aを
車体上下方向に傾動させるための上下モータ62と、ワ
イパー本体60を駆動させるためのワイパーモータ63
と、制御回路64とが設けられている。また、駆動部ケ
ース55からはロッド65〜68の先端が突出されてお
り、この各ロッド65〜68の先端にミラーケース56
が連結されている。 【0021】ロッド65〜68は、各モータ61,62
の回転に伴って駆動部ケース55からの突出量が可変す
るように変位する(詳細構造は後述)もので、図4に示
すように、球形状の頭部65a〜68aと、円柱状胴部
65b〜68bと、複数の脚部65c〜68cと、対向
する2つの脚部65c〜68cの外方に突出する係合突
起65d〜68dとを樹脂成形により一体に備えてい
る。また、脚部65c〜68cの内部には、脚部65c
〜68cの外側に向かう付勢力を確保するため、断面略
U字形状のスプリング69が挿入されると共に、その突
起部69aが脚部65c〜68cの係合穴65e〜68
eに係合することで脚部65c〜68cに保持されてい
る。 【0022】尚、ロッド65〜68は基本的には略同一
形状のものが用いられているが、このロッド66〜67
の頭部65a〜67aには一つの突起65f〜67f、
ロッド68の頭部68aには2つの突起68fが形成さ
れている。 【0023】左右モータ61の出力軸61aにはウオー
ムギヤ70が固定されており、このウオームギヤ70に
は、図4に示すように、多段ギヤ71の大径ギヤ71a
が噛み合い、この多段ギヤ71の小径ギヤ71bにはロ
ッド65の基端部を覆う筒状ギヤ72のギヤ部72aが
噛み合っている。また、図5に示すように、筒状ギヤ7
2の内壁面にはロッド65の係合突起65dが噛み合う
ギヤ72bが形成されている。 【0024】従って、左右モータ61が駆動すると、そ
の駆動に伴ってウオームギヤ70、多段ギヤ71、筒状
ギヤ72が回転する。また、ロッド65の頭部65aは
突起65fにより転動可能且つ回転不能にベース58の
円筒状係合部58aに係合されている。 【0025】このため、筒状ギヤ72が回転すると、そ
の回転方向に応じてギヤ72bに案内されつつロッド6
5が駆動部ケース55からの突出量が可変するように変
位することとなる。尚、ロッド65の胴部65bの周囲
には、カバー55aに形成された貫通筒部55cに保持
されたパッキン73が摺接され、これにより外部に対す
る駆動部ケース55の密閉性が保たれている。 【0026】上下モータ62の出力軸62aにはウオー
ムギヤ74が固定されており、ウオームギヤ74には多
段ギヤ75の大径ギヤ75aが噛み合い、多段ギヤ75
の小径ギヤ75bにはロッド66の基端部を覆う筒状ギ
ヤ76のギヤ部76aが噛み合っている。また、ロッド
66の係合突起66dが筒状ギヤ76のギヤ76bに噛
み合っている。 【0027】尚、上下モータ62からロッド66の変位
に至る構成は、図5に示した左右モータ61からロッド
65の変位に至る構成と同一であるため、その符号を図
5に添付することで詳細な説明は省略する。 【0028】ロッド67は、図6に示すように、カバー
55bに形成された筒部55d内に基端部が位置され、
ロッド65,66の変位に応じてこの筒部55d内を変
位する。尚、筒部55dには上述したギヤ72b,76
bに相当するものは形成されていないが、その径を比較
的小径とすることによって脚部67c並びにスプリング
69の付勢力によって係合突起67dが筒部55dに弾
接するため、その変位に応じた位置を維持している。 【0029】ワイパーモータ63の出力軸63aにはウ
オームギヤ77が固定されており、ウオームギヤ77に
は多段ギヤ78が噛み合い、多段ギヤ78には多段ギヤ
79が噛み合い、多段ギヤ79には筒状多段ギヤ80の
大径ギヤ80aが噛み合い、筒状多段ギヤ80の小径ギ
ヤ80bには多段ギヤ81の大径ギヤ81aが噛み合
い、多段ギヤ81の小径ギヤ81bにはセンサーギヤ8
2が噛み合っている。 【0030】従って、ワイパーモータ63が駆動する
と、ウオームギヤ77を介して、多段ギヤ78,79、
筒状多段ギヤ80、多段ギヤ81、センサーギヤ82が
連動して回転する。 【0031】センサーギヤ82の底面には、回路基板6
4の接点64aに接触する突起等が半径方向並びに周方
向にずれた状態で複数設けられており、これによってセ
ンサーギヤ82の回転数(若しくは回転量)が検出さ
れ、この検出結果に基づいてワイパーモータ63の駆動
を自動的に停止させる。 【0032】すなわち、ミラー57aの払拭は、フロン
トウインドウガラスのように継続した払拭とする必要性
がないため、所定回数(例えば、3回)の払拭動作が行
われた時点で自動的に駆動を停止させている。 【0033】一方、ロッド68の基端部は、筒状多段ギ
ヤ80の内壁面に軸線方向に沿って形成されたスリット
80cに係合している。また、ロッド68の頭部68a
は、図7に示すように、ミラーケース56内に設けられ
