JP3480447B2 - 有害物質を含む飛灰の無害化方法および装置 - Google Patents

有害物質を含む飛灰の無害化方法および装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、有害物質を含む
飛灰の無害化方法および装置、特に、飛灰の均一加熱に
よって、飛灰中のダイオキシン等の有害物質の揮散によ
る無害化が容易且つ確実に行なえる、有害物質を含む
の無害化方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ごみ焼却設備から排出さ
れる廃棄物には、人体に有害なダイオキシン等の有機ハ
ロゲン化合物が含まれていることから、この有害物質を
除去し、廃棄物を無害化する処理がなされている。
【0003】ここで、有害物質を含む廃棄物とは、ごみ
焼却設備から排出される焼却残渣、ごみ溶融設備から排
出される残渣、汚染土壌、および吸着処理残渣のような
無機物を主体とし、人体に有害なダイオキシン等の有機
ハロゲン化合物が含まれているものである。
【0004】なお、ここでは、ごみ焼却設備の燃焼室内
から炉外に直接、排出される焼却灰と、ごみの燃焼排ガ
ス中に含まれる飛灰とを総称して焼却残渣という。
【0005】特に、燃焼排ガス中の飛灰には、上記有害
物質が多く含まれていることから有害物質の無害化方法
が種々、提案されている。その1つに特開平9−225
431号公報には、下記の方法(以下、この方法を従来
技術1という。)が開示されている。
【0006】排ガスから捕集された飛灰を酸素不足状態
で攪拌して加熱し、所定時間保持して飛灰のダイオキシ
ン類を熱分解するに際し、飛灰にアルカリ金属またはア
ルカリ土類金属の水酸化物、あるいは、アルカリ金属ま
たはアルカリ土類金属の塩化物を添加してダイオキシン
類の熱分解反応温度を下げ、ごみ焼却炉から熱回収され
た加熱媒体により飛灰を加熱して、ダイオキシン類を無
害化する。
【0007】上記従来技術1によれば、飛灰にアルカリ
金属またはアルカリ土類金属の水酸化物、あるいは、ア
ルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩化物を添加する
ことによって、ダイオキシン類の熱分解反応温度を下げ
ることができることから、効果的にダイオキシン類を熱
分解することができ、しかも、運転コストを軽減するこ
とができるといった効果がもたらされる。
【0008】焼却残渣の別の無害化方法として、特開平
10−80675号公報には、下記の方法(以下、この
方法を従来技術2という)が開示されている。
【0009】ごみ焼却炉から排出される焼却灰を除塵機
により回収するごみ焼却炉の焼却灰処理方法において、
回収された焼却灰を造粒装置によって造粒し、次いで、
この造粒物を流動層式焼却炉に供給し、300℃以上の
温度に加熱して、前記造粒物に含まれる芳香族系塩化物
を無害化する。
【0010】上記従来技術1によれば、焼却灰を300
℃以上の温度に加熱することによって、焼却灰中の有機
塩素化合物を低減することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術1は、以下のような問題を有していた。
【0012】飛灰を加熱して飛灰中のダイオキシン類を
熱分解するために、図2に示すように、加熱手段2およ
び攪拌羽根3を有する貯留槽1(容器)内に飛灰4を入
れ、攪拌羽根3を回転させることにより飛灰4を攪拌し
ながら加熱手段2により飛灰4を加熱するものなので、
攪拌羽根3の回転速度等の攪拌条件によっては、飛灰4
の攪拌が十分に行われない恐れがあった。このように飛
灰の攪拌が十分に行われないと、飛灰中のダイオキシン
類の熱分解が十分に行われず、飛灰の無害化に支障を来
す。
【0013】一方、上述した従来技術2は、以下のよう
な問題を有していた。
【0014】焼却灰を造粒装置によって造粒する必要が
あるので、この造粒に時間と手間がかかると共に、造粒
物の内部まで十分に加熱されないと、焼却中に含まれる
ダイオキシン類の無害化が十分に図れない。
【0015】従って、この発明の目的は、有害物質を含
飛灰の均一加熱によって、飛灰中のダイオキシン等の
有害物質の揮散による無害化が容易且つ確実に行なえ
る、有害物質を含む飛灰の無害化方法を提供することに
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ダイオキシン等の有機ハロゲン化合物を含む飛灰を容器
内に投入し、前記容器の底部から分散板を介して吹き込
まれる加熱空気および前記容器内に設けた攪拌翼による
攪拌によって、前記容器内において前記飛灰の流動層を
形成し、同時に、前記流動層を前記容器の外周に設けた
ヒーターによって350から450℃に加熱して、前記
