JP3481227B2 - アスファルト舗装のクラック補修工法 - Google Patents
アスファルト舗装のクラック補修工法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アスファルト舗装
のクラック補修工法に関する。
のクラック補修工法に関する。
【0002】
【従来の技術】道路等のアスファルト舗装の修繕維持の
一つとして、表面のひび割れによるクラックについて
は、網の目状や亀の子状のものは別として、比較的直線
に近いものや線状のものについては、舗装下部までも修
繕する必要がないので、クラック内を充填する補修法が
行われ、従来、図12に示すような方法で行われてい
る。
一つとして、表面のひび割れによるクラックについて
は、網の目状や亀の子状のものは別として、比較的直線
に近いものや線状のものについては、舗装下部までも修
繕する必要がないので、クラック内を充填する補修法が
行われ、従来、図12に示すような方法で行われてい
る。
【0003】コンプレッサ1に接続する圧縮空気送気ホ
ース1aの先端に圧縮空気吐出ノズル1bを設け、この
圧縮空気吐出ノズル1bからの圧縮空気によるクラック
(溝)内の清掃を行う。
ース1aの先端に圧縮空気吐出ノズル1bを設け、この
圧縮空気吐出ノズル1bからの圧縮空気によるクラック
(溝)内の清掃を行う。
【0004】その次に、プロパン燃焼装置等の燃焼装置
からの加熱空気送気ホース2aの先端に加熱空気吐出ノ
ズル2bを設け、この加熱空気吐出ノズル2bでクラッ
ク内を乾燥させた後に、注入機3でシーリング材(リペ
ア材)をクラック(溝)内に充填する。
からの加熱空気送気ホース2aの先端に加熱空気吐出ノ
ズル2bを設け、この加熱空気吐出ノズル2bでクラッ
ク内を乾燥させた後に、注入機3でシーリング材(リペ
ア材)をクラック(溝)内に充填する。
【0005】このシーリング材(リペア材)としては、
アスファルトモルタル、スラリー混合物、ブローンアス
ファルト、注入目地材等が採用され、注入機3には溶解
機4が接続されていてこれからシーリング材が補充され
る。
アスファルトモルタル、スラリー混合物、ブローンアス
ファルト、注入目地材等が採用され、注入機3には溶解
機4が接続されていてこれからシーリング材が補充され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記方法では
圧縮空気によるクラック(溝)内の清掃を行う時に、コ
ンプレッサ1から出る油が圧縮空気に含まれ、これがア
スファルト面に付着し、シーリング効果が落ちるおそれ
がある。
圧縮空気によるクラック(溝)内の清掃を行う時に、コ
ンプレッサ1から出る油が圧縮空気に含まれ、これがア
スファルト面に付着し、シーリング効果が落ちるおそれ
がある。
【0007】また、クラック内の植物や種が除去できな
い。一番最初にクラック(溝)内の清掃を行い、次い
で、クラック内の乾燥作業があるが、クラックは形状が
一定ではなく、複雑な場合も多く、清掃や乾燥が完全に
できないおそれもある。
い。一番最初にクラック(溝)内の清掃を行い、次い
で、クラック内の乾燥作業があるが、クラックは形状が
一定ではなく、複雑な場合も多く、清掃や乾燥が完全に
できないおそれもある。
【0008】さらに、クラックは自然発生的なものであ
り、その幅や深さに一定性がなく、このようなクラック
に直接シーリング材(リペア材)を充填する従来の方法
では、均一かつ確実な充填ができないおそれがある。さ
らに、シーリング材の盛り上がりが生じて補修後の表面
は体裁の悪いものとなり、大型車の通過時、シーリング
材をはじきとばしやすくなる。
り、その幅や深さに一定性がなく、このようなクラック
に直接シーリング材(リペア材)を充填する従来の方法
では、均一かつ確実な充填ができないおそれがある。さ
らに、シーリング材の盛り上がりが生じて補修後の表面
