JP3050267B2 - 間仕切壁 - Google Patents

間仕切壁

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JP3050267B2
JP3050267B2 JP5303716A JP30371693A JP3050267B2 JP 3050267 B2 JP3050267 B2 JP 3050267B2 JP 5303716 A JP5303716 A JP 5303716A JP 30371693 A JP30371693 A JP 30371693A JP 3050267 B2 JP3050267 B2 JP 3050267B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、下水などの二
次覆工管の敷設工事の際に、一次覆工と二次覆工との間
に設置される間仕切壁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の間仕切壁は例えば図4,
5に示されるものがある。すなわち、シールド工法にお
いては、下水などの管路敷設坑内に一次覆工としてセグ
メント40が組立てられる。その後、複数本の二次覆工管
41がセグメント40の内部所定位置まで搬送され、隣接す
る二次覆工管41同士が接合される。接合された二次覆工
管41の外周面と上記セグメント40の内周面との間に形成
された空間42は、二次覆工管41の軸心方向に所定スパン
Sをおいて設けられた一対の間仕切壁43により仕切られ
ている。また、接合された二次覆工管41は間仕切壁43に
よりセグメント40の内部で所定レベルに支持されてい
る。これら間仕切壁43は、積み重ねられた多数のセメン
ト製のレンガ44により、上記空間42を仕切るように形成
されている。また、45は、上記一対の間仕切壁43により
仕切られた空間42の内部にモルタル46を注入するための
注入管である。これら注入管45は、間仕切壁43を貫通し
て、仕切られた空間42の内部に挿通されている。上記注
入管45から高圧で注入されたモルタル46は空間42の内部
に充填される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、空間42の内部に充填されたモルタル46に
より、間仕切壁43に強力な側圧が作用するため、間仕切
壁43は上述したように多数のセメント製のレンガ44を積
み重ねて強力な側圧に耐えるような強固な構造にする必
要があった。しかし、このような間仕切壁43を形成する
作業は手間がかかるといった問題があった。
【0004】本発明は上記問題を解決するもので、容易
に形成されかつ耐圧性の優れた間仕切壁を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明における間仕切壁は、二次覆工管の敷設工事の
際に、一次覆工と二次覆工との間に設置される間仕切壁
であって、横断面が膨縮自在である中空構造体を上記管
の外側に嵌込み可能で、膨張時に外周部が一次覆工のセ
グメントの内周面に形成したリング状の主桁に圧接する
環状に形成し、この中空構造体の内周面に円筒状のサ
ポート材を取付け、このサポート材を上記管の外面に固
定して上記中空構造体を管外面の所定位置に保持させる
固定具と、上記中空構造体を膨らませるために中空構造
体内に流体を充填する注入部とを設けたものである。
【0006】
【作用】上記構成によると、一次覆工としてセグメント
を組み立てた後、中空構造体を二次覆工管の外側に嵌込
んで、固定具でサポート材を管の外面に固定することに
より、中空構造体を管外面の所定位置に保持させること
ができる。その後、これら管を管路敷設坑内の所定位置
まで搬送し、隣接する管同士が接合される。そして、注
入部から中空構造体内に流体を充填することにより、中
空構造体が膨らんで、中空構造体の外周部がセグメント
の内周面に圧接するとともに、中空構造体の内周部が管
の外周面に圧接する。これにより、セグメントと二次覆
工管との間の空間は中空構造体により仕切られる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3に基づ
いて説明する。下水などの管路敷設坑内には、一次覆工
として複数のセグメント1が周方向および長さ方向で連
結されて円筒状に組み立てられている。各セグメント1
の内周面には、リング状の主桁2が所定間隔おきに設け
られている。
【0008】上記セグメント1内には、複数本の二次覆
工管3がそれぞれ接合されて敷設されている。この管3
の外側の所定位置には、間仕切壁として、円環状の中空
構造体4が嵌め込まれている。この中空構造体4は、ゴ
ム製の耐圧袋であり、その横断面が台形状でかつ膨縮自
在である中空構造を有している。中空構造体4の内周面
には、円筒状のサポート材5が取付けられている。この
サポート材5の周方向の複数位置には、ボルト孔6がそ
れぞれ形成されている。また、サポート材5の外周面で
かつ上記ボルト孔6の位置には、ナット7が接着されて
いる。
【0009】上記管3の周方向の複数位置にはボルト孔
8がそれぞれ形成され、ボルト9が管3の内部から上記
ボルト孔6,8に挿通されてナット7に螺合されてい
る。これらボルト9とナット7とにより、上記サポート
材5が管3の外面に固定され、中空構造体4が管3の外
面の所定位置に保持される。尚、上記ボルト9とナット
7とは固定具の一例である。
【0010】また、管3の周方向の複数位置には、中空
構造体4の内部に水を充填する注入部12が設けられてい
る。この注入部12は、管3の内部からサポート材5を貫
通して中空構造体4の内部へ達する注水管13と、管3の
内部で上記注水管13の途中に接続された注水弁14とから
成る。また、管3の周方向の最上部には、水を注入する
際、中空構造体4の内部の空気を排気する空気抜き部15
が設けられている。この空気抜き部15は、管3の内部の
最上部からサポート材5を貫通して中空構造体4の内部
へ達する空気抜き管16と、管3の内部で上記空気抜き管