飛灰中の有機ハロゲン化合物を揮散し、前記容器からの
排ガスを前記流動層上部または前記容器外部に設けた除
塵装置により除塵処理し、そして、前記除塵装置により
除塵した後の排ガスを、貴金属を金属状態で活性成分と
して用いた流動層型または移動層型の有機物酸化分解触
媒に導入して、前記排ガス中に含まれる前記有機ハロゲ
ン化合物を酸化分解させ無害化することに特徴を有する
ものである。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、除塵装置により流動層の温度より高い温度
で除塵した後の排ガスを、有機物酸化分解触媒に導入す
るこ とに特徴を有するものである。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、飛灰の前記容器内への投入口と、
除塵装置の吸引口との間に仕切りを設けて、飛灰が除塵
装置に直接、吸引されないようにすることに特徴を有す
るものである。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
何れか1つに記載の発明において、容器からの排ガスを
高温装置の燃焼部に供給することに特徴を有するもので
ある。
【0020】 請求項5記載の発明は、ダイオキシン等
の有機ハロゲン化合物を含む飛灰が投入される容器と、
前記容器内に設けられた攪拌翼と、前記容器の底部に設
けられた分散板と、前記容器の外周に設けられたヒータ
ーと、前記流動層上部または前記容器外部に設けた除塵
装置と、前記除塵装置により除塵した後の排ガスを処理
する流動層型触媒塔または移動層型触媒塔とを備え、
記容器の底部から前記分散板を介して前記容器内に吹き
込まれる加熱空気および前記容器内の前記飛灰の攪拌に
よって、前記容器内に前記飛灰の流動層が形成され、前
記流動層は、前記加熱空気および前記ヒーターによって
加熱され、かくして、前記飛灰中の有機ハロゲン化合物
が揮散されることに特徴を有するものである。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、飛灰の前記容器内への投入口と、除塵装置
の吸引口との間に、飛灰が除塵装置に直接、吸引されな
いようにする仕切りを設けたことに特徴を有するもので
ある。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、この発明の、有害物質を含
飛灰の無害化方法の一実施態様を、図面を参照しなが
ら説明する。
【0023】図1は、この発明の、有害物質を含む飛灰
の無害化方法の一実施態様を示す概略断面図である。
【0024】図1において、5は、円筒形状の容器であ
り、ごみ焼却設備のバグフィルター(図示せず)等の除
塵機によって捕集された、燃焼排ガス中に含まれる、有
害物質を含む廃棄物としての飛灰4が投入口6から容器
5内に定量づつ投入される。7は、容器5内に設けられ
た攪拌翼、8は、容器5の外周に設けられた電熱ヒータ
ーである。ヒーター8は、後述する熱風による飛灰4の
加熱を補助して、飛灰4を所定温度に均一加熱するもの
である。
【0025】容器5の底部は、多孔の分散板9によって
仕切られ、風箱10が形成されている。風箱10内に
は、加熱空気入口から350から450℃程度の温度の
熱風11が吹き込まれる。このようにして、熱風11が
分散板9を介して容器5内に吹き込まれると、容器5内
には、飛灰4の流動層12が形成される。流動層12
は、5から30rpm程度の速度で回転する攪拌翼7に
よって攪拌されながら、熱風11およびヒーター8によ
り加熱される。
【0026】なお、飛灰4のように、粒径が小さい廃棄
物の場合には、流動層12の形成は、熱風11の吹込み
以外に攪拌翼7による攪拌によってより良好に形成され
る。
【0027】13は、流動層12の上部に設けた除塵装
置であり、容器5からの排ガスを除塵処理する。除塵装
置13は、容器5の外部に設けても良い。
【0028】除塵装置13を容器5内部、例えば、内側
上部に設けた場合、除塵装置13により分離された飛灰
は、そのまま容器5の流動層部に落下するため、除塵装
置13から容器5への飛灰の戻し配管等を新しく設置す
る必要がなく、シンプルな装置構成となる。
【0029】一方で、この発明においては、有害物質を
含む飛灰から有機ハロゲン化合物を揮発させることを目
的としており、容器5内の流動層12で揮発した有機ハ
ロゲン化合物が、除塵装置13において飛灰へ再吸着す
るのを防止するために、除塵装置13の温度を流動層1
2の温度より高く保持する必要がある。
【0030】このような除塵装置13での温度管理を行
うには、容器5の外部から新しく投入されてくる飛灰投
入口6と除塵装置13を隔離する必要がある。これは低
い温度で投入される飛灰により、除塵部の温度が低下し
