JP3481389B2 - 気体燃料内燃機関の燃料制御装置 - Google Patents
気体燃料内燃機関の燃料制御装置Info
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- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
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Description
燃料制御装置に係り、特にエンジン回転数の過回転を防
止する手段を設けた気体燃料内燃機関の燃料制御装置に
関する。
−14046号(以下、従来技術1という)に示される
ようなLPGを燃料として用いる気体燃料内燃機関が知
られている。この従来技術1に係る気体燃料内燃機関で
は、液体燃料を気化状態で吸気通路のベンチュリに供給
する目的から、燃料タンクとベンチュリとの間に、加熱
により液体燃料の気化を促進すると共に所定圧力に減圧
するレギュレータが設けられている。また、このレギュ
レータとベンチュリとを連通する燃料通路には流量制御
弁が設けられている。
ジン回転状態にある時には、内燃機関の運転状態に対応
した弁開度とされることにより、吸気通路に対する供給
燃料量が最適値となるよう燃料制御を行う。一方、内燃
機関のエンジン回転数が許容限度を越えた高回転となっ
た時には、この流量制御弁は閉弁され、吸気通路に対す
る燃料供給を遮断する燃料カットが行われ、内燃機関の
過回転運転,即ちオーバーランを防止するよう構成され
ている。
料通路が流量制御弁により遮断されているため、吸気通
路に残存する燃料によって運転が続けられる。また、こ
の残存燃料が消費されてほぼ無くなると、内燃機関の回
転数が低下してオーバーランが防止される。そして、こ
の状態で更に内燃機関の回転数が低下し、エンジン回転
数が復帰回転数となると、流量制御弁は再び開かれて燃
料通路からベンチュリへの燃料供給が復帰され、通常運
転に復帰する構成とされている。
内燃機関として、特開平5−86985号公報(以下、
従来技術2という)に開示されたものがある。この従来
技術2に係る気体燃料内燃機関は、燃料タンクとレギュ
レータとの間に燃料遮断弁を設けており、内燃機関のエ
ンジン回転数が許容限度を越えた高回転となった時に
は、この燃料遮断弁を閉弁することにより、燃料タンク
からレギュレータへの燃料供給を遮断するメイン燃料カ
ットを行い、これにより内燃機関のオーバーランを防止
する構成とされている。
では、燃料通路にアイドル用のスロー燃料を導入するス
ロー燃料通路が設けられている。このスロー燃料通路に
はスローロック弁が配設されており、アイドル時にスロ
ーロック弁は開弁されスロー燃料通路にスロー燃料を供
給し、これにより内燃機関のアイドル安定性を向上する
構成とされている。
て、燃料遮断弁が閉弁されてメイン燃料カットが実施さ
れると、吸気通路に残存する燃料に加え、レギュレータ
に残存する燃料及びレギュレータからベンチュリへの燃
料通路に残存する燃料(残存燃料)によって運転が続け
られる。そして、この残存燃料が消費されてほぼ無くな
ると、内燃機関の回転数が低下してオーバーランが防止
される。また、この状態より更に内燃機関のエンジン回
転数が低下し復帰回転数となると、燃料遮断弁が再び開
かれて燃料通路からベンチュリへの燃料供給が復帰さ
れ、これにより通常運転に復帰する構成とされている。
存燃料が全て使用されると、レギュレータや燃料通路内
には空気が吸い込まれた状態となる。従って、このよう
な状態下で燃料遮断弁を開弁しても、燃料を直ちにベン
チュリに供給することはできず、燃料供給に遅れが発生
してエンジンストールに至るおそれがある。
機関では、燃料遮断弁の開弁復帰されるのに先立って、
スロー燃料通路に設けられているスローロック弁を開弁
する構成とされている。これにより、燃料通路における
燃料の充足は早められ、ベンチュリへの燃料供給遅れが
防止されるため、エンジンストールの発生を未然に防止
することができる。
来技術1に係る気体燃料内燃機関では、燃料カット時に
流量制御弁により燃料通路が完全に遮断されるため、内
燃機関は吸気通路に残存する燃料によって運転が続けら
れる。
り燃料遮断弁が再び開かれて燃料通路からベンチュリへ
の燃料供給が復帰された際、吸気通路に残存する燃料が
全て使用されていた場合には、燃料通路の燃料がベンチ
ュリを介して吸気通路に導入され燃焼室に到達するまで
に遅れが発生する。よって、従来技術1に係る気体燃料
内燃機関では、復帰時における応答性が悪化するおそれ
があり、回転数の落ち込みによるもたつきやエンジンス
トールが発生するおそれがあるという問題点があった。
では、従来技術1に係る気体燃料内燃機関と異なり、ベ
ンチュリとレギュレータとの間に配設された燃料通路に
流量制御弁を備えていない。このため、燃料遮断弁を閉
弁しメイン燃料カットを開始しても、吸気通路,レギュ
レータ及び燃料通路に残存する大量の燃料が内燃機関に
供給されるため、速やかな回転数低下を図ることができ
ないという問題点があった。
を開弁しスロー燃料通路から燃料通路にスロー燃料を供
給する構成とされているが、アイドル用に設けられたス
ロー燃料通路は供給できる燃料量が少なく、復帰時にこ
のスロー燃料通路から燃料通路に燃料を供給しても応答
性を向上するに十分な燃料を供給することができず、よ
って依然として燃料供給の遅れを完全に解決することが
できないという問題点があった。
あり、エンジン回転数が所定値以上の燃料カットを実行
する領域において、燃料通路に微量の燃料供給を継続す
ることにより、オーバーランの防止及び燃料カット復帰
時における応答性の向上を共に実現しうる気体燃料内燃
機関の燃料制御装置を提供することを目的とする。
を講じることにより解決することができる。請求項1記