16の途中に接続された空気抜き弁17とから成る。
【0011】図3に示すように、上記管3の外周面とセ
グメント1の内周面との間に形成される空間19は、管3
の軸心方向に所定スパンSをおいて設けられた一対の中
空構造体4により仕切られる。このうち、手前側の中空
構造体4の上部には、中空構造体4の手前側から中空構
造体4を貫通して上記の仕切られた空間19内に達するモ
ルタル用の注入管20が複数本設けられている。尚、図1
に示すように、上記注入管20の貫通部において、中空構
造体4内に充填された水が外部に漏れ出さないように注
入管20と中空構造体4とが接着されている。
【0012】以下、上記構成における作用を説明する。
管路敷設坑内に一次覆工としてセグメント1を組立て、
その後、中空構造体4を二次覆工管3の外側に嵌込ん
で、ボルト9を管3の内部からサポート材5のナット7
に締め付ける。これにより、中空構造体4を管3の外面
の所定位置に保持させることができる。その後、これら
管3を管路敷設坑内の所定位置まで搬送し、隣接する管
3同士が接合される。そして、注水管13と注水弁14およ
び空気抜き管16と空気抜き弁17を取付けた後、注水管13
から中空構造体4の内部に水を充填し、この水の充填と
ともに、中空構造体4の内部の空気が空気抜き管16から
排気される。
【0013】これにより、中空構造体4が膨らんで、中
空構造体4の外周部がセグメント1の主桁2の内周面に
食い込んで圧接するとともに、中空構造体4の内周部が
管3の外周面に圧接する。したがって、セグメント1と
管3との間の空間19は、管3の軸心方向に所定スパンS
をおいて設けられた一対の中空構造体4により密閉され
て仕切られる。また、接合された管3は中空構造体4に
よりセグメント1の内部で所定レベルに支持されてい
る。このように、間仕切壁として、ボルト9とナット7
で管3に固定される膨縮自在な中空構造体4を用いるこ
とにより、間仕切壁を容易に形成することができる。
【0014】その後、モルタル21を注入管20から上記の
仕切られた空間19内に高圧で注入する。これにより、管
3とセグメント1との間にはモルタル21が充填され、中
空構造体4はモルタル21で埋められる。この際、中空構
造体4にはモルタル21による強力な側圧が作用するが、
中空構造体4は上記ボルト9とナット7とで固定されて
いるため、中空構造体4の取付位置がずれることはな
い。また、中空構造体4の内部に水を充填しているた
め、中空構造体4は強力な側圧にも耐えることができ
る。
【0015】このようにして、管路敷設坑内の奥側から
手前側へと順次管3を敷設してモルタル21を充填した
後、管3の内部の注水管13と空気抜き管16とを注水弁14
および空気抜き弁17とともに撤去する。尚、撤去後、管
3に残存した孔などは、管3の内部から充填材などによ
り埋められる。
【0016】また、上記実施例では、図3において、モ
ルタル21が硬化した後、奥側(すなわち右側)の中空構
造体4を撤去して、この硬化したモルタル21を仕切材と
して利用することも可能である。この場合、手前側(す
なわち左側)の中空構造体4のみが使用される。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、一次覆工
としてセグメントを組み立てた後、中空構造体を二次覆
工管の外側に嵌込んで、固定具でサポート材を管の外面
に固定することにより、中空構造体を管外面の所定位置
に保持させることができる。その後、これら管を管路敷
設坑内の所定位置まで搬送し、隣接する管同士が接合さ
れる。そして、注入部から中空構造体内に流体を充填す
ることにより、中空構造体が膨らんで、中空構造体の外
周部がセグメントの内周面に圧接するとともに、中空構
造体の内周部が管の外周面に圧接する。これにより、セ
グメントと二次覆工管との間の空間は、管の軸心方向に
所定スパンをおいて設けられた一対の中空構造体により
仕切られる。このように、間仕切壁として、固定具で管
に固定される膨縮自在な中空構造体を用いることによ
り、間仕切壁を容易に形成することができる。
【0018】その後、一対の中空構造体により仕切られ
た空間内にモルタルなどを充填した場合、中空構造体に
はモルタルによる強力な側圧が作用するが、中空構造体
は固定具で固定されているため、中空構造体の取付位置
がずれることはない。また、中空構造体の内部に流体を
充填しているため、中空構造体は強力な側圧にも耐える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における中空構造体の断面図
である。
【図2】中空構造体の一部切欠き正面図である。
【図3】セグメントと管との間の空間を中空構造体で仕
切った図である。
【図4】従来例における間仕切壁の側面図である。
【図5】従来例における間仕切壁の正面図である。
【符号の説明】
3 二次覆工管 4 中空構造体 5 サポート材 7 ナット(固定具) 9 ボルト(固定具) 12 注入部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 11/10 E03F 3/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次覆工管の敷設工事の際に、一次覆工
    と二次覆工との間に設置される間仕切壁であって、横断
    面が膨縮自在である中空構造体を上記管の外側に嵌込み
    能で、膨張時に外周部が一次覆工のセグメントの内周
    面に形成したリング状の主桁に圧接する円環状に形成
    し、この中空構造体の内周面に円筒状のサポート材を取
    付け、このサポート材を上記管の外面に固定して上記中
    空構造体を管外面の所定位置に保持させる固定具と、上
    記中空構造体を膨らませるために中空構造体内に流体を
    充填する注入部とを設けたことを特徴とする間仕切壁。
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