た伝達ギヤ83に係合され、この伝達ギヤ83のスリッ
ト83aに係合突起68fが係合することによって相対
回転不能となっている。従って、筒状多段ギヤ80が回
転すると、その回転に連動してロッド68並びに伝達ギ
ヤ83が回転する。 【0034】他方、ミラーケース65内には、図8〜図
10に示すように、ワイパーモータ63の回転運動を往
復運動に変換するリンク機構部D、及び、このリンク機
構部Dに連携された回転軸部Eが設けられている。 【0035】リンク機構部D及び回転軸部Eは、伝達ギ
ヤ83と噛み合う従動ギヤ84、従動ギヤ84に設けら
れた偏心軸85に一端が軸支されたリンクアーム86、
リンクアーム86の他端に回動可能に軸支されたクラッ
チプレート87、クラッチプレート87の表面上を転動
可能な複数のボール88、ボール88を凹部89aで保
持する略三角形状の保持クラッチ89、保持クラッチ8
9に弾接するコイルスプリング90、コイルスプリング
90を内装すると共に保持クラッチ89を回転不能に保
持する保持筒部91、保持筒部91,保持クラッチ8
9,クラッチプレート87を貫通した状態でワッシャ9
2に抜け止めされるワイパーシャフト93を備えてい
る。 【0036】従動ギヤ84は、ミラーホルダー57に固
定の支持軸84aに回転可能に保持されている。また、
従動ギヤ84には、偏心軸85の一端が挿入される挿入
凹部84bが形成されている。 【0037】リンクアーム86は、従動ギヤ84と、こ
の従動ギヤ84に対向し且つ支持軸84aと同軸にカバ
−59に保持された支持軸84cに回転可能に保持され
たスペーサ84dとの間に位置しており、このスペーサ
84dに偏心軸85の他端を挿入することによって従動
ギヤ84の回転運動を往復運動に変換する。 【0038】クラッチプレート87は、ワイパーシャフ
ト93を中心として回転可能となっており、従動ギヤ8
4の回転に連動するリンクアーム86の往復運動を往復
回転運動に変換する。また、クラッチプレート87には
常時はコイルスプリング90の付勢によってボール88
が係合する係合穴87aが形成されている。従って、ワ
イパー本体60にその払拭範囲を超える不測な荷重が加
わった場合には、このボール88が係合穴87aから離
脱する。従って、クラッチプレート87からワイパーモ
ータ63に至る各構成要素に不測な荷重が伝達されず、
ワイパーモータ63等の損傷が防止される。 【0039】保持筒部91の上段外周面にはギヤ91a
が形成されている。また、保持筒部91は、保持クラッ
チ89及びクラッチプレート87と協動してワイパーシ
ャフト93を相対回転可能に保持している。 【0040】ワイパー本体60は、ネジ94を介してワ
イパーシャフト93に結合されている。また、ワイパー
本体60は、保持筒部91の上端を覆うと共にネジ94
を挿入するネジ挿入部95aを正面に有するアームヘッ
ド95、アームヘッド95に接続されたワイパーアーム
96、ワイパーアーム96の先端に接続されたアームピ
ース97、アームピース97の自由端部に連結されたプ
ライマリレバー98、プライマリレバー98の両端に揺
動可能に連結されたセカンダリレバー99、セカンダリ
レバー99に跨って保持されたバーティブラ(図示せ
ず)に揺動可能に保持されたワイパーブレード100、
アームヘッド95の側壁面に形成されたネジ挿入部95
bに挿入されるアーム位置調整ネジ101を備えてい
る。 【0041】アーム位置調整ネジ101には、保持筒部
91のギヤ91aと噛み合うウオームギヤ101aが形
成されている。 【0042】従って、ワイパー本体60は、ギヤ91a
とウオームギヤ101aとの噛み合いに伴うロック状態
により、ワイパーモータ63の駆動に連動するクラッチ
プレート87の往復回転運動がボール88、保持クラッ
チ89、保持筒部91を介して伝達され、これによりワ
イパー本体60が往復回動してミラー57aの表面を払
拭する(図2の2点鎖線参照)。 【0043】この際、この払拭範囲にずれが合った場
合、アーム位置調整ネジ101の頭部101bにドライ
バーを差し込み、所定方向に回転させることでギヤ91
aとウオームギヤ101aとの噛み合い位置が変化しつ
つ、保持筒部91、保持クラッチ89、ボール88、ク
ラッチプレート87を回転させ、これによりワイパー本
体60の払拭範囲を微調整することができる。尚、アー
ム位置調整ネジ101による払拭範囲の微調整は、ネジ
94によってワイパーシャフト93にワイパー本体60
を装着した際においても同様に行うことができ、ワイパ
ー本体60の取付けを容易に行うことができる。 【0044】このように、ロッド58を、ミラー57a
の傾動用として駆動部ケース55からの突出量を可変と
すると共に、ワイパー本体60の駆動伝達用として回転
させる兼用部材としたことにより、ワイパーシャフト9
3に駆動伝達(連携)部材を接近させることができる。 【0045】従って、リンクアーム86を短くすること