載の発明では、燃料タンク内の液体燃料を減圧するレギ
ュレータと吸気通路に形成されたベンチュリとを連通す
る燃料通路と、気体燃料内燃機関の機関回転数及び車速
を含む運転状態を検出する運転状態検出手段と、前記燃
料通路に設けられており、前記運転状態検出手段で検出
される運転状態に応じて通路面積を制御する流量制御弁
と、前記運転状態検出手段で検出される機関回転数が所
定値を越えた時に前記流量制御弁を閉弁動作させる弁制
御手段とを具備する気体燃料内燃機関の燃料制御装置に
おいて、前記機関回転数が所定値を越えた領域で、前記
燃料通路から吸気通路に微量の燃料供給を継続する微量
燃料供給手段と、前記所定値を前記運転状態検出手段で
検出される車速に基づき、車速が速いときには第1の値
に設定し、車速が遅いときには該第1の値よりも小さい
第2の値に設定する設定手段とを設けたことを特徴とす
るものである。
項1記載の気体燃料内燃機関の燃料制御装置において、
前記微量燃料供給手段を、前記機関回転数が所定値を越
えた領域で、前記流量制御弁を所定の最小弁開度とする
最小開度制御手段により構成したことを特徴とするもの
である。
項1記載の気体燃料内燃機関の燃料制御装置において、
前記微量燃料供給手段を、前記流量制御弁をバイパスす
るバイパス通路と、前記バイパス通路に設けられた絞り
手段とにより構成したことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明によれば、燃料タンク内の液体燃料
は、レギュレータに導入されて減圧・気化された上で燃
料通路を通りベンチュリから吸気通路に供給される。ま
た、燃料通路には流量制御弁が設けられており、この流
量制御弁の弁開度により燃料通路の流路面積、即ち燃料
通路を流れる燃料量は制御可能な構成となっている。
機関の機関回転数を含む運転状態を検出し、機関回転数
が所定値以下の場合には、流量制御弁はこの運転状態検
出手段で検出される運転状態に応じて通路面積を可変制
御する。よって、吸気通路に運転状態に対応した最適量
の燃料を供給することが可能となる。
回転数が所定値を越えた時、弁制御手段は流量制御弁を
閉弁動作させる。これにより、吸気通路への燃料供給は
制限され機関回転数は低減し、よって気体燃料内燃機関
の過回転(オーバーラン)発生を防止することができ
る。
ギュレータより下流位置である燃料通路に設けられてい
るため、換言すればベンチュリに近い位置に配設されて
いるため、流量制御弁を閉弁動作させた後に吸気配管に
導入される残存燃料は少なく、よって応答性良く機関回
転数の低下を図ることができる。
所定値を越えることにより流量制御弁が閉弁動作されて
いる領域で、燃料通路から吸気通路に微量の燃料供給を
継続する。このように、機関回転数が所定値を越える領
域において吸気通路に燃料供給を実施しても、供給され
る燃料は微量であるため、機関回転数の低下を図ること
ができ、気体燃料内燃機関の過回転(オーバーラン)発
生を防止することができる。
弁動作を解除する復帰回転数となると、流量制御弁の閉
弁動作は解除されて燃料通路から吸気通路に大量の燃料
が供給される。この際、流量制御弁が開弁された後に燃
料通路から吸気通路に供給される燃料(この燃料を開弁
後供給燃料という)は、気体燃料内燃機関の燃焼室に到
達するまでに所定の時間を要する。
料内燃機関の運転復帰を行う構成では、燃料供給遅れに
より回転数の落ち込みによるもたつきやエンジンストー
ルが発生するおそれがあることは前述した通りである。
しかるに、本請求項に係る発明では、機関回転数が所定
値を越え流量制御弁が閉弁動作されている領域で、燃料
通路から吸気通路に微量の燃料供給が継続されることに
より、ベンチュリから燃焼室に至る吸気通路内には燃料
が存在した状態となっている。
ンチュリから燃焼室に至る吸気通路内に存在する燃料に
より、速やかに燃料供給を行うことができ、復帰時にお
ける燃料供給の応答性を向上することが可能となる。よ
って、回転数の落ち込みによるもたつきやエンジンスト
ールの発生を確実に防止することができる。
回転数が所定値を越えた領域で、微量燃料供給手段とな
る最小開度制御手段は流量制御弁を所定の最小弁開度と
する。よって、流量制御弁は完全に閉弁した状態とはな
らず、所定の最小弁開度となっているため、微量の燃料
は流量制御弁を通過して吸気通路内に供給される。
弁が閉弁動作されている時においても流量制御弁は完全
に閉弁した状態とはなっていないため、弁体と弁座とが
当接し金属接合や食い込み等による損傷を防止すること
ができる。更に、請求項3記載の発明によれば、流量制
御弁をバイパスするバイパス通路が設けられているた
め、燃料通路を流れてきた燃料の一部は流量制御弁をバ
イパスして吸気通路に供給されることとなる。また、バ
イパス通路には絞り手段が設けられているため、バイパ
ス通路を通過する燃料量は絞り手段により規制され、所
定の微小燃料のみが燃料通路から吸気通路に供給され
る。よって、本請求項に係る発明においても、回転数の
落ち込みによるもたつきやエンジンストールの発生を防
止することができる。
の制御を特に変更することなく、単に燃料通路に流量制
御弁をバイパスする絞り手段を有したバイパス通路を形
成するのみで、機関回転数が所定値を越えた領域で燃料
通路から吸気通路に微量の燃料供給を継続できるため、
流量制御弁の制御プログラムの簡単化を図ることができ
る。
図面と共に説明する。図1は、本発明の一実施例である
燃料制御装置を適用した気体燃料内燃機関(以下単にL
PGエンジンと呼ぶ。)のシステム構成図である。LP
Gエンジン1は液化石油ガス(LPG)を燃料としてお
り、大略するとエンジン本体2,キャブレター3,LP
Gレギュレータ4,電子制御装置5(以下、ECUとい
う)等により構成されている。
ピストン7を有し、ピストン7の上部に形成された燃焼
