JP3481294B2 - 寸法線自動引出しシステム - Google Patents

寸法線自動引出しシステム

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JP3481294B2
JP3481294B2 JP06449994A JP6449994A JP3481294B2 JP 3481294 B2 JP3481294 B2 JP 3481294B2 JP 06449994 A JP06449994 A JP 06449994A JP 6449994 A JP6449994 A JP 6449994A JP 3481294 B2 JP3481294 B2 JP 3481294B2
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圭一 渡辺
和司 斉藤
典郎 宮坂
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、CADによる製品の設
計に用いられ、作成した図形から自動的に寸法線を引き
出す寸法線自動引き出しシステムに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、CADで作成された製品の図形に
対し該製品の寸法を付するべく該図形から寸法線を引き
出す場合、寸法線を引き出す図形に対して逐次手作業で
寸法線を引き出して寸法入力を行なうか、または、予め
種々の図形について寸法線の引き出しパターンを定義し
ておき、CADで作成された製品の図形またはその所定
の部分の形状が前記予め引き出しパターンを定義した図
形に合致する場合に、当該パターンを利用して寸法線を
引き出し寸法の入力を行なっていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のCADによる寸法線の引き出し手段では、寸法
線を引き出す図形に対して逐次手作業にて寸法線を引き
出して寸法入力を行なわなければならず、寸法入力処理
の手間がかかるという問題があった。 【0004】また、予め寸法線の引き出しパターンを定
義した図形を利用して寸法線を引き出す場合であって
も、CADで作成された製品の図形が寸法線の引き出し
パターンを定義されていない図形である場合には、やは
り手作業にて寸法線を引き出さなければならないという
欠点があった。 【0005】本発明の目的は、このような従来の欠点を
解決するためになされたものであり、CADで作成した
製品の図形に対し、寸法線を自動的に引き出す寸法線自
動引き出しシステムを提供することを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の寸法線自動引き出しシステムは、CADで
作成した元図形データを読み込む元図形データ読み込み
手段と、前記元図形データを構成する線要素の中から垂
直または水平線分要素のみを抽出する線分要素抽出手段
と、前記元図形データを構成する線要素の中から斜線分
要素のみを抽出する斜線分要素抽出手段と、前記元図形
データを構成する線要素の中から円弧要素のみを抽出す
る円弧要素抽出手段と、前記抽出した各線要素の長さ、
方向、及び他の線分との位置関係から前記元図形データ
の各部の寸法を算出する寸法情報算出手段と、前記算出
した寸法情報の中から重複する寸法情報を削除する重複
要素削除手段と、前記算出した寸法情報に基づいて前記
元図形データに対し寸法線の引出しを行なう寸法線引出
し手段とを備え、前記寸法情報算出手段が、前記線分要
素抽出手段によって抽出された垂直または水平線分要素
に基づき、平行な各線分間の間隔、同一線上に並ぶ線分
における各線分の長さ及び相対向する端点間の間隔から
前記元図形データの寸法を算出すると共に、前記線分要
素抽出手段によって抽出された垂直線分要素または水平
線分要素のうち一方について、予め定めた規則にしたが
って基準線分を決定し、該基準線分と隣り合う線分であ
って、かつ該線分の位置する領域における線分方向と同
方向の成分が前記基準線分の同成分と重複する線分と、
前記基準線分との間の間隔から、前記元図形データの寸
法のうち前記基準線分の方向に直交する方向の寸法を算
出し、前記斜線分要素抽出手段によって抽出された斜線
