JP3481156B2 - データ読み出し回路 - Google Patents
データ読み出し回路Info
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- JP3481156B2 JP3481156B2 JP36479298A JP36479298A JP3481156B2 JP 3481156 B2 JP3481156 B2 JP 3481156B2 JP 36479298 A JP36479298 A JP 36479298A JP 36479298 A JP36479298 A JP 36479298A JP 3481156 B2 JP3481156 B2 JP 3481156B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、メモリ制御回路に関
し、たとえばディジタルカメラに適用され、CPUから
の読み出し要求に応答して記録媒体からデータを読み出
す、メモリ制御回路に関する。
し、たとえばディジタルカメラに適用され、CPUから
の読み出し要求に応答して記録媒体からデータを読み出
す、メモリ制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体からデータが読み出されたと
き、同期バス方式のCPUは、たとえばアクティブロー
のREADY信号が与えられる期間におけるクロックの
立ち上がりで、読み出しデータを取り込む。また、RE
ADY信号の立ち上がり後のクロックの立ち上がりで、
チップセレクト信号、R/W信号、アドレス信号などを
含む読み出し要求の出力を中止する。一方、PCMCI
A方式の記録媒体は、データの読み出しが完了した後も
チップセレクト信号およびアドレス信号のホールドを要
求する。つまり、アウトプットイネーブル信号の出力が
中止された後も、一定期間はチップセレクト信号および
アドレス信号を記録媒体に与え続ける必要がある。
き、同期バス方式のCPUは、たとえばアクティブロー
のREADY信号が与えられる期間におけるクロックの
立ち上がりで、読み出しデータを取り込む。また、RE
ADY信号の立ち上がり後のクロックの立ち上がりで、
チップセレクト信号、R/W信号、アドレス信号などを
含む読み出し要求の出力を中止する。一方、PCMCI
A方式の記録媒体は、データの読み出しが完了した後も
チップセレクト信号およびアドレス信号のホールドを要
求する。つまり、アウトプットイネーブル信号の出力が
中止された後も、一定期間はチップセレクト信号および
アドレス信号を記録媒体に与え続ける必要がある。
【0003】このように、CPUは、読み出しデータを
取り込んだ後速やかにチップセレクト信号およびアドレ
ス信号の出力を中止するが、記録媒体はデータを読み出
した後もチップセレクト信号およびアドレス信号を必要
とする。このため、従来技術は、以下のようにして同期
バス方式およびPCMCIA方式の両者に対応してい
た。
取り込んだ後速やかにチップセレクト信号およびアドレ
ス信号の出力を中止するが、記録媒体はデータを読み出
した後もチップセレクト信号およびアドレス信号を必要
とする。このため、従来技術は、以下のようにして同期
バス方式およびPCMCIA方式の両者に対応してい
た。
【0004】同期バス方式のCPUは、ハーフワード毎
に読み出し要求を発生する。これによって、チップセレ
クト信号、アドレス信号、アウトプットイネーブル信号
などが記録媒体に与えられ、所望のワードの前半からデ
ータが読み出される。なお、アウトプットイネーブル信
号は、メモリ制御回路から出力される。メモリ制御回路
は、読み出されたデータをREADY信号とともにCP
Uに与える。CPUは、READY信号の入力期間にお
けるクロックの立ち上がりでデータを取り込み、REA
DY信号の立ち上がり後のクロックの立ち上がりで前半
のワードに対する読み出し要求の出力を中止する。
に読み出し要求を発生する。これによって、チップセレ
クト信号、アドレス信号、アウトプットイネーブル信号
などが記録媒体に与えられ、所望のワードの前半からデ
ータが読み出される。なお、アウトプットイネーブル信
号は、メモリ制御回路から出力される。メモリ制御回路
は、読み出されたデータをREADY信号とともにCP
Uに与える。CPUは、READY信号の入力期間にお
けるクロックの立ち上がりでデータを取り込み、REA