室8に吸入弁9が開弁することにより吸入ポートから混
合気が取り込まれる構成とされている。また、シリンダ
ブロック6には冷却水が循環されるウォータジャケット
12が形成されると共に、冷却水温を検出する水温セン
サ13が配設されている。
火することにより燃焼し、ピストン7を駆動すると共
に、発生した燃焼ガスは排気弁11が開弁されることに
より排気ポートに排出される。排気ポートには排気通路
16及び三元触媒17,18が接続されており、燃焼ガ
スは排気通路16を通り三元触媒17,18で清浄化さ
れた上で排出される。
れており、この吸気通路14から外気が取り込まれる構
成とされている。また、吸気通路14の外気吸入端部に
はエアクリーナ15が設けられており、外気に含まれる
塵埃が燃焼室8内に侵入しないよう構成されている。こ
の吸気通路2の途中位置にはキャブレター3が一体的に
接続されている。
え図2を用いて説明する。図2は、キャブレター3を拡
大して示す図である。キャブレター3は、大略するとベ
ンチュリ19,スロットルバルブ20,アイドルスピー
ドコントロール用バイパス通路21(以下、ISC用バ
イパス通路という),アイドルスピードコントロールバ
ルブ22(以下、ISCVという),及び流量制御弁2
3等をキャブレターボデー24に一体的に組み込んだ構
成とされている。
にはベンチュリ19が形成されており、このベンチュリ
19により吸気通路14は絞られた構成とされている。
また、吸気通路14のベンチュリ19が形成された位置
より、空気の流れに対し下流位置には、図示しないアク
セルペダルの操作に連動して開閉されるスロットルバル
ブ20が設けられている。そして、このスロットルバル
ブ20が開閉されることにより、吸気通路14への吸入
空気量が調節される構成となっている。また、スロット
ルバルブ20の近傍には、スロットルバルブ20が全閉
位置にある時にこれを検知してスロットル全閉信号ID
Lの出力をオン(ON)するスロットルセンサ25が設
けられている。
バルブ20をパイパスするよう、スロットルバルブ20
の上流側と下流側とを連通する通路であり、その途中位
置にはISCV22が配設されている。このISCV2
2は、スロットルバルブ20が全閉位置にあるアイドル
状態においてISC用バイパス通路21を流れる吸気量
を制御し、例えば電気負荷及びエアコン等によるアイド
ル回転数の低下を防止する機能を奏する。
6とニードル弁27とにより構成されている。この流量
制御弁23は、後述するLPGレギュレータ4とベンチ
ュリ19とを接続する燃料通路28の途中位置、特にベ
ンチュリ19に近い位置に配設されている。
うに、積層鉄心からなるロータRTを内部に有し、この
ロータRTの外周に、2層4極の磁極GK1,GK2,
GK3,GK4を有する構成とされており、磁極GK1
〜GK4への励磁電圧を切り替えることによりロータR
Tを回転する。また、ステッピングモータ26の内部に
は図示しないギヤ機構が設けられており、ロータRTの
回転をニードル弁27の直進運動に変換する構成とされ
ている。
されており、このニードル弁27はキャブレターボデー
24内においてL字形状に折曲形成された燃料通路28
の折曲部と対向するよう構成されている。具体的には、
キャブレターボデー24内に形成された燃料通路28の
折曲部には弁座部29が形成されており、ニードル弁2
7は弁座部29と対向するよう配設されている。
ードル弁27を図中左右方向に移動させることにより、
燃料通路28の通路面積を可変することができる。よっ
て、流量制御弁23によりLPGレギュレータ4から供
給される燃料流量を制御することが可能となり、O2 セ
ンサ43(後述する)が出力する排気ガスに含まれる酸
素濃度に基づき空燃比制御を実施することが可能とな
る。
ると、LPGレギュレータ4から供給される燃料は流量
制御弁23の弁開度に対応した流量でベンチュリ19に
供給され、このベンチュリ19に設けられたスリット3
0から吸気通路14内に燃料供給が行われる。
タ26のケーシングとの間にはスプリング28が配設さ
れている。このスプリング28はニードル弁27を上記
ケーシングから離間させる方向に弾性力を付勢する構成
とされており、この弾性力によりギヤ機構内におけるバ
ックラッシュの影響及び動作時におけるニードル弁27
のガタツキを防止する構成とされている。
ISC用バイパス通路21と対向する位置には、エアア
ジャステング通路31がスロットルバルブ20をバイパ
スするように形成されている。このエアアジャステング
通路31には、通路面積を調整するエアアジャステング
スクリュー32が設けられている。このエアアジャステ
ング通路31及びエアアジャステングスクリュー32
は、アイドル時におけるISC用バイパス通路21を流
れる流量を補正するために設けられている。
ャステング通路31が形成された位置より下部(スロッ
トルバルブ20よりも下流側)には、LPGインジェク
タ33が取り付けられるインジェクタ取付部34が形成
されている。このインジェクタ33は補助燃料通路35
を介してLPGレギュレータ4に接続されており、特に
軽負荷運転時において、空燃比補正用の燃料を吸気通路
14に向け噴射する構成とされている。これにより、機
関運転時における空燃比の安定化を図っている。
に貯留された液体燃料を気化すると共に所定の圧力でベ
ンチュリ19に供給する機能を有している。このLPG
レギュレータ4は、内部に図示しない第1の減圧室と第
2の減圧室とを有しており、第1の減圧室はタンク側燃
料通路36を介して燃料タンク37に接続されると共
に、第2の減圧室は前記した燃料通路28を介してベン
チュリ19に接続されている。また、タンク側燃料通路
36の途中には、燃料タンク37からLPGレギュレー
タ4への燃料の供給を遮断するメインソレノイドバルブ
38が設けられている。