分要素に基づき、両端点が他の線分に接続している斜線
分について該斜線分の両端点の位置から前記元図形デー
タの寸法を算出し、前記円弧要素抽出手段によって抽出
された円弧要素に基づき、前記図形データに示される図
形全体の面積に対して一定以上の比率を有する円弧の外
形の寸法及び該円弧の位置とから前記元図形データの寸
法を算出し、前記寸法線引出し手段が、前記元図形デー
タの水平及び垂直方向の中心線を基準として抽出した線
要素が位置する領域に基づいて引き出し方向を決定し、
線要素の種類に応じて引き出し位置を決定し寸法線を引
き出すことを特徴とする。 【0007】 【0008】 【0009】 【0010】 【作 用】本発明の寸法線自動引出しシステムは、CA
Dで作成した製品の図形データを読み込み、読み込んだ
図形データから該製品の図形を形成する線分等の要素を
抽出し、抽出した要素に基づいて該図形データの所定の
各部の寸法値等の寸法情報を算出し、該寸法情報に基づ
いて寸法線の引き出しを行なう。 【0011】 【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例による寸
法線自動引き出しステムの構成を示すブロック図であ
る。図2は、図1の実施例による寸法線自動引き出しス
テムの作用を示すフローチャート図である。 【0012】本実施例による寸法線自動引き出しシステ
ム1は、図形データに寸法の引き出しを行なう演算装置
15と、一連の処理に必要な指示を入力するキーボード
等の入力装置11と、算出結果のプリントアウトを行う
プリンタ12と、データの画面表示を行うCRT等の表
示装置13と、算出したデータ等の各種情報を格納する
磁気ディスク装置あるいは光ディスク装置等の記憶装置
14とを備えている。この寸法線自動引き出しシステム
1は、コンピュータ等によって実現することができる。 【0013】演算装置15は、例えばコンピュータ等の
マイクロプロセッサによって実現され、元図形データ読
み込み手段100と、線分要素抽出手段101と、斜線
分要素抽出手段102と、円弧要素抽出手段103と、
寸法情報算出手段104と、寸法線引き出し手段105
と、重複要素削除手段106とを備えている。この演算
装置15は図示せぬ記憶部に格納されたプログラムによ
り上記各種手段の機能を達成している。 【0014】元図形データ読み込み手段100は、CA
Dにおける図形作成入力指示装置2で作成した製品の図
形(元図形)についての図形データである元図形データ
20を読み込む。 【0015】線分要素抽出手段101は、元図形データ
読み込み手段100で読み込んだ元図形データ20を構
成する線要素から、垂直線分要素または水平線分要素を
抽出する。抽出する線分要素については、一線分で構成
される垂直、水平線分要素の他、同一線上で連続的に接
続している複数の線分(例えば実線と破線が連続してい
る場合等)も一線分として抽出する。 【0016】斜線分要素抽出手段102は、元図形デー
タ読み込み手段100で読み込んだ元図形データを20
構成する線要素から斜線分要素のみを抽出する。円弧要
素抽出手段103は、元図形データ読み込み手段100
で読み込んだ元図形データ20を構成する線要素から一
定以上の大きさを持つ円弧要素、すなわち元図形データ
20における図形全体の面積に対して一定以上の比率の
領域を占める円弧要素のみを抽出する。なお、円弧要素
抽出手段103は、元図形データに示される円要素につ
いても円弧要素として抽出する。 【0017】寸法情報算出手段104は、前記各抽出手
段で抽出した線要素から元図形データ20の寸法情報を
作成する。この寸法情報は、抽出した線分要素同士の間
隔、線分要素の端点間の距離等を算出することによって
作成する。線分要素の長さ等は、図形データ上に直交す
る2軸を設定し、これをx軸及びy軸とするx−y平面
における座標値に基づいて寸法情報を算出することがで
きる。 【0018】ここで、線分要素の長さ等の算出方法は、
以下に説明するように、抽出した要素の種類や位置等に
よって異なる。寸法情報算出手段104は、線分要素抽
出手段101によって抽出された垂直または水平線分要
素に対しては、平行な各線分間の間隔や、同一線上に並
ぶ線分における各線分の長さ及び相対抗する端点間の間