は体裁の悪いものとなり、大型車の通過時、シーリング
材をはじきとばしやすくなる。
【0009】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、施工速度が早く、連続して効率のよい作業が確実に
できるとともに、クラックを乾燥加熱し、より良いシー
リングを行うことができ、また、クラックの中の古いア
スファルトを少し解かし、よりよい付着が得られ、クラ
ックの中に可燃物や発芽する種を燃やすことができ、極
端に曲がりくねったクラックにも対応でき、ラウティン
グのように古い舗装を傷めることもないアスファルト舗
装のクラック補修工法を提供することにある。
し、施工速度が早く、連続して効率のよい作業が確実に
できるとともに、クラックを乾燥加熱し、より良いシー
リングを行うことができ、また、クラックの中の古いア
スファルトを少し解かし、よりよい付着が得られ、クラ
ックの中に可燃物や発芽する種を燃やすことができ、極
端に曲がりくねったクラックにも対応でき、ラウティン
グのように古い舗装を傷めることもないアスファルト舗
装のクラック補修工法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第1に、圧縮空気による清掃と、乾燥、埃の
同時処理を行う際に、消石灰溶液を事前に散布し、次
に、クラックに対して圧縮空気による清掃と、乾燥、埃
の同時処理を行い、続いて、注入機により溝およびクラ
ック内にシーリング材を注入することを要旨とするもの
である。
するため、第1に、圧縮空気による清掃と、乾燥、埃の
同時処理を行う際に、消石灰溶液を事前に散布し、次
に、クラックに対して圧縮空気による清掃と、乾燥、埃
の同時処理を行い、続いて、注入機により溝およびクラ
ック内にシーリング材を注入することを要旨とするもの
である。
【0011】第2に、圧縮空気による清掃と、乾燥、埃
の同時処理を行う際に、消石灰溶液を事前に散布し、次
に、溝切機でクラック発生箇所に沿ってクラック上から
舗装上層部に溝を連続的に形成し、クラック上端に位置
するこの溝に対して圧縮空気による清掃と、乾燥、埃の
同時処理を行い、続いて、注入機により溝およびクラッ
ク内にシーリング材を注入することを要旨とするもので
ある。
の同時処理を行う際に、消石灰溶液を事前に散布し、次
に、溝切機でクラック発生箇所に沿ってクラック上から
舗装上層部に溝を連続的に形成し、クラック上端に位置
するこの溝に対して圧縮空気による清掃と、乾燥、埃の
同時処理を行い、続いて、注入機により溝およびクラッ
ク内にシーリング材を注入することを要旨とするもので
ある。
【0013】請求項1記載の本発明によれば、クラック
に対して圧縮空気による清掃と、乾燥、埃の同時処理を
行うことで、ヒーティングと共に高圧空気を吹きかける
ことになり、水分の乾燥効率が向上するので、アスファ
ルト面に付着し油等を含めてクラックを乾燥加熱し、よ
り良いシーリングを行うことができる。また、クラック
の中の古いアスファルトを少し解かし、よりよい付着が
得られ、クラックの中に可燃物や発芽する種を燃やすこ
とができる。
に対して圧縮空気による清掃と、乾燥、埃の同時処理を
行うことで、ヒーティングと共に高圧空気を吹きかける
ことになり、水分の乾燥効率が向上するので、アスファ
ルト面に付着し油等を含めてクラックを乾燥加熱し、よ
り良いシーリングを行うことができる。また、クラック
の中の古いアスファルトを少し解かし、よりよい付着が
得られ、クラックの中に可燃物や発芽する種を燃やすこ
とができる。
【0014】また、圧縮空気による清掃と、乾燥、埃の
同時処理を行う際に、消石灰溶液を事前に散布すること
で、消石灰が水を乾燥させ、また残った消石灰はシーリ
ングされた舗装と交じる。シーリング個所は地上からの
水が浸透することは防止できるが、地中からの水分がこ