DY信号の立ち上がり後のクロックの立ち上がりで前半
のワードに対する読み出し要求の出力を中止する。
【0005】CPUが後半のワードの読み出し要求を出
力したとき、メモリ制御回路はアウトプットイネーブル
信号を出力することはなく、記録媒体にはこれ以外の信
号が与えられる。メモリ制御回路は、所定期間経過後に
READY信号だけをCPUに返し、CPUはこのよう
なREADY信号に応答して読み出し要求の出力を中止
する。この結果、後半のワードの読み出し要求が出力さ
れる間、チップセレクト信号およびアドレス信号が記録
媒体に与えられ続ける。
力したとき、メモリ制御回路はアウトプットイネーブル
信号を出力することはなく、記録媒体にはこれ以外の信
号が与えられる。メモリ制御回路は、所定期間経過後に
READY信号だけをCPUに返し、CPUはこのよう
なREADY信号に応答して読み出し要求の出力を中止
する。この結果、後半のワードの読み出し要求が出力さ
れる間、チップセレクト信号およびアドレス信号が記録
媒体に与えられ続ける。
【0006】従来技術では、このようにして同期バス方
式およびPCACIM方式の両者の要求を満足してい
た。なお、READY信号は、読み出しの終了を示すタ
イミング信号である。
式およびPCACIM方式の両者の要求を満足してい
た。なお、READY信号は、読み出しの終了を示すタ
イミング信号である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、メモリ制御回
路が後半のワードの読み出し要求に応答してREADY
信号を出力したとき、CPUはハイインピーダンス信号
をデータとして取り込んでしまう。このため、従来技術
では、このようなデータを無効にするようなプログラム
をCPUに組み込まなければならないという問題があっ
た。
路が後半のワードの読み出し要求に応答してREADY
信号を出力したとき、CPUはハイインピーダンス信号
をデータとして取り込んでしまう。このため、従来技術
では、このようなデータを無効にするようなプログラム
をCPUに組み込まなければならないという問題があっ
た。
【0008】それゆえに、この発明の主たる目的は、同
期バス方式のCPUからのアクセス要求に基づいてホー
ルド期間を要求する記録媒体に適切にアクセスできる、
新規なメモリ制御回路を提供することである。この発明
の他の目的は、同期バス方式のCPUに特別なプログラ
ムを設ける必要がない、メモリ制御回路を提供すること
である。
期バス方式のCPUからのアクセス要求に基づいてホー
ルド期間を要求する記録媒体に適切にアクセスできる、
新規なメモリ制御回路を提供することである。この発明
の他の目的は、同期バス方式のCPUに特別なプログラ
ムを設ける必要がない、メモリ制御回路を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に従うデータ読
み出し回路は、記録媒体からCPUによって指定された
アドレスのデータを読み出すデータ読み出し回路であっ
て、記録媒体はデータが読み出された後もアドレス指定
を必要とし、CPUは読み出し終了信号に応答してアド
レス指定を解除するものにおいて、読み出されたデータ
を保持しかつ保持データをCPUに出力する保持手段、
および保持手段によるデータ保持の後に読み出し終了信
号をCPUに出力する出力手段を備えることを特徴とす
る。
み出し回路は、記録媒体からCPUによって指定された
アドレスのデータを読み出すデータ読み出し回路であっ
て、記録媒体はデータが読み出された後もアドレス指定
を必要とし、CPUは読み出し終了信号に応答してアド
レス指定を解除するものにおいて、読み出されたデータ
を保持しかつ保持データをCPUに出力する保持手段、
および保持手段によるデータ保持の後に読み出し終了信
号をCPUに出力する出力手段を備えることを特徴とす
る。
【0010】
【作用】CPUからの読み出し要求に応答して読み出し
手段がデータを読み出すと、読み出されたデータがラッ
チ手段によってラッチされる。第1出力手段は、ラッチ
手段によるラッチの後に読み出し終了信号をCPUに出
力し、第2出力手段は、ラッチされたデータを読み出し
終了信号とともにCPUに出力する。
手段がデータを読み出すと、読み出されたデータがラッ
チ手段によってラッチされる。第1出力手段は、ラッチ