は、燃料タンク37から液体状態の燃料が供給され、こ
の液体状態の燃料は第1の減圧室において減圧気化され
る。また、第2の減圧室はベンチュリ19に接続されて
いるため、LPGエンジン1が始動しベンチュリ負圧が
第2の減圧室に作用すると、第1の減圧室と第2の減圧
室との間に設けられているイラスティックバルブは開弁
し、第1の減圧室内の燃料が第2の減圧室に導入される
よう構成されている。
された燃料は、燃料通路28を介してベンチュリ19に
供給される。また、ベンチュリ負圧が小さくなり大気圧
に近くなると、上記したイラスティックバルブは閉弁
し、第1の減圧室から第2の減圧室への燃料供給は停止
される。これにより、第2の減圧室内の燃料は略大気圧
状態を維持する。
た補助燃料通路35は、LPGレギュレータ4の第1の
減圧室に接続されており、かつその接続位置にはスロー
燃料通路45を流れる燃料流量を制御するスローロック
電磁弁39が配設されている。このスローロック電磁弁
39は通常走行減速時以外は開弁される構成とされてお
り、よって前記したように開弁時はインジェクタ33か
ら吸気通路14に向け燃料が噴射される。
グモータ26,インジェクタ33,メインソレノイドバ
ルブ38,及びスローロック電磁弁39は、ECU5に
夫々接続されており、その駆動が制御される構成とされ
ている。また、ECU23には、前記した水温センサ1
3,スロットルセンサ25が接続されると共に、圧力セ
ンサ40,回転数センサ41,車速センサ42,O2 セ
ンサ43等が接続されている。
検出するものであり、吸気通路14のスロットルバルブ
20より下流側に配設されている。また、回転数センサ
41は機関回転数(エンジン回転数)を検出するもので
あり、デイストリビュータ44に取り付けられている。
また、車速センサ42はLPGエンジン1が搭載された
車両の車速を検出するものであり、例えばスピードメー
タケーブルの回転を検知することにより車速を検出する
構成とされている。更に、O2 センサ43は排気ガス中
の酸素濃度を検出するものであり、排気通路16に取り
付けられている。尚、上記した各センサ13,25,4
0〜43は、LPGエンジン1の運転状態を検出する運
転状態検出手段として機能する。
5,40〜43から出力される出力信号に応じてISC
V22,ステッピングモータ26,インジェクタ33,
メインソレノイドバルブ38,スローロック電磁弁39
等を運転状態に対応するよう好適に制御する。
する。図4はECU5 のハード構成を示すブロック図で
ある。ECU5は周知の中央処理ユニット(CPU)5
1、読み出し専用メモリ(ROM)52、ランダムアク
セスメモリ(RAM)53、記憶されたデータを保存す
るバックアップRAM54等を中心に、これらと外部入
力回路55、外部出力回路56等とをバス57によって
接続した論理演算回路として構成されている。
サ13,スロットルセンサ25,圧力センサ40,回転
数センサ41,車速センサ42,O2 センサ43等が接
続されていて、この外部入力回路55を介してCPU5
1は各センサ等から出力される信号を入力値として読み
取る。CPU51はこれらの入力値に基づいて、外部出
力回路57に接続された前述のISCV22,ステッピ
ングモータ26,インジェクタ33,メインソレノイド
バルブ38,スローロック電磁弁39等を制御する。
するオーバラン防止制御処理ルーチンのプログラムや、
オーバラン防止処理に用いる所定値等が予め記憶されて
いる。また、ECU5は計時を行うタイマ58を有し、
外部出力回路56内には、予め設定された時刻と前記タ
イマ58の計時とが一致したときにCPU51に割込信
号を出力するコンベアレジスタも配設されている。
止制御処理について以下説明する。図7はECU5が実
行するオーバラン防止制御ルーチンを説明するフローチ
ャートである。同図に示すオーバラン防止制御処理は、
所定時間毎の定時割り込みで実行される。
テップ10において、車速センサ42から出力される車
速SPDを読み込み、現在の車速SPDが所定の判定車
速SPDBより大きいか否かを判断する。このステップ
10の処理は、現在LPGエンジン1に印加されている
エンジン負荷が大きい状態か、或いは小さい状態かを検
出する処理であり、本実施例ではエンジン負荷の判定を
車速SPDに基づき判定している。
Bより大きい場合は、LPGエンジン1はトランスミッ
ション(図示せず)と接続された状態であり、エンジン
負荷が大きい状態であると判断する。また、現在の車速
SPDが判定車速SPDBより小さい場合は、LPGエ
ンジン1はトランスミッションと接続されないニュート
ラル状態であり、よってエンジン負荷は小さい状態であ
ると判断する。
即ち現在の車速SPDが判定車速SPDBより大きくエ
ンジン負荷が大きい状態であると判断されると、処理は
ステップ12に進む。ステップ12では、回転数センサ
41から出力されるエンジン回転数NEを読み込み、現
在のエンジン回転数NEが第1のOR判定回転数ORN
E1より大きいか否かを判断する。
と、即ち現在の車速SPDが判定車速SPDBより小さ
くエンジン負荷が小さい状態であると判断されると、処
理はステップ14に進む。ステップ14では、回転数セ
ンサ41から出力されるエンジン回転数NEを読み込
み、現在のエンジン回転数NEが第2のOR判定回転数
ORNE2より大きいか否かを判断する。
び第2のOR判定回転数ORNE2は、共にLPGエン
ジン1のオーバーラン発生を防止するため、燃料カット
を開始する基準となる回転数である。そして、本実施例
においては、ステップ10の処理により、第1のOR判
定回転数ORNE1と第2のOR判定回転数ORNE2
とを現在の車速SPDにより切り換える構成としてい
る。また、第2のOR判定回転数ORNE2は第1のO
R判定回転数ORNE1に対して低く設定されている
(ORNE1>ORNE2)。
