JP3480533B2 - ロボットの関節機構 - Google Patents

ロボットの関節機構

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JP3480533B2
JP3480533B2 JP22237195A JP22237195A JP3480533B2 JP 3480533 B2 JP3480533 B2 JP 3480533B2 JP 22237195 A JP22237195 A JP 22237195A JP 22237195 A JP22237195 A JP 22237195A JP 3480533 B2 JP3480533 B2 JP 3480533B2
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wrist
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gap
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亘 永尾
真義 高橋
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    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
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    • B25J17/0283Three-dimensional joints
    • B25J17/0291Three-dimensional joints having axes crossing at an oblique angle, i.e. other than 90 degrees
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    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
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    • B25J19/0025Means for supplying energy to the end effector
    • B25J19/0029Means for supplying energy to the end effector arranged within the different robot elements
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L39/00Joints or fittings for double-walled or multi-channel pipes or pipe assemblies
    • F16L39/04Joints or fittings for double-walled or multi-channel pipes or pipe assemblies allowing adjustment or movement
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B13/00Machines or plants for applying liquids or other fluent materials to surfaces of objects or other work by spraying, not covered by groups B05B1/00 - B05B11/00
    • B05B13/02Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work
    • B05B13/04Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work the spray heads being moved during spraying operation
    • B05B13/0431Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work the spray heads being moved during spraying operation with spray heads moved by robots or articulated arms, e.g. for applying liquid or other fluent material to 3D-surfaces

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業用ロボットの
関節機構に係り、特に、塗装用ロボットの手首機構に用
いて好適な関節機構に関する。
【0002】
【従来の技術】塗装用ロボットとしては、従来より例え
ば実開平2−97590号、あるいは実開平4−976
87号に開示のものがある。このうち、実開平2−97
590号に開示のものは、手首機構の先端にスイベル機
構を有し、特に、手首機構の途中から突出するスイベル
用の軸に、塗料用チューブを連結するようになってい
る。また、実開平4−97687号に開示のものは、手
