JP3482058B2 - 溶接用ワイヤの取り出し部材 - Google Patents

溶接用ワイヤの取り出し部材

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、捩り入りのソリッ
ドワイヤ、フラックス入りワイヤ等の溶接ワイヤをルー
プ状に巻装して積層収納したペイルパックにおける溶接
用ワイヤの取り出し部材に関する。
【0002】
【従来の技術】大容量の溶接用ワイヤの収納容器として
ペイルパックが使用される。ペイルパックからのワイヤ
の供給は、ワイヤ積層体の上部のものから順にペイルパ
ック上方へ取り出し、コンジットケーブルを経て溶接ト
ーチへワイヤ供給装置によって導くという順序で行う。
ペイルパックの形式としては、内筒と外筒を備え該内外
筒間の空間にワイヤを収納する二重円筒状のもの、ある
いは内筒を具備せず外筒にワイヤを収納する単筒状のも
のに環状の押さえ板が載置されているものがある。ま
た、ワイヤの取り出し位置として、環状の押さえ板の内
孔から行なう方法と押さえ板の外側からペイルパックの
内壁に沿って取り出す方法とがある。
【0003】このうち、単筒状のペイルパックの内壁に
沿ってワイヤを取り出す技術として、例えば特公昭61
−42706号公報がある。図8によりこれを説明する
と、外筒部2と底部3からなるペイルパック1の内部の
空間にワイヤがループ状にして積層収納され、該ワイヤ
の積層体4の上面にはワイヤの跳ね上がり防止用の押さ
え板5が載置されている。すなわち、ペイルパック1に
収納されたワイヤは弾性限界の範囲内で捩り、例えば1
ループ当たり360゜の捩りを与えて収納されるので、
ペイルパック内でワイヤに復元力が内在し上方に跳ね上
がろうとする傾向を有するため、ワイヤの積層体4上面
に剛体からなる押さえ板5を載置してワイヤを上方から
押さえる。
【0004】ワイヤWは押さえ板5の外周とペイルパッ
ク1の内壁との隙間から上方へ引き上げられるが、この
隙間からペイルパック1の内壁に沿って後続のワイヤル
ープが無秩序に跳ね上がる恐れがあり、押さえ板5にペ
イルパック1の内壁に接触する跳ね上がり防止用弾性体
7を設け1ループづつ上方へと引き上げられるようにな
っている。
【0005】ところでワイヤWをペイルパック1から取
り出すさい、押さえ板5直下のワイヤWは引き上げ力に
よりそのループがほぐされて広がり、押さえ板5と外筒
部2の内壁との隙間から、旋回しながら上昇する。この
とき積層体4の上面はワイヤループが密層した複雑な凸
凹状態にあるので、引き上げられようとするワイヤが後
続のワイヤに引かかる場合がある。このため押さえ板5
とペイルパック1の内壁との隙間から複数ループが同時
に引き上げられてからみ、もつれが生じることがある。
【0006】特開平5−178539号公報および実開
平5−77163号公報には、前記問題点を解決した技
術の記載がある。図9および図10にその記載技術例を
示す。図9は高強度の弾性体9を使用しペイルパック内
壁への接触割合を大きくしたもの、図10はペイルパッ
ク径方向に圧力が加わる構造の弾性体10を使用したも
ので、それぞれこれらを環状の押さえ板5に取り付けた
ものである。これらはいずれも複数のループが同時に引
き上げられるのを防ぐには効果的であるが、ワイヤWが
弾性体9または10とペイルパック内壁の間を引き上げ
られる時に抵抗が大きく、特に高能率溶接に対応させ高
速度でワイヤWが引き上げられると、ワイヤ表面に傷が
生じたり折れ曲がったりしてチップで詰まったり、さら
に押さえ板5を持ち上げてワイヤを押さえる効果がなく
なって、積層体4上面のワイヤが自由に跳ねてからみや
もつれが生じることがある。
【0007】
【発明が解決しょうとする課題】本発明は上記従来技術
の欠点を解消するためになされたものであって、ペイル
パックからワイヤを取り出す時において、ワイヤが押さ
え板とペイルパック内壁との隙間から複数ループ同時に
引き上げられることからくるからみ、もつれの発生がな
い溶接用ワイヤの取り出し部材を提供することを目的と
する。これにより高速度でワイヤを取り出す時において
も、ワイヤ表面に傷が生じたり折れ曲がったり、さらに
押さえ板を持ち上げることがないなど円滑に取り出して