手段によるラッチの後に読み出し終了信号をCPUに出
力し、第2出力手段は、ラッチされたデータを読み出し
終了信号とともにCPUに出力する。
【0011】この発明のある局面では、読み出し手段は
次のように動作する。つまり、アクティブ手段が、読み
出し要求に応答して記録媒体およびステートマシンをア
クティブにし、指示手段が、ステートマシンの状態に応
じて記録媒体にデータの出力を指示する。なお、アクテ
ィブ手段は読み出し終了信号によって不能化され、ステ
ートマシンは読み出し終了信号によってリセットされ
る。
次のように動作する。つまり、アクティブ手段が、読み
出し要求に応答して記録媒体およびステートマシンをア
クティブにし、指示手段が、ステートマシンの状態に応
じて記録媒体にデータの出力を指示する。なお、アクテ
ィブ手段は読み出し終了信号によって不能化され、ステ
ートマシンは読み出し終了信号によってリセットされ
る。
【0012】この発明のある実施例では、ラッチ手段
は、ステートマシンが第1状態になったときにデータを
ラッチし、第1出力手段はステートマシンが第1状態か
ら第2状態に遷移したときに読み出し終了信号を出力す
る。読み出し終了信号は、ステートマシンが第2状態を
とる第2状態期間に出力され、データは、少なくとも第
2状態期間に出力される。なお、ステートマシンは、状
態に対応するカウント値を出力するカウンタを含む。
は、ステートマシンが第1状態になったときにデータを
ラッチし、第1出力手段はステートマシンが第1状態か
ら第2状態に遷移したときに読み出し終了信号を出力す
る。読み出し終了信号は、ステートマシンが第2状態を
とる第2状態期間に出力され、データは、少なくとも第
2状態期間に出力される。なお、ステートマシンは、状
態に対応するカウント値を出力するカウンタを含む。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、記録媒体から読み出
したデータをラッチし、ラッチの後に読み出し終了信号
を出力するようにしたため、この読み出し終了信号によ
って読み出し処理が中止されるまでチップセレクト信号
およびアドレス信号がホールドされる。このため、PC
MCIA方式を満足できる。また、ラッチデータを読み
出し終了信号とともにCPUに出力するようにしたた
め、同期バス方式も満足できる。
したデータをラッチし、ラッチの後に読み出し終了信号
を出力するようにしたため、この読み出し終了信号によ
って読み出し処理が中止されるまでチップセレクト信号
およびアドレス信号がホールドされる。このため、PC
MCIA方式を満足できる。また、ラッチデータを読み
出し終了信号とともにCPUに出力するようにしたた
め、同期バス方式も満足できる。
【0014】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0015】
【実施例】図1を参照して、この実施例のディジタルカ
メラ10は、同期バス方式のCPU12を含む。CPU
12は、データバス14を介してカメラASIC16お
よび双方向バッファ20と接続される。また、PCMC
IA方式のメモリカードが、双方向バッファ20に接続
される。カメラASIC16には、メモリ制御回路18
が設けられる。メモリカード22からのデータの読み出
しを要求するとき、CPU12は、アドレスストローブ
信号(AS信号)、チップセレクト信号(CS信号)、
アクセス内容を識別するR/W信号およびアドレス信号
を出力する。このうち、AS信号、CS信号およびR/
W信号はメモリ制御回路18に与えられ、アドレス信号
はメモリカード22に与えられる。メモリ制御回路18
は、入力された信号に応答してメモリカード22の所望
のアドレスからデータを読み出し、読み出したデータを
双方向バッファ20およびデータバス14を介してCP
U12に入力する。
メラ10は、同期バス方式のCPU12を含む。CPU
12は、データバス14を介してカメラASIC16お
よび双方向バッファ20と接続される。また、PCMC
IA方式のメモリカードが、双方向バッファ20に接続
される。カメラASIC16には、メモリ制御回路18
が設けられる。メモリカード22からのデータの読み出
しを要求するとき、CPU12は、アドレスストローブ
信号(AS信号)、チップセレクト信号(CS信号)、
アクセス内容を識別するR/W信号およびアドレス信号