隔から寸法情報を算出する。 【0019】さらに詳細に説明すれば、寸法情報算出手
段104は、まず、線分要素抽出手段101によって抽
出された垂直線分要素同士の間隔と、同じく抽出された
水平線分要素のうち同一線上に等間隔で並ぶ同じ長さの
線分(くり返し線分)要素の当該長さ及び各線分の相対
抗する端点間の間隔とから、図形データの各部の水平方
向の寸法情報を算出する。次に、線分要素抽出手段10
1によって抽出された水平線分要素のうち、各線分の位
置する領域においてx成分が重複し最も上方に位置する
ものを基準線分とし、この基準線分とX成分が重複する
基準線分の直下の線分(領域重複線分)との間隔を算出
する。そして、当該領域重複線分を新たな基準線分とし
て、下方に領域重複線分がなくなるまで、基準線分とそ
の直下の領域重複線分との間隔を算出することによっ
て、図形データの各部の垂直方向の寸法情報を算出す
る。 【0020】このように、垂直方向の寸法情報を、図形
データの面単位の図形要素を考慮して求めることによ
り、無意味な寸法を算出したり、必要な寸法を算出しな
いといった事態を回避することができる。なお、垂直方
向の寸法情報と水平方向の寸法情報のうち、何れを面単
位の図形要素を考慮して算出するようにしても良い。し
たがって、本実施例と反対に、垂直方向の寸法情報を線
分要素の長さ等から算出し、水平方向の寸法情報を面単
位の図形要素を考慮して算出するようにしても差し支え
ない。 【0021】また寸法情報算出手段104は、斜線分要
素抽出手段102によって抽出された斜線分要素に対し
ては、両端点が他の線分に接続している斜線分について
該斜線分の両端点の位置から寸法情報を算出する。 【0022】また寸法情報算出手段104は、円弧要素
抽出手段103によって抽出された円弧要素に対して
は、円弧の外形の寸法及び該円弧の位置とから寸法情報
を算出する。 【0023】寸法線引き出し手段105は、算出した寸
法情報に基づいて元図形データ20に寸法線を引き出
す。寸法線の引き出し方向については、寸法線を引き出
す対象となる線分要素の種類及び存在する領域に応じて
定める。例えば、図10に示すように、元図形データ2
0の上下中心線50、左右中心線51を基準として、対
象とする線分要素が上下中心線50の上側に存在(線分
要素のy成分の最小値が上下中心線50のy線分より大
きい場合)するときは、寸法線を線分要素の上側に引き
出す。反対に、対象とする線分要素が上下中心線50の
下側に存在するときは、寸法線を線分要素の下側に引き
出す。また、対象とする線分要素が左右中心線51の左
側に存在(線分要素のx成分の最大値が左右中心線51
のx線分より小さい場合)するときは、寸法線を線分要
素の左側に引き出す。反対に、対象とする線分要素が左
右中心線51の右側に存在するときは、寸法線を線分要
素の右側に引き出す。 【0024】斜線分要素については、図10の(B)に
示すように、寸法線を垂直、水平方向に引き出す場合
(同図(d)、(e))と、斜線分と直角に引き出す場
合(同図(f))とに種類分けし、必要に応じて使い分
けできるように設定しておく。例えば、斜線分要素が水
平、垂直線分要素または傾斜角度の異なる斜線分要素と
接している場合は、寸法線を通常通り垂直または水平方
向に引き出し、傾斜角度の等しい他の斜線分要素と接し
ている場合は斜線分と直角に引き出すというように、接
する他の線分との関係で引出方向を定めることができ
る。 【0025】寸法線の長さhついては、図10(B)に
示すように、予め設定しておくか、または線分要素の大
きさの何%というように定義して算出してもよい。ま
た、寸法線の引き出し長さhについては、寸法線の種類
に応じても長さhを変えるようにしておく。例えば、図
11に示すように、寸法線の種類を図形全体の寸法を表
わすもの(a)、おおまかな部分を表わすもの(b)、
細部を表わすもの(c)と種類分けし、各種類毎にhの
値を設定しておくようにする。こうすることで寸法線を
重なることなく引き出すことができる。 【0026】重複情報削除手段106は、寸法情報作成
手段104で、作成した寸法情報のうち、寸法線、寸法
値等の重複する寸法情報のデータを削除する。寸法線等
が重複しているか否かは、寸法線の両端点の座標(水平
な寸法線はx座標、垂直な寸法線はy座標)を比較する