溶接部へと送給することを可能にするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するもので、単筒状のペイルパック内にコイル状にして
積層収納した溶接用ワイヤの取り出し部材であって、ペ
イルパック内壁面との間に隙間を形成するように溶接用
ワイヤの積層体の上端に載置され、積層体の上端ととも
に下降して積層体を押さえる環状の押さえ板と、該環状
の押さえ板外周部の少なくとも3箇所にペイルパックの
内壁方向に突出する薄板状弾性部材を設け、該薄板状弾
性部材は所定の間隔で内壁方向に伸びた複数の突起片を
有し、かつ該突起片の先端部分がペイルパック内壁に当
接する構造であることを特徴とする。
【0009】また、上記の溶接ワイヤの取出し部材にお
いて、薄板状弾性部材が有する突起片は短い突起片と長
い突起片とからなることを特徴とする。さらにここにお
いて、ペイルパック内壁位置と環状の押さえ板外周位置
との最大差A、環状の押さえ板の外周端部からの個々の
薄板状弾性部材の短い突起片長さBおよび長い突起片長
さCとの関係が、A<Bで、B/Cが0.3〜0.7で
あって、かつ薄板状弾性部材のペイルパック内壁に当接
する幅Dが50〜100mmであることも特徴とする。
なお、薄板状弾性部材としては合成ゴム、天然ゴム、弾
性プラスチック等を用いるが他の可撓性材を用いても同
様に実施できる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に環状の押さえ板5の周囲に
薄板状弾性部材6を設けた本発明の溶接用ワイヤの取出
し部材を示す。前記薄板状弾性部材6を備えた環状の押
さえ板5は、図2のペイルパックの断面図に示すよう
に、ワイヤの積層体4の上端に載置され、溶接用ワイヤ
の取出し中に積層体4の上端とともに下降して積層体4
を押さえ、ペイルパック1に収納されたワイヤWの跳ね
上がりを防止している。なお図2においてXで示した部
分は図1の溶接用ワイヤ取出し部材に対応するものが図
示されており、Yで示した部分は後に説明する本発明の
別の態様のものである。
【0011】環状の押さえ板5に設ける薄板状弾性部材
6は、少なくとも3箇所(約120度間隔)必要であ
る。3箇所未満(約90度および1箇所)であると、ペ
イルパック1の内壁に沿って旋回しながら引き上げられ
ようとするワイヤWが、ワイヤループが密集した積層体
4表面で後続のワイヤWに引かかった時、ペイルパック
内壁と押さえ板5の隙間から複数同時に引き上げられか
らみ、もつれが生じる。また、ワイヤループはペイルパ
ック内壁方向へと広がりながら引き上げられているの
で、ワイヤ引き上げ地点の反対側のペイルパック内壁と
押さえ板5との間隙からワイヤが複数飛び出してから
み、もつれが生じるおそれがある。
【0012】薄板状弾性部材6は図3(a)、(b)、
(c)に示すように三角形状、台形状、矩形状その他半
円形状等の複数の突起片8を有し、かつ突起片の先端部
分がペイルパック1の内壁に当接する構造とする。上記
薄板状弾性部材6を設けた環状の押さえ板5をペイルパ
ック1のワイヤ積層体4の上部に載置したのが図2のX
部であり、この部分を拡大した図(左右は図2とは逆に
なっている)を図4に示す。
【0013】薄板状弾性部材6を複数の突起片8を有す
るものとすることにより、ペイルパック1の内壁と押さ
え板5の間隙から高速度でワイヤWを引き出す場合にお
いても、引き上げられるべきワイヤは弾性部材との接触
は突起片の一つによる点接触で、一方同時に引き上げら
れたワイヤはループ状となっているので複数の突起片に
よるワイヤ長手方向の線接触となる。したがってループ
状のワイヤは複数の突起片で引き出されるのを止められ
るので複数のループが同時に引き上がることがない。ま
た1個の突起片をループが同時に引き上げても次の突起
片で押さえられる。さらに、前述のように引き上げられ
るべきワイヤWは弾性部材との接触が点接触であるが、
突起片が所定の間隔を設けてあるので、ワイヤWが高速
度で引き上げられても大きな抵抗とならず、押さえ板を
持ち上げたり、またワイヤ表面に傷が生じたり、折れ曲
がったりすることがなく良好なワイヤ送給が得られる。
【0014】次に本発明の他の態様として、前記薄板状