即ちエンジン負荷の状態により、燃料カットを開始する
基準となるOR判定回転数の値を切り換える理由につい
て、図5及び図6を用いて説明する。オーバラン防止制
御処理は、エンジンが許容回転数を越えたオーバーラン
状態となることによりエンジンに損傷が発生することを
防止するため、エンジン回転数(NE)を検知し、この
エンジン回転数NEが所定の設定回転数(OR判定回転
数ORNEという)を越えた場合にエンジンに対する燃
料供給を停止する燃料カットを実行し、エンジン回転数
を低減させることを基本動作とする。従って、オーバラ
ン防止制御処理においては、OR判定回転数ORNEの
設定の仕方が重要となる。
エンジンをフルスロットル状態とした際、エンジン負荷
が無い場合のエンジン回転数変化(同図にで示す)
と、エンジン負荷が有る場合のエンジン回転数変化(同
図にで示す)とを比較して示す図である。
状態でフルスロットルとした時(即ち、空吹かし時)の
エンジン回転数変化を示しており、図中で示す特性は
車両走行中にフルスロットルとした時のエンジン回転数
変化を示している。尚、同図において横軸は時間を示
し、縦軸はエンジン回転数を示している。
目すると、車速が所定値以下の状態(例えば、車両の停
止状態)では、シフトはニュートラルレンジ或いはパー
キングレンジとされており、エンジン負荷は小さい状態
となっている。このため、LPGエンジンをフルスロッ
トルとすることによりエンジン回転数は急激に上昇し、
よってエンジン回転数の変化率が大きいエンジン回転特
性を示す。
状態におていは、シフトはドライブレンジとされてお
り、エンジン負荷は車速が所定値以下の状態よりも大き
い状態となっている。このため、LPGエンジンをフル
スロットルとしてもエンジン回転数の上昇は緩やかで、
よってエンジン回転数の変化率が小さいエンジン回転数
特性を示す。
車速の状態)に拘わらず、燃料カットを開始するOR判
定回転数を図5にORNEで示される回転数に一義的に
設定した場合を想定する。また、エンジンの過回転領域
下限回転数(即ち、エンジンに損傷が発生するおそれが
あるエンジン回転数)が図5にNEORで示される回転数
であったとする。
い(車速が遅い)状態では、エンジン回転数の変化率が
大きいため、エンジン回転数がOR判定回転数ORNE
となり燃料カットが実施されても、エンジン回転数が過
回転領域下限回転数NEORとなるまでの時間T1(以
下、許容時間T1という)は短いため、燃料カット実施
後に実際にエンジン回転数の低下が開始されるまでの作
動遅れにより、エンジン回転数が過回転領域下限回転数
NEORを越えてしまうおそれがある。
のは空吹かし状態であるため、LPGエンジン1の運転
上このような空吹かし状態を長く続かせる必要もない。
よって、エンジン負荷が小さい状態では、OR判定回転
数を低く設定することが、オーバーランの発生を確実に
防止する面からは望ましい。
(車速が速い)状態では、エンジン回転数の変化率が小
さいため、エンジン回転数がOR判定回転数ORNEと
なり燃料カットが実施された場合、エンジン回転数が過
回転領域下限回転数NEORとなるまでの時間T2(許容
時間T2という)は長くなる。このため、上記のエンジ
ン負荷が小さい場合と異なり、図5に破線で示される
ように、エンジン回転数が過回転領域下限回転数NEOR
を越える前に確実にエンジン回転数を低減させることが
できる。
りに低く設定すると、運転者が加速を望みアクセルペダ
ルを踏み込んでも、所望の加速を得られる前に燃料カッ
トが開始されエンジン回転数が低下してしまい、よって
ドライバビィリティが悪化するおそれがある。よって、
エンジン負荷が大きい場合には、オーバーランの発生を
防止しうる範囲において、OR判定回転数を高く設定す
ることが望ましい。
ジン負荷の有無を車速SPDにより検出し、エンジン負
荷に応じてOR判定回転数を第1のOR判定回転数OR
NE1と第2のOR判定回転数ORNE2とで切り換え
る構成としている。そして、車速センサ42で検出され
た車速SPDが判定車速SPDBより大きいと判定され
た場合には、ステップ12において第2のOR判定回転
数ORNE2より高い第1のOR判定回転数ORNE1
を基準値として燃料カットの開始時期の判定を行う。一
方、車速センサ42で検出された車速SPDが判定車速
SPDBより小さいと判定された場合には、ステップ1
4において第1のOR判定回転数ORNE1より低い第
2のOR判定回転数ORNE2を基準値として燃料カッ
トの開始時期の判定を行う。
が小さい状態では、OR判定回転数をORNEとした場
合の許容時間T1に対して、OR判定回転数をORNE
2とした場合の許容時間T3は長くなり(T3>T
1)、よってこの許容時間T3内に確実にエンジン回転
数は低下し、エンジン回転数の変化率が大きくても、確
実にオーバーランの発生を防止することができる。
R判定回転数をORNEとした場合の許容時間T2に対
して、OR判定回転数をORNE1とした場合の許容時
間T4は短くなる(T4<T2)。よって、運転者がア
クセルペダルを踏んでいる場合、この時間差ΔTの間は
加速が続行されるため、運転者の意向に沿った運転状態
を長く維持することができ、ドライバビィリティの向上
を図ることができる。以上説明したように、本実施例の
構成とすることにより、オーバーランの発生防止とドラ
イバビィリティの悪化防止を共に実現することが可能と
なる。
第2のOR判定回転数ORNE2は、前記した燃料カッ
ト実施後に実際にエンジン回転数の低下が開始されるま
での作動遅れ時間等に基づき決定すればよい。ここで図
7に戻り、オーバラン防止制御処理の説明を続ける。
センサ41から出力されるエンジン回転数NEを読み込
み、現在のエンジン回転数NEが第1のOR判定回転数
ORNE1より大きいか否かを判断する。このステップ
12で否定判断がされた状態、即ち現在のエンジン回転