を出力する。このうち、AS信号、CS信号およびR/
W信号はメモリ制御回路18に与えられ、アドレス信号
はメモリカード22に与えられる。メモリ制御回路18
は、入力された信号に応答してメモリカード22の所望
のアドレスからデータを読み出し、読み出したデータを
双方向バッファ20およびデータバス14を介してCP
U12に入力する。
【0016】図2および図3を参照して、メモリ制御回
路18の動作を説明する。上述のAS信号、CS信号、
アドレス信号およびR/W信号は、図3(B)〜図3
(E)に示すタイミングでCPU12から出力される。
AS信号およびCS信号は、いずれもアクティブローの
信号である。アクセス開始回路24は、R/W信号、A
S信号およびCS信号を受け、AS信号の立ち上がりに
応答して図3(F)に示すCS信号および図3(G)に
示すアクセス制御窓信号(Wa信号)を出力する。CS
信号およびWa信号もまたアクティブローの信号であ
り、かつラッチ回路26で図3(A)に示すクロックに
同期される。CS信号はメモリカード22に与えられ、
Wa信号はアクセス制御用のカウンタ28に与えられ、
これによって両者がアクティブにされる。なお、メモリ
カード22の読み出しアドレスは、CPU12から直接
与えられるアドレス信号によって特定される。
路18の動作を説明する。上述のAS信号、CS信号、
アドレス信号およびR/W信号は、図3(B)〜図3
(E)に示すタイミングでCPU12から出力される。
AS信号およびCS信号は、いずれもアクティブローの
信号である。アクセス開始回路24は、R/W信号、A
S信号およびCS信号を受け、AS信号の立ち上がりに
応答して図3(F)に示すCS信号および図3(G)に
示すアクセス制御窓信号(Wa信号)を出力する。CS
信号およびWa信号もまたアクティブローの信号であ
り、かつラッチ回路26で図3(A)に示すクロックに
同期される。CS信号はメモリカード22に与えられ、
Wa信号はアクセス制御用のカウンタ28に与えられ、
これによって両者がアクティブにされる。なお、メモリ
カード22の読み出しアドレスは、CPU12から直接
与えられるアドレス信号によって特定される。
【0017】カウンタ28のカウント値(Wb信号)
は、クロックに応答して図3(H)に示すようにインク
リメントされる。このようなカウント値が、OE制御回
路30、双方向バッファ制御回路32、出力バッファ制
御回路34、データラッチ制御回路36およびREAD
Y制御回路38に与えられる。OE制御回路30は、カ
ウント値が“1”〜“3”をとるときアウトプットイネ
ーブル信号(We信号)を生成し、このWe信号はラッ
チ回路40を経て図3(K)に示すタイミングで出力さ
れる。また、双方向バッファ制御回路32は、カウント
値が“0”〜“3”をとるとき制御信号(Wc0信号、
Wc1信号)を生成し、これらの信号もまたラッチ回路
42を経て図3(I)に示すタイミングで出力される。
さらに、出力バッファ制御回路34は、カウント値が
“4”〜“5”をとるとき制御信号(Wd信号)を生成
し、このWd信号も図3(J)に示すタイミングで出力
される。さらにまた、データラッチ制御回路36は、カ
ウント値が“4”をとるとき図3(M)に示す制御信号
(Wf信号)を生成する。また、READY制御回路3
8は、カウント値が“5”をとるときREADY信号を
生成し、このREADY信号はラッチ回路46を介して
図3(P)に示すタイミングで出力される。
は、クロックに応答して図3(H)に示すようにインク
リメントされる。このようなカウント値が、OE制御回
路30、双方向バッファ制御回路32、出力バッファ制
御回路34、データラッチ制御回路36およびREAD
Y制御回路38に与えられる。OE制御回路30は、カ
ウント値が“1”〜“3”をとるときアウトプットイネ
ーブル信号(We信号)を生成し、このWe信号はラッ
チ回路40を経て図3(K)に示すタイミングで出力さ
れる。また、双方向バッファ制御回路32は、カウント
値が“0”〜“3”をとるとき制御信号(Wc0信号、
Wc1信号)を生成し、これらの信号もまたラッチ回路
42を経て図3(I)に示すタイミングで出力される。
さらに、出力バッファ制御回路34は、カウント値が
“4”〜“5”をとるとき制御信号(Wd信号)を生成
し、このWd信号も図3(J)に示すタイミングで出力
される。さらにまた、データラッチ制御回路36は、カ
