JP3482461B2 - チタン酸カリウム光触媒及びその製造方法 - Google Patents

チタン酸カリウム光触媒及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光触媒活性が高い
チタン酸カリウム光触媒、及びその製造方法に関するも
のである。さらに詳しくいえば、本発明は、例えば40
0W高圧水銀ランプによる紫外光照射下で本発明の光触
媒0.3g、メタノール水溶液(メタノール:水体積比
=1:3)600cm3 から毎時100μmol以上の
水素ガス発生量を示す光触媒活性が高いチタン酸カリウ
ム光触媒、及びこのチタン酸カリウム光触媒を効率よく
製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】チタン酸カリウムは、光照射による電荷
分離を生じ、光エネルギーを化学エネルギーに変換する
水の光分解触媒として注目されている。通常、チタン酸
アルカリは、アルカリ炭酸塩と酸化チタン粉末を原料と
して固相反応により合成されている(J. Physical Chem
istry, 95, pp.4059-4063 (1991))。固相合成物は、ミ
クロンオーダーの粒子径であり、比表面積も10m2
-1以下であり、光触媒活性もそれほど高くないことが指
摘されている。また、チタン酸アルカリの結晶化には、
900℃以上の高温の加熱処理が必要であり、この際に
多量の熱エネルギーを必要とすることから、固相合成操
作に代わる穏和な条件下での合成プロセスの開発が望ま
れている。
【0003】水熱合成法は、従来の固相合成法で高温条
件下で得られるものがより穏和な温度条件下で合成でき
るソフトケミストリープロセスとして注目されている。
水熱反応を利用してチタン酸アルカリを合成する試みと
しては、出発物質として酸化チタンを用い、水酸化ナト
リウム水溶液中で合成した例が報告されている。六チタ
ン酸ナトリウムは、11mol%以上のNa2 O存在
下、450−500℃の条件で生成することが報告され
ているが、単相としては得られず、アナタース、4チタ
ン酸(Na2 Ti49 )あるいは九チタン酸(Na2
Ti919)の混合物として得られている。このよう
に、ナトリウムをアルカリ原料に用いた場合には、高濃
度のアルカリ水溶液を必要とするばかりでなく、容易に
単相として得られないことが報告されている(J. Solid
State Chemistry, 36, pp91-96 (1981)) 。
【0004】このほか、出発物質として酸化チタンを用
い、10Mのカリウム、ルビジウム、セシウムなどの水
酸化アルカリ水溶液中で3800気圧、450−700
℃の条件で六チタン酸アルカリの合成も検討されてお
り、繊維状生成物として得られることが報告されている
(米国特許第2,833,620号)。しかし、原料と
して酸化チタンを用いているため、チタン酸アルカリの
生成には、450℃以上の高温条件で水熱処理する必要
があるため、合成装置に耐熱性の材質が不可欠になると
いう欠点がある。また、得られたチタン酸アルカリの光
触媒活性の検討はなされていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来のチタン酸カリウム光触媒がもつ欠点を克服し、光
触媒活性に優れ、かつ簡単な操作で容易に製造しうる経
済的に有利なチタン酸カリウム光触媒を提供することを
目的になされたものである。本発明者らは、光触媒とし
て有用なチタン酸カリウム化合物について鋭意研究を重
ねた結果、チタニウムテトラアルコキシドを水酸化カリ
ウム水溶液と反応させ、複合酸化合物を生成させ、その
まま母液とともに水熱条件下で加熱処理させることによ
り光触媒活性に優れた六チタン酸カリウムが得られるこ
とを見い出し、この知見に基づいて本発明を完成するに
至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、上記課題を解