数NEが第1のOR判定回転数ORNE1より小さいと
判断された状態は、LPGエンジン1にオーバランが発
生するおそれがない状態である。よって、ステップ12
で否定判断がされると、処理はステップ20に進みEC
U5は通常制御を行う。
力する排気ガスに含まれる酸素濃度に基づき流量制御弁
23の弁開度制御を行い、吸気通路14に供給する燃料
量を最適化することにより、空燃比が理論空燃比となる
よう行う制御をいう。また、前記したステップ14では
現在のエンジン回転数NEが第2のOR判定回転数OR
NE2より大きいか否かを判断するが、このステップ1
4で否定判断がされた場合もステップ12で否定判断が
された場合と同様にLPGエンジン1にオーバランが発
生するおそれがない状態である。よって、ステップ14
で否定判断がされた場合も処理はステップ20に進み、
ECU5は上記した通常制御を行う。
合、及びステップ14で肯定判断がされた場合は、LP
Gエンジン1にオーバランが発生するおそれがある状態
である。よって、ステップ12またはステップ14で肯
定判断がされた場合、処理はステップ16に進み、EC
U5は流量制御弁23を所定の最小弁開度とする。具体
的には、ステッピングモータ26のステップ値STを最
小弁開度に対応したOR制御時ステップ値ORSTに設
定する。これにより、ステッピングモータ26は、ステ
ップ値STがOR制御時ステップ値ORSTとなるよう
駆動する。
テップ値STがOR制御時ステップ値ORSTとなった
状態において、ニードル弁27と弁座部29との間には
微小の間隙が形成されるよう構成されている。よって、
本実施例ではエンジン回転数NEがOR判定回転数OR
NE1,2より大きい値となった状態、即ち燃料カット
を実施している状態下においても、ニードル弁27と弁
座部29との間の間隙を通り、微量の燃料が燃料通路2
8からベンチュリ19を介して吸気通路14に供給され
続けることとなる。
4に微量燃料が供給され続ける状態は、ステップ18の
処理により、回転数センサ41から出力されるエンジン
回転数NEが復帰回転数(CUTNE−HYS)となる
まで継続される。即ち、燃料カット実行中、微量燃料は
常に吸気通路14に供給されることとなる。
基準復帰回転数であり、ステップ10〜ステップ14の
処理において、OR判定回転数として第1のOR判定回
転数ORNE1が用いられた場合には、基準復帰回転数
CUTNEとして第1のOR判定回転数ORNE1が設
定される(CUTNE=ORNE1)。また、ステップ
10〜ステップ14の処理において、OR判定回転数と
して第2のOR判定回転数ORNE2が用いられた場合
には、基準復帰回転数CUTNEとして第2のOR判定
回転数ORNE2が設定される(CUTNE=ORNE
2)。
復帰回転数をOR判定回転数と等しく設定すると、復帰
直後に再びエンジン回転数がOR判定回転数を越えて再
び燃料カットが実施されるおそれがあり制御の安定性が
低下する。このため、OR判定回転数と復帰回転数との
間には所定のヒステリシスが設けられている。HYSは
上記理由により設けられたヒステリシス補正量(図6
(A)参照)であり、本実施例では基準復帰回転数CU
TNEをヒステリシス補正量HYSにより減量補正し、
これを復帰回転数(CUTNE−HYS)として用いて
いる。
NEがオーバランが発生するおそれがあるOR判定回転
数以上となった領域においても、燃料通路28から吸気
通路14に微量燃料の供給を継続する理由について図1
及び図6を用いて説明する。図6は、(A)回転数セン
サ41から得られるエンジン回転数,(B)空燃比,
(C)流量制御弁24の弁開度,及び(D)スロットル
バルブ20のスロットル開度を同一時間軸で示したタイ
ミングチャートである。また、同図は時刻t1において
燃料カットが開始され、時刻t2において燃料カットが
停止されて通常制御に復帰した例を示している。
流量制御弁を完全に閉弁し燃料の供給を停止する従来構
成の燃料制御処理の動作と、燃料カット状態において微
量燃料を供給する本実施例に係る燃料制御処理の動作と
を比較するため、本実施例の各特性を実線で示し、従来
の燃料制御処理の各特性を破線で示している。
トルバルブ20の弁開度が所定開度を維持したとき、エ
ンジン回転数NEが図6(A)に示されるように増大し
たと仮定する。そして、エンジン回転数NEが所定のO
R判定回転数(同図に示す例では、OR判定回転数とし
て第2のOR判定回転数ORNE2を用いた場合を示し
ている)を越えると、ECU5は上記したように流量制
御弁23を最小弁開度となるよう閉弁動作させる。
を全閉状態とするのに対し、本実施例に係る燃料制御処
理では、流量制御弁23は最少量(図6(C)にΔWで
示す)だけ開弁した状態となっている。よって、上記し
たようにエンジン回転数NEがOR判定回転数ORNE
2を越えた燃料カット実行領域であっても、微量の燃料
が燃料通路28から吸気通路14に供給され続けること
となる。
において吸気通路14に燃料供給を実施しても、流量制
御弁23の弁開度は最小弁開度とされているため、供給
される燃料は微量である。このため、本実施例のように
燃料カット実行中に微量燃料を吸気通路14に供給して
もエンジン回転数は低下し、よってLPGエンジン1の
オーバーランを確実に防止することができる。
実施例では流量制御弁23はベンチュリ19に近い位置
に配設されているため、流量制御弁23を上記のように
閉弁動作させた際、応答性良くエンジン回転数NEの低
下を図ることができる。以下、この理由について説明す
る。
レータ4に近い位置に配設した場合を想定すると、流量
制御弁23からベンチュリ19までの燃料通路28の距
離が長くなり、流量制御弁23を閉弁動作させても燃料
通路28に多量の燃料が残存することとなる。この残存
燃料は流量制御弁23を閉弁動作させた後も何ら制限さ