のシーリング個所に封入されることもあり、この水が原
因で最終的にはそのシーリングしている所と舗装の所に
クラックが入って割れやすく、その結果、舗装を破壊し
ていく。前記残った消石灰はこの水分を乾燥させ、クラ
ックが入ることを防止できる。
同時処理を行う際に、消石灰溶液を事前に散布すること
で、消石灰が水を乾燥させ、また残った消石灰はシーリ
ングされた舗装と交じる。シーリング個所は地上からの
水が浸透することは防止できるが、地中からの水分がこ
のシーリング個所に封入されることもあり、この水が原
因で最終的にはそのシーリングしている所と舗装の所に
クラックが入って割れやすく、その結果、舗装を破壊し
ていく。前記残った消石灰はこの水分を乾燥させ、クラ
ックが入ることを防止できる。
【0015】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、クラック上端に溝を形成させ、この溝内およ
び溝を介してリペア材を注入することで、安定的なリペ
ア材の充填が得られ、盛り上がりも少なく、仕上がりも
綺麗なものとなる。しかも、溝は溝切機で連続的に形成
できるので、流れ作業として効率的に行うことができ
る。
に加えて、クラック上端に溝を形成させ、この溝内およ
び溝を介してリペア材を注入することで、安定的なリペ
ア材の充填が得られ、盛り上がりも少なく、仕上がりも
綺麗なものとなる。しかも、溝は溝切機で連続的に形成
できるので、流れ作業として効率的に行うことができ
る。
【0016】しかも、溝切機で形成する溝は幅や深さが
一定のもので、清掃や乾燥、埃の処理はこの溝に対して
行うので、迅速かつ確実に行うことができる。
一定のもので、清掃や乾燥、埃の処理はこの溝に対して
行うので、迅速かつ確実に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
形態を詳細に説明する。図1は本発明のアスファルト舗
装のクラック補修工法の1実施形態を示す説明図で、前
記従来例を示す図12と同一構成要素には同一参照符号
を付したものである。
形態を詳細に説明する。図1は本発明のアスファルト舗
装のクラック補修工法の1実施形態を示す説明図で、前
記従来例を示す図12と同一構成要素には同一参照符号
を付したものである。
【0018】先に、本発明のクラック補修工法で使用す
る装置について説明する。図1中、42は消石灰溶液の
散布装置で、消石灰溶液タンク42aとこれに接続され
るホース42bとその先端の散布ノズル42cとからな
る。
る装置について説明する。図1中、42は消石灰溶液の
散布装置で、消石灰溶液タンク42aとこれに接続され
るホース42bとその先端の散布ノズル42cとからな
る。
【0019】図中10は圧縮空気による清掃と、乾燥、
埃の同時処理を行うものとして、清掃および乾燥用の処
理装置である。この処理装置10はコンプレッサ11と
プロパン燃焼装置12から圧縮空気送気ホース15a,
加熱空気送気ホース15b、を導き、圧縮空気送気ホー
ス15aの先端に圧縮空気吐出ノズル14を設け、加熱
空気送気ホース15bの先端に加熱空気吐出ノズル16
を設けたものである。
埃の同時処理を行うものとして、清掃および乾燥用の処
理装置である。この処理装置10はコンプレッサ11と
プロパン燃焼装置12から圧縮空気送気ホース15a,
加熱空気送気ホース15b、を導き、圧縮空気送気ホー
ス15aの先端に圧縮空気吐出ノズル14を設け、加熱
空気送気ホース15bの先端に加熱空気吐出ノズル16
を設けたものである。
【0020】図2に示すように、圧縮空気吐出ノズル1
4と加熱空気吐出ノズル16とは1つのフード13内に
並列させて収納させた。
4と加熱空気吐出ノズル16とは1つのフード13内に
並列させて収納させた。
【0021】なお、圧縮空気送気ホース15aまたは圧
縮空気吐出ノズル14から分岐したバイパス用の圧縮空
気管17を加熱空気送気ホース15bまたは加熱空気吐