弾性部材6を、図5(a)、(b)、(c)に示すよう
に短い突起片8aと長い突起片8bとする。その使用状
態を示したのが図2のY部であり、この部分を拡大した
図(この図では取り出されるワイヤがちょうど差し掛か
った状態を示している)を図6に示す。
【0015】薄板状弾性部材6に複数の短い突起片8a
と長い突起片8bを設けることにより、図6に示すよう
に、短い突起片8a、長い突起片8bをペイルパック1
の内壁に当接すると、短い突起片8aと長い突起片8b
が上下2段の弾性部材となる。これによりさらに高速度
でワイヤを引き上げても、短い突起片8a、長い突8b
が上下2段の弾性部材となっているので、引き上げられ
ようとするワイヤWに引かかったループは短い突起片の
部分を通過しても次の長い突起片で押さえられて、複数
のループが同時に引き上げられることがない。なお、薄
板状弾性部材の短い突起片8aと長い突起片8bの構造
は、前記図5(a)、(b)、(c)のように1枚の薄
板状弾性部材としても、図5(d)、(e)のように2
枚重ねとしても同様の効果が得られる。
【0016】さらに、図7は短い突起片と長い突起片を
有する薄板状弾性部材を用いた場合に好ましい寸法関係
を説明する図で、先の図5(a)の態様の場合の例につ
いて示しており、図中11はペイルパックの内壁を示し
ている。ここにおいてペイルパック内壁位置と環状の押
さえ板5の外周位置との最大差A、環状の押さえ板5の
外周端部からの個々の薄板状弾性部材の短い突起片長さ
Bおよび長い突起片長さCとすると、これらの関係をA
<Bで、かつB/Cを0.3〜0.7とするのが好まし
い。なお、上記においてペイルパック内壁位置と環状の
押さえ板の外周位置の差を最大とした意味は、押さえ板
はペイルパック内において多少偏心した位置になること
があるので、その場合はペイルパックとの隙間が最大に
なった場所における前記差の値をAとするのである。こ
れにより、薄板状弾性部材の短い突起片8aおよび長い
突起片8bが各箇所とも確実にペイルパックの内壁11
に当接するので、引き上げようとするワイヤWに引かか
ったループが確実に押さえられる。A>Bであるとペイ
ルパックの内壁に当接しない箇所が生じ、複数のループ
が同時に引き出されてからみ、もつれが生じることがあ
る。
【0017】また、B/Cが0.3未満であると、長い
突起片8bの長さが長すぎてペイルパックの内壁に当接
する面積が大きく、引き上げられるワイヤWの引き上げ
抵抗が大きくなってワイヤWが折れ曲がる場合がある。
B/Cが0.7を超えると、短い突起片8aと長い突起
片8bの長さの差が少ないので、薄板状弾性部材の上下
2段の段差が少なくなり、特に高速度でワイヤを引き上
げると複数のループが同時に引き上げられる場合があ
り、からみやもつれの原因となる。
【0018】図7に示す薄板状弾性部材のペイルパック
内壁11に当接する部分の幅Dは50〜100mmが好
ましい。Dが50mm未満であると、薄板状弾性部材の
ペイルパックに当接する部分の幅が狭すぎて、引き上げ
られるべきワイヤWと同時に引き上げられるループを押
さえきれず、からみ、もつれが生じる場合がある。Dが
100mmを超えると、特に高速度でワイヤが引き上げ
られる時引き上げられるべきワイヤWの引き上げ抵抗が
大きくなって、ワイヤが折れ曲がる場合がある。
【0019】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。 (実施例1)内径500mmと650mmのペイルパッ
ク内に、ワイヤ径1.2mm1.4mmおよび1.6m
mのソリッドワイヤおよびフラックス入りワイヤを、ル
ープ状に1周当たり360゜捩じって積層した。さらに
環状の押さえ板の外周部に設けた薄板状弾性部材の個
数、形状およびペイルパック内壁へ当接する幅を変えて
ペイルパック内の積層体の上に載置し、12m/min
の速度で3時間連続的にワイヤを取り出した。その時の
からみ、もつれの発生回数を調べた結果を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】表中試験No.1〜3が本発明例、試験N
o.4、5が比較例である。本発明例である試験No.