首機構の回転中心に塗料用の通路を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の塗装用ロボットのうち、実開平2−97590号に
開示のものは、手首機構の回転部に塗料用チューブが連
結されているため、手首部分に、塗料用チューブの振れ
回りのためのデッドスペースが必要であった。また、塗
装用ガンと塗料用通路の出力部とが離間しているため、
出力部と塗装ガンとの間に塗料用ホースが絡まる恐れが
あった。
【0004】一方、実開平4−97687号に開示のも
のは、手首機構の回転中心に通路を設けているので、通
路を1本しか設けることができないという問題を有して
いた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記事情に鑑み
てなされたもので、筒状をなす2本のケース部材を、そ
の端部にて、互いに同軸をなし、かつその軸線を中心と
して相対回転自在に連結するロボットの関節機構におい
て、上記端部同士を、両端が閉鎖された所定幅の隙間を
介して同軸をなすよう重ね合わせるとともに、上記ケー
ス部材の壁部内にそれぞれ連通孔を設け、これら連通孔
の一端をそれぞれ上記隙間に開口し、かつこれら連通孔
の他端に、流体搬送用の流路をそれぞれ連結したことを
その特徴としている。
【0006】更に、上記重ね合わせられた端部のうちい
ずれか一方に、上記隙間内に突出し、上記隙間の方向
に沿った流体の移動を阻止する阻止部材を設けてもよ
い。
【0007】また、上記隙間を上記端部の軸線に沿って
複数に分割し、各々の隙間に、上記流路を、上記連通孔
を介して互いに独立して連結してもよい。
【0008】更にまた、上記端部を上記ケース部材と別
部材で構成して、上記ケース部材から着脱自在とするこ
とも可能である。
【0009】一方、上記阻止部材の先端の厚さは、上記
隙間に開口する上記連通孔の一端の径より小さいことが
望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明に係る関節
機構1を、図2に示すA,B,C軸を中心とする3軸回
転が可能な塗装用ロボット2の手首機構に適用したもの
である。
【0011】関節機構1は塗装用ロボット2のアーム3
の先端に取り付けられ、かつ関節機構1の先端に設けら
れたフランジ(ケース部材)4には、ブラケット5を介
して塗装ガン6が取り付けられている。また、符号7,
8は、塗装ガン6に塗料及びエア等の流体を供給するチ
ューブ(流路)で、これらチューブ7,8は、塗料及び
エア供給装置(図示せず)から、アーム3の側方を経
て、アームケース11(後述)のフランジ部11aに接
続されている。一方、符号9,10は、フランジ4と塗
装ガン6とを連結するチューブ(流路)である。
【0012】関節機構1の構造を図2に示す。符号11
は、アーム3を構成するアームケース(ケース部材)
で、アームケース11は円筒状をなし、その内側には、
ベアリング12aを介して、軸13が回転自在に支持さ
れている。また、軸13の内側には、ベアリング12b
を介して、軸14が回転自在に支持され、かつ軸14の
内側には、ベアリング12cを介して、軸15が回転自
在に支持されている。
【0013】符号16は、先端側からアームケース11
内に挿入され、軸13の先端に取り付けられたリストケ
ース(ケース部材)で、リストケース16は円筒状をな
し、その内側には、ベアリング12dを介して、軸17
が回転自在に支持されている。また、軸17の内側に
は、ベアリング12eを介して、軸18が回転自在に支
持されている。
【0014】更に、軸14と軸17とは、その端部にそ
れぞれ取り付けられた傘歯車19,20を介して連動可
能とされ、かつ軸15と軸18とは、その端部にそれぞ
れ取り付けられた傘歯車21,22を介して連動可能と
されている。
【0015】符号23は、先端側からリストケース16
内に挿入され、軸17の先端に取り付けられたリストケ
ース(ケース部材)で、リストケース23は円筒状をな
し、その内側には、ベアリング12fを介して、軸24
が回転自在に支持されている。また、軸18と軸24と
は、その端部にそれぞれ取り付けられた傘歯車25、2
6を介して連動可能とされている。
【0016】符号27は、リストケース23の先端部に
取り付けられた減速機で、減速機27の入力部(図示せ
ず)には軸23の先端が取り付けられるとともに、減速
機27の出力部(図示せず)には、先端側からリストケ
ース23内に径合されたフランジ4が取り付けられてい
る。更に、このフランジ4には、上記の通り、ブラケッ
ト5を介して塗装ガン6が取り付けられている。
【0017】一方、アームケース11の壁部内には、両
端がシールされた流路(管路)11b,11cが、アー
ムケース11の長手方向に沿ってそれぞれ延設されてい
る。これら流路11b,11cは、その基端側にて、フ
ランジ部11aの基端面にそれぞれ開口する孔11d,
11eを介して、チューブ7,8にそれぞれ連結されて
いる。
【0018】更に、アームケース11とリストケース1
6とは、その端部にて互いに同軸をなすよう重ね合わさ
れ、かつアームケース11の内周面とリストケース16
の外周面との間には、環状をなすシール材28a,28
b,28cにより長手方向に沿って複数に分割された隙
間29a,29bが形成されている。しかも、流路11
b,11cには、隙間29a,29bに向けそれぞれ連
通孔11f,11gが形成され、その結果、流路11b
と隙間29a及び流路11cと隙間29bとは、これら
連通孔11f,11gを介して互いに独立して連結され