ことによって検出することができる。また、重複する寸
法線を削除するときは、例えば、最も引き出し距離の長
い寸法線のみを残し、他の寸法線を削除する。 【0027】次いで、上述した実施例による寸法線自動
引き出しシステムの作用を図面を参照して説明する。最
初に、元図形の各部の水平方向の成分について寸法線を
引き出すまでの動作を、図2のフローチャート図を使用
して説明する。 【0028】まず、図形作成入力指示装置2で作成した
製品の元図形データ20を、元図形データ読み込み手段
100で読み込む(ステップ201)。読み込まれた元
図形データ20を図3に示す。ここでは、製品の展開図
が元図形データ20として読み込まれている。 【0029】元図形データ20が読み込まれると、図3
(B)に示すように、線分要素抽出手段101で元図形
データ20を構成する線要素から垂直線分要素(L1〜
L10)を抽出する(ステップ202)。抽出された線
分要素(L1〜L10)については、同一線上に連続し
て存在する線分が1つの線分としてまとめられる。図3
(B)の例で示すと、線分L3、L4、L5とL6、L
7、L8は実線と破線が連続して同一線上に並んでい
る。従って、これらの線分はーつの線分としてまとめら
れる(ステップ203)。 【0030】線分が抽出されると、これらの線分同士の
間隔から寸法情報算出手段104で寸法値等の寸法情報
を算出する(ステップ204)。寸法情報が算出される
と、この寸法情報に基づいて、寸法線引き出し手段10
5によって寸法線の引き出しを行う(ステップ20
5)。寸法線の引き出しが行われた後、重複要素削除手
段106によって重複する寸法情報についてのデータを
削除する(ステップ206)。削除方法については、重
複する寸法情報のうち、最も上側にくる(y成分が大き
いほう)寸法情報のみを残し、他のデータを削除する。
図3(C)の例で示せば、線分要素(L1〜L6)の下
側に引き出された寸法線および寸法情報が削除されるこ
とになる。 【0031】次いで、図4に示すように、水平線分要素
が線分要素抽出手段101で抽出する(ステップ20
7)。抽出された水平線分を図4(B)に示す。次い
で、抽出された水平線分要素のなかで同一線上に等間隔
で並んでいる同じ長さの線分をさらに抽出する(ステッ
プ208)。図4(B)の例で示すと、等間隔に3本並
んでいる線分L11が抽出されることになる。 【0032】この線分L11が抽出されると、線分の長
さおよび線分同士の間隔(相対抗する端点間の間隔)か
ら寸法情報算出手段104で寸法値等の寸法情報が算出
される(ステップ209)。寸法情報が算出されると、
この情報に基づいて寸法線引き出し手段105によっ
て、図4(C)に示すように寸法線を引き出す(ステッ
プ210)。寸法線が引き出された後、重複した寸法情
報が有れば、重複要素削除手段106によって、重複情
報を削除する(ステップ211)。以上の処理により、
元図形データ20の各部の水平方向の寸法を示す寸法線
の引き出しが自動的になされる。 【0033】次に、元図形の各部の垂直方向の成分につ
いて寸法情報を引き出すまでの動作を、図5のフローチ
ャート図を使用して説明する。まず、寸法情報算出手段
104は、図2のステップ207で抽出した水平線分要
素の中から、さらに当該水平線分要素の位置する領域の
x成分が等しい線分(領域重複線分)を抽出する(ステ
ップ501)。図4(B)の例で示すと、L12、L1
3、L15、L11、L18、L20、L21がそれぞ
れ領域重複線分であり、L14、L16、L18、L2
0がそれぞれ領域重複線分であり、L16、L19がそ
れぞれ領域重複線分であり、L17、L19がそれぞれ
領域重複線分である。このように、重複するx成分に応
じて領域重複線分の組み合わせが複数抽出される。 【0034】領域重複線分が抽出されると、寸法情報算
出手段104は、領域重複線分のうち最も上方に位置す
るものを基準線分とし(ステップ502)、当該基準線
分と基準線分の直下の領域重複線分との間隔から寸法情
報を算出する(ステップ503)。かかる作業は、当該
基準線分の直下の領域重複線分を新たな基準線分とし
て、当該基準線分の直下に領域重複線分がなくなるまで
繰り返される(ステップ504、505)。このように