決するための本発明は、以下の技術的手段から構成され
る。 (1)チタンのアルコキシドを水酸化カリウム水溶液中
で水熱処理を施すことにより製造されたチタン酸カリウ
ム光触媒であって、基本構造が、一般式 Ti613・xK・yRuO2 (式中のxは1〜2の数、yは0より大きく0.5 未満の
数である)で表され、以下の性質; (a)従来の固相反応で得られたチタン酸カリウム光触
媒に比べ、水素ガス発生速度が高い、 (b)生成物がサブミクロンの幅を有する繊維状の微結
晶であり、水溶液中に分散しやすい、を有することを特
徴とす るチタン酸カリウム光触媒。 (2)担体であるチタン酸カリウムの結晶構造が六チタ
ン酸カリウムであることを特徴とする前記(1)記載の
チタン酸カリウム光触媒。 (3)前記(1)記載のチタン酸カリウム光触媒を製造
する方法であって、チタニウムテトラアルコキシドを水
酸化カリウム水溶液と混合して、沈殿物を生成させ、水
熱条件下で処理して得られた反応生成物をろ別、水洗
し、必要により乾燥した後、ルテニウム含有溶液に浸漬
し、ろ別、仮焼することを特徴とする、基本構造が、一
般式 Ti613・xK・yRuO2 (式中のxは1〜2の数、yは0より大きく0.5 未満の
数である)で表されるチタン酸カリウム光触媒の製造方
法。 (4)前記(2)記載のチタン酸カリウム光触媒を製造
する方法であって、チタニウムテトラアルコキシドを水
酸化カリウム水溶液と混合して、沈殿物を生成させ、水
熱条件下で処理して得られた反応生成物をろ別、水洗
し、必要により乾燥した後、ルテニウム含有溶液に浸漬
し、ろ別、仮焼することを特徴とする、担体であるチタ
ン酸カリウムの結晶構造が六チタン酸カリウムであるチ
タン酸カリウム光触媒の製造方法。 ()チタニウムテトラアルコキシドとして、エトキシ
ド、プロポキシド、ブトキシドの1種以上を原料として
使用することを特徴とする前記(3)又は(4)記載の
チタン酸カリウム光触媒の製造方法。 (6)水熱処理温度が300℃以上450℃以下である
ことを特徴とする前記(3)、(4)又は(5)記載の
チタン酸カリウム光触媒の製造方法。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明についてさらに詳細
に説明する。本発明は、基本構造が、一般式 Ti613・xK・yRuO2 (式中のxは1〜2の数、yは0より大きく0.5 未満の
数である)で表されるチタン酸カリウム光触媒を提供す
るものである。本発明によれば、前記チタン酸カリウム
光触媒は、チタニウムテトラアルコキシドと水酸化カリ
ウム水溶液とから沈殿物を生成させ、それを母液ととも
に水熱処理し、得られたスラリーをろ別、水洗後、必要
により乾燥させ、次いで、得られたチタン酸カリウム化
合物を塩化ルテニウム水溶液と反応させ、固体成分をろ
別、水洗後、大気中で仮焼することにより製造すること
ができる。ここで、塩化ルテニウムは、助触媒である酸
化ルテニウムの原料であり、塩化ルテニウム水溶液にチ
タン酸カリウムを懸濁させると、カリウムイオンとのイ
オン交換によりルテニウムイオンがチタン酸カリウムに
取り込まれ、ろ別後、大気中で仮焼することにより、ル
テニウムイオンを酸化してチタン酸カリウム上に酸化ル
テニウムの微粒子を析出させるものである。この反応
は、チタン酸カリウム粉末が次第に灰色に変化すること
により確認できる。
【0008】本発明のチタン酸カリウム光触媒は、一般
式 Ti613・xK・yRuO2 (式中のxは1〜2の数、yは0より大きく0.5未満
の数)で表される基本構造を有するものである。このよ
うな基本構造を有する複合化合物は、良好な光触媒活性
を有している。
【0009】このようなチタン酸カリウム光触媒は、
(1)チタン酸カリウムの生成工程、及び(2)酸化ル
テニウム担持工程、を順次施すことによって製造するこ
とができる。
【0010】前記(1)のチタン酸カリウムの生成工程
においては、チタニウムテトラアルコキシドを水酸化カ