てしまうからである。これを達成するには、除塵装置1
3を飛灰投入口6から離れた、例えば容器5の外部に設
置することで達成される。
【0031】投入口6と除塵装置13の吸引口との間に
仕切りを設ければ、容器5の内側上部に除塵装置13が
設置された場合においても、除塵装置13周辺のガス温
度の低下を効果的に防ぐことが可能となる。即ち、常温
の飛灰が容器5内に投入されると、周囲のガス温度が低
下し、この温度低下したガスが除塵装置13に吸引され
ることとなる。仕切りを設けることによって、ガスの温
度低下を防止できるばかりでなく、容器5内に投入され
た飛灰が直接、除塵装置13に吸引されることも効果的
に防止できる。その結果、飛灰からの有機ハロゲン化合
物の除去効率を著しく向上させることができる。また、
ガスの温度低下の防止効果により、熱処理時の加熱に要
するエネルギーや、揮発促進に用いる吹込みガスの低減
も見込める。図1では、投入口6の長さを流動層12内
に到達する長さにすることによって、前記仕切りの作用
をさせている。
【0032】14は、流動層型触媒塔であり、除塵装置
13からの除塵処理済み排ガス中に含まれる揮発離脱し
た有機ハロゲン化合物を除去する。この発明において、
揮発した有機ハロゲン化合物の無害化処理には、流動層
型あるいは移動層型触媒が適用できる。
【0033】有機ハロゲン化合物を触媒を用いて無害化
する場合、有機ハロゲン化合物を飛灰から分離しない場
合に比べて、有機ハロゲン化合物と触媒との接触効率を
高めることができる。特に、流動層型あるいは移動層型
触媒で処理する場合、固定床触媒で処理する場合に比
べ、触媒との接触効率をより高くすることができる。即
ち、排ガス中に含まれる有機ハロゲン化合物との接触効
率を高く保つことが可能な細かな粒の触媒を用いた場合
にも、流動層型あるいは移動層型とすることで、排ガス
中に同伴されて触媒層へ侵入するダストによる目詰まり
による圧力損失の増加等を、固定床触媒に比べ効果的に
回避できる。結果として、より高い有機ハロゲン化合物
の分解効率を得ることができる。また、接触効率が高い
ことで、必要な触媒量等を削減でき、低いコストで飛灰
を無害化処理することが可能となる。
【0034】また、加熱処理後に排出されたガスを、貴
金属を含む有機物酸化分解触媒で処理すると、酸化物系
の触媒活性種を持つ触媒を用いる場合に比べ、貴金属を
触媒活性種とする触媒は、より高い有機物の酸化分解能
力を持つため、有機ハロゲン化合物を完全に酸化分解し
完全に無害化することが可能となる。また、ダイオキシ
ン等の有害物質の合成の原因となるダイオキシン関連物
質やその他の有機化合物までも効果的に完全に酸化分解
できる能力を持つため、処理後の排ガス中におけるダイ
オキシン等有害物質の合成も効果的に防ぐことが可能と
なる。
【0035】これに対し、有機物の酸化活性において貴
金属を含む触媒よりもその能力が劣る酸化物系触媒を用
いた場合には、有機ハロゲン化合物やその他の有機化合
物を完全に酸化分解できず、その結果、処理後の排ガス
中における有害物質の合成が起きてしまう場合がある。
【0036】飛灰4は、熱風11および攪拌の内の少な
くとも熱風の吹込みによる流動層の形成と攪拌翼7によ
る強制攪拌、および、熱風11およびヒーター8による
加熱によって、容器5内において350から450℃程
度の温度に均一に加熱される。この結果、飛灰4中に含
まれるダイオキシン等の有害物質の揮散による無害化が
確実に行なえる。有害物質が無害化された飛灰4は、排
出口15から容器5外に順次、排出される。
【0037】なお、流動層の形成は、熱風の吹込みによ
る以外に、容器5を振動させたり飛灰4を超音波によっ
て振動させることによって行なうことができる。また、
容器5内の飛灰4の攪拌は、攪拌翼7による以外に、気
体の吹込み等により行なうことができる。更に、容器5
内の飛灰4の加熱は、電熱ヒーター8以外に、ごみ焼却
設備からの燃焼排ガスの保有熱により行なっても良い。
飛灰4の加熱をより効率良く行なうために、攪拌翼7、
攪拌翼7の回転軸にヒーターを設けて加熱することもで
きる。
【0038】攪拌翼7は、攪拌アームに熊手状の翼を取
り付けたもので良いが、流動性の悪い飛灰の場合には、
回転翼の間に固定バーを別に取り付ければ、回転翼との
供回りによる攪拌効率の低下を防止することができる。
【0039】容器からの排ガスを直接、加熱炉あるいは
廃棄物焼却炉の燃焼部に供給して、上記有害物質を熱分
解処理することも可能であり、これによって、除塵装置
13および触媒塔14等が不要となる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、容器内において飛灰の流動層を形成し、同時に、前
記流動層を攪拌手段により攪拌すると共に加熱手段によ