出ノズル16に接続してここに高圧空気を送り込むこと
ができるようにした。
縮空気吐出ノズル14から分岐したバイパス用の圧縮空
気管17を加熱空気送気ホース15bまたは加熱空気吐
出ノズル16に接続してここに高圧空気を送り込むこと
ができるようにした。
【0022】他の実施形態として図4〜図7に示すよう
に圧縮空気吐出ノズル14はフード13の外に並べて設
け、圧縮空気管17からの圧縮空気吹き出し口はフード
13内の加熱空気吐出ノズル16を取り巻くように複数
個を設けるようにしてもよい。
に圧縮空気吐出ノズル14はフード13の外に並べて設
け、圧縮空気管17からの圧縮空気吹き出し口はフード
13内の加熱空気吐出ノズル16を取り巻くように複数
個を設けるようにしてもよい。
【0023】図4の例はチャンバー43を設けてここに
圧縮空気管17を接続し、チャンバー43に圧縮空気吹
き出し口を加熱空気吐出ノズル16を取り巻くように複
数個(図示では4個)形成した。図6の例は直接圧縮空
気管17の先端の圧縮空気吹き出し口を加熱空気吐出ノ
ズル16を取り巻くように複数個(図示では4個)形成
している。
圧縮空気管17を接続し、チャンバー43に圧縮空気吹
き出し口を加熱空気吐出ノズル16を取り巻くように複
数個(図示では4個)形成した。図6の例は直接圧縮空
気管17の先端の圧縮空気吹き出し口を加熱空気吐出ノ
ズル16を取り巻くように複数個(図示では4個)形成
している。
【0024】18はシーリング材の注入機で、これは図
8に示すように、油圧モータ19に自走式の台車20に
シーリング材の貯液タンク21を搭載し、この貯液タン
ク21から先端にノズル22aを設けた注出ホース22
を導出した。貯液タンク21は保温材23で被覆し、か
つ、その内側にプロパンバーナー24で加熱可能とした
サーモオイル循環の保温層35を設けた保温タンクであ
り、内部にアジテータ25を備え、また、エンジン26
で駆動するコンプレッサ27を搭載し、このコンプレッ
サ27からの圧縮空気を貯液タンク21内に導き、貯液
タンク21内のシーリング材を注出ホース22の先端の
ノズル22aから吐出できるものとする。
8に示すように、油圧モータ19に自走式の台車20に
シーリング材の貯液タンク21を搭載し、この貯液タン
ク21から先端にノズル22aを設けた注出ホース22
を導出した。貯液タンク21は保温材23で被覆し、か
つ、その内側にプロパンバーナー24で加熱可能とした
サーモオイル循環の保温層35を設けた保温タンクであ
り、内部にアジテータ25を備え、また、エンジン26
で駆動するコンプレッサ27を搭載し、このコンプレッ
サ27からの圧縮空気を貯液タンク21内に導き、貯液
タンク21内のシーリング材を注出ホース22の先端の
ノズル22aから吐出できるものとする。
【0025】図中28は貯液タンク21内に設けるポン
プ、29はサーモオイル循環用ポンプで、これらは油圧
モータ28a,29aで駆動する。また、36はエンジ
ン、37は油圧ポンプで、これらはコンプレッサ38を
駆動し、コンプレッサ38はエアータンク39に圧縮空
気を貯留する。この圧縮空気は注出ホース22のシーリ
ング材の吐出に使用される。40は外部補給用弁で、こ
こに溶解機34からのホースが接続されてシーリング材
33を充填補充する。41aは吸入切換コック、41b
は吐出切換コックである。
プ、29はサーモオイル循環用ポンプで、これらは油圧
モータ28a,29aで駆動する。また、36はエンジ
ン、37は油圧ポンプで、これらはコンプレッサ38を
駆動し、コンプレッサ38はエアータンク39に圧縮空
気を貯留する。この圧縮空気は注出ホース22のシーリ
ング材の吐出に使用される。40は外部補給用弁で、こ
こに溶解機34からのホースが接続されてシーリング材
33を充填補充する。41aは吸入切換コック、41b
は吐出切換コックである。