リウム水溶液中で水熱処理工程を施すことにより製造す
ることができる。カリウムの添加量は、六チタン酸カリ
ウム(K2 Ti613)に必要な化学両論量以上とす
る。次に、チタニウムテトラアルコキシド溶液を用意す
る。このチタニウムテトラアルコキシドとしては、エト
キシド、プロポキシド、ブトキシドなどを挙げることが
できる。
【0011】水酸化カリウム水溶液にチタニウムテトラ
アルコキシド溶液を滴下させ、沈殿物を生成させる。チ
タン酸アルコキシド溶液に水酸化カリウム水溶液を滴下
しても沈殿物は得られる。混合するチタニウムテトラア
ルコキシド量は、カリウムに対するモル比として3倍以
下好ましくは2倍以下の値が用いられる。得られた沈殿
物は、母液とともに例えばテフロン内筒型反応容器、ガ
ラスアンプル、オートクレーブなどの密封容器を用い、
水熱処理を行うことができる。水熱処理条件は、水熱温
度300〜450℃、処理時間2〜36時間であるが、
好ましくは、水熱温度が300〜350℃の場合には、
処理時間を5〜24時間とし、水熱温度が350〜45
0℃の場合には、処理時間は2〜8時間とする。処理物
は、ろ別、水洗により副生溶解質を除去する。酸化ルテ
ニウム担持工程に供する沈殿物は特に乾燥する必要はな
いが、必要に応じて乾燥してから用いても良い。
【0012】次に、前記(2)の酸化ルテニウム担持工
程においては、まず塩化ルテニウム含有溶液を調製す
る。ルテニウム含有溶液の濃度は、複合体の担持量に応
じて任意に調整できるが、(1)の工程で得られた沈殿
物の重量に対し、0.1 〜1wt%、好ましくは0.
1〜0.5wt%の範囲に入るように調整する。例え
ば、0.27wt%のルテニウムを担持すれば基本式のy
の値は0.35程度の値となる。この溶液を室温で、沈
殿物を加え、1〜24時間好ましくは2〜16時間撹拌
する。反応後の生成物は、ろ別、水洗後、乾燥させる。
乾燥には一般的な乾燥機や乾燥剤の入ったデシケータを
用い、例えば室温ないし50℃で乾燥する。また、スプ
レードライ方式あるいは凍結乾燥方式によっても乾燥で
きる。乾燥前に任意の形状に成形した後、乾燥しても良
い。さらに、これを電気炉などを用い、大気中あるい
は、酸化雰囲気で250℃〜650℃の所定温度で1〜
10時間、好ましくは2〜5時間仮焼する。得られた生
成物は微細な粒状の形態を示す。担体であるチタン酸カ
リウムの結晶構造は、X線源としての銅のKα線を用い
た粉末X線回折パターンに2θ=11.5°,13.7
°,29.2°,30.0°,33.1°,43.5°
及び47.8°のピークが認められ、これらのピークが
粉末回折標準委員会JCPDS(Joint Committee on P
owder Diffraction Standards )粉末データファイナル
ナンバー40−0403の単斜品型六チタン酸カリウム
2 Ti6 13の(200),(201),(31
0),(311),(312),(602),及び(0
20)ピークのd値と一致することから、六チタン酸カ
リウムと帰属される。
【0013】このようにして得られたチタン酸カリウム
光触媒は、化学分析、X線回折、熱分析、赤外分光、走
査型電子顕微鏡などの測定などによって確認できる。例
えば、化学分析によりx値及びy値を得ることができ
る。また、光触媒活性は、例えばメタノールを含む水の
光分解による水素ガス発生速度を調べることにより評価
することができる。通常、チタン酸カリウムの水素発生
電位は水の還元電位に近いことから、水素の発生速度は
著しく遅い。そこで、酸化ルテニウムなどの助触媒を担
持するとともに、還元反応を促進する試薬を導入するこ
とにより、活性を高めることが必要であり、メタノール
は還元反応の犠牲剤として働く。
【0014】本発明のチタン酸カリウム光触媒の生成
は、例えばX線回折測定により容易に確認することがで
きる。銅管球、ニッケルフィルターを使用して測定した
場合、(1)の工程で得られた沈殿物は、2θ=11.