ている。
【0019】また、リストケース16の壁部内には、両
端がシールされた流路(管路)16a,16bが、リス
トケース16の長手方向に沿ってそれぞれ延設されてい
る。この流路16a,16bには、隙間29a,29b
に向けそれぞれ連通孔16c,16dが形成され、その
結果、流路16aと隙間29a及び流路16bと隙間2
9bとは、これら連通孔16c,16dを介して互いに
独立して連結されている。
【0020】更に、リストケース16,23は、その端
部にて互いに同軸をなすよう重ね合わされ、かつリスト
ケース16の内周面とリストケース23の外周面との間
には、環状をなすシール材28d,28e,28fによ
り長手方向に沿って複数に分割された隙間29c,29
dが形成されている。しかも、流路16a,16bには
隙間29c,29dに向けそれぞれ連通孔16e,16
fが形成され、その結果、流路16aと隙間29c及び
流路16bと隙間29dとは、これら連通孔16e,1
6fを介して互いに独立して連結されている。
【0021】また、リストケース23の壁部内には、両
端がシールされた流路(管路)23a,23bがリスト
ケース23の長手方向に沿ってそれぞれ延設されてい
る。この流路23a,23bには、隙間29c,29d
に向けそれぞれ連通孔23c,23dが形成され、その
結果、流路23aと隙間29c及び流路23bと隙間2
9dとは、これら連通孔23c,23dを介して互いに
独立して連結されている。
【0022】更に、リストケース23の先端部内には、
フランジ(ケース部材)4が互いに同軸をなすよう重ね
合わされ、かつリストケース23の内周面とフランジ4
の外周面との間には、環状をなすシール材28g,28
h,28iにより長手方向に沿って複数に分割された隙
間29e,29fが形成されている。しかも、流路23
a,23bには隙間29e,29fに向けそれぞれ連通
孔23e,23fが形成され、その結果、流路23aと
隙間29e及び流路23bと隙間29fとは、これら連
通孔23e,23fを介して互いに独立して連結されて
いる。
【0023】また、フランジ4の壁部内には、基端側が
シールされた流路(管路)4a,4bがフランジ4の長
手方向に沿ってそれぞれ延設されている。更に、流路4
a,4bには、隙間29e,29fに向けそれぞれ連通
孔4c,4dが形成され、その結果、流路4aと隙間2
9e及び流路4bと隙間29fとは、これら連通孔4
c,4dを介して互いに独立して連結されている。一
方、流路4a,4bの先端は、チューブ9,10を介し
て塗装ガン6に接続されている。
【0024】次に、上記構成を有する関節機構1の動作
について説明する。軸13が回転すると、リストケース
16がA軸回りに回転する。軸14が回転すると、この
回転が傘歯車19,20を介して軸17に伝達され、リ
ストケース23がB軸回りに回転する。また、軸15が
回転すると、この回転が傘歯車21,22を介して軸1
8に伝達され、軸18から更に傘歯車25,26を介し
て軸24に伝達される。この回転は減速機27に入力さ
れ、その結果、フランジ4がC軸回りに回転する。
【0025】一方、塗料供給装置より供給された塗料及
びエア(流体)は、チューブ7、8から孔11d,11
eを経て流路11b,11c内を流れ、連通孔11f,
11gから隙間29a,29bに至る。隙間29a,2
9bに到達した塗料及びエアは、連通孔16c,16d
から流路16a,16b内に流入し、更に、連通孔16
e,11f、隙間29c,29d、連通孔23c,23
d、流路23a,23b、連通孔23e,23f、隙間
29e,29f、連通孔4c,4d、流路4a,4b及
びチューブ9,10を経て塗装ガン6から噴出される。
【0026】ここで、例えば図3に示すように、個々の
隙間29a〜29f(図3では29c,29d)はいず
れも関節機構1の回転軸を軸とした円環状をなしてい
る。従って、連通孔(図3では16e,16f,23
c,23d)は常時隙間29a〜29fに向け開口し、
その結果、チューブ7、8から塗装ガン6に至る塗料及
びエアの経路を、常時確保することが可能となってい
る。
【0027】また、個々の隙間29a〜29fの両端が
いずれもシール材28a〜28iによりシールされてい
るため、塗料及びエアが個々の隙間29a〜29fから
漏出することはない。その結果、塗料等が関節機構1の
内部に侵入せず、ギヤや軸受の耐久性が向上する他、ギ
ヤや軸受からのグリスの漏出も防止される。更に、気密
性が高いことから、シンナー等による洗浄も可能であ
る。関節部にスイベルがあるので、塗料が潤滑剤の役目
を果たし、かつ塗料の粘性が高くなりにくくなるという
効果もある。
【0028】一方、関節機構1の回転部にチューブが露
出する箇所がないので、デットスペースがなくなり、か
つワークとの干渉も防止される。また、関節機構1の回
転中心部にチューブを通さないので、チューブと軸とが
干渉せず、チューブが破損することもない。
【0029】更にまた、上記連通孔及び隙間29a〜2
9fをいずれも同軸をなす円周状に配設したため、外径
の小型化が可能である。しかも、上記ケース部材がトル
ク伝達部材と別部材なので、上記ケース部材が負荷を受
けることもない。その結果、負荷に伴う上記ケース部材
の変形が防止される他、上記ケース部材を軽量化した
り、底摩擦材料を採用して上記ケース部材の耐久性を向
上させることも可能である。
【0030】図4は、本発明に係る関節機構1aを、図
5に示すE,F,G,H軸を中心とする4軸回転が可能
