JP3481692B2 - コンクリート推進管用クッション材 - Google Patents
コンクリート推進管用クッション材Info
- Publication number
- JP3481692B2 JP3481692B2 JP23607494A JP23607494A JP3481692B2 JP 3481692 B2 JP3481692 B2 JP 3481692B2 JP 23607494 A JP23607494 A JP 23607494A JP 23607494 A JP23607494 A JP 23607494A JP 3481692 B2 JP3481692 B2 JP 3481692B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cushion material
- propulsion pipe
- propulsion
- pipe
- cushion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L57/00—Protection of pipes or objects of similar shape against external or internal damage or wear
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、推進工法において推進
管の継ぎ目に使用されるクッション材に関する。
管の継ぎ目に使用されるクッション材に関する。
【０００２】
【従来の技術】推進工法に使用するクッション材として
は、発泡ポリスチレン製、合板製、パーティクルボード
製のもの等が利用されているが、これらのうちでも、発
泡倍率を変えることにより任意の潰れ特性を実現できる
という特異的特徴を有する発泡ポリスチレン製のクッシ
ョン材が多用されている（特公昭６１−８３２０号公報
等）。
は、発泡ポリスチレン製、合板製、パーティクルボード
製のもの等が利用されているが、これらのうちでも、発
泡倍率を変えることにより任意の潰れ特性を実現できる
という特異的特徴を有する発泡ポリスチレン製のクッシ
ョン材が多用されている（特公昭６１−８３２０号公報
等）。
【０００３】しかしながら、発泡ポリスチレン製のクッ
ション材は、推進時にポアソン比に伴う潰れにより膨ら
み変形を生じるため、径方向の幅及び取り付け位置を適
度に調節しないと推進管よりはみ出すという問題があっ
た。即ち、図４は推進管の接続部分の断面図であるが、
推進管１１外周部でのクッション材１２のはみ出し部１
４は推進管１１外周に設けられた埋め込みカラー１４を
変形させる、また推進管１１内周部でのはみ出し部１５
は推進管１１内の流体の流れを阻害する、推進管１１内
周のモルタル詰め代１６をなくす等の問題があった。従
って、従来からクッション材の径方向の幅を推進管の管
壁厚より小さくし、管断面よりはみ出さないように位置
決めを行い、クッション材を設置していた。
ション材は、推進時にポアソン比に伴う潰れにより膨ら
み変形を生じるため、径方向の幅及び取り付け位置を適
度に調節しないと推進管よりはみ出すという問題があっ
た。即ち、図４は推進管の接続部分の断面図であるが、
推進管１１外周部でのクッション材１２のはみ出し部１
４は推進管１１外周に設けられた埋め込みカラー１４を
変形させる、また推進管１１内周部でのはみ出し部１５
は推進管１１内の流体の流れを阻害する、推進管１１内
周のモルタル詰め代１６をなくす等の問題があった。従
って、従来からクッション材の径方向の幅を推進管の管
壁厚より小さくし、管断面よりはみ出さないように位置
決めを行い、クッション材を設置していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、推進管の外
径は通常２５０φから３０００φであり、外径の小さな
推進管の場合にはリング状のクッション材を一体成形で
得ることができ、位置決めの必要はあるもののさほどの
困難性はない。しかし、推進管の外径が１０００φを越
えるような大きな推進管の場合には、リング状のクッシ
ョン材を一体で成形することは困難であり、複数に分割
して成形し、図５に示すように使用時に管断面に接着剤
等で貼り合わせるのが一般的である。尚、図５において
２１は推進管、２２はクッション材、２３は埋め込みカ
ラーである。従って、貼り合わせ時にそれぞれのクッシ
ョン材２２を管断面よりはみ出さないように位置決めを
するのに非常な熟練を要し、しかもズレを防止するため
接着剤が乾くまで押さえつけていなければならない等の
労力を要し、作業能率が悪いという問題があった。
径は通常２５０φから３０００φであり、外径の小さな
推進管の場合にはリング状のクッション材を一体成形で
得ることができ、位置決めの必要はあるもののさほどの
困難性はない。しかし、推進管の外径が１０００φを越
えるような大きな推進管の場合には、リング状のクッシ
ョン材を一体で成形することは困難であり、複数に分割
して成形し、図５に示すように使用時に管断面に接着剤
等で貼り合わせるのが一般的である。尚、図５において