5°,13.7°,29.2°,30.0°,33.1
°,43.5°及び47.8°などにそれぞれ六チタン
酸カリウムの(200),(201),(310),
(311),(312),(602),及び(020)
回折線に対応するピークが認められるが、処理温度、時
間などの合成条件により回折線ピーク強度が変化する。
(200)回折線の半価幅から結晶子の大きさを見積も
ることができる。本発明のチタン酸カリウム光触媒の形
態は、走査型電子顕微鏡によって微細な繊維状の凝集体
として観察されうる。
【0015】次に本発明のチタン酸カリウム光触媒の特
徴を示す。 (1)従来の固相反応で得られたチタン酸カリウム光触
媒に比べ、光水素発生速度が高い。 (2)比較的低濃度(1M以下)の水酸化カリウム溶液
を用いて合成されうる。 (3)固相合成に比較して低い合成温度の水熱条件下で
の簡便な工程で得ることができる。 (4)生成物がサブミクロンの幅を有する繊維状の微結
晶であり、水溶液中に分散しやすい。 (5)比表面積の値が50m2-1を越える光触媒が得
られる。
【0016】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定
されるものではない。 比較例1 40gのチタニウムテトライソプロポキシドを0.36
M水酸化カリウム水溶液200mlに加え、1時間振り
混ぜた。耐圧テフロン(登録商標)製容器に母液ととも
に移し、恒温槽あるいは、電気炉に入れ、200℃にお
いて24時間保持した。耐圧テフロン製容器を取り出
し、放冷後、沈殿物をろ別、水洗、乾燥させた。次に、
8.0×10-4M塩化ルテニウム溶液30mlと前記沈
殿物1gを添加し、室温で約16時間振蕩機を用い撹拌
させた。塩化ルテニウムはルテニウム担持量として0.
27wt%に想定して反応させたものである(y=0.
35に相当する)。反応生成物は、ろ別、水洗、デシケ
ータを用い室温で乾燥させた後、電気炉を用い大気中で
500℃、2時間加熱処理を行い、比較例製品1を得
た。得られた本比較例製品のX線回折結果では、2θ=
32.9°,43.0°及び47.8°などに一部、六
チタン酸カリウムの(312),(602),及び(0
20)ピークに近似するものが存在するものの、六チタ
ン酸カリウムの回折パターンとは一致しない。最も低角
の回折線の半価幅から求めた結晶子径は6.3nmであ
った。化学分析から求めたxの値は1.30であり、y
の値は0.34であった。
【0017】実施例1 テフロン製容器に40gのチタニウムテトライソプロポ
キシドと0.23M水酸化カリウム水溶液200mlを
加え、30分間攪拌機を用い、振り混ぜた。ニッケル製
容器に移し、オートクレーブに入れ、密封し、300℃
において8時間保持した。放冷後、ニッケル製容器を取
り出し、沈殿物をろ別、水洗、乾燥させた。次に、8.
0×10-4M塩化ルテニウム水溶液30mlと前記沈殿
物1gを添加し、室温で約16時間振蕩機を用い撹拌さ
せた。塩化ルテニウムはルテニウム担持量として0.2
7wt%に想定して反応させたものである(y=0.3
5に相当する)。反応生成物は、ろ別、水洗、デシケー
タを用い室温で乾燥させた後、電気炉を用い大気中で5
00℃、2時間加熱処理を行い、本発明製品1を得た。
得られた本発明製品のX線回折結果では、六チタン酸カ
リウムの(200),(201),(310),(31
1),(312),(602),及び(020)に相当
すると考えられる2θ=11.5°,13.7°,2
9.2°,30.0°,33.1°,43.5°及び4
7.8°などにピークが認められた。(200)回折線
の半価幅から求めた結晶子径は15nmであった。化学
分析から求めたxの値は1.75であり、yの値は0.