な塗装用ロボットの手首機構に適用したものである。
【0031】符号40は、アーム3の機体を形成するア
ームケース(ケース部材)で、その内側には、ベアリン
グ41aを介して、軸42が回転自在に支持されてい
る。また、軸42の内側には、ベアリング41bを介し
て、軸43が回転自在に支持され、かつ軸43の内側に
は、ベアリング41cを介して、軸44が回転自在に支
持されている。
【0032】符号45は、先端側からアームケース40
内に挿入され、軸41の先端に取り付けられたリストケ
ース(ケース部材)で、リストケース45には、ベアリ
ング41dを介して、リストケース46の軸部46aが
回転自在に支持されている。一方、軸部46aには、ベ
アリング41eを介して、リストケース45の軸部45
aが回転自在に支持されている。更に、軸部45aに
は、ベアリング41fを介して、軸47が回転自在に支
持されている。
【0033】更に、軸43とリストケース46とは、そ
の端部にそれぞれ取り付けられた傘歯車48,49を介
して連動可能とされ、かつ軸44と軸47とは、その端
部にそれぞれ取り付けられた傘歯車50,51を介して
連動可能とされている。
【0034】符号52は、先端側からリストケース46
内に挿入され、ベアリング41gを介して、リストケー
ス46に回転自在に支持されたリストケース(ケース部
材)で、その内側には、ベアリング41hを介して、軸
53が回転自在に支持されている。また、リストケース
45の軸部45aとリストケース52とは、その端部に
それぞれ取り付けられた傘歯車54,55を介して連動
可能とされ、かつ軸47と軸53とは、その端部にそれ
ぞれ取り付けられた傘歯車56、57を介して連動可能
とされている。
【0035】符号58は、リストケース52の先端部に
取り付けられた減速機で、減速機58の入力部(図示せ
ず)にはベアリング41iにより支持された軸59が取
り付けられ、かつ減速機58の出力部(図示せず)に
は、フランジ(ケース部材)60が取り付けられてい
る。このフランジ60は、リストケース52内に、ベア
リング41jを介して回転自在に支持され、かつフラン
ジ60には、ブラケット5を介して塗装ガン6が取り付
けられている。また、軸53と軸59とは、その端部に
それぞれ取り付けられた傘歯車61、62を介して連動
可能とされている。
【0036】一方、アームケース40の壁部内には、流
路(管路)40b,40cが、アームケース40の長手
方向に沿ってそれぞれ延設されている。また、流路40
b,40cの基端側には、チューブ7,8がそれぞれ連
通されている。
【0037】更に、アームケース40とリストケース4
5とは、その端部にて互いに同軸をなすよう重ね合わさ
れ、かつアームケース40の内周面とリストケース45
の外周面との間には、環状をなすシール材63a,63
b,63cにより長手方向に沿って複数に分割された隙
間64a,64bが形成されている。しかも、流路40
b,40cには、隙間64a,64bに向けそれぞれ連
通孔40d,40eが形成され、その結果、流路40b
と隙間64a及び流路40cと隙間64bとは、これら
連通孔40d,40eを介して互いに独立して連結され
ている。
【0038】また、リストケース45の壁部内には、流
路(管路)45b,45cが、リストケース45の長手
方向に沿ってそれぞれ延設されている。この流路45b
に,45cは、隙間64a,64bに向けそれぞれ連通
孔45d,45eが形成され、その結果、流路45bと
隙間64a及び流路45cと隙間64bとは、これら連
通孔45d,45eを介して互いに独立して連結されて
いる。
【0039】更に、リストケース45,46は、その端
部にて互いに同軸をなすよう重ね合わされ、かつリスト
ケース45の内周面とリストケース46の外周面との間
には、環状をなすシール材63d,63e,63fによ
り長手方向に沿って複数に分割された隙間64c,64
dが形成されている。しかも、流路45b,45cには
隙間64c,64dに向けそれぞれ連通孔45f,45
gが形成され、その結果、流路45bと隙間64d及び
流路45cと隙間64cとは、これら連通孔45f,4
5gを介して互いに独立して連結されている。
【0040】また、リストケース46の壁部内には、流
路(管路)46b,46cがリストケース46の長手方
向に沿ってそれぞれ延設されている。この流路46b,
46cには、隙間64c,64dに向けそれぞれ連通孔
46d,46eが形成され、その結果、流路46bと隙
間64d及び流路46cと隙間64cとは、これら連通
孔46d,46eを介して互いに独立して連結されてい
る。
【0041】更に、リストケース46,52は、その端
部にて互いに同軸をなすよう重ね合わされ、かつリスト
ケース46の内周面とリストケース52の外周面との間
には、環状をなすシール材63g,63h,63iによ
り長手方向に沿って複数に分割された隙間64e,64
fが形成されている。しかも、流路46b,46cには
隙間64e,64fに向けそれぞれ連通孔46f,46
gが形成され、その結果、流路46bと隙間64f及び
流路46cと隙間64eとは、これら連通孔46f,4
6gを介して互いに独立して連結されている。
【0042】また、リストケース52の壁部内には、流
路(管路)52a,52bがリストケース52の長手方
向に沿ってそれぞれ延設されている。この流路52a,
52bには、隙間64e,64fに向けそれぞれ連通孔
52c,52dが形成され、その結果、流路52aと隙