1〜3は、押さえ板に3箇所以上薄板状弾性部材を突出
させて設け、これの複数の突起片がペイルパックに当接
する構造となっているので、高速度でワイヤを取り出し
てもからみ、もつれが生じることなく、またワイヤ表面
に傷が生じたり折れ曲がることがなく極めて良好な結果
であった。
【0022】比較例中試験No.4は、押さえ板に設け
た薄板状弾性部材が2箇所しかないので、ワイヤがペイ
ルパック内壁と押さえ板の隙間から、またワイヤ引き上
げ地点の反対から複数同時に引き上げられて、3回もか
らみ、もつれが発生した。
【0023】試験No.5は、押さえ板に設けた薄板状
弾性部材が複数の突起片を有さず、1枚の長方形で、か
つペイルパックに当接する幅が大きすぎるので、ワイヤ
が引き出されるときに抵抗が大きく、ワイヤが2回折れ
曲がり、また押さえ板を持ち上げて積層体上面のワイヤ
が跳ねてもつれが発生した。
【0024】(実施例2)内径500mmと650mm
のペイルパック内に、ワイヤ径1.2mm、1.4mm
および1.6mmのソリッドワイヤおよびフラックス入
りワイヤを、ループ状に1周当たり360゜捩じって積
層した。さらに環状の押さえ板の外周部に設けた薄板状
弾性部材の個数、形状、長短それぞれの突起片の長さ、
ペイルパック内径と押さえ板外径との差およびペイルパ
ック内壁へ当接する幅を種々変えてペイルパック内の積
層体の上に載置し、15m/minの速度で3時間連続
的にワイヤを取り出した。その時のからみ、もつれの発
生回数を調べた結果を表2に示す。
【0025】
【表2】
【0026】表中試験No.6〜10が本発明例、試験
No.11〜15が比較例である。本発明例である試験
No.6〜10は、押さえ板に3箇所以上薄板状弾性部
材を突出させて設け、これには複数の短い突起片(長さ
B)と長い突起片(長さC)とを有し、B/Cが適正
で、ペイルパック内壁位置と押さえ板外周位置との差A
に対しA<Bとなるようにペイルパックに当接してい
る。さらに薄板弾性部材がペイルパックに当接する幅が
適正になっているので、高速度でワイヤを取り出しても
からみ、もつれが生じることなく、またワイヤ表面に傷
が生じたり折れ曲がることがなく極めて良好な結果であ
った。
【0027】比較例中試験No.11は、ペイルパック
内壁位置と押さえ板外周位置との差Aより短い突起片の
長さが短い(A>B)のでペイルパック内壁に当接しな
い突起片があり、複数のループが同時に引き上げられて
からみ、もつれが2回生じた。
【0028】試験No.12は、短い突起片Bと長い突
起片との比(B/C)が小さい、すなわち長い突起片が
長すぎるのでワイヤの引き上げ抵抗が大きくなってワイ
ヤが1回折れ曲がった。 試験No.13は、短い突起
片Bと長い突起片との比(B/C)が大きすぎる、すな
わち短い突起片と長い突起片の長さの差が少ない。この
ため薄板状弾性部材の上下2段の段差が少なくなり、高
速度でワイヤが引き上げられるので、ループが複数同時
に引き上がられてからみ、もつれが1回生じた。
【0029】試験No.14は、薄板状弾性部材のペイ
ルパック内面に当接する部分の幅が狭いので、ループが
複数同時に引き上がられてからみ、もつれが1回生じ
た。また試験No.15は、薄板状弾性部材のペイルパ
ック内面に当接する部分の幅が広いので、ワイヤの引き
上げ抵抗が大きくなってワイヤが1回折れ曲がった。
【0030】
【発明の効果】本発明の溶接用ワイヤの取り出し部材に
よれば、ペイルパックからワイヤを取り出す時におい
て、ワイヤが押さえ板とペイルパック内壁との隙間から
複数ループ同時に引き上げられることからくるからみ、
もつれの発生がない。また高速度でワイヤを取り出す時