して寸法情報が算出されると、この情報に基づいて寸法
線引き出し手段105によって寸法線を引き出す(ステ
ップ506)。寸法線が引き出された後、重複した寸法
情報が有れば、重複要素削除手段106によって、重複
情報を削除する(ステップ507)。以上の処理によ
り、図形データ20の各部の垂直方向の寸法を示す寸法
線の引き出しが自動的になされる。 【0035】次に斜線分要素についての寸法線の引き出
しまでを図6のフローチャートを使用して説明する。ま
ず、図7に示すように、斜線分要素抽出手段102で元
図形データ20から斜線分要素(L22〜L33)を抽
出する(ステップ601)。次いで、抽出した斜線分要
素から端点同士が結合しているものをさらに抽出する
(ステップ602)。図7(B)の例で示すと、L23
とL24、L25とL26、L29とL30、L31と
L32が該当する(図7(C)参照)。そして、抽出さ
れた線分要素の端点の座標値から、寸法情報算出手段1
04で寸法情報を算出する(ステップ603)。そし
て、算出された寸法情報から、図7(D)に示すよう
に、寸法線の引き出しを行う(ステップ604)。寸法
線の引き出しが行われると、重複要素削除手段106で
重複した線分情報を削除する(ステップ605)。図7
(D)で示すと、下側に引き出された寸法線が削除され
ることになる。 【0036】次に円弧要素についての寸法線の引き出し
までを図8のフローチャートを使用して説明する。ま
ず、図9に示すように、元図形データ20から円弧要素
を抽出する(ステップ801)。抽出する円弧について
は、元図形データ20に対し一定以上の大きさを持つも
のが抽出される。次いで、抽出した円弧が左右または上
下対称であるか判断する(ステップ802)。そして、
図9(B)に示すように、対称である場合には、円弧の
中点31位置について基準線30から中点31間の寸法
情報を算出し(ステップ803)、次いで円弧の端点間
の寸法情報を算出する(ステップ804)。基準線30
については、予め設定しておくかまたは、必要に応じて
逐次指定できるようにしてもよい。 【0037】対称でない場合には端点間の寸法情報のみ
を算出する(ステップ804)。寸法情報が算出される
と、寸法線引き出し手段105によって、寸法線を引き
出す(ステップ805)。引き出された寸法線について
重複するものがあれば、これを削除する(ステップ80
6)。以上のようにして、CADで作成した元図形デー
タ20に対し、図12に示すように、自動的に寸法線の
引き出しを行うことが可能となる。 【0038】以上好ましい実施例をあげて本発明を説明
したが、本発明は必ずしも上記実施例に限定されるもの
ではない。例えば、本実施例では、元図形データ20の
各部の垂直方向の寸法情報を図形データの面単位の図形
要素を考慮して求めたが、簡単に、線分要素をx−y変
換し、水平方向の寸法情報の算出までと同様の処理を行
うことにより寸法線を引き出スこともできる。ただし、
この場合不要な寸法線を引き出したり、必要な寸法線の
引出を行なわなかった場合の処理手段を用意することが
必要である。 【0039】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の寸法線自
動引き出しシステムによれば、CADで作成した製品の
図形データに対し、自動的に寸法線を引き出すことが可
能となるので、これまでのように、手作業で寸法線を引
き出す必要がなくなり、寸法入力の作業にかかる手間を
削減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の第1実施例による寸法線自動引き出
しシステムの構成を示すブロック図である。 【図2】 元図形データを構成する各部の水平方向の寸
法を示す寸法線を引き出すまでの処理を示したフローチ
ャート図である。 【図3】 読み込まれた元図形データの垂直線分の寸法
線の引き出し例を示した図である。 【図4】 読み込まれた元図形データの水平線分の寸法
線の引き出し例を示した図である。 【図5】 元図形データを構成する各部の垂直方向の寸
法を示す寸法線を引き出すまでの処理を示したフローチ
ャート図である。 【図6】 元図形データを構成する斜線分要素について
寸法線を引き出すまでの処理を示したフローチャート図