ウント値が“4”をとるとき図3(M)に示す制御信号
(Wf信号)を生成する。また、READY制御回路3
8は、カウント値が“5”をとるときREADY信号を
生成し、このREADY信号はラッチ回路46を介して
図3(P)に示すタイミングで出力される。
【0018】つまり、アクティブローの信号であるWc
0信号、Wc1信号、Wd信号、We信号およびREA
DY信号は、ラッチ回路40〜46によって1クロック
遅延される。一方、アクティブハイのWf信号は、遅延
することなくそのまま出力される。ラッチ回路40から
出力されたWe信号は、メモリカード22に与えられ
る。上述のように、We信号はアウトプットイネーブル
信号であるため、この信号がローレベルとなる期間にメ
モリカード22からデータが読み出される。データは、
We信号が立ち上がった後もわずかな期間だけホールド
され、データの読み出しタイミングは図3(L)のよう
に表される。一方、ラッチ回路42から出力されたWc
0信号およびWc1信号は、双方向バッファ20に与え
られる。Wc0信号によって双方向バッファ20に電源
が投入され、Wc1信号によって、バッファ20aが不
能化されるとともにバッファ20bが能動化される。し
たがって、図3に示す期間Aだけ、メモリカード22側
からデータバス14側へのデータ転送が可能となる。こ
の結果、読み出されたデータ(データDa)は、図3
(O)に示すタイミングで双方向バッファ20およびデ
ータバス14を通過し、メモリ制御回路18に入力され
る。
0信号、Wc1信号、Wd信号、We信号およびREA
DY信号は、ラッチ回路40〜46によって1クロック
遅延される。一方、アクティブハイのWf信号は、遅延
することなくそのまま出力される。ラッチ回路40から
出力されたWe信号は、メモリカード22に与えられ
る。上述のように、We信号はアウトプットイネーブル
信号であるため、この信号がローレベルとなる期間にメ
モリカード22からデータが読み出される。データは、
We信号が立ち上がった後もわずかな期間だけホールド
され、データの読み出しタイミングは図3(L)のよう
に表される。一方、ラッチ回路42から出力されたWc
0信号およびWc1信号は、双方向バッファ20に与え
られる。Wc0信号によって双方向バッファ20に電源
が投入され、Wc1信号によって、バッファ20aが不
能化されるとともにバッファ20bが能動化される。し
たがって、図3に示す期間Aだけ、メモリカード22側
からデータバス14側へのデータ転送が可能となる。こ
の結果、読み出されたデータ(データDa)は、図3
(O)に示すタイミングで双方向バッファ20およびデ
ータバス14を通過し、メモリ制御回路18に入力され
る。
【0019】データDaは、バッファ48を通してラッ
チ回路50に与えられる。このようなデータDaは、デ
ータラッチ制御回路36から出力されたWf信号の立ち
下がり期間におけるクロックの立ち上がりでラッチされ
る。つまり、データDaは、カウント値が“4”になっ
た時点でラッチされる。ラッチデータをDbとすると、
このデータDbは、図3(N)に示すタイミングでラッ
チ回路50から出力され、選択回路52を介してバッフ
ァ54に入力される。バッファ54は、ラッチ回路44
から出力されるWd信号によって図3に示す期間Bに能
動化され、この期間BだけデータDbをデータバス14
に出力する。この結果、データバス14上を転送される
データは、図3(O)に示すタイミングでDaからDb
に切り換えられる。
チ回路50に与えられる。このようなデータDaは、デ
ータラッチ制御回路36から出力されたWf信号の立ち
下がり期間におけるクロックの立ち上がりでラッチされ
る。つまり、データDaは、カウント値が“4”になっ
た時点でラッチされる。ラッチデータをDbとすると、
このデータDbは、図3(N)に示すタイミングでラッ
チ回路50から出力され、選択回路52を介してバッフ
ァ54に入力される。バッファ54は、ラッチ回路44
から出力されるWd信号によって図3に示す期間Bに能
動化され、この期間BだけデータDbをデータバス14
に出力する。この結果、データバス14上を転送される
データは、図3(O)に示すタイミングでDaからDb
に切り換えられる。
【0020】ラッチ回路46からは、カウント値が
“6”になったときにREADY信号が出力される。こ