間64f及び流路52bと隙間64eとは、これら連通
孔52c,52dを介して互いに独立して連結されてい
る。
【0043】更に、リストケース52内には、フランジ
60がその端部にて互いに同軸をなすよう重ね合わさ
れ、かつリストケース52の内周面とフランジ60の外
周面との間には、環状をなすシール材63j,63k,
63lにより長手方向に沿って複数に分割された隙間6
4g,64hが形成されている。しかも、流路52a,
52bには隙間64g,64hに向けそれぞれ連通孔5
2e,52fが形成され、その結果、流路52aと隙間
64h及び流路52bと隙間64gとは、これら連通孔
52e,52fを介して互いに独立して連結されてい
る。
【0044】また、フランジ60の壁部内には、流路
(管路)60a,60bがフランジ60の長手方向に沿
ってそれぞれ延設されている。更に、流路60a,60
bには、隙間64g,64hに向けそれぞれ連通孔60
c,60dが形成され、その結果、流路60aと隙間6
4h及び流路60bと隙間64gとは、これら連通孔6
0c,60dを介して互いに独立して連結されている。
一方、流路60a,60bの先端は、チューブ9,10
を介して塗装ガン6に接続されている。
【0045】上記構成を有する関節機構1aの場合、塗
料供給装置より供給された塗料及びエアは、チューブ
7、8から流路40b,40c及び連通孔40d,40
eを経て隙間64a,64bに至る。隙間64a,64
bに到達した塗料及びエアは、以下同様に、連通孔45
d,45e、流路45b,45c、連通孔45f,45
g、隙間64c,64d、連通孔46d,46e、流路
46b,46c、連通孔46f,46g、隙間64e,
64f、連通孔52c,52d、流路52a,52b、
連通孔52e,52f、隙間64g,64h、連通孔6
0c,60d、流路60a,60b及びチューブ9,1
0を経て塗装ガン6から噴出される。
【0046】ここで、図3同様、個々の隙間64a〜6
4hはいずれも関節機構1aの回転軸を軸とした円環状
をなしている。従って、上記の各連通孔は常時隙間64
a〜64hに向け開口し、その結果、この関節機構1a
でも、チューブ7,8から塗装ガン6に至る塗料及びエ
アの経路を、常時確保することが可能となっている。
【0047】しかも、個々の隙間64a〜64hの両端
がいずれもシール材63a〜63lによりシールされて
いるため、塗料及びエアが個々の隙間64a〜64hか
ら漏出することはなく、また、関節機構1aの回転部に
てチューブが露出する箇所もない。更にまた、上記連通
孔及び隙間64a〜64fをいずれも同軸をなす円周状
に配設したため、外径の小型化が可能で、しかも、上記
ケース部材がトルク伝達部材と別部材なので、上記ケー
ス部材が負荷を受けることもない。すなわち、この関節
機構1aにおいても、上記関節機構1と同等の効果が得
られる。
【0048】一方、図6は、本発明に係る他の関節機構
1bを、図5に示すE,F,G,H軸を中心とする4軸
回転が可能で、しかも4系統の塗料搬送経路を有する塗
装用ロボットの手首機構に適用した場合を示すものであ
る。
【0049】関節機構1bは、塗装用ロボット2のアー
ム3の先端に取り付けられ、かつ関節機構1bの先端に
は、ブラケット5を介して塗装ガン6が取り付けられて
いる。また、符号7a,7b,7c,7dは、塗装ガン
6に塗料及びエアを供給するチューブ(流路)で、これ
らチューブ7a〜7dは、塗料及びエア供給装置(図示
せず)から、アーム3の側方を経て、関節機構1bの基
端部(図中符号71)に接続されている。
【0050】関節機構1bの構造を図7に示す。符号7
0はアーム3の機体を形成するアームケース(ケース部
材)で、その先端には、円環状をなすスイベル軸部材7
1a,71b,71c,71dが、互いの端面を密着さ
せて重ね合わされ、かつアームケース70と同軸をなす
よう取り付けられている。ここで、スイベル軸部材71
a〜71dは、ネジ70a等により、アームケース70
に対し着脱自在とされている。
【0051】また、アームケース70には、ベアリング
72aを介して、軸73が回転自在に支持され、かつ軸
73の内側には、ベアリング72bを介して、軸74が
回転自在に支持されている。更に、軸74の内側には、
ベアリング72cを介して、軸75が回転自在に支持さ
れている。
【0052】符号76は、軸73の先端外周部に固定さ
れ、かつ先端側からスイベル軸部材71a〜71d内に
挿入されたスイベル軸で、スイベル軸76の先端側に
は、フランジ77を介して、リストケース(ケース部
材)78が取り付けられている。また、リストケース7
8には、ベアリング72dを介して、リストケース79
の軸部79aが回転自在に支持され、かつリストケース
78の軸部78aには、ベアリング72eを介して、軸
80が回転自在に支持されている。
【0053】更に、軸74とリストケース79とは、そ
の端部にそれぞれ取り付けられた傘歯車81,82を介
して連動可能とされ、かつ軸75と軸80とは、その端
部にそれぞれ取り付けられた傘歯車83,84を介して
連動可能とされている。
【0054】符号85は、先端側からリストケース79
内に挿入され、ベアリング72fを介して、リストケー
ス79に回転自在に支持されたリストケース(ケース部
材)で、その内側には、ベアリング72gを介して、軸
86が回転自在に支持されている。また、リストケース
78の軸部78aとリストケース85とは、その端部に