である。 【図7】 読み込まれた元図形データの斜線分要素の寸
法線の引き出し例を示した図である。 【図8】 元図形データを構成する円弧要素について寸
法線を引き出すまでの処理を示したフローチャート図で
ある。 【図9】 読み込まれた元図形データの円弧要素の寸法
線の引き出しを示した図である。 【図10】 寸法線引き出し手段による寸法線の引き出
し方法を示した図である。 【図11】 寸法線引き出し手段による寸法線の引き出
し方法を示した図である。 【図12】 寸法線が引き出された元図形データを示し
た図である。 【符号の説明】 1 寸法線自動引き出しシステム 2 図形作成入力装置 11 入力装置 12 プリンタ 13 表示装置 14 記憶装置 15 演算装置 20 元図形データ 30 基準線 31 中点 50 上下中心線 51 左右中心線 100 元図形データ読み込み手段 101 線分要素抽出手段 102 斜線分要素抽出手段 103 円弧要素抽出手段 104 寸法情報算出手段 105 寸法線引き出し手段 106 重複情報削除手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 邦治 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−120983(JP,A) 特開 平2−114382(JP,A) 特開 平3−105677(JP,A) 特開 昭62−187975(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50 606

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 CADで作成した元図形データを読み込
    む元図形データ読み込み手段と、 前記元図形データを構成する線要素の中から垂直または
    水平線分要素のみを抽出する線分要素抽出手段と、 前記元図形データを構成する線要素の中から斜線分要素
    のみを抽出する斜線分要素抽出手段と、 前記元図形データを構成する線要素の中から円弧要素の
    みを抽出する円弧要素抽出手段と、 前記抽出した各線要素の長さ、方向、及び他の線分との
    位置関係から前記元図形データの各部の寸法を算出する
    寸法情報算出手段と、 前記算出した寸法情報の中から重複する寸法情報を削除
    する重複要素削除手段と、 前記算出した寸法情報に基づいて前記元図形データに対
    し寸法線の引出しを行なう寸法線引出し手段とを備え、前記寸法情報算出手段が、 前記線分要素抽出手段によって抽出された垂直または水
    平線分要素に基づき、平行な各線分間の間隔、同一線上
    に並ぶ線分における各線分の長さ及び相対向する端点間
    の間隔から前記元図形データの寸法を算出すると共に、
    前記線分要素抽出手段によって抽出された垂直線分要素
    または水平線分要素のうち一方について、予め定めた規
    則にしたがって基準線分を決定し、該基準線分と隣り合
    う線分であって、かつ該線分の位置する領域における線
    分方向と同方向の成分が前記基準線分の同成分と重複す
    る線分と、前記基準線分との間の間隔から、前記元図形
    データの寸法のうち前記基準線分の方向に直交する方向
    の寸法を算出し、 前記斜線分要素抽出手段によって抽出された斜線分要素
    に基づき、両端点が他の線分に接続している斜線分につ
    いて該斜線分の両端点の位置から前記元図形データの寸
    法を算出し、 前記円弧要素抽出手段によって抽出された円弧要素に基
    づき、前記図形データに示される図形全体の面積に対し
    て一定以上の比率を有する円弧の外形の寸法及 び該円弧
    の位置とから前記元図形データの寸法を算出し、 前記寸法線引出し手段が、 前記元図形データの水平及び垂直方向の中心線を基準と
    して抽出した線要素が位置する領域に基づいて引き出し
    方向を決定し、線要素の種類に応じて引き出し位置を決
    定し寸法線を引き出す ことを特徴とする寸法線自動引き
    出しシステム。
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