【0026】次に、このような装置を使用して行う本発
明のアスファルト舗装のクラック補修工法について説明
する。消石灰溶液の散布装置42で消石灰溶液をクラッ
クの上から散布する。
明のアスファルト舗装のクラック補修工法について説明
する。消石灰溶液の散布装置42で消石灰溶液をクラッ
クの上から散布する。
【0027】次に、クラックに対して処理装置10を用
いて圧縮空気による清掃と、乾燥、埃の処理を同時に行
う。
いて圧縮空気による清掃と、乾燥、埃の処理を同時に行
う。
【0028】処理装置10は、圧縮空気吐出ノズル14
から圧搾空気を吐出してクラック内の埃・ずりを吹き飛
ばし、加熱空気吐出ノズル16から加熱空気を吐出して
クラック内を乾燥させる。
から圧搾空気を吐出してクラック内の埃・ずりを吹き飛
ばし、加熱空気吐出ノズル16から加熱空気を吐出して
クラック内を乾燥させる。
【0029】続いて、注入機18によりクラック30内
にシーリング材を注入する。この注入機18には溶解機
34が接続されてシーリング材を充填補充するが、注入
機18では溶解機34からのシーリング材が貯液タンク
21に溜められ、プロパンバーナー24で加熱されて溶
融状態でアジテータ25で攪拌されながら、注出ホース
22の先端のノズル22aからクラック内に充填され
る。
にシーリング材を注入する。この注入機18には溶解機
34が接続されてシーリング材を充填補充するが、注入
機18では溶解機34からのシーリング材が貯液タンク
21に溜められ、プロパンバーナー24で加熱されて溶
融状態でアジテータ25で攪拌されながら、注出ホース
22の先端のノズル22aからクラック内に充填され
る。
【0030】図2は本発明の第2実施形態を示すもの
で、溝切機5でクラック発生箇所に沿ってクラック上か
ら舗装上層部に溝を連続的に形成し、クラック上端に位
置するこの溝に対して圧縮空気による清掃と、乾燥、埃
の同時処理を行う。
で、溝切機5でクラック発生箇所に沿ってクラック上か
ら舗装上層部に溝を連続的に形成し、クラック上端に位
置するこの溝に対して圧縮空気による清掃と、乾燥、埃
の同時処理を行う。
【0031】溝切機5は、図9、図10に示すように、
25馬力OHVガソリンエンジン6またはその他の駆動
源を備え、このガソリンエンジン6等で駆動する左右の
車輪7,7による2輪車で、さらに、車輪7,7間に、
ディスクカッタ8を設けたものである。さらに、後方へ
向けてアジャストハンドル9を突設した。
25馬力OHVガソリンエンジン6またはその他の駆動
源を備え、このガソリンエンジン6等で駆動する左右の
車輪7,7による2輪車で、さらに、車輪7,7間に、
ディスクカッタ8を設けたものである。さらに、後方へ
向けてアジャストハンドル9を突設した。
【0032】前記ディスクカッタ8は、2枚のディスク
8a間にスペーサー8bを介在させて星型ビット8cを
その刃部がディスク8a外へ突出するように配設したも
のであり、星型ビット8cの横並びの数で切削する溝幅
が決定される。また、ディスク8aも伝達駆動ベルトに
よりガソリンエンジン6で駆動される。
8a間にスペーサー8bを介在させて星型ビット8cを
その刃部がディスク8a外へ突出するように配設したも
のであり、星型ビット8cの横並びの数で切削する溝幅
が決定される。また、ディスク8aも伝達駆動ベルトに
よりガソリンエンジン6で駆動される。
【0033】前記溝切機5を使用して、溝切機5のディ
スクカッタ8でアスファルト舗装のクラック発生箇所に
沿って図11に示すようにクラック30の上からの舗装
面31の上層部を切除するようにして溝32を連続的に
形成する。
スクカッタ8でアスファルト舗装のクラック発生箇所に
沿って図11に示すようにクラック30の上からの舗装
面31の上層部を切除するようにして溝32を連続的に
形成する。
【0034】溝切機5は、手押しで移動する。作業時
は、ディスクカッタ8を下降されることにより、アスフ