においても、ワイヤ表面に傷が生じたり折れ曲がった
り、さらに押さえ板を持ち上げることがないなど円滑に
取り出して溶接部へと送給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶接用ワイヤの取り出し部材の斜視図
【図2】本発明におけるペイルパックに収納された溶接
用ワイヤの取り出し状態を示す断面図
【図3】(a)、(b)、(c)はそれぞれ本発明にお
ける薄板状弾性部材の形状の例を示す図
【図4】図2のX部の拡大図
【図5】(a)ないし(e)はそれぞれ本発明における
薄板状弾性部材の形状の例を示す図
【図6】図2のY部の拡大図
【図7】本発明の溶接用ワイヤの取り出し部材の寸法関
係を説明する図
【図8】従来技術のペイルパックに収納された溶接用ワ
イヤの取り出し状態を示す断面図
【図9】従来技術の溶接用ワイヤの取り出し部材を示す
斜視図
【図10】従来技術の溶接用ワイヤの取り出し部材の部
分断面図
【符号の説明】
1 ペイルパック 2 外筒部 3 底部 4 積層体 5 環状の押さえ板 6 薄板状弾性部材 8 突起片 8a 短い突起片 8b 長い突起片 7、9、10 弾性体(従来技術) 11 ペイルパックの内壁 W ワイヤ A ペイルパック内壁位置と環状の押さえ板外周位置
との最大差 B 短い突起片長さ C 長い突起片長さ D 薄板状弾性部材のペイルパック内壁に当接する部
分の幅
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−52661(JP,A) 特開 昭61−124631(JP,A) 実開 平6−1364(JP,U) 実開 平5−178538(JP,U) 実開 昭59−89667(JP,U) 実開 昭58−144561(JP,U) 実開 昭63−113055(JP,U) 実開 平2−32311(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 59/06 B23K 9/133 503 B65H 49/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単筒状のペイルパック内にコイル状にし
    て積層収納した溶接用ワイヤの取り出し部材であって、
    ペイルパック内壁面との間に隙間を形成するように溶接
    用ワイヤの積層体の上端に載置され、積層体の上端とと
    もに下降して積層体を押さえる環状の押さえ板と、該環
    状の押さえ板外周部の少なくとも3箇所にペイルパック
    の内壁方向に突出する薄板状弾性部材を設け、該薄板状
    弾性部材は所定の間隔で内壁方向に伸びた複数の突起片
    を有し、かつ該突起片の先端部分がペイルパック内壁に
    当接する構造であることを特徴とする溶接用ワイヤの取
    り出し部材。
  2. 【請求項2】 薄板状弾性部材が有する突起片は短い突
    起片と長い突起片とからなることを特徴とする請求項1
    記載の溶接用ワイヤの取り出し部材。
  3. 【請求項3】 ペイルパック内壁位置と環状の押さえ板
    外周位置との最大差A、環状の押さえ板の外周端部から
    の個々の薄板状弾性部材の短い突起片長さBおよび長い
    突起片長さCとの関係が、A<Bで、B/Cが0.3〜
    0.7であって、かつ薄板状弾性部材のペイルパック内
    壁に当接する幅Dが50〜100mmであることを特徴
    とする請求項2記載の溶接用ワイヤの取り出し部材。
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