36であった。比表面積は110m2-1であった。
【0018】実施例2 水酸化カリウム濃度を0.36Mとした以外は実施例1
に従って本発明製品2を得た。得られた本発明製品のX
線回折結果では、六チタン酸カリウムの(200),
(201),(310),(311),(312),
(602),及び(020)に相当すると考えられる2
θ=11.5°,13.7°,29.2°,30.0
°,33.1°,43.5°及び47.8°などにピー
クが認められた。(200)回折線の半価幅から求めた
結晶子径は17nmであった。化学分析から求めたxの
値は1.82であり、yの値は0.37であった。比表
面積は105m2-1であった。
【0019】実施例3 水酸化カリウム濃度を0.71Mとした以外は実施例1
に従って本発明製品3を得た。得られた本発明製品のX
線回折結果では、六チタン酸カリウムの(200),
(201),(310),(311),(312),
(602),及び(020)に相当すると考えられる2
θ=11.5°,13.7°,29.2°,30.0
°,33.1°,43.5°及び47.8°などにピー
クが認められた。(200)回折線の半価幅から求めた
結晶子径は14nmであった。化学分析から求めたxの
値は1.77であり、yの値は0.38であった。比表
面積は115m2-1であった。
【0020】実施例4 水熱反応温度を400℃とした以外は実施例1に従って
本発明製品4を得た。得られた本発明製品のX線回折結
果では、六チタン酸カリウムの(200),(20
1),(310),(311),(312),(60
2),及び(020)に相当すると考えられる2θ=1
1.5°,13.7°,29.2°,30.0°,3
3.1°,43.5°及び47.8°などにピークが認
められた。(200)回折線の半価幅から求めた結晶子
径は25nmであった。化学分析値から求めたxの値は
1.73であり、yの値は0.35であった。比表面積
は40m2 -1であった。
【0021】実施例5 水熱反応温度を400℃とした以外は実施例2に従って
本発明製品5を得た。得られた本発明製品のX線回折結
果では、六チタン酸カリウムの(200),(20
1),(310),(311),(312),(60
2),及び(020)に相当すると考えられる2θ=1
1.5°,13.7°,29.2°,30.0°,3
3.1°,43.5°及び47.8°などにピークが認
められた。(200)回折線の半価幅から求めた結晶子
径は26nmであった。化学分析値から求めたxの値は
1.89であり、yの値は0.36であった。比表面積
は45m2 -1であった。
【0022】実施例6 水熱反応温度を400℃とした以外は実施例3に従って
本発明製品6を得た。得られた本発明製品のX線回折結
果では、六チタン酸カリウムの(200),(20
1),(310),(311),(312),(60
2),及び(020)に相当すると考えられる2θ=1
1.5°,13.7°,29.2°,30.0°,3
3.1°,43.5°及び47.8°などにピークが認
められた。(200)回折線の半価幅から求めた結晶子
径は28nmであった。化学分析値から求めたxの値は
1.76であり、yの値は0.37であった。比表面積
は47m2 -1であった。走査型電子顕微鏡観察では、
幅が数百nmの繊維状の微結晶であった。
【0023】比較例2 本比較例では、固相反応で合成したチタン酸カリウムに
ついてルテニウム担持製品を調製した。酸化チタン及び
炭酸カリウム粉末をK:Tiモル比2.2:6で混合
し、白金坩堝に入れ、電気炉を用い、1130℃で5時
間加熱した。次に、8.0×10-4M塩化ルテニウム水
溶液30mlと前記固相反応物1gを添加し、室温で約
16時間振蕩機を用い撹拌させた。塩化ルテニウムはル