ァルト舗装面を切削すると共にその反動で進行する。機
械の下降は車輪7を上下させることにより行う。
は、ディスクカッタ8を下降されることにより、アスフ
ァルト舗装面を切削すると共にその反動で進行する。機
械の下降は車輪7を上下させることにより行う。
【0035】このようにしてクラック30の上端に位置
させて形成した溝32に対して消石灰溶液の散布装置4
2で消石灰溶液を上から散布する。
させて形成した溝32に対して消石灰溶液の散布装置4
2で消石灰溶液を上から散布する。
【0036】その次に処理装置10を用いて圧縮空気吐
出ノズル14から圧搾空気を吐出して溝32内の埃・ず
りを吹き飛ばし、加熱空気吐出ノズル16から加熱空気
を吐出して溝32内を乾燥させ、清掃と、乾燥、埃の処
理を同時に行う。
出ノズル14から圧搾空気を吐出して溝32内の埃・ず
りを吹き飛ばし、加熱空気吐出ノズル16から加熱空気
を吐出して溝32内を乾燥させ、清掃と、乾燥、埃の処
理を同時に行う。
【0037】続いて、注入機18により溝32およびク
ラック30内にシーリング材33を注入する。
ラック30内にシーリング材33を注入する。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように本発明のアスファルト
舗装のクラック補修工法および装置は、施工速度が早
く、連続して効率のよい作業が確実にできるとともに、
クラックを乾燥加熱し、より良いシーリングを行うこと
ができ、また、クラックの中の古いアスファルトを少し
解かし、よりよい付着が得られ、クラックの中に可燃物
や発芽する種を燃やすことができ、極端に曲がりくねっ
たクラックにも対応でき、ラウティングのように古い舗
装を傷めることもないものである。
舗装のクラック補修工法および装置は、施工速度が早
く、連続して効率のよい作業が確実にできるとともに、
クラックを乾燥加熱し、より良いシーリングを行うこと
ができ、また、クラックの中の古いアスファルトを少し
解かし、よりよい付着が得られ、クラックの中に可燃物
や発芽する種を燃やすことができ、極端に曲がりくねっ
たクラックにも対応でき、ラウティングのように古い舗
装を傷めることもないものである。
【図1】本発明のアスファルト舗装のクラック補修工法
の第1実施形態を示す説明図である。
の第1実施形態を示す説明図である。
【図2】本発明のアスファルト舗装のクラック補修工法
で使用する処理装置の吐出ノズル部分の説明図である。
で使用する処理装置の吐出ノズル部分の説明図である。
【図3】本発明のアスファルト舗装のクラック補修工法
の第2実施形態を示す説明図である。
の第2実施形態を示す説明図である。
【図4】本発明のアスファルト舗装のクラック補修工法
で使用する処理装置の吐出ノズル部分の他例を示す側面
図である。
で使用する処理装置の吐出ノズル部分の他例を示す側面
図である。
【図5】図4のA−A′線断面図である。
【図6】本発明のアスファルト舗装のクラック補修工法
で使用する処理装置の吐出ノズル部分の更に他例を示す
側面図である。
で使用する処理装置の吐出ノズル部分の更に他例を示す
側面図である。
【図7】図6のB−B′線断面図である。
【図8】注入機の説明図である。
【図9】本発明のアスファルト舗装のクラック補修工法
で使用する溝切機の側面図である。
で使用する溝切機の側面図である。
【図10】本発明のアスファルト舗装のクラック補修工
法で使用する溝切機の背面図である。
法で使用する溝切機の背面図である。
【図11】本発明のアスファルト舗装のクラック補修工
法の施工箇所の断面図である。
法の施工箇所の断面図である。
【図12】従来例を示す説明図である。
1…コンプレッサ 1a…圧縮空気送気ホ
ース 1b…圧縮空気吐出ノズル 2a…加熱空気送気ホース 2b…加熱空気吐出ノ