り加熱することによって、前記飛灰を均一に加熱するこ
とができ、これによって、前記中のダイオキシン等の有
害物質の揮散による無害化を容易且つ確実に行なえると
いった工業上有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の、ごみ焼却設備における飛灰の無害
化方法の一実施態様を示す概略図である。
【図2】従来の飛灰無害化方法における飛灰の加熱装置
を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1:貯留槽 2:加熱手段 3:攪拌羽根 4:飛灰 5:容器 6:飛灰投入口 7:攪拌翼 8:ヒーター 9:分散板 10:風箱 11:熱風 12:流動層 13:除塵装置 14:触媒塔 15:処理後の飛灰排出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋山 肇 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 鮎川 将 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−34109(JP,A) 特開 平1−123624(JP,A) 特開 平1−176003(JP,A) 特開 昭57−117333(JP,A) 特開 平11−188330(JP,A) 特開 平7−328583(JP,A) 特開 平8−89785(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B09B 3/00 A62D 3/00 B01J 8/24 - 8/44 F23J 1/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイオキシン等の有機ハロゲン化合物を
    含む飛灰を容器内に投入し、前記容器の底部から分散板
    を介して吹き込まれる加熱空気および前記容器内に設け
    攪拌翼による攪拌によって、前記容器内において前記
    飛灰の流動層を形成し、同時に、前記流動層を前記容器
    の外周に設けたヒーターによって350から450℃
    加熱して、前記飛灰中の有機ハロゲン化合物を揮散し、
    前記容器からの排ガスを前記流動層上部または前記容器
    外部に設けた除塵装置により除塵処理し、そして、前記
    除塵装置により除塵した後の排ガスを、貴金属を金属状
    態で活性成分として用いた流動層型または移動層型の有
    機物酸化分解触媒に導入して、前記排ガス中に含まれる
    前記有機ハロゲン化合物を酸化分解させ無害化すること
    を特徴とする、有害物質を含む飛灰の無害化方法。
  2. 【請求項2】 前記除塵装置により前記流動層の温度よ
    り高い温度で除塵した後の排ガスを、前記有機物酸化分
    解触媒に導入することを特徴とする、請求項1記載の、
    有害物質を含む飛灰の無害化方法。
  3. 【請求項3】 前記飛灰の前記容器内への投入口と、前
    記除塵装置の吸引口との間に仕切りを設けて、前記飛灰
    が前記除塵装置に直接、吸引されないようにすることを
    特徴とする、請求項1または2記載の、有害物質を含む
    飛灰の無害化方法。
  4. 【請求項4】 前記容器からの排ガスを高温装置の燃焼
    部に供給することを特徴とする、請求項1から3の何れ
    か1つに記載の、有害物質を含む飛灰の無害化方法。
  5. 【請求項5】 ダイオキシン等の有機ハロゲン化合物を
    含む飛灰が投入される容器と、前記容器内に設けられた
    攪拌翼と、前記容器の底部に設けられた分散板と、前記
    容器の外周に設けられたヒーターと、前記流動層上部ま
    たは前記容器外部に設けた除塵装置と、前記除塵装置に
    より除塵した後の排ガスを処理する流動層型触媒塔また
    は移動層型触媒塔とを備え、前記容器の底部から前記分
    散板を介して前記容器内に吹き込まれる加熱空気および
    前記容器内の前記飛灰の攪拌によって、前記容器内に前
    記飛灰の流動層が形成され、前記流動層は、前記加熱空
    気および前記ヒーターによって加熱され、かくして、前
    記飛灰中の有機ハロゲン化合物が揮散されることを特徴
    とする、有害物質を含む飛灰の無害化装置。
  6. 【請求項6】 前記飛灰の前記容器内への投入口と、前
    記除塵装置の吸引口との間に、前記飛灰が前記除塵装置
    に直接、吸引されないようにする仕切りを設けたことを
    特徴とする、請求項5記載の、有害物質を含む飛灰の無
    害化装置。
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