それぞれ取り付けられた傘歯車87,88を介して連動
可能とされ、かつ軸80と軸86とは、その端部にそれ
ぞれ取り付けられた傘歯車89,90を介して連動可能
とされている。
【0055】符号91は、リストケース85の先端部に
取り付けられた減速機で、減速機91の入力部(図示せ
ず)には軸92が回転自在に取り付けられ、かつ減速機
91の出力部(図示せず)には、ブラケット5を介して
塗装ガン6が取り付けられている。また、軸86と軸9
2とは、その端部にそれぞれ取り付けられた傘歯車9
3,94を介して連動可能とされている。
【0056】リストケース85の先端には、円環状をな
すスイベル軸部材95a,95b,95c,95dが、
互いの端面を密着させて重ね合わされ、かつリストケー
ス85と同軸をなすよう取り付けられている。ここで、
スイベル軸部材95a〜95dは、ネジ85a等によ
り、リストケース85に対し着脱自在とされている。一
方、符号96は、減速機91の先端外周部に固定され、
かつ先端側からスイベル軸部材95a〜95d内に挿入
されたスイベル軸である。
【0057】更に、上記スイベル軸部材71a〜71
d,95a〜95dの内周面とスイベル軸76,96の
外周面との間には、スイベル軸部材71a〜71d,9
5a〜95dの内周側にそれぞれ配設された、環状をな
すシール材97a,97b,97c,97d,97e,
97f,97g,97h,97i,97jにより長手方
向に沿って複数に分割された隙間98a,98b,98
c,98d,98e,98f,98g,98hがそれぞ
れ形成されている。
【0058】また、スイベル軸部材71a〜71d,9
5a〜95dには、上記隙間98a〜98hに向け、径
方向外方からそれぞれ連通孔99a,99b,99c,
99d,99e,99f,99g,99hが形成されて
いる。一方、スイベル軸76,96の壁部内には、連通
孔100a,100b,100c,100d,101
a,101b,101c,101dが、それぞれスイベ
ル軸76,96の長手方向に沿って延び、かつ図8及び
図9に示すように、スイベル軸76,96の周方向に沿
って並列に配設されている。
【0059】更に、これら連通孔100a〜100d,
101a〜101dは、その基端にて上記隙間98a〜
98hに向けそれぞれ開口している。また、連通孔10
0a〜100dの先端はスイベル軸76の先端側外周面
に開口し、かつ連通孔101a〜101dの先端はスイ
ベル軸96の先端面にそれぞれ開口している。
【0060】そして、連通孔99a〜99dにはチュー
ブ7a〜7dの先端がそれぞれ連結され、かつ連通孔1
00a〜100dの先端と連通孔99a〜99dとは、
リストケース78,79,85の周囲に螺旋状をなすよ
う緩く巻回されたチューブ(流路)102a,102
b,102c,102dによりそれぞれ連結されてい
る。更に、連通孔101a〜101dの先端は、チュー
ブ(流路)103a,103b,103c,103dに
より、それぞれ塗装ガン6に連結されている。
【0061】その結果、チューブ7aとチューブ103
a、チューブ7bとチューブ103b、チューブ7cと
チューブ103c、及びチューブ7dとチューブ103
dとは、これら連通孔99a〜99d,隙間98a〜9
8d,連通孔100a〜100d,チューブ102a〜
102d,連通孔99e〜99h,隙間98e〜98
h,及び連通孔101a〜101dを介して、互いに独
立して連結されている。
【0062】上記構成を有する関節機構1bの場合、塗
料供給装置より供給された塗料及びエアは、チューブ7
a〜7dから連通孔99a〜99dを経て隙間98a〜
99dに至る。隙間98a〜98dに到達した塗料及び
エアは、以下同様に、連通孔100a〜100d,チュ
ーブ102a〜102d,連通孔99e〜99h,隙間
98e〜98h,連通孔101a〜101d及びチュー
ブ103a〜103dを経て塗装ガン6から噴出され
る。
【0063】ここで、この関節機構1bにおいても、符
号1,1aで示す関節機構と同様、個々の隙間98a〜
98hはいずれも関節機構1bの回転軸を軸とした円環
状をなしている。従って、上記の各連通孔は常時隙間9
8a〜98hに向け開口し、その結果、この関節機構1
bでも、チューブ7a〜7dから塗装ガン6に至る塗料
及びエアの経路を、常時確保することが可能となってい
る。
【0064】また、個々の隙間98a〜98hの両端が
いずれもシール材97a〜97jによりシールされてい
るため、塗料及びエアが個々の隙間98a〜98hから
漏出することはなく、また、関節機構1bの回転部にて
チューブが露出する箇所もない。更にまた、上記連通孔
及び隙間98a〜98fをいずれも同軸をなす円周状に
配設したため、外径の小型化が可能で、しかも、上記ケ
ース部材がトルク伝達部材と別部材なので、上記ケース
部材が負荷を受けることもない。すなわち、この関節機
構1bにおいても、上記関節機構1,1aと同等の効果
が得られる。
【0065】更に、この関節機構1bでは、スイベル軸
部材71a〜71d,95a〜95dが、いずれもネジ
70a,85a等によりアームケース70,85に対し
それぞれ着脱自在とされている。従って、スイベル軸部
材71a〜71d,95a〜95dが容易に分解でき、
その結果、上記関節機構1,1aと同等の効果に加え、
シール材97a〜97jの交換や、塗料が目詰まりした
際等におけるスイベル軸部材71a〜71d,95a〜
95dの洗浄が容易であるという効果が得られる。
【0066】また、スイベル軸部材71a〜71d,9