ズル 3…注入機 4…溶解機 5…溝切機 6…ガソリンエンジン 7…車輪 8…ディスクカッタ 8a…ディスク 8b…スペーサー 8c…星型ビット 9…アジャストハンド
ル 10…処理装置 11…コンプレッサ 12…プロパン燃焼装置 13…フード 14…圧縮空気吐出ノズル 15a,15b…ホー
ス 16…加熱空気吐出ノズル 17…圧縮空気管 18…注入機 19…油圧モータ 20…自走式の台車 21…貯液タンク 22…注出ホース 22a…ノズル 23…保温材 24…プロパンバーナ
ー 25…アジテータ 26…エンジン 27…コンプレッサ 28…ポンプ 28a,29a…油圧モータ 29…サーモオイル循
環用ポンプ 30…クラック 31…舗装面 32…溝 33…シーリング材 34…溶解機 35…保温層 36…エンジン 37…油圧ポンプ 38…コンプレッサ 39…エアータンク 40…外部補給用弁 41a…吸入切換コッ
ク 41b…吐出切換コック 42…消石灰溶液の散布装置 42a…消石灰溶液タンク 42b…ホース 42c…散布ノズル 43…チャンバー
ース 1b…圧縮空気吐出ノズル 2a…加熱空気送気ホース 2b…加熱空気吐出ノ
ズル 3…注入機 4…溶解機 5…溝切機 6…ガソリンエンジン 7…車輪 8…ディスクカッタ 8a…ディスク 8b…スペーサー 8c…星型ビット 9…アジャストハンド
ル 10…処理装置 11…コンプレッサ 12…プロパン燃焼装置 13…フード 14…圧縮空気吐出ノズル 15a,15b…ホー
ス 16…加熱空気吐出ノズル 17…圧縮空気管 18…注入機 19…油圧モータ 20…自走式の台車 21…貯液タンク 22…注出ホース 22a…ノズル 23…保温材 24…プロパンバーナ
ー 25…アジテータ 26…エンジン 27…コンプレッサ 28…ポンプ 28a,29a…油圧モータ 29…サーモオイル循
環用ポンプ 30…クラック 31…舗装面 32…溝 33…シーリング材 34…溶解機 35…保温層 36…エンジン 37…油圧ポンプ 38…コンプレッサ 39…エアータンク 40…外部補給用弁 41a…吸入切換コッ
ク 41b…吐出切換コック 42…消石灰溶液の散布装置 42a…消石灰溶液タンク 42b…ホース 42c…散布ノズル 43…チャンバー
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(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E01C 23/09
E01C 23/12
E01C 23/08
E01H 1/08
Claims (2)
- 【請求項1】 圧縮空気による清掃と、乾燥、埃の同時
処理を行う際に、消石灰溶液を事前に散布し、次に、ク
ラックに対して圧縮空気による清掃と、乾燥、埃の同時
処理を行い、続いて、注入機により溝およびクラック内
にシーリング材を注入することを特徴としたアスファル
ト舗装のクラック補修工法。 - 【請求項2】 圧縮空気による清掃と、乾燥、埃の同時
処理を行う際に、消石灰溶液を事前に散布し、次に、溝
切機でクラック発生箇所に沿ってクラック上から舗装上
層部に溝を連続的に形成し、クラック上端に位置するこ
の溝に対して圧縮空気による清掃と、乾燥、埃の同時処
理を行い、続いて、注入機により溝およびクラック内に
シーリング材を注入することを特徴としたアスファルト
舗装のクラック補修工法。
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JP2001381398A JP3481227B2 (ja) | 2001-12-14 | 2001-12-14 | アスファルト舗装のクラック補修工法 |
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-
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