２１は推進管、２２はクッション材、２３は埋め込みカ
ラーである。従って、貼り合わせ時にそれぞれのクッシ
ョン材２２を管断面よりはみ出さないように位置決めを
するのに非常な熟練を要し、しかもズレを防止するため
接着剤が乾くまで押さえつけていなければならない等の
労力を要し、作業能率が悪いという問題があった。
【０００５】本発明はかかる問題点に鑑み、推進管の外
径が１０００φを越えるような大きな推進管においてさ
え、容易な位置決めが可能で作業効率を著しく向上させ
るコンクリート推進管用クッション材を提供することを
目的とする。
径が１０００φを越えるような大きな推進管においてさ
え、容易な位置決めが可能で作業効率を著しく向上させ
るコンクリート推進管用クッション材を提供することを
目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は複数でリ
ングを形成する発泡ポリスチレン製クッション材におい
て、外周部に少なくとも一つの突起を設けたことを特徴
とするコンクリート推進管用クッション材である。
ングを形成する発泡ポリスチレン製クッション材におい
て、外周部に少なくとも一つの突起を設けたことを特徴
とするコンクリート推進管用クッション材である。
【０００７】
【作用】本発明のコンクリート推進管用クッション材
は、その外周部の突起を推進管外周部に設けられた埋め
込みカラーに接触させることにより位置決めが容易にで
きる。該突起の先端を埋め込みカラーと点接触または線
接触するような形状とすれば、推進時のクッション材の
膨れによって埋め込みカラーを変形させることはない。
また、クッション材の側面に嵌合部を設けることによ
り、貼り合わせ時のズレを防止するするとともに位置決
めをより容易にすることができる。
は、その外周部の突起を推進管外周部に設けられた埋め
込みカラーに接触させることにより位置決めが容易にで
きる。該突起の先端を埋め込みカラーと点接触または線
接触するような形状とすれば、推進時のクッション材の
膨れによって埋め込みカラーを変形させることはない。
また、クッション材の側面に嵌合部を設けることによ
り、貼り合わせ時のズレを防止するするとともに位置決
めをより容易にすることができる。
【０００８】
【実施例】以下、図面を用いて本発明を詳細に説明す
る。
る。
【０００９】図１は、本発明のクッション材の一実施例
を示す図である。該クッション材は複数を合わせること
により推進管の管断面をなすリングを形成する。また、
突起１を含む径方向の幅Ｘは推進管の管壁厚よりも小さ
くなるように成形される。
を示す図である。該クッション材は複数を合わせること
により推進管の管断面をなすリングを形成する。また、
突起１を含む径方向の幅Ｘは推進管の管壁厚よりも小さ
くなるように成形される。
【００１０】該クッション材の外周部には突起１が設け
られている。突起１は少なくとも一つ設ければよいが、
複数設けることにより更に確実に推進管外周部に沿わせ
ることができる。ただし、あまりに多く設けすぎると埋
め込みカラーにかかる力が大きくなり結局埋め込みカラ
ーを変形させることとなるため好ましくない。かかる観
点より図１に示すように二つの突起１を設けるのが最も
好ましい。
られている。突起１は少なくとも一つ設ければよいが、
複数設けることにより更に確実に推進管外周部に沿わせ
ることができる。ただし、あまりに多く設けすぎると埋
め込みカラーにかかる力が大きくなり結局埋め込みカラ
ーを変形させることとなるため好ましくない。かかる観
点より図１に示すように二つの突起１を設けるのが最も
好ましい。
【００１１】また、突起１の形状は特に限定されない
が、その先端部が埋め込みカラーと点接触または線接触
をするような形状とすれば、推進時の膨れによる埋め込
みカラーの変形をより有効に防止できるので好ましい。
突起１の強度、成形の容易さを考慮すれば、例えば図１
に示すような線接触する形状とする方がより好ましい。
図２は、本発明のクッション材の他の実施例を示す図で
ある。側面に嵌合部２を設けているため、隣接するクッ
ション材の嵌合部とはめあわせることができ、貼り合わ
せ後のズレを防止することができる。また、貼り合わせ
時の位置決めを更に容易にすることができる。
が、その先端部が埋め込みカラーと点接触または線接触
をするような形状とすれば、推進時の膨れによる埋め込
みカラーの変形をより有効に防止できるので好ましい。
突起１の強度、成形の容易さを考慮すれば、例えば図１
に示すような線接触する形状とする方がより好ましい。
図２は、本発明のクッション材の他の実施例を示す図で
ある。側面に嵌合部２を設けているため、隣接するクッ
ション材の嵌合部とはめあわせることができ、貼り合わ
せ後のズレを防止することができる。また、貼り合わせ
時の位置決めを更に容易にすることができる。
【００１２】図３は、本発明のクッション材の設置状態
を示す断面図である。図３において３は推進管、４はク
ッション材、５は埋め込みカラーである。クッション材
４は接着剤等で推進管３に接着される。その際、突起１
を埋め込みカラー５に接触させることにより位置決めが