れることなく吸気通路14に流入し、よってこの残存燃
料が使用されるまでLPGエンジン1は高回転の状態を
維持する。従って、流量制御弁23が閉弁動作を開始し
てから実際にエンジン回転数が低下するまで長い時間を
要することとなり応答性が悪化してしまう。
はベンチュリ19に近い位置に配設されているため、流
量制御弁23を閉弁動作させた際に燃料通路28に残存
する燃料量は少なく、よってエンジン回転数は速やかに
低下するため良好な応答性を得ることができる。
時の動作であったが、続いて本実施例における燃料カッ
トから復帰する時の動作について説明する。前記したよ
うに、回転数センサ41の出力から得られる現在のエン
ジン回転数NEが復帰回転数(CUTNE−HYS)と
なると、ECU5は図7のステップ18及びステップ2
0の処理を実施し、流量制御弁23を最小弁開度に固定
する処理を終了して通常制御に復帰させる。即ち、EC
U5はO2 センサ43が出力する排気ガスに含まれる酸
素濃度に基づき、空燃比が理論空燃比となるよう流量制
御弁23の弁開度制御する処理を開始する。
料制御処理では流量制御弁を完全に閉弁していたため、
燃料カット実施期間中(時刻t1〜t2の間)における
空燃比はリーンとなっており、ベンチュリから燃焼室間
の吸気通路内には殆ど燃料は存在しない状態である。よ
って、通常制御が開始され、流量制御弁が開弁し燃料の
供給が開始されても、この燃料がベンチュリから燃焼室
に到達し空燃比が理論空燃比(ストイキ)となるまでに
長い時間(図6(B)に矢印TPRI で示す)を要する。
この燃料供給遅れにより、従来の燃料制御処理では回転
数の落ち込みが生じ、もたつきやエンジンストールが発
生する場合があった。
では、燃料カット実施期間中(時刻t1〜t2の間)も
流量制御弁23が最小弁開度とされ燃料通路28から吸
気通路14に微量の燃料供給が継続されているため、ベ
ンチュリ19から燃焼室8に至る吸気通路14内には燃
料が存在した状態となっている。従って図6(B)に示
されるように、本実施例による空燃比は従来に比べてリ
ッチな、換言すれば従来に比べてストイキに近い空燃比
となっている。
めベンチュリ19から燃焼室8に至る吸気通路14内に
存在する燃料により短時間(図6(B)に矢印Teff で
示す)で空燃比を理論空燃比とすることができる。この
ように、復帰時における応答性が向上するため、回転数
の落ち込みによるもたつきやエンジンストールの発生を
確実に防止することができる。
することにより、エンジン回転数NEがOR判定回転数
を越え燃料カット処理が実行されいる時においても、流
量制御弁23は完全に閉弁した状態とはなっておらず、
ニードル弁27は弁座部29から離間した状態を維持し
ている。よって、ニードル弁27と弁座部29との金属
接合や食い込み等による損傷を防止することができ、流
量制御弁23の信頼性を向上することもできる。
荷を検出する手段として車速センサ42を用い、車速セ
ンサ42から得られる車速SPDに基づきエンジン負荷
の状態を検知する構成とした。しかるに、エンジン負荷
を検出する手段は車速センサ42に限定されるものでは
なく、シフト状態を検出するシフトセンサ,各車輪の回
転速度を検出する車輪側センサ,車両の加速度を検出す
る加速度センサ等、車両制御用に配設されている種々の
センサを利用してエンジン負荷を検出することが可能で
ある。
する。図8は本発明の第2実施例に係る燃料制御装置に
適用されるキャブレター3Aを示している。尚、図8に
おいて、図1及び図2に示された構成と同一構成につい
ては同一符号を附してその説明を省略する。
NEがOR判定回転数を越えた燃料カット実行領域にお
いて、流量制御弁23を最小開度とすることにより、燃
料通路28から吸気通路14に微量の燃料供給が継続さ
れるよう構成した。これに対し本実施例では、燃料通路
28に流量制御弁23をバイパスするバイパス通路60
を設けると共に、このバイパス通路60に絞り部61
(絞り手段)を形成したことを特徴とするものである。
本実施例の構成によれば、流量制御弁23が完全に閉弁
した場合においても、燃料通路28内の燃料はバイパス
通路60を通りベンチュリ19に向け流出し吸気通路1
4に供給される。この際、バイパス通路60には絞り部
61が形成されており、この絞り部61は燃料通路28
から吸気通路14に供給される燃料が微量(第1実施例
と略同量)となるよう絞り量が設定されている。
ても、エンジン回転数NEがOR判定回転数を越えた燃
料カット実行領域において燃料通路28から吸気通路1
4に微量の燃料供給を継続することが可能となり、よっ
て第1実施例で述べたと同様の理由により、オーバーラ
ンの防止を確実に行うことができると共に、復帰時にお
いては高い応答性を実現でき、回転数の落ち込みによる
もたつきやエンジンストールの発生を確実に防止するこ
とができる。
においても燃料通路28から供給される燃料の一部はバ
イパス通路60を介してベンチュリ19に向け流出す
る。このバイパス通路60を流れる燃料量は、流量制御
弁23により流量を制御されないものである。よって、
このバイパス通路60を流れる燃料が通常制御処理に影
響を及ぼすことが考えられる。
燃料量は、絞り部61を設けることにより常に一定の流
量である。このため、流量制御弁23の制御を行うに際
し、予めバイパス通路60を流れる燃料量を補正値とし
て制御処理に取り込んでおくことにより、バイパス通路
60を設けても通常制御を高い精度に維持することがで
きる。
て、請求項1に記載した弁制御手段及び請求項2に記載
した最小開度制御手段は、ECU5が実行する燃料制御
処理の内、図7に示すステップ10〜ステップ16に相
当する。また、請求項1に記載した微量燃料供給手段
は、第1実施例においては図7に示すステップ16に相
当し、第2実施例ではバイパス通路60及び絞り部61