テニウム担持量として0.27wt%に想定して反応さ
せたものである(y=0.35に相当する)。反応生成
物は、ろ別、水洗、デシケータを用い室温で乾燥させた
後、電気炉を用い大気中で500℃、2時間加熱処理を
行い、比較例製品2を得た。得られた本比較例製品のX
線回折結果では、六チタン酸カリウムの(200),
(201),(310),(311),(312),
(602),及び(020)に相当すると考えられる2
θ=11.5°,13.7°,29.2°,30.0
°,33.1°,43.5°及び47.8°などにシャ
ープなピークが認められた。(200)回折線の半価幅
から求めた結晶子径は85nmであった。化学分析から
求めたxの値は1.90であり、yの値は0.38であ
った。比表面積は3m2-1であった。走査型電子顕微
鏡観察では、短軸の長さが数μmの短冊状結晶であっ
た。
【0024】実施例7 得られた本発明製品1〜6及び比較例製品1及び2を用
いて水素ガス発生速度を反応温度30℃で測定した。各
製品0.3gとメタノール水溶液(メタノール:水=
1:3体積比)600mlをパイレックス(登録商標)
製内部照射型光化学反応容器に加え、30℃の恒温槽中
で高圧水銀ランプを用い、紫外線を照射した。発生ガス
を経時的にサンプリングし、ガスクロマトグラフィによ
り水素ガス発生量を求め、水素ガス発生速度を算出し
た。その結果を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】水熱温度200℃の比較例製品1及び固相
反応で合成した比較例製品2は数10μmol/h程度
と低い水素発生速度を示す。これに対し、水熱温度30
0℃及び400℃で合成した本発明製品は、固相合成物
である比較例製品2の数倍から数十倍の水素発生速度を
示した。300℃合成物ではK:Tiモル比2:6のも
のが高い活性を示したが、400℃水熱処理物ではK:
Tiモル比2:2のものが活性が高い傾向を示した。本
発明の光触媒は高い光触媒活性を有しており、水の光分
解触媒として有用である。また、水熱処理温度が300
〜400℃という比較的穏和な条件下で合成できること
から、450℃以上の高温高圧水熱合成に比べ、経済的
であり、高圧に伴う危険も少なくなり有利と考えられ
る。
【0027】実施例8 実施例3において、水熱反応時間を2時間とした以外は
実施例3と同様な操作により本発明製品8を得た。得ら
れた本発明製品のX線回折結果では、六チタン酸カリウ
ムの(200),(201),(310),(31
1),(312),(602),及び(020)に相当
すると考えられる2θ=11.5°,13.7°,2
9.2°,30.0°,33.1°,43.5°及び4
7.8°などにピークが認められた。(200)回折線
の半価幅から求めた結晶子径は12nmであった。化学
分析値から求めたxの値は1.75であり、yの値は
0.35であった。比表面積は120m2-1であっ
た。
【0028】実施例9 実施例3において、水熱反応時間を36時間とした以外
は実施例3と同様な操作により1gの本発明製品9を得
た。得られた本発明製品のX線回折結果では、六チタン
酸カリウムの(200),(201),(310),
(311),(312),(602),及び(020)
に相当すると考えられる2θ=11.5°,13.7
°,29.2°,30.0°,33.1°,43.5°
及び47.8°などにピークが認められた。(200)
回折線の半価幅から求めた結晶子径は18nmであっ
た。化学分析値から求めたxの値は1.80であり、y
の値は0.35であった。比表面積は96m2-1であ
った。
【0029】実施例10 実施例6において、水熱反応時間を2時間とした以外は
実施例6と同様な操作により1gの本発明製品10を得