のREADY信号は、CPU12の他にアクセス開始回
路24およびカウンタ28にも与えられる。アクセス開
始回路24は、READY信号の立ち上がりで不能化さ
れ、CS信号およびWa信号の出力が中止される。カウ
ンタ28は、READY信号の立ち上がりでリセットさ
れる。このように、データDaがラッチされてから2ク
ロック後にメモリカード22が不能化される。一方、C
PU12は、READY信号の入力期間におけるクロッ
クの立ち上がりでデータDbを取り込み、READY信
号の立ち上がりでAS信号、CS信号、R/W信号およ
びアドレス信号の出力を中止する。
“6”になったときにREADY信号が出力される。こ
のREADY信号は、CPU12の他にアクセス開始回
路24およびカウンタ28にも与えられる。アクセス開
始回路24は、READY信号の立ち上がりで不能化さ
れ、CS信号およびWa信号の出力が中止される。カウ
ンタ28は、READY信号の立ち上がりでリセットさ
れる。このように、データDaがラッチされてから2ク
ロック後にメモリカード22が不能化される。一方、C
PU12は、READY信号の入力期間におけるクロッ
クの立ち上がりでデータDbを取り込み、READY信
号の立ち上がりでAS信号、CS信号、R/W信号およ
びアドレス信号の出力を中止する。
【0021】以上のように、カウント値が“2”〜
“4”となる期間にWe信号が出力され、これによって
読み出されたデータDaは、カウント値が“4”となっ
た時点でラッチされる。We信号の出力が中止された後
も、CS信号およびアドレス信号はREADY信号が立
ち上がるまでメモリカード22に与えられ続ける。一
方、ラッチされたデータDbは、カウント値が“5”お
よび“6”をとる期間CPU12に入力され、CPU1
2は、READY信号がローレベルとなる期間(カウン
ト値が“6”となる期間)のクロックの立ち上がりでデ
ータDbを取り込む。CPU12はまた、READY信
号の立ち上がり後のクロックの立ち上がりで読み出し処
理を終了する。
“4”となる期間にWe信号が出力され、これによって
読み出されたデータDaは、カウント値が“4”となっ
た時点でラッチされる。We信号の出力が中止された後
も、CS信号およびアドレス信号はREADY信号が立
ち上がるまでメモリカード22に与えられ続ける。一
方、ラッチされたデータDbは、カウント値が“5”お
よび“6”をとる期間CPU12に入力され、CPU1
2は、READY信号がローレベルとなる期間(カウン
ト値が“6”となる期間)のクロックの立ち上がりでデ
ータDbを取り込む。CPU12はまた、READY信
号の立ち上がり後のクロックの立ち上がりで読み出し処
理を終了する。
【0022】この実施例によれば、CS信号およびアド
レス信号はデータDaが読み出された後もホールドされ
るため、PCACIM方式の要求を満足できる。また、
ラッチされたデータDbがREADY信号とともにCP
U12に与えられるため、同期バス方式の要求も満足で
きる。なお、この実施例では制御信号Wc0、Wc1、
Wd、We、WfおよびREADY信号の出力タイミン
グをカウンタによって制御するようにしたが、タイミン
グの制御にはカウンタ以外のステートマシンを用いても
よい。
レス信号はデータDaが読み出された後もホールドされ
るため、PCACIM方式の要求を満足できる。また、
ラッチされたデータDbがREADY信号とともにCP
U12に与えられるため、同期バス方式の要求も満足で
きる。なお、この実施例では制御信号Wc0、Wc1、
Wd、We、WfおよびREADY信号の出力タイミン
グをカウンタによって制御するようにしたが、タイミン
グの制御にはカウンタ以外のステートマシンを用いても
よい。
【図1】この発明の1実施例を示すブロック図である。
【図2】メモリ制御回路を示すブロック図である。
【図3】図1実施例の動作の一部を示すタイミング図で
ある。
ある。
10 …ディジタルカメラ
12 …CPU
14 …データバス
18 …メモリ制御回路
20 …双方向バッファ
22 …メモリカード
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G06F 12/00
G06F 13/16
G06K 17/00,19/00
G06F 3/06,3/08
Claims (11)
- 【請求項1】記録媒体からCPUによって指定されたア