に相当する。
種々の効果を実現することができる。請求項1記載の発
明によれば、機関回転数が所定値を越え流量制御弁が閉
弁動作されている領域で、燃料通路から吸気通路に微量
の燃料供給が継続されることにより、ベンチュリから燃
焼室に至る吸気通路内には燃料が存在した状態となって
いる。よって、燃料供給が開始された(運転復帰が行わ
れた)際、このベンチュリから燃焼室に至る吸気通路内
に存在する燃料により復帰時における適正燃料流量状態
への回復時間が短縮でき、回転数の落ち込みによるもた
つきやエンジンストールの発生を確実に防止することが
できる。
制御弁の制御を変更するのみで回転数の落ち込みによる
もたつきやエンジンストールの発生を防止することがで
き、また機関回転数が所定値を越え流量制御弁が閉弁動
作されている時においても流量制御弁は完全に閉弁した
状態とはなっていないため、弁体と弁座とが当接し金属
接合や食い込み等により損傷することを防止することが
できる。
通路を流れてきた燃料の一部は絞り手段を有するバイパ
ス通路を通り吸気通路に微量の燃料が継続的に供給され
ることとなるため、復帰過渡の運転状態においても回転
数の落ち込みによるもたつきやエンジンストールの発生
を防止することができる。また、流量制御弁の制御を特
に変更することなく、単に絞り手段を有したバイパス通
路を形成するのみで、もたつきやエンジンストールの発
生を抑制できるため、流量制御弁の制御プログラムの簡
単化を図ることができる。
したLPGエンジンのシステム構成図である。
化の違いを説明するための図である。
を説明するためのタイミングチャートである。
する制御処理を示すフローチャートである。
したキャブレターを拡大して示す断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 燃料タンク内の液体燃料を減圧するレギ
ュレータと吸気通路に形成されたベンチュリとを連通す
る燃料通路と、 気体燃料内燃機関の機関回転数及び車速を含む運転状態
を検出する運転状態検出手段と、 前記燃料通路に設けられており、前記運転状態検出手段
で検出される運転状態に応じて通路面積を制御する流量
制御弁と、 前記運転状態検出手段で検出される機関回転数が所定値
を越えた時に前記流量制御弁を閉弁動作させる弁制御手
段とを具備する気体燃料内燃機関の燃料制御装置におい
て、 前記機関回転数が所定値を越えた領域で、前記燃料通路
から吸気通路に微量の燃料供給を継続する微量燃料供給
手段と、 前記所定値を前記運転状態検出手段で検出される車速に
基づき、車速が速いときには第1の値に設定し、車速が
遅いときには該第1の値よりも小さい第2の値に設定す
る設定手段とを設けた ことを特徴とする気体燃料内燃機
関の燃料制御装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の気体燃料内燃機関の燃料
制御装置において、 前記微量燃料供給手段を、 前記機関回転数が所定値を越えた領域で、前記流量制御
弁を所定の最小弁開度とする最小開度制御手段により構
成したことを特徴とする気体燃料内燃機関の燃料制御装
置。 - 【請求項3】 請求項1記載の気体燃料内燃機関の燃料
制御装置において、 前記微量燃料供給手段を、 前記流量制御弁をバイパスするバイパス通路と、 前記バイパス通路に設けられた絞り手段とにより構成し
たことを特徴とする気体燃料内燃機関の燃料制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12361596A JP3481389B2 (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | 気体燃料内燃機関の燃料制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12361596A JP3481389B2 (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | 気体燃料内燃機関の燃料制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09303209A JPH09303209A (ja) | 1997-11-25 |
| JP3481389B2 true JP3481389B2 (ja) | 2003-12-22 |
Family
ID=14864985
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12361596A Expired - Fee Related JP3481389B2 (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | 気体燃料内燃機関の燃料制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3481389B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7116587B2 (ja) * | 2018-05-11 | 2022-08-10 | 三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社 | 燃料供給制御装置、ガスエンジン、ガスエンジンの制御方法、及びプログラム |
-
1996
- 1996-05-17 JP JP12361596A patent/JP3481389B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09303209A (ja) | 1997-11-25 |
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