なされる。また、隣接するクッション材同士の嵌合部２
をはめあわせることにより、確実に埋め込みカラー５に
沿ってリングを形成し、接着後のズレが防止される。
を示す断面図である。図３において３は推進管、４はク
ッション材、５は埋め込みカラーである。クッション材
４は接着剤等で推進管３に接着される。その際、突起１
を埋め込みカラー５に接触させることにより位置決めが
なされる。また、隣接するクッション材同士の嵌合部２
をはめあわせることにより、確実に埋め込みカラー５に
沿ってリングを形成し、接着後のズレが防止される。
【００１３】
【発明の効果】以上説明のように本発明のクッション材
によれば、クッション材設置時の位置決めを容易にし、
更に貼り合わせ時のズレをも防止し、著しく作業性を向
上することができる。また、発泡ポリスチレン製である
ため発泡倍率を変えることにより任意の潰れ特性を実現
できる。更には、複数でリングを形成する分割状態であ
るため保管・輸送に便利であるという利点も有する。
によれば、クッション材設置時の位置決めを容易にし、
更に貼り合わせ時のズレをも防止し、著しく作業性を向
上することができる。また、発泡ポリスチレン製である
ため発泡倍率を変えることにより任意の潰れ特性を実現
できる。更には、複数でリングを形成する分割状態であ
るため保管・輸送に便利であるという利点も有する。
【図１】本発明の一実施例を示す図である。
【図２】本発明の他の実施例を示す図である。
【図３】本発明のクッション材の設置状態を示す断面図
である。
である。
【図４】推進管接続部の断面図である。
【図５】従来のクッション材の設置状態を示す断面図で
ある。
ある。
１ 突起
２ 嵌合部
３ 推進管
４ クッション材
５ 埋め込みカラー
１１，２１ 推進管
１２，２２ クッション材
１３，２３ 埋め込みカラー
１４，１５ はみ出し部
１６ モルタル詰め代
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平２−80788（ＪＰ，Ａ)
特開 昭60−26885（ＪＰ，Ａ)
特開 昭60−220285（ＪＰ，Ａ)
特開 昭62−236994（ＪＰ，Ａ)
実開 平３−62192（ＪＰ，Ｕ)
特公 昭61−8320（ＪＰ，Ｂ１)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
E21D 9/06
Claims (2)
- 【請求項１】 複数でリングを形成する発泡ポリスチレ
ン製クッション材において、外周部に少なくとも一つの
突起を設けたことを特徴とするコンクリート推進管用ク
ッション材。 - 【請求項２】 側面に嵌合部を設けたことを特徴とする
請求項１記載のコンクリート推進管用クッション材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23607494A JP3481692B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | コンクリート推進管用クッション材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23607494A JP3481692B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | コンクリート推進管用クッション材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0882192A JPH0882192A (ja) | 1996-03-26 |
| JP3481692B2 true JP3481692B2 (ja) | 2003-12-22 |
Family
ID=16995338
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23607494A Expired - Lifetime JP3481692B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | コンクリート推進管用クッション材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3481692B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5280389B2 (ja) * | 2010-02-24 | 2013-09-04 | 積水化成品工業株式会社 | 推進管用クッション材と推進管 |
-
1994
- 1994-09-06 JP JP23607494A patent/JP3481692B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0882192A (ja) | 1996-03-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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