た。得られた本発明製品のX線回折結果では、六チタン
酸カリウムの(200),(201),(310),
(311),(312),(602),及び(020)
に相当すると考えられる2θ=11.5°,13.7
°,29.2°,30.0°,33.1°,43.5°
及び47.8°などにピークが認められた。(200)
回折線の半価幅から求めた結晶子径は25nmであっ
た。化学分析値から求めたxの値は1.85であり、y
の値は0.38であった。比表面積は53m2-1であ
った。
【0030】実施例11 実施例6において、水熱反応時間を36時間とした以外
は実施例6と同様な操作により1gの本発明製品11を
得た。得られた本発明製品のX線回折結果では、六チタ
ン酸カリウムの(200),(201),(310),
(311),(312),(602),及び(020)
に相当すると考えられる2θ=11.5°,13.7
°,29.2°,30.0°,33.1°,43.5°
及び47.8°などにピークが認められた。(200)
回折線の半価幅から求めた結晶子径は30nmであっ
た。化学分析値から求めたxの値は1.85であり、y
の値は0.36であった。比表面積は38m2 -1であ
った。
【0031】実施例12 実施例7と同様な操作により、実施例8〜11の本発明
製品について光触媒活性を評価した。その結果を表2に
示す。
【0032】
【表2】
【0033】水熱温度300℃の場合には、8時間の本
発明製品3の水素ガス発生速度が高く、水熱時間を36
時間に長くすることにより水素ガス発生速度の減少が認
められた。水熱温度400℃の場合には、反応時間の増
加とともに水素ガス発生速度は低下しており、2時間の
水熱時間が高い水素ガス発生速度を有している。水熱温
度400℃においては、水熱合成時間を2時間以下に短
縮できる可能性を示唆しており、短時間合成プロセスと
して、経済的に有利である。
【0034】実施例13 本実施例では、原料であるチタニウムテトラプロポキシ
ドをチタニウムテトラエトキシドに代えて水熱合成を行
った。32gのチタニウムテトラエトキシドと0.71
M水酸化カリウム水溶液200mlをニッケル製容器に
加え、密封したのち、恒温槽にて400℃において2時
間保持した。ニッケル製容器を取り出し、放冷後、沈殿
物をろ別、水洗、乾燥させ、11.2gのチタン酸カリ
ウムを得た。8.0×10-4M塩化ルテニウム水溶液3
0mlに前記沈殿物1gを添加し、室温で約16時間撹
拌させた。塩化ルテニウムはルテニウム担持量として
0.27wt%(y=0.35)に想定して反応させた
ものである。反応生成物は、ろ別、水洗、デシケータを
用い室温で乾燥させた後、電気炉を用い大気中で500
℃、2時間加熱処理を行い、本発明製品13を得た。得
られた本発明製品のX線回折結果では、六チタン酸カリ
ウムの(200),(201),(310),(31
1),(312),(602),及び(020)に相当
すると考えられる2θ=11.5°,13.7°,2
9.2°,30.0°,33.1°,43.5°及び4
7.8°などにピークが認められた。化学分析値から求
めたxの値は1.75であり、yの値は0.37であっ
た。0.3gの本発明製品13とメタノール水溶液(メ
タノール:水=1:3体積比)600mlをパイレック
ス製内部照射型光化学反応管に加え、30℃で反応させ
た。発生したガスの組成をガスクロマトグラフィを用い
分析し、水素発生速度を求めた。水素発生速度は480
μmol/hであり、高い光触媒活性を有していること
がわかり、原料としてチタニウムテトラエトキシドでも
よいことが解る。
【0035】実施例14 本実施例では、原料であるチタニウムテトラプロポキシ
ドを代えてチタニウムテトラブトキシドを用い、水熱合
成を行った。48gのチタニウムテトラブキシドと0.