ができ、しかも、ミラー57aのワイパーシャフト93
とは反対側にワイパー駆動手段を設ける必要がなくなる
ため各ロッド65〜68の駆動部ケース55からの突出
量を短くすることができ、ミラー本体50の偏平化を実
現することができる。 【0046】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両ミラ
ー用ワイパーにあっては、駆動部ケース内に格納された
ワイパー駆動手段と、ミラーを保持するミラーケース
と、前記駆動部ケースから突出されて前記ミラーケース
に連結され、前記ミラーと共に傾動する前記ミラーケー
スの傾動に応じて突出量可変であり且つ回転可能なロッ
ドと、前記ミラーケース内に設けられて前記ワイパー駆
動手段の回転駆動を往復運動に変換するリンク機構部
と、該リンク機構部で変換された往復運動によって前記
ミラーの表面を払拭するワイパー本体とを備え、前記ロ
ッドは、球形状の頭部と、円柱状の胴部と、外方に突出
する係合突起が設けられた複数の脚部とを有し、前記係
合突起がギアの内壁面の軸線方向に沿って形成されたス
リットに係合することにより、前記ロッドは前記ギアに
関して相対回転不能であり且つ該ギアに関して前記スリ
ットに沿ってその軸線方向に相対移動可能であり、前記
脚部間に該脚部の外側に向けての付勢力を付与するため
のU字形状のスプリングが前記脚部内に保持されてお
り、前記ワイパー駆動手段からの駆動によって前記ギア
を経て前記ロッドを回転させると共に該ロッドの回転に
よって前記リンク機構部に前記ワイパー駆動手段の駆動
を伝達することにより、出力軸をワイパーシャフトに接
近させることができるばかりでなく、リンク部材を短す
ることができ、しかも、ロッドの突出量を短くし得てミ
ラー本体の薄肉化を実現することができる。また、U字
形状のスプリングの付勢力により、ギアの内壁面に向か
うロッドの脚部の付勢力を確保することができ、これに
よりギア内でロッドがミラーの傾動により変位した位置
にロッドを確実に保持することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態に係わる車両ミラー用ワイ
パーを示し、バックミラーのハウジングを破断した状態
の省略図である。 【図2】同じく、バックミラーの正面図である。 【図3】同じく、駆動部の拡大図である。 【図4】同じく、ピボットの説明図である。 【図5】同じく、ミラー傾動用のモータ駆動に連動する
ロッド周辺部分の拡大断面図である。 【図6】同じく、ミラーの傾動に従動するロッド周辺部
分の拡大断面図である。 【図7】同じく、ワイパー駆動用のモータ駆動に連動す
るロッド周辺部分の拡大断面図である。 【図8】同じく、ミラーの縦断面図である。 【図9】同じく、リンク機構部と回転軸部の分解斜視図
である。 【図10】同じく、リンク機構部と回転軸部の組み付け
斜視図である。 【図11】同じく、回転軸部の拡大断面図である。 【図12】従来の、車両ミラー用ワイパーを示し、バッ
クミラーのハウジングを破断した状態の省略図であるワ
イパー本体への伝達部分の組み付け斜視図である。 【符号の説明】 D…リンク機構部 55…駆動部ケース 56…ミラーケース 57a…ミラー 60…ワイパー本体 63…ワイパーモーター(ワイパー駆動手段) 68…ロッド

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 駆動部ケース内に格納されたワイパー駆
    動手段と、ミラーを保持するミラーケースと、前記駆動
    部ケースから突出されて前記ミラーケースに連結され
    前記ミラーと共に傾動する前記ミラーケースの傾動に応
    じて突出量可変であり且つ回転可能なロッドと、前記ミ
    ラーケース内に設けられて前記ワイパー駆動手段の回転
    駆動を往復運動に変換するリンク機構部と、該リンク機
    構部で変換された往復運動によって前記ミラーの表面を
    払拭するワイパー本体とを備え、前記ロッドは、球形状
    の頭部と、円柱状の胴部と、外方に突出する係合突起が
    設けられた複数の脚部とを有し、前記係合突起がギアの
    内壁面の軸線方向に沿って形成されたスリットに係合す
    ることにより、前記ロッドは前記ギアに関して相対回転
    不能であり且つ該ギアに関して前記スリットに沿ってそ
    の軸線方向に相対移動可能であり、前記脚部間に該脚部
    の外側に向けての付勢力を付与するためのU字形状のス
    プリングが前記脚部内に保持されており、前記ワイパー
    駆動手段からの駆動によって前記ギアを経て前記ロッド
    を回転させると共に該ロッドの回転によって前記リンク
    機構部に前記ワイパー駆動手段の駆動を伝達することを
    特徴とする車両ミラー用ワイパー。
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