5a〜95dがアームケース70またはリストケース8
5と別体となっているため、スイベル軸部材71a〜7
1d,95a〜95dからのチューブ7a〜7d,10
2a〜102dの引出し方向を、スイベル軸部材71a
〜71d,95a〜95dの径方向に沿って任意に設定
できる他、使用する塗料等の種類に応じて、シール材9
7a〜97jの種類を任意に選択できるという効果もあ
る。
【0067】なお、この関節機構1bでは、リストケー
ス78,79,85が相対回転しないため、チューブ1
02a〜102dにその軸回りの捻れが発生することは
ない。従って、チューブ102a〜102dの緩さは、
リストケース78,79,85の曲げ動作に対応できれ
ばよい。
【0068】ところで、上記の関節機構1,1a,1b
の場合、流体は、例えば図10に示すように、外側のケ
ース部材aに形成された流路(以下、単に出口oとす
る。)から、隙間sを挟んで内側のケース部材bに形成
された流路(以下、単に入口iとする。)に向け流下す
る。従って、流路の洗浄等に際し、出口oと入口i間の
距離が短い場合には、洗浄液が例えば図10中矢印αで
示すように狭い範囲にしか流れず、その結果、隙間sを
全周にわたり十分洗浄できない可能性がある。
【0069】このような場合には、例えば図11に示す
ように、個々の隙間s内に、一方のケース部材a,bか
ら対向するケース部材b,aに向け突出する阻止部材1
10を設置するとよい。この阻止部材110は、ケース
部材a,bの長手方向に沿って延設された楔状の部材
で、その先端は対向するケース部材b,aに当接され、
その結果、隙間sの径方向に沿った流体の移動が阻止さ
れている。また、阻止部材110は、図11及び図12
に示すように、連通孔hに隣接して設置することが望ま
しい。
【0070】阻止部材110の設置により、出口oから
隙間s内に流入した流体は、矢印α1に示すように、一
定の方向に沿って隙間s内を流下して入口iに到達す
る。特に、塗料替えや洗浄時には、阻止部材60が図1
1に示す位置、すなわち入口iと出口oとが阻止部材1
10を挟んで最も接近するよう予めケース部材a,bを
回転させてから洗浄液等を流せばよい。すると、洗浄液
等が確実に隙間sの全周にわたって流下し、その結果、
色替直後の塗装品質が向上する他、色替時間が短縮され
るという効果が得られる。
【0071】ここで、塗料は短い経路で流した方が抵抗
が少なく効率が良いが、洗浄液等は隙間sの全周にわた
って流す必要がある。そこで、ケース部材a,bの相対
回転の動作範囲と阻止部材110との位置関係につい
て、阻止部材110をケース部材bに設置した場合を例
として、以下に説明する。
【0072】第1の方法は、動作範囲の端と洗浄位置
(図11の位置)とを一致させるとともに、阻止部材1
10をケース部材bの相対回転方向前方側に隣接させ、
かつケース部材bを矢印p側にのみ回転させる方法であ
る。この方法では、作業時における流体の流れα2は図
13に示すようになり、動作範囲を180°以下とすれ
ば、流体の通路が円周の1/2を越えることはほとんど
ない。また、上記のように阻止部材110の位置が動作
範囲の端と一致しているため、洗浄時には、阻止部材1
10を正確に図11の位置まで戻すことができる。
【0073】第2の方法は、図11の位置を動作範囲の
中心とする方法である。この方法は、第1の方法に比較
して、阻止部材110を厳密に図11の位置に合わせる
ことが困難であるものの、p,q両方向に動作できるた
め、洗浄時に図11の位置まで戻す際のケース部材bの
回転量は少なくなる(最大でも動作範囲の1/2で済
む)。
【0074】また、阻止部材110が楔状をなしている
ため、上記の各方法において、図14に示すように、塗
料供給時に阻止部材110が対向する出口o(または入
口i)と重なった場合でも、阻止部材110が出口o
(または入口i)を閉鎖することはない。すなわち、塗
料は図中矢印α3及びβで示すように、阻止部材110
の側方から確実に隙間s内に供給される。この場合、阻
止部材110は必ずしも楔状をなしている必要はなく、
阻止部材110の先端の厚さが出口o(または入口i)
から隙間sに開口する連通孔Rの径より小さければ、上
記効果を発揮する。
【0075】なお、上記の関節機構1,1a,1bのう
ち、関節機構1,1aでは、塗装ガン6への塗料の搬送
経路として、チューブ7,8からチューブ9,10に至
る独立した2系統を設け、関節機構1bでは、チューブ
7a〜7dからチューブ103a〜103dに至る独立
した4系統を設けたが、この搬送系は1系統のみであっ
てもよい。
【0076】また、流路としては、チューブや、ケース
部材内にその長手方向に沿って設けられた管路の他、ケ
ース部材を二重管とし、その結果ケース部材内に形成さ
れた空間を利用することも可能である。
【0077】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の関節機構に
よれば、チューブから塗装ガンに至る経路を常時確保す
ることが可能となっている。また、回転部に形成された
隙間が、シール材により高い気密性を有するため、塗料
やグリス等の漏出が防止され、かつシンナー等による洗
浄も可能である。
【0078】更に、関節機構の回転部にチューブが露出
する箇所がないので、デットスペースがなくなり、かつ
ワークとの干渉も防止される。また、関節機構の回転中
心部にチューブを通さないので、チューブと軸とが干渉
せず、チューブが破損することもない。