71M水酸化カリウム水溶液200mlをニッケル製容
器に加え、オートクレーブに密封したのち、400℃に
おいて2時間保持した。ニッケル製容器を取り出し、放
冷後、沈殿物をろ別、水洗、乾燥させ、12.8gの酸
化チタン沈殿物を得た。8.0×10-4M塩化ルテニウ
ム水溶液30mlに前記沈殿物1gを添加し、室温で約
16時間撹拌させた。塩化ルテニウムはルテニウム担持
量として0.27wt%(y=0.35)に想定して反
応させたものである。反応生成物は、ろ別、水洗、デシ
ケータを用い室温で乾燥させた後、電気炉を用い大気中
で500℃、2時間加熱処理を行い、本発明製品14を
得た。得られた本発明製品のX線回折結果では、六チタ
ン酸カリウムの(200),(201),(310),
(311),(312),(602),及び(020)
に相当すると考えられる2θ=11.5°,13.7
°,29.2°,30.0°,33.1°,43.5°
及び47.8°などにピークが認められた。化学分析値
から求めたxの値は1.82であり、yの値は0.36
であった。0.3gの本発明製品14とメタノール水溶
液(メタノール:水=1:3体積比)600mlをパイ
レックス製内部照射型光化学反応管に加え、30℃で反
応させた。発生したガスの組成をガスクロマトグラフィ
を用い分析し、水素発生速度を求めた。水素発生速度は
390μmol/hであり、高い光触媒活性を有してい
ることがわかり、原料としてチタニウムテトラブトキシ
ドでもよいことが解る。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、1)従来の固相反応で
得られたチタン酸カリウム光触媒に比べ、光水素発生速
度が高い、2)比較的低濃度(1M以下)の水酸化カリ
ウム溶液を用いて合成されうる、3)固相合成に比較し
て低い合成温度の水熱条件下での簡便な工程で得ること
ができる、4)生成物がサブミクロンの幅を有する繊維
状の微結晶であり、水溶液中に分散しやすい、5)比表
面積の値が50m2-1 を越える光触媒が得られる、と
いう効果が奏される。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C01G 55/00 C01G 55/00 (72)発明者 長瀬 多加子 宮城県仙台市宮城野区宮千代2丁目8番 4−101号 (72)発明者 鳥居 一雄 宮城県仙台市太白区西中田1丁目19−13 (56)参考文献 特開 平4−330943(JP,A) 特開 平10−328575(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01J 21/00 - 38/74 B01D 53/86,53/94 C01G 55/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チタンのアルコキシドを水酸化カリウム
    水溶液中で水熱処理を施すことにより製造されたチタン
    酸カリウム光触媒であって、基本構造が、一般式 Ti613・xK・yRuO2 (式中のxは1〜2の数、yは0より大きく0.5 未満の
    数である)で表され、以下の性質; (1)従来の固相反応で得られたチタン酸カリウム光触
    媒に比べ、水素ガス発生速度が高い、 (2)生成物がサブミクロンの幅を有する繊維状の微結
    晶であり、水溶液中に分散しやすい、 を有することを特徴とする チタン酸カリウム光触媒。
  2. 【請求項2】 担体であるチタン酸カリウムの結晶構造
    が六チタン酸カリウムであることを特徴とする請求項1
    記載のチタン酸カリウム光触媒。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のチタン酸カリウム光触媒
    を製造する方法であって、チタニウムテトラアルコキシ
    ドを水酸化カリウム水溶液と混合して、沈殿物を生成さ
    せ、水熱条件下で処理して得られた反応生成物をろ別、
    水洗し、必要により乾燥した後、ルテニウム含有溶液に
    浸漬し、ろ別、仮焼することを特徴とする、基本構造
    が、一般式 Ti613・xK・yRuO2 (式中のxは1〜2の数、yは0より大きく0.5 未満の
    数である)で表されるチタン酸カリウム光触媒の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のチタン酸カリウム光触媒
    を製造する方法であって、チタニウムテトラアルコキシ
    ドを水酸化カリウム水溶液と混合して、沈殿物を生成さ
    せ、水熱条件下で処理して得られた反応生成物をろ別、
    水洗し、必要により乾燥した後、ルテニウム含有溶液に
    浸漬し、ろ別、仮焼することを特徴とする、担体である
    チタン酸カリウムの結晶構造が六チタン酸カリウムであ
    るチタン酸カリウム光触媒の製造方法。
  5. 【請求項5】 チタニウムテトラアルコキシドとして、
    エトキシド、プロポキシド、ブトキシドの1種以上を原
    料として使用することを特徴とする請求項3又は請求項
    4記載のチタン酸カリウム光触媒の製造方法。
  6. 【請求項6】 水熱処理温度が300℃以上450℃以
    下であることを特徴とする請求項3、請求項4又は請求
    項5記載のチタン酸カリウム光触媒の製造方法。
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