ドレスのデータを読み出すデータ読み出し回路であっ
て、前記記録媒体はデータが読み出された後もアドレス
指定を必要とし、前記CPUは読み出し終了信号に応答
して前記アドレス指定を解除するものにおいて、 読み出されたデータを保持しかつ保持データを前記CP
Uに出力する保持手段、および 前記保持手段によるデータ保持の後に前記読み出し終了
信号を前記CPUに出力する出力手段を備えることを特
徴とする、データ読み出し回路。 - 【請求項2】前記CPUと前記記録媒体とが共有するデ
ータバスをさらに備える、請求項1記載のデータ読み出
し回路。 - 【請求項3】ステートマシン、 前記CPUからの読み出し要求に応答して前記記録媒体
および前記ステートマシンをアクティブにするアクティ
ブ手段、および 前記ステートマシンの状態に応じて前記記録媒体にデー
タの出力を指示する指示手段をさらに備える、請求項1
または2記載のデータ読み出し回路。 - 【請求項4】前記アクティブ手段は少なくともチップセ
レクト信号を前記記録媒体に出力する、請求項3記載の
データ読み出し回路。 - 【請求項5】前記アクティブ手段は前記読み出し終了信
号によって不能化され、前記ステートマシンは前記読み
出し終了信号によってリセットされる、請求項3または
4記載のデータ読み出し回路。 - 【請求項6】前記保持手段は前記ステートマシンが第1
状態になったときに前記データを保持し、 前記出力手段は前記ステートマシンが第2状態になった
ときに前記読み出し終了信号を出力する、請求項3ない
し5のいずれかに記載のデータ読み出し回路。 - 【請求項7】前記ステートマシンは前記第1状態の後に
前記第2状態に遷移する、請求項6記載のデータ読み出
し回路。 - 【請求項8】前記読み出し終了信号は前記ステートマシ
ンが前記第2状態をとる第2状態期間に出力される、請
求項6または7記載のデータ読み出し回路。 - 【請求項9】前記保持手段は少なくとも前記第2状態期
間に前記保持データを出力する、請求項8記載のデータ
読み出し回路。 - 【請求項10】前記ステートマシンは状態に対応するカ
ウント値を出力するカウンタを含む、請求項3ないし9
のいずれかに記載のデータ読み出し回路。 - 【請求項11】前記CPUは同期バス方式を採用し、 前記記録媒体はPCMCIA方式を採用する、請求項1
ないし10のいずれかに記載のデータ読み出し回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36479298A JP3481156B2 (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | データ読み出し回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP36479298A JP3481156B2 (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | データ読み出し回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000187635A JP2000187635A (ja) | 2000-07-04 |
JP3481156B2 true JP3481156B2 (ja) | 2003-12-22 |
Family
ID=18482680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP36479298A Expired - Fee Related JP3481156B2 (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | データ読み出し回路 |
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JP (1) | JP3481156B2 (ja) |
-
1998
- 1998-12-22 JP JP36479298A patent/JP3481156B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2000187635A (ja) | 2000-07-04 |
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