【0079】更にまた、連通孔及び隙間をいずれも同軸
をなす円周状に配設したため、外径の小型化が可能であ
る。しかも、ケース部材がトルク伝達部材と別部材なの
で、ケース部材が負荷を受けることもない。その結果、
負荷に伴うこれらケース部材の変形が防止される他、ケ
ース部材を軽量化したり、底摩擦材料を採用してシール
材の耐久性を図ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る関節機構が手首機構として適用さ
れた塗装用ロボットの例を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る関節機構の構造の例を示す縦断面
図である。
【図3】本発明に係る関節機構のIII−III線に沿
った横断面図である。
【図4】本発明に係る関節機構の構造の例を示す縦断面
図である。
【図5】図4及び図6に示す関節機構の回転軸を表わし
たモデルである。
【図6】本発明に係る関節機構が手首機構として適用さ
れた塗装用ロボットの例を示す斜視図である。
【図7】本発明に係る関節機構の構造の例を示す縦断面
図である。
【図8】本発明に係る関節機構のVIII−VIII線
に沿った一部横断面図である。
【図9】本発明に係る関節機構のIX−IX線に沿った
一部横断面図である。
【図10】本発明に係る関節機構における流体の流下状
況の例を示す横断面図である。
【図11】本発明に係る関節機構における阻止部材の設
置及び運用状況の例を示す横断面図である。
【図12】本発明に係る関節機構における阻止部材の設
置状況の例を示す矢印XIIに沿った斜視図である。
【図13】本発明に係る関節機構における阻止部材の運
用状況の例を示す横断面図である。
【図14】本発明に係る関節機構における阻止部材の運
用状況の例を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1,1a,1b 関節機構 4,60 フランジ(ケース部材) 4c,4d,11f,11g,16c,16d,16
e,16f,13c,23d,23e,23f,40
d,40e,45d,45e,45f,45g,46
d,46e,46f,46g,52g,52h,60
c,60d,99a,99b,99c,99d,99
e,99f,99g,99h,100a,100b,1
00c,100d,101a,101b,101c,1
01d,h,R 連通孔 7,7a,7b,7c,7d,8,9,10,102
a,102b,102c,102d,103a,103
b,103c,103d チューブ(流路) 11,40,70 アームケース(ケース部材) 11b,11c,16a,16b,23a,23b,4
0b,40c,45b,45c,46b,16c,52
a,52b,60a,60b 流路 16,23,45,46,52,78,79,85 リ
ストケース(ケース部材) 29a,29b,29c,29d,29e,29f,6
4a,64b,64c,64d,64e,64f,64
g,64h,64h,98a,98b,98c,98
d,98e,98f,98g,98h,s 隙間 71a,71b,71c,71d,95a,95b,9
5c,95d スイベル軸部材 76,96 スイベル軸 110 阻止部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−198588(JP,A) 特開 平5−138580(JP,A) 特開 平5−293788(JP,A) 特開 昭58−13292(JP,A) 実開 平1−118882(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 19/00 B25J 17/00 B05B 12/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状をなす2本のケース部材を、その端部
    にて、互いに同軸をなし、かつその軸線を中心として相
    対回転自在に連結するロボットの関節機構において、上
    記端部同士を、両端が閉鎖された所定幅の隙間を介して
    同軸をなすよう重ね合わせるとともに、上記ケース部材
    の壁部内にそれぞれ連通孔を設け、これら連通孔の一端
    をそれぞれ上記隙間に開口し、かつこれら連通孔の他端
    に、流体搬送用の流路をそれぞれ連結するとともに、上
    記重ね合わせられた端部のうちいずれか一方に、上記隙
    間内に突出し、上記隙間の周方向に沿った上記流体の移
    動を阻止する阻止部材を設けたことを特徴とするロボッ
    トの関節機構。
  2. 【請求項2】上記隙間を上記端部の軸線に沿って複数に
    分割し、かつ各々の隙間に、上記流路を、上記連通孔を
    介して互いに独立して連結したことを特徴とする請求項
    1に記載のロボットの関節機構。
  3. 【請求項3】上記端部は、上記ケース部材と別部材で構
    成されるとともに、上記ケース部材から着脱自在とされ
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    のロボットの関節機構。
  4. 【請求項4】上記阻止部材の先端の厚さが、上記隙間に
    開口する上記連通孔の一端の径より小さいことを特徴と
    する請求項1に記載のロボットの関節機構。
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